JPH1126718A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JPH1126718A
JPH1126718A JP9173699A JP17369997A JPH1126718A JP H1126718 A JPH1126718 A JP H1126718A JP 9173699 A JP9173699 A JP 9173699A JP 17369997 A JP17369997 A JP 17369997A JP H1126718 A JPH1126718 A JP H1126718A
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JP
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film
insulating film
etching
silicon oxide
manufacturing
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Application number
JP9173699A
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English (en)
Inventor
Masanari Hirasawa
賢斉 平沢
Keizo Kawakita
惠三 川北
Yoshitaka Nakamura
吉孝 中村
Satoru Yamada
悟 山田
Isamu Asano
勇 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAMのメモリセルを構成する情報蓄積用
容量素子の下部電極を形成する工程の歩留まりを向上さ
せる。 【解決手段】 メモリアレイの酸化シリコン膜に形成し
た溝の内部に多結晶シリコン膜56を形成した後、酸化
シリコン膜をウェットエッチングして情報蓄積用容量素
子の下部電極60を形成する際、周辺回路領域の酸化シ
リコン膜53の表面に多結晶シリコン膜56を残してお
くことで、周辺回路領域の酸化シリコン膜53がエッチ
ングされるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、DRAM(DynamicRandom
Access Memory)を有する半導体集積回路装置の製造に
適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMのメモリセルは、半導体基板の
主面上にマトリクス状に配置された複数のワード線と複
数のビット線との交点に配置され、1個のメモリセル選
択用MISFET(Metal Insulator Semiconductor Fie
ld Effect Transistor) とこれに直列に接続された1個
の情報蓄積用容量素子(キャパシタ)とで構成される。
メモリセル選択用MISFETは、周囲を素子分離領域
で囲まれた活性領域に形成され、主としてゲート酸化
膜、ワード線と一体に構成されたゲート電極およびソー
ス、ドレインを構成する一対の半導体領域により構成さ
れる。ビット線は、メモリセル選択用MISFETの上
部に配置され、その延在方向に隣接する2個のメモリセ
ル選択用MISFETによって共有されるソース、ドレ
インの一方と電気的に接続される。情報蓄積用容量素子
は、同じくメモリセル選択用MISFETの上部に配置
され、ソース、ドレインの他方と電気的に接続される。
【0003】特開平7−7084号公報は、ビット線の
上部に情報蓄積用容量素子を配置するキャパシタ・オー
バー・ビットライン(Capacitor Over Bitline)構造のD
RAMを開示している。この公報に記載されたDRAM
は、メモリセルの微細化に伴う情報蓄積用容量素子の蓄
積電荷量(Cs)の減少を補うために、ビット線の上部に
配置した情報蓄積用容量素子の下部電極(蓄積電極)を
円筒状に加工することによってその表面積を増やし、そ
の上部に容量絶縁膜と上部電極(プレート電極)とを形
成している。
【0004】また、この公報に記載されたDRAMは、
メモリアレイと周辺回路領域との境界部にメモリアレイ
を囲む枠状の長溝(チャネル)を形成し、その外側の周
辺回路領域に厚い絶縁膜を堆積することによって、メモ
リアレイと周辺回路領域との段差を解消すると共に周辺
回路領域の平坦化を図っている。この長溝は、情報蓄積
用容量素子の下部電極を円筒状に加工する工程で同時に
形成され、その内壁は、下部電極と同じ材料(多結晶シ
リコン膜)で構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記のよ
うな長溝で囲まれたメモリアレイの内側に情報蓄積用容
量素子の下部電極を形成する方法について検討した。そ
の内容は、次の通りである。
【0006】前記のような円筒形の下部電極を形成する
には、まず、メモリセル選択用MISFETおよび周辺
回路のMISFETの上部にビット線を形成し、このビ
ット線の上部に情報蓄積用容量素子の高さに相当する膜
厚の絶縁膜を堆積する。次に、フォトレジスト膜をマス
クにしたドライエッチングでこの絶縁膜を開孔すること
により、メモリアレイに溝を形成し、同時にメモリアレ
イと周辺回路領域との境界部にメモリアレイを囲む枠状
の長溝を形成する。
【0007】次に、上記溝および長溝の内部を含む絶縁
膜の上部に下部電極用の導電膜を堆積し、さらにその上
部に溝および長溝を埋め込むのに十分な膜厚の第2絶縁
膜を堆積した後、この第2絶縁膜をエッチバックして導
電膜を露出させ、続いてこの導電膜をエッチングするこ
とにより、溝と長溝の内部のみに導電膜を残す。
【0008】その後、周辺回路領域を覆うフォトレジス
ト膜をマスクにして溝と溝の隙間に残った絶縁膜および
溝の内部の第2絶縁膜をウェットエッチングすることに
より、円筒形の下部電極を形成する。
【0009】ところが、本発明者の検討によると、上記
したプロセスは、周辺回路領域を覆うフォトレジスト膜
をマスクにして溝と溝の隙間に残った絶縁膜および溝の
内部の第2絶縁膜をウェットエッチングする際、周辺回
路領域を覆うフォトレジスト膜のエッチングレートが比
較的大きいため、このエッチング液よってフォトレジス
ト膜が剥離し、周辺回路領域の第2絶縁膜までもがエッ
チングされてしまうという問題がある。
【0010】本発明の目的は、DRAMのメモリセルを
構成する情報蓄積用容量素子の下部電極を形成する工程
の歩留まりを向上させる技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0013】(1)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、メモリセル選択用MISFETとこれに直列に
接続された情報蓄積用容量素子とでメモリセルを構成
し、前記情報蓄積用容量素子を前記メモリセル選択用M
ISFETの上部に配置したDRAMを有する半導体集
積回路装置の製造方法であって、(a)半導体基板の主
面のメモリアレイにメモリセル選択用MISFETを形
成し、周辺回路領域に周辺回路のMISFETを形成す
る工程、(b)前記メモリセル選択用MISFETおよ
び周辺回路のMISFETの上部に、後の工程で形成さ
