JPH11244577A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
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- JPH11244577A JPH11244577A JP10047555A JP4755598A JPH11244577A JP H11244577 A JPH11244577 A JP H11244577A JP 10047555 A JP10047555 A JP 10047555A JP 4755598 A JP4755598 A JP 4755598A JP H11244577 A JPH11244577 A JP H11244577A
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- Japan
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- clutch
- drive shaft
- tank
- washing machine
- machine according
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
少なくする。 【解決手段】 撹拌体駆動軸30の連結部31と槽駆動
軸15の被連結部32とは同一外径をなして軸方向に並
んだ形態となっている。連結部31及び被連結部32部
分には、クラッチ42を設けている。このクラッチ42
は、クラッチ本体43にボール46を設けてなる。この
クラッチ42は、相手軸に対して正回転方向及び逆回転
方向に相対的に回転不能とされ、軸方向には自在に移動
可能な構成とされている。このクラッチ42は、この位
置で撹拌体駆動軸30と槽駆動軸15とを連結し、クラ
ッチ操作機構50により上方の位置に移動され、この上
方の位置で該連結を解除する。
Description
を連結及び解除するクラッチを備えた洗濯機に関する。
いては、モータの回転力を撹拌体に伝達する場合と、撹
拌体及び回転槽の双方に伝達す場合とを切換えるクラッ
チ装置を備えている。このクラッチ装置には、種々の構
成があり、その一つとしては、撹拌体に連結された撹拌
体駆動軸に対して回転槽自体を水の浮力により上下動さ
せるように設け、該回転槽に設けたクラッチを撹拌体駆
動軸に固定及び分離するようにしたものがある。しか
し、このものでは、撹拌体駆動軸に対する回転槽の固定
方法が難しく、クラッチ切換えの信頼性に問題があっ
た。
出願人は、特願平7−165732号(公知)を出願し
ている。この洗濯機において、クラッチ装置は、構成部
品として、撹拌体駆動軸に装着されたホルダ、このホル
ダに回動可能に設けられたレバー、このレバーとホルダ
との間にばね力を作用させるトグル用ばね等を備えてい
る。このものでは、クラッチ切換えの信頼性に優れては
いるが部品数がやや多いというものであった。
のであり、その目的は、クラッチ切換え信頼性に優れ、
且つ部品数も少ないクラッチを備えた洗濯機を提供する
にある。
槽と、この回転槽内に配設された撹拌体と、前記回転槽
に連結された槽駆動軸と、この槽駆動軸と同心的に配設
されて前記撹拌体に連結された撹拌体駆動軸と、前記撹
拌体駆動軸を回転させるためのモータと、前記撹拌体駆
動軸及び槽駆動軸に対して軸方向に移動可能で且つ相手
軸に対して正回転方向及び逆回転方向に相対的に回転不
能に構成され、軸方向の一方の位置で前記撹拌体駆動軸
と前記槽駆動軸とを連結し軸方向の他方の位置でその連
結の解除を行なうクラッチと、このクラッチを軸方向に
移動させるためのクラッチ操作機構とを備えて成るとこ
ろに特徴を有する。
駆動軸及び槽駆動軸に対して軸方向に移動可能で且つ相
手軸に対して正回転方向及び逆回転方向に相対的に回転
不能に構成され、クラッチ操作機構によりこのクラッチ
を移動させる構成としたから、部品数が少なく、しか
も、水の浮力を利用する構成とは違って、クラッチ操作
機構により撹拌体駆動軸から槽駆動軸に対して回転力伝
達の連継及び解除が確実に行なわれ、クラッチ切換えの
信頼性が向上する。
クラッチを軸方向に移動させるレバーを備えて構成され
ているところに特徴を有する。これによれば、クラッチ
操作機構の構成が比較的簡単となる。請求項3の発明
は、クラッチ操作機構が、クラッチを軸方向に移動させ
る電磁装置を備えて構成されているところに特徴を有す
る。これによれば、クラッチ操作機構のコンパクト化が
図れる。
と槽駆動軸の被連結部とがほぼ同一外径をなして軸方向
に並んで位置し、クラッチが槽駆動軸の被連結部と撹拌
