JPH11263581A - 船からのコイル荷降し方法および装置 - Google Patents
船からのコイル荷降し方法および装置Info
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- JPH11263581A JPH11263581A JP6901398A JP6901398A JPH11263581A JP H11263581 A JPH11263581 A JP H11263581A JP 6901398 A JP6901398 A JP 6901398A JP 6901398 A JP6901398 A JP 6901398A JP H11263581 A JPH11263581 A JP H11263581A
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- coil
- ship
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- Control And Safety Of Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 船の船倉に貯蔵されたコイルを、岸壁に設け
られた荷降し用クレーンによって順次的に正確に荷揚げ
作業すること。 【解決手段】 コイル5が貯蔵された船3が岸壁6に係
留されたとき、荷降し用クレーン13の吊り具17の3
次元座標位置を、第1検出手段19,20,22によっ
て検出し、係留された船の予め定める位置とのずれ量を
第2検出手段10,11によって検出する。メモリ37
にストアされている船倉4内のコイル5の3次元座標位
置と、前記ずれ量によって補正し、吊り具17の検出さ
れた座標位置と、補正した座標位置とに基づいて、吊り
具17の移動方向と移動量とを演算して求めて表示手段
41によって表示する。クレーン13の運転者は、この
表示手段41の表示内容を見て、クレーン13の吊り具
17を操作する。
られた荷降し用クレーンによって順次的に正確に荷揚げ
作業すること。 【解決手段】 コイル5が貯蔵された船3が岸壁6に係
留されたとき、荷降し用クレーン13の吊り具17の3
次元座標位置を、第1検出手段19,20,22によっ
て検出し、係留された船の予め定める位置とのずれ量を
第2検出手段10,11によって検出する。メモリ37
にストアされている船倉4内のコイル5の3次元座標位
置と、前記ずれ量によって補正し、吊り具17の検出さ
れた座標位置と、補正した座標位置とに基づいて、吊り
具17の移動方向と移動量とを演算して求めて表示手段
41によって表示する。クレーン13の運転者は、この
表示手段41の表示内容を見て、クレーン13の吊り具
17を操作する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯などのコイル
を船から岸壁のバースまたはトラックの荷台などに荷降
しするための方法および装置に関する。
を船から岸壁のバースまたはトラックの荷台などに荷降
しするための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から船で搬送してきたコイルを目的
地で船内から荷揚げする際に、岸壁に設けられたアンロ
ーダであるクレーンでコイルを吊上げて船内から取出す
とき、船内の作業者が、その吊り上げるコイルと、その
コイルに記入されているコイルの識別番号とを目で見
て、予め準備しているコイルのリストと照合し、点検を
行っている。
地で船内から荷揚げする際に、岸壁に設けられたアンロ
ーダであるクレーンでコイルを吊上げて船内から取出す
とき、船内の作業者が、その吊り上げるコイルと、その
コイルに記入されているコイルの識別番号とを目で見
て、予め準備しているコイルのリストと照合し、点検を
行っている。
【0003】このような先行技術では、作業者がコイル
に書かれている識別番号の見間違いを生じやすく、また
その識別番号を記録紙に記載する際に間違いを生じやす
い。しかも船内から誤って荷揚げしたコイルを、岸壁の
置き場であるバースに降ろしたとき、その誤って荷降し
されたコイルが、そのままトラックなどで運搬されて後
続の処理、たとえば圧延などが行われてしまい、異材発
生という2次トラブルが発生することになる。
に書かれている識別番号の見間違いを生じやすく、また
その識別番号を記録紙に記載する際に間違いを生じやす
い。しかも船内から誤って荷揚げしたコイルを、岸壁の
置き場であるバースに降ろしたとき、その誤って荷降し
されたコイルが、そのままトラックなどで運搬されて後
続の処理、たとえば圧延などが行われてしまい、異材発
生という2次トラブルが発生することになる。
【0004】他の先行技術では、船から石炭および鉄鋼
石などのバラ物を荷揚げする際に、船とアンローダとの
相対位置を検出するために自動追尾形距離センサを用
い、これによって船の上下の位置、傾きなどに応じて、
アンローダのブームおよびバケットエレベータなどを制
御し、上荷から底荷までの掘削深さ毎に層状掘削するこ
とを可能にしている。この先行技術には、コイルの荷降
しに関する構成は開示されていない。
石などのバラ物を荷揚げする際に、船とアンローダとの
相対位置を検出するために自動追尾形距離センサを用
い、これによって船の上下の位置、傾きなどに応じて、
アンローダのブームおよびバケットエレベータなどを制
御し、上荷から底荷までの掘削深さ毎に層状掘削するこ
とを可能にしている。この先行技術には、コイルの荷降
しに関する構成は開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、船の