れる情報蓄積用容量素子の高さに相当する膜厚を有する
第1絶縁膜を堆積する工程、(c)フォトレジスト膜を
マスクにしたエッチングでメモリアレイの前記第1絶縁
膜を開孔して溝を形成すると共に、メモリアレイと周辺
回路領域との境界部の前記第1絶縁膜を開孔して前記メ
モリアレイを囲む長溝を形成する工程、(d)前記溝お
よび前記長溝の内部を含む前記第1絶縁膜の上部に、情
報蓄積用容量素子の下部電極を構成する第1導電膜を堆
積した後、前記第1導電膜の上部に、前記溝および前記
長溝を埋め込む膜厚の第2絶縁膜を堆積する工程、
(e)周辺回路領域を覆うフォトレジスト膜をマスクに
したエッチングでメモリアレイの前記第2絶縁膜と前記
第1絶縁膜の上部の前記第1導電膜とをエッチングする
ことにより、前記溝および前記長溝の内部と、前記周辺
回路領域とに前記第1導電膜を残す工程、(f)前記溝
とこれに隣接する溝の隙間の前記第1絶縁膜、前記溝お
よび長溝の内部の前記第2絶縁膜、前記周辺回路領域の
前記第2絶縁膜をエッチングすることにより、上方に開
孔部を有する筒形の下部電極を形成する工程、(g)前
記下部電極の上部に第3絶縁膜および第2導電膜を堆積
した後、前記第2導電膜、前記第2絶縁膜および前記第
1導電膜をパターニングすることにより、前記第1導電
膜からなる下部電極と、前記第3絶縁膜からなる容量絶
縁膜と、前記第2導電膜からなる上部電極とで構成され
る情報蓄積用容量素子を形成する工程、を含んでいる。
【0014】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(f)工程の後、前記(g)工程に先立っ
て、前記周辺回路領域の前記第1導電膜を除去する。
【0015】(3)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記情報蓄積用容量素子の上部電極とこれに接
続される配線とを接続するスルーホールを形成する領域
に前記第1導電膜を残し、前記情報蓄積用容量素子の上
部に堆積した第3絶縁膜をエッチングして前記上部電極
の上部に前記スルーホールを形成する際、前記第1導電
膜をエッチングストッパとする。
【0016】(4)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記第1絶縁膜が酸化シリコン膜であり、前記
第2絶縁膜がSOG膜である。
【0017】(5)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記第1導電膜が多結晶シリコン膜である。
【0018】(6)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(f)工程のエッチングがウェットエッチ
ングである。
【0019】なお、ここでの「メモリアレイ」とは複数
のメモリセルが形成されるべき半導体基板の特定な区画
領域を言う。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0021】図1は、本実施の形態のDRAMを形成し
た半導体チップの全体平面図である。図示のように、単
結晶シリコンからなる半導体チップ1Aの主面には、X
方向(半導体チップ1Aの長辺方向)およびY方向(半
導体チップ1Aの短辺方向)に沿って多数のメモリアレ
イMARY(複数のメモリセルが構成されている領域)
がマトリクス状に配置されている。X方向に沿って互い
に隣接するメモリアレイMARYの間にはセンスアンプ
SAが配置されている。半導体チップ1Aの主面の中央
部には、ワードドライバWD、データ線選択回路などの
制御回路や、入出力回路、ボンディングパッドなどが配
置されている。
【0022】図2は、上記DRAMの等価回路図であ
る。図示のように、このDRAMのメモリアレイ(MA
RY)は、マトリクス状に配置された複数のワード線W
L(WLn-1 、WLn 、WLn+1 …)と複数のビット線
BLおよびそれらの交点に配置された複数のメモリセル
(MC)により構成されている。1ビットの情報を記憶
する1個のメモリセルは、1個の情報蓄積用容量素子C
とこれに直列に接続された1個のメモリセル選択用MI
SFETQsとで構成されている。メモリセル選択用M
ISFETQsのソース、ドレインの一方は、情報蓄積
用容量素子Cと電気的に接続され、他方はビット線BL
と電気的に接続されている。ワード線WLの一端は、ワ
ードドライバWDに接続され、ビット線BLの一端は、
センスアンプSAに接続されている。
【0023】次に、本実施の形態のDRAMの製造方法
を図3〜図47を用いて工程順に説明する。
【0024】まず、図3に示すように、p型で比抵抗が
10Ωcm程度の半導体基板1を850℃程度でウェット
酸化してその表面に膜厚10nm程度の薄い酸化シリコン
膜2を形成した後、この酸化シリコン膜2の上部にCV
D(Chemical Vapor Deposition )法で膜厚140nm程
度の窒化シリコン膜3を堆積する。酸化シリコン膜2
は、後の工程で素子分離溝の内部に埋め込まれる酸化シ
リコン膜をシンタリング(焼き締め)するときなどに基
板に加わるストレスを緩和するために形成される。窒化
シリコン膜3は酸化されにくい性質を持つので、その下
部(活性領域)の基板表面の酸化を防止するマスクとし
て利用される。
【0025】次に、図4に示すように、フォトレジスト
膜4をマスクにして窒化シリコン膜3、酸化シリコン膜
2および半導体基板1をドライエッチングすることによ
り、素子分離領域の半導体基板1に深さ300〜400
nm程度の溝5aを形成する。溝5aを形成するには、フ
ォトレジスト膜4をマスクにして窒化シリコン膜3をド
ライエッチングし、次いでフォトレジスト膜4を除去し
た後、窒化シリコン膜3をマスクにして酸化シリコン膜
2および半導体基板1をドライエッチングしてもよい。
【0026】次に、フォトレジスト膜4を除去した後、
図5に示すように、前記のエッチングによって溝5aの
内壁に生じたダメージ層を除去するために、半導体基板
1を850〜900℃程度でウェット酸化して溝5aの
内壁に膜厚10nm程度の薄い酸化シリコン膜6を形成す
る。
【0027】次に、図6に示すように、半導体基板1上
に膜厚300〜400nm程度の酸化シリコン膜7を堆積
した後、半導体基板1を1000℃程度でドライ酸化す
ることにより、溝5aに埋め込まれた酸化シリコン膜7
の膜質を改善するためのシンタリング(焼き締め)を行
う。酸化シリコン膜7は、例えばオゾン(O3 )とテト
ラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用いた
熱CVD法で堆積する。
【0028】次に、図7に示すように、酸化シリコン膜
7の上部にCVD法で膜厚140nm程度の窒化シリコン
膜8を堆積した後、図8に示すように、フォトレジスト
膜9をマスクにして窒化シリコン膜8をドライエッチン
グすることにより、メモリアレイと周辺回路との境界部
のような相対的に広い面積の溝5aの上部のみに窒化シ
リコン膜8を残す。溝5aの上部に残った窒化シリコン
膜8は、次の工程で酸化シリコン膜7をCMP法で研磨
して平坦化する際に、相対的に広い面積の溝5aの内部
の酸化シリコン膜7が相対的に狭い面積の溝5aの内部
の酸化シリコン膜7に比べて深く研磨される現象(ディ
