JP2592763Y2 - 分離防止のための側面を付けたバックル - Google Patents

分離防止のための側面を付けたバックル

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JP2592763Y2
JP2592763Y2 JP1992092988U JP9298892U JP2592763Y2 JP 2592763 Y2 JP2592763 Y2 JP 2592763Y2 JP 1992092988 U JP1992092988 U JP 1992092988U JP 9298892 U JP9298892 U JP 9298892U JP 2592763 Y2 JP2592763 Y2 JP 2592763Y2
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belt
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Inventor
勝志 北野
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スコービル・ジャパン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ベルトを止着するため
に使用されるバックルに関し、さらに特定すると、バッ
クルの蓋部材と基部部材の分離を防止するための側面部
を備えた蓋付きバックルに関する。
【0002】
【従来技術と解決課題】一般にベルトは、ズボンに限ら
ず衣服一般をウエスト付近で絞って固定する役目の他に
ウエストを細く見せてファッション性を高める役目をも
っている。このベルトにおいて、止着の役目をしている
のがバックルであるが、現在では、種々の様式がある。
例えば、図1にあるようなピン6をベルト4の反対端部
付近の所定の孔(図示なし)に挿通して止着するタイプ
Iのピン式バックル2や、図2にあるように、鉤式32
またはスナップ式33で固定して蓋部材10でこれらを
覆って止着するタイプIIの蓋付きバックル12があ
る。普通、この蓋部材10の上面には、何らかの装飾が
施され得る。
【0003】最近では、上に述べたようにファッション
性を強調するため(男性衣料の用具としてはタイプIで
も十分にファンション化されているが女性衣料の用具と
しては少ない)、バックル外面に装飾を施し得る蓋付き
バックルの需要が多くなり、このタイプIIの使用によ
る欠点も目につき始めた。
【0004】そこで、従来の一例としてこの蓋付きバッ
クルの構成を示し、その問題点を述べる。図2は、その
従来の蓋付きバックル12の一例であるが、主に、突起
21を両脇にもつ後壁8と一体の蓋部材10と、突起2
3を両端にもつベルト端部挟持部材26と、突起21が
挿入される第一小孔20をもつ延長部22と、突起23
が挿入される第二小孔24をもつ側壁30と、バネ部分
14と、スナップ部33もしくは鉤部32もしくはその
他の脱着手段を備えた支持部分16とから一体構成され
る基部部材28と、から構成される蓋付きバックル12
であり、蓋部材10が基部部材28の第一小孔20に挿
通された後壁8両端の突起21を軸にして廻動でき、ベ
ルト端部挟持部材26が基部部材28の第二小孔24に
挿通されたその両端の突起23を軸にして廻動でき、蓋
部材10の廻動が、後壁8と基部部材28のバネ部材1
4との接触により制限を受ける、蓋付きバックル12で
ある。なお、この図面では、鉤部32とスナップ部33
を同一図面に表したけれども、実際はこのいずれか一方
のみが一体成形されている。
【0005】しかし、この構成で衣服につけたまま洗濯
すると、基部部材28両端の延長部22が外側に広がる
ことにより、突起21が第一小孔20から外れて蓋部材
10の基部部材28からの分離が生じた。このことは、
クリーニング屋に洗濯を依頼した場合に蓋部材の紛失の
原因となり兼ねないために見過ごすことのできない問題
であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、蓋部
材と基部部材の分離防止のために、第一突起を両脇にも
つ後壁と一体の蓋部材と、第二突起を両端にもつベルト
端部挟持部材と、第一突起が挿入される第一小孔をもつ
延長部と、第二突起が挿入される第二小孔とをもつ側壁
と、バネ部分と、スナップ部もしくは鉤部もしくはその
他の脱着手段を備えた支持部分とから構成される基部部
材と、から構成される蓋付きバックルであり、蓋部材が
基部部材の第一小孔に挿通された後壁両端の第一突起を
軸にして廻動でき、且つ前記ベルト端部挟持部材が前記
基部部材の前記第二小孔に挿通されたその両端の第二突
起を軸にして廻動でき、蓋部材の廻動が、後壁と基部部
材のバネ部材との接触により制限を受ける蓋付きバック
ルにおいて、前記基部部材と前記蓋部材が分離するのを
防止するための側面部を前記蓋部材の両脇に該蓋部材に
対して垂直下向きで一体的に設けたことを特徴とする前
記蓋付きバックルを提供する。以下に、図面を参照しつ
つその詳細を記述する。
【0007】
【実施例】図3(a)及び(b)において、本考案に従
う蓋付きバックル42は、別々の金属板を曲げ加工し結
合して作成したものであり、スナップ部63(ここでは
雄形であるが雌形でもよい)を備えた支持部分46とそ
