JPH11262441A - 衣類保持具付きハンガーおよび衣類保持具 - Google Patents

衣類保持具付きハンガーおよび衣類保持具

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JPH11262441A
JPH11262441A JP11004998A JP11004998A JPH11262441A JP H11262441 A JPH11262441 A JP H11262441A JP 11004998 A JP11004998 A JP 11004998A JP 11004998 A JP11004998 A JP 11004998A JP H11262441 A JPH11262441 A JP H11262441A
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hanger
hanging
clothes
clothing
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JP11004998A
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Koichi Yamaguchi
浩一 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、衣類用ハンガー1に上着6を保持
するための保持具3a(3b)を取り付けることによ
り、スーツ等の上下揃いの衣類をハンガー1から脱着す
る作業における作業性を飛躍的に向上させた高機能で安
価な衣類保持具付きハンガーおよび衣類保持具に関する
ものである。 【解決手段】 衣類ハンガー1に上着6を一時的に保持
するための保持具3a(3b)を、ハンガー1製造時に
付加または別個に製造しハンガー1に取り付ける。スー
ツ等の上下揃いの衣類において、ズボン7等をハンガー
1から掛け外しする際に、上着6の襟吊り5を保持具3
a(3b)で保持して、上着6の肩部をハンガー1から
外す。この状態であれば、上着6の前部が邪魔にならな
いので、簡単かつ迅速に衣類の脱着作業を完了させるこ
とが可能となる。また、保持具3a(3b)自体は非常
に小型であるので、低コストでの製造も可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類ハンガーの肩
側中央部または吊りかん部に、上着を掛けるための保持
具を設けることにより、スーツ等の上下揃いの衣類をハ
ンガーから脱着する際の作業性を向上させるための衣類
保持具付きハンガーおよび衣類保持具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている衣類用ハンガーによ
って、スーツ等の上下揃いの衣類を掛け外しようとした
場合、衣類を着用する際はズボン→上着の順で、脱衣の
際は上着→ズボンの順となるのが一般的であるために、
どうしてもズボンの掛け外しの際に、上着の前部が邪魔
になり、非常に作業がしづらい状況であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この一連の作業を上着
が邪魔にならないようにするには、上着を一時的に別の
ハンガーまたは衣類掛けに掛けるか、ベッド等の家具の
上に置かなければならなかった。前者の場合、外した上
着を掛け直すといった2度手間となり、一方、後者の場
合は、家具の埃が上着に付着し、汚れてしまうため、埃
取り作業をしなければならなかった。
【0004】1つのハンガーでこれらの問題を解決する
方法としては、ズボン掛けの部分が上着を掛けた際に、
上着の前方にT字型に突き出す構造とする方法(特開平
7−143929号)や、ズボン掛け部を脱着形式とす
る方法(特開平8−66292号)、およびズボン掛け
の部分を切り離した形状とする方法(特開平8−191
749号)がある。これら3方式の場合、1番目の方式
は、ズボンを掛ける部分が出張った形状なので幅が広く
なり、衣類を掛けた後のタンスへの収納効率が悪くなる
こと、および製造コストが高くなる欠点がある。2番目
の方式は、ズボン等をハンガーから脱着する際の作業性
は従来ハンガーに比べて向上するが、依然として上着の
存在が邪魔になる。また、従来のハンガーに加え、ズボ