ッシング;dishing )を防止するために形成される。
【0029】次に、フォトレジスト膜9を除去した後、
図9に示すように、窒化シリコン膜3、8をストッパに
用いたCMP法で酸化シリコン膜7を研磨して溝5aの
内部に残すことにより、素子分離溝5を形成する。
【0030】次に、熱リン酸を用いたウェットエッチン
グで窒化シリコン膜3、8を除去した後、図10に示す
ように、メモリセルを形成する領域(メモリアレイ)の
半導体基板1にn型不純物、例えばP(リン)をイオン
打ち込みしてn型半導体領域10を形成し、メモリアレ
イと周辺回路の一部(nチャネル型MISFETを形成
する領域)にp型不純物、例えばB(ホウ素)をイオン
打ち込みしてp型ウエル11を形成し、周辺回路の他の
一部(pチャネル型MISFETを形成する領域)にn
型不純物、例えばP(リン)をイオン打ち込みしてn型
ウエル12を形成する。また、このイオン打ち込みに続
いて、MISFETのしきい値電圧を調整するための不
純物、例えばBF2(フッ化ホウ素) をp型ウエル11お
よびn型ウエル12にイオン打ち込みする。n型半導体
領域10は、入出力回路などから半導体基板1を通じて
メモリアレイのp型ウエル11にノイズが侵入するのを
防止するために形成される。
【0031】次に、p型ウエル11およびn型ウエル1
2の各表面の酸化シリコン膜2をHF(フッ酸)系の洗
浄液を使って除去した後、半導体基板1を850℃程度
でウェット酸化してp型ウエル11およびn型ウエル1
2の各表面に膜厚7nm程度の清浄なゲート酸化膜13を
形成する。
【0032】特に限定はされないが、上記ゲート酸化膜
13を形成した後、半導体基板1をNO(酸化窒素)雰
囲気中またはN2 O(亜酸化窒素)雰囲気中で熱処理す
ることによって、ゲート酸化膜13と半導体基板1との
界面に窒素を偏析させてもよい(酸窒化処理)。ゲート
酸化膜13が7nm程度まで薄くなると、半導体基板1と
の熱膨張係数差に起因して両者の界面に生じる歪みが顕
在化し、ホットキャリアの発生を誘発する。半導体基板
1との界面に偏析した窒素はこの歪みを緩和するので、
上記の酸窒化処理は、極薄ゲート酸化膜13の信頼性を
向上できる。
【0033】次に、図11に示すように、ゲート酸化膜
13の上部にゲート電極14A、14B、14Cを形成
する。ゲート電極14Aは、メモリセル選択用MISF
ETの一部を構成し、活性領域以外の領域ではワード線
WLとして使用される。このゲート電極14A(ワード
線WL)の幅、すなわちゲート長は、メモリセル選択用
MISFETの短チャネル効果を抑制して、しきい値電
圧を一定値以上に確保できる許容範囲内の最小寸法(例
えば0.24μm程度)で構成される。また、隣接するゲ
ート電極14A(ワード線WL)同士の間隔は、フォト
リソグラフィの解像限界で決まる最小寸法(例えば0.2
2μm)で構成される。ゲート電極14Bおよびゲート
電極14Cは、周辺回路のnチャネル型MISFETお
よびpチャネル型MISFETの各一部を構成する。
【0034】注目すべきことは、ゲート電極14A(ワ
ード線WL)およびゲート電極14B、14Cは、ポリ
メタルゲートで構成されている。このポリメタルゲート
は例えばP(リン)などのn型不純物がドープされた膜
厚70nm程度の多結晶シリコン膜を半導体基板1上にC
VD法で堆積し、次いでその上部に膜厚50nm程度のW
N(タングステンナイトライド)膜と膜厚100nm程度
のW膜とをスパッタリング法で堆積し、さらにその上部
に膜厚150nm程度の窒化シリコン膜15をCVD法で
堆積した後、フォトレジスト膜16をマスクにしてこれ
らの膜をパターニングすることにより形成する。WN膜
は、高温熱処理時にW膜と多結晶シリコン膜とが反応し
て両者の界面に高抵抗のシリサイド層が形成されるのを
防止するバリア層として機能する。バリア層は、WN膜
の他、TiN(チタンナイトライド)膜などを使用する
こともできる。
【0035】ゲート電極14A(ワード線WL)の一部
を低抵抗の金属(W)で構成した場合には、そのシート
抵抗を2〜2.5Ω/□程度にまで低減できるので、ワー
ド線遅延を低減することができる。また、ゲート電極1
4(ワード線WL)をAl配線などで裏打ちしなくとも
ワード線遅延を低減できるので、メモリセルの上部に形
成される配線層の数を1層減らすことができる。
【0036】次に、フォトレジスト膜16を除去した
後、フッ酸などのエッチング液を使って、半導体基板1
の表面に残ったドライエッチング残渣やフォトレジスト
残渣などを除去する。このウェットエッチングを行う
と、ゲート電極14A(ワード線WL)およびゲート電
極14B、14Cの下部以外の領域のゲート酸化膜13
が削られると同時に、ゲート側壁下部のゲート酸化膜1
3も等方的にエッチングされてアンダーカットが生じる
ため、そのままではゲート酸化膜13の耐圧が低下す
る。そこで、半導体基板1を900℃程度でウェット酸
化することによって、削れたゲート酸化膜13の膜質を
改善する。
【0037】次に、図12に示すように、n型ウエル1
2にp型不純物、例えばB(ホウ素)をイオン打ち込み
してゲート電極14Cの両側のn型ウエル12にp-
半導体領域17を形成する。また、p型ウエル11にn
型不純物、例えばP(リン)をイオン打ち込みしてゲー
ト電極14Bの両側のp型ウエル11にn- 型半導体領
域18を形成し、ゲート電極14Aの両側のp型ウエル
11にn型半導体領域19を形成する。これにより、メ
モリアレイにメモリセル選択用MISFETQsが形成
される。
【0038】次に、図13に示すように、半導体基板1
上にCVD法で膜厚50〜100nm程度の窒化シリコン
膜20を堆積した後、図14に示すように、メモリアレ
イの窒化シリコン膜20をフォトレジスト膜21で覆
い、周辺回路の窒化シリコン膜20を異方性エッチング
することにより、ゲート電極14B、14Cの側壁にサ
イドウォールスペーサ20aを形成する。このエッチン
グは、ゲート酸化膜13や素子分離溝5に埋め込まれた
酸化シリコン膜7の削れ量を最少とするために、酸化シ
リコン膜に対する窒化シリコン膜20のエッチングレー
トが大きくなるようなエッチングガスを使用して行う。
また、ゲート電極14B、14C上の窒化シリコン膜1
5の削れ量を最少とするために、オーバーエッチング量
を必要最小限にとどめるようにする。
【0039】次に、フォトレジスト膜21を除去した
後、図15に示すように、周辺回路領域のn型ウエル1
2にp型不純物、例えばB(ホウ素)をイオン打ち込み
してpチャネル型MISFETのp+ 型半導体領域22
(ソース、ドレイン)を形成し、周辺回路領域のp型ウ
エル11にn型不純物、例えばAs(ヒ素)をイオン打
ち込みしてnチャネル型MISFETのn+ 型半導体領
域23(ソース、ドレイン)を形成する。これにより、
周辺回路領域にLDD(Lightly Doped Drain) 構造を備
えたpチャネル型MISFETQpおよびnチャネル型
MISFETQnが形成される。
【0040】次に、図16に示すように、半導体基板1
上に膜厚300nm程度のSOG(スピンオングラス)膜
24をスピン塗布した後、半導体基板1を800℃、1
分程度熱処理してSOG膜24をシンタリング(焼き締
め)する。
【0041】次に、図17に示すように、SOG膜24
