JPH11264990A - 基板の貼り合わせ方法および装置 - Google Patents

基板の貼り合わせ方法および装置

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JPH11264990A
JPH11264990A JP6704598A JP6704598A JPH11264990A JP H11264990 A JPH11264990 A JP H11264990A JP 6704598 A JP6704598 A JP 6704598A JP 6704598 A JP6704598 A JP 6704598A JP H11264990 A JPH11264990 A JP H11264990A
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JP
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substrate
regulating unit
bonding
position regulating
substrates
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JP6704598A
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English (en)
Inventor
Kyo Otsuka
巨 大塚
Takayuki Nagahara
孝行 永原
Norihiko Egami
典彦 江上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向する位置に配置された一方側の基板と他
方側の基板とを精度良く貼り合わせることができる基板
の貼り合わせ方法を提供する。 【解決手段】 表面に接着剤又はシール剤3が塗布され
外周が固定された一方側の基板1に、この一方側の基板
1に対向して配置された他方側の基板2を貼り合わせる
ようにした基板の貼り合わせ方法において、他方側の基
板2を、平面状の保持面31に膜状に形成された粘性流
体11の表面張力を利用して基板位置規制ユニット10
に保持させ、対向する両側の基板1、2を相対的に水平
移動させて位置決めした後に、一方側の基板1と他方側
の基板2を貼り合わせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータやTV受像機等の画像表示パネルとして用いられ
る液晶表示装置等の基板の貼り合わせ方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の基板として、図3、図4
に示すように、互いに対向して配置された透光性材料か
らなる下基板1と上基板2との間に、一定のギャップを
保ちながら紫外線硬化型のシール剤3およびその内部に
滴下充填された液晶材料4が配置される構成のものが知
られている。
【0003】このシール剤3は、図4(a)に示すよう
に、厚さ5μmで下基板1の表面の外周近傍位置に塗布
され、その後に図4(b)に示すように、シール剤3の
内部に液晶材料4を滴下し、その後に図4(c)に示す
ように、上基板2を重ね合わせてから紫外線でシール剤
3を硬化させてパネルを完成させるようにしている。
【0004】次に、図5に基づいて、従来の基板の貼り
合わせ方法について更に詳細に説明する。
【0005】図5(a)に示すように、表面に厚さ5μ
mで塗布された紫外線硬化型のシール剤3及びシール剤
3の内部に液晶材料4が配置されたアレイ基板からなる
下基板1を、水平方向に移動可能なテーブル5上に搭載
し、その周辺を固定ピン6で固定する。
【0006】次に、図5(b)に示すように、厚さ1.
0mmのテフロン材料からなるスペーサ7を下基板1の
周辺部にシール剤3に接触しないように数カ所配置して
下基板1を固定する。
【0007】そして図5(c)に示すように、カラーフ
ィルター基板からなる上基板2を複数のスペーサ7の上
に配置し、その後に、下基板1を搭載したテーブル5を
前後左右に水平移動して、下基板1と上基板2との位置
合わせを行う。この下基板1と上基板2の位置合わせを
行う方法としては、例えば、下基板1と上基板2とにそ
れぞれ位置基準マーク(図示略)を記し、下基板1と上
基板2とが透光性材料で形成されていることにより、上
基板2の上方から見て、上基板2の位置基準マークに下
基板1の表面の位置基準マークが合致しているかどうか
を確かめ、これら位置基準マークと位置基準マークが合
致していることを確認して位置合わせを行っている。
【0008】更に、図5(d)に示すように、上基板2
を垂直方向下向きに加圧し、この状態で各スペーサ7を
抜き取り、上基板2をシール剤3を介して下基板1に貼
り合わせる。
【0009】その後に図5(e)に示すように、紫外線
ランプ10から紫外線を照射してシール剤3を硬化させ
て、下基板1と上基板2の貼り合わせを完了する。
【0010】ところが、上述した従来の基板の貼り合わ
せ方法では、上基板2を下基板1の表面のシール剤3に
接触させるとき、即ちスペーサ7を抜き取るときに、上
基板2が規制又は支持されていないので、上基板2が下
降移動したときに、基板面方向(前後左右方向)に3μ
m以上ずれる場合があり、例えば下基板1に形成されて
いる電極パターン(図示略)と上基板2に形成されてい
る画素(図示略)との位置ずれが起こって、その色が変
化し画像不良が発生するという問題があった。
【0011】また、このずれを3μm以内に矯正するた
めに、上基板2が下基板1の表面のシール剤3に接触し
た後に、下基板1又は上基板2を基板面方向(前後左右
方向)に移動させようとすると、シール剤3の剥離が発
生してシール剤3と液晶材料4との拡散混合によって液
晶特性が損なわれるという問題があった。
【0012】これを解決しようとするものに、例えば、
図6に示す液晶基板の貼り合わせ方法が提案されてい
る。
【0013】図6に示す従来の液晶基板の貼り合わせ方
法では、まず、図6(a)に示すように、表面に紫外線
硬化型のシール剤3が塗布され、このシール剤3の内側
に液晶材料4が配置された下基板1を、水平方向に移動
可能なテーブル5上に搭載し、下基板1の周辺を固定ピ
ン6で固定する。
【0014】次に、図6(b)に示すように、スペーサ
7を下基板1の周辺部に、シール剤3に接触しないよう
に数カ所配置して固定する。
【0015】更に図6(c)に示すように、上基板2
を、数カ所配置されたスペーサ7の上に載置した後に、
上基板2の外周をガイド部材8で固定し、下基板1を搭
載したテーブル5を前後左右の水平方向に移動して、上
基板2の位置基準マーク(図示略)と下基板1の位置基
準マーク(図示略)とを合致させて下基板1と上基板2
との位置合わせを行う。
【0016】次に、図6(d)に示すように、上基板2
を垂直方向に加圧し、この加圧状態でスペーサ7を抜き
取り、上基板2をガイド部材8の端面に沿って基板面に
対して垂直方向に移動させて、上基板2をシール剤3を
介して下基板1に貼り合わせる。
【0017】最後に図6(e)に示すように、紫外線ラ
ンプ10から紫外線を照射してシール剤3を硬化させ
て、下基板1と上基板2の貼り合わせは完了する。
【0018】上記方法を改善するものとしての図7に示
す液晶基板の貼り合わせ方法では、まず、図7(a)に
示すように、表面に紫外線硬化型のシール剤3が塗布さ
れ、このシール剤3の内側に液晶材料4が配置された下
基板1を、水平方向に移動可能なテーブル5上に搭載
し、下基板1の周辺を固定ピン6で固定する。
【0019】次に、図7(b)に示すように、スペーサ
7を下基板1の周辺部に、シール剤3に接触しないよう
に数カ所配置して固定する。
【0020】更に図7(c)に示すように、上基板2
を、数カ所配置されたスペーサ7の上に載置した後に、
上基板2の外周をガイド部材8で固定し、下基板1を搭
載したテーブル5を前後左右の水平方向に移動して、上
基板2の位置基準マーク(図示略)と下基板1の位置基
準マーク(図示略)とを合致させて下基板1と上基板2
との位置合わせを行う。
【0021】次に、図7(d)に示すように、スペーサ
7を抜き取り、上基板2をガイド部材8で固定した状態
で、このガイド部材8とともに垂直方向に移動させて、
上基板2をシール剤3を介して下基板1に加圧状態下で
貼り合わせる。
【0022】最後に図7(e)に示すように、紫外線ラ
ンプ10から紫外線を照射してシール剤3を硬化させ
て、下基板1と上基板2の貼り合わせは完了する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した図
6、図7に示す液晶基板の貼り合わせ方法においても、
上基板2をスペーサ7の上に配置したときに、上基板2
の自重によって反りなどが生じて上基板2が変形してし
まい、この状態で上基板2と下基板1の位置合わせを行
い、上基板2の位置基準マークと下基板の位置基準マー
クが合致した状態でも、スペーサ7を抜き取って上基板
2をシール剤3に接触させたときに、上基板2の反り等
の変形がなくなってその表面及び裏面が平坦面となり、
上基板2の位置基準マークと下基板1の位置基準マーク
とがずれた状態になってしまう。
【0024】このために、上基板2が下基板1に対し基
板面の前後左右方向に3μm近くずれて、完成された液
晶ディスプレイにおいて、下基板1に形成されている電
極パターン(図示略)と上基板2に形成されている画素
(図示略)との位置ずれが起こって色が変化し画像不良
が発生してしまうという問題があった。
【0025】また、このずれを矯正するために、上基板
2がシール剤3に接触した後に、下基板1又は上基板2
を基板面の前後左右方向に移動させようとすると、シー
ル剤3の剥離が発生し、液晶材料4の液晶特性が損なわ
れるという問題があった。
【0026】本発明は、上記問題点を解消し、対向する
位置に配置された一方側の基板と他方側の基板とを精度
良く貼り合わせることができる基板の貼り合わせ方法を
提供することを目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、表面に接着剤又はシール剤が塗布され外
周が固定された一方側の基板に、この一方側の基板に対
向して配置された他方側の基板を貼り合わせるようにし
た基板の貼り合わせ方法において、前記他方側の基板
を、平面状の保持面に膜状に形成された粘性流体を利用
して基板位置規制ユニットに保持させ、対向する両側の
基板を相対的に水平移動させて位置決めした後に、前記
一方側の基板と前記他方側の基板を貼り合わせるように
した。
【0028】本発明は、前記一方側の基板と他方側の基
板は、透光性材料で形成されており、前記一方側の基板
の表面に塗布されたシール剤の内側に液晶材料が配置さ
れているものに採用すると好適である。
【0029】更に、前記他方側の基板は、その外周を固
定ピンで固定されていると好ましい。
【0030】また、前記基板位置規制ユニットには、複
数の小穴が設けられており、これら小穴から粘性流体を
ユニット表面に供給して、前記他方側の基板を前記粘性
流体の表面張力で保持すると好適である。
【0031】更に、前記一方側の基板とこの基板が載置
されるテーブルとの間及び/又は前記他方側基板と基板
位置規制ユニットの間に弾性体を介装させて両側の基板
を貼り合わせることによって、両側の基板のギャップ精
度を確保すると好ましい。
【0032】また、前記両側の基板を貼り合わせた後
に、前記基板位置規制ユニット内へエアーを送り込むこ
とにより、前記他方側の基板を基板位置規制ユニットか
ら離脱させると好適である。
【0033】本発明によると、他方側の基板を基板位置
規制ユニットに、その保持面に膜状に形成した粘性流体
の表面張力を利用して保持しているので、他方側の基板
が表面と裏面とが平坦面となった反りのない状態で位置
合わせされ、かつその状態で一方側の基板に貼り合わさ
れるために、両基板を精度良く貼り合わせることができ
る。
【0034】一方側の基板と他方側の基板が透光性材料
で形成され、一方側の基板の表面のシール剤の内側に液
晶材料が配置されているものでは、一方側の基板と他方
側の基板とを精度良く貼り合わせることができて、貼り
合わせ後のずれの補正をする必要がないので、画像不良
及び液晶特性が損なわれることがない液晶ディスプレイ
を製造することができる。
【0035】他方側の基板が、その外周を固定ピンで固
定されているものでは、粘性液体の表面張力による他方
側の基板の固定の際のずれ及びスペーサ解除の際におけ
る他方側の基板のずれを防止できる。
【0036】基板位置規制ユニットに複数の小穴が設け
られ、これら複数の小穴から粘性液体をユニット表面に
供給して他方側の基板を保持するものでは、他方側の基
板を固定するときに、他方側の基板の反りを確実に防ぐ
ことができる。
【0037】一方側の基板とこの基板が載置されるテー
ブルとの間及び/又は他方側基板と基板位置規制ユニッ
トの間に弾性体を介装させたものでは、一方側の基板と
他方側の基板とのギャップ精度を確保することができ
る。
【0038】基板位置規制ユニット内へエアーを送り込
んで、他方側の基板を基板位置規制ユニットから解放す
るものでは、一方側の基板に他方側の基板を貼り合わせ
た後、基板位置規制ユニットから他方側の基板を簡単に
離脱させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板の貼り合
わせ方法および装置の実施の形態について、図を参照し
つつ説明する。
【0040】図1は実施の形態の基板の貼り合わせ方法
を説明するための模式的断面図であり、図2は実施の形
態の基板の貼り合わせ方法を説明するための模式的平面
図である。尚、上述した従来例と同一部材、同一部分に
は同じ符号を付して一部説明を省略する。
【0041】この実施の形態の基板の貼り合わせ方法
は、まず、図1(a)、図2(a)に示すように、表面
に厚さ約5μmで塗布された紫外線硬化型のシール剤3
の内側に液晶材料4が配置された透光性材料(ガラス)
からなるアレイ基板である下基板(一方側の基板)1
を、水平方向に移動可能なテーブル5の上面に取り付け
られた弾性体9の上面に搭載し、固定ピン6でその外周
を固定する。
【0042】次に、図1(b)、図2(b)に示すよう
に、厚さ約1.0mmのテフロン材料からなるスペーサ
7を、下基板1の周辺部に、シール剤3に接触しないよ
うに数カ所配置して下基板1を固定する。
【0043】更に、この状態で真空容器(図示略)内に
入れ、図1(c)、図2(c)に示すように、透光性材
料(ガラス)からなるカラーフィルター基板である上基
板(他方側の基板)2を数カ所配置されたスペーサ7の
上に配置した後に、垂直方向に移動可能であって、平面
状の保持面31に複数の小穴10aが形成された基板位
置規制ユニット10を垂直下方向(矢印A方向)に移動
させて、前記上基板2に接触させる。この移動中に基板
位置規制ユニット10内に供給されたオイル等の粘性流
体11を複数の小穴10aから前記保持面31に流出さ
せ、この保持面31に膜状に形成された粘性流体11の
表面張力と、上基板2の外周に配置されて上基板2を固
定する固定ピン12によって、上基板2の基板面の前後
左右の水平方向と垂直方向の動きを、基板位置規制ユニ
ット10で規制する。この状態では、上基板2は基板位
置規制ユニット10の保持面31に供給されたオイル等
の粘性流体の表面張力で保持されているので、表面、裏
面とも平坦面となって反り等の変形が生じていない状態
となっている。
【0044】その後に、下基板1を搭載したテーブル5
を前後左右の水平方向に移動させて、下基板1に記され
た位置基準マーク(図示略)と上基板2に記された位置
基準マーク(図示略)とが、基板位置規制ユニット10
に設けられた透明部(図示略)の上方から見て合致する
ように下基板1と上基板2との位置合わせを行う。
【0045】次に、図1(d)、図2(d)に示すよう
に、全てのスペーサ7を抜いて、基板位置規制ユニット
10を基板面に対して垂直方向に下降させて、上基板2
をシール剤3を介して下基板1に貼り合わせる。その後
に、基板位置規制ユニット10内にエアーを供給して複
数の小穴10aに送り込むことによって、上基板2を解
放しつつ、基板位置規制ユニット10を上昇させて上基
板2を離脱させる。
【0046】その後に、真空容器内から取り出して、図
1(e)、図2(e)に示すように、紫外線ランプ8か
ら紫外線を照射しシール剤3を硬化させて、下基板1と
上基板2とを貼り合わせて一連の作業を完了させる。
【0047】この実施の形態の基板の貼り合わせ方法に
よれば、下基板1と上基板2との貼り合わせ精度は、基
板位置規制ユニット10の保持面31の平面加工精度に
よって決まるので、この平面加工精度を高めることによ
り下基板1と上基板2とを精度良く貼り合わせることが
できる。更に、基板位置規制ユニット10にオイル等の
粘性流体で上基板2を保持するので、この状態で上基板
2に反り等の変形が生じることがなく、上基板2と下基
板1との位置合わせを正確に行うことができ、貼り合わ
せ後のずれの補正をする必要がなくなるので、画像不良
及び液晶材料の液晶特性が損なわれることがなく、画像
ムラ不良が発生することを防ぐことができる。
【0048】尚、上述した実施の形態では、スペーサ7
の厚さを約1.0mmとしたが、これに限らず、スペー
サ7の厚さは、上基板2とシール剤3が接触しない厚
さ、即ちシール剤3の厚さを越えていればよい。
【0049】また、弾性体9の取り付け位置は、テーブ
ル5と下基板1との間に限らず、上基板2と基板位置規
制ユニット10の間でもよく、また両方に取り付けても
よい。
【0050】更に、下基板1と上基板2との位置合わせ
は、下基板1を搭載したテーブル5を固定して、上基板
2を規制保持した基板位置規制ユニット10側を前後左
右の水平方向に移動するようにしてもよい。
【0051】また、スペーサ7を抜くタイミングは、上
基板2を加圧した後でもよく、同時でもよい。
【0052】更に、上述した実施の形態では、シール剤
3として紫外線硬化型材料を用いたが、これに限らず、
通常の接着剤を用いてもよい。また、基板として透光性
材料以外のものを用いる場合には、シール剤3としては
熱硬化型材料を用いることが望ましい。
【0053】また、上述した実施の形態では、液晶表示
装置の液晶滴下工法の場合での基板の貼り合わせ方法に
ついて説明したが、液晶表示装置の下基板と上基板をシ
ール剤で貼り合わせた後に、液晶材料をシール剤の内側
に注入する液晶注入方式の基板の貼り合わせ方法にも適
用できる。
【0054】更に、上述した実施の形態では、下基板1
と上基板2とが透光性材料で形成された液晶表示装置の
基板の貼り合わせ方法について説明したが、本発明はこ
れに限らず、接着剤などを使用した2枚の基板の貼り合
わせ方法にも適用できる。
【0055】上記基板位置規制ユニット10は上述した
実施の形態に示されるものの外、種々の形態に構成する
ことができ、例えば図8に示すように構成することがで
きる。
【0056】図8において、10は基板位置規制ユニッ
ト、10aは小穴、31は保持面、32はオイル供給
管、33はオイルリターン管、34は開閉弁、35はフ
ィルタ、36はポンプ、37はオイルタンク、38は開
閉弁、39は空気通路、40は空気供給管、41は開閉
弁である。
【0057】基板位置規制ユニット10の内部へのオイ
ル供給時には、オイル供給側の開閉弁38が開き、オイ
ルリターン側の開閉弁34及び空気供給側の開閉弁41
が閉じている。ポンプ36の作動により、オイルタンク
37内のオイルはオイル供給管32を通じて基板位置規
制ユニット10の内部に供給される。このオイルが複数
の小穴10aを通じて保持面31に流出し、膜状の層を
形成し、上基板2を保持するために使用されることは既
に説明したとおりである。
【0058】図8に示す実施の形態は、下基板1と上基
板2との貼り合わせ後に基板位置規制ユニット10の内
部のオイルを回収しうるようにした点に特徴を有してお
り、このオイル回収時には、オイル供給側の開閉弁38
及び空気供給側の開閉弁41が閉じ、オイルリターン側
の開閉弁34が開く。そして、ポンプの作動により、基
板位置規制ユニット10の内部のオイルがオイルリター
ン管32、フィルタ35を通じ、オイルタンク37に回
収される。
【0059】オイルの回収後、基板位置規制ユニット1
0の保持面31から上基板2を確実に解決するため、空
気供給管40を通じて、圧送空気が基板位置規制ユニッ
ト10に供給される。このとき、空気供給側の開閉弁4
1のみが開いている。
【0060】なお、基板位置規制ユニット10に複数の
小穴10aを設けずに、基板位置規制ユニット10の保
持面31を平坦面とし、この面全体にオイル等の粘性流
体を、例えばスタンプ式に塗着して、上基板2をこの粘
性流体の表面張力で保持するようにしてもよい。このと
き、上基板2が接着剤又はシール剤3を介して下基板1
に貼り合わせた後には、この接着剤又はシール剤3の接
着力が粘性流体の表面張力による上基板2の保持力より
強いことが一般であるので、上基板2を基板位置規制ユ
ニット10からの離脱が可能となる。
【0061】更に、上記実施形態は位置合わせと貼り合
わせとを真空容器内で行っているが、液晶材料の滴下充
填や紫外線照射をも真空容器内で行うように構成しても
よく、あるいはすべての工程を大気中で行ってもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、対向する位置に配置さ
れた一方側の基板と他方側の基板とを精度良く貼り合わ
せることができる。特に、これら基板が液晶表示装置に
用いられるものである場合には、他方側の基板とシール
剤との接触の際のずれを抑制し、画像不良及び画像ムラ
不良をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の基板の貼り合わせ方法を
説明するための模式的断面図である。
【図2】実施の形態の基板の貼り合わせ方法を説明する
ための模式的平面図である。
【図3】液晶表示装置の構造を説明するための分解斜視
図である。
【図4】液晶滴下工法を説明するための模式的断面図で
ある。
【図5】従来の基板の貼り合わせ方法を説明するための
模式的断面図である。
【図6】従来例の液晶基板の貼り合わせ方法を説明する
ための模式的断面図である。
【図7】その他の液晶基板の貼り合わせ方法を説明する
ための模式的断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の基板位置規制ユニッ
トを示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 下基板(一方側の基板) 2 上基板(他方側の基板) 3 シール剤 4 液晶材料 5 テーブル 6 固定ピン 7 スペーサ 9 弾性体 10 基板位置規制ユニット 10a 小穴 11 粘性流体 12 固定ピン 31 保持面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に接着剤又はシール剤が塗布され外
    周が固定された一方側の基板に、この一方側の基板に対
    向して配置された他方側の基板を貼り合わせるようにし
    た基板の貼り合わせ方法において、前記他方側の基板
    を、平面状の保持面に膜状に形成された粘性流体を利用
    して基板位置規制ユニットに保持させ、対向する両側の
    基板を相対的に水平移動させて位置決めした後に、前記
    一方側の基板と前記他方側の基板を貼り合わせるように
    したことを特徴とする基板の貼り合わせ方法。
  2. 【請求項2】 前記一方側の基板と他方側の基板は、透
    光性材料で形成されており、前記一方側の基板の表面に
    塗布されたシール剤の内側に液晶材料が配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の基板の貼り合わせ方
    法。
  3. 【請求項3】 前記他方側の基板は、その外周を固定ピ
    ンで固定されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の基板の貼り合わせ方法。
  4. 【請求項4】 前記基板位置規制ユニットには、複数の
    小穴が設けられており、これら小穴から粘性流体をユニ
    ット表面に供給して、前記他方側の基板を前記粘性流体
    の表面張力で保持するようにしたことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の基板の貼り合わせ方法。
  5. 【請求項5】 前記一方側の基板とこの基板が載置され
    るテーブルとの間及び/又は前記他方側基板と基板位置
    規制ユニットの間に弾性体を介装させて両側の基板を貼
    り合わせることによって、両側の基板のギャップ精度を
    確保するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の基板の貼り合わせ方法。
  6. 【請求項6】 前記両側の基板を貼り合わせた後に、前
    記基板位置規制ユニット内へエアーを送り込むことによ
    り、前記他方側の基板を基板位置規制ユニットから離脱
    させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の基板の貼り合わせ方法。
  7. 【請求項7】 表面に接着剤又はシール剤が塗布された
    外周が固定され一方側の基板に、この一方側の基板に対
    向して配置された他方側の基板を貼り合わせるために用
    いる装置において、前記一方側の基板を保持する保持手
    段と、前記他方側の基板を保持する基板位置規制ユニッ
    トと、前記保持手段と前記基板位置規制ユニットとを相
    対的に水平移動させて位置決めした後に前記一方側の基
    板と前記他方側の基板を貼り合わせる基板貼り合わせ手
    段とを備え、前記基板位置規制ユニットは平面状の保持
    面に前記一方側の基板を保持するための粘性流体の膜状
    の層を備えていることを特徴とする基板の貼り合わせ装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001282122A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Minolta Co Ltd 表示パネルの製造方法及び装置
KR100503903B1 (ko) * 2000-03-31 2005-07-26 미놀타가부시키가이샤 표시패널의 제조방법 및 장치

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