JP2001187367A - 手袋の洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

手袋の洗浄装置及び洗浄方法

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JP2001187367A
JP2001187367A JP2000000097A JP2000000097A JP2001187367A JP 2001187367 A JP2001187367 A JP 2001187367A JP 2000000097 A JP2000000097 A JP 2000000097A JP 2000000097 A JP2000000097 A JP 2000000097A JP 2001187367 A JP2001187367 A JP 2001187367A
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Momoko Ae
百子 阿江
悦男 ▲ひばり▼野
Etsuo Hibarino
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無塵手袋の外側及び内側をクラス10の清浄
度までコストを低減しながら洗浄することができる手袋
の洗浄装置及び洗浄方法を提供する。 【解決手段】 コンベア3が通過しクラス100の第1
のクリーンルーム1と、この第1のクリーンルーム1に
隣接してコンベア3の下流側に設けられクラス10の第
2のクリーンルーム3が設けられている。クリーンルー
ム1には、手袋が含浸する水張り水槽13a及びこの水
張り水槽13内に気泡を発生する気泡発生手段13bを
備えた洗浄部13と、この洗浄部13に対してコンベア
3の下流側に設けられ手袋に温水を噴出するすすぎ部1
4とが設けられている。一方、クリーンルーム2には、
手袋に超純水を噴出する純水リンス部21と、この純水
リンス部21に対してコンベア3の下流側に設けられ手
袋に温風を吹き付けることにより手袋を乾燥する温風乾
燥部とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置、医薬及
び食品の製造現場等のクリーンルーム内で使用される手
袋の洗浄装置及び洗浄方法に関し、特に、無塵手袋のリ
サイクルに好適な手袋の洗浄装置及び洗浄方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造現場等のクリーンルー
ムでは、無塵手袋を使用している。このような手袋はク
リーン洗浄により滅菌されており、その材質は天然ゴム
系である。
【0003】従来、このような手袋は製造された後、ク
ラス100の環境下で専用の洗浄機によりバッチ方式で
洗浄され、ハンドリングにより乾燥機に挿入されて乾燥
されている。その後、クラス100の環境下で良品・不
良品の選別が行われ包装されている。なお、この手袋は
使い捨てのものであり、洗浄機による洗浄の際には、表
面が主に洗浄される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時、
環境汚染等の観点からこのような手袋のリサイクルが検
討されているため、上述のような使い捨てに適した洗浄
方法ではなくリサイクルに適した方法が要望されてい
る。上述の従来の洗浄方法では、作業員による工程が多
いため、そのままリサイクルに適用した場合には、手袋
1個当たりの価格と比して、そのリサイクルに必要とさ
れる人件費が極めて高くなるという問題点がある。
【0005】このため、オンライン化により人件費を抑
えることが必要となるが、リサイクルの場合、手袋の内
側も汚染されているので、手袋の外側だけでなく内側を
もクラス10の清浄度まで洗浄する必要がある。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、無塵手袋の外側及び内側をクラス10の清
浄度までコストを低減しながら洗浄することができる手
袋の洗浄装置及び洗浄方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る手袋の洗浄
装置は、コンベアと、このコンベアに手袋をその口を広
げて固定する複数個の手袋固定治具と、前記コンベアが
通過し清浄度がクラス100の第1のクリーンルーム
と、この第1のクリーンルームに隣接して前記コンベア
の下流側に設けられ清浄度がクラス10の第2のクリー
ンルームと、を有し、前記第1のクリーンルームは、前
記コンベアに固定された手袋が含浸する水張り水槽及び
この水張り水槽内に気泡を発生する気泡発生手段を備え
た洗浄部と、この洗浄部に対して前記コンベアの下流側
に設けられ前記手袋に30℃以上の水を噴出するすすぎ
部と、を有し、前記第2のクリーンルームは、前記手袋
に超純水を噴出する純水リンス部と、この純水リンス部
