JPH11262344A - 水浄化装置 - Google Patents

水浄化装置

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JPH11262344A
JPH11262344A JP10685298A JP10685298A JPH11262344A JP H11262344 A JPH11262344 A JP H11262344A JP 10685298 A JP10685298 A JP 10685298A JP 10685298 A JP10685298 A JP 10685298A JP H11262344 A JPH11262344 A JP H11262344A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、海水の浄化装置において起こる
塩垂れおよび水の濁りを防止することを目的とする。 【構成】水浄化装置の蓋板に空気抜き装置を取り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海水による浄化装
置や魚などの飼育水槽の酸素供給に於いて、空気や酸素
の立ち上がる泡が水面ではじけた際に、飛び散った塩分
が活魚容器の上部に乾いて付着して起こる(塩だれ)を
防止すると共に、フイルターでは取れない水の濁りの原
因になる微細なゴミを取り除く水浄化装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の海水の浄化装置や濾過水槽などの
水中えの酸素供給には、例えば純酸素の断続的供給又は
エアーポンプによる空気の連続的供給が用いられてい
た。即ち、 (A) 密閉された純酸素室内を海水が循環することで
酸素を補給する純酸素濾過装置を用いて、例えば水槽内
に沈めた当該純酸素濾過装置内で酸素を溶解させる方法
が提案されている。(例えば実用新案登録第25403
38号、および平成 9年特許願第295360号参
照。) (B) エアーポンプや水中ポンプに連動したストレー
ナーやシャワーパイプにより連続的に水中に空気や酸素
を送り込み酸素を供給する方法が多くおこなわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
には、次のような欠点があった。 (a) 酸素を多く注入しすぎると溢れた酸素が循環モ
ーター部分から細かい泡になって噴き出し、泡がはじけ
て塩だれを起こす欠点がある。 (b)又必要に応じて酸素を補給しなければならない欠
点があり、長期間家を空ける場合はエアーポンプによる
酸素補給を余儀なくされ(a)に言う所の塩だれを起こ
す欠点がある。 (c)フイルターでは取れない微細なゴミが浮遊して水
の濁りを起こす欠点がある。
【0004】(d)水中を立ち上がる泡がはじける際に
海水中の塩分が飛散し水槽の上部に被着し塩だれの原因
になる欠点がある。尚塩だれとは、泡がはじけて水槽面
に被着した塩分が乾いて、幾層にも重なり石質化し美観
を損うと共に、外部モーター部等に被着して漏電等の危
険があるものであり、従来の海水魚飼育においての悩み
であった。
【0005】本発明は、これらの欠点を解消するために
なされたものであり、海水魚飼育において悩みであった
塩だれ、及び水の濁りを起こさない水浄化装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、例えば海水を入れた活魚用容器に対応し
て、この活魚用容器の内部又は外部に水浄化装置を設
け、この水浄化装置の容器内部に、空気(本明細書にお
いては、特別断らない限り酸素又は空気のいずれかを意
味するものとする)を連続して注入して、海水に酸素を
溶け込ます微生物育成室を設け、この微生物育成室に活
魚容器の海水が循環すると共に、微生物育成室から溢れ
た空気を空気抜き筒から排出して塩だれを防ぐと共に、
その際に微細なゴミをも取ることが出来ることを特徴と
している。 尚この水浄化装置を淡水に使用しても何ら
不都合を生じることはない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面を
