JPH11262664A - 含銀担持触媒及び触媒中間体、その製造法並びにその使用法 - Google Patents

含銀担持触媒及び触媒中間体、その製造法並びにその使用法

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JPH11262664A
JPH11262664A JP11022196A JP2219699A JPH11262664A JP H11262664 A JPH11262664 A JP H11262664A JP 11022196 A JP11022196 A JP 11022196A JP 2219699 A JP2219699 A JP 2219699A JP H11262664 A JPH11262664 A JP H11262664A
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oxygen
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Joachim Grub
ヨアヒム・グルプ
Werner Volprecht
ベルナー・フオルプレヒト
Matthias Dr Baum
マテイアス・バウム
Alfred Dr Reimer
アルフレート・ライマー
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Erdoelchemie GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 含銀担持触媒及び触媒中間体、その製造法及
びその使用法。 【解決手段】 含銀及び随時含促進剤担持触媒及び触媒
中間体、その製造法及びその、アルケンの酸素での酸化
によるアルキレンオキシドの製造に対する使用法が開示
される。この触媒は、担体を、銀イオン、硝酸塩イオ
ン、及び随時促進剤金属イオンを含む乳酸で処理し、乾
燥し、実質的に酸素を含まない雰囲気中で予備分解し、
ついで温度条件及び酸素の供給量を正確に制御しつつ、
含酸素雰囲気中で加熱することにより活性化させて製造
される。処理、乾燥、及び予備分解だけで得られる触媒
中間体は、実際の触媒を製造するために、一時的な及び
物理的な別々の工程で活性化させることができる。適当
な促進剤は、アルカリ土類金属化合物及び/またはアル
カリ金属化合物である。本発明の触媒をアルキレンオキ
シドの製造に使用するとき、高活性で高選択性が達成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】本発明は、含銀及び随時含促進剤担
持触媒及び触媒中間体、その製造法並びにその、アルケ
ンの空気または含酸素ガスでの酸化によるアルキレンオ
キシドの製造に対する使用法に関する。
【0002】アルキレンオキシドの工業的製造には、近
年含銀触媒の存在下に空気または分子上酸素をを含むガ
スを使用するアルケンの直接酸化が行われている。アル
キレンオキシド、特にエチレンオキシドは多くの下流生
成物に対する基本的な化学品として非常に経済的な重要
性を有するから、用いる触媒の性能を改良する多くの試
みがなされてきた。活性及び選択性を改良するために提
案されている多くの改良は使用する担体材料、触媒の製
造法及び促進剤の添加に関係している[R.ランドウ
(Landau)及びR.E.リドウ(Lidow)、
「エチレンとエチレン誘導体」、S.A.ミラー(Mi
ller)及びアーネスト・ベン(Ernest Be
nn)、ロンドン、1963年;D.J.ハックノール
(Hucknall)、「炭化水素の選択的酸化」、ア
カデミック・プレス(Academic Pres
s)、ロンドン、1974年;J.キャタリシス(Ca
talysis)、34、100〜114(197
4)]。
【0003】アルキレンオキシドを製造するための触媒
の運転温度は特に重要である。低温において高い活性及
び選択性を有する触媒を有することは望ましい。低運転
温度は、例えば工業的工程にとって非常に重要である触
媒の運転寿命を長くする。更に、副生物の生成、例えば
エチレンオキシドの製造における異性体アセトアルデヒ
ド及びホルムアルデヒドの生成は、低温においてかなり
少なくなり、従ってアルキレンオキシドの処理中にこれ
らの不純物を除去することを容易にして、純粋な出発化
学品を与える。これはすべての必要条件を満足する。
【0004】上述した欠点とは別に、高運転温度は、し
ばしば触媒床の出口において望ましくない副反応をもた
らす。ここに生成する反応生成物は、触媒の性能を損傷
し、また商業的装置における望ましくない製造工程の閉
塞ももたらしうる。更に高運転温度は、技術的不調を引
き起こすばかりでなく、製造工程の安全性に悪影響を及
ぼす制御できない熱スポットの形成に好都合である。
【0005】触媒の運転温度は、促進剤の添加により、
またその製造工程により影響を受けることがある。特に
有利であることが見出だされた促進剤は、アルカリ金属
及びアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物及び過酸化物
である(米国特許第2404438号)。一連の特許文
献、例えば独国公開特許第2300512号は、特に重
アルカリ金属の促進剤としての添加を記述している。更
なる特許文献、例えば独国特許広報第1920976号
においては、アルカリ土類金属の中でバリウムを特に促
進剤として強調している。
【0006】独国特許第2733688号は、担体物質
に銀化合物を含浸させ、この含浸させた粒子を少なくと
も部分的に化学的銀に転化し、最後にアルカリ金属カリ