に対して前記コンベアの下流側に設けられ前記手袋に温
風を吹き付けることにより前記手袋を乾燥する温風乾燥
部と、を有することを特徴とする。
【0008】本発明においては、手袋固定治具により手
袋がその口を広げて固定される。そして、この状態で第
1及び第2のクリーンルーム内で所定の処理が行われ
る。従って、手袋の表裏面の処理がオンライン上で一括
して行われるので、手袋が使用済みであっても、容易に
その表裏面がクラス10の清浄度まで洗浄される。
【0009】本発明においては、前記気泡発生手段は、
100cc/分以上の速度で粒径が50mm以下の気泡
を発生することが望ましく、前記すすぎ部は、40℃以
上の水を10N/cm2以上の水圧で噴出することが望
ましい。また、前記超純水の抵抗値は、13MΩ以上で
あることが望ましく、前記温風乾燥部における前記手袋
の表面の温度は、80℃以上であることが望ましい。
【0010】更に、前記コンベアには前記手袋固定治具
が設けられた位置に孔が形成されており、前記手袋はそ
の口が前記孔に整合するようにして前記手袋固定治具に
固定されてもよい。
【0011】本発明に係る手袋の洗浄方法は、清浄度が
クラス100の第1のクリーンルーム内で気泡が発生し
ている水張り水槽内に手袋をその口を広げて含浸する工
程と、前記第1のクリーンルーム内で前記手袋にその口
を広げて30℃以上の水を噴出する工程と、清浄度がク
ラス10の第2のクリーンルーム内で前記手袋にその口
を広げて超純水を噴出する工程と、前記第2のクリーン
ルーム内で前記手袋にその口を広げて温風を吹き付ける
ことにより前記手袋を乾燥する工程と、を有することを
特徴とする。
【0012】なお、前記各工程において前記手袋をコン
ベアに固定して搬送することができる。また、前記コン
ベアには孔が形成されており、前記手袋を水張り水槽内
に含浸する工程の前に前記手袋をその口が前記孔に整合
するようにして前記コンベアに固定する工程を有しても
よい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る手袋
の洗浄装置について、添付の図面を参照して具体的に説
明する。図1は本発明の実施例に係る手袋の洗浄装置に
おける第1のクリーンルーム1の構成を示す模式図であ
り、図2は本発明の実施例に係る手袋の洗浄装置におけ
る第2のクリーンルーム2の構成を示す模式図である。
また、図3は図1及び2におけるベルトコンベア3をそ
の表面側から見た平面図であり、図4は図1及び2にお
ける手袋固定治具31への手袋の固定方法を示す斜視図
である。図5は第1のクリーンルーム1と第2のクリー
ンルーム2との関係を示す模式図である。
【0014】本実施例には、清浄度がクラス100のク
リーンルーム(第1のクリーンルーム)1及び清浄度が
クラス10のクリーンルーム(第2のクリーンルーム)
2が設けられており、これらのクリーンルームはビニー
ルカーテン4により仕切られている。そして、クリーン
ルーム1及び2内には、相互間で循環する環状のベルト
コンベア3が設けられている。
【0015】クラス100のクリーンルーム1には、図
1に示すように、ベルトコンベア3の移動方法の上流側
から順に手袋固定部11、仕分部12、ガス温水洗浄部
13及びすすぎ部14が設けられている。
【0016】手袋固定部11において、ベルトコンベア
3の表面に設けられた手袋固定治具31に使用済みでリ
サイクルされる手袋が固定される。
【0017】仕分部12において、手袋の表裏を確認
し、裏面が外側に出ている場合には表面が外側に出るよ
うに統一する。また、手袋の破損状況をみて、ピンホー
ル等の欠陥があるのものを廃却する。更に、手袋の汚れ
も観察し、汚れが激しいものは廃却する。その後、再度
治具31aに手袋を装着する。
【0018】ガス温水洗浄部13には、水中をベルトコ
ンベア3が通過するガス洗浄漕13aが配設されてい
る。ガス洗浄漕13aには、気泡発生装置13bがベル
トコンベア3の下方に配置されており、この気泡発生装
置13bにガスを供給するガス供給部13cが気泡発生
装置13bに連結されている。また、ガス洗浄漕13a
の外部には、ガス洗浄漕13aから溢れ出た水を受ける
排水漕13dが設けられている。排水漕13dには、排
水口13eが設けられている。
【0019】すすぎ部14の入口には、ビニールカーテ
ン14aが設けられており、その出口にビニールカーテ
ン4が設けられている。すすぎ部14のビニールカーテ
ン14a及び4により挟まれた空間内には、手袋固定治
具31に固定された手袋にその上方及び下方から、例え
ば温度が30℃以上の温水14eを噴出するジェットシ
ャワー器14bが設けられている。更に、手袋固定治具
31に固定された手袋に噴出され落下した温水を受ける
排水受部14cが設けられている。排水受部14cに
は、排水口14dが設けられている。
【0020】クラス10のクリーンルーム2には、図2