体駆動軸の連結部との両方に跨がる位置と、両方には跨
がらない位置との間で移動するように設けられ、前記撹
拌体駆動軸の連結部と槽駆動軸の被連結部との連接部に
は面取り部が形成されているところに特徴を有する。こ
の構成においては、撹拌体駆動軸の連結部と槽駆動軸の
被連結部との連接部に面取り部を形成したことにより、
クラッチが、槽駆動軸の被連結部と撹拌体駆動軸の連結
部との両方に跨がる位置と、両方には跨がらない位置と
の間で移動する折に、上記連接部の角に当たるようなこ
とがなくてクラッチの移動が円滑となる。
転伝達を行なう複数の転動体を有して構成されていると
ころに特徴を有する。この構成においては、クラッチ
が、撹拌体駆動軸及び槽駆動軸に対して軸方向に円滑に
移動可能となり、且つ相手軸に対して正回転方向及び逆
回転方向に相対的に確実に回転不能となり、確実なクラ
ッチ切換え動作が期待できる。
ラッチ操作機構が、クラッチ側にガイド部を備えると共
に、レバー側に、このガイド部に対して軸方向の力を作
用させる傾斜部を備えて構成されていることを特徴とす
るところに特徴を有する。この構成においては、クラッ
チを確実に軸方向へ移動させることができて、信頼性が
さらに向上する。
チを他方の位置に保持して撹拌体駆動軸と槽駆動軸との
連結を解除し、脱水時にはクラッチを一方の位置に移動
して撹拌体駆動軸と槽駆動軸とを連結させるようになっ
ているところに特徴を有するものである。この構成にお
いては、洗い用クラッチ態様でクラッチが保持されるよ
うになっているから、洗濯機の運転が終了されたときや
非運転時には、クラッチは、洗い用クラッチ態様つまり
連結解除状態に保持されることになり、クラッチの使用
寿命が長くなる。
に付勢するばねを備えているところに特徴を有する。こ
の構成においては、クラッチを、ばねにより、撹拌体駆
動軸と槽駆動軸とが連結されるところの一方の位置に付
勢するから、振動等が発生してもその連結状態を良好に
維持できるようになる。請求項9の発明は、クラッチ
と、これの移動方向側の相手部材とのいずれか一方に緩
衝部材を設けたところに特徴を有する。この構成におい
ては、クラッチの切換え時に振動・騒音の発生を防止で
きるようになる。
置で槽駆動軸のみと連結するようになっており、この他
方の位置にてクラッチを非回転部位に係合する係合手段
が設けられているところに特徴を有する。クラッチが他
方の位置にあるときには、該クラッチが槽駆動軸のみと
連結されており、すなわち、撹拌体駆動軸と槽駆動軸と
の連結が解除されており、この状態では、撹拌体はモー
タにより回転可能である。撹拌体が洗い運転のために例
えば正逆回転されると、回転槽が共回りする虞がある。
しかし、上記構成においては、槽駆動軸と連結されたク
ラッチが係合手段により非回転部位に係合されて回転阻
止されているから、槽駆動軸も回転阻止され、よって回
転槽が共回りすることはない。また、構成も簡単で済
む。
置で槽駆動軸のみと連結するようになっており、且つ、
この他方の位置にて該クラッチを該非回転部位に吸着す
る電磁装置が設けられているところに特徴を有する。こ
の構成においては、槽駆動軸と連結されたクラッチが電
磁装置により非回転部位に吸着されて回転阻止されてい
るから、上述と同様、回転槽が共回りすることはない。
を検出するクラッチ位置検出手段を設けたところに特徴
を有する。この構成においては、クラッチ位置検出手段
が設けられているから、クラッチの移動位置を検出する
ことで、クラッチの切換え状態の確認が可能となる。
き図1図ないし図14を参照しながら説明する。まず図
7には洗濯機全体の構成を示しており、外箱1内に、外
槽2を複数組(1組のみ図示)の弾性吊持機構3を介し
て弾性支持している。この外槽2の内部には洗い槽及び
脱水槽を兼ねる回転槽4を配設しており、さらに、この
回転槽4の内部には撹拌体5を配設している。
パ円筒状をなす槽本体4aと、この槽本体4aの内側に
揚水用空隙を形成するように設けた内筒4b、及び槽本
体4a上端部に取付けたバランスリング4cとを有して
構成されている。そして、この回転槽4は回転される
と、内部の水を回転遠心力により揚水して槽本体4a上
部の図示しない脱水孔部から外槽2へ放出するものであ
る。
孔部6を形成すると共に、排水口7を形成しており、排
水口7には排水弁8を備えた排水路9を接続している。
上記排水弁8は後述する切換用モータ59(図14参
照)により開閉するようにしている。また、外槽2の底
部には補助排水口7aを形成しており、この補助排水口
7aは図示しない連結ホースを介し前記排水弁8をバイ
パスして前記排水路9に接続し、前記回転槽4の回転に
よってその上部から外槽2内へ放出された水を排出する
ようになっている。