ウム、ルビジウム及びセシウムの少なくとも1つを先に
生成した触媒上に付着させる含銀担持触媒の製造法を記
述している。この場合、含銀含浸溶液は好ましくはバリ
ウム塩を含む。
【0007】すべての前述した触媒は、230〜260
℃という比較的高い運転温度を必要とする。
【0008】ヨーロッパ特許第38446号(=米国特
許第4400308号)は、担体にAg含有乳酸を含浸
させる含銀担持触媒を開示している。乾燥後、乳酸を無
酸素雰囲気下に2段階で、特定されるように予備分解さ
せ、最後に含酸素雰囲気下に、特定されるように分解し
て、触媒を活性化する。そのような触媒は、エチレンオ
キシドの製造の場合、運転温度を従来の技術のものより
もかなり低い160〜230℃を可能にする。この時エ
チレンオキシドの選択率は80〜81%である。
【0009】ヨーロッパ特許第38446号の触媒製造
法の更なる発展において、さもなければ乳酸、銀イオン
及び随時促進剤金属イオンを含み続ける触媒担体に対す
る含浸溶液中の硝酸アニオンの含量は、更に向上したエ
チレンオキシド選択性を達成せしめる触媒を与えるとい
うことが発見された。この発見は、非酸化性雰囲気が酸
素の不在下における予備分解で具現化され、またその特
許の実施例1によると硝酸イオンの含まれていないAg
Oが使用されているから、その特許を見るにつけ驚くべ
きことである。
【0010】今回、 a)高々1.5m2/gの比表面積を有する担体を、銀
イオン、硝酸イオン及び随時促進剤金属イオンを含む乳
酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体を
乾燥し、そして実質的に無酸素雰囲気下に遊離形で及び
アニオン形で存在する乳酸及び硝酸を予備分解させ、但
し乾燥を約50〜約120℃の温度で行いそして予備分
解を約140〜220℃の温度範囲及び随時ついで約4
00〜約500℃の温度範囲で行い、なお2段階の予備
分解の場合には2つの温度範囲間での移行期間に対して
70〜150℃/時の加熱速度を設定し、そして c)b)に記述したようにして得られる触媒中間体を含
酸素雰囲気下に加熱することにより活性化させ、但し温
度を少なくとも130℃から最高450℃まで約3〜約
8℃/時の加熱速度で上昇させ且つ酸素含有量を、活性
化工程からの排ガス中のCO2含量が2容量%、好まし
くは1容量%を越えないように、約0.4から約21容
量%まで上昇させる、 ことによって製造される含銀及び随時含促進剤担持触媒
が発見された。
【0011】本発明の触媒は、促進剤を含むまたは含ま
ないものであってよい。本発明の触媒に促進剤が存在す
る場合、促進剤はアルカリ土類金属化合物、例えばカル
シウム、ストロンチウムまたはバリウム、及び/または
アルカリ金属化合物、例えばリチウム、ナトリウム、カ
リウム、ルビジウムまたはセシウムの化合物である。好
適な促進剤はバリウム及び/またはセシウム及び/また
はカリウム化合物である。本発明の触媒は、バリウムの
或いはセシウムまたはカリウムの化合物、または両金属
の化合物を含むことができる。本発明による特に好適な
触媒は、バリウム及びセシウム及びカリウム化合物を含
むものである。
【0012】活性金属の量の例は、金属または金属イオ
ンとして計算して且つ最終触媒の全重量に基づいて次の
通りである。銀に対しては、約7〜約30重量%、好ま
しくは約10〜約20重量%、特に好ましくは約12〜
約18重量%の量;アルカリ土類金属化合物が促進剤と
して存在するならば、約0.05〜約0.5重量%、好
ましくは約0.07〜約0.3重量%、特に好ましくは
約0.08〜約0.15重量%の量;アルカリ金属化合
物が促進剤として存在するならば、約0.001〜約1
重量%、好ましくは約0.005〜約0.5重量%、特
に好ましくは約0.01〜約0.05重量%の量;アル
カリ土類金属及びアルカリ金属が促進剤として一緒に存
在するならば、それらは互いに独立にそれぞれに対して
上述した量。
【0013】本発明の触媒に対する担体物質は、触媒の
製造及び触媒の使用の条件下に不活性である孔性で耐熱
性の触媒担体である。この担体物質は、高々1.5m2
/g、例えば0.01〜1.5m2/g、好ましくは
0.1〜1.1m2/g、特に好ましくは0.5〜1m2
/gの比表面積を有する大孔性構造を持つ。担体物質の
孔性は、例えば40〜70%、好ましくは45〜60%
である。孔の直径は、例えば0.1〜100μmの範囲
である。言及した物理的性質を有する適当な担体物質
は、天然または合成起源のもの、例えばα−アルミニウ
ムオキシド、炭化ケイ素、合成または天然ゼオライト、
酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム或いはセラミック
物質、好ましくはα−アルミニウムオキシドである。
【0014】本発明の触媒は、担体に適用すべき活性金
属を、乳酸及び硝酸を遊離形でまたはそのアニオン形で
含む溶液から適用されることが特色である。乳酸及び硝
酸のアニオン(同等物)の量は、少なくとも活性金属の
同等物の合計と同じぐらい多い。これは酸アニオンに対
する100%値を表す。両酸(乳酸及び硝酸)の量の全
範囲は、上述したように金属同等物の100〜200
%、好ましくは110〜150%である。2つの酸の全
量内において、それらの互いの比は、乳酸100モル%
(=当量%)当たり、1〜30モル%(=当量%)、好
ましくは3〜25モル%の硝酸アニオンが存在するよう
なものである。硝酸アニオンは、担体に適用する活性金
属の溶液に種々の形で添加できる。即ち、ヨーロッパ特
許第38446号に記述されるように製造した乳酸溶液
