JPH11263267A - ハンドルミラーの取付構造 - Google Patents

ハンドルミラーの取付構造

Info

Publication number
JPH11263267A
JPH11263267A JP10066976A JP6697698A JPH11263267A JP H11263267 A JPH11263267 A JP H11263267A JP 10066976 A JP10066976 A JP 10066976A JP 6697698 A JP6697698 A JP 6697698A JP H11263267 A JPH11263267 A JP H11263267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
mirror
mounting
connecting portion
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10066976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4103971B2 (ja
Inventor
Takashi Hori
隆 堀
Masaharu Watanabe
政晴 渡辺
Hiroshi Inaoka
洋 稲岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP06697698A priority Critical patent/JP4103971B2/ja
Publication of JPH11263267A publication Critical patent/JPH11263267A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4103971B2 publication Critical patent/JP4103971B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルミラーの取り付けに係わる作業効率
を高めることが可能なハンドルミラーの取付構造を提供
する。 【解決手段】 ハンドルフレーム2と、アーム部52を
備えたハンドルミラー5と、ハンドルフレーム2に取り
付けられる取付部材6とを有し、アーム部52を取付部
材6に連結することによりハンドルミラー5をハンドル
フレーム2に取り付けてなるもので、アーム部52の取
付側となる端部には連結部54が形成され、取付部材6
はハンドルフレーム2を間に挟んで結合される第1の構
成体61と第2の構成体62とに2分割形成されてお
り、これら第1,第2の構成体61,62の各々から連
結部54を支点としてハンドルミラー5を摺動状態に挟
持する一対のミラー取付部ステー63,64を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動2輪車等のバ
ー型ハンドルフレームに装着されるハンドルミラーの取
付構造に係わり、特にこの種ミラーにおける取付構造の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動2輪車、特にスクータ型の自
動2輪車にあっては、両端にハンドルグリップが装着さ
れるハンドルフレームにバックミラー等のハンドルミラ
ーを取り付ける構造が一般的であり、多くの場合、ハン
ドルフレームに取付部材を装着し、この取付部材を介し
てハンドルミラーをハンドルフレームに取付固定するよ
うにしている。
【0003】具体的には、例えば特開平5−25447
1号公報に開示されているように、ハンドルミラーより
ハンドルフレーム側に延びるハンドルミラーのアーム
(支柱)部に雄ネジ部を形成し、この雄ネジ部に対応し
て取付部材には雌ネジ部を有するナットを固定し、この
ナットの雌ネジ部にアームの雄ネジ部を螺着してハンド
ルミラーをハンドルフレームに固定している。
【0004】このようにハンドルミラーをネジ式固定す
るものにあっては、通常、ハンドルミラー側となる雄ネ
ジ部には、ハンドルミラーを適宜回転角度にて固定する
固定用ナットが別に設けられており、例えばユーザー
(運転者)がこのナットをゆるめてハンドルミラーの回
転角調整を行った後、ナットを締め付けることにより、
ハンドルミラーをユーザーの事情に応じた所望の回転各
位置で固定できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、ハンドルミラーのアーム部と取付部材とをネジ
式固定するものあっては、ハンドルミラーを取付部材に
対し確実に固定する目的から、ハンドルミラー側のねじ
込みしろ(雄ネジ部の長さ)をある程度長く形成する必
