JPH11267394A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH11267394A
JPH11267394A JP10076863A JP7686398A JPH11267394A JP H11267394 A JPH11267394 A JP H11267394A JP 10076863 A JP10076863 A JP 10076863A JP 7686398 A JP7686398 A JP 7686398A JP H11267394 A JPH11267394 A JP H11267394A
Authority
JP
Japan
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brake
washing
motor
tub
lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP10076863A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sato
昌宏 佐藤
Keiichi Kitami
啓一 北見
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH11267394A publication Critical patent/JPH11267394A/ja
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ブレーキシューの摩耗を軽減するブレーキ装
置を具備した一槽式洗濯機を提供する。 【解決手段】洗濯モータ34に少なくとも脱水工程の終
了時に制動力を与える電磁ブレーキ手段と、上記ロータ
の回転に伴うパルセータ軸の回転を槽軸5へ伝達するク
ラッチ手段とを有し、脱水工程時及び脱水工程終了時に
おける電磁ブレーキ手段の作動時にはブレーキモータに
通電してブレーキレバーを第2の位置に移動させてブレ
ーキレバーとブレーキ帯14の係止部との係合を解除さ
せ、かつ脱水工程終了時の電磁ブレーキ手段による洗濯
モータ34の低速回転への減速時、洗濯工程時及び運転
待機時にはブレーキモータを非通電としブレーキレバー
を付勢スプリング20の付勢力により第1の位置に移動
させてブレーキレバーの係合部をブレーキ帯14の係止
部に係合をさせるよようにした一槽式洗濯機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5乃至図7は従来の洗濯機の構成を示
す図であり、これらの図に示すように洗濯機本体1内に
懸架手段3で弾性的に支持した水槽2内に洗濯兼脱水層
4を槽軸5で水平回転できるように支持するとともに該
洗濯機兼脱水層4内にパルセータ6をパルセータ軸7で
水平回転できるように支持している。上記水槽2には給
水バルブ8の制御により水道水が供給されるとともに排
水弁10の開閉により水槽2の底部より導出した排水管
9を通して排水することができる。
【0003】そして、従来の洗濯機では、図6に示すよ
うに上記水槽2の底面に支持体11で軸受箱12を固定
支持するとともに該軸受箱12の内部に上下して設けた
軸受12a、12bで軸受箱12内を複筒の状態で上下
に貫挿している上記槽軸5とパルセータ軸7を回転自在
に支持している。又、軸受箱12内において上記槽軸5
の外周にブレーキドラム13を固定して設け、このブレ
ーキドラム13の外周に形成した嵌合溝13aにブレー
キシュー15を介してブレーキ帯14を圧接嵌合してい
る。
【0004】このブレーキ帯14は、完全な環状ではな
く、円周方向において欠損部14aを有し、又、この欠
損部の一端部にはブレーキレバー16の係合部16aに
係脱できる係止部14bを備え、両者が係合することに
より槽軸5の回転にブレーキを掛けるようになってい
る。 上記ブレーキレバー16は、中央部を上記軸受箱
12の延長部12cに支持軸17で回転可能に枢支され
たものであり、上記支持軸17に巻設された付勢スプリ
ング20で常時ブレーキドラム13方向に付勢され、そ
して、上記係合部16aを有する一端部を軸受箱12の
側面に設けた貫口12dを通して軸受箱12内に臨ませ
るとともに他端部をブレーキモータ18に線材19を介
して接続されている。
【0005】又、従来の洗濯機では水槽2の底面に設け
た洗濯モータ21の回転をプーリー22、23及び伝達
ベルト24を介して上記パルセータ軸7に伝達し、該パ
ルセータ軸7と槽軸5との間に設けたクラッチ25の作
動によりパルセータ軸7から上記槽軸5への回転の伝達
動作を断続制御している。
【0006】このような構成において、従来の洗濯機で
は、脱水運転時には、ブレーキモータ18が駆動してブ
レーキレバー16を付勢スプリング20の付勢力に抗し
てブレーキドラム13から離脱する方向に回転させブレ
ーキレバーの係合部16aをブレーキ帯14の係止部1
4bから離脱させることになり、クラッチ25によりパ
ルセータ軸7の回転を槽軸5に伝達して洗濯兼脱水槽4
を回転させて脱水運転を行う。
【0007】そして、脱水運転の終了時には上記洗濯モ
ータ21への通電をOFFし、低速になるまでの一定時
間の惰性運転後、ブレーキモータ18への通電をOFF
してブレーキレバー16への付勢を解除して付勢スプリ
ング19の付勢力によりブレーキレバー16をブレーキ
ドラム13方向に回転させ、ブレーキレバーの係合部1