の上部に膜厚600nm程度の酸化シリコン膜25を堆積
した後、この酸化シリコン膜25をCMP法で研磨して
その表面を平坦化する。酸化シリコン膜25は、例えば
オゾン(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)と
をソースガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。
【0042】このように、本実施の形態では、ゲート電
極14A(ワード線WL)およびゲート電極14B、1
4Cの上部に成膜直後でも平坦性が良好なSOG膜24
を塗布し、さらにその上部に堆積した酸化シリコン膜2
5をCMP法で平坦化する。これにより、ゲート電極1
4A(ワード線WL)同士の微細な隙間のギャップフィ
ル性が向上すると共に、ゲート電極14A(ワード線W
L)およびゲート電極14B、14Cの上部の絶縁膜の
平坦化を実現することができる。
【0043】次に、図18に示すように、酸化シリコン
膜25の上部に膜厚100nm程度の酸化シリコン膜26
を堆積する。この酸化シリコン膜26は、CMP法で研
磨されたときに生じた前記酸化シリコン膜25の表面の
微細な傷を補修するために堆積する。酸化シリコン膜2
6は、例えばオゾン(O3 )とテトラエトキシシラン
(TEOS)とをソースガスに用いたプラズマCVD法
で堆積する。酸化シリコン膜25の上部には、上記酸化
シリコン膜26に代えてPSG(Phospho Silicate Glas
s)膜などを堆積してもよい。
【0044】次に、図19に示すように、フォトレジス
ト膜27をマスクにしたドライエッチングでメモリセル
選択用MISFETQsのn型半導体領域19(ソー
ス、ドレイン)の上部の酸化シリコン膜26、25およ
びSOG膜24を除去する。このエッチングは、窒化シ
リコン膜20に対する酸化シリコン膜26、25および
SOG膜24のエッチングレートが大きくなるような条
件で行い、n型半導体領域19や素子分離溝5の上部を
覆っている窒化シリコン膜20が完全には除去されない
ようにする。
【0045】続いて、図20に示すように、上記フォト
レジスト膜27をマスクにしたドライエッチングでメモ
リセル選択用MISFETQsのn型半導体領域19
(ソース、ドレイン)の上部の窒化シリコン膜20とゲ
ート酸化膜13とを除去することにより、n型半導体領
域19(ソース、ドレイン)の一方の上部にコンタクト
ホール28を形成し、他方の上部にコンタクトホール2
9を形成する。
【0046】このエッチングは、酸化シリコン膜(ゲー
ト酸化膜13および素子分離溝5内の酸化シリコン膜
7)に対する窒化シリコン膜20のエッチングレートが
大きくなるような条件で行い、n型半導体領域19や素
子分離溝5が深く削れないようにする。また、このエッ
チングは、窒化シリコン膜20が異方的にエッチングさ
れるような条件で行い、ゲート電極14A(ワード線W
L)の側壁に窒化シリコン膜20が残るようにする。こ
れにより、フォトリソグラフィの解像限界以下の微細な
径を有するコンタクトホール28、29がゲート電極1
4A(ワード線WL)に対して自己整合で形成される。
コンタクトホール28、29をゲート電極14A(ワー
ド線WL)に対して自己整合で形成するには、あらかじ
め窒化シリコン膜20を異方性エッチングしてゲート電
極14A(ワード線WL)の側壁にサイドウォールスペ
ーサを形成しておいてもよい。
【0047】次に、フォトレジスト膜27を除去した
後、フッ酸+フッ化アンモニウム混液などのエッチング
液を使って、コンタクトホール28、29の底部に露出
した基板表面のドライエッチング残渣やフォトレジスト
残渣などを除去する。その際、コンタクトホール28、
29の側壁に露出したSOG膜24もエッチング液に曝
されるが、SOG膜24は、前述した800℃程度のシ
ンタリングによってフッ酸系のエッチング液に対するエ
ッチングレートが低減されているので、このウェットエ
ッチング処理によってコンタクトホール28、29の側
壁が大きくアンダーカットされることはない。これによ
り、次の工程でコンタクトホール28、29の内部に埋
め込まれるプラグ同士のショートを確実に防止すること
ができる。
【0048】次に、図21に示すように、コンタクトホ
ール28、29の内部にプラグ30を形成する。プラグ
30は、酸化シリコン膜26の上部にn型不純物(例え
ばP(リン))をドープした多結晶シリコン膜をCVD
法で堆積した後、この多結晶シリコン膜をCMP法で研
磨してコンタクトホール28、29の内部に残すことに
より形成する。
【0049】次に、図22に示すように、酸化シリコン
膜26の上部に膜厚200nm程度の酸化シリコン膜31
を堆積した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理す
る。酸化シリコン膜31は、例えばオゾン(O3 )とテ
トラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用い
たプラズマCVD法で堆積する。この熱処理によって、
プラグ30を構成する多結晶シリコン膜中のn型不純物
がコンタクトホール28、29の底部からメモリセル選
択用MISFETQsのn型半導体領域19(ソース、
ドレイン)に拡散し、n型半導体領域19が低抵抗化さ
れる。
【0050】次に、図23に示すように、フォトレジス
ト膜32をマスクにしたドライエッチングで前記コンタ
クトホール28の上部の酸化シリコン膜31を除去して
プラグ30の表面を露出させる。次に、フォトレジスト
膜32を除去した後、図24に示すように、フォトレジ
スト膜33をマスクにしたドライエッチングで周辺回路
領域の酸化シリコン膜31、26、25、SOG膜24
およびゲート酸化膜13を除去することにより、nチャ
ネル型MISFETQnのn+ 型半導体領域23(ソー
ス、ドレイン)の上部にコンタクトホール34、35を
形成し、pチャネル型MISFETQpのp+ 型半導体
領域22(ソース、ドレイン)の上部にコンタクトホー
ル36、37を形成する。
【0051】次に、フォトレジスト膜33を除去した
後、図25に示すように、酸化シリコン膜31の上部に
ビット線BLおよび周辺回路の第1層配線38、39を
形成する。ビット線BLおよび第1層配線38、39を
形成するには、まず酸化シリコン膜31の上部に膜厚5
0nm程度のTi膜をスパッタリング法で堆積し、半導体
基板1を800℃程度で熱処理する。次いで、Ti膜の
上部に膜厚50nm程度のTiN膜をスパッタリング法で
堆積し、さらにその上部に膜厚150nm程度のW膜と膜
厚200nm程度の窒化シリコン膜40とをCVD法で堆
積した後、フォトレジスト膜41をマスクにしてこれら
の膜をパターニングする。
【0052】酸化シリコン膜31の上部にTi膜を堆積
した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理すること
により、Ti膜とSi基板とが反応し、nチャネル型M
ISFETQnのn+ 型半導体領域23(ソース、ドレ
イン)の表面とpチャネル型MISFETQpのp+
半導体領域22(ソース、ドレイン)の表面とに低抵抗
のTiSi2 (チタンシリサイド)層42が形成され
る。図示は省略するが、このとき、メモリセル選択用M
ISFETQsのn型半導体領域19(ソース、ドレイ
ン)の一方の上部に形成されたコンタクトホール28内
のプラグ30の表面にもTiSi2 層42が形成され
る。
【0053】これにより、n+ 型半導体領域23および
+ 型半導体領域22に接続される配線(ビット線B
L、第1層配線38、39)のコンタクト抵抗を低減す
ることができる。また、ビット線BLをW膜/TiN膜
/Ti膜で構成することにより、そのシート抵抗を2Ω
/□以下にまで低減できるので、情報の読み出し速度お
よび書き込み速度を向上させることができると共に、ビ
ット線BLと周辺回路の第1層配線38、39とを一つ
の工程で同時に形成することができるので、DRAMの
製造工程を短縮することができる。さらに、周辺回路の
第1層配線(38、39)をビット線BLと同層の配線
で構成した場合には、第1層配線をメモリセルの上層の
Al配線で構成する場合に比べて周辺回路のMISFE
T(nチャネル型MISFETQn、pチャネル型MI
SFETQp)と第1層配線とを接続するコンタクトホ
ール(34〜37)のアスペクト比が低減されるため、
第1層配線の接続信頼性が向上する。
【0054】ビット線BLは、隣接するビット線BLと
の間に形成される寄生容量をできるだけ低減して情報の
読み出し速度および書き込み速度を向上させるために、
その間隔がその幅よりも長くなるように形成する。ビッ
ト線BLの間隔は例えば0.24μm程度とし、その幅は
例えば0.22μm程度とする。
【0055】次に、フォトレジスト膜41を除去した
後、図26に示すように、ビット線BLの側壁と第1層
配線38、39の側壁とにサイドウォールスペーサ43
を形成する。サイドウォールスペーサ43は、ビット線
BLおよび第1層配線38、39の上部にCVD法で窒
化シリコン膜を堆積した後、この窒化シリコン膜を異方
性エッチングして形成する。
【0056】次に、図27に示すように、ビット線BL
および第1層配線38、39の上部に膜厚300nm程度
のSOG膜44をスピン塗布する。次いで、半導体基板
1を800℃、1分程度熱処理してSOG膜44をシン
タリング(焼き締め)する。
【0057】SOG膜44は、BPSG膜に比べてリフ
ロー性が高く、微細な配線間のギャップフィル性に優れ
ているので、フォトリソグラフィの解像限界程度まで微
細化されたビット線BL同士の隙間を良好に埋め込むこ
とができる。また、SOG膜44は、BPSG膜で必要
とされる高温、長時間の熱処理を行わなくとも高いリフ
ロー性が得られるため、ビット線BLの下層に形成され
たメモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレイ
ンや周辺回路のMISFET(nチャネル型MISFE
TQn、pチャネル型MISFETQp)のソース、ド
レインに含まれる不純物の熱拡散を抑制して浅接合化を
図ることができる。さらに、ゲート電極14A(ワード
線WL)およびゲート電極14B、14Cを構成するメ
タル(W膜)の劣化を抑制できるので、DRAMのメモ
リセルおよび周辺回路を構成するMISFETの高性能
化を実現することができる。また、ビット線BLおよび
第1層配線38、39を構成するTi膜、TiN膜、W
膜の劣化を抑制して配線抵抗の低減を図ることができ
る。
【0058】次に、図28に示すように、SOG膜44
の上部に膜厚600nm程度の酸化シリコン膜45を堆積
した後、この酸化シリコン膜45をCMP法で研磨して
その表面を平坦化する。酸化シリコン膜45は、例えば
オゾン(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)と
をソースガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。
【0059】このように、本実施の形態では、ビット線
BLおよび第1層配線38、39の上部にリフロー性が
高いSOG膜44を塗布し、さらにその上部に堆積した
酸化シリコン膜45をCMP法で平坦化する。これによ
り、ビット線BL同士の微細な隙間のギャップフィル性
が向上すると共に、ビット線BLおよび第1層配線3
8、39の上部の絶縁膜の平坦化を実現することができ
る。また、高温・長時間の熱処理を行わないため、メモ
リセルおよび周辺回路を構成するMISFETの特性劣
化を防止して高性能化を実現することができると共に、
ビット線BLおよび第1層配線38、39の低抵抗化を
図ることができる。
【0060】次に、図29に示すように、酸化シリコン
膜45の上部に膜厚100nm程度の酸化シリコン膜46
を堆積する。この酸化シリコン膜46は、CMP法で研
磨されたときに生じた前記酸化シリコン膜45の表面の
微細な傷を補修するために堆積する。酸化シリコン膜4
6は、例えばオゾン(O3 )とテトラエトキシシラン
(TEOS)とをソースガスに用いたプラズマCVD法
で堆積する。
【0061】次に、図30に示すように、フォトレジス
ト膜47をマスクにしたドライエッチングでコンタクト
ホール29の上部の酸化シリコン膜46、45、SOG
膜44および酸化シリコン膜31を除去してプラグ30
の表面に達するスルーホール48を形成する。このエッ
チングは、酸化シリコン膜46、45、31およびSO
G膜44に対する窒化シリコン膜のエッチングレートが
小さくなるような条件で行い、スルーホール48とビッ
ト線BLの合わせずれが生じた場合でも、ビット線BL
の上部の窒化シリコン膜40やサイドウォールスペーサ
43が深く削れないようにする。これにより、スルーホ
ール48がビット線BLに対して自己整合で形成され
る。
【0062】次に、フォトレジスト膜47を除去した
後、フッ酸+フッ化アンモニウム混液などのエッチング
液を使って、スルーホール48の底部に露出したプラグ
30の表面のドライエッチング残渣やフォトレジスト残
渣などを除去する。その際、スルーホール48の側壁に
露出したSOG膜44もエッチング液に曝されるが、S
OG膜44は、前記800℃程度のシンタリングによっ
てフッ酸系のエッチング液に対するエッチングレートが
低減されているので、このウェットエッチング処理によ
ってスルーホール48の側壁が大きくアンダーカットさ
れることはない。これにより、次の工程でスルーホール
48の内部に埋め込まれるプラグとビット線BLとのシ
ョートを確実に防止することができる。また、プラグと
ビット線BLとを十分に離間させることができるので、
ビット線BLの寄生容量の増加を抑制することができ
る。
【0063】次に、図31に示すように、スルーホール
48の内部にプラグ49を形成する。プラグ49は、酸
化シリコン膜46の上部にn型不純物(例えばP(リ
ン))をドープした多結晶シリコン膜をCVD法で堆積
した後、この多結晶シリコン膜をエッチバックしてスル
ーホール48の内部に残すことにより形成する。
【0064】次に、図32に示すように、酸化シリコン
膜46の上部に膜厚100nm程度の窒化シリコン膜51
をCVD法で堆積した後、フォトレジスト膜52をマス
クにしたドライエッチングで周辺回路領域の窒化シリコ
ン膜51を除去する。メモリアレイに残った窒化シリコ
ン膜51は、後述する情報蓄積用容量素子の下部電極を
形成する工程で下部電極の間の酸化シリコン膜をエッチ
ングする際のエッチングストッパとして使用される。
【0065】次に、フォトレジスト膜52を除去した