に、遊離の硝酸(HNO3)またはNH4NO3を添加す
ることができる。活性金属の量をその硝酸塩の形で、即
ち銀カチオンの一部をAgNO3の形で、アルカリ土類
金属またはアルカリ金属を硝酸塩、例えばCa(N
32、St(NO32、Ba(NO32、LiN
3、NaNO3、KNO3、RbNO3またはCsNO3
の形で、或いはこれらを組合わせて、添加することがで
きる。同様に担体も、活性金属の溶液の適用前にHNO
3またはNH4NO3溶液で処理してよく、或いは活性金
属の溶液の適用後に、所望ならば乾燥工程後にHNO3
またはNH4NO3溶液で処理してよい。但し、これらの
場合、硝酸アニオンの量は上記定義に相当する。それぞ
れの適用は同業者のよく知る方法、例えば含浸または噴
霧法により行われる。
【0015】本発明は、更に担体を銀及び随時促進剤金
属を含む溶液で処理し、ついで乾燥及びばい焼すること
により含銀及び随時含促進剤担持触媒を製造する際に、 a)高々1.5m2/gの比表面積を有する担体を、公
知の方法により、銀イオン、硝酸イオン及び随時促進剤
金属イオンを含む乳酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体
を、実質的に無酸素雰囲気下に約50〜約120℃の温
度で乾燥し、そしてイオン及び遊離形で存在する乳酸及
び硝酸を、約140〜220℃の温度範囲及び随時つい
で約400〜約500℃の温度範囲で予備分解させ、但
し2段階の予備分解の場合には2つの温度範囲間での移
行期間に対して70〜150℃/時の加熱速度を設定
し、そして c)b)に記述したようにして得られる触媒中間体を、
含酸素雰囲気で加熱することにより活性化させ、但し温
度を少なくとも130℃から最高450℃まで約3〜約
8℃/時の加熱速度で上昇させ且つ酸素含有量を、活性
化工程からの排ガス中のCO2含量が2容量%、好まし
くは1容量%を越えないように、約0.4から約21容
量%まで上昇させる、 該含銀及び随時含促進剤担持触媒の製造法に関する。
【0016】本発明の触媒製造法のための担体は、例え
ば上述した物理性を有する上述した担体の1つである。
上述した性質を有するα−アルミニウムオキシドを担体
として使用することは好適である。
【0017】乳酸として、2つの対掌体を等量で含むラ
セミ体、または対掌体の1つを過剰に含む乳酸を使用す
ることが可能である。ラセミ体+対掌体の一方を過剰で
含む乳酸を使用することは好適である。この好適な形に
対して、例えば1つの対掌体を少なくとも50重量%、
好ましくはL(+)形を少なくとも50重量%、特に好
ましくはL(+)形を少なくとも80重量%を含み、そ
れぞれの場合に残りが2つの対掌体のラセミ体からなる
乳酸を使用することが可能である。1つまたはそれ以上
の活性金属の乳酸塩の形でまたは少なくとも部分的に乳
酸アンモニウムとして乳酸を使用することもできる。
【0018】触媒担体を処理するために本発明により使
用される乳酸は、銀を銀イオン形で含む。そのような含
銀乳酸は、例えば酸化銀、炭酸銀または別に製造した乳
酸銀を乳酸中へ導入することで製造してもよい。もちろ
ん、この目的のためには、他の熱的に分解しうる銀化合
物を使用することもできる。上記定義内において、銀の
一部をAgNO3の形で使用することもできる。酸化
銀、特に好ましくは新しく沈殿させた酸化銀を乳酸中に
導入することは好適である。処理に使用される乳酸は、
例えば処理液体の全量に基づいて25〜45重量%、好
ましくは28〜40重量%の銀イオンを含む。所望の銀
イオンは、適当ならば蒸留水、濃または希HNO3或い
は種々の濃度のNH4NO3溶液の処理液への添加による
処理前に、所望の値に設定できる。含銀乳酸は、例えば
40〜70℃の温度で製造される。銀化合物の添加が完
了した後、銀イオン100g当たり約1〜30重量%の
過酸化水素約1ml量が有利に乳酸に添加される。
【0019】アルカリ土類金属イオン及び/またはアル
カリ金属イオンを促進剤として添加する場合、これは1
つまたはそれ以上のアルカリ土類金属イオン及び/また
はアルカリ金属イオンの水酸化物、炭酸塩または硝酸塩
の添加であってよい。アルカリ土類金属に対して、例え
ば次の化合物が言及できる:水酸化カルシウム、炭酸カ
ルシウム、硝酸カルシウム、水酸化ストロンチウム、炭
酸ストロンチウム、硝酸ストロンチウム、水酸化バリウ
ム、炭酸バリウム、硝酸バリウム、好ましくは水酸化バ
リウム、炭酸バリウムまたは硝酸バリウム。言及できる
アルカリ金属化合物の例は、水酸化リチウム、炭酸リチ
ウム、硝酸リチウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、硝酸ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、
硝酸カリウム、水酸化ルビジウム、炭酸ルビジウム、硝
酸ルビジウム、水酸化セシウム、炭酸セシウム、硝酸セ
シウム、好ましくは水酸化セシウム、炭酸セシウムまた
は硝酸セシウムである。アルカリ土類金属化合物は、例
えば100%純粋の乳酸100g当たり約0.5〜3
g、好ましくは0.7〜2gである。アルカリ金属化合
物の場合、その量は例えば100%純粋の乳酸100g
当たり30〜300mg、好ましくは70〜200mg
である。
【0020】銀、硝酸アニオン及び所望により補足され
た促進剤金属の量並びにそこに存在する活性金属の量
は、勿論個々の金属に関して上述の範囲内の、最終触媒
上の活性金属の所望の量、更に使用する触媒担体の孔性
に依存する。しかしながら、これらの関係は簡単な予備