参照して説明すると図1は本発明実施例水浄化装置を示
す正面図であり、図2は同装置の一部欠き正面図、図3
は図2のX1−X1線に沿った断面図、図4は図2のX
2−X2線に沿った断面図、図5は図2のX3−X3線
に沿った断面図、図6は図2のX4−X4線に沿った断
面図、図7は図2のY1−Y1線に沿った断面図、図8
は図2のY2−Y2線に沿った断面図、図9は図2のY
3−Y3線に沿った断面図、図10は図2のY4−Y4
線に沿った断面図、図11は図2のY5−Y5線に沿っ
た断面図、図12は図2のY6−Y6線に沿った断面
図、図13はY7−Y7線に沿った断面図、図14及び
図15は、同装置の使用中の動作を説明するための断面
図で、図14に示す同装置部分は図2のX1−X1線に
沿った断面図、又図15に示す同装置部分は図2のX4
−X4線に沿った断面図、図16は同装置の斜視図、図
17は水取り入れ装置4の断面図、図18、19は空気
抜き装置20のの断面図、図20は空気抜き部の拡大断
面図、図21は空気抜き部の斜視図である。
【0008】図1において、1は本発明実施例の水浄化
装置を示しており、1Aはその装置の容器であり、この
容器1Aには、蓋板1Bが装着されている。
【0009】その蓋板1Bには、空気注入パイプ3、水
取入口装置4、排水装置5、空気抜き装置20、が装着
されている。次に図2に示すように、前記空気注入パイ
プ3の下方には、好気性微生物育成室10が形成され、
前記水取入口装置4の下方には、水取入室7が形成さ
れ、前記空気抜き装置20の下方には、空気抜き室6が
形成され、更に、排水装置5の下方には、排水室8が形
成されている。
【0010】そして、この水浄化装置1の容器1Aに
は、前記空気注入パイプ3よりエアーストーン30Aを
介して空気が流入するようにした好気性微生物育生室1
0と、該空気が全く流入することが無いようにした嫌気
性微生物育生室11とが形成され、この両者の育生室1
0,11間は仕切板11Aで仕切られている。
【0011】上記育成室10と、水取入室7との間は仕
切板6Aと水取り入れ口仕切板14Aとが装着されてい
る。嫌気性微生物育生室11は図3に示すように、水取
入室7との境や排水室8との境には、小孔13を穿設し
た小孔仕切板12Aと12Bとが装着されている。そし
て、空気抜き室6と排水室8との間は下方部が開口した
排水口仕切板14Cが装着されている。前記好気性微生
物育生室10には、図4に示すように、空気注入パイブ
3を接続する接続器9とエアーチューブ31Aを介して
エアーストーン30Aと接続されている。
【0012】この好気性微生物育生室10は、図2に示
すように、嫌気性微生物育生室11との間の仕切板11
Aから該好気性微生物育生室10の中間迄を仕切るよう
にした3枚の中間仕切板15A、15B、15Cと、装
置1の容器1Aの側板1Dから該好気性微生物育成室1
0の中間まで仕切るようにした2枚の中間仕切板16
A、16Bとが図示のように交互に設置されている。又
中間仕切板15Cと空気抜き室仕切板14Bは仕切板1
1Aとで好気生微生物育成室性10を形成している。
【0013】そして、前記3枚の中間仕切板15A、1
5B、15C、と2枚の中間仕切板16A、17B、と
の間に、図2、図5乃至図13に示すように、小孔13
を多数穿設した3枚の多孔中間床板17A、17B、1
7Cが水中に設置されて好気性微生物育生室10をいわ
ば2階建てにしている。そしてその多孔中間床板17
A、17B、17Cの中央側には、その多孔中間床板1
7A、17B、17Cから上方に若干突出させた6枚の
仕切堰板18A〜18Fには小孔13を穿設しており、
18A、18C、18E、の下部を各々仕切隔壁19
A、19B、19C、で仕切っている。
【0014】図17は、水取入口装置4の一実施例を示
すものであり、この装置4は、下部に複数の小孔41を
穿設した外側筒体40と、内部に海面状ゴム等のフィル
ター43、45を装着した内側筒体42とより成ってい
る。把手44の先端にフイルター45が、握り手46の
先端にはフイルター43が装着してある。把手44の外
側に握り手46が、鞘のようにはめることができるダブ