ン等を掛けるためのハンガーが別個に必要となるため、
第1番目の方式同様、製造コストが高くなる。3番目の
方式は、製造コスト自体は従来材とほぼ同等であるが、
ズボン等を脱着する際の作業性はあまり向上しない。
【0005】一方、ハンガーに衣類を掛ける発想として
は、吊りかんにズボンを掛けるための掛け具を取り付け
る方法(実開昭62−68677号)がある。この方式
の場合、上着をハンガーに掛けた後、掛け具にズボンを
掛けるため、作業性自体は向上するが、ズボンが掛けっ
ぱなしの状態となるため、吊りシワが発生する。また、
掛け具が折れ曲がった形状であるため、ズボンを掛けた
状態で誤ってズボンを引いてしまった場合に、掛け具か
らズボンが外れずに破いてしまう危険性がある。本発明
は、このような状況に鑑み鋭意検討の結果なされたもの
で、その目的とするところは、製造コストを抑えつつ、
ズボン等の脱着の作業性を飛躍的に向上させた衣類保持
具付きハンガーおよび衣類保持具を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、衣類を掛けるためのハンガーの構造において、ハン
ガーの肩側中央部または吊りかんの一部に、ズボン等を
脱着する際に上着の前部が邪魔にならないように、上着
を掛けるための保持具を設けたことを特徴とする衣類保
持具付きハンガーおよび衣類保持具である。
【0007】請求項2に記載の発明は、上着を掛けるた
めの保持具が、ハンガー自体から脱着できる構造とし
た、請求項1に記載の衣類保持具付きハンガーおよび衣
類保持具である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明により構成される衣類保持
具付きハンガーおよび衣類保持具は、スーツ等の上下揃
いの衣類をハンガー1から脱着する過程において、上着
6を保持具3aで一時的に保持することにより、ハンガ
ー1の肩を掛ける部位から上着6の肩の部分を外した状
態とする。このように、上着6の前部が邪魔にならない
状態とすることにより、ハンガー1からのズボン7等の
脱着作業性を向上させたものである。
【0009】保持具3aの形状としては、直棒形状、フ
ック等に代表される曲率を持った円弧形状、および直棒
形状または曲率を持った円弧形状で、先端に衣類脱落防
止のために、球形等の膨らみ部を持つものおよびピンチ
等によって挟む形態のもの等、上着6を保持できる状態
ものであれば、特にその形状は限定されない。
【0010】本発明の保持具3aの設置位置に関して
は、上着6を掛けることのできる部位であれば、特に指
定されるものではないが、上着6を掛けた場合のバラン
スを考慮した場合、ハンガー1の本体肩側中央部および
吊りかん2の位置であることが望ましい。
【0011】保持具の取り付け角度は、ピンチ等により
上着6を挟むピンチ状保持具3bであれば特に限定はさ
れない。その他の保持具3aのように上着6を引っ掛け
るタイプのもの、つまり直棒形状、フック等の曲率を持
った円弧形状および直棒形状または曲率を持った円弧形
状の先端に膨らみを持つ形状のものに関しては、上着6
を掛けた際に外れ落ちない角度であれば良い。
【0012】ハンガー1の本体への保持具3aの取り付
け方法としては、ハンガー1成形時にハンガー1の本体
部または吊りかん2に一体で成形する方法、ハンガー1
と保持具3aを別個に製造し、その後、差込みや接着、
溶着およびネジ込み等により保持具3aをハンガー1の
本体に固定する方法、および保持具3aに嵌め込み部や
吊りかん挟み用ピンチ12等の嵌合機能や、両面テー
プ、接着材、および面ファスナー等の止め具11により
接合機能を持たせることにより、ハンガー1からの保持
具3aの脱着を可能とする方法等がある。これら3方式
の内、第1および第2の方式のものは、ハンガー1の本
体から新規に製造する場合に有効であり、第3の方式
は、各家庭および衣類販売店等に普及しているハンガー
1に対して有効であり、かつ第3方式は製造コスト的に
も非常に安価で高機能な製品である。
【0013】
【実施例】以下に本発明の衣類保持具付きハンガーおよ
び衣類保持具を実施例により詳細に説明する。 (実施例1)図1〜図6に、本発明の保持具固定型ハン
ガーを示す。本実施例の図1〜図3場合の利点は、保持