実験で決定することができる。処理に使用される乳酸溶
液の容量は、触媒担体に噴霧または含浸し、そして適当
ならば、含浸後に含浸した触媒から少しだけの含浸液体
がを滴り落しるように適用される。例えば、含浸した担
体から滴り落ちる乳酸溶液の量は、使用する全乳酸溶液
の約5〜30容量%、好ましくは10〜20容量%であ
ってよい。この量は予め既知のようにして考慮すること
ができる。
【0021】本発明の好適な変化において、可溶性、容
易な分解性、非還元性有機化合物、例えば糖アルコール
(ソルビトール、マンニトール)、ポリヒドロキシ酸、
ショ糖、でん粉またはトリメリット酸、好ましくはショ
糖が、銀、硝酸アニオン及び所望により促進剤金属を含
む乳酸に添加できる。これらの有機化合物は、例えば1
00%純粋の乳酸100g当たり約30〜45gの量で
添加される。
【0022】処理液体の個々の成分の添加の順序は、例
えば次のようであってよい:最初に乳酸を仕込み、所望
によりアルカリ土類金属化合物を導入し、所望によりア
ルカリ金属化合物を導入し、銀化合物を導入し、硝酸ア
ニオンを前述した形の1つで添加し、有利には過酸化水
素を添加し、そして所望により上述した有機化合物を添
加する。しかしながら、言及した化合物の、最初に仕込
んだ乳酸への導入はいずれかの他の順序で行ってもよ
い。
【0023】上述したようにして得た処理液体を用い
て、上述した触媒担体を、溶液への1回または多数回の
浸漬により或いは噴霧により処理する。上述した過剰の
含浸液体を、自由に滴り落とさせ、ついで処理した担体
を対流炉中に置く。
【0024】この対流炉では、実質的に無酸素の雰囲気
を維持する。本発明の目的に対して、実質的無酸素の雰
囲気は、高々100ppm(容量)、例えば1〜100
ppm、好ましくは1〜20ppmの酸素を含むもので
ある。実質的無酸素の雰囲気に対する不活性なガスとし
ては、例えば無酸素であるまたは言及した範囲の酸素含
量を有する窒素、二酸化炭素または貴ガス、好ましくは
窒素を使用することができる。
【0025】処理した担体を乾燥する場合、記述した対
流炉を、約50〜約120℃、好ましくは90〜120
℃、特に好ましくは100〜110℃に設定する。乾燥
工程の期間は、処理した担体の量、処理液中の水の量、
循環空気の量及び言及した範囲内の温度に依存する。こ
の時間は、約1〜約4時間の範囲にあってよい。ついで
処理した及び乾燥した触媒担体を、有機成分の、同様に
実質的無酸素雰囲気下での予備分解に供する。この目的
のために、温度を約140〜約220℃、好ましくは1
40〜160℃、特に好ましくは145〜155℃の範
囲内の温度に上昇させ、この範囲内に約1/2〜約2時
間維持する。所望により、続いて第2の予備分解温度
を、毎時70〜150℃、好ましくは90〜110℃の
加熱速度で設定する。この第2の温度は、例えば約40
0〜約500℃、好ましくは430〜470℃の範囲内
にあり、第1の予備分解と同様に、この温度に約1/2
〜約2時間維持する。硝酸塩添加の作用機構及び上述し
た2つの別々の温度範囲は、未だ確実には検討されてい
なかった。しかしながら、上述した第1の予備分解温度
範囲内においては、有機化合物の穏やかな分解を開始さ
せ、同時に銀の結晶を成長させ、大きい単位の生成が実
質的にさけられるということが推定できる。上述した第
2の予備分解温度範囲内においては、有機化合物の更な
る分解及び生成した揮発性熱分解生成物の除去が推定で
きる。促進剤金属が触媒中に存在するならば、促進剤金
属化合物及び銀間の固相での反応が言及した第2の温度
範囲内で起こると推定できる。
【0026】この本発明による予備分解後、得られる触
媒中間体は、触媒中間体の全重量に基づいて、約0.5
〜8、好ましくは1〜8、特に好ましくは2〜5重量%
の炭素を依然含有する。
【0027】上述した予備分解に続いて、触媒中間体
を、含酸素雰囲気中での加熱により活性化させる。この
加熱に対しては、触媒中間体を、最初に実質的に無酸素
雰囲気において高々130℃の温度に持っていき、つい
で酸素の存在下において少なくとも130℃から最高3
00℃まで定常的に温度を上昇させつつ処理をする。こ
の時毎時約3〜約8℃の加熱速度を維持しなければなら
ない。記述した温度上昇は、好ましくは少なくとも14
0℃から最高260℃、特に好ましくは少なくとも15
0℃から最高240℃で行われる。
【0028】記述した加熱プログラムの始めにおいて、
実質的な無酸素雰囲気を、最初約0.4容量%の酸素を
含む雰囲気で置き換える。ここに、100容量%までの
残りは例えば上述した不活性のガスからなっていてよ
い。ついで活性化雰囲気における酸素含量を、この活性
化工程からの排ガス中のCO2含量が2容量%、好まし
くは1容量%を越えないように、上述した約0.4容量
%から約21容量%までゆっくりと増加させる。本発明
によるこの活性化の期間は、加熱速度及び選択した温度
間隔で変えることができ、例えば12〜30時間であ
る。
【0029】上述した予備分解/活性化工程の変化にお
いては、第2の予備分解工程を省略して、第1の予備分
解工程だけを140〜200℃の温度範囲内で行ってよ
く、130℃まで冷却した後、第2の予備分解を、活性
化のために記述したように、活性化と組み合わせてもよ
い。
【0030】本発明による予備分解及び活性化は、それ
ぞれ互いに独立に、大気圧、大気圧以下または大気圧以
上で行うことができる。適当な圧力は、例えば0.1〜
50バール、好ましくは1〜20バール、特に好ましく
は5〜15バールの範囲内である。
【0031】本発明の方法において、予備分解及び活性
化を直接連続的に行って、最終触媒を生成することは必