要があり、このためハンドルミラーの取り付けにあって
は、ねじ込みしろの長さに応じたハンドルミラーの回転
が必要(例えば15〜20回)で、しかもその後にナッ
トを回し締め固定しなければならず、取付作業が煩雑と
なって作業性に劣るという問題がある。
【0006】またハンドルミラーを取付部材に対し回し
ながら取り付けることになるため、ハンドルミラーの回
転を考慮してその周辺に広い取付スペースを確保する必
要が生じ、取付自体にも時間がかかるという問題があ
る。
【0007】本発明はこれらの事情に鑑みてなされたも
ので、その主な目的は、ハンドルミラーの取り付けに係
わる作業効率を高めることが可能なハンドルミラーの取
付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、ハンドルフレームと、ハンドルミラーと、こ
のハンドルミラーと前記ハンドルフレームとの間に位置
して前記ハンドルフレームに取り付けられる取付部材と
を有し、前記取付部材を通じて前記ハンドルミラーを前
記ハンドルフレームに取り付けてなるハンドルミラーの
取付構造であって、前記取付部材への取付側となる前記
ハンドルミラー部分に連結部を形成し、前記取付部材に
相互の固定により前記連結部を支点として前記ハンドル
ミラーを摺動状態に挟持する一対のミラー取付部を設け
たことことを特徴とする。
【0009】また前記各ミラー取付部が前記連結部に対
応する箇所に前記連結部を受ける受部を有し、この受部
と前記連結部とが部分接触することを特徴とする。
【0010】また前記取付部材が樹脂からなることを特
徴とする。
【0011】また前記取付部材に運転者による操作が可
能な各種スイッチ類あるいはこれに付設される部品類が
装着されていることを特徴とする。
【0012】また前記取付部材に運転者による操作が可
能な操作機構類あるいはこれに付設される部品類が装着
されていることを特徴とする。
【0013】また前記取付部材が互いに接合される第1
の構成体と第2の構成体とからなり、前記各ミラー取付
部の固定により、前記各構成体どうしの接合固定と併せ
て前記各構成体の前記ハンドルフレームに対する固定が
行われることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明によるハンドルミラーの取
付構造は、ハンドルフレームと、ハンドルミラーと、ハ
ンドルフレームに取り付けられる取付部材とを有し、取
付部材を介してハンドルミラーをハンドルフレームに取
り付けてなるもので、ハンドルミラーの取付側となる部
分には連結部が形成され、取付部材には相互の固定によ
り、連結部を支点としてハンドルミラーを摺動状態に挟
持する一対のミラー取付部を設けたことにより、ハンド
ルミラーは、連結部を挟んだ一対のミラー取付部どうし
の相互固定により取付部材に連結される。
【0015】従って、ネジ式固定を行う従来の取付構造
と比較して、ハンドルミラーの取り付けに係わる作業効
率を高めることが可能となる。またハンドルミラーが取
付部材に対して可動状態に連結されることで、ハンドル
ミラー自体にその角度変更を可能となすための特別な機
構、例えばミラーを保持するミラーフレーム側と、この
ミラーフレームを支持するアーム(支柱)側とを分割形
成して両者を可動状態に連結するといった機構を付設す
る必要がなく、ハンドルミラーの構造がシンプルなもの
となる。
【0016】また各ミラー取付部が連結部に対応する箇
所に連結部を受ける受部を有し、この受部と連結部とを
部分接触する構成となせば、受部と連結部との部分接触
作用により、通常時は連結部の挟持状態が安定化し、ま
たハンドルミラーの角度調整時には、摺動箇所となる受
部と連結部との摩擦が低減され、これによりハンドルミ
ラーの角度調整が円滑なものとなる。
【0017】また取付部材を樹脂から形成すれば、取付
部材が軽量となり、安価である。
【0018】また取付部材に運転者による操作が可能な
各種スイッチ類あるいは操作機構類、あるいはこれらに
付設される部品類のうち、少なくとも何れかを装着する
ように構成すれば、ハンドルミラーの取り付けに係わる
専用の取付部品が不要で部品点数の削減に有利となる。
【0019】また取付部材を互いに接合される第1の構
成体と第2の構成体とから構成し、各ミラー取付部の固
定により、各構成体どうしの接合固定と併せハンドルフ
レームに対する各構成体の固定をも行うようにすれば、
組み付け工数の削減に有利となる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。
【0021】図1は、スクータ型自動2輪車のハンドル
部付近を示す分解斜視図、図2は図1の組み付け状態を
矢印A方向からみた場合の正面図、図3は図1の組み付
け状態を矢印B方向からみた場合の正面図、図4はハン