に示すように、ベルトコンベア3の移動方法の上流側か
ら順に純水リンス部21、温風乾燥部22、冷まし部2
3及び手袋取外部24が設けられている。
【0021】純水リンス部21の入口にビニールカーテ
ン4が設けられており、その出口には、ビニールカーテ
ン21aが設けられている。純水リンス部21のビニー
ルカーテン4及び21aにより挟まれた空間内には、手
袋固定治具31に固定された手袋にその上方及び下方か
ら、例えば抵抗値が13MΩ以上の超純水21eを噴出
するジェットシャワー器21bが設けられている。更
に、手袋固定治具31に固定された手袋に噴出され落下
した超純水を受ける排水受部21cが設けられている。
排水受部21cには、排水口21dが設けられている。
【0022】温風乾燥部22の入口には、ビニールカー
テン21aが設けられており、その出口には、ビニール
カーテン22aが設けられている。温風乾燥部22のビ
ニールカーテン21a及び22aにより挟まれた空間内
には、ベルトコンベア3を上下方向から挟むようにダク
ト22bが配置されている。ダクト22b内には、温風
ラジエータ22cが設けられており、温風ラジエータ2
2cとベルトコンベア3との間には、フィルタ22dが
配置されている。温風ラジエータ22cにより暖められ
た空気が手袋固定治具31に固定された手袋に、例えば
その表面で温度が80℃となるように吹き付けられる。
【0023】冷まし部23には、ベルトコンベア3を上
下方向から挟むようにフィルタ23aが配置されてい
る。この冷まし部23では、手袋に直接的な処理は行わ
れず、温風乾燥部22での乾燥により加熱された手袋の
自然冷却が行われる。
【0024】そして、手袋取外部24において、手袋固
定治具31に固定された手袋が取り外される。
【0025】また、手袋固定治具31は、図2に示すよ
うに、例えば4行でベルトコンベア3の表面に等間隔で
配置されている。手袋固定治具31は、例えば4本の棒
31aから構成されている。棒31aは、例えば金属製
又は樹脂製であり、その長さは、例えば120mmであ
る。4本の棒31aはベルトコンベア3の表面で、例え
ば対角線の長さが80mmとなる正方形をなすように配
置されているが、図4に示すように、相互間の間隔はベ
ルトコンベア3の表面から離れるに連れて大きくなり、
それらの先端部は、例えば対角線の長さが100mmと
なる正方形をなす。
【0026】更に、ベルトコンベア3の表面には、手袋
固定治具31の4本の棒31aの内側に、例えば直径が
80mmの円形孔32が形成されている。
【0027】なお、第2のクリーンルーム2には、第1
のクリーンルーム1の外部に連通する通気口5が設けら
れている。
【0028】次に、上述のように構成された本実施例の
洗浄装置の動作について説明する。
【0029】先ず、クリーンルーム1の手袋固定部11
において、図3に示すように、手袋10の口を広げ4本
の棒31aをその中に挿入するようにして、手袋10を
手袋固定治具31に固定する。手袋10は、例えば天然
ゴム30重量%、PVC等の塩化ビニル系樹脂50重量
%及びニトリルゴム20重量%から構成される。
【0030】ベルトコンベア3は手袋固定治具31に固
定された手袋10を仕分部12まで搬送する。そして、
手袋10の表裏を確認し、裏面が外側に出ている場合に
は表面が外側に出るように統一する。また、手袋10の
破損状況をみて、ピンホール等の欠陥があるのものを廃
却する。更に、手袋10の汚れも観察し、汚れが激しい
ものは廃却する。その後、再度治具31aに手袋10を
装着する。
【0031】次いで、ベルトコンベア3は手袋10をガ
ス温水洗浄部13まで搬送する。これにより、手袋10
はガス洗浄漕13aの水中に含浸される。このとき、気
泡発生装置13bは、例えば100cc/分以上の速度
で粒径が50mm以下の気泡13fを発生する。この気
泡fにより手袋10の表裏面が洗浄される。手袋10が
ガス洗浄部12を通過するために要する時間は、例えば
15分程度である。
【0032】なお、手袋10の内部に気泡13fにより
上方への力が作用するが、棒31aが相互に開くように
延びているので、手袋10は手袋固定治具31からは外
れない。
【0033】また、ガス洗浄漕13aから溢れ出た水は
排水漕13dに受けられた後、排水口13eから外部へ
と排出される。
【0034】次に、ベルトコンベア3は手袋10をすす
ぎ部14まで搬送する。すすぎ部14では、ジェットシ
ャワー器14bが、例えば10N/cm2以上の水圧で
好ましくは40℃以上の温水14eを手袋10にその上
下方向から噴出する。この温水14eにより手袋10の
表裏面のすすぎが行われる。手袋10がすすぎ部14を
通過するために要する時間は、例えば5分程度である。
このすすぎ部14から排出される手袋10の清浄度はク
ラス100を満たしている。
【0035】なお、手袋10の内部に温水14eにより