具3aとハンガー1が一体構造となっているため、保持
具の強度がアップすること、および製造コストが従来ハ
ンガーとほぼ同等であることが挙げられる。また、図4
〜図6のハンガー1と保持具3aを別個に製造した後、
図4のような差込みにより固定する方法(このとき保持
具3を接着や溶着によりハンガー1に固定しても良
い)、図5のように保持具3aに凹凸部を持たせること
により、ハンガー1に嵌め込む方法および図6のように
ネジ込み等の手段で固定する方法の何れでも良い。これ
らの方法に関しては保持具3aのハンガー1に固定する
部分は、直棒状または微少な凸部を有するだけの単純な
構造で良いことから、製造コストを安くすることができ
る。
【0014】本ハンガー1はスーツ等の上下揃いの衣類
を、ハンガー1に掛ける場合の作業性を向上させるため
に、ハンガー1の本体肩側中央部に保持具3aを設けた
形態となっている。このときの保持具3aの襟吊り5を
掛ける部位の形状は、図2のような直棒形状、図3のよ
うな曲率を持った円弧形状および図1のような直棒形状
(曲率を持った円弧形状でも良い)の先端に球等の膨ら
みを持ったものでも良い。これらの形状が従来のL字状
に屈曲した掛け具に比べ優れている点は、直棒状の場
合、襟吊り5を保持具3aに保持した状態で、上着6を
誤って引張ってしまっても、ハンガー1が振り子状態に
なることにより、襟吊り5が保持具3aから滑って外れ
るため、襟吊り5をキズつけることがない。曲率を持っ
た円弧形状の場合、上着6の荷重を曲率を持った円弧の
広い部分で分散して受けるため、保持具3aの強度アッ
プおよび軽量化が可能となる。図1のような先端に球等
の膨らみを持ったものの場合、まず第一に掛けた上着6
が保持具3aから外れ難い点が上げられる。反面直棒形
状の場合と同様に、襟吊り5を保持具3aに掛けた状態
で誤って上着6を引張ってしまっても、従来のL字状に
屈曲したものに比べて外れ易い構造となっている。
【0015】本実施例の使用手順は、まず着用している
衣類を本ハンガー1に掛ける場合、図7および図8に示
すように、初めに脱いだ上着6の襟吊り5を保持具3a
に掛ける。また、襟吊り5の無い上着6の場合は、襟の
内側の部分を保持具3aに掛ける。このとき上着6の肩
の部分は、ハンガー1の肩を掛ける部位には掛けない状
態とする。こうすることにより、上着6の前部がズボン
7を掛ける際に邪魔にならない状態となる。この後、ズ
ボン7をズボン掛け棒4に掛け、図9および図10に示
すように、上着6の肩部をハンガー1に掛けた後、襟吊
り5を保持具3aから外すことにより衣類掛け作業を完
了させる。また、衣類を着用する際は、前述の手順と逆
の順序となる。このように、本発明により、従来より作
業性の悪かったハンガーからの衣類の脱着作業が簡単か
つ迅速にできるようになった。
【0016】(実施例2)図11〜図14に保持具3a
が可倒式である場合の、本発明の実施例を示す。この方
式の利点は、スーツ等の上下揃いの衣類以外に使用する
際に、保持具3aに衣類が引っ掛かる等の不具合の発生
が防止できることが挙げられる。使用方法としては、上
下揃いの衣類の場合は、保持具3aを図11〜図13の
各図中の実線の位置とし、それ以外の衣類に使用する場
合は、保持具3aを図中の二点鎖線の位置とする。この
保持具3aおよびハンガー1本体の嵌合部の形状は、前
述の可倒機能を満足するものであれば、特にその形状は
限定されない。また、襟吊り5を掛ける部分の形状は、
実施例1の場合と同様に、図13のような直棒形状、図
12のような曲率を持った円弧形状、および図11のよ
うな先端に衣類脱落防止用の膨らみを持つ形状のいずれ
の場合でも良い。これらの形状の利点は、実施例1に述
べたとおりである。
【0017】また、図14は、直棒形状の保持具3aを
可倒させるための溝に保持具押え用突起8を設けた状態
を示している。この方式の利点は、通常使用の際は、保
持具3aは保持具押え用突起8で止まった状態となって
いるが、保持具3aに上着6を掛けた状態で、誤って上
着6を引張ることにより、保持具3aに無理な力が掛か
った場合、保持具3aが保持具押え用突起8をすり抜
け、下向きに傾斜する構造となっているため、襟吊り5
が保持具3aから外れるので、より一層、襟吊り5の破
損を回避する機能が向上することが挙げられる。保持具