ルフイルターになっており、排水装置5を作動したまま
で、握り手46を引き抜いてフイルター43を掃除する
場合、フイルター45で水浄化装置1内にゴミが流入す
るのを防ぐことができる。
【0015】そこで、この水取入口装置4は、矢印a1
で示すように、小孔41より外側筒体40の内部に水を
吸い込み、矢印a2で示すように上昇し、矢印a3で示
すように、内側筒体42の内部に吸い込まれ、フィルタ
ー43、45を通過して、矢印a4で示すように下方に
吐出する。
【0016】空気抜き装置20は、図18等が示すよう
に、泡防止ネット22を詰めた空気抜き筒24と、ウー
ルマット29等を詰めた水溜まり25と、水はね防止蓋
21からなっている。
【0017】好気性微生物育成室10内にエアーストー
ン30Aから注入されあふれた空気が、矢印b1で示す
ように、空気抜き室仕切板14Bを越えて空気抜き室6
に入り更に空気抜き室6であふれた空気が、空気抜き穴
入口23より矢印b2で示すように排出され、矢印b3
で示すように泡がネット22を伝わりな上昇することで
泡の溢れる音を防止し、矢印b4で示すようにウールマ
ット29で微細なゴミを取りあるいは水溜まり25に沈
殿させ、矢印b5で示すように隙間26から空気を排出
し、矢印b6で示すように水滴落とし27を伝わって水
が滴り落ちる。
【0018】次に、排水装置5は、図3等に示すよう
に、水吸込筒体50と、水中モーターポンプ部51と、
水吐出筒体52と、水平樋部53と、水吐出口54とよ
りなっている。尚、水中モーターポンプは、周知のもの
を用いているので、その詳細な図面と説明は省略する。
【0019】図16は、上記のように構成した本発明一
実施例の水浄化装置1を装着した活魚用容器2を示して
いる。そして、図14、図15に示すように、嫌気性微
生物育生室11と好気性微生物育生室10の内部には、
バクテリア等の微生物を数多く寄生させるため、軽石等
の多孔石60A、60Bを適宜設置し、海水70を容器
本体2A内に満杯にした後に、必要に応じて活魚80等
の魚介類とを入れる。このとき水浄化装置1の内部も満
杯状態となる。この状態の下で空気注入パイプ3より好
気性微生物育成室10内にエアーストーン30Aを介し
て空気90を注入する。この結果、好気性微生物育生室
10内では、エアーレーションの泡が海水中を通り、又
天井に蓄積された空気90の下方を海水が流れる間に当
該海水70には十分な酸素が溶け込み、微生物の育成を
促し水を浄化する。更にあふれた空気は、空気抜き装置
20から排出されるため、排水装置に空気が海水と一緒
に汲み上げられることがない。
【0020】次に、排水装置5に内蔵したモータポンプ
を作動させるのであるが、以下この活魚用容器2に装着
した水浄化装置1の動作その他について詳細に説明す
る。 この水浄化装置1の容器1Aは、活魚用容器2の容
器本体2Aの下方部を利用することにより、当該容器1
Aの底面板1Cや側板1Dを省略し、容器2Aの下方に
蓋板1Bのみを設けるようにして当該容器1Aを構成す
ることが出来る。
【0021】 空気注入パイプ3はこれを省略して、
例えばエアーポンプ(図示せず)からエアーチューブ
(図示せず)を直接エアーストーンに接続し、水70を
満杯にしておいた容器1Aの上方に空気を供給するよう
にすることができる。即ち図示のような空気注入パイプ
3を省略することが出来る。
【0022】 前記排水装置5に内蔵した水中ポンプ
を作動させると、活魚用容器2の容器本体2A内の海水
70は、水取入口装置4を介して、水取入室7に流入す
るが、図17に示す水取入口装置4の内部筒体42に設
けたフィルタ43は、水取り入れ口4内ではなく、前記
水取入室7に設置するようにしてもよい。
【0023】 前記水取入室7に流入した海水70
は、図14に示す小孔仕切板12Aの小孔13を介し
て、嫌気性微生物育生室11に流入し、その海水70は
小孔仕切板12Bの小孔13を介して排水室8に流入す
る。嫌気性微生物育生室11内には多孔石60Bが満た
され、還元バクテリアが多く繁殖するよう、バクテリア
の餌となる物質を入れ、水の流水がきわめてゆっくりと
なるようにされている。
