JPH11261210A - プリント配線基板とチップ部品との接続方法 - Google Patents

プリント配線基板とチップ部品との接続方法

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JPH11261210A
JPH11261210A JP6022898A JP6022898A JPH11261210A JP H11261210 A JPH11261210 A JP H11261210A JP 6022898 A JP6022898 A JP 6022898A JP 6022898 A JP6022898 A JP 6022898A JP H11261210 A JPH11261210 A JP H11261210A
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printed wiring
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solder paste
ball
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善仁 関
Akio Shimomura
昭夫 下村
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的接続性の信頼性を向上させることがで
きると共に、チップ部品とプリント配線基板との間隔の
制御及び位置合わせを容易に行うことができるプリント
配線基板とチップ部品との接続方法を提供する。 【解決手段】 チップ部品の電極及びこのチップ部品に
接続されるプリント配線基板の電極にはんだペーストを
塗布する。次に、前記チップ部品の電極及び前記プリン
ト配線基板の電極に塗布された前記はんだペーストに前
記はんだペーストより融点が高い金属からなる金属ボー
ルを挟持させた後、前記はんだペーストの融点以上前記
金属ボールの融点未満の温度に昇温し前記はんだペース
トを溶融させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルビデオカ
メラ等の電子機器の内部回路を作製する際にプリント配
線基板上にエリアアレイチップ部品を搭載するのに好適
なプリント配線基板とチップ部品との接続方法に関し、
特に、プリント配線基板とチップ部品との間隔を均一に
すると共に、これらの電気的接続性の信頼性の向上を図
ったプリント配線基板とチップ部品との接続方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、電子機器の内部回路の高密度化に
伴い、プリント配線基板とチップ部品とを接続する方法
として、BGA(Ball Grid Array)、
CSP(Chip Sized Package)又は
ベアチップ(Bare chip)とよばれるチップ部
品の下面に電極を配置しこれをプリント配線基板と接続
させるエリアバンプ法が採用されてきている。
【0003】以下、従来の接続方法について説明する。
図2は従来のプリント配線基板とチップ部品との接続方
法を示す断面図である。従来の接続方法においては、先
ず、はんだボールをチップ部品13に設けられた電極又
はプリント配線基板14に設けられたランド部に載置す
る。はんだボールには、例えば、共晶組成を有するSn
−38.1質量%Pb合金を使用する。次に、はんだボ
ールがチップ部品13及びプリント配線基板14により
挟持された状態でリフローによりはんだボールを溶融さ
せる。この結果、図2に示すように、チップ部品13と
プリント配線基板14とがはんだ材11により接続され
る。
【0004】図3は他の従来のプリント配線基板とチッ
プ部品との接続方法を示す断面図である。この従来の接
続方法においては、先ず、ワイヤボンダ等を使用してチ
ップ部品23の電極に金属バンプ21を形成する。金属
バンプ21には、例えば、Auが使用される。このと
き、金属バンプ21の高さが揃わないので、次に、Si
板等で圧力を加えて押付けるレベリングにより金属バン
プ21の高さを揃える。そして、プリント配線基板24
の所定位置に導電性ペースト22を塗布し、図3に示す
ように、金属バンプ21と導電性ペースト22とを接続
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の接続方法では、プリント配線基板とチップ部品と
を接続する際に重要である配線基板とチップ部品電極と
の確実な電気的接続性又は配線基板とチップ部品電極と
の間隔の制御等が十分ではないという問題点がある。
【0006】はんだボールを使用する方法においては、
電気的接続性は良好であるが、はんだボールが溶融する
ため、配線基板とチップ部品電極との間隔が不均一とな
りやすい。図4は共晶はんだ材の望ましい形状を示す断
面図である。一般的に、共晶はんだ材31により配線基
板34とチップ部品33の電極とを接続する際には、図
4に示すように、共晶はんだ材31の形状は、配線基板
34とチップ部品33の電極との中間部がくびれた鼓形
状であることが望ましいとされる。しかし、はんだ材3
1の形状を前記鼓形状にするためには、リフロー炉内で
の溶融中に一旦チップ部品33を引き上げる工程が必要
となり、製造工程が増加してしまう。
【0007】一方、金属バンプを使用する方法において
は、金属バンプの高さを揃える工程を有しているので、
配線基板とチップ部品電極との間隔を制御することは容
易であるが、導電性ペーストによる接続であるため、電
気的接続が不確実であると共に、接触抵抗の増大の虞が
ある。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、電気的接続性の信頼性を向上させることが
できると共に、チップ部品とプリント配線基板との間隔
の制御及び位置合わせを容易に行うことができるプリン
ト配線基板とチップ部品との接続方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリント配
線基板とチップ部品との接続方法は、チップ部品の電極
及びこのチップ部品に接続されるプリント配線基板の電
極にはんだペーストを塗布する工程と、前記チップ部品
の電極及び前記プリント配線基板の電極に塗布された前
記はんだペーストに前記はんだペーストより融点が高い
金属からなる金属ボールを挟持させる工程と、前記はん
だペーストの融点以上前記金属ボールの融点未満の温度
に昇温し前記はんだペーストを溶融させる工程とを有す
