JPH11267597A - プレート洗浄装置 - Google Patents

プレート洗浄装置

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JPH11267597A
JPH11267597A JP10079056A JP7905698A JPH11267597A JP H11267597 A JPH11267597 A JP H11267597A JP 10079056 A JP10079056 A JP 10079056A JP 7905698 A JP7905698 A JP 7905698A JP H11267597 A JPH11267597 A JP H11267597A
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JP
Japan
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zone
plate
molding
foreign matter
resin
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Application number
JP10079056A
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English (en)
Inventor
Junichi Hoashi
順一 帆足
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形プレートに付着した異物を水を使用せず
取り除くことができる成形プレート洗浄装置を提供する
ことを目的とするものである。 【解決手段】 本発明のプレート洗浄装置は、成形プレ
ートの表面を静電除去装置によりイオン化された高圧空
気を噴きつける第1ゾーンと、紫外線により成形プレー
ト表面の付着物を分解除去する第2ゾーンと、成形プレ
ートを加熱して研削ブラシにより異物を除去する第3ゾ
ーンとを有して成ることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形プレート洗浄
装置に関するもので、特に、電子機器・電気機器、コン
ピューター、通信機器などに用いられる積層板、プリン
ト配線板の成形に使用される成形プレートのプレート洗
浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層板やプリント配線板に使用される成
形プレートは、金属の板体で形成され、銅箔、プリプレ
グ、内層板などの被加圧体を挟持し、熱盤間に配設して
加熱加圧して使用されている。しかしながら、上記被加
圧体を加熱加圧すると、プリプレグから溶出する樹脂が
成形プレートに付着し、次回の積層成形時に積層板やプ
リント配線板の表面に転写されたりして、積層板やプリ
ント配線板に凹状の打痕不良や、汚れ不良を発生させて
いた。そのため異物付着の少ない成形プレートを供給す
ることが要求されていた。
【0003】このような成形プレートに付着した異物を
とる方法としては従来ナイロンブラシで水洗クリーニン
グし、その後ターボブロアによって成形プレート表面の
水の吹き飛ばしを行ったり、ウレタンスポンジロールに
よって吸湿を行っていた。ところが、従来の方法では異
物の取り除きが不充分で、成形プレートの表面の水切り
も不充分であるという問題点があった。また、ナイロン
タワシによって研削水洗を行い、ターボブロアによる成
形プレート表面の水を吹き飛ばしを行う方法もあるが、
ナイロンタワシはフレキシブル性が乏しいので、研削ム
ラが発生しないよう、ナイロンタワシからなるブラシを
回転させると同時に成形プレートの搬送方向に対して直
行するようにブラシを動かす(オシレーション)をする
必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされたものであり、成形プレートに付着した異
物を水を使用せず取り除くことができる成形プレート洗
浄装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のプレート洗浄装置は、成形プレート1の表面を静電除
去装置3によりイオン化された高圧空気を噴きつける第
1ゾーンAと、紫外線により成形プレート1表面の付着
物を分解除去する第2ゾーンBと、成形プレート1を加
熱して研削ブラシ11により異物を除去する第3ゾーンC
とを有して成ることである。
【0006】本発明の請求項2に記載のプレート洗浄装
置は、イオン化された高圧空気を噴きつける第4ゾーン
Dを有して成ることである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプレート洗浄装置
について詳細に説明する。
【0008】図1は本発明のプレート洗浄装置の一実施
例を示す説明図である。本発明のプレート洗浄装置は、
第1ゾーンA、第2ゾーンB、第3ゾーンC、さらに、
第4ゾーンDより構成され、それぞれのゾーンで成形プ
レート1の表面に付着した異物を取り除くようになって
いる。
【0009】本発明に使用される成形プレート1は、
鉄、ステンレス、鋼、アルミニウム、銅、真鍮などの金
属板で、さらに、前記金属板にアルマイト処理、フッ素
加工されたものでも良い。該金属板の厚みは、0.5m
m〜5mmであることが取り扱い性、耐久性の点で好ま
しく使用されているが特に限定するものではない。ま
た、その大きさは成形品の大きさにより任意に変わるも
ので、1m×1m、1m×2m、700cm×500c
mなどがある。
【0010】本発明のプレート洗浄装置において、上記
積層成形で使用された成形プレート1は第1ゾーンAに
搬送される。第1ゾーンAでは、表面に付着した塵、ご
みを除去するため、高圧空気を吹き付ける噴きつけノズ
ル2が搬送路10の上下に配置されている。これらの噴き
つけノズル2から噴出される空気は、静電除去装置3に
よりイオン化された空気で、このイオン化された高圧空
気を噴き付けることにより、成形プレート1の表面に付
着している塵、ごみの静電気が電気的に中和され、成形
プレート1から分離し易くなり、高圧で噴きつけること
により容易に吹き飛ばすことができるものである。
【0011】吹き飛ばされた塵、ごみは空気排出用吸引
ダクト4に設けられた排気ファン5により機外に排出さ
れる。
【0012】次に第2ゾーンBに成形プレート1が搬送
される。この第2ゾーンBでは、紫外線照射装置6が搬