船倉に貯蔵されている鋼帯などのコイルを、正確に識別
して順次的に岸壁のバースまたはトラックの荷台などに
荷降しするための船からのコイル荷降し方法および装置
を提供することである。
船倉に貯蔵されている鋼帯などのコイルを、正確に識別
して順次的に岸壁のバースまたはトラックの荷台などに
荷降しするための船からのコイル荷降し方法および装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、船のコイルを
貯蔵する船倉に、コイルを、そのコイルの軸線を横にし
て複数層に積み重ねるとともに、各コイルの荷降し順序
を表す番号と、各コイルの座標位置とを対応して、メモ
リにストアし、船が係留される岸壁に設けられた荷降し
用クレーンの吊り具の座標位置を検出し、係留された船
の予め定める位置とのずれ量を検出し、その係留された
船の船倉に貯蔵された各コイルのメモリから読出した座
標位置を、前記ずれ量によって補正し、メモリにストア
された前記番号の順に、吊り具の検出された座標位置
と、各コイルの補正された座標位置とに基づいて吊り具
の移動方向と移動量とを、演算して求め、表示を行うこ
とを特徴とする船からのコイル荷降し方法である。
貯蔵する船倉に、コイルを、そのコイルの軸線を横にし
て複数層に積み重ねるとともに、各コイルの荷降し順序
を表す番号と、各コイルの座標位置とを対応して、メモ
リにストアし、船が係留される岸壁に設けられた荷降し
用クレーンの吊り具の座標位置を検出し、係留された船
の予め定める位置とのずれ量を検出し、その係留された
船の船倉に貯蔵された各コイルのメモリから読出した座
標位置を、前記ずれ量によって補正し、メモリにストア
された前記番号の順に、吊り具の検出された座標位置
と、各コイルの補正された座標位置とに基づいて吊り具
の移動方向と移動量とを、演算して求め、表示を行うこ
とを特徴とする船からのコイル荷降し方法である。
【0007】本発明に従えば、メモリには、船倉に貯蔵
してあるコイルの荷降し順序を表す番号と、そのコイル
の座標位置とが対応してストアされている。コイルを運
搬してきた船が岸壁に係留され、その係留された船、し
たがって船倉のコイルの座標位置のずれ量を検出し、た
とえば船の上下の予め定める位置とのずれ量を検出し、
メモリから読出したコイルの座標位置を、ずれ量によっ
て補正し、コイル荷降しの順番に、荷降し用クレーンの
吊り具の検出された座標位置が、前記補正された座標位
置となるように、吊り具の移動方向、たとえば水平面内
におけるXYZ直交座標系におけるX方向およびY方向
と、その移動量とを演算して求め、その移動方向と移動
量とを、陰極線管または液晶などの表示手段で表示す
る。クレーンの運転者は、この表示を目で見て、吊り具
をその表示された移動方向に沿って、表示された移動量
だけ移動する。これによって吊り具は、荷降しすべきコ
イルにもたらされる。
してあるコイルの荷降し順序を表す番号と、そのコイル
の座標位置とが対応してストアされている。コイルを運
搬してきた船が岸壁に係留され、その係留された船、し
たがって船倉のコイルの座標位置のずれ量を検出し、た
とえば船の上下の予め定める位置とのずれ量を検出し、
メモリから読出したコイルの座標位置を、ずれ量によっ
て補正し、コイル荷降しの順番に、荷降し用クレーンの
吊り具の検出された座標位置が、前記補正された座標位
置となるように、吊り具の移動方向、たとえば水平面内
におけるXYZ直交座標系におけるX方向およびY方向
と、その移動量とを演算して求め、その移動方向と移動
量とを、陰極線管または液晶などの表示手段で表示す
る。クレーンの運転者は、この表示を目で見て、吊り具
をその表示された移動方向に沿って、表示された移動量
だけ移動する。これによって吊り具は、荷降しすべきコ
イルにもたらされる。
【0008】本発明の実施の他の形態では、このように
して得られた移動方向と移動量とを表す電気信号によっ
て、クレーンの吊り具を駆動し、吊り具を自動的に、荷
降しすべきコイルの座標位置にもたらすようにし、これ
によって自動的なコイルの荷降し動作を行うことができ
る。したがって荷降しすべきコイルを1つずつ順次的に
船倉内から岸壁に自動的に荷降しすることができ、前述
の先行技術に関連して述べた作業者による間違いをなく
し、また異材発生などの2次トラブルが発生することを
防ぐことができる。
して得られた移動方向と移動量とを表す電気信号によっ
て、クレーンの吊り具を駆動し、吊り具を自動的に、荷
降しすべきコイルの座標位置にもたらすようにし、これ
によって自動的なコイルの荷降し動作を行うことができ
る。したがって荷降しすべきコイルを1つずつ順次的に
船倉内から岸壁に自動的に荷降しすることができ、前述
の先行技術に関連して述べた作業者による間違いをなく
し、また異材発生などの2次トラブルが発生することを
防ぐことができる。
【0009】また本発明は、船のコイルを貯蔵する船倉
に、コイルを、そのコイルの軸線を横にして複数層に積
み重ねた各コイルの荷降し順序を表す番号と、3次元座
標位置とを対応してストアするメモリと、船が係留され
る岸壁に設けられ、船倉内のコイルを把む吊り具を有す
る荷降し用クレーンと、吊り具の3次元座標位置を検出
する第1検出手段と、係留された船の予め定める位置と
のずれ量を検出する第2検出手段と、コイルの荷降し順
序を、クレーンによってコイルを荷降すたびに計数する
カウンタと、表示手段と、第1および第2検出手段なら
びにカウンタの出力に応答し、メモリから、次に荷降し
をすべきコイルの座標位置を読出し、この読出した座標