ドルミラーの取付状態を示す断面図、図5はミラー取付
ステーを示す斜視図である。
【0022】図1において、自動2輪車のハンドル部付
近は、ハンドルコア1と、一対のハンドルフレーム2
と、メータユニット3と、メータカバー4と、一対のハ
ンドルミラー5と、同じく一対の取付部材6とで構成さ
れている。
【0023】ハンドルコア1は、車体前部中央に位置し
て前方に延びる図示しない車体フレームに固定されるも
ので、本実施例の場合、全体が略「T」字型のハウジン
グ形状にして、その両側方に一対のハンドルフレーム2
を一体に有する樹脂の射出成型体よりなる。
【0024】ハンドルフレーム2は、ハンドルコア1の
樹脂成形により、ハンドルコア1から連続して両側方に
突出するバー状に形成されており、これらの両端にはハ
ンドルグリップGRがそれぞれ装着される(図2,3参
照)。
【0025】メータユニット3は、走行速度等等の各種
計測情報,車体状況等を表示するもので、ハンドルコア
1の中央前方側に配置固定される。
【0026】メータカバー4は、ハンドルコア1に配置
されたメータユニット3を透視可能に前方から覆うもの
で、メータユニット3を挟んでハンドルコア1に固定さ
れる。
【0027】各ハンドルミラー5は、取付部材6に連結
支持されるもので、ミラーフレーム部51と、このミラ
ーフレーム部からハンドルフレーム2側に延び支柱部と
して機能するアーム部52と、ミラーフレーム部51に
装着されるミラー53とから構成され、ミラーフレーム
部51とアーム部52とは樹脂にて一体に形成され、取
付部材6への取付側となるハンドルミラー5部分、本実
施例の場合、アーム部52の先端部は、アーム部52の
軸心を中心として膨出する球状の連結部54として形成
されている。
【0028】連結部54は、内部が空洞となっており、
この空洞部分により、後述するミラー取付ステーを通じ
た取付部材6への連結支持時には、連結部54自体が若
干の弾性を有するようになっている。
【0029】取付部材6は、各ハンドルフレーム2の根
本部に位置して、ハンドルフレーム2を取り巻くように
取り付けられる樹脂部材からなり、それぞれがハンドル
フレーム2を挟んで互いに接合される第1の構成体61
と第2の構成体62とに2分割形成されている。
【0030】このように取付部材6を構成する各構成体
61,62のうち、ユーザー側となる第1の構成体61
には、図2にも示すように、ユーザーによる操作が可能
なホーンスイッチSW1,ウインカー(方向指示機作動
用)スイッチSW2,ヘッドライトの上向き/下向きを
切り換えるディマースイッチSW3,エンジンを始動さ
せるスタート(セル)スイッチSW4からなる各種スイ
ッチ類が装着されており、この場合、各種スイッチ類S
W1〜SW4を装着すべくこれらの外形形状に対応して
内部が空洞の収容室からなるスイッチ取付部61aが形
成されている。一方、ユーザー側とは反対側、すなわち
車体の前進方向側となる第2の構成体62には、図3に
示すように、ユーザーによる操作が可能な操作機構類と
して例えばブレーキレバーBLの支点となる部分を装着
して支承するためのレバー取付部62aが形成されてい
る。従って本実施例の場合、取付部材6は、各種スイッ
チ類SW1〜SW4と操作機構類BLとを装着するため
のハンドルブラッケットとしても機能するものである。
なお取付部材6に装着可能なスイッチ類としては、前述
のスイッチSW1〜SW4の他、例えばブレーキレバー
BLの操作を検出するストップ(リミット)スイッチが
あり、また操作機構類としては、ブレーキレバーBLの
他、例えばスロットル機構があり、さらにこれらスイッ
チ類や操作機構類だけでなく、これらに付設される部品
類、例えばワイヤ,ケーブル,接続具,固定具を装着し
てもよい。
【0031】さらに互いに対をなす各構成体61,62
のそれぞれには、相互の一端側合わせ部付近から、ハン
ドルミラー5を連結支持すべくハンドルミラー5側に向
けて互いに略平行に延びる各一対のミラー取付ステー6
3,64(ミラー取付部)が一体に形成されている。
【0032】これら互いに対をなす各ミラー取付ステー
63,64は、ユーザーにとって右側に位置することに
なる取付部材6側を例として、その詳細構造を図4に基
づき説明すると、各ミラー取付ステー63,64は、そ
れぞれに対をなす受部65並びに当接部66,67と、
これら当接部66,67内を貫通する貫通孔68とを備
えている。
【0033】受部65は、ハンドルミラー5の連結部5
4に対応して、この部分を摺動状態に保持できるように
各ミラー取付ステー63,64の先端側に位置して形成
されおり、連結部54に対して互いに末広がり状とな
る、この場合、略円錐状の傾斜平面を構成する受面65