送路10の上下に配設されている。紫外線照射装置6は成
形プレート1の表面に付着した有機質付着物を一酸化炭
素、二酸化炭素、水蒸気に分解除去するもので、プレス
装置に使用される熱媒のオイル、機械のマシンオイルな
どの除去を行うことができる。紫外線の照射条件は成形
プレート1の汚れの程度により任意に調整することがで
きる。
【0013】次に第3ゾーンCに成形プレート1が搬送
される。この第3ゾーンCでは、成形プレート1を加熱
するヒータ7が配設され、このヒータ7により成形プレ
ート1を加熱し、成形プレート1の表面に付着している
樹脂を軟化させる。この表面に付着している樹脂は、加
熱加圧成形した際にプリプレグより溶出した樹脂で、プ
リプレグに含浸された樹脂によりフェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、
クレゾール樹脂、メラミン樹脂、ポリブタジエン樹脂、
ポリアミド樹脂などの単独、変性物、混合物からなる樹
脂が付着している。したがって、加熱温度は付着してい
る樹脂により任意に設定され、70℃〜100℃の範囲
が好ましく使用される。加熱された樹脂は軟化し、成形
プレート1との接着力が低下している。この成形プレー
ト1の表面に付着した樹脂を研削ブラシ11によりクリー
ニングする。これらのゾーンにより成形プレート1の表
面に付着した異物を除去することができる。この研削ブ
ラシ11は、硬度の高く、耐熱性のあるブラシが使用され
る。
【0014】さらに、本発明のプレート洗浄装置におい
ては第4ゾーンDを設け、さらなる異物の除去を講じて
いる。上記第3ゾーンCで研削ブラシ11によって除去さ
れた異物を確実に除去するために、この第4ゾーンDに
は、第3ゾーンCで表面に付着した樹脂かすを除去する
ため、高圧空気を吹き付ける噴きつけノズル2が搬送路
10の上下に配置されている。これらの噴きつけノズル2
から噴出される空気は、静電除去装置3によりイオン化
された空気で、このイオン化された高圧空気を噴き付け
ることにより、成形プレート1の表面に付着している樹
脂かすの静電気を電気的に中和し、高圧空気を噴きつけ
ることにより容易に吹き飛ばすことができるものであ
る。吹き飛ばされた樹脂かすは空気排出用吸引ダクト4
に設けられた排気ファン5により機外に排出される。
【0015】しかして、図1の説明図を使用して本発明
のプレート洗浄装置の一連の動作を説明する。
【0016】プレス成形が終了した成形プレート1は、
積層板と分解され、1枚ずつ搬送コンベアによりプレー
ト洗浄装置に搬送される。搬送されてきた成形プレート
1は、プレート洗浄装置の入口8から第1ゾーンAに送
り込まれる。該成形プレート1は第1ゾーンAで搬送路
10の上下に配置された噴きつけノズル2により風速80
〜100m/secの高圧空気が吹き付けられる。この高圧
空気は、静電除去装置3(春日電気製)によりイオン化
された空気で、成形プレート1の表面に対し、垂直乃至
入口8方向に風向が向くように60度の角度を有してい
る。
【0017】また、搬送路10の上下には、空気排出用吸
引ダクト4が設けられ、配設された排気ファン5により
空気が機外に排出される。
【0018】さらに、成形プレート1は第2ゾーンBに
搬送され、上下に配設された紫外線照射装置6(三菱レ
ーヨンエンジニアリング社製、UV−2805)により
波長184.9nmの紫外線が5分間照射される。この第2ゾ
ーンBで成形プレート1は、搬送速度により任意に照射
時間を調整できるが5〜10分間照射するのが好まし
い。
【0019】さらに、成形プレート1は第3ゾーンCに
搬送され、上下に配されたヒータ7により約80℃に加
熱される。この加熱温度は任意に設定され、70℃〜1
00℃の範囲が好ましい。さらに、この成形プレート1
を研削ブラシ11(東レ株式会社製、グリッド#320)
により約1分間クリーニングする。
【0020】そして、発明のプレートは第4ゾーンDに
搬送され、搬送路10の上下に配置された噴きつけノズル
2により風速80〜100m/secの高圧空気が吹き付け
られる。この高圧空気は、静電除去装置3(春日電気
製)によりイオン化された空気で、成形プレート1の表
面に対し、垂直乃至入口8方向に風向が向くように60
度の角度を有している。
【0021】このようにして洗浄された成形プレート1
は、プレート洗浄装置の出口9より排出され、次工程に
搬送される。
【0022】
【発明の効果】上述したように、本発明の請求項1にか
かるプレート洗浄装置によると、プレート洗浄装置は、
成形プレートの表面を静電除去装置によりイオン化され
た高圧空気を噴きつける第1ゾーンと、紫外線により成
形プレート表面の付着物を分解除去する第2ゾーンと、
成形プレートを加熱して研削ブラシにより異物を除去す
る第3ゾーンとを有しているので成形プレートに付着し
た異物を水を使用せず取り除くことができる。さらに、
請求項2にかかかるプレート洗浄装置によると、上記請
求項1の第1ゾーンから第3ゾーンに加え成形プレート
の表面を静電除去装置によりイオン化された高圧空気を
噴きつける第4ゾーンを有しているのでより確実に成形
プレートの表面に付着した異物を除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプレート洗浄装置の
説明図である。
【符号の説明】
1 成形プレート 2 噴きつけノズル 3 静電除去装置 4 空気排出用吸引ダクト 5 排気ファン 6 紫外線照射装置 7 ヒータ 11 研削ブラシ A 第1ゾーン B 第2ゾーン C 第3ゾーン D 第4ゾーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形プレートの表面を静電除去装置によ
    りイオン化された高圧空気を噴きつける第1ゾーンと、
    紫外線により成形プレート表面の付着物を分解除去する
    第2ゾーンと、成形プレートを加熱して研削ブラシによ
    り異物を除去する第3ゾーンとを有して成ることを特徴
    とするプレート洗浄装置。
  2. 【請求項2】 イオン化された高圧空気を噴きつける第
    4ゾーンを有して成ることを特徴とする上記請求項1記
    載のプレート洗浄装置。
JP10079056A 1998-03-26 1998-03-26 プレート洗浄装置 Pending JPH11267597A (ja)

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