位置を、前記ずれ量によって補正し、吊り具の検出され
た座標位置と、補正した座標位置とに基づいて、吊り具
の移動方向と移動量とを演算して求め、表示手段によっ
て表示する制御手段とを含むことを特徴とする船からの
コイル荷降し装置である。
に、コイルを、そのコイルの軸線を横にして複数層に積
み重ねた各コイルの荷降し順序を表す番号と、3次元座
標位置とを対応してストアするメモリと、船が係留され
る岸壁に設けられ、船倉内のコイルを把む吊り具を有す
る荷降し用クレーンと、吊り具の3次元座標位置を検出
する第1検出手段と、係留された船の予め定める位置と
のずれ量を検出する第2検出手段と、コイルの荷降し順
序を、クレーンによってコイルを荷降すたびに計数する
カウンタと、表示手段と、第1および第2検出手段なら
びにカウンタの出力に応答し、メモリから、次に荷降し
をすべきコイルの座標位置を読出し、この読出した座標
位置を、前記ずれ量によって補正し、吊り具の検出され
た座標位置と、補正した座標位置とに基づいて、吊り具
の移動方向と移動量とを演算して求め、表示手段によっ
て表示する制御手段とを含むことを特徴とする船からの
コイル荷降し装置である。
【0010】本発明に従えば、船倉にコイルを貯蔵した
船が岸壁に係留されたとき、その係留された船の予め定
める位置とのずれ量を第2検出手段によって検出し、こ
れによってメモリから読出した荷降しすべきコイルの座
標位置を、そのずれ量によって補正し、この補正した座
標位置に、吊り具の第1検出手段によって検出された座
標位置がもたらされるように、吊り具の移動方向と移動
量とを演算して求めて表示手段によって表示する。荷降
し用クレーンの運転者は、この表示手段に表示された吊
り具の移動方向と移動量とを見て、吊り具を移動する。
こうして船倉からコイルを1つずつ順次的に吊り具で把
持して、岸壁のバースまたはトラックの荷台などに荷揚
げすることができる。吊り具の移動方向は、X,Y,Z
の各方向であってもよいけれども、吊り具の現在位置と
荷降しすべきコイルが存在する座標位置とを結ぶ直線の
方向であってもよい。移動量は、これらの複数の各方向
毎の移動量であってもよいけれども、上述のように直線
方向の移動量であってもよい。
船が岸壁に係留されたとき、その係留された船の予め定
める位置とのずれ量を第2検出手段によって検出し、こ
れによってメモリから読出した荷降しすべきコイルの座
標位置を、そのずれ量によって補正し、この補正した座
標位置に、吊り具の第1検出手段によって検出された座
標位置がもたらされるように、吊り具の移動方向と移動
量とを演算して求めて表示手段によって表示する。荷降
し用クレーンの運転者は、この表示手段に表示された吊
り具の移動方向と移動量とを見て、吊り具を移動する。
こうして船倉からコイルを1つずつ順次的に吊り具で把
持して、岸壁のバースまたはトラックの荷台などに荷揚
げすることができる。吊り具の移動方向は、X,Y,Z
の各方向であってもよいけれども、吊り具の現在位置と
荷降しすべきコイルが存在する座標位置とを結ぶ直線の
方向であってもよい。移動量は、これらの複数の各方向
毎の移動量であってもよいけれども、上述のように直線
方向の移動量であってもよい。
【0011】また本発明は、第2検出手段は、船の上下
の位置のずれ量Δz1を検出することを特徴とする。
の位置のずれ量Δz1を検出することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、第2検出手段は、船の上
下の位置のずれ量Δz1を検出し、したがってたとえば
海水の潮位によって、または船の船倉に貯蔵されるコイ
ル数量などによって、各コイルの上下の座標位置を、正
確に補正することができる。船を岸壁に水平面内で正確
な予め定める位置に係留しておく。本発明の実施の他の
形態では、船は、岸壁に水平面内で予め定める位置から
ずれて係留され、このような水平面内におけるX方向お
よびY方向のずれ量を、第2検出手段によってさらに検
出し、各コイルのx座標位置およびy座標位置を補正す
るようにしてもよい。
下の位置のずれ量Δz1を検出し、したがってたとえば
海水の潮位によって、または船の船倉に貯蔵されるコイ
ル数量などによって、各コイルの上下の座標位置を、正
確に補正することができる。船を岸壁に水平面内で正確
な予め定める位置に係留しておく。本発明の実施の他の
形態では、船は、岸壁に水平面内で予め定める位置から
ずれて係留され、このような水平面内におけるX方向お
よびY方向のずれ量を、第2検出手段によってさらに検
出し、各コイルのx座標位置およびy座標位置を補正す
るようにしてもよい。
【0013】船倉に貯蔵される各コイルの座標位置とい
うのは、船の船倉における座標系であってもよく、また
は荷降し用クレーンの座標系であってもよい。コイルの
座標位置が、船の船倉の座標系によって定められている
ときには、船が岸壁に係留されたとき、その船の位置に
応じて、荷降し用クレーンの座標系に変換される。
うのは、船の船倉における座標系であってもよく、また
は荷降し用クレーンの座標系であってもよい。コイルの
座標位置が、船の船倉の座標系によって定められている
ときには、船が岸壁に係留されたとき、その船の位置に
応じて、荷降し用クレーンの座標系に変換される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
電気的構成を示すブロック図である。金属帯、たとえば
鋼帯などのコイルは、輸送元で、コイル積載装置1か
ら、コイルが単一個ずつ積載され、輸送先では、コイル
荷降し装置2が用いられ、船倉からコイルが単一個ずつ
荷降しされる。
