JP2007206225A - 偏光変換素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶プロジェクター等に使用し、耐熱性、入射角依存性等にすぐれた偏光変換素子を提供。
【解決手段】第1の透光部材22と第2の透光部材24の境界面に、反射膜26と偏光分離変換層30とが交互に挟み込まれて形成され、一方の面から入射する入射光を2つの偏光成分に分離し、前記2つの偏光成分の光を同一方向の偏光光とした後に、他方の面から出射するように構成された偏光変換素子において、前記偏光分離変換層30は、前記一方の面側に配置された偏光分離膜29と、該偏光分離膜の後面に配置された2分の1波長板として機能する水晶板28a、28bとによって形成されており、前記偏光分離膜29で偏光分離された一方の偏光成分の光が、前記反射膜26で反射されて前記他方の面から出射し、前記偏光分離膜29と前記水晶板28a、28bを透過した他方の偏光成分の光が、そのまま前記他方の面から出射するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は液晶プロジェクター装置等の光学装置に用いられる偏光変換素子に関する。
液晶プロジェクター装置では、映像を形成する光学素子として、光源から放射された光をs波あるいはp波の偏光として出射させる偏光変換素子が用いられている。
図9は、偏光変換素子の一例を示すもので、偏光分離膜5を備えた透光ブロック10と、反射膜6を備えた透光ブロック12とを1つのユニットとし、このユニットを直列に連設して形成されたものである(特許文献1参照)。各々のユニットは光源側に配置されたレンズアレイのピッチに合わせた大きさ(ピッチ)に設定されており、偏光変換素子に入射した光は、偏光分離膜5によりp波とs波に分離され、偏光分離膜5を透過したp波は、2分の1波長板7によりs波として偏光変換素子から出射し、偏光分離膜5により分離されたs波は、反射膜6により反射されて偏光変換素子から出射する。
図9は、偏光変換素子からの出射光がs波となるように設定した例であるが、偏光変換素子からの出射光をp波とする設定も可能である。
図10は、偏光変換素子の他の例を示すもので、断面形状が平行四辺形となる第1の透光部材14と第2の透光部材16とが隣接する境界面に、偏光分離膜8と、4分の1波長板9aおよび反射膜9bからなる複合層9とを交互に配置して形成された偏光変換素子を示す(特許文献2参照)。この偏光変換素子の場合は、偏光分離膜8によって分離されたs波が複合層9によって反射される際にs波がp波に変換され、偏光変換素子からの出射光がp波に揃えられる。図10において、偏光分離膜8の後面に2分の1波長板を置き、複合層9から4分の1波長板を除くことにより、偏光変換素子からs波が出射される構成とすることもできる。
また、図10に示すような波長板を封入する形式の偏光変換素子において、波長板として樹脂フィルムからなる位相差フィルムを使用する方法も提案されている(特許文献3参照)。
特開2003−302523号公報 特開2003−167125号公報 特開2004−37543号公報
図9に示す偏光変換素子は、透光ブロック10の端面に水晶からなる2分の1波長板7を接合して形成するから、水晶板を所定の大きさに切断したり、水晶板を接合したりする必要があり、製造工程が煩雑になるという問題があった。これに対して、図10に示す偏光変換素子の場合は、4分の1波長板9aが第1の透光部材14と第2の透光部材16に重ね合わせて配置される構成となることから、ガラス板と4分の1波長板を大判のまま重ね合わせて積層体を形成し、積層体を切断して形成できるから、図9に示す偏光変換素子にくらべて生産性にすぐれるという利点がある。
しかしながら、図10に示す偏光変換素子は、4分の1波長板として樹脂フィルムを使用しているために、水晶板を4分の1波長板として使用する場合と比較して耐熱性の点で劣るという問題と、4分の1波長板の入射角依存性が図9に示す偏光変換素子に用いられる2分の1波長板にくらべて劣るという問題があった。
そこで、本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、生産性にすぐれるとともに液晶プロジェクター等に使用するに十分な耐熱性を備え、なおかつ入射角依存性等の光学的特性にすぐれた偏光変換素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、第1の透光部材と第2の透光部材とが交互に長手方向に連設され、第1の透光部材と第2の透光部材の境界面に、反射膜と偏光分離変換層とが交互に挟み込まれて形成され、前記第1または第2の透光部材の前記長手方向における一方の面から入射する入射光を2つの偏光成分の光に分離し、前記2つの偏光成分の光を同一方向の偏光光とした後に、前記長手方向における他方の面から出射するように構成された偏光変換素子において、前記偏光分離変換層は、前記一方の面側に配置された、前記入射光を2つの偏光成分の光に分離する偏光分離膜と、該偏光分離膜の後面に配置された2分の1波長板として機能する水晶板とによって形成されており、前記偏光分離膜で偏光分離された一方の偏光成分の光が、前記反射膜で反射されて前記他方の面から出射し、前記偏光分離膜と前記水晶板を透過した他方の偏光成分の光が、そのまま前記他方の面から出射するようにしたことを特徴とする。
また、前記第1の透光部材と前記第2の透光部材は、一つの内角が45度となる端面形状が平行四辺形に形成され、傾斜面を前記境界面として連設されていることを特徴とする。これによって、偏光変換素子は、全体形状が平板状に形成され、第1の透光部材と第2の透光部材の傾斜面に、偏光分離膜と2分の1波長板としての水晶板の積層体と反射膜とが交互に配置されることになる。
また、前記2分の1波長板として機能する水晶板は、第1の水晶板と第2の水晶板を積層して形成されたものであることを特徴とする。
また、入射面内にあり、かつ前記水晶板中を伝播する光の進行方向に直交する方向をXとしたとき、前記第1の水晶板のX方向に対する光軸の方位角α1が17.5〜27.5度であり、前記第2の水晶板のX方向に対する光軸の方位角α2が62.5〜72.5度であるもの、また、前記第1および第2の水晶板の主面に対する光軸の切断角γが0〜45度であるものが有効に使用できる。
本発明に係る偏光変換素子は、偏光分離変換層を構成する2分の1波長板として機能する水晶板を透光部材に封入する形態として組み込むことによって、偏光変換素子のp波とs波の変換効率にすぐれ、、かつ入射角依存性にもすぐれるという光学的特性を備えるとともに、量産が容易で、かつ耐熱性にすぐれ、特性の安定した偏光変換素子として提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面にしたがって詳細に説明する。
(偏光変換素子の構成)
図1(a)は、本発明に係る偏光変換素子を端面方向から見た状態を示し、図1(b)は図1(a)の円内の構成を拡大して示している。
本発明に係る偏光変換素子20は一つの内角を45度とする端面形状が平行四辺形をなす第1の透光部材22と、同じく一つの内角を45度とする端面形状が平行四辺形をなす第2の透光部材24とを傾斜面を隣接させて、交互に直列状に連設し、第1の透光部材22と第2の透光部材24の境界面に、各々、反射膜26と偏光分離変換層30とを交互に挟み込むようにして形成されている。
図1(b)に示すように、偏光分離変換層30は偏光分離膜29と2分の1波長板28とからなり、2分の1波長板28は第1の水晶板28aと第2の水晶板28bとからなる。
偏光変換素子20は、第1の透光部材22と第2の透光部材24と、反射膜26、偏光分離変換層30によって一つのユニットが構成される。本実施形態では、偏光変換素子20の一方の面が光の入射する面であり、偏光変換素子20の他方の面が光(偏光)の出射する面である。光の入射する面である偏光変換素子20の一方の面では、第2の透光部材24に向けて光が入射するように設定される。第2の透光部材24(一つのユニット)は、光源側の光の入射ピッチに合わせたピッチ配置に設定されている。
図2は、偏光変換素子20の全体構成を示す斜視図である。図のように、偏光変換素子20を構成する第1の透光部材22と第2の透光部材24は端面形状が平行四辺形をなす細長のブロック体に形成されている。第1の透光部材22と第2の透光部材24との境界面に、反射膜26と偏光分離変換層30が交互に封入されている。
(偏光変換素子の設計)
次に、本発明に係る偏光変換素子において特徴的な構成部分である2枚の水晶板28a、28bからなる2分の1波長板28と偏光分離膜29の特性について説明する。
図4は、2分の1波長板28を構成する第1の水晶板28aと第2の水晶板28b、および偏光分離膜29の配置を拡大して示したものである。
図のように、本実施形態の偏光変換素子20では、第2の透光部材24の一方の面から光が入射する。偏光分離膜29は光の入射側に位置し、偏光分離膜29の後面に第1の水晶板28aと第2の水晶板28bが位置する。
偏光分離膜29に入射した光はp波とs波に分離され、p波は第1の水晶板28aと第2の水晶板28bに向けて屈折し、s波は反射して反射膜26に向けて第2の透光部材24中を透過する。このs波は反射膜26によって反射され第2の透光部材24中を透過して偏光変換素子20の他方の面から出射する。一方、第1の水晶板28aと第2の水晶板28bを進行するp波は、第1の水晶板28aと第2の水晶板28bが2分の1波長板として形成されていることにより、第1の水晶板28aと第2の水晶板28bを透過することによりs波に変換され、第1の透光部材22を透過して偏光変換素子20の他方の面からs波として出射する。図1は、偏光変換素子20の一方の面に入射した光が偏光変換素子20の他方の面からs波として出射する作用を示している。
このように、本発明に係る偏光変換素子においては、偏光分離膜29とともに第1の水晶板28aと第2の水晶板28bによって形成された2分の1波長板が特徴的な作用をなしている。以下では、この水晶板による偏光特性について実際の設計例とともに説明する。
図4に、設計上のパラメータを示す。図4(c)において、nGは第2の透光部材24の屈折率、θGは第2の透光部材24中における偏光分離膜29への入射角、θは第1の水晶板28aにおける屈折角である。また、図4(a)は、水晶板中を伝播する光の進行方向を見たときの水晶板の状態を示し、第1の水晶板28aと第2の水晶板28bの光軸の方位角をα1、α2とする。また、図4(b)は、水晶板を正面から見たときの状態を示し、第1の水晶板28aと第2の水晶板28bの光軸の方位角をβ1、β2とする。
表1は、偏光変換素子を構成する2枚の水晶板28a、28bについて具体的にパラメータを設計する際におけるα、β、γの角度とretardationの関係を示す。λ0は使用中心波長である。
Figure 2007206225
β1=tan-1(tanα1・cosθ)、β2=tan-1(tanα2・cosθ)であり、θは水晶板における屈折角である。
なお、表1の設計条件は、光路上で第1の水晶板28aと第2の水晶板28bの配置が入れ替わってもかまわない。
(実施例1)
表1の設計条件下で実際に第1の水晶板と第2の水晶板を設計した設計例を表2に示す。
Figure 2007206225
なお、第2の透光部材の屈折率nG=1.525、第2の透光部材中の入射角θG=45°、λ0=505nmとした。
図5は、表2の設計値に基づいて、偏光分離膜を透過したp偏光(強度100%)が第1の水晶板と第2の水晶板を透過した後の透過率を計算した結果をグラフに表したものである。ただし、界面反射は無視した。グラフ中で、T0は、第1の水晶板と第2の水晶板(2分の1波長板)を透過した後のp偏光光量を示す。T90は、第1の水晶板と第2の水晶板(2分の1波長板)を透過した後のs偏光光量を示す。
T0(0deg)、T90(0deg)は、第2の透光部材の面への入射角が0°(垂直入射)の場合である。T0(+8deg)、T0(−8deg)、T90(+8deg)、T90(−8deg)は、透過率の入射角特性をみるために、入射面内での空気中の入射角を+8°、−8°とした場合の透過率を示す。なお、T0(s+8deg)、T0(s−8deg)、T90(s+8deg)、T90(s−8deg)は、入射面と直交する面において、空気中の入射角を+8°、−8°とした場合を示す。
(実施例2)
第1の水晶板と第2の水晶板についての他の設計例を表3に示す。
Figure 2007206225
なお、第2の透光部材の屈折率nG=1.525、第2の透光部材中の入射角θG=45°、λ0=505nmは実施例1と同様である。本設計例では、γ1=γ2=15°とした。
図6は、表3の設計値に基づいて、第1の水晶板と第2の水晶板を透過した後の透過率を計算した結果をグラフに表したものである。
なお、2枚の水晶板よりなる2分の1波長板が好ましい偏光変換特性(低T0、高T90)を持つためには、α1、α2、γ1、γ2、Ret1、Ret2は表1の範囲に限定され、この範囲をはみ出すと2分の1波長板のT0が増加し、T90が減少して、偏光変換特性が劣化する。
(比較例)
比較例として、樹脂フィルム製の2分の1波長板について実際に透過率の測定を行った。図7に、測定に使用した素子の構成を示す。測定で使用した素子は、透光部材(屈折率nG=1.52)により樹脂フィルム30aを挟んだ構成としたものである。樹脂フィルムとしては市販の樹脂フィルムを使用した。この素子について透過率を測定した結果を図8に示す。なお、この測定結果は、空気と透光部材との界面での反射を計算上で除去したものである。
上述した実施例1、実施例2の2分の1波長板と比較例の2分の1波長板との特性を比較すると、実施例1および実施例2の2分の1波長板は比較例の2分の1波長板にくらべて透過率の波長特性が向上していること、とくに可視域で長波長側での特性が改善されている。また、実施例の2分の1波長板の場合は、入射角を±8°として入射角を垂直入射から動かした場合でも比較例にくらべて透過率が変化する割合が小さく、入射角依存性についても比較例と比較してすぐれていることが確かめられた。
また、従来の樹脂フィルムを2分の1波長板に使用した偏光変換素子の場合には、樹脂フィルムの厚さが150μm程度であるのに対して、上述した実施例の場合には、第1の水晶板と第2の水晶板の厚さを合わせた厚さが50μm程度であり、従来の偏光変換素子にくらべて2分1波長板の厚さを薄くできるという利点がある。
また、樹脂フィルムを2分の1波長板として使用する場合は、樹脂フィルムの耐熱性が100℃程度であるのに対して、2分の1波長板に水晶板を使用した場合は150℃程度まで耐熱性を改善することができる。したがって、本発明に係る偏光変換素子は、液晶プロジェクターに使用する偏光変換素子のように、耐熱性が要求される条件において有効に使用することができる。
(偏光変換素子の製造方法)
本発明に係る偏光変換素子の製造方法は、透光部材に2分の1波長板を封入する形態に形成する従来の偏光変換素子の製造方法と同様である。すなわち、図3に示すように、片面に反射膜26が形成された第1の透光部材22となるガラス板22aと、偏光分離変換層30と、第2の透光部材24となるガラス板24aとを順次、重ね合わせて、相互に接着して積層体を形成した後、積層体を所定の角度(45°)、所定のピッチで切断することによって得られる。図3でB部分が平板状のブロック体として切り出される一つ一つの偏光変換素子となる。平板状のブロック体として切り出した後、切断面を研磨して最終製品となる。
第1の水晶板28aと第2の水晶板28bについては、ガラス板22aにセットする大判の水晶板を製作する際に、結晶軸方向を所定の方向に合わせて製作しておき、ガラス板22aに位置合わせして順次重ね合わせることにより、水晶板の結晶軸が所定の向きに合致するようにすればよい。
偏光分離膜29は構成部材を重ね合わせる際に、あらかじめ第1の水晶板28aに蒸着しておいても良いし、第2の透光部材24となるガラス板24aに蒸着しておいてもよい。
このように、ガラス板22a、22bと偏光分離変換層30を重ね合わせた積層体を形成し、積層体を所定角度で切断して偏光変換素子を形成する方法によれば、2分の1波長板を、別工程で貼り付けるといった必要がなく、偏光変換素子を容易に量産することができる。また、本発明に係る偏光変換素子は、2分の1波長板として水晶板を使用することにより、光学的特性にすぐれるとともに特性が安定した偏光変換素子として提供することができる。
本発明に係る偏光変換素子の一実施形態の構成を示す端面図である。 本発明に係る偏光変換素子の一実施形態の構成を示す斜視図である。 本発明に係る偏光変換素子の製造方法を示す説明図である。 偏光変換素子の設計に係るパラメータを示す説明図である。 実施例1の偏光変換素子についての透過率の計算結果を示すグラフである。 実施例2の偏光変換素子についての透過率の計算結果を示すグラフである。 比較例の偏光変換素子の透過率測定に使用した素子の構成を示す説明図である。 図7に示す素子について透過率を測定した結果を示すグラフである。 従来の偏光変換素子の構成を示す説明図である。 従来の偏光変換素子の他の構成を示す説明図である。
符号の説明
20 偏光変換素子
22 第1の透光部材
22a、22b ガラス板
24 第2の透光部材
26 反射膜
28 2分の1波長板
28a 第1の水晶板
28b 第2の水晶板
29 偏光分離膜
30 偏光分離変換層
30a 樹脂フィルム

Claims (5)

  1. 第1の透光部材と第2の透光部材とが交互に長手方向に連設され、第1の透光部材と第2の透光部材の境界面に、反射膜と偏光分離変換層とが交互に挟み込まれて形成され、
    前記第1または第2の透光部材の前記長手方向における一方の面から入射する入射光を2つの偏光成分の光に分離し、前記2つの偏光成分の光を同一方向の偏光光とした後に、前記長手方向における他方の面から出射するように構成された偏光変換素子において、
    前記偏光分離変換層は、
    前記一方の面側に配置された、前記入射光を2つの偏光成分の光に分離する偏光分離膜と、
    該偏光分離膜の後面に配置された2分の1波長板として機能する水晶板とによって形成されており、
    前記偏光分離膜で偏光分離された一方の偏光成分の光が、前記反射膜で反射されて前記他方の面から出射し、
    前記偏光分離膜と前記水晶板を透過した他方の偏光成分の光が、そのまま前記他方の面から出射するようにした
    ことを特徴とする偏光変換素子。
  2. 前記第1の透光部材と前記第2の透光部材は、一つの内角が45度となる端面形状が平行四辺形に形成され、傾斜面を前記境界面として連設されていることを特徴とする請求項1記載の偏光変換素子。
  3. 前記2分の1波長板として機能する水晶板は、第1の水晶板と第2の水晶板を積層して形成されたものであることを特徴とする請求項1または2記載の偏光変換素子。
  4. 入射面内にあり、かつ前記水晶板中を伝播する光の進行方向に直交する方向をXとしたとき、
    前記第1の水晶板のX方向に対する光軸の方位角α1が17.5〜27.5度であり、前記第2の水晶板のX方向に対する光軸の方位角α2が62.5〜72.5度であることを特徴とする請求項3記載の偏光変換素子。
  5. 前記第1および第2の水晶板の主面に対する光軸の切断角γが0〜45度であることを特徴とする請求項3または4記載の偏光変換素子。
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