JPH11264197A - 建築用連結具 - Google Patents

建築用連結具

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Publication number
JPH11264197A
JPH11264197A JP8793898A JP8793898A JPH11264197A JP H11264197 A JPH11264197 A JP H11264197A JP 8793898 A JP8793898 A JP 8793898A JP 8793898 A JP8793898 A JP 8793898A JP H11264197 A JPH11264197 A JP H11264197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
shaft member
hole
press
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP8793898A
Other languages
English (en)
Inventor
Kumio Murotani
久美夫 室谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Aluminium Industry Co Ltd filed Critical Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Priority to JP8793898A priority Critical patent/JPH11264197A/ja
Publication of JPH11264197A publication Critical patent/JPH11264197A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易な建築用連結具を提供する。 【解決手段】 本発明による建築用連結具1は、基板2
3と、軸部材25とを備え、基板23は貫通孔部35を
備え、軸部材25は、係合部37と、ねじ部39と、抜
け止め部41とを備え、係合部39の周面は、軸部材2
5の軸線方向に凸条を形成したローレット45を備え、
貫通孔部35に係合部39を圧入して固定するととも
に、抜け止め部41を基板23に当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンウォール
やサッシ等の建築部材の連結に用いる建築用連結具に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、方立とカーテンウォールの横枠
とを固定する場合、ブラケットの一方を方立にボルト固
定し、ブラケットの他方を横枠に固定している。ブラケ
ットと横枠との固定は、基板(他のブラケット)にボル
トを固定した連結具を用いており、連結具の基板を横枠
の連結用溝に係合させ、ねじ部をブラケットにナット止
めしている。この連結具には、ボルトとして皿ねじを用
い、皿ねじの頭を基板に埋め込ませている。
【0003】また、連結具の基板には、皿ねじの頭と基
板とを、溶接やかしめ等により固定して、基板に対する
皿ねじの回り止めをしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の連結具では、基板には、皿ねじの頭を埋め込ませるた
めに皿ねじの頭形状の加工が必要であり、また、皿ねじ
の頭と基板とを溶接により固定したり、溶接後には溶接
ビードのはみ出しをカットする作業が必要であるため、
連結具の製造に手間がかかるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、製造が容易な建築用連
結具の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板と、軸部材とを備え、基板は貫通孔部を備え、
軸部材は係合部と、ねじ部と、抜け止め部とを備え、係
合部の周面は軸部材の軸線方向に凸条を形成したローレ
ットを備え、貫通孔部に係合部を圧入して固定するとと
もに、抜け止め部を基板に当接させたことを特徴とす
る。
【0007】この請求項1に記載の発明では、軸部材を
基板に圧入すると、軸部材の係合部に形成したローレッ
トの凸条が基板の貫通孔部を押し進む。圧入していると
きには、ローレットの凸条部分のみが貫通孔部に噛み込
むので、係合部にローレットがない場合に比較して、貫
通孔部と係合部との接触面積が小さい。従って、貫通孔
部と係合部との摩擦抵抗を小さくでき、容易に圧入して
固定できる。一方、貫通孔部と係合部とは、ローレット
の突条により相互に噛み合っているので、これらの噛み
合いにより基板に対する軸部材の回りを防止する。従っ
て、軸部材と基板との溶接を必要とせず、溶接後のビー
ドのはみ出しカットも必要ない。
【0008】また、基板に対して軸部材を圧入するとき
には、抜け止め部が基板に当接するまで圧入すればよい
ので、圧入量を加減することなく圧入時における軸部材
の抜けを防止しできる。
【0009】即ち、本発明の構成では、基板に軸部材を
圧入するだけであるから、製造が容易である。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、基板は抜け止め部を受ける凹部を備
え、抜け止め部を凹部内に配置したことを特徴とする。
【0011】この請求項2に記載の発明では、抜け止め
部を基板内に位置させているので、基板からの突出を少
なくして、抜け止め部を含めた基板の厚みを薄くでき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本
発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態にか
かる建築用連結部材1が使用されたカーテンウォール3
は、図5及び図6に示すように、パネルユニット5、5
と方立7とから構成されており、左右のパネルユニット
5をブラケット9により方立7に固定している。
【0013】パネルユニット3は、表面ガラス11と、
その周囲に取り付けた横枠13と縦枠15とで構成して
いる。
【0014】隣合うパネルユニット5を方立7に固定す
るブラケット9は、図6に示すように断面略L字形状に
形成されており、方立7の側壁17に位置する方立固定
部9aと、パネルユニット5の横枠13に位置するパネ
ル固定部9bとを備えている。方立固定部9aは、長尺
のボルト19により、方立7の左右に配置した2個のパ
ネル固定部9a、9aをナット21により固定してい
る。
【0015】パネル固定部9bには、本実施の形態にか
かる建築用連結具1によりパネルユニットが固定されて
いる。この建築用連結具1は、板状の基板23と、この
基板23に嵌め合わせた軸部材25とから構成されてお
り、基板23と軸部材25とは、一体になっている。
【0016】基板23は、横枠13の取付溝27内に摺
動可能に配置されたもう一つのブラケットであり、ブラ
ケット9との取付位置を調整できるようになっている。
取付溝27の上下には基板23を溝内に保持する保持片
31が取付溝27の開口を狭めており、基板23を取付
溝27に嵌め込んでいる。
【0017】基板23が横枠13に嵌め込まれた建築用
連結部材1の軸部材25をブラケット9にナット33で
ねじ止めして、方立7とパネルユニット5とを固定して
いる。尚、図5において、符号20は無目カバーであ
る。
【0018】ここで、建築用連結具1の構成を図1乃至