電気的構成を示すブロック図である。金属帯、たとえば
鋼帯などのコイルは、輸送元で、コイル積載装置1か
ら、コイルが単一個ずつ積載され、輸送先では、コイル
荷降し装置2が用いられ、船倉からコイルが単一個ずつ
荷降しされる。
【0015】図2は、輸送先における構成を示す簡略化
した斜視図である。船3の船倉4には、コイル5が積載
される。この船3は、岸壁6に、係留手段7,8によっ
て係留される。水平面内にX,Y方向を有するXYZ直
交座標系において、船3は、係留手段7,8によってそ
の長手方向であるXに変位しないようにして予め定める
XおよびYの各方向の予め定める位置に、係留される。
この船3は、上下方向であるZ方向に、潮位によって、
または船3の積み荷であるコイル5の数量、したがって
重量に応じて変位する。第2検出手段を構成する移動追
尾形距離センサ10は、船3の上下方向のずれを検出す
る。この距離センサ10は、船3に固定された反射器1
1を自動追尾しながら、常時、そのセンサ10の向きと
反射器11までの距離Lとを出力する。センサ10は、
光波距離計を備え、この距離計から予め定める周波数の
光を放射し、反射器11から戻ってきた反射光を受光
し、これらの放射光と反射光との間の位相差に対応した
距離Lを演算して求める。光波距離計の向きは、反射器
11からの反射光の受光位置が光軸中心と一致するよう
に、上下および左右の2つのサーボモータによって駆動
し、これらの各2つのサーボモータの回転角によって、
光波距離計の上下角と左右角を求める。本発明の実施の
一形態では、船3の上下の予め定める位置からのずれ量
を、上下用サーボモータの回転角から演算して求める。
した斜視図である。船3の船倉4には、コイル5が積載
される。この船3は、岸壁6に、係留手段7,8によっ
て係留される。水平面内にX,Y方向を有するXYZ直
交座標系において、船3は、係留手段7,8によってそ
の長手方向であるXに変位しないようにして予め定める
XおよびYの各方向の予め定める位置に、係留される。
この船3は、上下方向であるZ方向に、潮位によって、
または船3の積み荷であるコイル5の数量、したがって
重量に応じて変位する。第2検出手段を構成する移動追
尾形距離センサ10は、船3の上下方向のずれを検出す
る。この距離センサ10は、船3に固定された反射器1
1を自動追尾しながら、常時、そのセンサ10の向きと
反射器11までの距離Lとを出力する。センサ10は、
光波距離計を備え、この距離計から予め定める周波数の
光を放射し、反射器11から戻ってきた反射光を受光
し、これらの放射光と反射光との間の位相差に対応した
距離Lを演算して求める。光波距離計の向きは、反射器
11からの反射光の受光位置が光軸中心と一致するよう
に、上下および左右の2つのサーボモータによって駆動
し、これらの各2つのサーボモータの回転角によって、
光波距離計の上下角と左右角を求める。本発明の実施の
一形態では、船3の上下の予め定める位置からのずれ量
を、上下用サーボモータの回転角から演算して求める。
【0016】岸壁6上には、X方向に沿ってレール12
が敷設され、コイル荷降し用クレーン13の機体14
が、レール12に沿って走行可能に設けられる。クレー
ン13の機体14には、移動体15をY方向である横行
方向に移動可能に支持する支持体16が固定される。こ
の移動体15には、コイル5を把持して吊り上げる吊り
具17が、索条18によって吊り下げられる。
が敷設され、コイル荷降し用クレーン13の機体14
が、レール12に沿って走行可能に設けられる。クレー
ン13の機体14には、移動体15をY方向である横行
方向に移動可能に支持する支持体16が固定される。こ
の移動体15には、コイル5を把持して吊り上げる吊り
具17が、索条18によって吊り下げられる。
【0017】クレーン13は、たとえば橋形クレーンま
たはジブクレーンであり、その機体14、したがって吊
り具17の走行方向の座標位置は、検出手段19によっ
て検出される。移動体15、したがって吊り具17の横
行方向の座標位置は、検出手段20によって検出され
る。さらに索条18を昇降して吊り具17を上下に駆動
するウインチ21には、検出手段22が設けられ、吊り
具17の上下の座標位置が検出される。これらの検出手
段19,20,22によって第1検出手段を構成する。
検出手段19,20は、誘導無線方式で座標位置がそれ
ぞれ検出されるようにしてもよい。誘導無線方式は、走
行方向および横行方向に沿って電磁波を放射するアンテ
ナが配置され、このアンテナからの電磁波を検出するこ
とによって、座標位置を知ることができる。
たはジブクレーンであり、その機体14、したがって吊
り具17の走行方向の座標位置は、検出手段19によっ
て検出される。移動体15、したがって吊り具17の横
行方向の座標位置は、検出手段20によって検出され
る。さらに索条18を昇降して吊り具17を上下に駆動
するウインチ21には、検出手段22が設けられ、吊り
具17の上下の座標位置が検出される。これらの検出手
段19,20,22によって第1検出手段を構成する。
検出手段19,20は、誘導無線方式で座標位置がそれ
ぞれ検出されるようにしてもよい。誘導無線方式は、走
行方向および横行方向に沿って電磁波を放射するアンテ
ナが配置され、このアンテナからの電磁波を検出するこ
とによって、座標位置を知ることができる。
【0018】図3は、船3の横断面を示す断面図であ
る。船3は、岸壁6付近の海23に浮かんで、前述のよ
うに係留される。
る。船3は、岸壁6付近の海23に浮かんで、前述のよ
うに係留される。
【0019】図4は、船3の船倉4に積載されて積み重