ることを特徴とする。
【0010】前記金属ボールは、Niボール、金めっき
が施されたNiボール及びCuボールからなる群から選
択された1種の金属ボールであってもよい。
【0011】本発明においては、はんだペーストの融点
以上金属ボールの融点未満の温度に昇温することによ
り、金属ボールが溶融しない条件ではんだペーストを溶
融させており、更に、粒径が揃った金属ボールを作製す
ることは容易であるため、チップ部品とプリント配線基
板との間隔の制御を容易に行うことができる。また、は
んだペーストの溶融及び凝固によりチップ部品とプリン
ト配線基板とを接続しているので、電気的接続性の信頼
性が極めて高いと共に、接触抵抗が低い。そして、はん
だペーストの溶解によるセルフアライメント効果を得る
ことができるので、チップ部品とプリント配線基板との
位置合わせを容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係るプリ
ント配線基板とチップ部品との接続方法について、添付
の図面を参照して具体的に説明する。図1(a)乃至
(d)は本発明の実施例に係る接続方法を工程順に示す
断面図である。本実施例においては、先ず、図1(a)
に示すように、チップ部品3の電極及びプリント配線基
板4の電極にはんだペースト2をスクリーン印刷又はデ
ィスペンサにより塗布する。はんだペースト2には、例
えば、共晶組成を有するSn−38.1質量%Pb合金
を使用する。但し、はんだペースト2の組成は、共晶組
成に限定されるものではない。
【0013】次に、図1(b)に示すように、プリント
配線基板4に塗布されたはんだペースト2上に粒径が揃
った複数個の金属ボール1をボールプレイサにより載置
する。金属ボール1は、例えば、Niボールである。但
し、Niボールに限定されるものではなく、これに金め
っきされたボール又はCuボール等を使用することもで
きる。また、金属ボール1をチップ部品3に塗布された
はんだペースト2上に載置してもよい。
【0014】次いで、図1(c)に示すように、チップ
部品3の電極及びプリント配線基板4の電極に塗布され
たはんだペースト2に金属ボール1を挟持させ、これら
をリフロー炉に挿入してはんだペースト2を溶融させ
る。このとき、リフロー炉内の温度ははんだペースト2
の融点以上であって金属ボール1の融点未満である。こ
のため、金属ボール1は溶融しない。
【0015】そして、図1(d)に示すように、プリン
ト配線基板4等をリフロー炉から取り出し、はんだペー
スト2が凝固してチップ部品3とプリント配線基板4と
が接続されていることを確認した後、チップ部品3とプ
リント配線基板4との間に封止材5を充填する。
【0016】本実施例においては、粒径が揃った金属ボ
ール1を作製することは容易であり、リフロー炉内で溶
融しない金属ボール1を使用しているので、従来のはん
だボールを使用する方法では制御することが困難であっ
たチップ部品3とプリント配線基板4との間隔を一定に
することができる。
【0017】また、はんだペースト2の溶融及び凝固に
よりチップ部品3とプリント配線基板4とを接続してい
るので、従来の金属バンプ及び導電ペーストを使用する
方法と比して電気的接続性の信頼性が極めて高いと共
に、接触抵抗が低い。更に、はんだペースト2の溶解に
よるセルフアライメント効果を得ることができるので、
チップ部品3とプリント配線基板4との位置合わせが極
めて容易である。
【0018】また、本実施例には、従来のはんだボール
を使用する方法に必要であったチップ部品の引き上げ工
程が不要である。また、粒径が揃った金属ボール1を使
用しているので、従来の金属バンプを使用する方法に必
要であったバンプの高さ調整が不要である。従って、従
来の接続方法と比して工程数の削減が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
金属ボールが溶融しない条件ではんだペーストを溶融
させており、更に、粒径が揃った金属ボールを作製する
ことは容易であるため、チップ部品とプリント配線基板
との間隔の制御を容易に行うことができる。また、はん
だペーストの溶融及び凝固によりチップ部品とプリント
配線基板とを接続しているので、電気的接続性の信頼性
が極めて高いと共に、接触抵抗が低い。そして、はんだ
ペーストの溶解によるセルフアライメント効果を得るこ
とができるので、チップ部品とプリント配線基板との位
置合わせを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る接続方法を工程順に示す
断面図である。
【図2】従来のプリント配線基板とチップ部品との接続
方法を示す断面図である。
【図3】従来のプリント配線基板とチップ部品との接続
方法を示す断面図である。
【図4】共晶はんだ材の望ましい形状を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1;金属ボール 2;はんだペースト 3、13、23、33;チップ部品 4、14,24,34;プリント配線基板 5;封止材 11、31;はんだ材 21;金属バンプ 22;導電ペースト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品の電極及びこのチップ部品に
    接続されるプリント配線基板の電極にはんだペーストを
    塗布する工程と、前記チップ部品の電極及び前記プリン
    ト配線基板の電極に塗布された前記はんだペーストに前
    記はんだペーストより融点が高い金属からなる金属ボー
    ルを挟持させる工程と、前記はんだペーストの融点以上
    前記金属ボールの融点未満の温度に昇温し前記はんだペ
    ーストを溶融させる工程とを有することを特徴とするプ
    リント配線基板とチップ部品との接続方法。
  2. 【請求項2】 前記金属ボールは、Niボール、金めっ
    きが施されたNiボール及びCuボールからなる群から
    選択された1種の金属ボールであることを特徴とする請
    求項1に記載のプリント配線基板とチップ部品との接続
    方法。
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WO2015040714A1 (ja) 2013-09-19 2015-03-26 千住金属工業株式会社 Niボール、Ni核ボール、はんだ継手、フォームはんだ、はんだペースト

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