ずしも必要ではない。例えば実質的に無酸素雰囲気下に
おける第2の予備分解温度範囲を経た後、得られる触媒
中間体を実質的に無酸素雰囲気下に約70〜80℃まで
冷却し、ついで対流炉から中間体を取り出すことも可能
である。この触媒中間体は、記述したように、この中間
体の全重量に基づいて約0.5〜約8、好ましくは1〜
8、特に好ましくは2〜5重量%のカーボンを含む。こ
の中間体は、それから製造される活性銀触媒の触媒活性
に悪影響を及ぼすことなく無限に貯蔵できる。使用前
に、この中間体を活性化して最終触媒を生成させうる。
この活性化は、例えば上述した対流炉で、上述した条件
下に行うことができる。
【0032】しかしながら、触媒中間体の活性化は、反
応器が温度及び酸素の導入に関して上述した活性化条件
に耐えうるという条件下に、活性化後の最終触媒を予め
決めた触媒反応に使用する反応器中で、例えばアルキレ
ンオキシドを製造する反応器中で行ってもよい。この後
者の触媒中間体の活性化法は好適である。
【0033】例えば所望により比較的長い中間体の貯蔵
後の触媒中間体を、エチレンオキシドを製造するための
固定床反応器として公知の管型反応器に導入する。つい
でこの中間体を、実質的に無酸素の不活性ガス流中で、
少なくとも130℃まで加熱する。加熱は不活性なガス
流を用いて達成できるが、管の周囲を循環する熱交換媒
体で補助してもよい。ついで温度を、上述した加熱速度
で、上述したように上昇させ、最初に約0.4容量%の
酸素濃度を設定する。そして反応器を出るガス流が、2
容量%、好ましくは1容量%のCO2含量を越えるべき
でないことに関して連続的に監視する。このCO2含量
を保持しつつ、反応器に入るガスの酸素含量を約21容
量%まで、上述したように増加させる。活性化工程の上
限温度値に達した後、反応器を出るガスのCO2含量が
0.3容量%以下、例えば約0.1容量%の値まで低下
したならば、触媒の活性化は終了である。ついで反応器
の温度をアルキレンオキシドの製造に必要とされる温度
まで、例えばエチレンオキシドの製造に必要とされる温
度まで低下させ、ついで例えば同業者には公知の、アル
キレンオキシドを製造するためのガス混合物を触媒床に
通して、アルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド
の製造を開始する。
【0034】それゆえに本発明は、上述した含浸、乾
燥、予備分解及び続く実質的に無酸素の雰囲気中におけ
る約70〜80℃の温度への冷却を特徴とする含銀及び
随時含促進剤担持触媒のための中間体も提供する。この
中間体は、好ましくは上述した2段階予備分解法を用い
て製造される。
【0035】本発明は、更に上述した含浸、乾燥、予備
分解及び続く実質的に無酸素の雰囲気中における約70
〜80℃の温度への冷却を特徴とする、そのような触媒
中間体の製造法も提供する。
【0036】ヨーロッパ特許第38446号と一致して
及び従来からの製造法で得られる触媒と比較して、本発
明の触媒は、その比表面積、銀表面のモルフォロジー及
び銀結晶の粒子の大きさに関してかなりの相違を示す。
即ち、BET法[J.アム・ケム・ソク(Am.Chw
m.Soc.)、60、309〜316(1938)]
で測定した比表面積は、通常の方法で製造した触媒の場
合の0.1m2/g以下の比表面積と比べて、約0.2
〜0.8m2/gで有る。また顕微鏡の検査は、本発明
の触媒の場合、0.02〜0.4μmの平均直径を有す
る球状の銀結晶を有する均一で連続的な粒子構造を示す
が、通常の方法で得られる触媒は0.7〜2μmの平均
直径を有する銀結晶のガラス様コーテイングを有する銀
表面のモルフォロジーを示す。
【0037】本発明の触媒は、例えば空気または分子状
酸素を含む他のガスを用いるオレフィンの気相酸化によ
り、アルキレンオキシドを製造するために使用できる。
アルキレンオキシドの例は、エチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、及び2,3−
ブチレンオキシド、好ましくはエチレンオキシドであ
る。この目的に使用できるオレフィンの例は、エチレ
ン、プロピレン、1,2−ブチレン、及び2、3−ブチ
レン、好ましくはエチレンである。かくして、本発明
は、上述したアルキレンオキシドの製造に対する本発明
の触媒の使用法を提供する。
【0038】本発明によるこの使用法は、驚くほど高い
活性及び高い選択性により、アルキレンオキシドの収率
に関して特に有利ならしめられる。即ち、本発明の触媒
を用いるアルキレンオキシドの製造においては、従来の
技術の方法における通常の運転温度が230〜260℃
であるのに対し、160〜230℃、好ましくは180
〜220℃の運転温度が設定できる。例えばエチレンオ
キシドの製造の選択性は約83〜84%である。
【0039】より低い運転温度の結果として、本発明の
触媒を使用する場合、望ましくない副生物の生成が抑制
される。同様に触媒床中の熱スポットの生成が抑制さ
れ、アルキレンオキシド製造法の安全性が同時に改善さ
れる。
【0040】本発明の触媒の、本発明による予備分解及
び活性化は、非常に温和な条件で進行し、従って本発明
の触媒の、上述した特別な性質をもたらす。これと対称
的に、含銀担持触媒の制御されてない分解及び活性化と
いう通常の方法の場合には、存在する銀が無制御風に接
触する炭素の二酸化炭素への強い発熱による燃焼が、温
度及び酸素の制御の欠如のために非常に高い温度の局在
化を回避するのが不可能である。触媒の製造におけるそ
のような不規則性は、触媒活性に関係のある銀結晶の構