図3を参照して、詳しく説明する。図1に示すように、
建築用連結具1は、図2示すように平面形状が矩形の基
板23と、この基板23に嵌め合わせた軸部材25とで
構成されている。基板23の略中央には貫通孔部35が
形成されており、この貫通孔部35内に軸部材25が圧
入されて、軸部材の係合部37が貫通孔部35に係合す
るようになっている。
【0019】基板23には、後述する軸部材25の抜け
止め部41が埋め込まれる凹部43が形成されており、
抜け止め部41が基板23から突出しないようになって
いる。
【0020】尚、基板23の材質は特に制限されず、例
えば、鋼製またはアルミニウム製のものが用いられる
が、本実施の形態では、鋼製の軸部材25に対してこれ
よりも硬度の低いアルミニウム製のものが用いられてい
る。
【0021】軸部材25には、係合部37と、ねじ溝が
形成されたねじ部39と、基板23に当接する抜け止め
部41とが設けられている。係合部37には、その外周
面に、平目のローレット45が形成されている。ローレ
ット45は、軸部材の軸線方向に多数の凸条を形成して
おり、この凸条が基板23の貫通孔部の内壁と噛み合っ
て基板23に対する軸部材25の回りを防止している。
【0022】抜け止め部41は、基板23に軸部材を圧
入する際に、基板23に対して軸部材25が基板23か
ら抜けるのを防止するものであり、圧入方向の後端側に
位置している。この抜け止め部41は、基板23の貫通
孔部35よりも外径の大きい鍔状に形成されている。
【0023】建築用連結具1を製造する場合には、図3
に示すように、基板23の凹部43側から軸部材のねじ
部39を先にして、基板の貫通孔部35に軸部材25を
圧入する。そして、軸部材25の抜け止め部41が凹部
45に埋め込まれて基板23に当接するまで圧入する。
【0024】圧入しているときには、貫通孔部35で
は、その内壁にローレットの突条が噛み込んで、突条部
分のみが貫通孔部と接触するので、ローレットのない面
同士が全面で接触する場合に比較して、接触面積が小さ
いので、圧入抵抗を小さくでき、軸部材を基板に容易に
圧入できる。更に、基板23に対して軸部材25を圧入
する際には、抜け止め部41が基板23に当接するまで
圧入すればよいので、圧入量を加減することなく、更に
圧入時における軸部材の抜けを防止できる。
【0025】圧入後は、特に、仕上げ加工が不要であ
り、従来必要されていた溶接や、溶接ビードのはみ出し
カットが必要ないので、製造が容易である。
【0026】本発明は、上述した実施の形態に限らず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0027】例えば、抜け止め部材41を基板23に埋
め込ませることに限らず、図4に示すように、基板の側
面に押し当てるだけの構成にしてもよい。この場合に
は、基板23には、抜け止め部41に対応した凹部を形
成する必要がない。
【0028】また、上述した実施の形態では、建築用連
結部材1の基板23をパネルユニット5に係合させる構
成としたが、これに限らず、建築用連結部材1の基板2
3をコンクリートに埋め込み、いわゆるアンカーとして
用いるものであっても良い。また、被連結物は、ブラケ
ットに限らず、建築構造物やその部品に直接固定するも
のであっても良い。
【0029】更に、基板23は平板状に限らず、L字形
状やT字形状のブラケット等であってもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、建築用
連結部材の製造が容易である。
【0031】請求項2に記載の発明によれば、建築用連
結部材において、抜け止め部を含めた基板としての厚み
を薄くできる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切断して示す建築用連結部材の側面図で
ある。
【図2】図1に示す建築用連結部材の平面図である。
【図3】図1に示す建築用連結部材において、基板に軸
部材を圧入する前の状態を示す図である。
【図4】本発明の変形例を示し、建築用連結部材の一部
を切断して示す側面図である。
【図5】図1の建築用連結部材を使用した部分を示すカ
ーテンウォールの縦断面図である。
【図6】図5に示すカーテンウォールの横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 建築用連結部材 23 基板 25 軸部材 35 貫通孔部 37 係合部 39 ねじ部 41 抜け止め部 43 凹部 45 ローレット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、軸部材とを備え、基板は貫通孔
    部を備え、軸部材は係合部と、ねじ部と、抜け止め部と
    を備え、係合部の周面は軸部材の軸線方向に凸条を形成
    したローレットを備え、貫通孔部に係合部を圧入して固
    定するとともに、抜け止め部を基板に当接させたことを
    特徴とする建築用連結具。
  2. 【請求項2】 基板は抜け止め部を受ける凹部を備え、
    抜け止め部を凹部内に配置したことを特徴とする請求項
    1に記載の建築用連結具。
JP8793898A 1998-03-17 1998-03-17 建築用連結具 Pending JPH11264197A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8793898A JPH11264197A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 建築用連結具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8793898A JPH11264197A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 建築用連結具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11264197A true JPH11264197A (ja) 1999-09-28

Family

ID=13928857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8793898A Pending JPH11264197A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 建築用連結具

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JP (1) JPH11264197A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348972A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Fujitsu Ten Ltd ねじ締結構造
CN103256285A (zh) * 2013-06-06 2013-08-21 李国庆 墙体水泥板小头钉

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JP2006348972A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Fujitsu Ten Ltd ねじ締結構造
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