後、図33に示すように、窒化シリコン膜51の上部
に、例えばオゾン(O3 )とテトラエトキシシラン(T
EOS)とをソースガスに用いたプラズマCVD法で膜
厚1.3μm程度の酸化シリコン膜53を堆積し、フォト
レジスト膜54をマスクにしたドライエッチングで酸化
シリコン膜53および窒化シリコン膜51を除去するこ
とにより、プラグ49を埋め込んだスルーホール48の
上部に深い溝55を形成すると共に、メモリアレイの周
囲にメモリアレイを取り囲む枠状の深い長溝59を形成
する。図34は、溝55のパターンと長溝59のパター
ンとを示す半導体基板1の要部平面図である。
【0066】次に、フォトレジスト膜54を除去した
後、図35に示すように、酸化シリコン膜53の上部に
n型不純物(例えばP(リン))をドープした膜厚60
nm程度の多結晶シリコン膜56をCVD法で堆積する。
この多結晶シリコン膜56は、情報蓄積用容量素子の下
部電極材料として使用される。
【0067】本発明は、以下に述べる工程に特徴があ
る。
【0068】図36に示すように、多結晶シリコン膜5
6の上部に溝55および長溝59を埋め込むのに十分な
膜厚(例えば300〜400nm程度)のSOG膜57を
堆積し、400℃程度の熱処理でSOG膜57をベーク
する。しかる後、図37に示すように、周辺回路領域を
フォトレジスト膜80で選択的に覆う。そして、このフ
ォトレジスト膜80をマスクにしたドライエッチングで
メモリアレイのSOG膜57を除去して酸化シリコン膜
53の上部の多結晶シリコン膜56を露出させ、続いて
この多結晶シリコン膜56を除去することにより、溝5
5および長溝59の内側(内壁および底部)のみに多結
晶シリコン膜56を残す。また、この時、図から明らか
なように周辺回路領域上にはフォトレジスト膜80によ
って覆われており、多結晶シリコン膜56は残される。
この周辺回路領域上の多結晶シリコン56を残すことが
重要なポイントである。周辺回路領域を覆うフォトレジ
スト膜80の端部は、長溝59の上部に配置する。
【0069】次に、周辺回路領域を覆うフォトレジスト
膜80を除去した後、図38に示すように、フッ酸系の
エッチング液を用いて溝55の内部のSOG膜57と溝
55の隙間の酸化シリコン膜53とをウェットエッチン
グすることにより、メモリアレイに情報蓄積用容量素子
の下部電極60を形成する。
【0070】このとき、溝55の隙間の底部には窒化シ
リコン膜51が形成されているので、酸化シリコン膜5
3が全部除去されてもその下部の酸化シリコン膜46が
エッチング液によって削られることはない。また、周辺
回路領域の酸化シリコン膜53の表面には、SOG膜5
7や酸化シリコン膜53に比べてエッチングレートが十
分低い多結晶シリコン膜56が形成されており、かつ周
辺回路領域とメモリアレイとの境界部に形成された長溝
59の内壁にもこの多結晶シリコン膜56が形成されて
いるため、この多結晶シリコン膜56がエッチングスト
ッパとなり、周辺回路領域に形成された厚い膜厚の酸化
シリコン膜53がエッチング液によって削られることは
ない。これにより、メモリアレイと周辺回路領域との段
差が解消されると共に、周辺回路領域の平坦化が実現さ
れる。
【0071】次に、下部電極60を構成する多結晶シリ
コン膜(56)の酸化を防止するために、半導体基板1
をアンモニア雰囲気中、800℃程度で熱処理して多結
晶シリコン膜56(下部電極60)の表面を窒化した
後、図39に示すように、下部電極60の上部に膜厚2
0nm程度のTa2 5(酸化タンタル) 膜61をCVD法
で堆積し、次いで半導体基板1を800℃程度で熱処理
してTa2 5 膜61の欠陥を修復する。このTa2
5 膜61は、情報蓄積用容量素子の容量絶縁膜材料とし
て使用される。
【0072】次に、図40に示すように、Ta2 5
61の上部にCVD法とスパッタリング法とで膜厚15
0nm程度のTiN膜62を堆積した後、フォトレジスト
膜63をマスクにしたドライエッチングでTiN膜6
2、Ta2 5 膜61および多結晶シリコン膜56をパ
ターニングすることにより、TiN膜62からなる上部
電極と、Ta2 5 膜61からなる容量絶縁膜と、多結
晶シリコン膜56からなる下部電極60とで構成される
情報蓄積用容量素子Cを形成する。これにより、メモリ
セル選択用MISFETQsとこれに直列に接続された
情報蓄積用容量素子Cとで構成されるDRAMのメモリ
セルが略完成する。
【0073】次に、フォトレジスト膜63を除去した
後、図41に示すように、例えばオゾン(O3 )とテト
ラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用いた
プラズマCVD法で情報蓄積用容量素子Cの上部に膜厚
100nm程度の酸化シリコン膜64を堆積した後、フォ
トレジスト膜65をマスクにしたドライエッチングで周
辺回路の第1層配線38の上部の酸化シリコン膜64、
SOG膜53、酸化シリコン膜46、45、SOG膜4
4および窒化シリコン膜40を除去することにより、ス
ルーホール66を形成する。
【0074】次に、フォトレジスト膜65を除去した
後、図42に示すように、スルーホール66の内部にプ
ラグ67を形成し、続いて酸化シリコン膜64の上部に
第2層配線68、69を形成する。プラグ67は、酸化
シリコン膜64の上部にスパッタリング法で膜厚100
nm程度のTiN膜を堆積し、さらにその上部にCVD法
で膜厚500nm程度のW膜を堆積した後、これらの膜を
エッチバックしてスルーホール66の内部に残すことに
より形成する。第2層配線68、69は、酸化シリコン
膜64の上部にスパッタリング法で膜厚50nm程度のT
iN膜、膜厚500nm程度のAl(アルミニウム)膜、
膜厚50nm程度のTi膜を堆積した後、フォトレジスト
膜をマスクにしたドライエッチングでこれらの膜をパタ
ーニングして形成する。
【0075】次に、図43に示すように、第2層配線6
8、69の上部に層間絶縁膜を堆積する。層間絶縁膜
は、例えば膜厚300nm程度の酸化シリコン膜71、膜
厚400nm程度のSOG膜72および膜厚300nm程度
の酸化シリコン膜73で構成する。酸化シリコン膜7
1、73は、例えばオゾン(O3 )とテトラエトキシシ
ラン(TEOS)とをソースガスに用いたプラズマCV
D法で堆積する。また、SOG膜72のベークは、Al
膜を主体とする第2層配線68、69の劣化を防止する
ために、400℃程度の温度で行う。
【0076】次に、図44に示すように、情報蓄積用容
量素子Cの上部の層間絶縁膜にスルーホール74を形成
し、周辺回路の第2層配線69の上部の層間絶縁膜にス
ルーホール75を形成した後、スルーホール74、75
の内部にプラグ76を形成し、続いて層間絶縁膜の上部
に第3層配線77、78、79を形成する。スルーホー
ル74、75は、フォトレジスト膜をマスクにしたドラ
イエッチングで酸化シリコン膜73、SOG膜72およ
び酸化シリコン膜42を除去することにより形成する。
プラグ76は、層間絶縁膜の上部にスパッタリング法で
膜厚100nm程度のTiN膜を堆積し、さらにその上部
にCVD法で膜厚500nm程度のW膜を堆積した後、こ
れらの膜をエッチバックしてスルーホール74、75の
内部に残すことにより形成する。第3層配線77〜79