の縁の一部を折り曲げたバネ部分44と該バネ部分44
に対して両縁を該支持部分46に対し直角に曲げた側部
60を含んでいる基部部材58と、該基部部材58と結
合するための第一突起51を両脇にもつ後壁38と蓋上
面41とからなる蓋部材40と、支持部分46の下方に
前記側部60で基部部材58に結合されるベルト端部挟
持部材56とから構成される。
【0008】基部部材58の両端の側部60には第一小
孔50と第二小孔54が設けてあり、第一小孔50には
後壁38の両端の第一突起51が挿通されて蓋部材40
を基部部材58に結合して廻動可能にしており、もう一
方の第二小孔54にはベルト端部挟持部材56の両端の
第二突起53が挿通されてベルト端部挟持部材56を基
部部材58に結合して廻動可能にしている。また、基部
部材58の支持部分46にはスナップ部63が設けてあ
って、ベルト部材48の他端(図示なし)にあるこれに
対応する(この場合雌形)スナップを嵌合してベルトを
止着する。その後、蓋部材40を廻動してこのベルト止
着部分を隠すとともにスナップ同士が分離するのを防
ぐ。この廻動時で、蓋部材40の後壁38と基部部材5
8のバネ部分44との接触が、蓋部材40の廻動をいく
らか制限していて自由に廻動する。
【0009】その後、蓋部材40は、廻動させてこのベ
ルト止着部分を覆い隠すとともにスナップ同士が分離す
るのを防ぐ。この廻動について、蓋部材40の後壁38
と基部部材58のバネ部分44との接触が、蓋部材40
が勝手に廻動するのを制限している。
【0010】ベルト端部挟持部材56は、図3(b)の
状態でバックル42をベルト部材48の一端に固定する
機能を持つ。蓋部材40は、また図3(a)及び(b)
のように、常時、側面部62が側部58の延長部52を
内側へ押すように働き両方の延長部52の第一小孔50
から後壁38両端の第一突起51が脱落するのを防いで
おり、従来の問題点であった蓋部材40と基部部材58
との分離を阻止している。なお、この実施例では、スナ
ップ式のみを説明したが、図2のような鉤式もしくはそ
の他の脱着手段であっても本考案は利用できる。
【0011】
【考案の効果】以上の構成により、クリーニング屋に依
頼して、蓋部材と基部部材の分離、延ては蓋部材の紛失
という問題が発生しないようにできた。
【0012】本考案の好ましい実施例と現在考えられる
ものを図示し説明してきたけれども、当業者であれば、
本考案の技術思想から逸脱することなく種々の変更及び
修正が可能であることは明白であろう。かかる変更及び
修正は全て本考案の技術思想に包含されるべきものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のピン式バックルの平面図である。
【図2】(a)は従来の蓋付きバックルの斜視図であ
り、(b)はその側面図である。
【図3】(a)は本考案の蓋付きバックルの斜視図であ
り、(b)はその側面図である。
【符号の説明】
2 ピン式バックル 4、18、48 ベルト部材 6 ピン 8、38 後壁 10、40 蓋部材 12、42 蓋付きバックル 14、44 バネ部材 16、46 支持部分 20、50 第一小孔 21、51 第一突起 22、52 延長部 23、53 第二突起 24、54 第二小孔 26、56 ベルト端部挟持部材 28、58 基部部材 30、60 側部 32 鉤部 33、63 スナップ部 41 蓋部材上面 62 側面部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一突起(51)を両脇にもつ後壁(3
    8)と一体の蓋部材(40)と、第二突起(53)を両
    端にもつベルト端部挟持部材(56)と、前記蓋部材
    (40)及び前記挟持部材(56)を枢着するための両
    側部(60)を具備した基部部材(58)とよりなるバ
    ックルにおいて、 前記両側部(60)は、前記第一突起(51)が挿入さ
    れる第一小孔(50)をもつバックル表面側の延長部
    (52)と、第二突起(53)が挿入される第二小孔
    (54)をもつバックル裏面側の側部部分とよりなり、 前記蓋部材(40)には、その開閉にかかわらず前記延
    長部(52)を常時抑える側面部(62)を有すること
    を特徴とするバックル。
JP1992092988U 1992-12-28 1992-12-28 分離防止のための側面を付けたバックル Expired - Lifetime JP2592763Y2 (ja)

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JPH0652515U JPH0652515U (ja) 1994-07-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS559211Y2 (ja) * 1976-06-12 1980-02-28
JPS58144411U (ja) * 1982-03-25 1983-09-29 株式会社石川オリエント バンド係止金具

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JPH0652515U (ja) 1994-07-19

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