6aをブレーキ帯14の係止部14bに係合させる。そ
の結果、ブレーキ帯14に固着したブレーキシュー15
とブレーキドラム13間の摺動により制動して洗濯兼脱
水槽4の回転を止める。
【0008】一方、洗濯工程では、ブレーキモータ18
への通電をOFFしてブレーキレバー16の係合部16
aをブレーキ帯14の係止部14bに係合させ、洗濯兼
脱水槽4の回転を拘束した状態で上記クラッチ25を解
除し、パルセータ6を回転させ洗濯を行っている。
【0009】図8乃至図10は、上記図5乃至図7に示
した従来例の洗濯モータ21、回転プーリー22、23
及び伝達ベルト24の駆動源に代えて、図のように槽軸
5及びパルセータ軸7を軸受12a、12bで回転支持
している軸受箱12の底部に設けたステータ27と、パ
ルセータ軸7の下端に設けられたロータ28とからなる
洗濯モータ26を備えた洗濯機を示している。
【0010】そして、この従来例では、槽軸5に脱水時
に洗濯モータ26のロータ28からの回転をパルセータ
軸7を介して伝達するようにクラッチ爪29と一体回転
するクラッチボス30を備え、又クラッチ爪29と係合
する第1及び第2の係合部31及び32を夫各軸受箱1
2及びロータ28に備えている。このクラッチ爪29は
駆動手段(図示せず)に通電することにより第2の係合
部32に係合し、同駆動手段を非通電とすることにより
第1の係合部31と係合するよう構成されている。
【0011】この構成において、脱水時には、図9に示
すように、クラッチ爪29が第2の係合部32と係合し
てロータ28の回転を槽軸5に伝達し、洗濯兼脱水槽4
を回転させて脱水動作を実行させる。一方、洗濯工程に
おいては、図10に示すように、クラッチ爪29が第2
の係合部32と離脱するとともに第1の係合部31に係
合して洗濯兼脱水槽4の回転を阻止した状態でロータ2
8を回転させ、パルセータ軸7を介してパルセータ6を
回転させて洗濯動作を実行させる。
【0012】このような構成の中で、通電時における脱
水停止時の制動は、洗濯モータ26の電磁ブレーキにて
ロータ28を回転制動し、洗濯兼脱水槽4の回転を停止
させるとともにロータ28の回転停止を検知した後、ク
ラッチ爪29の駆動手段の通電をOFFしてクラッチ爪
29を第1の係合部31と係合させ脱水工程を終了する
とともに洗濯兼脱水槽4の回転移動を阻止している。
【0013】又、停電等で通電が遮断された時の対応の
ため、運転中の自己発電機能と蓄電装置を具備し、運転
中の停電時には、蓄電装置の電力にて電磁ブレーキを作
動させロータ28及び洗濯兼脱水槽4を回転制動し、ロ
ータ28の回転停止を検知した後、クラッチ爪29を第
1の係合部31と係合させている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の洗濯機は上記の
ように構成されるものであり、図5乃至図7に示す洗濯
機では、ブレーキレ帯14に固着したブレーキシュー1
5とブレーキドラム13間の摺動のみにより制動して洗
濯兼脱水槽4の回転を止める構成であるため、ブレーキ
シュー15の摩耗軽減のために脱水工程の惰性回転が超
低速になるまで制動動作を待機させており、全体の洗濯
工程時間が長くなるとの問題点を有していた。
【0015】又、図8乃至図10に示した従来の洗濯機
では、上記のような構成であるため、脱水運転中に自己
発電や蓄電機能に障害が発生すると、電磁ブレーキの作
動やロータ28の回転検知が不能となり、かつ、クラッ
チ爪29の駆動手段が非通電となることから、ロータ2
8の惰性回転中にクラッチ爪28が回転している状態で
第1の係合部31に係合することになり係合時に大きな
衝撃となって洗濯機の破壊や事故を発生させる危険性が
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の洗濯
機の問題点に鑑みて発明されたものであり、請求項1に
記載された発明は、洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽の
内部に設けられたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽に回
転力を伝達するための槽軸と、この槽軸に挿通され前記
パルセータに回転力を伝達するためのパルセータ軸と、
該パルセータ軸と同心状態に設けられるステータと前記
パルセータ軸の下部に設けられたロータとから構成され
るモータと、該モータの回転に電磁的ブレーキを与える
電磁ブレーキ手段とを具備してなる洗濯機において、前
記槽軸に設けたブレーキドラムと、該ドラムの外周に圧
接嵌合させたブレーキ帯と、該ブレーキ帯に設けた係合
部とを係合させることにより前記ブレーキ帯の回転を阻
止するブレーキレバーと、該ブレーキレバーの爪を前記
係合部に係脱自在に取着する取着部材と、前記ブレーキ
レバーの爪を係合方向に付勢する付勢手段と、通電する
ことにより前記レバーを係合解除状態にするレバー駆動
手段とからなる洗濯兼脱水槽の回転を拘束する拘束手段
を設けるとともに、脱水運転時及び前記電磁ブレーキ手
段の作動時に通電し、洗濯運転時及び運転待機時に非通
電とする制御手段を前記拘束手段に設けたことを特徴と
するものである。
【0017】このような構成によると、通常の運転時に
も、停電や電気系統の故障時にも脱水回転をスムーズに
安全且つ確実に停止させることができる。
【0018】また、請求項2に記載された発明の洗濯機
は、上記請求項1に記載された洗濯機において、上記ブ
レーキ帯に係合部を複数設けたことを特徴とするもので
ある。
【0019】また、請求項3に記載された発明の洗濯機
は、上記請求項1に記載された洗濯機において、上記ブ
レーキ帯に設けた係合部を検出する検出手段を設け、該
検出手段に基いて前記係合部を上記ブレーキレバーの爪
と係合する位置に停止させ、前記係合部と前記爪とを係
合させる制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0020】また、請求項4に記載された発明の一槽式
洗濯機は、水槽の内部に設けた洗濯兼脱水槽内にパルセ
ータを回転自在に設けるとともに該パルセータに洗濯モ
ータの駆動力を伝達するパルセータ軸を上記洗濯兼脱水
槽に上記洗濯モータの駆動力を伝達する槽軸に挿通して
設け、かつ該槽軸に外周にブレーキ帯を圧接して設けて
いるブレーキドラムを固着して設けるとともに上記ブレ
ーキ帯に設けた係止部にブレーキレバーの係合部を係脱
することにより上記洗濯兼脱水槽の回転に制動を掛ける
ものにおいて、上記ブレーキレバーを係合部が上記ブレ
ーキ帯の係止部に係合できる第1の位置方向に常時付勢
する付勢スプリングと、該付勢スプリングの付勢力に抗
して上記ブレーキレバーを第1の位置から係合部と上記
ブレーキ帯の係止部の係合を解除する第2の位置に移動
させるブレーキモータと、上記パルセータ軸の下端に固
着して設けられたロータと該ロータの外周を包囲するよ
うに上記水槽の下方に固定して設けられたステータとを
備えている洗濯モータと、該洗濯モータに少なくとも脱
水工程の終了時に制動力を与える電磁ブレーキ手段と、
上記ロータの回転に伴うパルセータ軸の回転を上記槽軸
へ伝達するクラッチ手段とを設けて構成し、脱水工程時
及び脱水工程の終了時における上記電磁ブレーキ手段の
作動時には上記ブレーキモータに通電して上記ブレーキ
レバーを第2の位置に移動させて該ブレーキレバーの係
合部とブレーキ帯の係止部との係合を解除させ、かつ脱
水工程終了時の上記電磁ブレーキ手段による洗濯モータ
の低速回転への減速時、洗濯工程時及び運転待機時には
上記ブレーキモータを非通電とし上記ブレーキレバーを
付勢スプリングの付勢力により第1の位置に移動させて
該ブレーキレバーの係合部をブレーキ帯の係止部に係合
をさせるようにしたことを特徴とするものである。
【0021】この構成によれば、脱水工程時及び脱水工
程終了時における上記電磁ブレーキ手段の作動時にはブ
レーキモータに通電して該ブレーキレバーを第2の位置
に移動させて該ブレーキレバーの係合部とブレーキ帯の
係止部との係合を解除させて洗濯兼脱水槽を支障なく回
転させる。
【0022】又、脱水工程終了時の上記電磁ブレーキ手
段による洗濯モータの低速回転への減速時、洗濯工程時
及び運転待機時には、上記ブレーキモータを非通電とし
て上記ブレーキレバーを付勢スプリングの付勢力により
第1の位置に移動させて該ブレーキレバーの係合部をブ
レーキ帯の係止部に係合をさせ洗濯兼脱水槽の回転を阻
止する。
【0023】その結果、脱水工程の終了時に洗濯モータ
に電磁ブレーキ手段を作動させて低速に減速した後ブレ
ーキモータへの通電を解除して上記ブレーキレバーを付
勢スプリングの付勢力により第1の位置に移動させて該
ブレーキレバーの係合部をブレーキ帯の係止部に係合さ
せ洗濯兼脱水槽の回転を阻止することになるので、ブレ
ーキシューの摩耗を軽減することができる。
【0024】又、脱水運転中に洗濯モータの自己発電や
蓄電機能に障害が発生し、電磁ブレーキ手段の作動やロ
ータの回転検知が不能となっても、そのような際に、上
記ブレーキモータへの通電を解除して上記ブレーキレバ
ーを付勢スプリングの付勢力により第1の位置に移動さ
せて該ブレーキレバーの係合部をブレーキ帯の係止部に
係合させるので洗濯兼脱水槽の回転を阻止するように作
用するとともに従来のようにクラッチ爪と第1の係合部
の係合時における大きな衝撃とその衝撃に伴う洗濯機の
破壊や事故を発生させる危険性はない。
【0025】又、請求項5に記載された発明の一槽式洗
濯機は、上記請求項4に記載された一槽式洗濯機におい
て、上記ブレーキ帯の外周に上記係止部以外に複数の係
止穴又は係止突起を略等間隔に設けたことを特徴とする
ものである。
【0026】この構成によれば、脱水工程の終了時、上
記ブレーキ帯の外周に設けた複数の係止穴又は突起を略
等間隔に設けていることから、次工程の洗濯工程時にパ
ルセータの回転等により洗濯兼脱水槽が共回りした時、
ブレーキドラム及びブレーキ帯が回転し、ブレーキレバ
ーの係合部が一番近い係止穴に係合する。その結果、ブ
レーキ帯の係止部が最大約360°回転しブレーキレバ
ーの係合部に衝突するときに発生する騒音を軽減させる
ことができる。
【0027】又、請求項6に記載された発明の一槽式洗
濯機は、水槽の内部に設けた洗濯兼脱水槽内にパルセー
タを回転自在に設けるとともに該パルセータに洗濯モー
タの駆動力を伝達するパルセータ軸を上記洗濯兼脱水槽
に上記洗濯モータの駆動力を伝達する槽軸に挿通して設
け、かつ該槽軸に外周にブレーキ帯を圧接して設けてい
るブレーキドラムを固着して設けるとともに上記ブレー
キ帯に設けた係止部にブレーキレバーの係合部を係脱す
ることにより上記洗濯兼脱水槽の回転に制動を掛けるも
のにおいて、上記ブレーキレバーを係合部が上記ブレー
キ帯の係止部に係合できる第1の位置方向に常時付勢す
