JP2007249090A - 偏光変換素子およびその製造方法 - Google Patents

偏光変換素子およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 偏光変換素子を容易に量産可能にするとともに、偏光変換特性のすぐれた偏光変化素子を提供する。
【解決手段】 偏光分離膜42を備えた第1の透光部材32と、反射膜44を備えた第2の透光部材34とを、前記偏光分離膜42と前記反射膜44の膜面を平行向きとし、前記第1の透光部材32と前記第2の透光部材34の端面間で2分の1波長板40を挟む配置として構成されたユニットを、直列に複数連接して形成された偏光変換素子30であって、前記偏光分離膜42により、前記第1の透光部材32の一方の面から入射した入射光を2つの偏光成分に分離し、一方の偏光成分については前記偏光分離膜42を透過してそのまま前記第1の透光部材32の他方の面から出射し、他方の偏光成分については、前記2分の1波長板40により前記一方の偏光成分と同一の偏光に変換した後、前記反射膜44により反射されて前記第2の透光部材34の他方の面から出射するように設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は液晶プロジェクター装置等の光学装置に用いられる偏光変換素子およびその製造方法に関する。
液晶プロジェクター装置では、映像を形成する光学素子として、光源から放射された光をs波あるいはp波の偏光として出射させる偏光変換素子が用いられている。
図8は、偏光変換素子の一例を示すもので、偏光分離膜5を備えた透光ブロック10と、反射膜6を備えた透光ブロック12とを1つのユニットとし、このユニットを直列に連設して形成されている(特許文献1参照)。各々のユニットは光源側に配置されたレンズアレイのピッチに合わせた大きさ(ピッチ)に設定されており、偏光変換素子に入射した光は、偏光分離膜5によりp波とs波に分離され、偏光分離膜5を透過したp波は、2分の1波長板7によりs波として偏光変換素子から出射し、偏光分離膜5により分離されたs波は、反射膜6により反射されて偏光変換素子から出射する。
図9は、偏光変換素子からの出射光がs波となるように設定した例であるが、偏光変換素子からの出射光をp波とする設定も可能である。
図9は、偏光変換素子の他の例を示すもので、断面形状が平行四辺形となる第1の透光部材14と第2の透光部材16とが隣接する境界面に、偏光分離膜8と、4分の1波長板9aおよび反射膜9bからなる複合層9とを交互に配置して形成された偏光変換素子を示す(特許文献2参照)。この偏光変換素子の場合は、偏光分離膜8によって分離されたs波が複合層9によって反射される際にs波がp波に変換され、偏光変換素子からの出射光がp波に揃えられる。図9において、偏光分離膜8の後面に2分の1波長板を置き、複合層9から4分の1波長板を除くことにより、偏光変換素子からs波が出射される構成とすることもできる。
また、図9に示すような波長板を封入する形式の偏光変換素子において、波長板として樹脂フィルムからなる位相差フィルムを使用する方法も提案されている(特許文献3参照)。
特開2003−302523号公報 特開2003−167125号公報 特開2004−37543号公報
図10は、図8に示す偏光変換素子の製造方法を示す。この製造方法においては、ガラス板の片面に偏光分離膜5を形成した偏光板5aと、ガラス板の片面に反射膜6を形成した反射板6aを用意し(図10(a))、偏光板5aと反射板6aを交互に貼り合わせ(4aはダミー板)(図10(b))、ワイヤソーを用いて、45°カットにより積層体を所定間隔で平行に切断して偏光分離膜5と反射膜6が交互に45°の傾斜配置とされた平板体20を形成し(図10(c))、平板体20の両端面を直角に切り落とし(図10(d))、平板体20の出射面に2分の1波長板7を接着して偏光変換素子22を形成する(図10(e))。
この製造方法の場合は、偏光分離膜5と反射膜6を備えた平板体20を形成した後、平板体20の所定位置に2分の1波長板7を1枚ずつ貼り付ける必要があり、量産性に劣るという問題があった。
