JPH0331080B2 - - Google Patents
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- JPH0331080B2 JPH0331080B2 JP61068123A JP6812386A JPH0331080B2 JP H0331080 B2 JPH0331080 B2 JP H0331080B2 JP 61068123 A JP61068123 A JP 61068123A JP 6812386 A JP6812386 A JP 6812386A JP H0331080 B2 JPH0331080 B2 JP H0331080B2
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- Japan
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- clutch
- drain valve
- operating
- lever
- output shaft
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Links
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Landscapes
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は全自動洗濯機等の脱水洗濯機に係り、
特にその駆動装置に関するものである。
特にその駆動装置に関するものである。
(従来の技術)
従来、この種の洗濯機では排水弁、脱水ブレー
キ及び洗濯・脱水切換え用クラツチを動作させる
作動レバーを、ソレノイドを使用してそのプラン
ジヤーにより吸引動作させるようになつている。
その為、ソレノイドに通電した際にプランジヤー
が急激に吸引されてソレノイドのコアに衝突し極
めて大きな音を発生し、そしてその音は洗濯機の
外枠等に伝わり、反響音及び共鳴音を伴うことが
多く、使用者に大きな不快感を与えることになつ
ていた。
キ及び洗濯・脱水切換え用クラツチを動作させる
作動レバーを、ソレノイドを使用してそのプラン
ジヤーにより吸引動作させるようになつている。
その為、ソレノイドに通電した際にプランジヤー
が急激に吸引されてソレノイドのコアに衝突し極
めて大きな音を発生し、そしてその音は洗濯機の
外枠等に伝わり、反響音及び共鳴音を伴うことが
多く、使用者に大きな不快感を与えることになつ
ていた。
そこで、このような騒音を解消できるものとし
て、本出願人においては特願昭60−225185号等に
より種々提案している。この提案のものは、小型
モータによりクラツチ介在の減速歯車群を介して
出力軸を回転させ、この出力軸に応動する操作体
により作動レバーを第1の位置から第2の位置方
向に移動させ、この作動レバーの第2の位置方向
への移動に伴い排水弁を閉から開状態に、脱水ブ
レーキを制動から制動解除状態に、洗濯・脱水切
換え用クラツチを伝達解除から動力伝達状態に切
換え、作動レバーが第2の位置に達したことを検
知して小型モータを停止させることにより作動レ
バーを第2の位置に保持し、そして減速歯車群に
介在したクラツチの結合を解除することにより作
動レバーを第2の位置から第1の位置に復帰する
ようになつている。而して、このような提案のも
のにあつては小型モータ及びクラツチ介在の減速
歯車群を組合せ用いることにより、今までのソレ
ノイド使用のものに比較して騒音を著しく減少で
き、静音化を達成できるものである。
て、本出願人においては特願昭60−225185号等に
より種々提案している。この提案のものは、小型
モータによりクラツチ介在の減速歯車群を介して
出力軸を回転させ、この出力軸に応動する操作体
により作動レバーを第1の位置から第2の位置方
向に移動させ、この作動レバーの第2の位置方向
への移動に伴い排水弁を閉から開状態に、脱水ブ
レーキを制動から制動解除状態に、洗濯・脱水切
換え用クラツチを伝達解除から動力伝達状態に切
換え、作動レバーが第2の位置に達したことを検
知して小型モータを停止させることにより作動レ
バーを第2の位置に保持し、そして減速歯車群に
介在したクラツチの結合を解除することにより作
動レバーを第2の位置から第1の位置に復帰する
ようになつている。而して、このような提案のも
のにあつては小型モータ及びクラツチ介在の減速
歯車群を組合せ用いることにより、今までのソレ
ノイド使用のものに比較して騒音を著しく減少で
き、静音化を達成できるものである。
ところで、一般に脱水洗濯機の駆動装置におい
ては、排水弁が凍結状態にあると正常な動作を期
待することができず、排水弁凍結に対する対策が
要求されるものである。
ては、排水弁が凍結状態にあると正常な動作を期
待することができず、排水弁凍結に対する対策が
要求されるものである。
然るに、従来のソレノイド使用のものにおいて
は、第13図示のような排水弁を用い、排水弁の
凍結によるソレノイドの焼損を防止していた。第
13図示の排水弁は排水弁外殼101、弁体10
2、該弁体102を常時閉方向に付勢するコイル
スプリング103、ソレノイド(図示せず)によ
つて矢印方向に引張られるけん引金具104、ガ
イド管105、及び該金具104と弁体102間
を連結しかつ上記コイルスプリング103より大
きなバネ定数を有する今一つのスプリング106
よりなり、正常な状態でけん引金具104が矢印
方向に引張られると、コイルスプリング103が
圧縮されて弁体102が開動作する。そして、残
水による凍結した場合には、けん引金具104の
矢印方向の移動に伴いコイルスプリング106が
伸長することにより、ソレノイドの焼損を防止す
るようになつている。
は、第13図示のような排水弁を用い、排水弁の
凍結によるソレノイドの焼損を防止していた。第
13図示の排水弁は排水弁外殼101、弁体10
2、該弁体102を常時閉方向に付勢するコイル
スプリング103、ソレノイド(図示せず)によ
つて矢印方向に引張られるけん引金具104、ガ
イド管105、及び該金具104と弁体102間
を連結しかつ上記コイルスプリング103より大
きなバネ定数を有する今一つのスプリング106