a(図5参照)と、この受面65aから連続した開口孔
状に形成され組み付け状態において連結部54を収容す
る収容部65bとを有し、本実施例の場合、受面65a
の表面には連結部54の表面に対し受部65を部分接触
させるためのリブ状の突出部65cが複数形成されてい
る。
【0034】当接部66,67は、各受部65よりもハ
ンドルフレーム2側に位置する各ミラー取付ステー6
3,64の各対向面より突出形成され、本実施例の場
合、ミラー取付ステー63側となる当接部66は、先端
側が凸状に形成され、またミラー取付ステー64側とな
る当接部67は、当接部66の凸状部分を嵌入できるよ
うに先端側が凹状に形成されており、従って、これら当
接部66,67は、後述する取付作業において、各構成
体61,62(ミラー取付ステー63,64)を接合す
る際の位置決め部としても機能するものである。
【0035】貫通部68は、雄ネジ部が削設された第1
の固定部材としてのビスFをミラー取付ステー63側か
らミラー取付ステー64側に貫通させるもので、本実施
例の場合、当接部66,67を利用してこれらの内部を
貫くように形成され、ミラー取付ステー64側に貫通す
るビスFに、雌ネジ部を削設した第2の固定部材として
のナットNを螺合させることにより、ミラー取付ステー
63,64どうしが締め付け固定される。この際、ビス
FとナットNとの締め付けによるミラー取付ステー6
3,64どうしの距離は、各当接部66,67により規
定されるようになっている。
【0036】つぎに取付部材6を通じたハンドルフレー
ム2に対するハンドルミラー5の取り付け例について説
明する。
【0037】まず、取付部材6において、これを構成す
る各第1,第2の構成体61,62のミラー取付ステー
63,64が形成された側とは反対側の端部どうしを互
いに離間しないように仮止め状態に連結する。
【0038】この際、図4に示すように、ミラー取付ス
テー63,64の反対側となる端部には、互いに凹凸嵌
合する(この場合、第1の構成体61側が凹、第2の構
成体62側が凸となる)接続部69が形成されており、
この接続部69により各第1,第2の構成体61,62
が仮止め状態に連結されるようになっている(なお、こ
の際、当接部66,67は未嵌合状態である)。
【0039】つぎに接続部69を通じて仮結合された各
第1,第2の構成体61,62をハンドルフレーム2に
配置する。各第1,第2の構成体61,62のハンドル
フレーム2への配置にあっては、仮止め状態に連結され
た各第1,第2の構成体61,62間に形成される中空
部をハンドルフレーム2の端部側から軸方向に沿って挿
通させてもよいし、連結部69とは反対側、すなわち、
ミラー取付ステー63,64側を開放させながら、ハン
ドルフレーム2の径方向より各第1,第2の構成体6
1,62の中空部を遊嵌させてもよい。
【0040】つぎに、ハンドルフレーム2に挿通もしく
は遊嵌された各第1,第2の構成体61,62のミラー
取付ステー63,64(各受部65)間にハンドルミラ
ー5の連結部54を介装した状態で、ミラー取付ステー
63,64の当接部66,67どうしを嵌合させる。こ
の際、当接部66,67どうしの嵌合を軽圧入状態とす
れば、ハンドルミラー5を仮止め保持しておくことがで
き、作業性が良好となる。
【0041】つぎにミラー取付ステー63側よりビスF
をナットNに螺合してミラー取付ステー63,64どう
しを締め付け固定すれば、受部65間にハンドルミラー
5の連結部54が挟持された状態で、ハンドルミラー5
がミラー取付ステー63,64に連結支持され、これに
よりハンドルミラー5の取付部材6(ハンドルフレーム
2)に対する取り付け(連結支持)が完了する。なお本
実施例の場合、ビスFとナットNによる締め付け固定に
より、ハンドルフレーム2に対する取付部材6(各第
1,第2の構成体61,62)の取り付け固定と、各第
1,第2の構成体61,62どうしの接合固定も同時に
完了する。
【0042】このような取り付け状態においてハンドル
ミラー5は、その連結部54がミラー取付ステー63,
64の受部65間で摺動可能状態に挟持されることか
ら、連結部54を支点とした取付角度の変更が可動とな
る。
【0043】すなわち、ハンドルミラー5は、連結部5
4を通じてミラー取付ステー63,64に連結支持され
ることにより、アーム部52の軸線を中心とした両方向
への回動が可能であることに加え、図4に示すように、
ミラー取付ステー63,64とアーム52との間に所定
の間隙Cが形成されることにより、アーム部52の軸線
(傾き)をも自由に変更することができる。
【0044】以上のように、本実施例のハンドルミラー
の取付構造は、ハンドルフレーム2と、アーム部52を
備えたハンドルミラー5と、ハンドルフレーム2に取り
付けられる取付部材6とを有し、アーム部52を取付部
材6に連結することによりハンドルミラー5をハンドル
フレーム2に取り付けてなるもので、アーム部52の取
付側となる端部には連結部54が形成され、取付部材6
はハンドルフレーム2を間に挟んで結合される第1の構
成体61と第2の構成体62とに2分割形成されてお
り、これら第1,第2の構成体61,62の各々から連
結部54を支点としてハンドルミラー5を摺動状態に挟
持する一対のミラー取付部ステー63,64を設けたこ
とにより、ハンドルミラー5を、連結部54を挟んだ一
対のミラー取付ステー63,64どうしの相互固定によ
り取付部材に連結でき、従って、ネジ式固定を行う従来
の取付構造と比較して、ハンドルミラーの取り付けに係
わる作業効率を高めることができる。またハンドルミラ
ー5は、ユーザーによる角度変更が可能となるよう、取
付部材6に対して可動状態に連結されるため、ハンドル
ミラー5自体にその角度変更を可能となすための特別な
機構、例えばミラーを保持するミラーフレーム側と、こ
のミラーフレームを支持するアーム(支柱)側とを分割
形成して両者を可動状態に連結するといった機構を付設
する必要がなく、ハンドルミラー5の構造をシンプルな
ものとすることができる。
【0045】なお本実施例では、連結部54をアーム部
52の軸心を中心として球状に膨出する形状となした
が、連結部54は、一対のミラー取付ステー63,64
を通じた挟持状態において、ハンドルミラー5を摺動
(可動)させた場合の支点(中心)部として機能すれば
よく、その形状については任意であって、ミラー取付ス
テー63,64(受部65)の構造、ミラー取付ステー
63,64を通じた挟持状態において要求される可動態
様等、種々の条件に応じて連結部54の形状を設定すれ
ばよい。また本実施例では、連結部54をアーム部52
の端部に形成したが、アーム部52を有さないハンドル
ミラーの場合には、ミラーフレーム部51に直接形成す
ることもできる。
【0046】また本実施例では、取付部材6を互いに接
合される第1の構成体61と第2の構成体62とから設
けているが、取付部材6はハンドルミラー5の連結部5
4を挟持する一対のミラー取付ステー(ミラー取付部)
63,64を有していれば、必ずしも本実施例のごとく
2分割形成しなくともよく、例えば、取付部材6をハン
ドルフレーム2に貫挿されると共に適宜固定手段にてハ
ンドルフレームに固定される筒状形状とし、その筒状形
状となした取付部材6に、相互の固定によりハンドルミ
ラー5の連結部54を挟持する一対のミラー取付ステー
を形成することもできる。
【0047】また本実施例では、受部65に連結部54
と部分接触する突出部65cを形成したことにより、受
部65の連結部54に対する部分接触作用によって、通
常時は連結部を、ガタツキを抑えた状態で安定的に保持
することができ、またハンドルミラー5の角度を変更す
る場合は、摺動箇所となる受部65と連結部54との摩
擦が低減され、これによりハンドルミラー5の角度調整
を円滑に行うことができる。
【0048】なお突出部65cの形状は、本実施例のご
とく、リブ形状に設定する他、例えば変形例として図6
に示すように、その断面形状を階段状に形成することも
できるし、その形成数も適宜事情に応じて設定すること
ができる。
【0049】また本実施例では受部65と連結部54と
を部分接触状態となす突出部65cを受部65側に形成
したが、連結部54側に形成することもできる。
【0050】また本実施例では受部65と連結部54と
を部分接触状態となす具体例として突出部65cを例示
したが、この部分を部分接触状態とするに際しては、受
部65の受面65bの面形状や連結部54の(外面)形
状を工夫することによっても達成でき、例えば本実施例
のごとく連結部54が球状である場合には、受面65c
を連結部54の球状形状に沿った多面形状(例えば3角
錐状に窪む多面)となせば、受部65と連結部54とを
部分接触させることができる。さらに、多面形状を用い
て部分接触状態となす場合、連結部54の中心が受面6
5cの中心に位置しやすくなるようその面形状もしくは
面の数を工夫するのが望ましい。
【0051】また本実施例では、取付部材6を樹脂から
形成したことにより、従来のごとく金属からなる場合に
比べて、軽量であり、安価である。
【0052】また本実施例では、取付部材6を運転者に
よる操作が可能な各種スイッチ類としての各スイッチS
W1〜SW4、あるいは操作機構類としてのブレーキレ
バーBLを装着するハンドルブラケットとしても機能す
るように構成したことにより、ハンドルミラー5の取り
付けに係わる専用の取付部品6が不要で部品点数の削減
も可能である。
【0053】また本実施例では、取付部材6を互いに接
合される第1の構成体61と第2の構成体62とから構
成し、各ミラー取付ステー63,64の固定により、各
構成体61,62どうしの接合固定と併せハンドルフレ
ームに対する各構成体61,62の固定をも行うように
したことにより、ハンドルミラー5の取付と同時に各構
成体61,62どうしの接合固定と、ハンドルフレーム
に対する各構成体61,62の固定を行うことができ、
組み付け工数を削減することができる。
【0054】また本実施例では、取付部材6を構成する
第1の構成体61と第2の構成体62とが、完全に分離
するよう2分割形成したが、例えば本実施例において接
続部69が形成される部分に各構成体61,62どうし
をヒンジ状につなぐ部分を形成し、ミラー取付ステー6
3,64が形成される側は開放自在に形成することもで
きる。またこのような構成において一方側の構成体6
1,62のみを環状に形成してその環状部分をハンドル
フレーム2に通挿させてもよく、この際、ヒンジ状につ
なぐ部分の位置は、ミラー取付ステー63,64の反対
側でなくともよく、ハンドルフレーム2への固定とハン
ドルミラー5の連結支持が十分に行われる位置であれば
よい。
【0055】また本実施例では、ミラー取付ステー6
3,64間に当接部66,67を形成したことにより、
ビスFとナットNによる締め付け固定状態において、ミ
ラー取付ステー63,64間の距離を規制でき、これに
より、連結部54を挟持するミラー取付ステー63,6
4の先端側の剛性を高めることができると共に、ミラー
取付ステー63,64に過度な応力が加わるのを防止で
きる。
【0056】なお本実施例では、ミラー取付ステー6
3,64を車体の前進方向に対して重なるように互いに
平行に延長形成する場合を示したが、ハンドルフレーム
2の軸方向に対して互いに重なるように設けてもよく、
取付部材6に形成された一対のミラー取付部によりハン
ドルミラー2の連結部54を挟持する構成であれば、ミ
ラー取付部の形状や互いの重なり方向は、任意に設定で
きる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ハンドルフレ
ームと、ハンドルミラーと、このハンドルミラーと前記
ハンドルフレームとの間に位置して前記ハンドルフレー
ムに取り付けられる取付部材とを有し、前記取付部材を
通じて前記ハンドルミラーを前記ハンドルフレームに取
り付けてなるハンドルミラーの取付構造であって、前記
取付部材への取付側となる前記ハンドルミラー部分に連
結部を形成し、前記取付部材に相互の固定により前記連
結部を支点として前記ハンドルミラーを摺動状態に挟持
する一対のミラー取付部を設けたことにより、ハンドル
ミラーの取り付けに係わる作業効率を高めることが可能
なハンドルミラーの取付構造を提供できる。
【0058】また本発明は、前記各ミラー取付部が前記
連結部に対応する箇所に前記連結部を受ける受部を有
し、この受部と前記連結部とが部分接触することによ
り、連結部を安定的に保持することができる。
【0059】また本発明は、前記取付部材が樹脂からな
ることにより、取付部材を軽量化でき、安価である。
【0060】また本発明は、前記取付部材に運転者によ
る操作が可能な各種スイッチ類あるいはこれに付設され
る部品類が装着されていることにより、部品点数を削減
することができる。
【0061】また本発明は、前記取付部材に運転者によ
る操作が可能な操作機構類あるいはこれに付設される部
品類が装着されていることにより、部品点数を削減する
ことができる。
【0062】また本発明は、前記取付部材が互いに接合
される第1の構成体と第2の構成体とからなり、前記各
ミラー取付部の固定により、前記各構成体どうしの接合
固定と併せて前記各構成体の前記ハンドルフレームに対
する固定が行われることにより、組み付け工数を削減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型自動2輪車のハンドル部付近を示す
分解斜視図。
【図2】図1の組み付け状態を矢印A方向からみた場合
の正面図。
【図3】図1の組み付け状態を矢印B方向からみた場合
の正面図。
【図4】ハンドルミラーの取付状態を示す断面図。
【図5】ミラー取付ステーを示す斜視図。
【図6】受部の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
2 ハンドルフレーム 5 ハンドルミラー 6 取付部材 52 アーム部 54 連結部 61 第1の構成体 62 第2の構成体 63,64 ミラー取付ステー(ミラー取付部) 65 受部 65c 突出部 BL ブレーキレバー(操作機構類) SW1 ホーンスイッチ SW2 ウインカー(方向指示機作動用)スイッチ SW3 ディマースイッチ SW4 スタート(セル)スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 稲岡 洋 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルフレームと、ハンドルミラー
    と、このハンドルミラーと前記ハンドルフレームとの間
    に位置して前記ハンドルフレームに取り付けられる取付
    部材とを有し、前記取付部材を通じて前記ハンドルミラ
    ーを前記ハンドルフレームに取り付けてなるハンドルミ
    ラーの取付装置であって、前記取付部材への取付側とな
    る前記ハンドルミラー部分に連結部を形成し、前記取付
    部材に相互の固定により前記連結部を支点として前記ハ
    ンドルミラーを摺動状態に挟持する一対のミラー取付部
    を設けたことを特徴とするハンドルミラーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記各ミラー取付部が前記連結部に対応
    する箇所に前記連結部を受ける受部を有し、この受部と
    前記連結部とが部分接触することを特徴とする請求項1
    記載のハンドルミラーの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記取付部材が樹脂からなることを特徴
    とする請求項1もしくは請求項2記載のハンドルミラー
    の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記取付部材に運転者による操作が可能
    な各種スイッチ類あるいはこれに付設される部品類が装
    着されていることを特徴とする請求項1から請求項3記
    載のハンドルミラーの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記取付部材に運転者による操作が可能
    な操作機構類あるいはこれに付設される部品類が装着さ
    れていることを特徴とする請求項1から請求項4記載の
    ハンドルミラーの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記取付部材が互いに接合される第1の
    構成体と第2の構成体とからなり、前記各ミラー取付部
    の固定により、前記各構成体どうしの接合固定と併せて
    前記各構成体の前記ハンドルフレームに対する固定が行
    われることを特徴とする請求項1から請求項5記載のハ
    ンドルミラーの取付構造。
JP06697698A 1998-03-17 1998-03-17 ハンドルミラーの取付構造 Expired - Fee Related JP4103971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06697698A JP4103971B2 (ja) 1998-03-17 1998-03-17 ハンドルミラーの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06697698A JP4103971B2 (ja) 1998-03-17 1998-03-17 ハンドルミラーの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11263267A true JPH11263267A (ja) 1999-09-28
JP4103971B2 JP4103971B2 (ja) 2008-06-18

Family

ID=13331576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06697698A Expired - Fee Related JP4103971B2 (ja) 1998-03-17 1998-03-17 ハンドルミラーの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4103971B2 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5450365U (ja) * 1977-09-16 1979-04-07
JPS54116350U (ja) * 1978-02-04 1979-08-15
JPS55149487U (ja) * 1979-04-16 1980-10-28
JPS5618288U (ja) * 1979-07-20 1981-02-18
JPS5792595U (ja) * 1980-11-28 1982-06-07
JPS57114789U (ja) * 1981-01-09 1982-07-16
JPS57174185U (ja) * 1981-04-28 1982-11-02
JPS57177891U (ja) * 1981-05-08 1982-11-10
JPS58136889U (ja) * 1982-03-10 1983-09-14 株式会社 津山金属製作所 バツクミラ−
JPS6252092U (ja) * 1985-09-20 1987-03-31
JPS63109287U (ja) * 1987-01-09 1988-07-14
JPH0515865U (ja) * 1991-08-14 1993-03-02 松下電工株式会社 補助鏡取付装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5450365U (ja) * 1977-09-16 1979-04-07
JPS54116350U (ja) * 1978-02-04 1979-08-15
JPS55149487U (ja) * 1979-04-16 1980-10-28
JPS5618288U (ja) * 1979-07-20 1981-02-18
JPS5792595U (ja) * 1980-11-28 1982-06-07
JPS57114789U (ja) * 1981-01-09 1982-07-16
JPS57174185U (ja) * 1981-04-28 1982-11-02
JPS57177891U (ja) * 1981-05-08 1982-11-10
JPS58136889U (ja) * 1982-03-10 1983-09-14 株式会社 津山金属製作所 バツクミラ−
JPS6252092U (ja) * 1985-09-20 1987-03-31
JPS63109287U (ja) * 1987-01-09 1988-07-14
JPH0515865U (ja) * 1991-08-14 1993-03-02 松下電工株式会社 補助鏡取付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4103971B2 (ja) 2008-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FR2550141A1 (fr) Ensemble de commande multi-axiale a pied de montage et a commutateurs
US8134456B2 (en) Turn signal indicator lamp apparatus for a motorcycle, and motorcycle including same
JP2002046677A (ja) ハンドルスイッチの取付構造
US5638147A (en) Eyeglass frame assembly with angle-adjustable temples
CN110316291B (zh) 仪表支架的支承结构
JP2006145895A (ja) カメラ雲台
EP1923265B1 (en) Combined viewing mirror and turn signal lamp for automotive vehicles
JPS639498Y2 (ja)
JP4290514B2 (ja) ウインカ装置
CA2176280A1 (en) Improvement in reversible rearview mirror
JPH11263267A (ja) ハンドルミラーの取付構造
JP4613114B2 (ja) フューエルホース取付構造
EP1319573A1 (fr) Module pour haut de colonne de direction et ensemble muni de ce module
JP2004314952A (ja) ワイパー機構
JPH092156A (ja) 車両用ミラー
KR0138663B1 (ko) 자동차의 케이블접속 및 스티어링휠과 컬럼조립용 컨넥터
JP3949802B2 (ja) 板ガラス保持具の取付装置
CN210083455U (zh) 连动刹车系统
JPH11321759A (ja) オートバイおよびその部品
JP4447268B2 (ja) ヘッドランプカバー
KR940000015Y1 (ko) 차량용 백미러의 회동구조
JPH04274987A (ja) 車両におけるリヤスイングアームの取り付け構造
JP2009023524A (ja) 自動二輪車のヘッドランプ取付け構造
KR0132150Y1 (ko) 인사이드 백미러
JPS5835548Y2 (ja) 前照灯の光軸調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees