JPH11264904A - プリズム型光学素子 - Google Patents

プリズム型光学素子

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JPH11264904A
JPH11264904A JP10067439A JP6743998A JPH11264904A JP H11264904 A JPH11264904 A JP H11264904A JP 10067439 A JP10067439 A JP 10067439A JP 6743998 A JP6743998 A JP 6743998A JP H11264904 A JPH11264904 A JP H11264904A
Authority
JP
Japan
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prism
incident
light
film
optical element
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Withdrawn
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JP10067439A
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English (en)
Inventor
Mikio Okamoto
幹夫 岡本
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外光に対して透過し、高いパワーの光でも
素子に損傷を与えず、しかもプリズムの面に撓みを生じ
ないこと。 【解決手段】 第1入射面12と第1入射面から入射した
光を反射および透過させるための第1プリズム透過光出
射面14と第1プリズム透過光出射面から反射した反射光
を出射するための第1反射光出射面16とを有する第1プ
リズム10と、第1プリズム透過光出射面から透過した光
を入射させる第2プリズム入射面32と第2プリズム入射
面から入射した光を出射させるための第2透過光出射面
34とを有する第2プリズム30とを具え、第1プリズム透
過光出射面と第2プリズム入射面とを第1間隙22を介し
て互いに平行に対向させて配置させてあり、第1間隙の
幅は、第1入射面への入射光の波長以下とすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリズム型光学
素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリズム型光学素子としては、文
献(THIN−FILM OPTICAL FILTE
RS、ADAM HILGER LTD、1969、p
p.301〜303)に開示されたものがある。このプ
リズム型光学素子は、2つの直角プリズム、すなわち第
1プリズムと第2プリズムとを備えている。そして、第
1プリズムの第1プリズム透過光出射面と第2プリズム
の第2プリズム入射面同士を互いに平行に対向させて配
置させてある。また、第1プリズム透過光出射面に所望
の透過・反射特性を得るための複数の誘電体薄膜を形成
してある。
【0003】また、第1プリズム側の誘電体薄膜の表面
と第2プリズム側の第2プリズム入射面同士を光学的に
透明な接着剤を用いて接着させてある。このような構成
にすることにより、例えば、第1プリズムの第1入射面
に対して垂直に入射させた入射光は、第1プリズム透過
光出射面と第2プリズム入射面との間で反射する反射光
と誘電体薄膜および接着剤を透過する透過光とに分離さ
れる。誘電体薄膜および接着剤を透過した光は、第2プ
リズムの第2透過光出射面から出射され、誘電体薄膜お
よび接着剤を反射した光は第1プリズムの第1反射光出
射面から出射する。このようにして、従来は、第1プリ
ズムに入射した入射光を反射光と透過光とに分離してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリズム型光学素子は、第1プリズム側の誘電体薄膜の
上面と第2プリズム側の第2入射面との面同士を透明な
接着剤により接着させているため、以下のような問題が
ある。
【0005】紫外光の波長(400nm)以下で紫外
光が透過する接着剤は、現在存在せず紫外光に対しては
接着剤が使用できない。
【0006】接着剤を使用しているため、パワーの強
いレーザ光などを使用した場合、レーザ光により接着剤
が損傷してしまう。