は、層間絶縁膜の上部にスパッタリング法で膜厚50nm
程度のTiN膜、膜厚500nm程度のAl膜、膜厚50
nm程度のTi膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマス
クにしたドライエッチングでこれらの膜をパターニング
して形成する。
【0077】図示は省略するが、その後、第3層配線7
7〜79の上部に酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との
積層膜などで構成されたパッシベーション膜を堆積する
ことにより、本実施の形態のDRAMが略完成する。
【0078】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0079】例えば前記実施の形態では、メモリアレイ
に情報蓄積用容量素子の下部電極60を形成(図38参
照)した後、周辺回路領域に多結晶シリコン膜56を残
したままTa2 5 膜61を堆積した(図39参照)
が、図45に示すように、周辺回路領域の多結晶シリコ
ン膜56をエッチングで除去した後に、Ta2 5 膜6
1を堆積してもよい。またこのとき、図46に示すよう
に、情報蓄積用容量素子Cの上部電極(TiN膜62)
に所定の電源を供給する配線を接続するためのスルーホ
ール74の下部に多結晶シリコン膜56を残しておくこ
とにより、この多結晶シリコン膜56をエッチングスト
ッパとして利用することができるので、周辺回路の第1
層配線38の上部に深いスルーホール66を形成する工
程で浅いスルーホール74を同時に形成することが可能
となる。
【0080】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0081】本発明のDRAMの製造方法によれば、メ
モリアレイの絶縁膜に形成した溝の内部に導電膜を形成
した後、絶縁膜をウェットエッチングして情報蓄積用容
量素子の下部電極を形成する際、周辺回路領域の酸化シ
リコン膜の表面に上記導電膜を残しておくことにより、
周辺回路領域の絶縁膜がエッチングされるのを防止する
ことができるので、情報蓄積用容量素子の下部電極を形
成する工程の歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるDRAMを形成し
た半導体チップの全体平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるDRAMの等価回
路図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図17】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図18】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図19】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図20】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図21】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図22】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図23】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図24】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図25】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図26】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図27】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図28】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図29】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図30】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図31】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図32】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図33】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図34】メモリアレイに形成した溝のパターンとその
周囲に形成した長溝のパターンとを示す半導体基板の要
部平面図である。
【図35】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図36】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図37】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図38】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図39】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図40】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図41】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図42】本発明者によって検討されたDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図43】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図44】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図45】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図46】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 1A 半導体チップ 2 酸化シリコン膜 3 窒化シリコン膜 4 フォトレジスト膜 5 素子分離溝 5a 溝 6 酸化シリコン膜 7 酸化シリコン膜 8 窒化シリコン膜 9 フォトレジスト膜 10 n型半導体領域 11 p型ウエル 12 n型ウエル 13 ゲート酸化膜 14A〜14C ゲート電極 15 窒化シリコン膜 16 フォトレジスト膜 17 p- 型半導体領域 18 n- 型半導体領域 19 n型半導体領域 20 窒化シリコン膜 20a サイドウォールスペーサ 21 フォトレジスト膜 22 p+ 型半導体領域 23 n+ 型半導体領域 24 SOG膜 24a、24b SOG膜 25 酸化シリコン膜 26 酸化シリコン膜 27 フォトレジスト膜 28 コンタクトホール 29 コンタクトホール 