3aの形状は直棒以外の曲率を持った円弧状、および直
棒形状または曲率を持った円弧形状の先端に膨らみを持
つ形状のものでも良い。
【0018】(実施例3)図15および図16に、上着
6をピンチ状保持具3bにより挟んで保持する場合の本
発明の実施例を示す。本実施例の利点は、両者共、襟吊
り5の無い衣類の場合に、上着6の襟の部分を挟むこと
により、確実に上着6を保持することができるところに
ある。さらに図16の場合、ピンチ状保持具3bが自由
に動くため、操作性が非常に良いことも優位点として挙
げられる。図15の場合、ピンチ状保持具3bをハンガ
ー1の本体にリング状バネ9で押えつける構造となって
いる。使用時には、指でピンチ状保持具3bの先端とハ
ンガー1の本体の間を開けて、上着6の襟吊り5または
襟の部分を挟んで保持するものである。図16の場合、
ピンチ状保持具3bは鎖または紐状または棒状の連結具
10で吊りかん2に連結されている。この場合の連結部
位は、ハンガー1の本体でも機能的には問題は無い。連
結具10のハンガー1の本体側への取り付け形状は、ハ
ンガーから着脱可能なものであっても、着脱不可で固定
されたものでも良い。この場合の使用方法は、図15の
場合と同様に、ピンチ状保持具3bを指で操作して上着
6を保持する。
【0019】(実施例4)図17に、ハンガー1を組み
立てる際に、吊りかん2に差込むタイプの保持具3aの
本発明の実施例を示す。本実施例の利点は、吊りかん2
に差込む保持具3aの部分が閉じた形状(開口部が無
い)であるため、強度が高く保持具3aを軽量化できる
ことが挙げられる。また、保持具3aが吊りかん2を中
心に回転可能であるため、上下揃い以外の衣類で使用す
る際は、保持具3aを回転させて、保持具3aの先端を
側方または前方にすることにより実施例2の場合と同等
の効果が得られる。本実施例の場合も、保持具3aの襟
吊り5を掛ける部位の形状は、実施例1および実施例2
と同様に、直棒形状でも曲率を持った円弧形状でも先端
に衣類脱落防止用の膨らみを持つ形状のいずれの場合で
も良い。
【0020】(実施例5)図18に、吊りかん2と保持
具3aを一体とした場合の本発明の実施例を示す。本実
施例の利点は、吊りかん2製造時に一体で成形できるた
め、製造コストが安く、また吊りかん2と一体であるた
めに、保持具3aの強度が高いことが挙げられる。この
場合の保持具3aの設置方向は、衣類の着脱作業を阻害
しないために、ズボン掛け棒4の軸線の方向と一致しな
い方が良い。望ましくは、ズボン掛け棒4の軸線に対し
図のように直角の方向が良い。この場合も、保持具3a
の襟吊り5を掛ける部位の形状は、実施例1、実施例2
および実施例4と同様に、直棒形状でも曲率を持った円
弧形状でも先端に衣類脱落防止用の膨らみを持つ形状の
いずれの場合でも良い。
【0021】(実施例6)図19〜図25に、着脱可能
な保持具3aの本発明の実施例を示す。図19の場合
は、保持具3aを吊りかん2に嵌め込むために、保持具
3aの根元部に開口部を設け、この部分を吊りかん2に
押し込むことにより嵌合する。この方式の利点は、実施
例4と同様に、保持具3aが吊りかん2を中心に回転可
能であるため、上下揃い以外の衣類で使用する場合は、
保持具3aを回転させて、保持具3aの先端を側方また
は前方にすることにより実施例2の場合と同等の効果が
得られること、および衣類販売店や各家庭で既に保有し
ているハンガーに装着が可能であることが挙げられる。
また、開口部の位置は図20に示すように、保持具3a
を上方から見た場合に、襟吊り5を掛ける部位の軸線
(図中の一点鎖線)と開口部の中心が一致している場合
でも、本発明の機能を十分に満足するが、襟吊り5を掛
ける部分に上着6の荷重が集中するため、望ましくは、
図のように、襟吊り5を掛ける部位の軸線と保持具3a
の開口部の中心が一致しない方が良い。
【0022】図21に示す方式の場合は、保持具3aを
ハンガー1の本体に接合するための止め具11を付加し
たものである。この場合の止め具11は両面テープ、接
着材および面ファスナー等の接合機能を有した材料であ
れば良い。面ファスナー等のオス・メスのある止め具1
1の場合は、保持具3a側にオス、ハンガー1の本体側
にメスの組合わせでも、その逆でも良い。この方式の利
点は、実施例5と同様に、衣類販売店や各家庭で既に保
有しているハンガーに装着が可能であること、および保
持具3a自体の構造が単純で装着が簡単なことが挙げら
れる。
【0023】図22〜図25の方式は、吊りかん挟み用
ピンチ12により、吊りかん2に固定するものである。
この場合の襟吊り5を掛ける部位と吊りかん挟み用ピン
チ12の位置関係は、図22のような吊りかん挟み用ピ
ンチ12のつまみ部側であっても、図23のような吊り
かん挟み用ピンチ12の側面部および図24のような吊
りかん挟み用ピンチ12のくわえ部のいずれの位置で
も、本発明の機能を満足する。吊りかん2をくわえる部
分の内側の形状は、図22〜図24のような円形および
図25に代表される三角形を合わせた形状でも良く、吊
りかん2をくわえることができる形状であれば特に限定
されるものではない。吊りかん2をくわえる部分の内側
の形状が円形以外の形状の場合においても、襟吊り5を
掛ける部位の位置は、図22〜図24と同様となる。こ
の方式の利点としては、吊りかん2の径が多少異なって
も固定できるため、より多様なハンガー1への取り付け
が可能となることである。これらの場合も、保持具3a
の襟吊り5を掛ける部位の形状は、実施例1、実施例
2、実施例4および実施例5と同様に、直棒形状でも曲
率を持った円弧形状でも先端に衣類脱落防止用の膨らみ
を持つ形状のいずれの場合でも良い。以上のような、実
施例2から実施例6までの方式においても、ハンガー1
から衣類を脱着する一連の作業は実施例1の手順と同一
である。
【0024】これら各方式における保持具3aの襟吊り
5を掛ける部位の形状は、図26および図27に示すよ
うに、1本では無く、多本でも良い。これらの利点は、
図26のような襟吊り5を掛ける部位が同方向のもの
は、三つ揃えのスーツにおいて、上着6とベストを同時
に掛けられることが挙げられ、図27のような襟吊り5
を掛ける部位が異方向のものは、上着6を掛けた際に、
余った保持部位にその他の衣類、たとえばネクタイ15
や、腕時計等のその他の装身具類を掛けることができる
ことが挙げられる。このとき襟吊り5を掛ける部位の形
状は、図26のような直棒の先端に膨らみを持ったもの
と単純な直棒といった異種形状の組合せでも、図27の
ような直棒の先端に膨らみを持ったもの同士といった同
種形状の組合せでも良く、組合せは自由である。
【0025】図28〜図30のような板状、このときの
板は平板(図28)、フック状の曲率を持った曲板(図
29)および平板(曲率を持った曲板でも良い)の先端
に膨らみを持ったもの(図30)等、いずれの方式でも
良い。この方式の利点は、保持具3aと襟吊り5が面接
触となるため、襟吊り5にかかる上着6の自重が分散す
るため、襟吊り5の損耗が少なくなることが挙げられ
る。
【0026】また、襟吊り5を掛ける部位が、図31の
ようなコイル状であっても良い。この場合の利点は、襟
吊り5を掛ける部位がコイル状つまりバネ形態であるた
めに、保持具3aに上着6を掛けた状態で、誤って引張
ってしまっても、バネの弾力により保持具3aの襟吊り
5を掛ける部位がたわむことにより、保持具3aから上
着6が外れるので、襟吊り5の破損を避けられることが
挙げられる。
【0027】また、上着6の外れ防止対策として、図3
2に示すようなゴム等の滑り防止具13を、保持具3a
の襟吊り5を掛ける部位および保持具3aの先端に膨ら
みを持ったものであれば、この部分にまで取り付けても
良い。このときの滑り防止具13の表面は平滑でも凹凸
を持った形状でも良い。さらに、衣類の繰り返し脱着作
業による、上着6の襟吊り5の擦り切れによる破損を防
止するために、図33に示すように、襟吊り5を掛ける
部位および先端に膨らみを持ったものであれば、この部
分にまでウレタンやスポンジ等の軟質の擦り切れ防止具
14を付加することが有効である。
【0028】以上のような保持具3aの襟吊り5を掛け
る部位の多本化、板状化、コイル化、滑り防止具の付加
ならびに擦り切れ防止具の付加は、実施例1、実施例2
および実施例4〜実施例6の全ての方式との組合わせが
可能である。
【0029】これら各方式において、衣類掛け作業完了
後の保持具3aには、図34に示すように、ネクタイ1
5等を掛けても良い。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、衣類ハ