よりなり、正常な状態でけん引金具104が矢印
方向に引張られると、コイルスプリング103が
圧縮されて弁体102が開動作する。そして、残
水による凍結した場合には、けん引金具104の
矢印方向の移動に伴いコイルスプリング106が
伸長することにより、ソレノイドの焼損を防止す
るようになつている。
従つて、小型モータ及びクラツチ介在の減速歯
車群を組合せ用いるものにあつても、第13図示
の排水弁を使用することが考えられる。
車群を組合せ用いるものにあつても、第13図示
の排水弁を使用することが考えられる。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、従来構造の排水弁では2個のスプリン
グ103,106が必要で、しかもこれに伴い構
造が極めて複雑なものになつており、又スプリン
グ106の伸長により脱水ブレーキ及び洗濯・脱
水切換え用クラツチが正常に切換わるにもかかわ
らず、排水弁は閉状態のままにあつて、洗濯プロ
グラムを進行できない状況にあり、極めて不都合
である。そして、排水弁の凍結を検知するものは
従来存在せず、従つて積極的に凍結を報知したり
凍結解除の為の動作を行なわせたりすることもな
かつた。
グ103,106が必要で、しかもこれに伴い構
造が極めて複雑なものになつており、又スプリン
グ106の伸長により脱水ブレーキ及び洗濯・脱
水切換え用クラツチが正常に切換わるにもかかわ
らず、排水弁は閉状態のままにあつて、洗濯プロ
グラムを進行できない状況にあり、極めて不都合
である。そして、排水弁の凍結を検知するものは
従来存在せず、従つて積極的に凍結を報知したり
凍結解除の為の動作を行なわせたりすることもな
かつた。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、小型モータ及びクラツチ介在の減速
歯車群を用いて排水弁、脱水ブレーキ及び洗濯・
脱水切換え用クラツチを動作させるものにおい
て、排水弁の凍結の有無を検知できるようにする
ことにより上記問題点を解決するもので、以下そ
の内容を実施例に対応する第1図乃至第12図を
用いて説明する。
歯車群を用いて排水弁、脱水ブレーキ及び洗濯・
脱水切換え用クラツチを動作させるものにおい
て、排水弁の凍結の有無を検知できるようにする
ことにより上記問題点を解決するもので、以下そ
の内容を実施例に対応する第1図乃至第12図を
用いて説明する。
作動レバー33は第1の位置(第1図示の位
置)と第2の位置(第2図示の位置)との間を移
動することにより排水弁13、脱水ブレーキ11
及び洗濯・脱水切換え用クラツチ12を動作させ
る。小型モータ37はクラツチ45介在の減速歯
車群39を介して出力軸41を回転させるもの
で、この出力軸41の回転に伴つて動作する操作
体(例えばカム体51)を設け、この操作体によ
り作動レバー33を第1の位置から第2の位置に
移動する。作動レバー33が第2の位置に達した
ことを検知する位置検知器53を設け、さらに小
型モータ37への通電開始後の経過時間をカウン
トし位置検知器53の出力信号により上記通電開
始後所定の時間t1内に作動レバー33が第2の位
置に達するか否かを判定する異常判定部57を設
ける。そして、異常判定部57において判定の基
準となる時間t1を、作動レバー33が第1の位置
から第2の位置に達するまでの所要時間より長く
設定するものであり、所定の時間t1内に作動レバ
ー33が第2の位置に達しない時に排水弁13が
凍決状態にあると判定する。
置)と第2の位置(第2図示の位置)との間を移
動することにより排水弁13、脱水ブレーキ11
及び洗濯・脱水切換え用クラツチ12を動作させ
る。小型モータ37はクラツチ45介在の減速歯
車群39を介して出力軸41を回転させるもの
で、この出力軸41の回転に伴つて動作する操作
体(例えばカム体51)を設け、この操作体によ
り作動レバー33を第1の位置から第2の位置に
移動する。作動レバー33が第2の位置に達した
ことを検知する位置検知器53を設け、さらに小
型モータ37への通電開始後の経過時間をカウン
トし位置検知器53の出力信号により上記通電開
始後所定の時間t1内に作動レバー33が第2の位
置に達するか否かを判定する異常判定部57を設
ける。そして、異常判定部57において判定の基
準となる時間t1を、作動レバー33が第1の位置
から第2の位置に達するまでの所要時間より長く
設定するものであり、所定の時間t1内に作動レバ
ー33が第2の位置に達しない時に排水弁13が
凍決状態にあると判定する。
本発明は排水弁の凍結の有無を検知できること
により、凍結報知、凍結解除、その他凍結に対す
る種々の対策を容易に採用することが可能にな
り、上記問題の解消を計ることができる。
により、凍結報知、凍結解除、その他凍結に対す
る種々の対策を容易に採用することが可能にな
り、上記問題の解消を計ることができる。
(作用)
通常状態において、小型モータ37に通電する
と、クラツチ45介在の減速歯車群39を介して
出力軸41が回転を始め、操作体(例えばカム体
51)により作動レバー33を第1の位置から第
2の位置方向に移動させる一方、異常判定部57
は小型モータ37への通電開始後の経過時間をカ
ウントする。而して、作動レバー33は所定の時
間t1内に第2の位置に達することになり、第2の
位置に達したことを位置検知器53で検知する
と、小型モータ37への通電を停止する。
と、クラツチ45介在の減速歯車群39を介して
出力軸41が回転を始め、操作体(例えばカム体
51)により作動レバー33を第1の位置から第
2の位置方向に移動させる一方、異常判定部57
は小型モータ37への通電開始後の経過時間をカ
ウントする。而して、作動レバー33は所定の時
間t1内に第2の位置に達することになり、第2の
位置に達したことを位置検知器53で検知する
と、小型モータ37への通電を停止する。
今、排水弁13が凍結していると、作動レバー
33は第2の位置方向に移動できない為、小型モ
ータ37への通電が開始されても作動レバー33
は移動せず、第1の位置にある。従つて、異常判
定部57は小型モータ37への通電開始後所定の
時間t1の経過により作動レバー33が第2の位置