上方への力が作用するが、棒31aが相互に開くように
延びているので、手袋10は手袋固定治具31からは外
れない。また、ビニールカーテン14a及び4により、
温水14eの外部への飛散が防止される。
【0036】また、使用済みの温水14eは排水受部1
4cに受けられた後、排水口14dから外部へと排出さ
れる。
【0037】その後、ベルトコンベア3は手袋10をク
リーンルーム2内の純水リンス部21まで搬送する。純
水リンス部21では、ジェットシャワー器21bが、例
えば抵抗値が13MΩ以上の超純水21eを手袋10に
その上下方向から噴出する。この温水14eにより手袋
10の表裏面に超純水リンス効果が発現する。手袋10
が純水リンス部21を通過するために要する時間は、例
えば5分程度である。
【0038】なお、手袋10の内部に超純水21eによ
り上方への力が作用するが、棒31aが相互に開くよう
に延びているので、手袋10は手袋固定治具31からは
外れない。また、ビニールカーテン4及び21aによ
り、超純水21eの外部への飛散が防止される。
【0039】また、使用済みの超純水21eは排水受部
21cに受けられた後、排水口21dから外部へと排出
される。
【0040】続いて、ベルトコンベア3は手袋10を温
風乾燥部22まで搬送する。温風乾燥部22では、温風
ラジエータ22cがダクト22bから送られた空気を加
熱して手袋10に吹き付ける。この温風により手袋10
の表裏面が乾燥する。手袋10が温風乾燥部22を通過
するために要する時間は、例えば3分程度である。
【0041】温風ラジエータ22cとベルトコンベア3
との間にはフィルタ22dが配置されているので、空気
中に浮遊する微粒子は手袋10に付着する前に除去され
る。温風の温度は、例えば手袋10の表面で80℃以上
であるが、手袋10が変質しない程度であれば、特に限
定されない。また、温風の供給量は、例えば6000m
3/時程度である。
【0042】なお、手袋10の内部に温風により上方へ
の力が作用するが、棒31aが相互に開くように延びて
いるので、手袋10は手袋固定治具31からは外れな
い。また、ビニールカーテン21a及び22aにより、
温風の外部への拡散が防止される。
【0043】次に、ベルトコンベア3は手袋10を冷ま
し部23まで搬送する。冷まし部23では、手袋10が
自然冷却される。手袋10が冷まし部23を通過するた
めに要する時間は、例えば5分程度である。この冷まし
部23から排出される手袋10の清浄度はクラス10を
満たしている。なお、フィルタ23aはクラス10の清
浄度を確認するために設けられたものである。
【0044】そして、ベルトコンベア3は手袋を手袋取
外部24まで搬送する。手袋取外部24において、手袋
10を手袋固定治具31から取り外す。
【0045】このように、本実施例によれば、オンライ
ン化により作業員による作業が著しく低減されるので、
人件費を抑制することが可能である。また、作業員の手
による汚染を低減することが可能である。更に、ベルト
コンベア3には、手袋10が固定される位置に円形孔3
2が形成されているので、手袋10の裏面の洗浄等を表
面の処理と同等の効率で行うことが可能である。従っ
て、手袋10の表裏面の処理を一括して行うことが可能
である。この結果、表裏面を個別の工程で処理する場合
と比して、工程数を半減することが可能である。
【0046】なお、本実施例においては、円形孔32
は、手袋10が固定される位置に形成されているが、ベ
ルトコンベアの他の位置にも形成されていてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
手袋はクラス100の第1のクリーンルーム内で処理し
た後にクラス10の第2のクリーンルーム内で処理し、
その際に手袋の口は広げられているので、手袋の表裏面
の処理をオンライン上で一括して行うことができる。こ
のため、手袋が使用済みであっても、容易にその表裏面
をクラス10の清浄度まで洗浄することができる。この
結果、コストを削減することができる。このように、従
来は手袋の表裏面を洗浄するためには、シート状の部材
を洗浄する場合と比して2倍の時間が必要とされていた
が、本発明によれば、表裏面を一括して洗浄することが
できるので、工程数及び所要時間を著しく短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る手袋の洗浄装置における
第1のクリーンルーム1の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の実施例に係る手袋の洗浄装置における
第2のクリーンルーム2の構成を示す模式図である。
【図3】図1及び2におけるベルトコンベア3をその表
面側から見た平面図である。
【図4】図1及び2における手袋固定治具31への手袋
の固定方法を示す斜視図である。