は機構部ハウジング10を取付けている。この機構部ハ
ウジング10は、上フレーム部10aと下フレーム部1
0bとから成っており、その上フレーム部10aの中央
部には上向きの筒部11を形成していると共に、下フレ
ーム部10bの中央部には下向きの筒部12を形成して
いる。そして、一方筒部11には、一方向の回転を許容
する軸受13(後述する)を配設し、他方の筒部12に
はボールベアリングから成る軸受14を配設していて、
これら軸受13,14に中空の槽駆動軸15を挿通し支
承している。また、筒部11には軸受13の上方部にシ
ール16を嵌着している。
7aを有する支持筒17を槽駆動軸15と一体回転する
ように取付けている。さらに、槽駆動軸15の内部に
は、撹拌軸18を例えばメタルから成る軸受18a,1
8aを介して回転自在に挿通支承しており、その上端部
を支持筒17から突出させ、下端部を槽駆動軸15の下
端部から突出させている。しかして、支持筒17のフラ
ンジ部17aには前記回転槽4を一体回転するように取
付けており、また、撹拌軸18の上端部には前記撹拌体
5を一体回転するように取付けている。
うに、排水カバー19を装着しており、これにより、回
転槽4の底部から前記排水口7部分の排水弁8まで通じ
る排水通路20を形成している。従って、排水弁8を閉
鎖した状態で回転槽4内へ給水することにより、上記排
水通路20内から回転槽4内に水が溜められ、排水弁8
を開放すると回転槽4内の水を排水通路20を通じ排水
できるようになっている。
0部分には、ブラシレスモータ形に構成したモータ21
を設けている。すなわち、図1に示すように、機構部フ
レーム10には、撹拌軸18と同心状態にステータ22
取付けている。このステータ22は、積層鉄心23と、
巻線24とを有して構成されている。
構成するロータ25は、ロータハウジング26と、ロー
タヨーク27と、ロータマグネット28とを有して構成
されている。上記ロータ25の中心部には、外径寸法が
前記槽駆動軸15の外径寸法と同一寸法とされたボス軸
29が設けられており、このボス軸29は前記撹拌軸1
8の下端部にこれと一体回転し得るように取着されてい
る。この結果、ロータ25は撹拌軸18に直結された構
成となっている。
18とボス軸29とで撹拌体駆動軸30が構成されてい
る。上記ボス軸29は撹拌体駆動軸30の連結部31に
相当し、一方、槽駆動軸15の下端部が被連結部32に
相当し、これら連結部31及び被連結部32は同一外径
をなして軸方向に並んで位置している。そして、これら
連結部31及び被連結部32の連接部には、図4に示す
ように面取り部31a、32aがそれぞれ形成されてい
る。
すように、多数のカム33を両端板34、35間に支持
ワイヤ36及び巻き締めばね37により円環状に配列し
て構成されている。カム33は特異な形状をなしてお
り、槽駆動軸15が図10の矢印H方向(これは脱水回
転方向である)に回転することは許容し、図11に示す
ように、槽駆動軸15が矢印I方向(反矢印H方向)に
回転しようとすると、槽駆動軸15外面と筒部11内面
とに圧接し、もって、この矢印I方向の回転を阻止する
ようになっている。
5の外面にはブレーキドラム38を一体回転し得るよう
に取付けていると共に、このブレーキドラム38にブレ
ーキシュー39を巻き締まり状態に巻装しており、これ
らによりブレーキ装置40を構成している。上記ブレー
キドラム38は、通常はブレーキシュー39と一体回転
可能であるが、その一端部が、機構部ハウジング10に
回動可能に設けた操作部材41の係止部(図示せず)に
より係止されると、ブレーキシュー39が固定されてブ
レーキドラム38に制動をかけるように構成されてい
る。この場合、このブレーキ装置40は一方向にしか有
効な制動力が作用しないものであり、今、槽駆動軸15
が上述した矢印H方向へ回転したときもしくは回転しよ
うとしたときに有効な制動をかけ得るようになってい
る。なお、上記操作部材41は切換用モータ59(図1
4参照)にて回動されるようになっている。
は、クラッチ42を設けている。なお、図1にはこのク
ラッチ42が脱水用クラッチ態様の状態を示し、図2に
は洗い用クラッチ態様の状態を示している。このクラッ
チ42は、図3、図12及び図13に示すように、筒状
のボールホルダ43と転動体たるボール44とを有して
なる。すなわち、ボールホルダ43の内面には、軸方向
に断面V状の溝45が形成されており、この溝45に前
記ボール44を配設している。
軸である槽駆動軸15の被連結部32あるいは撹拌体駆
動軸30の連結部31が矢印H方向に回転しようとする
と、前記溝45と被連結部32あるいは連結部31との
間の一方側に形成される楔状部分Khにボール44が入