ねられたコイル5を示す断面図である。船倉4に貯蔵さ
れるコイル5は、その船倉4の底25に、参照符5aで
示される第1層のコイルが、保持片26によって定めら
れた座標位置に、隣接して、マトリクス上に配置され
る。第1層の隣接するコイル5a間には、第2層のコイ
ル5bが積み重ねられる。第2層の隣接するコイル5b
間でそれらの上には、第3層のコイル5cが積み重ねら
れる。参照符5a,5b,5cを総括的に参照符5で示
すことがある。これらのコイル5の軸線は、船倉4の底
25と平行であって、ほぼ水平であり、この実施の形態
では、Y方向である。
ねられたコイル5を示す断面図である。船倉4に貯蔵さ
れるコイル5は、その船倉4の底25に、参照符5aで
示される第1層のコイルが、保持片26によって定めら
れた座標位置に、隣接して、マトリクス上に配置され
る。第1層の隣接するコイル5a間には、第2層のコイ
ル5bが積み重ねられる。第2層の隣接するコイル5b
間でそれらの上には、第3層のコイル5cが積み重ねら
れる。参照符5a,5b,5cを総括的に参照符5で示
すことがある。これらのコイル5の軸線は、船倉4の底
25と平行であって、ほぼ水平であり、この実施の形態
では、Y方向である。
【0020】図5は、船倉4に積み重ねられたコイル5
の各層毎の座標を簡略化して示す斜視図である。第1層
のコイル5aの座標位置は、1つの仮想平面28内にあ
り、第2層および第3層の各コイル5b,5cの座標位
置は、仮想平面29,30内にある。各コイル5の座標
位置というのは、そのコイルの中央孔内にある軸線のコ
イル幅方向中央位置とする。
の各層毎の座標を簡略化して示す斜視図である。第1層
のコイル5aの座標位置は、1つの仮想平面28内にあ
り、第2層および第3層の各コイル5b,5cの座標位
置は、仮想平面29,30内にある。各コイル5の座標
位置というのは、そのコイルの中央孔内にある軸線のコ
イル幅方向中央位置とする。
【0021】これらの各層のコイル5の座標位置は、図
6に示されるとおりである。図6の紙面上の平面31
は、図5に示される仮想平面28,29,30を上下に
重ねて示す。輸送元では、コイル積載装置1によって船
3の船倉4に積載されたコイルの積載順序と、その座標
位置とが対応してメモリ32にストアされ、送信のため
の輸送元コンピュータ33によって信号伝送路34を介
して、輸送先コンピュータ35に転送される。この輸送
先コンピュータ35に転送された情報は、輸送先のコイ
ル荷降し装置2において、コンピュータなどによって実
現される処理回路36によって、メモリ37にストアさ
れる。メモリ37は、コイル5a,5b,5cの各層毎
にメモリ37a,37b,37cを有する。第1層のコ
イル5aの座標位置は、表1に示されるようにして、メ
モリ37aにストアされる。
6に示されるとおりである。図6の紙面上の平面31
は、図5に示される仮想平面28,29,30を上下に
重ねて示す。輸送元では、コイル積載装置1によって船
3の船倉4に積載されたコイルの積載順序と、その座標
位置とが対応してメモリ32にストアされ、送信のため
の輸送元コンピュータ33によって信号伝送路34を介
して、輸送先コンピュータ35に転送される。この輸送
先コンピュータ35に転送された情報は、輸送先のコイ
ル荷降し装置2において、コンピュータなどによって実
現される処理回路36によって、メモリ37にストアさ
れる。メモリ37は、コイル5a,5b,5cの各層毎
にメモリ37a,37b,37cを有する。第1層のコ
イル5aの座標位置は、表1に示されるようにして、メ
モリ37aにストアされる。
【0022】
【表1】
【0023】第2層のコイル5bの座標位置は、表2に
示されるようにして、メモリ37bにストアされる。
示されるようにして、メモリ37bにストアされる。
【0024】
【表2】
【0025】さらに第3層のコイル5cの座標位置は、
表3に示されるようにして、メモリ37cにストアされ
る。
表3に示されるようにして、メモリ37cにストアされ
る。
【0026】
【表3】
【0027】表1〜表3において、荷降し順序は、輸送
元のコイル積載装置1において船3の船倉4に積載され
た順序の逆である。またiは、第1層のコイル5aの総
数であり、mは第2層のコイル5bの総数である。
元のコイル積載装置1において船3の船倉4に積載され
た順序の逆である。またiは、第1層のコイル5aの総
数であり、mは第2層のコイル5bの総数である。
【0028】コイル荷降し装置2において、船3の船倉
4からコイル5を荷降しする際における処理回路36の
動作は、図7に示される。船3は、前述のように岸壁6
に係留手段7,8によって係留され、X,Y方向の予め
定める位置からのずれは存在しないものと想定し、船3
の上下方向のずれ量は、距離センサ10によって検出さ
れることができる。ステップa1からステップa2に移
り、処理回路36に備えられているカウンタ38の計数
値である荷降し順序の番号npが読出され、次のステッ
プa3では、この番号npを有する座標位置が、メモリ
37の表1〜表3から検索される。メモリ37aにスト
アされているコイル5aのZ方向の位置は、z1である
ものとし、メモリ37bにストアされているコイル5b
のZ方向の座標位置はz2であるものとし、メモリ37
cにストアされているコイル5cのZ方向の座標位置
は、z3であるものとする。ステップa4では、検索さ
れた番号npを有するコイル5のXYZ3次元座標位置
(xp,yp,zk)を、メモリ37から読出す。ここ
で p = 1,2,…,i+1,i+2,…,i+m+1,
i+m+2,… k = 1,2,3
4からコイル5を荷降しする際における処理回路36の
動作は、図7に示される。船3は、前述のように岸壁6
に係留手段7,8によって係留され、X,Y方向の予め
定める位置からのずれは存在しないものと想定し、船3
の上下方向のずれ量は、距離センサ10によって検出さ
れることができる。ステップa1からステップa2に移
り、処理回路36に備えられているカウンタ38の計数
値である荷降し順序の番号npが読出され、次のステッ
プa3では、この番号npを有する座標位置が、メモリ
37の表1〜表3から検索される。メモリ37aにスト
アされているコイル5aのZ方向の位置は、z1である
ものとし、メモリ37bにストアされているコイル5b
のZ方向の座標位置はz2であるものとし、メモリ37
cにストアされているコイル5cのZ方向の座標位置
は、z3であるものとする。ステップa4では、検索さ
れた番号npを有するコイル5のXYZ3次元座標位置
(xp,yp,zk)を、メモリ37から読出す。ここ
で p = 1,2,…,i+1,i+2,…,i+m+1,
i+m+2,… k = 1,2,3
【0029】ステップa5では、吊り具17のXYZ3
次元座標位置(xq,yq,zq)を、各検出手段1
9,20,22によって検出する。
次元座標位置(xq,yq,zq)を、各検出手段1
9,20,22によって検出する。
【0030】ステップa6では、距離センサ10の働き
によって、船3の予め定める位置からの上下方向のずれ
量Δz1を、検出する。 Δz1 = z0−zr …(1)
によって、船3の予め定める位置からの上下方向のずれ
量Δz1を、検出する。 Δz1 = z0−zr …(1)
【0031】ここでz0は、前記予め定めるz方向の座
標位置であり、zrは船3の距離センサ10によって検
出されたZ方向の座標位置である。
標位置であり、zrは船3の距離センサ10によって検
出されたZ方向の座標位置である。
【0032】ステップa7では、吊り具17の現在位置
から、荷降しをすべきコイル5の座標位置へのXYZの
各方向である移動方向と、これらの各方向の移動量Δ
x,Δy,Δzとを、前記ずれ量Δz1を用いて、次の
ように演算して求める。 Δx = xp+xq …(2) Δy = yp+yq …(3) Δz = zk+zq+Δz1 …(4)
から、荷降しをすべきコイル5の座標位置へのXYZの
各方向である移動方向と、これらの各方向の移動量Δ
x,Δy,Δzとを、前記ずれ量Δz1を用いて、次の
ように演算して求める。 Δx = xp+xq …(2) Δy = yp+yq …(3) Δz = zk+zq+Δz1 …(4)
【0033】ステップa8では、表示手段41によっ
て、ステップa7で求められた吊り具17の移動方向と
移動量とを表示する。クレーン13の運転者は、入力手
段42を操作し、クレーン運転制御装置43によって、
走行駆動手段44と横行駆動手段45とウインチ21と
を駆動制御する。走行駆動手段44は、クレーン13の
機体14を走行方向に駆動する。横行駆動手段45は、
移動体15を横行方向に駆動する。こうして吊り具17
が、前述の式2〜式4に示される目標位置にもたらされ
たことが、検出手段19,20,22の出力によって判
断されると、ステップa9から、次のステップa10に
移る。吊り具17によって、コイル5を把持し、その
後、上昇して岸壁6の埠頭のバースまたはトラックの荷
台などに積載して移動する。このような動作が終了する
と、次のステップa11では、処理回路36のカウンタ
38の計数値が、1だけインクリメントされ、次の荷降
し順序の番号npが新たに設定される。こうしてステッ
プa12では、一連の動作が終了する。
て、ステップa7で求められた吊り具17の移動方向と
移動量とを表示する。クレーン13の運転者は、入力手
段42を操作し、クレーン運転制御装置43によって、
走行駆動手段44と横行駆動手段45とウインチ21と
を駆動制御する。走行駆動手段44は、クレーン13の
機体14を走行方向に駆動する。横行駆動手段45は、
移動体15を横行方向に駆動する。こうして吊り具17
が、前述の式2〜式4に示される目標位置にもたらされ
たことが、検出手段19,20,22の出力によって判
断されると、ステップa9から、次のステップa10に
移る。吊り具17によって、コイル5を把持し、その
後、上昇して岸壁6の埠頭のバースまたはトラックの荷
台などに積載して移動する。このような動作が終了する
と、次のステップa11では、処理回路36のカウンタ
38の計数値が、1だけインクリメントされ、次の荷降
し順序の番号npが新たに設定される。こうしてステッ
プa12では、一連の動作が終了する。
【0034】メモリ37にストアされる船倉4内のコイ
ル5の3次元座標位置は、船3の船倉4の座標系におけ
る座標位置であってもよく、このとき船3が岸壁6に係
留された状態で、クレーン13の座標系に変換される。
またこのメモリ37にストアされる座標位置が、船3の
岸壁6への係留状態におけるクレーン13の座標系にお
ける座標位置であってもよい。
ル5の3次元座標位置は、船3の船倉4の座標系におけ
る座標位置であってもよく、このとき船3が岸壁6に係
留された状態で、クレーン13の座標系に変換される。
またこのメモリ37にストアされる座標位置が、船3の
岸壁6への係留状態におけるクレーン13の座標系にお
ける座標位置であってもよい。
【0035】クレーン13には、運転室46が設けら
れ、運転者はこの運転室46内で、吊り具17の位置を
確認しながら、入力手段42を操作し、吊り具17を表
示手段41によって表示された目標位置にもたらす。処
理回路36は、表示手段41には、吊り具17の移動方