【図5】第1のクリーンルーム1と第2のクリーンルー
ム2との関係を示す模式図である。
【符号の説明】
1、2;クリーンルーム 3;ベルトコンベア 4;ビニールカーテン 5;通気口 10;手袋 11;手袋固定部 12;仕分部 13;ガス洗浄部 14;すすぎ部 21;純水リンス部 22;温風乾燥部 23;冷まし部 24;手袋取外部 31;手袋固定治具 32;円形孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲ひばり▼野 悦男 兵庫県西脇市鹿野町県営住宅38号 Fターム(参考) 3B201 AA46 AB14 AB42 BB04 BB21 BB82 BB88 BB90 BB92 BB93 CB15 CC01 CC12 CC21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアと、このコンベアに手袋をその
    口を広げて固定する複数個の手袋固定治具と、前記コン
    ベアが通過し清浄度がクラス100の第1のクリーンル
    ームと、この第1のクリーンルームに隣接して前記コン
    ベアの下流側に設けられ清浄度がクラス10の第2のク
    リーンルームと、を有し、前記第1のクリーンルーム
    は、前記コンベアに固定された手袋が含浸する水張り水
    槽及びこの水張り水槽内に気泡を発生する気泡発生手段
    を備えた洗浄部と、この洗浄部に対して前記コンベアの
    下流側に設けられ前記手袋に30℃以上の水を噴出する
    すすぎ部と、を有し、前記第2のクリーンルームは、前
    記手袋に超純水を噴出する純水リンス部と、この純水リ
    ンス部に対して前記コンベアの下流側に設けられ前記手
    袋に温風を吹き付けることにより前記手袋を乾燥する温
    風乾燥部と、を有することを特徴とする手袋の洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 前記気泡発生手段は、100cc/分以
    上の速度で粒径が50mm以下の気泡を発生することを
    特徴とする請求項1に記載の手袋の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記すすぎ部は、40℃以上の水を10
    N/cm2以上の水圧で噴出することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の手袋の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記超純水の抵抗値は、13MΩ以上で
    あることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の手袋の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記温風乾燥部における前記手袋の表面
    の温度は、80℃以上であることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載の手袋の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記コンベアには前記手袋固定治具が設
    けられた位置に孔が形成されており、前記手袋はその口
    が前記孔に整合するようにして前記手袋固定治具に固定
    されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項
    に記載の手袋の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 清浄度がクラス100の第1のクリーン
    ルーム内で気泡が発生している水張り水槽内に手袋をそ
    の口を広げて含浸する工程と、前記第1のクリーンルー
    ム内で前記手袋にその口を広げて30℃以上の水を噴出
    する工程と、清浄度がクラス10の第2のクリーンルー
    ム内で前記手袋にその口を広げて超純水を噴出する工程
    と、前記第2のクリーンルーム内で前記手袋にその口を
    広げて温風を吹き付けることにより前記手袋を乾燥する
    工程と、を有することを特徴とする手袋の洗浄方法。
  8. 【請求項8】 前記各工程において前記手袋をコンベア
    に固定して搬送することを特徴とする請求項7に記載の
    手袋の洗浄方法。
  9. 【請求項9】 前記コンベアには孔が形成されており、
    前記手袋を水張り水槽内に含浸する工程の前に前記手袋
    をその口が前記孔に整合するようにして前記コンベアに
    固定する工程を有することを特徴とする請求項8に記載
    の手袋の洗浄方法。
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