【0007】光学系に使用する接着剤は、製造工程で
硬化させる際あるいは光パワーの強い光を受けると収縮
を起こすので、接着剤が塗布された第1および第2プリ
ズムの平面が撓んでしまう。
【0008】そこで、紫外光でも使用でき、パワーの強
いレーザ光にも使用でき、かつ第1および第2プリズム
の平面が変形しないプリズム型光学素子の出現が望まれ
ていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、第1の発明の
プリズム型光学素子によれば、第1入射面とこの第1入
射面から入射した光を反射および透過させるための第1
プリズム透過光出射面と第1プリズム透過光出射面から
反射した反射光を出射するための第1反射光出射面とを
有する第1プリズムと、第1プリズム透過光出射面から
透過した光を入射させる第2プリズム入射面と該第2プ
リズム入射面から入射した光を出射させるための第2透
過光出射面とを有する第2プリズムとを具え、第1プリ
ズム透過光出射面と第2プリズム入射面とを第1間隙を
介して互いに平行に対向させて配置させてあり、第1間
隙の幅は、第1入射面への入射光の波長以下とすること
を特徴とする。
【0010】このように、この第1の発明では、第1プ
リズム透過光出射面と第2プリズム入射面との間に第1
間隔を設け、当該第1間隙の幅を入射光の波長以下にし
てある。このため、第1プリズムの第1入射面から入射
した入射光は、第1プリズムの第1プリズム透過出射面
で反射する反射光と、エバネッセント波のしみだしによ
り、第1プリズム透過光出射面から第1間隙に透過する
透過光とに分離される。
【0011】また、この第1の発明では、第1プリズム
透過光出射面と第2プリズム入射面との間に従来のよう
な接着剤を介在させていない。従って、紫外光を透過さ
せることができ、また、レーザ光を使用しても第1およ
び第2プリズムに損傷を与えることがなく、さらに、第
1および第2プリズムの平面にも接着剤の収縮による撓
みを生じることがなくなる。従って、高精度を有する光
学素子を製作することが可能となる。
【0012】また、第2の発明のプリズム型光学素子に
よれば、第1入射面とこの第1入射面から入射した光を
反射および透過させるための第1プリズム透過光出射面
とこの第1プリズム透過光出射面から反射した反射光を
出射するための第1反射光出射面とを有する第1プリズ
ムと、第1プリズム透過光出射面から透過した光を入射
させる第2プリズム入射面とこの第2プリズム入射面か
ら入射した光を出射させるための第2透過光出射面とを
有する第2プリズムとを具え、第1プリズム透過光出射
面および第2プリズム入射面の双方またはいずれか一方
の面に誘電体薄膜を設け、第1プリズム透過光出射面と
第2プリズム入射面との間に均一な厚さの第2間隙が形
成されるように第1プリズムと第2プリズムとを対向さ
せて配置し、第2間隙の幅は、第1入射面への入射光の
波長以下とすることを特徴とする。
【0013】このような構成にすることにより、第1プ
リズムに入射した光は、第1プリズムの第1プリズム透
過光出射面と第2プリズムの第2プリズム入射面との間
で、両面に介在する誘電体薄膜および第2間隙における
干渉作用によって透過光と反射光とに分離される。透過
光は、第2プリズム入射面から第2プリズムに入射し、
第2透過光出射面から出射される。また、反射光は、第
1反射光出射面から出射される。
【0014】このように、この発明では、従来のような
接着剤を使用せずに、入射光を透過光と反射光とに分離
することができる。
【0015】この発明は、所望の透過・反射特性に応じ
て各種の誘電体薄膜に対して適用できる。すなわち、偏
光分離膜、振幅分割膜およびダイクロイック膜などは好
ましい適用例である。
【0016】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、入射光と第1プリズム透過光出射面の法線との入射
角度θを下記(1)式の関係を満たす角度とするのが良
い。
【0017】n×sinθ≧n0 ・・・(1) 但し、nは第1プリズムまたは第2プリズムの屈折率と
し、n0 は気体の屈折率とする。
【0018】このような構成にすることにより、左辺が
気体の屈折率n0 よりも大きくなるように第1および第
に2プリズムの屈折率nと入射角度θとを設定すれば、
全反射条件を満たしているが、エバネッセント波のしみ
だしにより、入射光の透過光分を第2プリズムへ透過さ
せることが出来る。このため、入射光を反射光と透過光
とに分離することが可能となる。
【0019】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、入射光に対して第1および第2間隙を10nm〜2
μmの範囲とするのが良い。
【0020】このように、第1プリズム透過光出射面と
第2プリズム入射面との第1間隙および第2間隔を10
nm〜2μmの範囲にしてある。このため、入射光とし
て、紫外光、可視光および赤外光を使用することが可能
となる。よって、紫外光、可視光あるいは赤外光の内の
いずれか一つの光を使用する場合は、その光の波長以下
になるように第1間隙および第2間隙を10nm〜2μ
mの範囲から選べば良い。
【0021】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は第1プリズム透過光出射面と第2プリズム入射面と間
に設けられた第1および第2間隙にスペーサを設けるの
が良い。
【0022】このような構成にすることにより、スペー
サの厚さを任意に変えることにより、第1プリズム透過
光出射面と第2プリズム入射面との間あるいは薄膜と薄
膜との間の第1間隙または第2間隙の幅を精度良く調節
することができる。
【0023】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、第1および第2プリズムを直角プリズムまたは40
度プリズムとするのが良い。なお、ここで、40度プリ
ズムとは、第1プリズムに対する入射光と第1透過光出
射面に対する法線との角度が40度のプリズムをいう。
【0024】このような第1および第2プリズムを用い
ることにより、第1入射面から入射した入射光を第1プ
リズム透過光出射面或いは誘電体薄膜部分で所望の反射
光と透過光とに分離することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
プリズム型光学素子、特に偏光ビームスプリッターの実
施の形態につき説明する。なお、図は、この発明が理解
できる程度に、各構成成分の大きさ、形状および配置関
係を概略的に示してあるにすぎず、従って、この発明
は、何ら図示例に限定されるものではない。
【0026】まず、図1を参照して、この第1の発明お
よび第2の発明の偏光ビームスプリッターの構造につき
説明する。
【0027】第1の発明は、第1プリズム10と第2プ
リズム30とを具えている。そして、第1プリズム10
には、第1入射面12、第1プリズム透過光出射面14
および第1反射光出射面16を有しており、第2プリズ
ム30は、第2プリズム入射面32および第2透過光出
射面34を有している。
【0028】また、第1プリズム透過光出射面14と第
2プリズム入射面32とを第1間隙22を介して、互い
に平行に対向させて配置してある。また、第1間隙22
の幅は、第1入射面の入射光の波長以下としてある。こ
こでは、入射光を紫外光、可視光および赤外光の波長領
域を有する光とする。なお、第1の発明の構成について
は、第1の実施の形態の例で詳細に述べる。
【0029】第2の発明は、第1の発明と同じ第1プリ
ズム10と第2プリズム30とを使用している。また、
この第2の発明では、第1プリズム透過光出射面14と
第2プリズム入射面32の双方またはいずれか一方の面
に誘電体薄膜(図示せず)を設けている。なお、この発
明では、誘電体薄膜として、偏光分離膜を用いた例につ
き説明する。
【0030】また、第1プリズム透過光出射面14と第
2プリズム入射面32との間に均一な厚さの第2間隙2
9が形成されるように、第1プリズム10と第2プリズ
ム30とを対向させて配置してある。さらに、第2間隙
29は、第1入射面12への入射光の波長以下としてあ
る。第2の発明の構成については、第2、第3、および
第4の実施の形態で詳細に述べる。なお、この第2の発
明では、第2間隙29の幅を、(1)第1プリズム透過
光出射面14に設けられた偏光分離膜の上面と第2プリ
ズム入射面32との幅とする場合と、(2)第1プリズ
ム透過光出射面14に設けられた偏光分離膜の上面と第
2プリズム入射面32に設けられた偏光分離膜の上面と
の幅とする場合と、(3)第2プリズム入射面32に設
けられた偏光分離膜の上面と第1プリズム透過光出射面
14との幅とする場合の3通りの場合がある。
【0031】この偏光ビームスプリッターを用いて入射
光ILを反射光RLと透過光TLとに分離するには、入
射光ILを第1入射面12に直角となる方向から入射さ
せる。第1および第2プリズムは、直角プリズムを使用
しているので、入射光ILと第1プリズム透過光出射面
14に対する法線Hとの入射角度θは、45度になる。
入射光ILは、第1プリズム透過光出射面14の誘電体
薄膜部分と第1間隙における干渉作用により反射光RL
と透過光TLとに分離される。このとき、反射光RL
は、第1プリズムの第1反射光出射面16より出射され
る。他方、透過光TLは、第2プリズム入射面32から
第2プリズム30に入射して第2透過光出射面34から
出射される。
【0032】〔第1の実施の形態〕次に、図2を参照し
て、この発明の第1の実施の形態の振幅分割用ビームス
プリッターの主要構造につき説明する。なお、図2は、
第1の実施の形態の振幅分割用ビームスプリッターの構
造を説明するための素子の構造体を切断した切り口の断
面を示す図である。図中、図面を明確にするため断面を
表すハッチング線を省略してある。
【0033】第1の実施の形態では、上述したように、
第1プリズム10および第2プリズム30を具えてい
る。そして、第1および第2プリズム10および30
は、石英の45度プリズムを用いる。また、第1プリズ
ム透過光出射面14と第2プリズム入射面32との第1
間隙22の幅は、ここでは400nmとする。また、入
射光の波長は1064nmとする。
【0034】第1の実施の形態では、入射光1064n
mの波長に対して第1および第2プリズム10および3
0の屈折率を1.45とする。このとき、上述した
(1)式の左辺は、1.025となり、空気の屈折率1
を越えているので、全反射条件を満たしている。また、
第1間隙22の幅d(400nm)が入射光の波長10
64nmに比べて、十分短いので、エバネッセント波の
しみだしにより透過光は第2プリズム入射面32に入射
され、第2プリズム入射面32に入射した光は、第2プ
リズムを屈折して第2透過光出射面34から出射され
る。
【0035】次に、図3を参照して、第1の実施の形態
のビームスプリッターの透過率につき説明する。図3
は、第1の実施の形態のビームスプリッターの波長と透
過率との関係をプロットした図である。なお、図中、直
線Iは、第1間隙の幅を400nmとしたときの偏光平
均透過率であり、直線IIは、第1間隙の幅を200n
mとしたときの偏光平均透過率である。なお、偏光平均
透過率とは、P偏光とS偏光とを加算して2で割り算し
たときの透過率をいう。
【0036】図3から理解できるように、第1間隙22
の幅を400nmとした場合、1064nmの波長での
平均偏光透過率は、50%となり、偏光平均反射率は、
50%となる(図3の直線I)。このように、偏光分離
膜を各プリズムにコーテイングしなくとも入射光をエネ
ルギーで1対1の透過光と反射光とに分離することがで
きる。
【0037】また、第1間隙22の幅を200nmとす
るとき、1064nmの波長での偏光平均透過率は、8
0%となり、偏光平均反射率は20%となる(図3の直
線II)。このように入射光をエネルギーで8対2の透
過光と反射光とに分離することができる。
【0038】〔第2の実施の形態〕次に、図4を参照し
て、第2の実施の形態のプリズム型光学素子、特に、2
66nmの偏光ビームスプリッターの主要構造につき説
明する。なお、図4は、第2の実施の形態の偏光ビーム
スプリッターの主要構造を説明するために、図1に示す
構造体を切断した切り口の断面を示す図である。また、
図4では、図面を明確にするため断面を表すハッチング
線は省略してある。
【0039】第2の実施の形態では、第1および第2プ
リズム10および30として、石英ガラスで出来た直角
プリズムを用いる。なお、この直角プリズムは、266
nmの波長に対して1.50の屈折率をもっている。第
1プリズム10は、上述したように、第1入射面12,
第1プリズム透過光出射面14および第1反射光出射面
16を有している。そして、第1プリズム透過光出射面
14には、2つの偏光分離膜18および20を交互に設
けてある。ここでは、偏光分離膜18および20とし
て、HfO2 膜とSiO2 膜とを用いる。HfO2 膜1
8は、266nmの波長に対して2.25の屈折率を有
している。また、SiO2 膜20は、266nmの波長
に対して1.48の屈折率を有している。また、第1プ
リズム透過光出射面14の面には、HfO2 膜18とS
iO2 膜20とを交互にそれぞれ2層づつ設けてあり、
それぞれの膜厚を第1プリズム透過光出射面14側から
順にHfO2 膜18を31nm、SiO2 膜20を66
nm,HfO2 膜18を31nmおよびHfO2 膜18
を28nmとする。
【0040】第2プリズム30も上述したように、第2
プリズム入射面32および第2透過光出射面34を有し
ている。また、第2プリズム入射面32にも2層のHf
2膜18とSiO2 膜20とを交互に設けてあり、こ
こではHfO2 膜18を4層、HfO2 膜とSiO2
を5層設けてある。そして、この例では、第2プリズム
入射面32にSiO2 膜20を設け、続いてHfO2
18を設けて、HfO2 膜18とSiO2 膜20とを交
互に積層してある。それぞれの光学的な膜厚を、第2プ
リズム入射面32から順に、SiO2 膜20を79n
m、HfO2 膜18を52nm、SiO2 膜20を11
1nm,HfO2 膜18を26nm、SiO2 膜20を
72nm、HfO2 膜18を30nm,SiO2 膜20
を68nm,HfO2 膜18を31nm,SiO2 膜2
0を28nmとする。
【0041】また、第1プリズム透過光出射面14側の
SiO2 膜20と第2プリズム入射面32側のSiO2
膜20との第2間隙の幅dを90nmとしてある。ま
た、この第2間隙29には、空気が満たされている。
【0042】このような偏光ビームスプリッターを用い
たとき、波長に対する透過率を計算により求めた結果を
図5に示す。透過率を求めるには、周知の計算方法であ
る四端子行列法を用いて計算した。
【0043】図5より理解できるように、266nmの
波長において、P偏光は、98%以上の透過率を示し
(図5の曲線I)、S偏光では、透過率1%以下、すな
わち反射率は99%以上となる(図5の曲線II)。こ
のように、第1入射面に入射光を入射させると、偏光の
方向により透過光と反射光とを分離する偏光ビームスプ
リッターとなる。
【0044】また、第1および第2プリズムを使用した
場合、入射光に対する全反射条件の式として、下記の
(1)式を用いる。
【0045】n×sinθ≧n0 …(1) 但し、nは、第1および第2プリズムの屈折率とし、θ
は、入射光と第1プリズム透過光出射面に対する法線と
の入射角度とし、n0 は気体の屈折率とする。なお、第
1の実施の形態では、気体として、空気を用いる。
【0046】(1)式にnとθとを代入すると、第1お
よび第プリズムの屈折率は1.50、入射角は45度で
あるから1.50×sin45°=1.50×1/√2
≒1.06となる。従って、空気の屈折率n0 は、1で
あるから(1)式を満たしている。このため、全反射条
件を満たしているが、第2間隙29の幅を90nmに設
定してあるので、266nmの入射光の波長に比べて十
分に短い。このため、エバネッセント波のしみだしによ
り透過光は、第2プリズム30側へ透過する。
【0047】〔第3の実施の形態〕次に、図6を参照し
て、第3の実施の形態の偏光ビームスプリッターの主要
構成につき説明する。図6は、第3の実施の形態の偏光
ビームスプリッターの主要構造を説明するため、素子の
構造体を切断したときの切り口の断面を示す図である。
なお、図中には、図面を明確にするため断面を表すハッ
チング線は省略してある。
【0048】第3の実施の形態では、第1プリズム40
と第2プリズム60を石英で形成された40度プリズム
を用いる。ここで、40度プリズムとは、入射光と第1
プリズム透過光出射面44の法線Hとの入射角度θが4
0度のプリズムをいう。
【0049】第1プリズム40は、上述した第1の実施
の形態と同様に第1入射面42、第1プリズム透過光出
射面44および第1反射光出射面46を有している。そ
して、第1プリズム透過光出射面44に2つの偏光分離
膜48および50,すなわち、LaF3 膜48とMgF
2 膜50を交互に積層させてある。ここでは、LaF3
膜48を6層およびMgF2 膜50を6層をそれぞれ交
互に積層させてある。なお、LaF3 膜48とMgF2
膜50の光学的な膜厚は第1プリズム透過光出射面44
から順にLaF3 膜48を33nm、MgF2 膜50を
44nm、LaF3 膜48を31nm,MgF2 膜50
を44nm,LaF3 膜48を31nm、MgF2 膜5
0を45nm,LaF3 膜48を34nm,MgF2
50を48nm、LaF3 膜48を35nm、MgF2
膜50を50nm、LaF3 膜48を40nm、MgF
2 膜50を10nmとする。
【0050】また、第2プリズム60は、第2プリズム
入射面62および第2透過光出射面64を有している。
【0051】この例では、193nmに対する第1プリ
ズム40および第2プリズム60の屈折率を1.56と
し、193nmに対するLaF3 膜48の屈折率を1.
70とし、193nmに対するMgF2 膜50の屈折率
を1.44とする。また、第2プリズム入射面62に
は、LaF3 膜48とMgF2 膜50とを交互に6層づ
つ積層させてある。また、LaF3 膜48とMgF2
50の光学的な膜厚は、第2プリズム入射面から順に、
LaF3 膜48を33nm、MgF2 膜50を44n
m,LaF3 膜48を31nm,MgF2 膜50を44
nm,LaF3 膜48を31nm,MgF2 膜50を4
5nm,LaF3 膜48を34nm,MgF2 膜50を
48nm,LaF3 膜48を35nm、MgF2 膜50
を50nm、LaF3 膜48を40nm、MgF2 膜5
0を10nmとする。
【0052】また、第1プリズム透過光出射面44と第
2プリズム入射面62との第2隙間52は、均一な厚さ
とする。ここでは、第2隙間52の幅を例えば50nm
とし、第2隙間52を約1×10-1Pa程度の真空で満
たしてある。
【0053】次に、図7を参照して、第3の実施の形態
の偏光ビームスプリッタについて波長に対する透過率に
ついて説明する。なお、図7は、四端子行列法を用いて
透過率を計算して、波長と透過率との関係を表した図で
ある。
【0054】図7からも理解できるように、193nm
の波長におけるP偏光は、98%以上の透過率を示し
(図7の曲線I)、S偏光では、透過率1%以下、すな
わち反射率は99%以上なる(図7の曲線II)。
【0055】このように、第1入射面に入射光を入射さ
せると、偏光方向により透過光と反射光とに分離する偏
光ビームスプリッターとなる。
【0056】また、上述した(1)式の全反射条件の式
に第1および第2プリズムの屈折率(1.56)と入射
角度θ(40度)とを代入すると、左辺n×sinθの
値は、1.003となり、真空の屈折率は1であるから
左辺はn0 を越えているので、全反射条件を満たしてい
る。ここでは、193nmの波長よりも第2間隙52の
幅(50nm)を短くしてあるので、エバネッセント波
のしみだしにより透過光は、第2プリズムのMgF2
50に入射して第2透過光出射面64から出射させるこ
とが可能となる。なお、193nmの波長では、第2間
隙52に空気を満たすと、光の吸収が発生するので、真
空或いは窒素ガスとするのが良い。窒素ガスを使用する
場合は99Vol%の窒素ガスとするのが良い。
【0057】〔第4の実施の形態〕次に、図8を参照し
て、この発明の第4の実施の形態の偏光ビームスプリッ
ターの主要構造につき説明する。図8は、第3の実施の
形態の偏光ビームスプリッターの主要構造を説明するた
めの素子の構造体を切断した切り口の断面を示す図であ
る。なお、ここでは、図面を明確にするために、断面を
表すハッチング線を省略してある。また、第4の実施の
形態では、入射光として1064nmの赤外光を用い
る。
【0058】第4の実施の形態では、第1および第2プ
リズムとして、上述した直角プリズムを用いる。従っ
て、プリズムを構成している各平面は第1の実施の形態
と同様である。この例では、第1プリズム10の第1プ
リズム透過光出射面14にのみ偏光分離膜24および2
6を積層させてある。ここでは、偏光分離膜24および
26をZrO2 膜およびSiO2 膜とする。そして、1
064nmの波長における第1プリズム10および第2
プリズム30の屈折率を1.45とし、波長1064n
mにおけるZrO2 膜24の屈折率を1.88とし、波
長1064nmにおけるSiO2 膜26の屈折率を1.
46とする。
【0059】また、この実施の形態では、ZrO2 膜2
4およびSiO2 膜26を交互に11層づつ積層させて
ある。そして、それぞれの光学的な膜厚は、第1プリズ
ム透過光出射面14側から順にZrO2 膜24を129
nm、SiO2 膜26を203nm、ZrO2 膜24を
102nm、SiO2 膜26を228nm,ZrO2
24を139nm,SiO2 膜26を228nm、Zr
2 膜24を137nm、SiO2 膜26を228n
m、ZrO2 膜24を139nm、SiO2 膜26を2
28nm、ZrO2 膜24を139nm,SiO2 膜2
6を228nm、ZrO2 膜24を139nm,SiO
2 膜26を228nm、ZrO2 膜24を139nm,
SiO2 膜26を228nm、ZrO2 膜24を139
nm,SiO2 膜26を228nm、ZrO2 膜24を
139nm,SiO2 膜26を228nm、ZrO2
24を151nm,SiO2 膜26を218nmとす
る。
【0060】また、第1プリズム透過光出射面14側に
設けられたSiO2 膜26と第2プリズム入射面32と
の第2間隙53の幅を、例えば150nmとする。ま
た、第2間隙53には、空気が満たされている。
【0061】図9を参照して、第4の実施の形態の偏光
ビームスプリッターについて透過光を四端子行列法を用
いて計算してプロットした結果につき説明する。なお、
図9は、第4の実施の形態の偏光ビームスプリッターに
ついて波長と透過率をプロットした図である。
【0062】図9から理解できるように、1064nm
の波長におけるP偏光は、98%以上の透過率を示し
(図9の曲線I)、S偏光では、透過率1%以下、すな
わち反射率は99%以上となる(図9の曲線II)。
【0063】このように、第1入射面に入射した入射光
を偏光方向により透過光と反射光とに分離する偏光ビー
ムスプリッターを構成することが可能となる。
【0064】また、上述した(1)式の全反射条件の式
に第1および第2プリズムの屈折率(1.45)と入射
角度θ(45度)とを代入すると、左辺n×sinθの
値は、1.025となり、空気の屈折率は1であるから
左辺は1を越えているので、全反射条件を満たしてい
る。ここでは、1064nmの波長よりも第2間隙53
の幅(150nm)を短くしてあるので、エバネッセン
ト波のしみだしにより透過光TLは、第2プリズム入射
面32に入射して第2透過光出射面34から出射させる
ことが可能となる。
【0065】第4の実施の形態では、偏光分離膜24お
よび26を第1プリズム透過光出射面14に積層させた
例につき説明したが、同じ偏光分離膜、すなわちZrO
2 膜24およびSiO2 膜26を第2プリズムの第2プ
リズム入射面32に形成しても良い。
【0066】〔第5の実施の形態〕次に、図10を参照
して、この発明の第5の実施の形態の振幅分割用ビーム
スプリッターの主要構造につき説明する。なお、図10
は、第5の実施の形態の振幅分割用ビームスプリッター
の構造を説明するため素子構造体の平面図および素子構
造体をX−X線に沿って切断したときの切り口の断面を
示す図である。図中、図面を明確にするため断面を表す
ハッチング線の一部を省略してある。この第5の実施の
形態では、第1プリズムの第1プリズム透過光出射面1
4と第2プリズムの第2プリズム入射面32との第1間
隙22中に、スペーサ54を設けてある。その他の構成
は、第4の実施の形態と同様である。
【0067】この第5の実施の形態では、3個のスペー
サ54を設けてあり、このスペーサ54を例えばSiO
2 膜で形成する。
【0068】このように、スペーサ54を第1間隙22
に設けることにより、第1プリズム透過光出射面14と
第2プリズム入射面32との幅dを高精度に形成するこ
とができる。
【0069】また、上述した第1から第4の実施の形態
では、従来のような接着剤を使用していないため、パワ
ーの強いYAGレーザ等を使用してもプリズム型光学素
子に損傷を与えることがない。また、従来使用できなか
った紫外光も透過するため、紫外光領域でも使用できる
という利点がある。また、接着剤を使用しないため、当
該接着剤の収縮により生じる第1プリズムの第1プリズ
ム透過光出射面および第2プリズムの第2プリズム入射
面に撓みを生じることはなくなる。
【0070】上述した第2、第3及び第4実施の形態で
は、誘電体薄膜として、偏光分離膜を用いた例につき説
明したが、偏光分離膜の代わりに、振幅分割膜またはダ
イクロイック膜を用いることもできる。
【0071】また、上述した第5の実施の形態では、ス
ペーサを第1の実施の形態の振幅分割用ビームスプリッ
ターにのみ適用した例につき説明したが、何らこれに限
定されるものではなく、第2から第4の実施の形態の波
長用偏光ビームスプリッターに適用しても良い。
【0072】また、第1から第5の実施の形態例では、
入射波長を特定の赤外光及び紫外光を使用した例につき
説明したが、この波長に限定されるものではなく任意の
紫外光、可視光および赤外光を用いることができる。そ
の場合は、それぞれの光に応じて第1間隙の幅を以下の
ように設定する。
【0073】紫外線を使用する場合は、第1間隙22の
幅dを10nm<d≦400nmとし、可視光を使用す
る場合は、第1間隙22の幅を10nm<d≦700n
mとし、赤外光を使用する場合は、第1間隙22の幅を
10nm<d≦2μmとするのが良い。
【0074】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明のプリズム型光学素子によれば、第1プリズムの
第1プリズム透過光出射面と第2プリズムの第2プリズ
ム入射面との第1間隙を介して互いに平行に対向させて
配置し、第1間隙の幅は、入射光の波長以下としてあ
る。また、第1プリズム透過光出射面および第2プリズ
ム入射面の双方またはいずれか一方の面に誘電体薄膜を
設け、第1プリズム透過光出射面と第2プリズム入射面
との間に均一な厚さの第2間隙が形成されるようにして
ある。
【0075】このように、第1間隙および第2間隙を設
けて入射光を透過光と反射光とに分離出来るので、従来
のような接着剤が不要となる。このため、紫外光の波長
を透過させることができ、また、パワーの強いレーザ光
にも使用できる。さらに、第1および第2プリズムに撓
みを生じないので、高精度の光学素子を製作することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のプリズム型光学素子の主要構造を説
明するために供する断面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態のプリズム型光学
素子の構造を説明するために供する断面図である。
【図3】第1の実施の形態のプリズム型光学素子の波長
と偏光平均透過率との関係を示す図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態のプリズム型光学
素子の構造を説明するために供する断面図である。
【図5】第2の実施の形態のプリズム型光学素子の波長
と透過率との関係を示す図である。
【図6】この発明の第3の実施の形態のプリズム型光学
素子の構造を説明するために供する断面図である。
【図7】第3の実施の形態のプリズム型光学素子の波長
と透過率との関係を示す図である。
【図8】この発明の第4の実施の形態のプリズム型光学
素子の構造を説明するために供する断面図である。
【図9】第4の実施の形態のプリズム型光学素子の波長
と透過率との関係を示す図である。
【図10】(A)〜(B)は、この発明の第5の実施の
形態のプリズム型光学素子の構造を説明するために供す
る平面図およびX−X断面図である。
【符号の説明】
10、40:第1プリズム 12、42:第1入射面 14、44;第1プリズム透過光出射面 16、46:第1反射光出射面 18:HfO2 膜 20:SiO2 膜 22:第1間隙 24:ZrO2 膜 26:SiO2 膜 29:第2間隙 30、60:第2プリズム 32、62:第2プリズム入射面 34、64:第2透過光出射面 48:LaF3 膜 50:MgF2 膜 52、53:第2間隙 54:スペーサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1入射面と該第1入射面から入射した
    光を反射および透過させるための第1プリズム透過光出
    射面と該第1プリズム透過光出射面から反射した反射光
    を出射するための第1反射光出射面とを有する第1プリ
    ズムと、 前記第1プリズム透過光出射面から透過した光を入射さ
    せる第2プリズム入射面と該第2プリズム入射面から入
    射した光を出射させるための第2透過光出射面とを有す
    る第2プリズムとを具え、 前記第1プリズム透過光出射面と前記第2プリズム入射
    面とを第1間隙を介して互いに平行に対向させて配置さ
    せてあり、 前記第1間隙の幅は、前記第1入射面への入射光の波長
    以下とすることを特徴とするプリズム型光学素子。
  2. 【請求項2】 第1入射面と該第1入射面から入射した
    光を反射および透過させるための第1プリズム透過光出
    射面と該第1プリズム透過光出射面から反射した反射光
    を出射するための第1反射光出射面とを有する第1プリ
    ズムと、 前記第1プリズム透過光出射面から透過した光を入射さ
    せる第2プリズム入射面と該第2プリズム入射面から入
    射した光を出射させるための第2透過光出射面とを有す
    る第2プリズムとを具え、 前記第1プリズム透過光出射面および前記第2プリズム
    入射面の双方またはいずれか一方の面に誘電体薄膜を設
    け、 前記第1プリズム透過光出射面と前記第2プリズム入射
    面との間に均一な厚さの第2間隙が形成されるように前
    記第1プリズムと前記第2プリズムとを対向させて配置
    し、 前記第2間隙の幅は、前記第1入射面への入射光の波長
    以下とすることを特徴とするプリズム型光学素子。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプリズム型光学素子に
    おいて、前記誘電体薄膜を偏光分離膜とすることを特徴
    とするプリズム型光学素子。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    プリズム型光学素子において、前記入射光と前記第1プ
    リズム透過光出射面の法線との入射角度θを下記(1)
    式の関係を満たす角度とすることを特徴とするプリズム
    型光学素子。 n×sinθ≧n0 ・・・(1) 但し、nは前記第1プリズムまたは第2プリズムの屈折
    率とし、n0 は気体の屈折率とする。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    プリズム型光学素子において、前記入射光に対して前記
    第1および前記第2間隙を10nm〜2μmの範囲とす
    ることを特徴とするプリズム型光学素子。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    プリズム型光学素子において、前記第1または前記第2
    間隙に気体を満たしてあることを特徴とするプリズム型
    光学素子。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
    プリズム型光学素子において、前記第1および第2プリ
    ズムを直角プリズムとすることを特徴とするプリズム型
    光学素子。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    プリズム型光学素子において、前記第1および第2プリ
    ズムを40度プリズムとすることを特徴とするプリズム
    型光学素子。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    プリズム型光学素子において、前記第1プリズム透過光
    出射面と前記第2プリズム入射面との間に設けられた前
    記第1間隙および第2間隙にスペーサを設けてあること
    を特徴とするプリズム型光学素子。
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