る付勢スプリングと、該付勢スプリングの付勢力に抗し
て上記ブレーキレバーを第1の位置から係合部と上記ブ
レーキ帯の係止部の係合を解除する第2の位置に移動さ
せるブレーキモータと、上記パルセータ軸の下端に固着
して設けられたロータと該ロータの外周を包囲するよう
に上記水槽の下方に固定して設けられたステータとを備
えている洗濯モータと、該洗濯モータに少なくとも脱水
工程の終了時に制動力を与える電磁ブレーキ手段と、上
記ロータの回転に伴うパルセータ軸の回転を上記槽軸へ
伝達するクラッチ手段と、上記ブレーキドラムの外周近
くに上記ブレーキ帯の係止部を検知する検知装置とを設
けて構成し、脱水工程時及び脱水工程の終了時における
上記電磁ブレーキ手段の作動時には上記ブレーキモータ
に通電して上記ブレーキレバーを第2の位置に移動させ
て該ブレーキレバーの係合部とブレーキ帯の係止部との
係合を解除させ、かつ脱水工程終了時の上記電磁ブレー
キ手段による洗濯モータの低速回転への減速時、洗濯工
程時及び運転待機時には上記ブレーキモータを非通電と
し上記ブレーキレバーを付勢スプリングの付勢力により
第1の位置に移動させて該ブレーキレバーの係合部をブ
レーキ帯の係止部に係合をさせるようにし、かつ脱水工
程終了時において洗濯モータの回転が停止されるとき、
上記検知装置で上記ブレーキ帯の係止部を検知するまで
上記洗濯モータのロータを微小回転させることを特徴と
するものである。
【0028】この構成によれば、脱水工程時及び脱水工
程終了時における上記電磁ブレーキ手段の作動時にはブ
レーキモータに通電して該ブレーキレバーを第2の位置
に移動させて該ブレーキレバーの係合部とブレーキ帯の
係止部との係合を解除させて洗濯兼脱水槽を支障なく回
転させる。
【0029】又、脱水工程終了時の上記電磁ブレーキ手
段による洗濯モータの低速回転への減速時、洗濯工程時
及び運転待機時には、上記ブレーキモータを非通電とし
て上記ブレーキレバーを付勢スプリングの付勢力により
第1の位置に移動させて該ブレーキレバーの係合部をブ
レーキ帯の係止部に係合をさせ洗濯兼脱水槽の回転を阻
止する。
【0030】しかも、脱水工程終了時において上記電磁
ブレーキ手段による洗濯モータの低速回転への減速がな
され回転が停止されるとき、上記検知装置で上記ブレー
キ帯の係止部を検知するまで上記洗濯モータのロータを
微小回転させることになるので、ブレーキレバーの係合
部がブレーキ帯の係止部に確実に係合した状態で止める
こととなる。
【0031】その結果、脱水工程の終了時に洗濯モータ
に電磁ブレーキ手段を作動させて低速に減速した後ブレ
ーキモータへの通電を解除して上記ブレーキレバーを付
勢スプリングの付勢力により第1の位置に移動させて該
ブレーキレバーの係合部をブレーキ帯の係止部に係合さ
せ洗濯兼脱水槽の回転を阻止することになるので、ブレ
ーキシューの摩耗を軽減することができる。
【0032】又、脱水運転中に洗濯モータの自己発電や
蓄電機能に障害が発生し、電磁ブレーキ手段の作動やロ
ータの回転検知が不能となっても、そのような際に、上
記ブレーキモータへの通電を解除して上記ブレーキレバ
ーを付勢スプリングの付勢力により第1の位置に移動さ
せて該ブレーキレバーの係合部をブレーキ帯の係止部に
係合させるので洗濯兼脱水槽の回転を阻止するように作
用するとともに従来のようにクラッチ爪と第1の係合部
の係合時における大きな衝撃とその衝撃に伴う洗濯機の
破壊や事故を発生させる危険性はない。
【0033】更に、脱水工程終了時において上記電磁ブ
レーキ手段による洗濯モータの低速回転への減速がなさ
れた時に上記検知装置で上記ブレーキ帯の係止部を検知
するまで上記洗濯モータのロータを微小回転させること
になるので、ブレーキレバーの係合部がブレーキ帯の係
止部に確実に係合した状態で止めることとなり、次の洗
濯工程時に、パルセータの回転等によって洗濯兼脱水槽
を共回りさせる力が作用しても、ブレーキ帯の係止部が
ブレーキレバーの係合部に既に係合していることから、
係止部が係合部に衝突する騒音が発生することがなく、
静かに洗濯工程をスタートさせることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に従
って詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図において
従来の洗濯機と同一部分には同一符号を付している。
【0035】[構成]図1は本発明の洗濯機の実施形態
を示す構成概略図である。この図において、従来の洗濯
機と同一部分には説明の便宜上同一符号を付している。
従って、1は洗濯機本体、2は該洗濯機本体1内に懸架
手段3で弾性的に支持された水槽、4は該水槽2内に水
平回転できるように槽軸5で支持された洗濯兼脱水槽、
6は該洗濯機兼脱水層4内に水平回転できるようにパル
セータ軸7で支持されたパルセータである。8は上記水
槽2に給水する給水バルブであり、上水道に接続されて
いる。9は上記水槽2の底部より導出された排水管であ
り、途中に設けた排水弁10の開閉で管路を開閉を制御
される。
【0036】12は上記水槽2の底面に支持体11で固
定された軸受箱であり、図2に示されるように、内部に
上下に軸受12a、12bを備え、軸受箱12内を複筒
の状態で上下に貫挿している上記槽軸5とパルセータ軸
7を回転自在に支持している。図3はブレーキ装置を示
し、この図に示す符号13は上記受箱12内において上
記槽軸5の外周に固定して設けられたブレーキドラム1
3であり、外周側面に形成した嵌合溝13aにブレーキ
シュー15を介してブレーキ帯14を圧接嵌合してい
る。
【0037】このブレーキ帯14は、完全な環状ではな
く、円周方向において欠損部14aを有し、又、この欠
損部の一端部にはブレーキレバー16の係合部16aに
係脱できる係止部14bを備え、両者が係合することに
より槽軸5の回転にブレーキを掛けるようになってい
る。 上記ブレーキレバー16は、中央部を上記軸受箱
12の延長部12cに支持軸17で回転可能に枢支され
たものであり、上記係合部16aを有する一端部を軸受
箱12の側面に設けた貫口12dを通して軸受箱12内
に臨ませるとともに他端部をブレーキモータ18に線材
19を介して接続されている。
【0038】このブレーキレバー16は、上記支持軸1
7に巻回された付勢スプリング20の復帰力で係合部1
6aがブレーキ帯14の係止部14bに係合することが
できる第1の位置をとるように常時ブレーキドラム13
の方向に付勢され、そして、ブレーキモータ18に通電
されると、該ブレーキモータ18の駆動により線材19
に引っ張られて係合部16aの係止部14bとの係合を
解除した第2の位置をとるように付勢スプリング20に
抗して反時計方向に回転させられる。
【0039】又、ブレーキ帯14の外周には上記係止部
14b以外に上記ブレーキレバー16の係合部16aと
係合できる係止穴14c・・・を略等間隔に設けてい
る。係止穴に替えて突起であっても良い。
【0040】又、本発明ではブレーキドラム13の周縁
において、ブレーキレバー16の係合部16aがブレー
キ帯14の係止部14bに係合した時該ブレーキ帯14
の欠損部14aが位置する点を検知点とし、この検知点
に欠損部14aが存在するか否かを検知する検知装置3
3を設けている。この検知装置33は、脱水工程終了時
の脱水回転停止後、ブレーキ帯14の欠損部14aを検
知するまで後述する洗濯モータ26を微回転させるため
に利用される。
【0041】そして、洗濯モータ26を微回転させた
後、ブレーキモータ18の通電をOFFとし、ブレーキ
レバー16の係合部16aをブレーキ帯14の欠損部1
4aに係合させて脱水工程を終了しておけば、次工程の
洗濯時にパルセータ6の回転等によって洗濯兼脱水槽4
を共回りさせる力が作用しても、ブレーキ帯14の係止
部14bがブレーキレバー16の係合部16aに衝突す
る騒音を発生することがなく、静かに洗濯工程をスター
トさせることができる。上記支持軸17は、その上端部
をネジ部17aとしており、これに螺合したナット17
bで螺締されている。
【0042】34は上記軸受箱12の下部に設けられた
洗濯モータであり、上記水槽2の底面に固定されている
支持板39に上縁に設けた懸架片40で固定されたモー
タケース35と、該モータケース35内の外周部に固定
されたステータ36と、上記軸受箱12の下面より導出
されモータケース35の中央を貫挿している上記パルセ
ータ軸7の下端部外周に固定された回転板37と、該回
転板37の外周部に固定して設けられ、上記ステータ3
6とモータ結合されるロータ38とより構成されてい
る。すなわち、この洗濯モータ34は基本的にステータ
36とロータ38で構成されるダイレクトドライブモー
タである。又、この洗濯モータ34は通電制御すること
により電磁ブレーキを掛けることができるようになって
いる。
【0043】図において25aは上記モータケース35
内において上記パルセータ軸7に固定されたクラッチボ
スであり、上記槽軸5に設けられた電磁クラッチ25の
作動によりパルセータ軸7と槽軸5間の機械的連結を制
御している。
【0044】図4はブレーキ装置の他の実施形態を示し
ており、この実施形態ではブレーキ帯41は、その一端
部をブレーキドラム13の周縁外の一点に枢支42する
とともに途中をブレーキドラム13の外周に沿って周回
させ、他端を自由端として付勢スプリング43に懸架
し、常時ブレーキドラム13の外周に圧接するように付
勢されている。この図においてブレーキモータ44は線
材45を介して連結板46に接続されている。この連結
板46は途中を上記ブレーキ帯41の自由端に連結して
おり、ブレーキモータ44に通電がなされて線材45が
引っ張られると、これに相俟ってブレーキ帯41を付勢
スプリング43の付勢力に抗してブレーキ帯41による
ブレーキドラム13への圧接を解除する。
【0045】この連結板46の他端は排水弁10に連結
され、該排水弁10を上記ブレーキモータ44の駆動に
従って開閉するようになっている。即ち、ブレーキモー
タ44に通電し、線材45を引っ張ると、排水弁10を
開成するようになっている。
【0046】
【作用】本発明は上述のように構成されるものであり、
次にその作用を説明する。 (1)洗濯工程 この洗濯工程では、ブレーキモータ18に通電がなされ
ておらず、従って、ブレーキレバー16は付勢スプリン
グ20の付勢力により時計方向に回転させられた第1の
位置を取り先端の係合部16aをブレーキ帯14の係止
部14bに係合させている。
【0047】一方、電磁クラッチ25はパルセータ軸7
と槽軸5間の機械的結合を解除し、洗濯モータ34のロ
ータ38の回転に従ってパルセータ軸7のみを回転させ
ることにより、洗濯兼脱水槽4内においてパルセータ6
を回転させ、該洗濯兼脱水槽4内に投入された衣類を撹
拌洗濯する。このとき、洗濯兼脱水槽4はパルセータ
6、衣類及び水流に追従してブレーキドラム13と共に
回転しようとするが、上記のようにブレーキレバー16
の係合部16aがブレーキ帯14の係止部14bに当接
するとともに欠損部14aに係合し、洗濯兼脱水槽4の
共回りを阻止している。
【0048】(2)脱水工程 この脱水工程では、上記洗濯工程の状態から、ブレーキ
モータ18に通電がなされ、従って、ブレーキレバー1
6は付勢スプリング20の付勢力に抗して反時計方向に
回転させられて第2の位置をとり、先端の係合部16a
をブレーキ帯14の係止部14bより離脱させる。
【0049】一方、電磁クラッチ25は通電制御されパ
ルセータ軸7と槽軸5間を機械的に結合させ、洗濯モー
タ34のロータ38の回転に従ってパルセータ軸7の回
転を槽軸5に伝達して両軸5及び7を同時に回転させる
ことにより、洗濯兼脱水槽4とパルセータ6を同時に高
速回転させ、脱水工程を実行する。脱水工程の終了時に
なると、制御回路の作動に従って洗濯モータ34に電磁
ブレーキが引加されてロータ38の回転に制動が掛か
り、該ロータ38の回転を急速に低下させる。
【0050】そして、図示しない回転検知手段で該ロー
タ38の回転停止が検知されると、上記制御回路の作動
によってブレーキモータ18への通電がOFFされ、ブ
レーキレバー16を付勢スプリング20の復帰力で反時
計方向に回転させ第1の位置に復帰させる。その結果、
ブレーキレバー16の先端の係合部16aをブレーキ帯
14の係止部14bに係合させて洗濯兼脱水槽4とパル
セータ6の惰性による回転を強制的に停止させる。
【0051】この脱水工程の終了時、上記ブレーキ帯1
4の外周に複数の係止穴14c・・・を略等間隔に設け
ていることから、次工程の洗濯工程時にパルセータ6の
回転等により洗濯兼脱水槽4が共回りした時、ブレーキ
ドラム13及びブレーキ帯14が回転し、係合部16a
が一番近い係止穴14cに係合する。その結果、ブレー
キ帯14の係止部14bが最大約360°回転しブレー
キレバー16の係合部16aに衝突するときに発生する
騒音を軽減させる。
【0052】又、本発明では、この脱水工程の終了時の
脱水回転停止後、検知装置33がブレーキ帯14の欠損
部14aを検知するまで制御回路の作動により洗濯モー
タ26を微回転させ、そして、該洗濯モータ26を微回
転させた後、検知装置33が欠損部14aを検知する
と、ブレーキモータ18の通電をOFFし、ブレーキレ
バー16の係合部16aをブレーキ帯14の欠損部14
aに係合して脱水工程を終了する。
【0053】その結果、次工程の洗濯行程時にパルセー
タ6の回転等によって洗濯兼脱水槽4を共回りさせる力
が作用しても、ブレーキ帯14の係止部14bがブレー
キレバー16の係合部16aに既に係合していることか
ら、係止部14bが係合部16a衝突する騒音が発生す
ることがなく、静かに洗濯工程をスタートさせることが
できる。
【0054】又、脱水工程中に停電や電気系統の故障等
で通電が遮断され、制動、停止、回転停止の検知等をで
きないときには、洗濯兼脱水槽4はブレーキドラム13
との惰性回転継続中、ブレーキモータ18の通電OFF
によりブレーキレバー16の係合部16aは付勢スプリ
ング19の復帰力により回転中のブレーキ帯14に当接
するとともに係止部14bに係合してブレーキ帯14の
回転を停止させる。この時、ブレーキドラム13とブレ
ーキ帯14のブレーキシュー15との間には強い制動力
を保持しているので、この間の制動力にてブレーキイン
グを行い洗濯兼脱水槽4は衝撃もなくスムーズに回転停
止させることができる。
【0055】
【効果】本発明は上述のように構成されるものであり請
求項1〜3に記載された発明の一槽式洗濯機によれば、
通常の運転時にも、停電や電気系統の故障時にも脱水回
転をスムーズに安全且つ確実に停止させることができ
る。
【0056】また、請求項4の発明によれば、脱水工程
の終了時に洗濯モータに電磁ブレーキ手段を作動させて
低速に減速した後ブレーキモータへの通電を解除して上
記ブレーキレバーを付勢スプリングの付勢力により第1
の位置に移動させて該ブレーキレバーの係合部をブレー
キ帯の係止部に係合させ洗濯兼脱水槽の回転を阻止する
ことになるので、ブレーキシューの摩耗を軽減すること
ができる。
【0057】又、脱水運転中に洗濯モータの自己発電や
蓄電機能に障害が発生し、電磁ブレーキ手段の作動やロ
ータの回転検知が不能となっても、そのような際に、上
記ブレーキモータへの通電を解除して上記ブレーキレバ
ーを付勢スプリングの付勢力により第1の位置に移動さ
せて該ブレーキレバーの係合部をブレーキ帯の係止部に
係合させるので洗濯兼脱水槽の回転を阻止するように作
用するとともに従来のようにクラッチ爪と第1の係合部
の係合時における大きな衝撃とその衝撃に伴う洗濯機の
破壊や事故を発生させる危険性はない。
【0058】又、請求項5に記載された発明によれば、
脱水工程の終了時、上記ブレーキ帯の外周に設けた複数
の係止穴又は突起を略等間隔に設けていることから、次
工程の洗濯工程時にパルセータの回転等により洗濯兼脱
水槽が共回りした時、ブレーキドラム及びブレーキ帯が
回転し、ブレーキレバーの係合部が一番近い係止穴に係
合する。その結果、ブレーキ帯の係止部が最大約360
°回転しブレーキレバーの係合部に衝突するときに発生
する騒音を軽減させることができる。
【0059】又、請求項6に記載された発明によれば、
脱水工程の終了時に洗濯モータに電磁ブレーキ手段を作
動させて低速に減速した後ブレーキモータへの通電を解
除して上記ブレーキレバーを付勢スプリングの付勢力に
より第1の位置に移動させて該ブレーキレバーの係合部
をブレーキ帯の係止部に係合させ洗濯兼脱水槽の回転を
阻止することになるので、ブレーキシューの摩耗を軽減
することができる。
【0060】又、脱水運転中に洗濯モータの自己発電や
蓄電機能に障害が発生し、電磁ブレーキ手段の作動やロ
ータの回転検知が不能となっても、そのような際に、上
記ブレーキモータへの通電を解除して上記ブレーキレバ
ーを付勢スプリングの付勢力により第1の位置に移動さ
せて該ブレーキレバーの係合部をブレーキ帯の係止部に
係合させるので洗濯兼脱水槽の回転を阻止するように作
用するとともに従来のようにクラッチ爪と第1の係合部
の係合時における大きな衝撃とその衝撃に伴う洗濯機の
破壊や事故を発生させる危険性はない。
【0061】更に、脱水工程終了時において上記電磁ブ
レーキ手段による洗濯モータの低速回転への減速がなさ
れ、その回転が停止したとき、上記検知装置で上記ブレ
ーキ帯の係止部を検知するまで上記洗濯モータのロータ
を微小回転させることになるので、ブレーキレバーの係
合部がブレーキ帯の係止部に確実に係合した状態で止め
ることとなり、次の洗濯工程時に、パルセータの回転等
によって洗濯兼脱水槽を共回りさせる力が作用しても、
ブレーキ帯の係止部がブレーキレバーの係合部に既に係
合していることから、係止部が係合部に衝突する騒音が
発生することがなく、静かに洗濯工程をスタートさせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る一槽式洗濯機の側面断
面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る一槽式洗濯機の軸受箱
及び洗濯モータ部を拡大して示す側面断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る一槽式洗濯機のブレー
キ装置の概要を示す拡大斜視図断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る一槽式洗濯機のブレー
キ装置の他の実施形態の概要を示す拡大斜視図断面図で
ある。
【図5】従来の一槽式洗濯機の側面断面図である。
【図6】従来の一槽式洗濯機の軸受箱部を拡大して示す
側面断面図である。
【図7】従来の一槽式洗濯機のブレーキ装置の概要を示
す拡大斜視図断面図である。
【図8】従来の他の一槽式洗濯機の側面断面図である。
【図9】従来の他の一槽式洗濯機の軸受箱部及び洗濯モ
ータ部を拡大して示す側面断面図である。
【図10】従来の他の一槽式洗濯機の洗濯モータを示す
断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 水槽 4 洗濯兼脱水槽 5 パルセータ軸 6 パルセータ 7 槽軸 12 軸受箱 13 ブレーキドラム 14 ブレーキ帯 14b 係止部 15 ブレーキシュー 16 ブレーキレバー 16a 係合部 18 ブレーキモータ 34 洗濯モータ 36 ステータ 38 ロータ 20 水路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽の内部
    に設けられたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽に回転力
    を伝達するための槽軸と、この槽軸に挿通され前記パル
    セータに回転力を伝達するためのパルセータ軸と、該パ
    ルセータ軸と同心状態に設けられるステータと前記パル
    セータ軸の下部に設けられたロータとから構成されるモ
    ータと、該モータの回転に電磁的ブレーキを与える電磁
    ブレーキ手段とを具備してなる洗濯機において、 前記槽軸に設けたブレーキドラムと、該ドラムの外周に
    圧接嵌合させたブレーキ帯と、該ブレーキ帯に設けた係
    合部とを係合させることにより前記ブレーキ帯の回転を
    阻止するブレーキレバーと、該ブレーキレバーの爪を前
    記係合部に係脱自在に取着する取着部材と、前記ブレー
    キレバーの爪を係合方向に付勢する付勢手段と、通電す
    ることにより前記レバーを係合解除状態にするレバー駆
    動手段とからなる洗濯兼脱水槽の回転を拘束する拘束手
    段を設けるとともに、脱水運転時及び前記電磁ブレーキ
    手段の作動時に通電し、洗濯運転時及び運転待機時に非
    通電とする制御手段を前記拘束手段に設けたことを特徴
    とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 上記ブレーキ帯に係合部を複数設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 上記ブレーキ帯に設けた係合部を検出す
    る検出手段を設け、該検出手段に基いて前記係合部を上
    記ブレーキレバーの爪と係合する位置に停止させ、前記
    係合部と前記爪とを係合させる制御手段を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 水槽の内部に設けた洗濯兼脱水槽内にパ
    ルセータを回転自在に設けるとともに該パルセータに洗
    濯モータの駆動力を伝達するパルセータ軸を上記洗濯兼
    脱水槽に上記洗濯モータの駆動力を伝達する槽軸に挿通
    して設け、かつ該槽軸に外周にブレーキ帯を圧接して設
    けているブレーキドラムを固着して設けるとともに上記
    ブレーキ帯に設けた係止部にブレーキレバーの係合部を
    係脱することにより上記洗濯兼脱水槽の回転に制動を掛
    けるものにおいて、上記ブレーキレバーを係合部が上記
    ブレーキ帯の係止部に係合できる第1の位置方向に常時
    付勢する付勢スプリングと、該付勢スプリングの付勢力
    に抗して上記ブレーキレバーを第1の位置から係合部と
    上記ブレーキ帯の係止部の係合を解除する第2の位置に
    移動させるブレーキモータと、上記パルセータ軸の下端
    に固着して設けられたロータと該ロータの外周を包囲す
    るように上記水槽の下方に固定して設けられたステータ
    とを備えている洗濯モータと、該洗濯モータに少なくと
    も脱水工程の終了時に制動力を与える電磁ブレーキ手段
    と、上記ロータの回転に伴うパルセータ軸の回転を上記
    槽軸へ伝達するクラッチ手段とを設けて構成し、脱水工
    程時及び脱水工程終了時における上記電磁ブレーキ手段
    の作動時には上記ブレーキモータに通電して上記ブレー
    キレバーを第2の位置に移動させて該ブレーキレバーの
    係合部とブレーキ帯の係止部との係合を解除させ、かつ
    脱水工程終了時の上記電磁ブレーキ手段による洗濯モー
    タの低速回転への減速時、洗濯工程時及び運転待機時に
    は上記ブレーキモータを非通電とし上記ブレーキレバー
    を付勢スプリングの付勢力により第1の位置に移動させ
    て該ブレーキレバーの係合部をブレーキ帯の係止部に係
    合をさせるようにしたことを特徴とする一槽式洗濯機。
  5. 【請求項5】 上記ブレーキ帯の外周に上記係止部以外
    に複数の係止穴又は係止突起を略等間隔に設けたことを
    特徴とする請求項1に記載された一槽式洗濯機。
  6. 【請求項6】 水槽の内部に設けた洗濯兼脱水槽内にパ
    ルセータを回転自在に設けるとともに該パルセータに洗
    濯モータの駆動力を伝達するパルセータ軸を上記洗濯兼
    脱水槽に上記洗濯モータの駆動力を伝達する槽軸に挿通
    して設け、かつ該槽軸に外周にブレーキ帯を圧接して設
    けているブレーキドラムを固着して設けるとともに上記
    ブレーキ帯に設けた係止部にブレーキレバーの係合部を
    係脱することにより上記洗濯兼脱水槽の回転に制動を掛
    けるものにおいて、上記ブレーキレバーを係合部が上記
    ブレーキ帯の係止部に係合できる第1の位置方向に常時
    付勢する付勢スプリングと、該付勢スプリングの付勢力
    に抗して上記ブレーキレバーを第1の位置から係合部と
    上記ブレーキ帯の係止部の係合を解除する第2の位置に
    移動させるブレーキモータと、上記パルセータ軸の下端
    に固着して設けられたロータと該ロータの外周を包囲す
    るように上記水槽の下方に固定して設けられたステータ
    とを備えている洗濯モータと、該洗濯モータに少なくと
    も脱水工程の終了時に制動力を与える電磁ブレーキ手段
    と、上記ロータの回転に伴うパルセータ軸の回転を上記
    槽軸へ伝達するクラッチ手段と、上記ブレーキドラムの
    外周近くに上記ブレーキ帯の係止部を検知する検知装置
    とを設けて構成し、脱水工程時及び脱水工程終了時にお
    ける上記電磁ブレーキ手段の作動時には上記ブレーキモ
    ータに通電して上記ブレーキレバーを第2の位置に移動
    させて該ブレーキレバーの係合部とブレーキ帯の係止部
    との係合を解除させ、かつ脱水工程終了時の上記電磁ブ
    レーキ手段による洗濯モータの低速回転への減速時、洗
    濯工程時及び運転待機時には上記ブレーキモータを非通
    電とし上記ブレーキレバーを付勢スプリングの付勢力に
    より第1の位置に移動させて該ブレーキレバーの係合部
    をブレーキ帯の係止部に係合をさせるようにし、かつ脱
    水工程終了時において洗濯モータの回転が停止されると
    き、上記検知装置で上記ブレーキ帯の係止部を検知する
    まで上記洗濯モータのロータを微小回転させることを特
    徴とする一槽式洗濯機。
JP10076863A 1998-03-25 1998-03-25 洗濯機 Pending JPH11267394A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100880629B1 (ko) * 2002-08-09 2009-01-30 엘지전자 주식회사 전자동세탁기의 클러치
CN113512856A (zh) * 2020-04-10 2021-10-19 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机

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KR100880629B1 (ko) * 2002-08-09 2009-01-30 엘지전자 주식회사 전자동세탁기의 클러치
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