【0024】 一方、前記水取入室7に流入した水7
0の多くは、図8に示す水取り入れ口仕切板14Aの流
入口13Aを介して、好気性微生物育生室10に流入
し、隔壁19Aを飛び越し多孔仕切板18Aの小孔13
を通って図16に波型に描いている実線矢印A1で示す
ように、3枚の中間仕切板15A、15B、15Cと、
2枚の中間仕切板16A、16Bとの間を蛇行して流れ
る。
【0025】 そして、その実線矢印A1で示す蛇行
中には、3枚の隔壁19A〜19Cを飛び越し、多孔仕
切板18A〜18Fの小孔を通っ多数の小孔13を穿設
した3枚の多孔中間床板17A、17B、17Cの上方
を、また上方から下方にもぐり、また下方を通って水7
0が流れる。即ち、多孔石60Aと接触しつつ水70が
流れてゆく。
【0026】 そして、前記好気性微生物育生室10
内を流れた水70は、仕切板14Bの流水口13を通っ
て空気抜き室6に流入し一部は空気抜き装置より排出さ
れるが殆どの水は流水口13Cを通って排水室8に流入
し、前記嫌気性微生物育生室11内を流れた水70と共
に、排水室8に設置した排水装置5の水吸込筒体50よ
り吸い込まれ、同装置5の水吐出口54より吐出され
る。
【0027】 前記好気性微生物育成室10内の水7
0の流れは、水70の前記流れの流路上に多数の多孔石
60Aが存在していることから、この多孔石60Aの存
在が水の流れの抵抗となり、前記排水装置5の水吸込筒
体50に近い程その吸い込み力が強く働く。更に言えば
そのようになるように排水装置5からの吸い込み力が選
ばれていることから、その好気性微生物育生室10内の
水面は、図15に破線で示す水面C1、C2、C3、の
ように段差が形成される。即ち自然の川で水が上流から
下流に流れる間に酸素を多く取り込み浄化するのと同じ
ように、好気生微生物育成室10内でエアーストーン3
0Aより、空気を細かい気泡として継続して送り続け、
海水70に多くの酸素を溶解させることにより、多孔石
60Aに多くのバクテリアを繁殖させ、水70が仕切堰
板19A〜19Cを飛び越えたり多孔石60Aの間を川
のように蛇行して流れ循環することにより濾過浄化され
る。
【0028】 前記好気性微生物育生室10には、好
気性バクテリアが繁殖し、活魚の排泄物が変化した猛毒
なアンモニアを無害に近い硝酸塩に変える働きをする。
そして前記嫌気性微生物育生室11では、還元バクテリ
アを繁殖させ、硝酸塩を分解する、したがって水替えを
をあまり必要としない。、このように両微生物育生室1
0、11内に、前記海水の水の70を循環させると、そ
の両微生物育生室10、11内の各々のバクテリアの働
きにより、活魚の排泄物を分解して浄化することが出来
る。
【0029】▲10▼ 図19は、好気性微生物育生室
10内に、純酸素を注入して濾過を行なう場合の実施例
を示すものであり、空気抜き筒24にはエアーストーン
30Bをを取り付けてあり、プロテインスキマーの働き
をする。 純酸素濾過の場合は純酸素を育成室10内に
貯めて水中に酸素供給を行なうため、純酸素を多く注入
しすぎたとき以外は、空気抜き筒から泡が排出されるこ
とがないため水の濁りを生じることがあった。図19で
示すよう、エアーチューブ31Bにエアーポンプ及びオ
ゾナイザー(図示せず)を接続しエアーストーン30B
より細かい泡を発生させ微細なゴミを取り除くと共に、
オゾナイザーを通したエアーを注入することで、水の透
明度を上げなお効率のよい濾過を促進することができ
る。このように空気抜き装置20は、塩垂れ防止、空気
抜き、プロテインスキマー、1台で3種類の機能をはた
すことができる。
【0030】▲11▼ 好性微生物育生室10内の濾過
の方式は図面に示した方法とは限らず、好気生微生物育
生室10内或いは任意の場所に、任意の形で多孔石60
Aが配置され濾過層を形成されていればよい。
【0031】▲12▼ 本発明にいう活魚用容器2の水
浄化装置1は、一般には、図1ないし図16に示す如く
容器1Aとして図示されている如く、蓋体1Bと側板1
Dと底面板1Cとを持っ所謂独立した箱体である。しか
し、上述した如く、活魚用容器本体2A(図示14に示
す)の側壁および、又は底板の夫々一部または全部を、
当該活魚用容器の水浄化装置の一部に利用してもよい。
即ち、当該活魚用容器の水浄化装置は、独立した箱体と
なっていなくて活魚用容器内に沈めて当該活魚用容器の
一部を利用して、結果的に箱体が形成され、上部に空気
を蓄積できるようになっていれば足りる。
【0032】▲13▼ 図16に示す実施例は、水浄化
装置1の容器1Aを一個のものを示したが、この容器1
Aを複数個製作し、これを有機的に結合して用いること
も出来る。即ち、同様の容器1Aを多数段重ね合わせる
共に下段の容器1Aの排水室8からの水を上段の容器1
Aの水取入室7に結合するようにして濾過能力を上げる
ようにしてもよい。
【0033】▲14▼ 更に本発明にいう活魚用容器の
水浄化装置が1つまたは複数個がまとまって前述の独立
した箱体を構成している場合には、当該活魚用容器の水
浄化装置は、活魚用容器本体2A内に沈めて使用しなく
てもよい。即ち、活魚用容器本体2Aの外部に配置して
おき、活魚用容器の水浄化装置本体2A内の水70が、
例えばホースなどを介して、当該活魚用容器の水浄化装
置内を巡回されて前述の如く空気と接触した上で、活魚
用容器本体2A内に戻されるように配置されてもよい。
更にクーラーを内設して、容器本体の水70を所定の温
度に保つよう、水浄化装置付きクーラーとしてもよい。
【0034】▲15▼ 更に本発明の、(図示せず)空
気抜き室仕切板14Bを複数枚にして空気抜き室6を複
数部屋形成し、各々に空気抜き室、プロテインスキマー
室、炭酸ガス溶解室、と複数部屋に分け、海水70が流
れる間に、空気抜き室では溢れた空気を抜き、プロテイ
ンスキマー室ではオゾナイザーによるタンパクや微細な
ゴミの除去、炭酸ガス溶解室では、必要量の炭酸ガスを
注入して海草の育成を促すようにしてもよい。
【0035】▲16▼ 前記排水装置に連動して殺菌灯
を設置してもよい。
【0036】▲17▼上述の水浄化装置においては、当
該水浄化装置自体に水取入口装置や排水装置を取り付け
た状態のものを示している。しかし、上述した水浄化装
置自体から水取入口装置や排水装置を取除いた状態の水
浄化装置とし、蓄えられた水槽から当該水浄化装置に汚
水を送り込み、当該水浄化装置内で空気と接触させた上
で、当該水浄化装置から吸い出して元の水槽に戻すよう
にしてもよい。即ち、水浄化装置が単に水と空気との接
触場所として用いられていてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば下記のような顕著な効果がある。
【0038】(イ)従来のように、外気から、常時、空
気を連続して注入しても、水浄化装置内に一旦蓄積され
た空気が空気抜き装置20から排出されるため泡が立つ
ことがなくが無いので、塩垂れの心配が全く無い。
【0039】(ロ)従来の酸素濾過装置の場合は酸素を
多く注入しすぎると、排水装置から泡を噴き出して塩垂
れを起こしたが、本発明はその原因を完全に防止するこ
とができる。
【0040】(ハ)空気抜き装置が空気を排出する際、
同時に微細なゴミも浮遊させ取り除くため、プロテイン
スキマーの役目を果たすため水の濁りを防止することが
できる。。
【0041】(ニ)本発明による水浄化装置は従来の活
魚水槽内の底面部分で、従来のオーバーフロー等の高級
水槽の機能をまとめて一体化することが出来るため余分
な設置スペースを必要としない。
【0042】(ホ)嫌気性微生物育生室と共に好気性微
生物育生室をもち、かつ好気性微生物育生室内でエアー
レーションによる酸素供給及び、蓋板と水との間に空気
を蓄積しておいて室内での水の流れを蛇行させつつ多孔
石や多孔中間床板や多孔仕切板や仕切堰板を介在せしめ
て乱流となるようにしていることから酸素が効率よく溶
解してゆくことができる。また、嫌気性微生物育成室に
おいては脱窒素作用を同時に行うため長期間にわたって
活魚用容器本体の水を長期間交換する必要がない。
【0043】(ヘ)純酸素又は空気よる単独、或いは純
酸素と空気と併用した酸素供給が可能なため、長期間家
を空ける場合でも、純酸素から空気による酸素供給に切
り替えれば酸素供給の心配がない
【0044】(ト)前記純酸素濾過装置の場合フイルタ