ンガーに上着を一時的に掛けるための保持具を、ハンガ
ー製造時に一体成形により付加、または、別個に製造し
た後取り付けることにより、従来より困難であった、ス
ーツ等の上下揃いの衣類をハンガーに掛ける際の作業性
を飛躍的に向上させることが可能となった。また、製造
コストに関しても、従来の方法のように、ズボン掛け用
のハンガーを新たに作ったりする必要が無く、保持具自
体も非常に小型であるため、非常に安価なものとなる。
さらに、本発明の脱着式の保持具であれば、既に市場に
出回っているハンガーや各家庭で保有しているハンガー
に取り付けるだけで、簡単に高機能化を図ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本衣類保持具付きハンガーの斜視図
【図2】 本衣類保持具付きハンガーの斜視図
【図3】 本衣類保持具付きハンガーの斜視図
【図4】 本衣類保持具付きハンガーの断面図
【図5】 本衣類保持具付きハンガーの断面図
【図6】 本衣類保持具付きハンガーの断面図
【図7】 本衣類保持具付きハンガーの衣類掛け作業中
の側面図
【図8】 本衣類保持具付きハンガーの衣類掛け作業中
の正面図
【図9】 本衣類保持具付きハンガーの衣類掛け作業完
了後の側面図
【図10】 本衣類保持具付きハンガーの衣類掛け作業
完了後の正面図
【図11】 本発明の実施例2の断面図
【図12】 本発明の実施例2の断面図
【図13】 本発明の実施例2の断面図
【図14】 本発明の実施例2の背面図
【図15】 本発明の実施例3の断面図
【図16】 本発明の実施例3の側面図
【図17】 本発明の実施例4の斜視図
【図18】 本発明の実施例5の斜視図
【図19】 本発明の実施例6の斜視図
【図20】 本発明の実施例6の平面図
【図21】 本発明の実施例6の斜視図
【図22】 本発明の実施例6の斜視図
【図23】 本発明の実施例6の斜視図
【図24】 本発明の実施例6の斜視図
【図25】 本発明の実施例6の斜視図
【図26】 本発明の他実施例(多本保持具)の斜視図
【図27】 本発明の他実施例(多本保持具)の斜視図
【図28】 本発明の他実施例(板状保持具)の斜視図
【図29】 本発明の他実施例(板状保持具)の斜視図
【図30】 本発明の他実施例(板状保持具)の斜視図
【図31】 本発明の他実施例(コイル状保持具)の斜
視図
【図32】 本発明の他実施例(滑り防止具付き保持
具)の断面図
【図33】 本発明の他実施例(擦り切れ防止具付き保
持具)の断面図
【図34】 本衣類保持具付きハンガーの衣類掛け作業
完了後の側面図
【符号の説明】
1 ハンガー 2 吊りかん 3a 保持具 3b ピンチ状保持具 4 ズボン掛け棒 5 襟吊り 6 上着 7 ズボン 8 保持具押え用突起 9 リング状バネ 10 連結具 11 止め具 12 吊りかん挟み用ピンチ 13 滑り防止具 14 擦り切れ防止具 15 ネクタイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スーツ等の上下揃いの衣類の収納におい
    て、ズボン等の下半身着用衣類の整理作業性を向上させ
    るために、上着を掛けるための保持具を有すること特徴
    とした衣類保持具付きハンガーおよび衣類保持具
  2. 【請求項2】上着をかけるための保持具が脱着可能な、
    請求項1に記載の衣類保持具付きハンガーおよび衣類保
    持具
JP11004998A 1998-03-17 1998-03-17 衣類保持具付きハンガーおよび衣類保持具 Pending JPH11262441A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446462Y1 (ko) * 2008-10-02 2009-10-30 (주)코우씨엔씨 옷걸이
JP2012019923A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 S Inc 衣類吊り下げ用ハンガー
US20120080459A1 (en) * 2010-10-04 2012-04-05 Dy Adrian A Clothes Hanger

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