30 プラグ 31 酸化シリコン膜 32 フォトレジスト膜 33 フォトレジスト膜 34〜37 コンタクトホール 38、39 第1層配線 40 窒化シリコン膜 41 フォトレジスト膜 42 TiSi2 層 43 サイドウォールスペーサ 44 SOG膜 45 酸化シリコン膜 46 酸化シリコン膜 47 フォトレジスト膜 48 スルーホール 49 プラグ 51 窒化シリコン膜 52 フォトレジスト膜 53 酸化シリコン膜 54 フォトレジスト膜 55 溝 55A 遮光パターン 56 多結晶シリコン膜 57 SOG膜 58 フォトレジスト膜 59 長溝 59A 遮光パターン 60 下部電極 61 Ta2 5(酸化タンタル) 膜 62 TiN膜(上部電極) 63 フォトレジスト膜 64 酸化シリコン膜 65 フォトレジスト膜 66 スルーホール 67 プラグ 68、69 第2層配線 71 酸化シリコン膜 72 SOG膜 73 酸化シリコン膜 74、75 スルーホール 76 プラグ 77〜79 第3層配線 80 フォトレジスト膜 BL ビット線 C 情報蓄積用容量素子 MARY メモリアレイ Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET Qs メモリセル選択用MISFET SA センスアンプ WD ワードドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 悟 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 浅野 勇 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセル選択用MISFETとこれに
    直列に接続された情報蓄積用容量素子とでメモリセルを
    構成し、前記情報蓄積用容量素子を前記メモリセル選択
    用MISFETの上部に配置したDRAMを有する半導
    体集積回路装置の製造方法であって、(a)半導体基板
    の主面のメモリアレイにメモリセル選択用MISFET
    を形成し、周辺回路領域に周辺回路のMISFETを形
    成する工程、(b)前記メモリセル選択用MISFET
    および周辺回路のMISFETの上部に、後の工程で形
    成される情報蓄積用容量素子の高さに相当する膜厚を有
    する第1絶縁膜を堆積する工程、(c)フォトレジスト
    膜をマスクにしたエッチングでメモリアレイの前記第1
    絶縁膜を開孔して溝を形成すると共に、メモリアレイと
    周辺回路領域との境界部の前記第1絶縁膜を開孔して前
    記メモリアレイを囲む長溝を形成する工程、(d)前記
    溝および前記長溝の内部を含む前記第1絶縁膜の上部
    に、情報蓄積用容量素子の下部電極を構成する第1導電
    膜を堆積した後、前記第1導電膜の上部に、前記溝およ
    び前記長溝を埋め込む膜厚の第2絶縁膜を堆積する工
    程、(e)周辺回路領域を覆うフォトレジスト膜をマス
    クにしたエッチングでメモリアレイの前記第2絶縁膜と
    前記第1絶縁膜の上部の前記第1導電膜とをエッチング
    することにより、前記溝および前記長溝の内部と、前記
    周辺回路領域とに前記第1導電膜を残す工程、(f)前
    記溝とこれに隣接する溝の隙間の前記第1絶縁膜、前記
    溝および長溝の内部の前記第2絶縁膜、前記周辺回路領
    域の前記第2絶縁膜をエッチングすることにより、上方
    に開孔部を有する筒形の下部電極を形成する工程、
    (g)前記下部電極の上部に第3絶縁膜および第2導電
    膜を堆積した後、前記第2導電膜、前記第2絶縁膜およ
    び前記第1導電膜をパターニングすることにより、前記
    第1導電膜からなる下部電極と、前記第3絶縁膜からな
    る容量絶縁膜と、前記第2導電膜からなる上部電極とで
    構成される情報蓄積用容量素子を形成する工程、を含む
    ことを特徴する半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記(f)工程の後、前記(g)工程
    に先立って、前記周辺回路領域の前記第1導電膜を除去
    することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記情報蓄積用容量素子の上部電極と
    これに接続される配線とを接続するスルーホールを形成
    する領域に前記第1導電膜を残し、前記情報蓄積用容量
    素子の上部に堆積した第3絶縁膜をエッチングして前記
    上部電極の上部に前記スルーホールを形成する際、前記
    第1導電膜をエッチングストッパとすることを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置の製造方法であって、前記第1絶縁膜が酸化シ
    リコン膜であり、前記第2絶縁膜がSOG膜であること
    を特徴する半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置の製造方法であって、前記第1導電膜が多結晶
    シリコン膜であることを特徴する半導体集積回路装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置の製造方法であって、前記(f)工程のエッチ
    ングがウェットエッチングであることを特徴する半導体
    集積回路装置の製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010004798A (ko) * 1999-06-29 2001-01-15 김영환 커패시터의 전하저장전극 형성방법
JP2001036044A (ja) * 1999-06-30 2001-02-09 Hyundai Electronics Ind Co Ltd 半導体素子のキャパシタ製造方法
US6329683B2 (en) 1999-12-28 2001-12-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and manufacturing method thereof which make it possible to improve reliability of cell-capacitor and also to simplify the manufacturing processes
US7459370B2 (en) 2005-10-12 2008-12-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of fabricating semiconductor memory device having plurality of storage node electrodes
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JP2012146993A (ja) * 2003-12-10 2012-08-02 Micron Technology Inc コンデンサ装置の形成方法

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