ーでの物理濾過しか行われないため設置どき水が濁る欠
点があったが、空気抜き装置20(図19)を併用する
ことで水の濁りを防止することができる。
【0045】(チ)以上のように一般室内での観賞魚水
槽容器として使用する場合だけでなく、車による長距離
活魚輸送容器としても利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例活魚用容器の水浄化装置を示す
正面図である。
【図2】同装置の一部切欠き平面図である。
【図3】図2のX1−X1線に沿った断面図である。
【図4】図2のX2−X2線に沿った断面図である。
【図5】図2のX3−X3線に沿った断面図である。
【図6】図2のX1−X1線に沿った断面図である。
【図7】図2のY1−Y1線に沿った断面図である。
【図8】図2のY2−Y2線に沿った断面図である。
【図9】図2のY3−Y3線に沿った断面図である。
【図10】図2のY4−Y4線に沿った断面図である。
【図11】図2のY5−Y5線に沿った断面図である。
【図12】図2のY6−Y6線に沿った断面図である。
【図13】図2のY7−Y7線に沿った断面図である。
【図14】同装置の使用中の動作を説明するための断面
図であり、同装置部分は図2のX1−X1線に沿った断
面図である。
【図15】同装置の使用中の動作を説明するための断面
図であり、同装置部分は図2のX4−X4線に沿った断
面図である。
【図16】同装置の斜視図である。
【図17】同装置の水取入口装置の断面図である。
【図18】同装置の空気抜き装置部の断面図である。
【図19】同装置のエアーストーンを内設した空気抜き
装置部の断面図である。
【図20】空気抜き装置の空気抜き部の断面図。
【図21】空気抜き装置の空気抜き部の斜視図。
【符号の説明】
1・・・ 水浄化装置 1A・・ 装置1の容器 1B・・ 装置1の蓋板 1C・・ 装置1の底板 1D 装置1の側板 2・・・ 活魚用容器 2A・・ 活魚用容器本体 2B・・ 活魚用容器本体の蓋体 3・・・ 空気注入パイプ 3A 空気注入パイプ取り付け穴 4・・・ 水取入口装置 4A 水取入口装置取り付け穴 5・・・ 排水装置 5A 排水装置取り付け穴 6・・・ 空気抜き室 6A・・ 仕切板 7・・・ 水取入室 8・・・ 排水室 9・・・ 空気注入パイプ接続器 10・・ 好気性微生物育生室 11・・ 嫌気性微生物育生室 11A・ 仕切板 12A、12B 小孔仕切板 (2枚) 13・・ 小孔 13A〜13C 流水口 14A 水取り入れ口仕切板 14B 空気抜き室仕切板 14C 排水口仕切板 15A〜15C 中間仕切板 (3枚) 16A、16B 中間仕切板 (2枚) 17A〜17C 多孔中間床板(3枚) 18A〜18F 多孔仕切板 (6枚) 19A〜19C 仕切堰板 (3枚) 20 空気抜き装置 20A 空気抜き装置取り付け穴 21 水はね防止蓋 22 泡防止ネット 23 空気抜き穴入口 24 空気抜き筒 25 水溜まり 26 空気抜き隙間 27 水滴落とし 28 空気抜き穴出口 29 ウールマット 30Λ,30B エアーストーン 31A,31B エアーチューブ 40 外側筒体 41 水取り入れ装置給水口 42 内側筒体 43 フイルター 44 把手 45 フイルター 46 握り手 60A、60B・軽石等の多孔濾過石 70・・・・・・淡水又は海水等の水 80・・・・・・活魚 90・・・・・・空気又は酸素 a1〜a4 水の流れ c1〜c5 各部分の水位 b1〜b6 空気の流れ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水又は淡水を入れた活魚用容器に対応
    して、この活魚用容器の内部又は外部に水浄化装置を設
    け、この水浄化装置の容器内部に、空気を連続して注入
    出来るようにした微生物育成室を設け、この微生物育成
    室の内部に前記活魚容器の海水又は淡水がが循環すると
    共に、微生物育成室内で溢れた空気が空気抜き筒から排
    出することを特徴とした水浄化装置。
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