造に非常に悪い影響を及ぼす。本発明による硝酸イオン
の添加は、ヨーロッパ特許第38446号と比べて、更
に向上した制御された分解をもたらす。このような分解
は、銀結晶の凝集を更に抑制し、より小さな銀粒子にと
って有利である。
【0041】本発明の触媒中間体を使用し、アルキレン
オキシド反応器中で活性化する好適な工程の変化におい
て、本発明の更に重要な利点が示される。即ち、例えば
貯蔵中、輸送中または反応器への導入中の、同業者には
公知の活性触媒の非常に厳密な取扱いが不必要である。
同時に、活性化された触媒を取扱うときに起こるすべて
の可能な、不可逆的な、不利の影響が排除される。かく
して本発明による触媒は、好適な工程の変化により、完
全に活性で且つ完全に損なわれていない状態で意図する
成果を達成することができる。
【0042】
【実施例】実施例1 乳酸銀の製造 AgNO3[ジャーマン・ファーマコペイア(Germ
an Pharmacopoeia)7]1600g
を、10Lのガラスビーカー中で、H2O 4000ml
に撹拌しながら溶解した。水酸化ナトリウム溶液を、水
酸化ナトリウム(分析級)420gを蒸留水4000m
lに溶解して調製した。この水酸化ナトリウム溶液をA
gNO3溶液に滴てきに添加して水酸化銀を約2時間に
わたって沈殿させた。この沈殿した水酸化銀を、毎回
(約15回洗浄)蒸留水4000mlを用いて、同一の
容器中で硝酸イオンのなくなるまで洗浄した。硝酸イオ
ンの存在は、洗浄液の試料を試験管に取り、濃硫酸中
0.5%ジフェニルアミン溶液を試験管の側面を伝わら
せて添加し、試料の下に層を形成させた。界面に青い環
が現れたならば、洗浄を続けねばならなかった。硝酸イ
オン試験は、メルクからの分析試験紙によっても行っ
た。検出限界:NO3−10ppm以下。ついで水酸化
銀を吸引濾過し、濾過残渣に殆ど湿りけが残らないよう
にしっかりとプレスした。
【0043】90%乳酸(L+含量>85%)1600
mgを5000mlのガラスビーカーに入れた。乳酸を
約50℃まで予熱し、新しく沈殿させ且つ湿った水酸化
銀を一度に少しずつ撹拌しながら添加し、溶解した。こ
の溶解工程中、温度は80℃を越えさせるべきでなかっ
た。すべての水酸化銀が溶解した後、乳酸銀溶液が透明
な黄色になるまで少量の過酸化水素(35%、約2〜1
0ml)を80〜85℃で添加した。収率:銀約30%
を含む乳酸銀3470g。
【0044】この温溶液をVAスチールシート上に注
ぎ、被覆した。冷却時に乳酸銀が固体になった。この乳
酸銀を暗容器に貯蔵した。
【0045】実施例2 触媒A(対照例)の製造 600mlのガラスビーカー中で、実施例1からの乳酸
銀200gを35%H2O23mlと混合し、約70℃
で溶融させた。この溶融物に、Ba(OH)2・8H2
0.96g、Cs2CO3 95mg、及びK2CO3 15
0mgを添加した。比表面積0.82m2/gを有する
市販のα−Al23(担体A)200mlに、得られた
乳酸銀溶液を含浸させた。過剰な乳酸銀溶液を滴り落と
した後、含浸した担体を、対流炉中で2時間、窒素下に
約80℃で乾燥した。この工程中、残存酸素含量は10
0ppm以下のままであった。
【0046】乾燥後、温度を2時間に亘って、220℃
まで上昇させ、ついでこの温度に2時間保った。続いて
材料を、依然窒素下に加熱速度100℃/時で450℃
まで加熱し、その後70〜80℃まで冷却した。依然カ
ーボン約3重量%を含むこの中間体を、実験反応器中へ
入れた。反応器に窒素を通し(空間速度:200〜10
00l/時)、加熱手段で温度を150℃まで上昇させ
た。窒素中の残存酸素は、この工程中100ppm以下
のままであった。
【0047】入り口での酸素濃度が0.4〜6容量%と
なるように、酸素を不活性ガスに秤入れ、反応器に供給
した。CO2の生成を分析で追跡した。このCO2の含量
は1容量%を越えさせなかった。CO2の含量に対応し
て、約5℃/時だけ上昇させた。同様に酸素の添加量を
約1容量%/時だけ上昇させた。240℃の最終温度及
び21%の酸素含量に達した後、4〜6時間で中間体の
活性化を完了した。その後CO2の含量は0.1容量%
以下まで低下した。反応器中の温度を160℃まで低下
させ、エチレンオキシド製造のために反応に必要とされ
るガス混合物を触媒上に通した。約48時間の調整時間
後、このようにして製造した触媒は、その最終の活性及
び選択性に達した。このように製造した触媒をAとして
表示する。実験結果を表1に示す。
【0048】実施例3 触媒Bの製造 触媒を実施例2におけるように製造した。バリウム、セ
シウム、及びカリウムの塩とは別に、硝酸銀を更に10
g、乳酸銀に添加した。
【0049】実施例4 触媒C(対照例)の製造 触媒を実施例2におけるように製造した。他に、同様に
市販の、比表面積0.80m2/gを有する市販のα−
Al23(担体A)に、溶液を含浸させた。
【0050】実施例5 触媒Dの製造 触媒を、担体Bを用いて実施例4におけるように製造し
た。バリウム、セシウム、及びカリウムの塩とは別に、
硝酸銀を更に10g、乳酸銀に添加した。
【0051】実施例6 使用例 実験室用の実験反応器は、内径20mm及び長さ500
mmを有する油で加熱できるチューブからなった。この
反応器に、最初に不活性な材料20mlを仕込み、つい
で触媒170mlを仕込んだ。実験室での実験は、大気
圧で行った。反応器生成物の気体流の分析による監視
は、工程ガスクロマトグラフィーで連続的に行った。空
間速度は気体250容量部/触媒容量部/時であった。
触媒上での気相酸化に使用したガス混合物は C24 30容量% O2 8容量% N2+不活性物 62容量% からなった。
