JPH11266569A - 扁平コアレスモータのコンミテータ - Google Patents
扁平コアレスモータのコンミテータInfo
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- JPH11266569A JPH11266569A JP6580998A JP6580998A JPH11266569A JP H11266569 A JPH11266569 A JP H11266569A JP 6580998 A JP6580998 A JP 6580998A JP 6580998 A JP6580998 A JP 6580998A JP H11266569 A JPH11266569 A JP H11266569A
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- Dc Machiner (AREA)
Abstract
(騒音)が上記段差から発生するのを防止するととも
に、耐久性を飛躍的に向上させた扁平コアレスモータを
提供しようとするものである。 【解決手段】1個または複数個の電機子コイルを備えた
ロータと、このロータの回転中心に配置されたシャフト
と、前記ロータに臨む界磁マグネットと、これらを収納
するケーシングとを有する扁平コアレスモータにおい
て、前記ロータに配置されたコンミテータが2以上の電
極を備え、かつコンミテータの各電極間の段差を絶縁体
を介在させて解消したことを特徴とする扁平コアレスモ
ータのコンミテータ。
Description
タや、ステッピングモータ、振動モータ等に使用される
扁平コアレスモータに関し、より薄型の扁平コアレスモ
ータを提供するためのものである。
動モータ等に使用される扁平コアレスモータとしては近
年、より薄型のものが要求されるようになってきてい
る。例えばその中で振動モータの用途を見ても、無線電
話呼び出し装置(以下ページャという)や携帯電話、軽
い振動を人体に与えてマッサージ効果を発揮するマッサ
ージ機、視聴覚障害者用の信号受信器等、種々のものが
知られており、電機子を偏心させた扁平コアレスモータ
が内蔵されている。
4および図5に示すような扁平型のものが知られている
(特開平6−205565号)。この扁平コアレスモー
タ1はケーシング2の底部に固定された円形の平板状界
磁マグネット3と、この界磁マグネット3と面対向する
ように配置された回転自在の電機子4と、この電機子4
のかなめに配されたシャフト5とで構成されている。前
記電機子4は3個のコイル6a,6b,6cを逆扇形に
なるように配置し、樹脂フレーム7と一体成形したもの
である。また、電機子4はコイル6a,6b,6cと一
緒に回転する整流子8を備えており、この整流子8がケ
ーシング2の下部から延びた2本の電極ブラシ9に接触
して3個のコイル6a,6b,6cの極性が交互に切り
替わり、そのたびに界磁マグネット3との間で引合力と
反発力が発生するために電機子4が回転し続ける。特
に、振動発生装置として用いる場合には、上述のように
電機子4自体を大きく偏心させることで、電機子4が大
きな遠心力を持って回転するため、装置全体に強い振動
が発生することとなる。
ッサージ機、視聴覚障害者用の信号受信器等の小型化が
ますます進み、それに合わせて扁平コアレスモータの極
小化および軽量化の要請も厳しいものがある。
1個のコイルで電機子を構成してより小型化を図ること
ができる扁平コアレスモータを開発した。この扁平コア
レスモータは、ほぼ1/2円形の樹脂フレーム11の内
部に1個のコアレス電機子コイル12を配して両者を一
体に成形した電機子10と、円板を4等分してN極とS
極を交互に配列した界磁マグネット14と、樹脂フレー
ム11に内蔵した上記電機子10を再起動するための磁
性体もしくは永久磁石15とを備えている。そして電機
子10の回転中心に設けたコンミテータ13の電極に、
コアレス電機子コイル12の端部が接続されている。
タ13は、樹脂フレーム11上に銅箔等からなる電極が
積層されて、整流子16が形成されている。そしてこの
整流子16は、予め周方向に分割した銅箔を樹脂フレー
ム11上に積層したり、1枚の銅箔を樹脂フレーム11
上に積層した上、エッチング等によって分割すること等
により形成されていた。
1上の各整流子16間には段差17ができてしまい、こ
の段差17にブラシが接触した際に異音が生じ、扁平コ
アレスモータの駆動中に、かなり大きな音(騒音)が発
生してしまうという問題が発生していた。
動中にかなり大きな音(騒音)が上記段差から発生する
のを防止するとともに、耐久性を飛躍的に向上させた扁
平コアレスモータを提供しようとするものである。
平コアレスモータのコンミテータは、1個または複数個
の電機子コイルを備えたロータと、このロータの回転中
心に配置されたシャフトと、前記ロータに臨む界磁マグ
ネットと、これらを収納するケーシングとを有する扁平
コアレスモータにおいて、前記ロータに配置されたコン
ミテータが2以上の電極を備え、かつコンミテータの各
電極間の段差を絶縁体を介在させて解消したことを特徴
とするものである。
ータは、1個または複数個の電機子コイルを備えたロー
タと、このロータの回転中心に配置されたシャフトと、
前記ロータに臨む界磁マグネットと、これらを収納する
ケーシングとを有する扁平コアレスモータにおいて、前
記ロータに配置されたコンミテータを樹脂絶縁体上に2
以上の電極を積層して形成するとともに、コンミテータ
の各電極間に上記樹脂絶縁体を介在させて段差を解消し
たことをも特徴とするものである。
ータは、1個または複数個の電機子コイルを備えたロー
タと、このロータの回転中心に配置されたシャフトと、
前記ロータに臨む界磁マグネットと、これらを収納する
ケーシングとを有する扁平コアレスモータにおいて、前
記ロータに配置されたコンミテータを、樹脂絶縁体上に
2以上の電極をコンミテータの周方向に対して所定の間
隔で積層して形成するとともに、コンミテータの各電極
間に絶縁体を充填して段差を解消したことをも特徴とす
るものである。
ータは、コンミテータの各電極に位置決め手段を設けた
ことをも特徴とするものである。
ータは、2以上の電極が、樹脂絶縁体上に積層した銅箔
からなることをも特徴とするものである。
ータは、2以上の電極が樹脂絶縁体上に積層した銅箔を
所定の間隔でエッチング除去して形成され、当該エッチ
ング除去した隙間に樹脂絶縁体を充填したことをも特徴
とするものである。
ータは、樹脂絶縁体の金型内に2以上の電極を所定の間
隔で設置し、樹脂絶縁体と2以上の電極とを一体化する
とともに、樹脂絶縁体の成形時に2以上の電極間に樹脂
絶縁体が充填されるようにしたことをも特徴とするもの
である。
る扁平コアレスモータのコンミテータの実施例を詳細に
説明する。
スモータのコンミテータの実施例として扁平コアレス振
動モータに適用した場合を示すものである。電機子21
の樹脂フレーム22のかなめ部分のコンミテータ23に
は、円を4等分した整流子24a,24b,24c,2
4dが設けられ、その中心には電機子21の回転中心と
なる軸孔25が開設されている。前記整流子24a,2
4b,24c,24dは、対角線方向の2個ずつ24a
と24c、24bと24dがそれぞれ共通に接続されて
おり、図6のようにその一方にコアレス電機子コイル1
2の内側の巻線端部31が、他方に外側の巻線端部32
が接続されている。
2上に銅箔等からなる電極が積層されて、整流子24が
形成されている。そしてこの整流子24は、予め周方向
に2以上の数(図では4個)に分割した銅箔を樹脂フレ
ーム22上に積層したり、1枚の銅箔等からなる電極を
樹脂フレーム22上に積層した上、エッチング等によっ
て電極を2以上の数に分割すること等により形成するこ
とができる。もちろん、樹脂フレーム22の成形に際
し、金型内に2以上の電極を所定の間隔で設置してお
き、樹脂フレーム21と2以上の電極とを一体化すると
ともに、この樹脂フレーム22の成形時に、2以上の電
極間に樹脂絶縁体が充填されるようにしてもよい。
段差であり、この段差26は樹脂フレーム22を構成し
ている絶縁体27を介在させることにより解消される。
この絶縁体27は上記樹脂フレーム22と共通の素材を
使用しても、また樹脂フレーム22と異なる素材を使用
してもよい。
23の各整流子24上を、ブラシ28が静かに摺動し、
扁平コアレスモータの駆動中には、本来得ようとしてい
る振動以外の騒音の発生はほとんど解消することができ
るようになった。
は、位置決め手段が設けられている。この位置決め手段
としては、コンミテータ23の側面に各整流子24に対
応するよう所定の間隔で形成した突起30が挙げられ
る。この突起30は電機子21と界磁マグネット(図示
せず)との停止位置を規定し、電機子21が再起動しや
すいようにするためのものである。
子コイル12が1個の場合の実施例であるが、コアレス
電機子コイル12が2個の場合もコンミテータ23の騒
音に関する問題は同様である。この場合にも上記コアレ
ス電機子コイル12が1個構成の電機子21と同様に、
各電極間に絶縁体27を充填するだけで、本来得ようと
する振動以外の騒音を防止することができる。
は、2以上であれば、4個であっても6個であってもよ
く、またこの発明の扁平コアレスモータのコンミテータ
においてはこれらの数に限定されるものではない。
タのコンミテータを振動発生装置に適用した場合につい
て説明したが、本発明は普通の回転モータや、ステッピ
ングモータにも応用できるものである。
アレスモータのコンミテータにおいては、ロータに配置
されたコンミテータの各電極間に絶縁体を介在させて段
差を解消したので、各電極間の段差によって発生する騒
音を確実に防止することができる。したがって振動モー
タに適用した場合、本来得ようとする振動以外の騒音を
大幅に低減することができるので、非常に有用である。
って発生する摩耗等を低減することができ、その耐久性
を飛躍的に向上させた扁平コアレスモータを提供するこ
とができるようになった。
の実施例を示す平面図である。
図である。
の1例を示す平面図である。
図である。
する騒音(機械的ノイズ)のみらなず、扁平コアレスモ
ータの動作等に悪影響を及ぼす電磁波等をも減らすこと
ができるようになった。
Claims (7)
- 【請求項1】 1個または複数個の電機子コイルを備え
たロータと、このロータの回転中心に配置されたシャフ
トと、前記ロータに臨む界磁マグネットと、これらを収
納するケーシングとを有する扁平コアレスモータにおい
て、前記ロータに配置されたコンミテータが2以上の電
極を備え、かつコンミテータの各電極間の段差を絶縁体
を介在させて解消したことを特徴とする扁平コアレスモ
ータのコンミテータ。 - 【請求項2】 1個または複数個の電機子コイルを備え
たロータと、このロータの回転中心に配置されたシャフ
トと、前記ロータに臨む界磁マグネットと、これらを収
納するケーシングとを有する扁平コアレスモータにおい
て、前記ロータに配置されたコンミテータを樹脂絶縁体
上に2以上の電極を積層して形成するとともに、コンミ
テータの各電極間に上記樹脂絶縁体を介在させて段差を
解消したことを特徴とする扁平コアレスモータのコンミ
テータ。 - 【請求項3】 1個または複数個の電機子コイルを備え
たロータと、このロータの回転中心に配置されたシャフ
トと、前記ロータに臨む界磁マグネットと、これらを収
納するケーシングとを有する扁平コアレスモータにおい
て、前記ロータに配置されたコンミテータを、樹脂絶縁
体上に2以上の電極をコンミテータの周方向に対して所
定の間隔で積層して形成するとともに、コンミテータの
各電極間に絶縁体を充填して段差を解消したことを特徴
とする扁平コアレスモータのコンミテータ。 - 【請求項4】 コンミテータの各電極に位置決め手段を
設けてなる請求項1ないし3のいずれかに記載の扁平コ
アレスモータのコンミテータ。 - 【請求項5】 2以上の電極が、樹脂絶縁体上に積層し
た銅箔からなる請求項1ないし4のいずれかに記載の扁
平コアレスモータのコンミテータ。 - 【請求項6】 2以上の電極が樹脂絶縁体上に積層した
銅箔を所定の間隔でエッチング除去して形成され、当該
エッチング除去した隙間に樹脂絶縁体を充填してなる請
求項1ないし5のいずれかに記載の扁平コアレスモータ
のコンミテータ。 - 【請求項7】 樹脂絶縁体の金型内に2以上の電極を所
定の間隔で設置し、樹脂絶縁体と2以上の電極とを一体
化するとともに、樹脂絶縁体の成形時に2以上の電極間
に樹脂絶縁体が充填されるようにしてなる請求項1ない
し5のいずれかに記載の扁平コアレスモータのコンミテ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06580998A JP4122485B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 扁平コアレスモータのコンミテータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06580998A JP4122485B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 扁平コアレスモータのコンミテータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11266569A true JPH11266569A (ja) | 1999-09-28 |
JP4122485B2 JP4122485B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=13297738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06580998A Expired - Fee Related JP4122485B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 扁平コアレスモータのコンミテータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4122485B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006014503A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nidec Copal Corp | モータ |
US7307368B2 (en) | 2000-06-09 | 2007-12-11 | Ricoh Company, Ltd. | DC motor |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP06580998A patent/JP4122485B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7307368B2 (en) | 2000-06-09 | 2007-12-11 | Ricoh Company, Ltd. | DC motor |
JP2006014503A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nidec Copal Corp | モータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4122485B2 (ja) | 2008-07-23 |
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