り込んでロック状態となり、また、矢印I方向(矢印H
方向と反対方向)に回転しようとすると溝45と被連結
部32あるいは連結部31との間の他方側に形成される
楔状部分Kiにボール44が入り込んでロック状態とな
り、もって、ボールホルダ43が相手軸に対して正回転
方向及び逆回転方向に相対的に回転不能とされる。ただ
し、ボール44は軸方向には自在に転がるのでボールホ
ルダ43は軸方向に移動可能である。
体46がこれと一体回転し得るように取着されており、
この外側体46の外周の一部にはガイド部47が一体に
突設されている。このガイド部47は図5および図6に
も示すように、下面が傾斜面47aとされている。そし
て、このような構成のクラッチ42はばね48により下
方へ付勢されている。
うに軸方向の一方の位置である下方の位置と、図2に示
すように他方の位置である上方の位置との間で移動可能
である。そして、図1の位置では、撹拌体駆動軸30の
連結部31と前記槽駆動軸15の被連結部32とに跨が
るように位置して両者を連結し、図2の位置では、撹拌
体駆動軸30の連結部31から退いて、槽駆動軸15の
被連結部32のみに対応する部位に位置して、その連結
の解除を行なうようになっている。
がこのガイド部47近傍まで延びるように形成されてお
り、その先端部には、ガイド押上部49aが形成されて
いる。また、操作部材41にはこれを常時矢印J方向に
回動付勢するばね41aが設けられている。しかして、
操作部材41、このばね41a、外側体46、レバー4
9、ガイド部47、切換用モータ59等からクラッチ操
作機構50が構成されている。
電された状態では、ばね41aにより図2及び図6(洗
い運転状態)の回動位置に保持されており、この状態で
は、レバー49のガイド押上部49aがガイド部47を
押し上げており、切換用モータ59が通電駆動される
と、この図6の状態から矢印K方向へ回動されて図5
(脱水運転状態)の状態となる。この回動により、ガイ
ド押上部49aがガイド部47から退き、クラッチ42
がばね48のばね力により下方の位置にいたるものであ
る。
26において、前記ボス軸29の近傍には、クラッチ4
2の下端と対向するようにクッション材からなる円環状
の緩衝部材51が例えば接着剤により接着されて取着さ
れている。つまり、緩衝部材51はクラッチ42の移動
方向側の相手部材であるロータハウジング26に設けら
れている。
流電源Vacを直流電圧に変換する直流電源回路52に
は、モータ駆動回路としてのインバータ主回路53が接
続されており、これはスイッチング素子53a〜53f
を3相ブリッジ接続して構成されている。このインバー
タ主回路53には前記モータ21の各相の巻線24が接
続されている。上記インバータ主回路53の各スイッチ
ング素子53a〜53fは制御回路54によりインバー
タ制御回路55を介して制御されるものであり、すなわ
ち、モータ21は制御回路54により制御されるもので
ある。この制御回路54はマイクロコンピュータを主体
として構成されており、これには、図示しない操作パネ
ルに設けられた各種スイッチを含むスイッチ入力部56
からの入力が与えられると共に、洗濯機蓋1b(図2参
照)の開閉を検出する蓋スイッチ57からの開閉検出信
号が与えられ、また、回転槽4内の水位を検出する水位
センサ58からの水位検出信号が与えられるようになっ
ている。
水弁開閉切換えのための駆動源である切換用モータ59
を駆動回路60を介し、また回転槽4内に給水するため
の給水弁61を駆動回路62を介してそれぞれ駆動制御
するようになっている。上記切換用モータ59は、通電
されると前記操作部材41をばね41aのばね力により
抗して回動するようになっており、この操作部材41が
回動されると、前述の排水弁8が開放されると共に、ブ
レーキシュー39に対する係止を解除し(該ブレーキシ
ュー39とブレーキドラム38との一体回転を可能と
し)、且つレバー49が矢印K方向(図6参照)へ回動
される。
置検出のための位置検出素子21a、21bが設けられ
ており、この位置検出素子21a、21bのモータ21
の回転制御及びロータ25の位置制御に用いられる他
に、クラッチ42の位置制御(これについては後述す
る)にも用いられるものである。
いて述べる。制御回路54は、例えば洗い運転時におい
ては、切換用モータ59を断電しており、この結果、図
2及び図6に示すように、レバー49のガイド押上部4
9aがガイド部47を押し上げており、もって、クラッ
チ42は上方の位置にあり、ロータ25と撹拌体駆動軸
30とを連結し(もともと連結されている)且つロータ
25と槽駆動軸15とは分離した状態となっている。
21は正逆回転されている。この場合、回転槽4内の水
及び洗濯物が流動され、これにより回転槽4が正逆方向
に共回りしようとするが、ブレーキ装置40が矢印H方
向(図10参照)の回転を阻止し、且つ上部の軸受13
がその反対方向である矢印I方向の回転を阻止するか
ら、この回転槽4が共回りすることがない。
の切換指令が発生すると(これは洗濯運転プログラムの
実行に伴い発生する)と、位置検出素子21a、21b
からの検出信号に基いて、ロータ25を予め定められた
角度位置(以下切換角度位置という)に停止させる。こ
の場合、ロータ25に対してクラッチ42のガイド部4
7は常に相対的に同じ角度位置となる。
ると、図6に示したように、レバーが矢印K方向に回動
され、クラッチ42がばね48により下方の位置に移動
し、図5に示すように槽駆動軸15の被連結部32と撹
拌体駆動軸30の連結部31とを連結する。これと共
に、ブレーキシュー39の係止が解除される。これに
て、撹拌体5と回転槽4とが一体回転し得るように連結
される。この場合、クラッチ42がばね48により下方
へ瞬時に移動されるが、緩衝部材51によりその衝当が
緩衝され、もって、振動・騒音の発生を防止できるもの
である。
と、モータ21が一方向に高速回転されて脱水運転が実
行される。このとき、モータ21は図10の矢印H方向
に回転されるものである。この脱水運転が終了して、ク
ラッチ切換指令が発生すると、制御回路54は、ロータ
25を前記切換角度位置に停止させる。これにより、ク
ラッチ42のガイド部47が所定の位置(ホームポジシ
ョン)に位置決めされる。この状態で、切換用モータ5
9を断電する。すると、操作部材41従ってレバー49
がばね41aのばね力により図5の矢印J方向へ回動す
る。この時クラッチ42のガイド部47がホームポジシ
ョンに位置するから、レバー49のガイド押上部49a
が、ガイド部47に遭遇してこれを押し上げる。これに
より、クラッチ42が槽駆動軸15の被連結部32に移
動される(洗い用クラッチ態様となる)。
を、撹拌体駆動軸30及び槽駆動軸15に対して軸方向
に移動可能で且つ相手軸に対して正回転方向及び逆回転
方向に相対的に回転不能に構成し、クラッチ操作機構5
1によりこのクラッチ42を移動させる構成としたか
ら、部品数の削減を図り得、しかも、水の浮力を利用す
る構成とは違って、撹拌体駆動軸30から槽駆動軸15
に対しの回転力伝達の連継及び解除を確実に行なうこと
ができ、クラッチ切換えの信頼性の向上を図り得る。
伝達を行なう複数のボール44を有した構成としたか
ら、クラッチ42が、撹拌体駆動軸30及び槽駆動軸1
5に対して軸方向に円滑に移動可能となり、且つ相手軸
に対して正回転方向及び逆回転方向に相対的に確実に回
転不能となすことができ、確実なクラッチ切換え動作が
期待できる。
42を軸方向に移動させるレバー49を備えて構成され
ているから、このクラッチ操作機構50の構成が比較的
簡単となる。さらに、撹拌体駆動軸30の連結部31と
槽駆動軸15の被連結部32の連接部に面取り部31
a、30aをそれぞれ形成したから、クラッチ42が、
槽駆動軸15の被連結部32と撹拌体駆動軸30の連結
部31との両方に跨がる位置と、両方には跨がらない位
置との間で移動する折りに、上記連接部の角に当たるよ
うなことがなくてクラッチ42の移動が円滑となる。
42側にガイド部47を備えると共に、レバー49側
に、このガイド部47に対して軸方向の力を作用させる
傾斜部49aを備えて構成されているから、クラッチ4
2を確実に軸方向へ移動させることができて、信頼性が
さらに向上する。
方の位置に保持して撹拌体駆動軸30と槽駆動軸15と
の連結を解除し、脱水時にはクラッチ42を下方の位置
に移動して撹拌体駆動軸30と槽駆動軸15とを連結さ
せるようにしたから、洗い用クラッチ態様となった状態
でクラッチ42が保持されるようになっているから、洗
濯機の運転が終了されたときや非運転時さらに停電等に
よる運転中止時には、クラッチ42は、洗い用クラッチ
態様つまり連結解除状態に保持されることとなり、クラ
ッチ42部分の使用寿命を長くできる。すなわち、クラ
ッチ42が連結状態で保持されると、該クラッチ42に
長時間ストレスがかかることが予測されるが、この実施
例ではそのようなことはない。また、脱水時には、ばね
48により撹拌体駆動軸30と槽駆動軸15とを連結さ
せるようにしたから、振動等が発生してもその連結状態
を良好に維持できるものである。
例を示し、この実施例においては、クラッチ操作機構7
1の構成が第1の実施例と異なる。すなわち、クラッチ
42の外側体72には水平状のフランジ部72aが形成
されている。また、下フレーム部10bには回動ガイド
部材73が取付けられている。この回動ガイド部材73
には円筒部73aが形成されていて、これの外周面に
は、螺旋状の溝73bが形成されている。この円筒部7
3aの外周には円筒状の回動体74が嵌合されている。
合する螺旋状の突部74aが形成されており、また下端
には前記外側体72のフランジ部72aを下から保持す
る保持部74bが形成されている。さらに、回動体74
の外周面には、軸方向に指向する係合凹部74cが形成
されている。そして、この回動体74の外周面には、円
筒状の回転伝達部材75が軸方向へ移動可能に嵌合され
ており、この回転伝達部材75の内面には前記係合凹部
74cと軸方向へ摺動可能に係合する係合凸部75aが
形成されている。さらにこの回転伝達部材75の外面に
は、レバー連結突片部75bが突設され、このレバー連
結突片部75bには長孔75cが形成されている。一
方、レバー49の先端部には、上記長孔75cに摺動可
能に嵌合するピン76が取付けられている。
クラッチ態様状態を示しており、この状態からレバーを
矢印K方向へ動作させると、回転伝達部材75及び回動
体74が矢印Z方向へ回動され、これにより、回動ガイ
ド部材73の溝73bに対して回動体74の突部74a
が摺動して回動体74が下方へ移動され、もって、クラ
ッチ42が下方に移動し、図18及び図15に示した脱
水用クラッチ態様となる。なお、この脱水運転が開始さ
れると(モータ21が回転されると)、撹拌体駆動軸3
0、クラッチ42及び外側体72、槽駆動軸15が一体
的に回転され、もって回転槽4及び撹拌体5が一体回転
される。
とクラッチ42とが常に連動関係にあるから、第1の実
施例の場合と違ってロータ25を切換角度位置に位置決
めする必要がない。
例を示しており、この実施例においては次の点が第1の
実施例と異なる。クラッチ42の外側体81の上面に
は、係合手段たる係合突部82が形成され、そして、非
回転部位たる下フレーム部10bには、係合手段たる係
合凹部83を有する係合体84が取着されている。そし
て、ブレーキ装置40は設けてはおらず、また、軸受1
3に代えて通常のボールベアリングからなる軸受85を
設けている。
得ることができる。クラッチ42が上方の位置にあると
きには、該クラッチ42が槽駆動軸15のみと連結され
ており、すなわち、撹拌体駆動軸30と槽駆動軸15と
の連結が解除されており、この状態では、撹拌体5はモ
ータ21により回転可能であり、撹拌体5が洗い運転の
ために正逆回転されると、回転槽4が共回りする虞があ
る。しかるに、前記機第1の実施例では、この共回り防
止対策として、一方向のみの回転を許容する軸受13と
ブレーキ装置40とを設けたが、この第3の実施例にお
いては、係合突部82及び係合凹部83によりクラッチ
42が非回転部位に係合されて回転阻止されるようにな
り、もって、簡単な構成により、回転槽4の共回りを防
止することができる。
を示しており、この実施例においては、次の点が第1の
実施例と異なる。すなわち、クラッチ操作機構91は、
クラッチ42の外側体92の上面に設けた永久磁石93
と、非回転部位である下フレーム部10b下面に設けた
電磁装置たる電磁石94とから構成されている。
久磁石93が電磁石94の鉄心に吸着されており、クラ
ッチ42は回転阻止されている。この状態で、クラッチ
切換指令が発生すると、電磁石94が永久磁石93と反
発する極性となるように通電されると、クラッチ42が
ばね48のばね力により下方へ移動され、もって、図2
3に示す脱水用クラッチ態様となる。
指令が発生すると、電磁石94が永久磁石93を吸引す
る極性となるように通電され、クラッチ42がばね48
のばね力に抗して上方に移動されて、図24の洗い用ク
ラッチ態様となる。
機構91がクラッチ42を軸方向に移動させる電磁石9
4を備えて構成されているから、クラッチ操作機構91
の構成の簡単化及びコンパクト化が図れる。また、洗い
用クラッチ態様状態では、クラッチ42が電磁石94に
より非回転部位に吸着されて回転阻止されるから、回転
槽4が共回りすることはなく、この場合も一方向クラッ
チである軸受13が不要であると共にブレーキ装置40
も省略できる。なお、電磁装置としては電磁ソレノイド
及びプランジャから構成されたものでも良い。
を示しており、この実施例においては、次の点が第2の
実施例と異なる。すなわち、クラッチ42の下方側の緩
衝部材51は、ロータハウジング26に一体成形された
爪部26aにより固定されている。また、クラッチ42
の上方側である回動ガイド部材73の下面には取付部7
3cが形成されており、この取付け部73c(クラッチ
42の移動方向側の相手部材に相当)の下面には別の緩
衝部材101が接着されている。
い用クラッチ態様及び脱水用クラッチ態様のいずれに切
換えられても、緩衝部材101、51によりこのクラッ
チ切換え時の振動・騒音の発生を防止できる。
を示しており、この実施例においては、クラッチ42の
軸方向の移動位置を検出するクラッチ位置検出手段11
1を設けた点に特徴がある。このクラッチ位置検出手段
111は、クラッチ42の外側体73上面に取付けた永
久磁石112と、下フレーム部10bに取付部材113
aを介して取付けたリードスイッチ113とから構成さ
れている。このリードスイッチ113は、クラッチ42
が図28の洗い用クラッチ態様の状態ないしこの直前の
状態でオン動作するように構成されている。この実施例
によれば、クラッチ位置検出手段111が設けられてい
るから、クラッチ42の移動位置を検出することがで
き、クラッチ42の切換状態の確認が可能となる。な
お、クラッチ位置検出手段としては、永久磁石及びホー
ル素子の組み合わせによるものや、光電スイッチを用い
たものでも良い。
を示しており、この実施例においては、クラッチ121
の構成が異なる。すなわち、クラッチ121は外ケース
122と内ケース123との間に多数の転動体たるボー
ル124を介在させて構成されている。この場合外ケー
ス122と内ケース123とには軸方向に長めの閉ルー
プ状のガイド溝125が複数形成されており、このガイ
ド溝125にボール124が配設されている。そして、
このボール124は、軸方向に回転自在で且つ軸方向
(矢印T及びその反対方向)に移動可能であり、ただし
相手軸(槽駆動軸15もしくは撹拌体駆動軸30)の回
転(正回転方向及び逆回転方向)に対しては、ガイド溝
125がその両回転方向に楔状をなすことから相対的に
回転不能に構成されている。この実施例によれば、クラ
ッチ121の軸方向移動がきわめて円滑となり、クラッ
チ切換え動作が容易且つ確実となる。
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、クラッチを、撹拌体駆動軸及び槽駆動軸に対して
軸方向に移動可能で且つ相手軸に対して正回転方向及び
逆回転方向に相対的に回転不能に構成し、クラッチ操作
機構によりこのクラッチを移動させる構成としたから、
部品数を少なくでき、しかも、クラッチ切換えの信頼性
の向上を図ることができる。
構を、クラッチを軸方向に移動させるレバーを備える構
成としたから、クラッチ操作機構の構成の簡単化を図る
ことができる。請求項3の発明によれば、クラッチ操作
機構を、クラッチを軸方向に移動させる電磁装置を備え
る構成としたから、クラッチ操作機構のコンパクト化を
図ることができる。請求項4の発明によれば、撹拌体駆
動軸の連結部と槽駆動軸の被連結部との連接部に面取り
部を形成したことにより、クラッチの移動を円滑となし
得る。請求項5によれば、クラッチを、楔効果により回
転伝達を行なう複数の転動体を有した構成としたから、
クラッチを軸方向に円滑に移動できると共に相手軸に対
して相対的に確実に回止めでき、もって、確実なクラッ
チ切換え動作が期待できる。
構を、クラッチ側にガイド部を備えると共に、レバー側
にこのガイド部に対して軸方向の力を作用させる傾斜部
を備えた構成としたから、クラッチを確実に軸方向へ移
動させることができて、信頼性がさらに向上する。
ラッチが保持されるようになっているから、洗濯機の運
転が終了されたときや非運転時には、クラッチが連結解
除状態に保持されることになり、クラッチの使用寿命を
長くできる。請求項8の発明によれば、クラッチを、ば
ねにより、撹拌体駆動軸と槽駆動軸とが連結されるとこ
ろの一方の位置に付勢するから、このクラッチ態様にお
いて振動等が発生してもその連結状態を良好に維持でき
る。
れの移動方向側の相手部材とのいずれか一方に緩衝部材
を設けたから、クラッチの切換え時に振動・騒音の発生
を防止できる。請求項10の発明によれば、クラッチが
槽駆動軸のみと連結される他方の位置で該クラッチが係
合手段により非回転部位に係合されて回転阻止されるか
ら、回転槽が共回りすることを防止でき、しかも、構成
も簡単で済む。
駆動軸のみと連結される他方の位置で該クラッチが電磁
装置により非回転部位に吸着されて回転阻止されるか
ら、回転槽の共回りを防止できる。請求項12の発明に
よれば、クラッチの移動位置を検出するクラッチ位置検
出手段を設けたから、クラッチの切換状態の確認が可能
となる。
様状態の要部の縦断側面図
分の斜視図
分の斜視図
側面図
軸、21はモータ、22はステータ、25はロータ、2
6はロータハウジング、29はボス軸、30は撹拌体駆
動軸、31は連結部、31aは面取り部、32は被連結
部、32aは面取り部、33はカム、40はブレーキ装
置、41は操作部材、43はボールホルダ、44はボー
ル(転動体)、47はガイド部、47aは傾斜面、48
はばね、49はレバー、49aはガイド押上部、50は
クラッチ操作機構、51は緩衝部材、54は制御回路、
59は切換用モータ、71はクラッチ操作機構、72は
外側体、73は回動ガイド部材、74は回動体、75は
回転伝達部材、81は外側体、83は係合凹部(係合手
段)、84は係合体(係合手段)、91はクラッチ操作
機構、93は永久磁石、94は電磁石(電磁装置)、1
01は緩衝部材、111はクラッチ位置検出手段、11
2は永久磁石、113はリードスイッチ、121はクラ
ッチ、124はボール(転動体)を示す。
Claims (12)
- 【請求項1】 回転槽と、 この回転槽内に配設された撹拌体と、 前記回転槽に連結された槽駆動軸と、 この槽駆動軸と同心的に配設されて前記撹拌体に連結さ
れた撹拌体駆動軸と、 前記撹拌体駆動軸を回転させるためのモータと、 前記撹拌体駆動軸及び槽駆動軸に対して軸方向に移動可
能で且つ相手軸に対して正回転方向及び逆回転方向に相
対的に回転不能に構成され、軸方向の一方の位置で前記
撹拌体駆動軸と前記槽駆動軸とを連結し軸方向の他方の
位置でその連結の解除を行なうクラッチと、 このクラッチを軸方向に移動させるためのクラッチ操作
機構とを備えて成る洗濯機。 - 【請求項2】 クラッチ操作機構は、クラッチを軸方向
に移動させるレバーを備えて構成されていることを特徴
とする請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項3】 クラッチ操作機構は、クラッチを軸方向
に移動させる電磁装置を備えて構成されていることを特
徴とする請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項4】 撹拌体駆動軸の連結部と槽駆動軸の被連
結部とがほぼ同一外径をなして軸方向に並んで位置し、 クラッチが槽駆動軸の被連結部と撹拌体駆動軸の連結部
との両方に跨がる位置と、両方には跨がらない位置との
間で移動するように設けられ、 前記撹拌体駆動軸の連結部と槽駆動軸の被連結部との連
接部には面取り部が形成されていることを特徴とする洗
濯機。 - 【請求項5】 クラッチは、楔効果により回転伝達を行
なう複数の転動体を有して構成されていることを特徴と
する請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項6】 クラッチ操作機構は、クラッチ側にガイ
ド部を備えると共に、レバー側に、このガイド部に対し
て軸方向の力を作用させる傾斜部を備えて構成されてい
ることを特徴とする請求項2記載の洗濯機。 - 【請求項7】 洗い運転時にはクラッチを他方の位置に
保持して撹拌体駆動軸と槽駆動軸との連結を解除し、脱
水時にはクラッチを一方の位置に移動して撹拌体駆動軸
と槽駆動軸とを連結させるようになっていることを特徴
とする請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項8】 クラッチを一方の位置に付勢するばねを
備えていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項9】 クラッチと、これの移動方向側の相手部
材とのいずれか一方に緩衝部材を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項10】 クラッチは他方の位置で槽駆動軸のみ
と連結するようになっており、 この他方の位置にてクラッチを非回転部位に係合する係
合手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載
の洗濯機。 - 【請求項11】 クラッチは他方の位置で槽駆動軸のみ
と連結するようになっており、 且つ、この他方の位置にて該クラッチを該非回転部位に
吸着する電磁装置が設けられていることを特徴とする請
求項1記載の洗濯機。 - 【請求項12】 クラッチの移動位置を検出するクラッ
チ位置検出手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
の洗濯機。
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-
1998
- 1998-02-27 JP JP04755598A patent/JP3520193B2/ja not_active Expired - Fee Related
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