【0052】使用したガス混合物には、1,2−ジクロ
ロエタン1〜2ppmを禁止剤として添加した。
【0053】工業的反応器の場合、ガス混合物のN2
量を殆どメタンで置き換えた。したがって、ガス混合物
は、例えばC24 30容量%、O28容量%、CH4
50容量%、及びN2+不活性物12容量%からなっ
た。
【0054】
【表1】 運転3か月後、触媒は示した種々の温度において活性の
低下を示さなかった。 *EOX=反応器を出るガス流のエチレンオキシド含
量;同一値に設定されたE
【0055】OX含量における選択率を触媒の評価に使
用した。本発明による、処理溶液中に硝酸塩を含む触媒
は、0.3〜0.4%だけ選択率を向上させた。これは
EOXの量に関してかなりの経済的な利点を提供する。
【0056】本発明の特徴及び態様は以下の通りであ
る。
【0057】1.a)高々1.5m2/gの比表面積を
有する担体を、銀イオン、硝酸イオン及び随時促進剤金
属イオンを含む乳酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体を
乾燥し、そして実質的に無酸素雰囲気下に遊離形で及び
アニオン形で存在する乳酸及び硝酸を予備分解させ、但
し乾燥を約50〜約120℃の温度で行い、そして予備
分解を約140〜220℃の温度範囲及び随時ついで約
400〜約500℃の温度範囲で行い、なお2段階の予
備分解の場合には2つの温度範囲間での移行期間に対し
て70〜150℃/時の加熱速度を設定し、そして c)b)に記述したようにして得られる触媒中間体を含
酸素雰囲気下に加熱することにより活性化させ、但し温
度を少なくとも130℃から最高450℃まで約3〜約
8℃/時の加熱速度で上昇させ且つ酸素含有量を、活性
化工程からの排ガス中のCO2含量が2容量%、好まし
くは1容量%を越えないように、約0.4から約21容
量%まで上昇させる、 ことによって製造される含銀及び随時含促進剤担持触
媒。
【0058】2.バリウム及びセシウム及びカリウムを
促進剤として含む乳酸を使用する、上記1の触媒。
【0059】3.a)高々1.5m2/gの比表面積を
有する担体を、銀イオン、硝酸イオン及び随時促進剤金
属イオンを含む乳酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体を
乾燥し、そして実質的に無酸素雰囲気下に遊離形で及び
アニオン形で存在する乳酸及び硝酸を予備分解させ、但
し乾燥を約50〜約120℃の温度で行いそして予備分
解を約140〜220℃の温度範囲及び随時ついで約4
00〜約500℃の温度範囲で行い、なお2段階の予備
分解の場合には2つの温度範囲間での移行期間に対して
70〜150℃/時の加熱速度を設定し、そして続いて
実質的に無酸素雰囲気下に約70〜80またはそれ以下
まで冷却する、 ことによって製造される含銀及び随時含促進剤担持触媒
の中間体。
【0060】4.担体を銀及び随時促進剤金属を含む溶
液で処理し、ついで乾燥及びばい焼することにより含銀
及び随時含促進剤担持触媒を製造する際に、 a)高々1.5m2/gの比表面積を有する担体を、公
知の方法により、銀イオン、硝酸イオン及び随時促進剤
金属イオンを含む乳酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体
を、実質的に無酸素雰囲気下に約50〜約120℃の温
度で乾燥し、そしてイオン及び遊離形で存在する乳酸及
び硝酸を、約140〜220℃の温度範囲及び随時つい
で約400〜約500℃の温度範囲で予備分解させ、但
し2段階の予備分解の場合には2つの温度範囲間での移
行期間に対して70〜150℃/時の加熱速度を設定
し、そして c)b)に記述したようにして得られる触媒中間体を、
含酸素雰囲気で加熱することにより活性化させ、但し温
度を少なくとも130℃から最高450℃まで約3〜約
8℃/時の加熱速度で上昇させ且つ酸素含有量を、活性
化工程からの排ガス中のCO2含量が2容量%、好まし
くは1容量%を越えないように、約0.4から約21容
量%まで上昇させる、 該含銀及び随時含促進剤担持触媒の製造法。
【0061】5.硝酸または硝酸アニオンが、乳酸のモ
ル濃度量の1〜30モル%、好ましくは3〜25%に相
当する量で存在する、上記4の方法。
【0062】6.使用する乳酸が、光学活性な乳酸を含
み、また好ましくは使用する乳酸の少なくとも50%が
L(+)形からなり、残りがラセミ体である、上記4の
方法。
【0063】7.所望により中間体の中間的貯蔵後に、
アルキレンオキシド製造の反応器中で、加圧、好ましく
は10〜15バール下に、触媒中間体の活性化を行う、
上記4〜6の方法。
【0064】8.乳酸に溶解する容易に分解する且つ非
還元性の有機化合物を、銀イオン、硝酸塩イオン、及び
随時促進剤金属イオンを含む乳酸に、含浸前に添加す
る、上記4〜6の方法。
【0065】9.担体を銀及び随時促進剤金属を含む溶
液で処理し、ついで熱処理することにより、随時促進剤
金属化合物を含んでいてよい含銀触媒中間体を製造する
際に、 a)高々1.5m2/gの比表面積を有する担体を、公
知の方法により、銀イオン、硝酸イオン及び随時促進剤
金属イオンを含む乳酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体
を、実質的に無酸素雰囲気下に約50〜約120℃の温
度で乾燥し、そして遊離形及びアニオン形で存在する乳
酸及び硝酸を、約140〜220℃の温度範囲及び随時
ついで約400〜約500℃の温度範囲で予備分解さ
せ、但し2段階の予備分解の場合には2つの温度範囲間
での移行期間に対して70〜150℃/時の加熱速度を
設定し、そして続いて実質的に無酸素雰囲気下に約70
〜80℃またはそれ以下まで冷却する、 該含銀触媒中間体の製造法。
【0066】10.アルケンを含酸素ガスで酸化してア
ルキレンオキシドを製造するために、請求項1による触
媒を使用する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マテイアス・バウム ドイツ41542ドルマゲン・ヘーアシユトラ ーセ53 (72)発明者 アルフレート・ライマー ドイツ41539ドルマゲン・ゲーテシユトラ ーセ67

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)高々1.5m2/gの比表面積を有
    する担体を、銀イオン、硝酸イオン及び随時促進剤金属
    イオンを含む乳酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体を
    乾燥し、そして実質的に無酸素雰囲気下に遊離形で及び
    アニオン形で存在する乳酸及び硝酸を予備分解させ、但
    し乾燥を約50〜約120℃の温度で行い、そして予備
    分解を約140〜220℃の温度範囲及び随時ついで約
    400〜約500℃の温度範囲で行い、なお2段階の予
    備分解の場合には2つの温度範囲間での移行期間に対し
    て70〜150℃/時の加熱速度を設定し、そして c)b)に記述したようにして得られる触媒中間体を含
    酸素雰囲気で加熱することにより活性化させ、但し温度
    を少なくとも130℃から最高450℃まで約3〜約8
    ℃/時の加熱速度で上昇させ且つ酸素含有量を、活性化
    工程からの排ガス中のCO2含量が2容量%、好ましく
    は1容量%を越えないように、約0.4から約21容量
    %まで上昇させる、ことによって製造される含銀及び随
    時含促進剤担持触媒。
  2. 【請求項2】 a)高々1.5m2/gの比表面積を有
    する担体を、銀イオン、硝酸イオン及び随時促進剤金属
    イオンを含む乳酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体を
    乾燥し、そして実質的に無酸素雰囲気下に遊離形で及び
    アニオン形で存在する乳酸及び硝酸を予備分解させ、但
    し乾燥を約50〜約120℃の温度で行い、そして予備
    分解を約140〜220℃の温度範囲及び随時ついで約
    400〜約500℃の温度範囲で行い、なお2段階の予
    備分解の場合には2つの温度範囲間での移行期間に対し
    て70〜150℃/時の加熱速度を設定し、そして続い
    て実質的に無酸素雰囲気下に約70〜80またはそれ以
    下まで冷却する、ことによって製造される含銀及び随時
    含促進剤担持触媒の中間体。
  3. 【請求項3】 担体を銀及び随時促進剤金属を含む溶液
    で処理し、ついで乾燥及び焼成することにより含銀及び
    随時含促進剤担持触媒を製造する際に、 a)高々1.5m2/gの比表面積を有する担体を、公
    知の方法により、銀イオン、硝酸イオン及び随時促進剤
    金属イオンを含む乳酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体
    を、実質的に無酸素雰囲気下に約50〜約120℃の温
    度で乾燥し、そしてイオン及び遊離形で存在する乳酸及
    び硝酸を、約140〜220℃の温度範囲及び随時つい
    で約400〜約500℃の温度範囲で予備分解させ、但
    し2段階の予備分解の場合には2つの温度範囲間での移
    行期間に対して70〜150℃/時の加熱速度を設定
    し、そして c)b)に記述したようにして得られる触媒中間体を、
    含酸素雰囲気下に加熱することにより活性化させ、但し
    温度を少なくとも130℃から最高450℃まで約3〜
    約8℃/時の加熱速度で上昇させ且つ酸素含有量を、活
    性化工程からの排ガス中のCO2含量が2容量%、好ま
    しくは1容量%を越えないように、約0.4から約21
    容量%まで上昇させる、 該含銀及び随時含促進剤担持触媒の製造法。
  4. 【請求項4】 担体を銀及び随時促進剤金属を含む溶液
    で処理し、ついで熱処理することにより、随時促進剤金
    属化合物を含んでいてよい含銀触媒中間体を製造する際
    に、 a)高々1.5m2/gの比表面積を有する担体を、公
    知の方法により、銀イオン、硝酸イオン及び随時促進剤
    金属イオンを含む乳酸で処理し、 b)a)に記述したようにして得られる処理した担体
    を、実質的に無酸素雰囲気下に約50〜約120℃の温
    度で乾燥し、そして遊離形及びアニオン形で存在する乳
    酸及び硝酸を、約140〜220℃の温度範囲及び随時
    ついで約400〜約500℃の温度範囲で予備分解さ
    せ、但し2段階の予備分解の場合には2つの温度範囲間
    での移行期間に対して70〜150℃/時の加熱速度を
    設定し、そして続いて実質的に無酸素雰囲気下に約70
    〜80℃またはそれ以下まで冷却する、 該含銀触媒中間体の製造法。
  5. 【請求項5】 アルケンを含酸素ガスで酸化してアルキ
    レンオキシドを製造するために、請求項1による触媒を
    使用する方法。
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