また、図9に示す偏光変換素子の場合には、偏光分離膜8を形成した第1の透光部材14と、反射膜9bを形成した第2の透光部材16を、4分の1波長板9aを挟むようにして貼り合わせ、ワイヤソーにより積層体を45°カットして偏光変換素子としている。この方法による場合は、平板体に1枚ずつ2分の1波長板を貼り付けるといった必要がなく、製造作業は効率化されるが、斜面に形成される4分の1波長板9aの特性により、偏光変換素子の入射角依存性といった特性が劣るという問題があった。
本発明は、これらの課題を解決すべくなされたものであり、偏光変換素子の構成を量産化が可能な構成として、偏光変換素子を容易に量産することを可能にするとともに、入射角依存性といった特性的にもすぐれた偏光変換素子およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、偏光分離膜を備えた第1の透光部材と、反射膜を備えた第2の透光部材とを、前記偏光分離膜と前記反射膜の膜面を平行向きとし、前記第1の透光部材と前記第2の透光部材の端面間で2分の1波長板を挟む配置として構成されたユニットを、直列に複数連接して形成された偏光変換素子であって、前記偏光分離膜により、前記第1の透光部材の一方の面から入射した入射光を2つの偏光成分に分離し、一方の偏光成分については前記偏光分離膜を透過してそのまま前記第1の透光部材の他方の面から出射し、他方の偏光成分については、前記2分の1波長板により前記一方の偏光成分と同一の偏光に変換した後、前記反射膜により反射されて前記第2の透光部材の他方の面から出射するように設けられたことを特徴とする。
また、前記第1の透光部材は、端面形状が正方形のブロック体に形成され、前記偏光分離膜が、前記ブロック体の、端面から見て対角線方向に形成され、前記第2の透光部材は、端面形状が正方形のブロック体に形成され、前記反射膜が、前記ブロック体の、端面から見て対角線方向に形成されていることを特徴とする。
また、前記2分の1波長板は、第1の水晶板と第2の水晶板を貼り合わせて形成されていることにより、特性のすぐれた偏光変換素子として提供される。
また、前記偏光分離膜備えた第1の透光部材を構成するための偏光板ブロックを形成する工程と、前記反射膜を備えた第2の透光部材を構成する反射板ブロックを形成する工程と、これら偏光板ブロックおよび反射板ブロックを、中間に前記2分の1波長板を挟んで貼り合わせて貼り合わせ体を形成し、貼り合わせ体から平板体を切り出しして前記偏光変換素子を形成する工程とを備える偏光変換素子の製造方法であって、前記偏光板ブロックを形成する工程においては、片面に偏光分離膜が形成された偏光板を、前記偏光分離膜を同じ向きとして複数枚積層して貼り合わせ、偏光板の積層体を45度カットして偏光板ブロックを形成し、前記反射板ブロックを形成する工程においては、片面に反射膜が形成された反射板を、前記反射膜を同じ向きとして複数枚積層して貼り合わせ、反射板の積層体を45度カットして反射板ブロックを形成することを特徴とする。
また、前記貼り合わせ体を形成する工程において、前記2分の1波長板として、第1の水晶板と第2の水晶板を、偏光板ブロックと反射板ブロックにより挟み込むようにして貼り合わせて貼り合わせ体を形成することを特徴とする。
本発明に係る偏光変換素子の製造方法によれば、水晶板を偏光変換素子の平面方向に垂直方向に組み込んだ偏光変換素子を効率的に製造することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面にしたがって詳細に説明する。
(偏光変換素子の構成)
図1(a)は、本発明に係る偏光変換素子を端面方向から見た状態を示し、図1(b)は偏光変換素子の1ユニット部分を端面方向から見た状態を拡大して示す。本実施形態の偏光変換素子30は、端面形状が正方形のブロック体に形成された第1の透光部材32と、同じく端面形状が正方形のブロック体に形成された第2の透光部材34と、第1の透光部材32と第2の透光部材34の端面間に2分の1波長板40を介在させ、これらを直列に連設して形成されている。
第1の透光部材32には、ブロック体を端面方向から見て対角線方向に偏光分離膜42が設けられている。第2の透光部材34には、ブロック体を端面方向から見て対角線方向に反射膜44が設けられている。第1の透光部材32と第2の透光部材34は偏光分離膜42と反射膜44の膜面を平行向きとし、2分の1波長板40を第1の透光部材32と第2の透光部材34により挟む配置として、これら第1の透光部材32と2分の1波長板40と第2の透光部材34を1ユニットとして、長手方向に複数ユニット連接して偏光変換素子30が形成される。
図1(b)に示すように、本実施形態においては2分の1波長板40は、第1の水晶板40aと第2の水晶板40bとからなる。2分の1波長板40を第1の水晶板40aと第2の水晶板40bによって構成しているのは、広帯域での特性を良好にするためである。もちろん、2分の1波長板を1枚の水晶板によって形成することもできる。
図2は、本実施形態の偏光変換素子30の斜視図を示す。細長のブロック体に形成された第1の透光部材32と第2の透光部材34が、偏光分離膜42と反射膜44を平行向きとし、第1の透光部材32、2分の1波長板40、第2の透光部材34の配置順とするユニットが、直列状に連接されて形成されている。本実施形態においては、第1の透光部材32と第2の透光部材34の基材はガラスである。
図1(a)に示すように、本実施形態の偏光変換素子30では、第1の透光部材32の一方の面が光の入射面となる。第1の透光部材32に入射した光は、偏光分離膜42によりp波とs波に分離され、p波はそのまま偏光分離膜42を透過して第1の透光部材32の他方の面から出射する。
偏光分離膜42によって反射されたs波は、入射方向と直角に反射して偏光変換素子30の長手方向に平行に進み、2分の1波長板40を透過してp波に変換された後、反射膜44により直角に反射して、第2の透光部材34の他方の面から出射する。
こうして、偏光変換素子30の一方の面から入射した光は、偏光変換素子30の他方の面からすべて偏光方向がそろったp波として出射する。
図3、4は本実施形態の偏光変換素子30と図9に示す構成を有する偏光変換素子について、透過率と反射率の波長依存性を計算した結果を示す。図3は偏光変換素子にp波を入射させた際の透過率と反射率を示し、図4は偏光変換素子にs波を入射させた際の透過率と反射率を示す。
Tp(0deg)、Ts(0deg)は、垂直入射させた場合の透過率、Tp(+8deg)、Tp(−8deg)、Ts(+8deg)、Ts(−8deg)は、透過率の入射角特性をみるために、入射面内での空気中の入射角を+8°、−8°とした場合の透過率を示す。また、Rp(0deg)、Rs(0deg)は、垂直入射させた場合の反射率、Rp(+8deg)、Rp(−8deg)、Rs(+8deg)、Rs(−8deg)は、入射面内での空気中の入射角を+8°、−8°とした場合の反射率を示す。 図3、図4に示す計算結果を比較すると、本実施形態の偏光変換素子30は、図9に示す従来の偏光変換素子とくらべて、透過率および反射率のいずれについても特性が改善されている。
(偏光変換素子の製造方法)
図5〜7は、上述した偏光変換素子30の製造方法を示す。
本実施形態の偏光変換素子30の製造方法では、偏光分離膜42を備えた第1の透光部材32を構成するための偏光板ブロックと、反射膜44を備えた第2の透光部材34を構成するための反射板ブロックをあらかじめ形成し、これら偏光板ブロックおよび反射板ブロックと、2分の1波長板40となる第1の水晶板40aおよび第2の水晶板40bとを組み合わせて偏光変換素子30を組み立てることを特徴とする。
図5は、偏光板ブロック32bを形成するまでの工程を示す。すなわち、まず第1の透光部材の基材となるガラス板に偏光分離膜42を被着形成して偏光板32aを形成する。図5(a)はガラス板の一方の面に偏光分離膜42が形成された偏光板32aを示す。
次に、偏光分離膜42を同じ向きとして、偏光板32aを複数枚、積層して貼り合わせる(図5(b))。偏光板32aを積層して貼り合わせた後、ワイヤソーを用いて、偏光板32aの板面に対する切断角度を角度45°として、所定間隔で積層体を切断する。図5(b)の破線が、切断位置を示す。偏光板32aの積層体をカットする際の無駄をなくすため、偏光板32aを積層する際に段ごとに積み重ね位置をずらして貼り合わせる。
図5(c)は、偏光板32aの積層体をカットして得られた1枚の偏光板ブロック32bを示す。この偏光板ブロック32bのカット面(両面)を研磨して平坦面とする。図5(d)は、偏光板ブロック32bの両端面を直角に切り落として形成した組立用の偏光板ブロック32bである。この偏光板ブロック32bは、偏光板ブロック32bの面方向に対して角度45°に傾斜し、偏光板ブロック32bの長手方向に所定間隔で偏光分離膜42が形成されたものとなる。言い換えれば、偏光板ブロック32bは、偏光分離膜42により端面形状が平行四辺形に形成されたブロックが、傾斜面を貼り合わせて一体の平板体に形成されたものである。
図6は、反射板ブロック34bを形成するまでの工程を示す。反射板ブロック34bも偏光板ブロック32bを形成する場合と同様に、ガラス板の一方の面に反射膜44を形成した反射板34a(図6(a))を、反射膜44を同じ向きとして複数枚積層して貼り合わせ(図6(b))、反射板34aの積層体をワイヤソーで45°カットする。図6(c)は、反射板34aの積層体をカットして得られた1枚の反射板ブロック34bを示す。この反射板ブロック34bのカット面(両面)を研磨し、反射板ブロック34bの両端面を直角に切り落として、組立用の反射板ブロック34bを形成する(図6(d))。
図7は、図5、6に示す方法によって形成した偏光板ブロック32bと反射板ブロック34bと、第1の水晶板40aと第2の水晶板40bとを貼り合わせて偏光変換素子30を形成するまでの工程を示す。
すなわち、図7(a)は、偏光板ブロック32bと反射板ブロック34bとで挟む配置に第1の水晶板40aと第2の水晶板40bを配置して組み立てることを示す。図7(b)は、偏光板ブロック32bと、第1の水晶板40aおよび第2の水晶板40bと、反射板ブロック34bを、この順に貼り合わせて貼り合わせ体を形成した状態を示す。この貼り合わせ操作では、偏光板ブロック32bと反射板ブロック34bと第1、第2の水晶板40a、40bの外形位置を位置合わせして貼り合わせる。
偏光板ブロック32bと、第1の水晶板40aおよび第2の水晶板40bと、反射板ブロック34bを貼り合わせた後、偏光分離膜42と反射膜44の位置(ブロックの端面に交差する位置)に合わせて、貼り合わせ体を切断する。図7(b)のA線が、貼り合わせ体の切断位置を示す。
図7(c)は、貼り合わせ体から切り出しした1つの偏光変換素子30を示す。貼り合わせ体から平板体に切り出すことにより、図1に示す実施形態の偏光変換素子30が得られる。平板体に切り出しした後、カット面(両面)を研磨し、必要に応じて反射防止膜をコートして偏光変換素子30とする。
このように、本実施形態における偏光変換素子の製造方法は、偏光板ブロック32bと反射板ブロック34bをあらかじめ形成しておき、これらの偏光板ブロック32bおよび反射板ブロック34bと、2分の1波長板40を組み合わせて偏光変換素子30とすることが特徴である。偏光板ブロック32bと反射板ブロック34bとで第1の水晶板40aと第2の水晶板40bを挟み込むようにして偏光変換素子30を形成することができるのは、本発明に係る偏光変換素子30では偏光変換素子30の平面に直角に2分の1波長板40を挟み込む構成としていることによる。
2分の1波長板として水晶板を使用する場合に、本実施形態のように、偏光板ブロック32bと反射板ブロック34bにより2分の1波長板を挟み込むようにして製造する方法は、図8に示すような、後工程で2分の1波長板7を接着する方法とくらべて作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、偏光板ブロック32bと反射板ブロック34bをあらかじめ形成する際に積層体を形成してワイヤソーで切断する工程が必要になるが、これらの工程では、偏光板ブロック32bを形成する場合も、反射板ブロック34bを形成する場合も、単一種類の偏光板32aと反射板34aを貼り合わせて形成する工程となるから、ワークの取り扱い上は、規格化され、作業効率が向上できるという利点がある。すなわち、異種の部材を交互に貼り合わせるといった操作の際には、作業工程が複雑になるが、単一の部材であれば貼り合わせ作業を自動化したり、ワイヤソーによる切断操作も容易に自動化でき、作業精度のばらつきを小さくできる。
また、偏光板ブロック32bと反射板ブロック34bは別途作業として量産しておくことが可能であるから、偏光板ブロック32bと反射板ブロック34bと2分の1波長板とを組み合わせて偏光変換素子30を製造する工程を容易化することによって、偏光変換素子30を効率的に製造することが可能となる。
なお、本実施形態では2分の1波長板として水晶板を使用した場合について説明したが、ポリカーボネイト系フィルムやポリアクリレート系フィルム等の樹脂フィルムや、構造複屈折体であるフォトニック結晶等を用いてもよい。
本発明に係る偏光変換素子の一実施形態の構成を示す端面図である。 本発明に係る偏光変換素子の一実施形態の斜視図である。 本発明に係る偏光変換素子の透過率と反射率を示すグラフである。 図9に示す従来の偏光変換素子の透過率と反射率を示すグラフである。 偏光板ブロックの製造工程を示す説明図である。 反射板ブロックの製造工程を示す説明図である。 偏光板ブロック、反射板ブロック、第1、第2の水晶板から偏光変換素子を製造する工程を示す説明図である。 偏光変換素子の従来の構成を示す端面図である。 偏光変換素子の従来の他の構成を示す端面図である。 図8に示す偏光変換素子の製造方法を示す説明図である。
符号の説明
30 偏光変換素子
32 第1の透光部材
32a 偏光板
32b 偏光板ブロック
34 第2の透光部材
34a 反射板
34b 反射板ブロック
40a 第1の水晶板
40a 第2の水晶板
42 偏光分離膜
44 反射膜

Claims (5)

  1. 偏光分離膜を備えた第1の透光部材と、反射膜を備えた第2の透光部材とを、前記偏光分離膜と前記反射膜の膜面を平行向きとし、前記第1の透光部材と前記第2の透光部材の端面間で2分の1波長板を挟む配置として構成されたユニットを、直列に複数連接して形成された偏光変換素子であって、
    前記偏光分離膜により、前記第1の透光部材の一方の面から入射した入射光を2つの偏光成分に分離し、一方の偏光成分については前記偏光分離膜を透過してそのまま前記第1の透光部材の他方の面から出射し、他方の偏光成分については、前記2分の1波長板により前記一方の偏光成分と同一の偏光に変換した後、前記反射膜により反射されて前記第2の透光部材の他方の面から出射するように設けられたことを特徴とする偏光変換素子。
  2. 前記第1の透光部材は、端面形状が正方形のブロック体に形成され、前記偏光分離膜が、前記ブロック体の、端面から見て対角線方向に形成され、
    前記第2の透光部材は、端面形状が正方形のブロック体に形成され、前記反射膜が、前記ブロック体の、端面から見て対角線方向に形成されていることを特徴とする請求項1記載の偏光変換素子。
  3. 前記2分の1波長板は、第1の水晶板と第2の水晶板を貼り合わせて形成されていることを特徴とする請求項1記載の偏光変換素子。
  4. 請求項1記載の偏光変換素子の製造方法であって、
    前記偏光分離膜備えた第1の透光部材を構成するための偏光板ブロックを形成する工程と、
    前記反射膜を備えた第2の透光部材を構成する反射板ブロックを形成する工程と、
    これら偏光板ブロックおよび反射板ブロックを、中間に前記2分の1波長板を挟んで貼り合わせて貼り合わせ体を形成し、貼り合わせ体から平板体を切り出しして前記偏光変換素子を形成する工程とを備える偏光変換素子の製造方法であって、
    前記偏光板ブロックを形成する工程においては、片面に偏光分離膜が形成された偏光板を、前記偏光分離膜を同じ向きとして複数枚積層して貼り合わせ、偏光板の積層体を45度カットして偏光板ブロックを形成し、
    前記反射板ブロックを形成する工程においては、片面に反射膜が形成された反射板を、前記反射膜を同じ向きとして複数枚積層して貼り合わせ、反射板の積層体を45度カットして反射板ブロックを形成することを特徴とする偏光変換素子の製造方法。
  5. 前記貼り合わせ体を形成する工程において、前記2分の1波長板として、第1の水晶板と第2の水晶板を、偏光板ブロックと反射板ブロックにより挟み込むようにして貼り合わせて貼り合わせ体を形成することを特徴とする請求項4記載の偏光変換素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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