にないと判定し、これにより排水弁13が凍結状
態にあることを検知する。
33は第2の位置方向に移動できない為、小型モ
ータ37への通電が開始されても作動レバー33
は移動せず、第1の位置にある。従つて、異常判
定部57は小型モータ37への通電開始後所定の
時間t1の経過により作動レバー33が第2の位置
にないと判定し、これにより排水弁13が凍結状
態にあることを検知する。
(実施例)
以下第1図乃至第12図に示した本発明の実施
例について詳細に説明する。
例について詳細に説明する。
第3図は本発明の実施例における脱水洗濯機を
示す概略縦断面図である。第3図において、1は
外枠、2は外枠1内に防振支持機構により弾性的
に吊下支持した水槽、3は洗濯兼脱水槽、4は該
槽3を上端に固定する中空の脱水軸、5は脱水槽
3の内底部に配置した回転翼、6は脱水軸4内に
回転自在に貫挿支持し上端に回転翼5を、下端に
プーリ7を夫々固定した回転軸、8はプーリ7と
モータプーリ9との間にベルト10を張設して回
転軸6に回転を伝達する洗濯兼脱水モータ、11
は脱水軸4に設けた脱水ブレーキ、12は脱水軸
4と回転軸6若しくはプーリ7との間に設けた洗
濯・脱水切換え用クラツチ、13は排水弁、14
は基板、15は機構ケースを示す。
示す概略縦断面図である。第3図において、1は
外枠、2は外枠1内に防振支持機構により弾性的
に吊下支持した水槽、3は洗濯兼脱水槽、4は該
槽3を上端に固定する中空の脱水軸、5は脱水槽
3の内底部に配置した回転翼、6は脱水軸4内に
回転自在に貫挿支持し上端に回転翼5を、下端に
プーリ7を夫々固定した回転軸、8はプーリ7と
モータプーリ9との間にベルト10を張設して回
転軸6に回転を伝達する洗濯兼脱水モータ、11
は脱水軸4に設けた脱水ブレーキ、12は脱水軸
4と回転軸6若しくはプーリ7との間に設けた洗
濯・脱水切換え用クラツチ、13は排水弁、14
は基板、15は機構ケースを示す。
上記脱水ブレーキ11は第4図に示すように、
脱水軸4に固定したブレーキドラム16と、内面
にブレーキライニングを装着してブレーキドラム
16の外周に弾性的に嵌着すると共に一端を外方
に折り曲げて折曲片18を形成した環状のブレー
キバンド17と、ブレーキドラム16の上方ボス
部16aの外周に軸受19を介して嵌合し脱水軸
4即ちボス部16aに対して回転自在となる回転
ドラム20と、該回転ドラム20の外周縁適所に
突設された先端部のスリツト22をブレーキバン
ド17の折曲片18に第5図示の如く嵌挿係合す
ることにより回転ドラム20とブレーキバンド1
7を回転方向に対して一体関係におくアーム21
と、回転ドラム20の外周に巻着すると共に一端
をボルト及びナツト等の締着具23により基板1
4に固着して固定端とし、かつ他端を自由端とし
てなるコイルバネ24とにより構成し、上記コイ
ルバネ24の巻締め方向は脱水軸4の脱水時回転
方向と一致させてある。
脱水軸4に固定したブレーキドラム16と、内面
にブレーキライニングを装着してブレーキドラム
16の外周に弾性的に嵌着すると共に一端を外方
に折り曲げて折曲片18を形成した環状のブレー
キバンド17と、ブレーキドラム16の上方ボス
部16aの外周に軸受19を介して嵌合し脱水軸
4即ちボス部16aに対して回転自在となる回転
ドラム20と、該回転ドラム20の外周縁適所に
突設された先端部のスリツト22をブレーキバン
ド17の折曲片18に第5図示の如く嵌挿係合す
ることにより回転ドラム20とブレーキバンド1
7を回転方向に対して一体関係におくアーム21
と、回転ドラム20の外周に巻着すると共に一端
をボルト及びナツト等の締着具23により基板1
4に固着して固定端とし、かつ他端を自由端とし
てなるコイルバネ24とにより構成し、上記コイ
ルバネ24の巻締め方向は脱水軸4の脱水時回転
方向と一致させてある。
又、洗濯・脱水切換え用クラツチ12は第4図
に示すように、回転軸6若しくはプーリ7に一体
的に設けたクラツチボス25と、該クラツチボス
25と脱水軸4の双方に跨つて巻着し巻締め方向
を脱水時の回転方向と一致させてなるクラツチバ
ネ26と、該クラツチバネ26の外周に位置しか
つ該バネ26の下端と係合する回転自在なクラツ
チギア27とにより構成する。
に示すように、回転軸6若しくはプーリ7に一体
的に設けたクラツチボス25と、該クラツチボス
25と脱水軸4の双方に跨つて巻着し巻締め方向
を脱水時の回転方向と一致させてなるクラツチバ
ネ26と、該クラツチバネ26の外周に位置しか
つ該バネ26の下端と係合する回転自在なクラツ
チギア27とにより構成する。
第4図中、28は脱水ブレーキ11を切換え動
作させるためのブレーキレバー、29はクラツチ
爪30を有し洗濯・脱水切換え用クラツチ12を
動作させるためのクラツチレバーであり、この両
レバー28,29については後段で詳述する。3
1はブレーキドラム16の下方ボス部16bの外
周に巻着すると共に一端をボルト及びナツト等の
締着具32により機構ケース15に固着して固定
端としかつ他端を自由端としてなるコイルバネ
で、その巻締め方向は他方のコイルバネ24と逆
方向に設定してある。
作させるためのブレーキレバー、29はクラツチ
爪30を有し洗濯・脱水切換え用クラツチ12を
動作させるためのクラツチレバーであり、この両
レバー28,29については後段で詳述する。3
1はブレーキドラム16の下方ボス部16bの外
周に巻着すると共に一端をボルト及びナツト等の
締着具32により機構ケース15に固着して固定
端としかつ他端を自由端としてなるコイルバネ
で、その巻締め方向は他方のコイルバネ24と逆
方向に設定してある。
次に、脱水ブレーキ11及び洗濯・脱水切換え
用クラツチ12を動作させる為の構造を第1図及
び第2図に従つて説明する。33は基板14若し
くは機構ケース15上に立設した軸34に回転自
在に設けた作動レバーで、第1図示の第1の位置
と第2図示の第2の位置との間を回転移動するも
のであり、その自由端側はロツド35により排水
弁13と連結する。この排水弁13は作動レバー
33が第1の位置にある時に閉、第2の位置にあ
る時に開の各状態になる。
用クラツチ12を動作させる為の構造を第1図及
び第2図に従つて説明する。33は基板14若し
くは機構ケース15上に立設した軸34に回転自
在に設けた作動レバーで、第1図示の第1の位置
と第2図示の第2の位置との間を回転移動するも
のであり、その自由端側はロツド35により排水
弁13と連結する。この排水弁13は作動レバー
33が第1の位置にある時に閉、第2の位置にあ
る時に開の各状態になる。
又、上記作動レバー33にはブレーキレバー2
8及びクラツチレバー29が共に一体的な連動関
係に設けられている。而して、作動レバー33は
第1の位置において脱水ブレーキ11を制動、洗
濯・脱水切換え用クラツチ12を伝達解除の各状
態とし、第2の位置において脱水ブレーキ11を
制動解除、クラツチ12を動力伝達の各状態とす
る。脱水ブレーキ11はブレーキレバー28によ
りコイルバネ24の自由端が操作されて該バネ2
4が弛緩した時に制動解除となり、コイルバネ2
4が操作の解除により緊締した時に制動状態とな
る。一方、洗濯・脱水切換え用クラツチ12はク
ラツチレバー29のクラツチ爪30がクラツチギ
ア27に係合してクラツチバネ26を弛緩した時
に伝達解除となり、クラツチギア27よりクラツ
チ爪30が外れた時に動力伝達状態となる。
8及びクラツチレバー29が共に一体的な連動関
係に設けられている。而して、作動レバー33は
第1の位置において脱水ブレーキ11を制動、洗
濯・脱水切換え用クラツチ12を伝達解除の各状
態とし、第2の位置において脱水ブレーキ11を
制動解除、クラツチ12を動力伝達の各状態とす
る。脱水ブレーキ11はブレーキレバー28によ
りコイルバネ24の自由端が操作されて該バネ2
4が弛緩した時に制動解除となり、コイルバネ2
4が操作の解除により緊締した時に制動状態とな
る。一方、洗濯・脱水切換え用クラツチ12はク
ラツチレバー29のクラツチ爪30がクラツチギ
ア27に係合してクラツチバネ26を弛緩した時
に伝達解除となり、クラツチギア27よりクラツ
チ爪30が外れた時に動力伝達状態となる。
36は軸34に嵌装したスプリングで、排水弁
13内蔵のスプリング(図示せず)と共に作動レ
バー33を常時第1の位置方向に付勢するための
付勢手段を構成している。37は減速歯車群を内
蔵しかつ該歯車群中にクラツチを介挿した小型モ
ータであり、その構造を第6図乃至第8図に従つ
て説明する。
13内蔵のスプリング(図示せず)と共に作動レ
バー33を常時第1の位置方向に付勢するための
付勢手段を構成している。37は減速歯車群を内
蔵しかつ該歯車群中にクラツチを介挿した小型モ
ータであり、その構造を第6図乃至第8図に従つ
て説明する。
第6図乃至第8図において、小型モータ37は
交流用同期モータよりなるモータ部と減速歯車群
39とからなり、減速織車群39はモータ部のロ
ーター38に一体的に設けた駆動側の歯車40と
出力軸41に設けた出力歯車42との間に多数の
歯車を介挿して段階的に減速することにより、最
終的に所定の減速比を得るように構成されてい
る。即ち、ローター38の回転は減速歯車群39
を介して出力軸41に伝達され、出力軸41は所
定の低速度で回転する。上記減速歯車群39を構
成する多数の歯車の中の2個、例えば歯車40に
かみ合う歯車43と、該歯車43と同軸上に設け
た歯車44との間にてクラツチ45を構成する。
上記歯車44は軸46に対して回転自在でかつ軸
方向に摺動自在に設けられ、軸方向への摺動によ
りクラツチ45の結合、解除の切換えを行なうも
のであり、歯車43との間に縮設したスプリング
47により常時上方に付勢されクラツチ45を解
除状態におく。尚、歯車44は操作軸部44aを
一体に形成して該軸部44aを小型モータ37の
外方に突出する。
交流用同期モータよりなるモータ部と減速歯車群
39とからなり、減速織車群39はモータ部のロ
ーター38に一体的に設けた駆動側の歯車40と
出力軸41に設けた出力歯車42との間に多数の
歯車を介挿して段階的に減速することにより、最
終的に所定の減速比を得るように構成されてい
る。即ち、ローター38の回転は減速歯車群39
を介して出力軸41に伝達され、出力軸41は所
定の低速度で回転する。上記減速歯車群39を構
成する多数の歯車の中の2個、例えば歯車40に
かみ合う歯車43と、該歯車43と同軸上に設け
た歯車44との間にてクラツチ45を構成する。
上記歯車44は軸46に対して回転自在でかつ軸
方向に摺動自在に設けられ、軸方向への摺動によ
りクラツチ45の結合、解除の切換えを行なうも
のであり、歯車43との間に縮設したスプリング
47により常時上方に付勢されクラツチ45を解
除状態におく。尚、歯車44は操作軸部44aを
一体に形成して該軸部44aを小型モータ37の
外方に突出する。
次に、第1図,第2図及び第9図において、4
8はクラツチ45を操作するためのクラツチ操作
機で、電磁石49とシーソー動作する金属片50
とにより構成され、電磁石49に通電した時に該
電磁石49で金属片50の一端を吸着して、他端
で操作軸部44aを押し下げることにより歯車4
4をスプリング47に抗して摺動させ、クラツチ
45を結合状態に切換える。
8はクラツチ45を操作するためのクラツチ操作
機で、電磁石49とシーソー動作する金属片50
とにより構成され、電磁石49に通電した時に該
電磁石49で金属片50の一端を吸着して、他端
で操作軸部44aを押し下げることにより歯車4
4をスプリング47に抗して摺動させ、クラツチ
45を結合状態に切換える。
51は出力軸41に取着したカム体(操作体)
で、略渦巻き形状をなし、そのカム面51bには
作動レバー33の自由端にあるローラ52が当接
しており、カム体51は時計方向への回転によつ
て作動レバー33を第1の位置から第2の位置方
向に移動する。51a及び51dは作動レバー3
3が第1の位置及び第2の位置にある時ローラ5
2と接する点であり、点51aはカム体51の最
短径部にある。51cは点51aの近傍に設けた
ストツパーである。
で、略渦巻き形状をなし、そのカム面51bには
作動レバー33の自由端にあるローラ52が当接
しており、カム体51は時計方向への回転によつ
て作動レバー33を第1の位置から第2の位置方
向に移動する。51a及び51dは作動レバー3
3が第1の位置及び第2の位置にある時ローラ5
2と接する点であり、点51aはカム体51の最
短径部にある。51cは点51aの近傍に設けた
ストツパーである。
上記カム体51のカム面51bは作動レバー3
3をスプリング36及び排水弁13内蔵のスプリ
ングに抗して第2の位置方向に移動して行くと
き、同期モータ及び減速歯車群39の定格トルク
を越えず動作するように設計すると同時に、クラ
ツチ45の解除時において出力軸41を回転させ
るに充分なトルクが、上記両スプリングの付勢力
によつて加えられるように設計するものである。
3をスプリング36及び排水弁13内蔵のスプリ
ングに抗して第2の位置方向に移動して行くと
き、同期モータ及び減速歯車群39の定格トルク
を越えず動作するように設計すると同時に、クラ
ツチ45の解除時において出力軸41を回転させ
るに充分なトルクが、上記両スプリングの付勢力
によつて加えられるように設計するものである。
又、カム体51はカム面51bを点51dより
θ(第10図参照)だけ延長している。これはカ
ム体51のストロークを所望のストロークSより
長くしてストロークに余裕をもたせ、スタート位
置(点51a)の誤差、取付け誤差等を吸収する
ためであり、これによつて作動レバー33を確実
に第2の位置まで移動させることができる。
θ(第10図参照)だけ延長している。これはカ
ム体51のストロークを所望のストロークSより
長くしてストロークに余裕をもたせ、スタート位
置(点51a)の誤差、取付け誤差等を吸収する
ためであり、これによつて作動レバー33を確実
に第2の位置まで移動させることができる。
第1図において、53は作動レバー33が第2
の位置に達したことを検知する位置検知器、本実
施例ではマイクロスイツチである。54はクラツ
チ操作機48を制御するための操作機制御部、5
5は小型モータ37を制御するためのモータ制御
部、56はシーケンス制御部、57は異常判定部
である。
の位置に達したことを検知する位置検知器、本実
施例ではマイクロスイツチである。54はクラツ
チ操作機48を制御するための操作機制御部、5
5は小型モータ37を制御するためのモータ制御
部、56はシーケンス制御部、57は異常判定部
である。
尚、本実施例においては排水弁13に第12図
に示す従来周知の構造を採用しており、13aは
排水弁外殼、13bは弁体、13cはスプリン
グ、13dはけん引金具であり、けん引金具13
dにはロツド35が連結する。
に示す従来周知の構造を採用しており、13aは
排水弁外殼、13bは弁体、13cはスプリン
グ、13dはけん引金具であり、けん引金具13
dにはロツド35が連結する。
上記構成において、その動作を説明する。
先ず、排水弁13が非凍結時における通常の動
作について述べる。
作について述べる。
洗濯及びすすぎ時において、小型モータ37及
び電磁石49は非通電状態にあり、クラツチ45
は歯車44がスプリング47により浮上がり歯車
43と離間している為第6図示の如く解除状態に
あつて、出力軸41は回転自由状態におかれてい
る。一方、作動レバー33は排水弁13内蔵のス
プリング13c及びスプリング36の付勢力を受
けてカム体51を回転させ、ローラ52が点51
aに位置し、第1図示の如く第1の位置にある。
然るに脱水ブレーキ11は制動、洗濯・脱水切換
え用クラツチ12は伝達解除の各状態におかれて
いる。
び電磁石49は非通電状態にあり、クラツチ45
は歯車44がスプリング47により浮上がり歯車
43と離間している為第6図示の如く解除状態に
あつて、出力軸41は回転自由状態におかれてい
る。一方、作動レバー33は排水弁13内蔵のス
プリング13c及びスプリング36の付勢力を受
けてカム体51を回転させ、ローラ52が点51
aに位置し、第1図示の如く第1の位置にある。
然るに脱水ブレーキ11は制動、洗濯・脱水切換
え用クラツチ12は伝達解除の各状態におかれて
いる。
耐して、この状態でモータ8の左右反転駆動に
より回転軸6及び回転翼5は周期的に反転して反
転水流により洗濯或いはすすぎを行なうことにな
るが、この際洗濯兼脱水槽3は何れの方向にも回
転することはない。即ち、洗濯兼脱水槽3が脱水
時と同じ方向に回転しようとした場合には、コイ
ルバネ24の巻締まりにより回転ドラム20及び
ブレーキバンド17が停止状態にあつて該バンド
17とブレーキドラム16との摩擦力により阻止
され。逆方向に回転しようとした場合にはコイル
バネ31の巻締まりにより阻止されることにな
る。
より回転軸6及び回転翼5は周期的に反転して反
転水流により洗濯或いはすすぎを行なうことにな
るが、この際洗濯兼脱水槽3は何れの方向にも回
転することはない。即ち、洗濯兼脱水槽3が脱水
時と同じ方向に回転しようとした場合には、コイ
ルバネ24の巻締まりにより回転ドラム20及び
ブレーキバンド17が停止状態にあつて該バンド
17とブレーキドラム16との摩擦力により阻止
され。逆方向に回転しようとした場合にはコイル
バネ31の巻締まりにより阻止されることにな
る。
次に、排水及び脱水動作について第11図示の
フローチヤートを参照しながら説明する。
フローチヤートを参照しながら説明する。
排水・脱水動作開始時シーケンス制御部56よ
り操作機制御部54及びモータ制御部55に指示
して電磁石49及び小型モータ37に通電する。
すると、金属片50は電磁石49に一端が吸着さ
れて、他端で第9図示の如く操作軸部44aを押
し下げ、歯車44をスプリング47に抗して軸方
向に移動させたクラツチ45を第7図示の如く結
合状態とする。これによりローター38側の出力
軸41とは機械的に結合され、ローター38の回
転は減速歯車群39を介して出力軸41に伝達さ
れる。この出力軸41の回転によりカム体51は
第1図において時計方向に回転し、そのカム面5
1bにより作動レバー33をスプリング36等に
抗して第2の位置方向に移動して行くことにな
る。やがて、作動レバー33が第2図示の如く第
2の位置に達してマイクロスイツチ53をONす
ると、シーケンス制御部56は該スイツチ53か
らのON信号に伴い、モータ制御部55に停止信
号を出力して小型モータ37を停止する。以上の
ように作動レバー33が第2の位置に達すると、
脱水ブレーキ11はコイルバネ24の自由端がブ
レーキレバー28により操作されて該バネ24が
弛緩し、制動解除状態になる一方、洗濯・脱水切
換え用クラツチ12はクラツチレバー29のクラ
ツチ爪30がクラツチギア27より外れて動力伝
達状態になり、さらに排水弁13は開状態にな
る。尚この時、カム体51にはスプリング36及
び排水弁13内蔵のスプリング13cにより反時
計方向の回転トルクが加わることになるが、カム
体51及び出力軸41は回転せず、第2図示の状
態を保持することになる。
り操作機制御部54及びモータ制御部55に指示
して電磁石49及び小型モータ37に通電する。
すると、金属片50は電磁石49に一端が吸着さ
れて、他端で第9図示の如く操作軸部44aを押
し下げ、歯車44をスプリング47に抗して軸方
向に移動させたクラツチ45を第7図示の如く結
合状態とする。これによりローター38側の出力
軸41とは機械的に結合され、ローター38の回
転は減速歯車群39を介して出力軸41に伝達さ
れる。この出力軸41の回転によりカム体51は
第1図において時計方向に回転し、そのカム面5
1bにより作動レバー33をスプリング36等に
抗して第2の位置方向に移動して行くことにな
る。やがて、作動レバー33が第2図示の如く第
2の位置に達してマイクロスイツチ53をONす
ると、シーケンス制御部56は該スイツチ53か
らのON信号に伴い、モータ制御部55に停止信
号を出力して小型モータ37を停止する。以上の
ように作動レバー33が第2の位置に達すると、
脱水ブレーキ11はコイルバネ24の自由端がブ
レーキレバー28により操作されて該バネ24が
弛緩し、制動解除状態になる一方、洗濯・脱水切
換え用クラツチ12はクラツチレバー29のクラ
ツチ爪30がクラツチギア27より外れて動力伝
達状態になり、さらに排水弁13は開状態にな
る。尚この時、カム体51にはスプリング36及
び排水弁13内蔵のスプリング13cにより反時
計方向の回転トルクが加わることになるが、カム
体51及び出力軸41は回転せず、第2図示の状
態を保持することになる。
而して、排水弁13の開放により排水が行なわ
れ、そしてシーケンス制御部56は水位スイツチ
により排水の終了を判定し、次に蓋スイツチによ
り閉蓋を確認した後、モータ8を駆動して脱水動
作に移行する。すると、モータ8の回転はベルト
10、プーリ7及びクラツチバネ26を経て脱水
軸4に伝達されることになり、洗濯兼脱水槽3の
回転により被洗濯物の脱水動作を行なう。この時
回転ドラム20はコイルバネ24が弛緩状態にあ
る為、ブレーキバンド17と共に脱水軸4に伴つ
て回転する。
れ、そしてシーケンス制御部56は水位スイツチ
により排水の終了を判定し、次に蓋スイツチによ
り閉蓋を確認した後、モータ8を駆動して脱水動
作に移行する。すると、モータ8の回転はベルト
10、プーリ7及びクラツチバネ26を経て脱水
軸4に伝達されることになり、洗濯兼脱水槽3の
回転により被洗濯物の脱水動作を行なう。この時
回転ドラム20はコイルバネ24が弛緩状態にあ
る為、ブレーキバンド17と共に脱水軸4に伴つ
て回転する。
所定の脱水時間の経過によりシーケンス制御部
56が脱水終了を判定して、モータ8への通電を
停止する。そして、シーケンス制御部56はモー
タ8への通電停止後、所定の慣性脱水時間が経過
すると、操作機制御部54により電磁石49への
通電を停止させる。これにより、クラツチ45は
スプリング47により歯車44が浮上がる為第6
図示の如く解除状態となり、出力軸41は回転自
由状態になる。すると、スプリング36及び排水
弁13内蔵のスプリング13cの付勢力を作動レ
バー33を介して反時計方向の回転トルクとして
受けているカム体51は第2図示の位置から反時
計方向に回転する一方、作動レバー33も第1の
位置方向に移動することになり、カム体51の回
転及び作動レバー33の移動はローラ52がスト
ツパー51cに達することによつて止まり、最終
的には第1図示の如くローラ52が最短径である
点51aに位置して静止する。
56が脱水終了を判定して、モータ8への通電を
停止する。そして、シーケンス制御部56はモー
タ8への通電停止後、所定の慣性脱水時間が経過
すると、操作機制御部54により電磁石49への
通電を停止させる。これにより、クラツチ45は
スプリング47により歯車44が浮上がる為第6
図示の如く解除状態となり、出力軸41は回転自
由状態になる。すると、スプリング36及び排水
弁13内蔵のスプリング13cの付勢力を作動レ
バー33を介して反時計方向の回転トルクとして
受けているカム体51は第2図示の位置から反時
計方向に回転する一方、作動レバー33も第1の
位置方向に移動することになり、カム体51の回
転及び作動レバー33の移動はローラ52がスト
ツパー51cに達することによつて止まり、最終
的には第1図示の如くローラ52が最短径である
点51aに位置して静止する。
而して、作動レバー33の第1の位置への移動
により脱水ブレーキ11は制動、洗濯・脱水切換
え用クラツチ12は伝達解除の各状態に切換わり
この時、洗濯兼脱水槽3即ち脱水軸4が未だ慣性
回転中であれば、ブレーキドラム16とブレーキ
バンド17間の摩擦力により直ちに停止する。
により脱水ブレーキ11は制動、洗濯・脱水切換
え用クラツチ12は伝達解除の各状態に切換わり
この時、洗濯兼脱水槽3即ち脱水軸4が未だ慣性
回転中であれば、ブレーキドラム16とブレーキ
バンド17間の摩擦力により直ちに停止する。
尚、第11図において、異常・緊急停止時には
モータ8への通電停止と同時に、電磁石49への
通電をも停止する。従つて、脱水ブレーキ11に
より直ちに制動がかかり、洗濯兼脱水槽3の回転
が速やかに停止することになる。
モータ8への通電停止と同時に、電磁石49への
通電をも停止する。従つて、脱水ブレーキ11に
より直ちに制動がかかり、洗濯兼脱水槽3の回転
が速やかに停止することになる。
次に、排水弁13が凍結した場合の動作につい
て説明する。今、排水弁13が残水による凍結状
態にあると、弁体13bは動作不能状態にあつ
て、これとけん引金具13d及びロツド35を介
して連結している作動レバー33も移動できず、
勿論カム体51も回転不能状態にある。従つて、
小型モータ37に通電したところで作動レバー3
3は第1の位置にあつて第2の位置方向に移動す
ることはなく、マイクロスイツチ53がONする
こともない。一方、異常判定部57は小型モータ
37への通電開始後の経過時間をカウントしてお
り、所定の時間t1が経過した時点でもマイクロス
イツチ53がONにならない為、排水弁13の凍
結を判定する。
て説明する。今、排水弁13が残水による凍結状
態にあると、弁体13bは動作不能状態にあつ
て、これとけん引金具13d及びロツド35を介
して連結している作動レバー33も移動できず、
勿論カム体51も回転不能状態にある。従つて、
小型モータ37に通電したところで作動レバー3
3は第1の位置にあつて第2の位置方向に移動す
ることはなく、マイクロスイツチ53がONする
こともない。一方、異常判定部57は小型モータ
37への通電開始後の経過時間をカウントしてお
り、所定の時間t1が経過した時点でもマイクロス
イツチ53がONにならない為、排水弁13の凍
結を判定する。
小型モータ37のモータ部は同期モータで常に
定速で回転するため、通常の状態においては一定
の時間で作動レバー33が第1の位置から第2の
位置に動き、マイクロスイツチ53がONされる
ものであり、上記時間t1を通常の動作時間より若
干長く設定しておけば、上述の如く排水弁13の
凍結を正確に検知できることになる。
定速で回転するため、通常の状態においては一定
の時間で作動レバー33が第1の位置から第2の
位置に動き、マイクロスイツチ53がONされる
ものであり、上記時間t1を通常の動作時間より若
干長く設定しておけば、上述の如く排水弁13の
凍結を正確に検知できることになる。
従つて、異常判定部57で排水弁13の凍結を
検知した時異常判定部57からの信号により種々
の凍結対策を容易に行なえることになる。例え
ば、異常判定部57からの信号に基づき小型モー
タ37への通電を停止してランプ、ブザー等の動
作により凍結報知を行なうようにすれば、使用者
は凍結を容易に認識でき、凍結に対応できること
になり、気付かずにそのまま放置するという不都
合がなくなる。又、排水弁13に凍結解除モータ
を設け、凍結の検知に伴い小型モータ37への通
電を停止して上記ヒータに一定時間通電すること
により凍結を解除し、然る後小型モータ37に再
通電するようにすれば、引続いて洗濯プログラム
を自動的に実行できることになり、洗濯プログラ
ムの進行が中止されるということがなくなる。そ
の他、凍結対策を容易に講じることができ、しか
も排水弁13に従来周知のごく簡単な構造の排水
弁を採用することができる。尚、小型モータ37
はロツク状態においても焼損、破損等することは
ない。
検知した時異常判定部57からの信号により種々
の凍結対策を容易に行なえることになる。例え
ば、異常判定部57からの信号に基づき小型モー
タ37への通電を停止してランプ、ブザー等の動
作により凍結報知を行なうようにすれば、使用者
は凍結を容易に認識でき、凍結に対応できること
になり、気付かずにそのまま放置するという不都
合がなくなる。又、排水弁13に凍結解除モータ
を設け、凍結の検知に伴い小型モータ37への通
電を停止して上記ヒータに一定時間通電すること
により凍結を解除し、然る後小型モータ37に再
通電するようにすれば、引続いて洗濯プログラム
を自動的に実行できることになり、洗濯プログラ
ムの進行が中止されるということがなくなる。そ
の他、凍結対策を容易に講じることができ、しか
も排水弁13に従来周知のごく簡単な構造の排水
弁を採用することができる。尚、小型モータ37
はロツク状態においても焼損、破損等することは
ない。
以上のように、小型モータ37及び電磁石49
への通電制御により排水弁13、脱水ブレーキ1
1及び洗濯・脱水切換え用クラツチ12等を制御
でき、従来のように電磁ソレノイドによるプラン
ジヤーの吸引によつて直接脱水ブレーキ11等を
動作させるものに比較して静音化を計ることがで
きる。又、カム体51の形状(カム面51bの延
長)により取付け誤差、スタート位置の誤差等を
吸収できる上作動レバー33の位置を検知して小
型モータ37を制御することにより、作動レバー
33を第2の位置に確実に移動させて停止するこ
とができ、動作が確実で安定したものになる。
への通電制御により排水弁13、脱水ブレーキ1
1及び洗濯・脱水切換え用クラツチ12等を制御
でき、従来のように電磁ソレノイドによるプラン
ジヤーの吸引によつて直接脱水ブレーキ11等を
動作させるものに比較して静音化を計ることがで
きる。又、カム体51の形状(カム面51bの延
長)により取付け誤差、スタート位置の誤差等を
吸収できる上作動レバー33の位置を検知して小
型モータ37を制御することにより、作動レバー
33を第2の位置に確実に移動させて停止するこ
とができ、動作が確実で安定したものになる。
尚、位置検知器はマイクロスイツチに限らず、
光学的な検知センサー、リードスイツチと磁石の
組合わせによるものでもよく、要は作動レバー3
3が第2の位置に達したことを検知できるもので
あればよい。又、小型モータは減速歯車群を内蔵
したものに限らず、別途減速歯車群を設けたもの
でもよい。
光学的な検知センサー、リードスイツチと磁石の
組合わせによるものでもよく、要は作動レバー3
3が第2の位置に達したことを検知できるもので
あればよい。又、小型モータは減速歯車群を内蔵
したものに限らず、別途減速歯車群を設けたもの
でもよい。
その他、本発明は上記しかつ図面に示す実施例
のみに限定されるものではなく、例えば脱水ブレ
ーキの構成、クラツチ操作機の構成等、要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変形して実施し得ること勿
論である。
のみに限定されるものではなく、例えば脱水ブレ
ーキの構成、クラツチ操作機の構成等、要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変形して実施し得ること勿
論である。
(発明の効果)
以上の如く本発明によれば、小型モータ及びク
ラツチ操作機への通電制御により排水弁、脱水ブ
レーキ及び洗濯・脱水切換え用クラツチを制御し
て騒音上の問題を解消することができ、しかも排
水弁の凍結を電気的に検知できることにより、凍
結対策が容易で種々の対策を講じ易くなり、凍結
に伴う問題の解消も容易になる等、実用上有益な
ものである。
ラツチ操作機への通電制御により排水弁、脱水ブ
レーキ及び洗濯・脱水切換え用クラツチを制御し
て騒音上の問題を解消することができ、しかも排
水弁の凍結を電気的に検知できることにより、凍
結対策が容易で種々の対策を講じ易くなり、凍結
に伴う問題の解消も容易になる等、実用上有益な
ものである。
第1図及び第2図は本発明の実施例における全
自動洗濯機の駆動装置においてその主要部の異な
る動作状態を示す構成説明図、第3図は同全自動
洗濯機の概略構成図、第4図は同駆動部の断面
図、第5図は第4図のA部矢視図、第6図及び第
7図は同小型モータのクラツチ付減速歯車群の異
なる状態を示す断面図、第8図は同クラツチ部の
構成斜視図、第9図は第2図のB矢視図、第10
図は同カム体の形状を示す図、第11図は同排
水・脱水時のフローチヤート、第12図は同上排
水弁の構造を示す断面図、第13図は従来の凍結
対策用の排水弁の構造を示す断面図である。 11:脱水ブレーキ、12:洗濯・脱水切換え
用クラツチ、13:排水弁、28:ブレーキレバ
ー、29:クラツチレバー、33…作動レバー、
36:スプリング、37:小型モータ、39:減
速歯車群、41:出力軸、45:クラツチ、4
7:スプリング、48:クラツチ操作機、51:
カム体、53:位置検知器、57:異常判定部。
自動洗濯機の駆動装置においてその主要部の異な
る動作状態を示す構成説明図、第3図は同全自動
洗濯機の概略構成図、第4図は同駆動部の断面
図、第5図は第4図のA部矢視図、第6図及び第
7図は同小型モータのクラツチ付減速歯車群の異
なる状態を示す断面図、第8図は同クラツチ部の
構成斜視図、第9図は第2図のB矢視図、第10
図は同カム体の形状を示す図、第11図は同排
水・脱水時のフローチヤート、第12図は同上排
水弁の構造を示す断面図、第13図は従来の凍結
対策用の排水弁の構造を示す断面図である。 11:脱水ブレーキ、12:洗濯・脱水切換え
用クラツチ、13:排水弁、28:ブレーキレバ
ー、29:クラツチレバー、33…作動レバー、
36:スプリング、37:小型モータ、39:減
速歯車群、41:出力軸、45:クラツチ、4
7:スプリング、48:クラツチ操作機、51:
カム体、53:位置検知器、57:異常判定部。
Claims (1)
- 1 第1の位置と第2の位置との間を移動し該移
動により排水弁、脱水ブレーキ及び洗濯・脱水切
換え用クラツチを動作させる作動レバーと、該作
動レバーを常時第1の位置方向に付勢する付勢手
段と、出力軸を減速歯車群を介して低速で回転さ
せる小型モータと、上記減速歯車群内にあつて結
合時に上記小型モータの運転に伴い出力軸を回転
させかつ該モータの運転停止に伴い出力軸を回転
阻止状態におき、結合解除時に出力軸を回転自由
状態におくクラツチと、通電時に該クラツチを結
合状態に保持し該係合状態を通電停止により解除
するクラツチ操作機と、上記小型モータによる出
力軸の回転に伴つて上記作動レバーを付勢手段に
抗し第2の位置方向に移動させる操作体と、上記
作動レバーが第2の位置に達したことを検知する
位置検知器とを具備し、上記位置検知器の出力信
号及び洗濯プログラムの進行に基づいて小型モー
タ及びクラツチ操作機への通電を制御することに
より作動レバーの移動を制御するものにおいて、
上記小型モータへの通電開始後の経過時間をカウ
ントしかつ上記位置検知器の出力信号により上記
通電開始後所定の時間内に作動レバーが第2の位
置に達するか否かを判定する異常判定部を設け、
この異常判定部により排水弁の凍結の有無を検知
してなることを特徴とする脱水洗濯機の駆動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61068123A JPS62221395A (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | 脱水洗濯機の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61068123A JPS62221395A (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | 脱水洗濯機の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62221395A JPS62221395A (ja) | 1987-09-29 |
JPH0331080B2 true JPH0331080B2 (ja) | 1991-05-02 |
Family
ID=13364653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61068123A Granted JPS62221395A (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | 脱水洗濯機の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62221395A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0280088A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 脱水洗濯機 |
JP2005525202A (ja) | 2002-05-15 | 2005-08-25 | エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド | モータ駆動洗濯機の制御方法、及び制御装置 |
JP4660347B2 (ja) * | 2005-10-18 | 2011-03-30 | 株式会社東芝 | ドラム式洗濯機 |
-
1986
- 1986-03-24 JP JP61068123A patent/JPS62221395A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62221395A (ja) | 1987-09-29 |
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