向と移動量などを表示するだけでなく、各移動方向への
目標位置までの残りの移動すべき距離を、短時間の周期
で繰返して、前述の式2〜式4に示される演算を繰返
し、表示する。これによって運転者の入力手段42の操
作がきわめて容易である。
れ、運転者はこの運転室46内で、吊り具17の位置を
確認しながら、入力手段42を操作し、吊り具17を表
示手段41によって表示された目標位置にもたらす。処
理回路36は、表示手段41には、吊り具17の移動方
向と移動量などを表示するだけでなく、各移動方向への
目標位置までの残りの移動すべき距離を、短時間の周期
で繰返して、前述の式2〜式4に示される演算を繰返
し、表示する。これによって運転者の入力手段42の操
作がきわめて容易である。
【0036】本発明の実施の他の形態では、各駆動手段
44,45およびウインチ21などを、前述のステップ
a7で演算された目標座標位置に吊り具17がもたらさ
れるように、駆動制御されてもよい。このとき表示手段
41は、省略されてもよい。
44,45およびウインチ21などを、前述のステップ
a7で演算された目標座標位置に吊り具17がもたらさ
れるように、駆動制御されてもよい。このとき表示手段
41は、省略されてもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、船倉にコイ
ルを貯蔵した船を岸壁に係留した状態で、メモリにスト
アされている船倉内の各コイルの座標位置のずれ量を演
算して補正し、この補正後の座標位置に、吊り具の検出
座標位置がもたらされるように、吊り具の移動方向と移
動量とを演算して表示するようにしたので、運転者は、
船倉内のコイルを順次的に正確に荷揚げ作業をすること
ができる。これによって誤ったコイルを荷降しするおそ
れがなく、荷降し作業が正確になるとともに、異材発生
などの2次トラブルが発生することを防ぐことができ、
しかも作業者の負担が軽減される。
ルを貯蔵した船を岸壁に係留した状態で、メモリにスト
アされている船倉内の各コイルの座標位置のずれ量を演
算して補正し、この補正後の座標位置に、吊り具の検出
座標位置がもたらされるように、吊り具の移動方向と移
動量とを演算して表示するようにしたので、運転者は、
船倉内のコイルを順次的に正確に荷揚げ作業をすること
ができる。これによって誤ったコイルを荷降しするおそ
れがなく、荷降し作業が正確になるとともに、異材発生
などの2次トラブルが発生することを防ぐことができ、
しかも作業者の負担が軽減される。
【0038】請求項2の本発明によれば、船が岸壁に係
留されることによって、第1および第2検出手段の働き
によって、岸壁に設けられた荷降し用クレーンの吊り具
のもたらすべきコイルの座標位置が、表示手段によって
自動的に表示されるので、コイルを順次的に誤りなく把
持して荷揚げ作業することができる。
留されることによって、第1および第2検出手段の働き
によって、岸壁に設けられた荷降し用クレーンの吊り具
のもたらすべきコイルの座標位置が、表示手段によって
自動的に表示されるので、コイルを順次的に誤りなく把
持して荷揚げ作業することができる。
【0039】請求項3の本発明によれば、第2検出手段
は、潮位およびコイルの数量などに依存する船の上下の
位置が、予め定める位置からずれているずれ量を検出
し、これによって荷降し用クレーンの吊り具の上下方向
であるz方向の位置を正確に設定することができる。こ
れによって吊り具を用いてコイルを確実に把持して船倉
から岸壁に荷降しすることができる。
は、潮位およびコイルの数量などに依存する船の上下の
位置が、予め定める位置からずれているずれ量を検出
し、これによって荷降し用クレーンの吊り具の上下方向
であるz方向の位置を正確に設定することができる。こ
れによって吊り具を用いてコイルを確実に把持して船倉
から岸壁に荷降しすることができる。
【図1】本発明の実施の一形態の電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】輸送先における構成を示す簡略化した斜視図で
ある。
ある。
【図3】船3の横断面を示す断面図である。
【図4】船3の船倉4に積載されて積み重ねられたコイ
ル5を示す断面図である。
ル5を示す断面図である。
【図5】船倉4に積み重ねられたコイル5の各層毎の座
標を簡略化して示す斜視図である。
標を簡略化して示す斜視図である。
【図6】各層のコイル5の座標位置を示す図である。
【図7】コイル荷降し装置2において、船3の船倉4か
らコイル5を荷降しする際における処理回路36の動作
を示すフローチャートである。
らコイル5を荷降しする際における処理回路36の動作
を示すフローチャートである。
1 コイル積載装置 2 コイル荷降し装置 3 船 4 船倉 5 コイル 7,8 係留手段 10 移動追尾距離センサ 11 反射器 13 コイル荷降し用クレーン 17 吊り具 19,20,22 検出手段 21 ウインチ 36 処理回路 37 メモリ 38 カウンタ 41 表示手段 42 入力手段 43 クレーン運転制御装置 44 走行駆動手段 45 横行駆動手段
Claims (3)
- 【請求項1】 船のコイルを貯蔵する船倉に、コイル
を、そのコイルの軸線を横にして複数層に積み重ねると
ともに、 各コイルの荷降し順序を表す番号と、各コイルの座標位
置とを対応して、メモリにストアし、 船が係留される岸壁に設けられた荷降し用クレーンの吊
り具の座標位置を検出し、 係留された船の予め定める位置とのずれ量を検出し、 その係留された船の船倉に貯蔵された各コイルのメモリ
から読出した座標位置を、前記ずれ量によって補正し、 メモリにストアされた前記番号の順に、吊り具の検出さ
れた座標位置と、各コイルの補正された座標位置とに基
づいて吊り具の移動方向と移動量とを、演算して求め、
表示を行うことを特徴とする船からのコイル荷降し方
法。 - 【請求項2】 船のコイルを貯蔵する船倉に、コイル
を、そのコイルの軸線を横にして複数層に積み重ねた各
コイルの荷降し順序を表す番号と、3次元座標位置とを
対応してストアするメモリと、 船が係留される岸壁に設けられ、船倉内のコイルを把む
吊り具を有する荷降し用クレーンと、 吊り具の3次元座標位置を検出する第1検出手段と、 係留された船の予め定める位置とのずれ量を検出する第
2検出手段と、 コイルの荷降し順序を、クレーンによってコイルを荷降
すたびに計数するカウンタと、 表示手段と、 第1および第2検出手段ならびにカウンタの出力に応答
し、メモリから、次に荷降しをすべきコイルの座標位置
を読出し、この読出した座標位置を、前記ずれ量によっ
て補正し、吊り具の検出された座標位置と、補正した座
標位置とに基づいて、吊り具の移動方向と移動量とを演
算して求め、表示手段によって表示する制御手段とを含
むことを特徴とする船からのコイル荷降し装置。 - 【請求項3】 第2検出手段は、船の上下の位置のずれ
量Δz1を検出することを特徴とする請求項2記載の船
からのコイル荷降し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6901398A JPH11263581A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 船からのコイル荷降し方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6901398A JPH11263581A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 船からのコイル荷降し方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11263581A true JPH11263581A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13390295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6901398A Withdrawn JPH11263581A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 船からのコイル荷降し方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11263581A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014010485A1 (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-16 | Jfeスチール株式会社 | 運搬積付計画作成方法および運搬積付計画作成装置 |
JP2014166909A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Nittetsu Hokkaido Control Systems Corp | 船舶荷役方法及び船舶荷役装置 |
JP6097442B1 (ja) * | 2016-03-18 | 2017-03-15 | 株式会社タダノ | 移動式クレーンのカウンタウエイト組立補助装置 |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP6901398A patent/JPH11263581A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014010485A1 (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-16 | Jfeスチール株式会社 | 運搬積付計画作成方法および運搬積付計画作成装置 |
JP2014015311A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Jfe Steel Corp | 運搬積付計画作成方法および運搬積付計画作成装置 |
CN104411609A (zh) * | 2012-07-10 | 2015-03-11 | 杰富意钢铁株式会社 | 搬运装载计划制定方法及搬运装载计划制定装置 |
CN104411609B (zh) * | 2012-07-10 | 2016-07-06 | 杰富意钢铁株式会社 | 搬运装载计划制定方法及搬运装载计划制定装置 |
JP2014166909A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Nittetsu Hokkaido Control Systems Corp | 船舶荷役方法及び船舶荷役装置 |
JP6097442B1 (ja) * | 2016-03-18 | 2017-03-15 | 株式会社タダノ | 移動式クレーンのカウンタウエイト組立補助装置 |
WO2017159321A1 (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 株式会社タダノ | カウンタウエイト組立補助装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |