JPH11261036A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents

不揮発性半導体メモリ

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JPH11261036A
JPH11261036A JP5836098A JP5836098A JPH11261036A JP H11261036 A JPH11261036 A JP H11261036A JP 5836098 A JP5836098 A JP 5836098A JP 5836098 A JP5836098 A JP 5836098A JP H11261036 A JPH11261036 A JP H11261036A
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JP
Japan
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bit line
memory cell
cell array
main bit
semiconductor memory
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Application number
JP5836098A
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English (en)
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Hidemi Nomura
英美 野村
Akira Yoneyama
晃 米山
Kunihiko Shibusawa
邦彦 澁澤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性半導体メモリの大容量化により、ビ
ット線の容量性負荷を低減して動作の高速化を図り、且
つ、チップサイズの増大防止とパターレイアウトの容易
性を確保する。 【解決手段】 1つの主ビット線BL0に対して第1と
第2の分割ビット線BLa0、BLb0を配置し、メモリ
セルアレイ11を複数のブロックに分割する。メモリセ
ルアレイ11の相対向する両側に選択トランジスタQ
0、Q1、Q4、Q5およびディスチャージトランジス
タQ2、Q3、Q6、Q7を配置し、更に所定電位AR
GNDの配線20と選択信号DCBLa、DCBLbの配
線21、22を配置する。メモリセルアレイ11と各制
御トランジスタ及び制御信号線を1単位パターンとして
これを複数個並べ、これらを貫通するように主ビット線
を延在させて各単位パターンの選択トランジスタを接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、フローティングゲ
ート及びコントロールゲートを有するメモリトランジス
タを用いた不揮発性半導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】メモリセルが単一のトランジスタからな
る電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM:E
lectricaly Erasable Programmable ROM)においては、
フローティングゲートとコントロールゲートを有する2
重ゲート構造のトランジスタによって各メモリセルが構
成される。このような2重ゲート構造のトランジスタの
場合、フローティングゲートのドレイン側で発生したホ
ットエレクトロンをソース側へ加速し、ゲート絶縁膜を
通過させてフローティングゲートに注入することにより
情報の書き込みが行われる。そして、フローティングゲ
ートに電荷が注入されたか否かによるメモリセルトラン
ジスタの動作特性の差を検出することで、情報の読み出
しが行われる。
【0003】このようなメモリセルの構造には、大きく
2種類が有り、一つはスタックゲート型と呼ばれ、もう
一つはスプリットゲート型と呼ばれる。特に、スプリッ
トゲートのメモリセルは、図5に示す如く、ドレイン1
とソース2の間に形成されたチャネル上に、フローティ
ングゲート4が絶縁膜3を介して一部がソース領域2に
重畳して形成され、また、コントロールゲート5が絶縁
膜6を介して一部がフローティングゲート4に重畳して
形成される。ドレイン領域1は隣のセルとの共通の領域
となり、コンタクトホール7を介してビット線8に接続
される。また、ソース領域2も隣のセルとの共通の領域
となる。
【0004】このようなスプリットゲート型のメモリセ
ルを用いた不揮発性半導体メモリの概略構成を図6に示
す。複数のメモリセル10がn×mの行及び列に配列さ
れてなるメモリセルアレイ11において、各々のメモリ
セル10は、各々n本のワード線WL(0〜n-1)とm本
のビット線BL(0〜m-1)の交点に配置され、メモリセ
ル10のコントロールゲート(図5の5)がワード線W
Lに接続され、ドレイン(図5の1)がビット線BLに
接続される。また、隣接するワード線WLに接続された
各行のメモリセル10のソース(図5の2)は、共通ソ
ース線SL(0〜n/2-1)に各々接続される。例えば、ワ
ード線WL0とWL1に接続されたメモリセルは、共通ソ
ース線SL0に接続される。ローアドレスデコーダ12
は、印加されたローアドレスデータRADに基づいてワ
ード線WLの1つを選択すると共に、消去モード、プロ
グラムモード、読み出しモードを各々示す信号ES、P
G、REとに基づいて、選択されたワード線WLに各モ
ードに従った電圧を供給する。更に、ローアドレスデコ
ーダ12は、選択されたワード線WLに関連する共通ソ
ース線SLに各モードに従った電圧を供給する。カラム
アドレスデコーダ13は、印加されたカラムアドレスデ
ータCADに基づいてビット線BLの1つを選択すると
共に、プログラムモード信号PG及び読み出しモード信
号REに従って選択されたビット線BLに書き込み読み
出し制御回路14で制御される電圧を印加する。
【0005】一方、各ビット線BLと電位線ARGND
との間には、消去モード時及び読み出しモード時のビッ
ト線のディスチャージとプログラムモード時の誤書き込
みを防止するため、カラムアドレスデコーダ13のデコ
ード出力の反転信号*Y0から*Ym-1によって制御され
るMOSトランジスタ15が各々設けられる。例えば、
読み出し時モード時及びプログラムモード時に、カラム
アドレスデータCADをデコードした結果、ビット線B
L0が選択された場合、そのデコード出力*Y0は「L」
レベルとなり、その他のデコード出力*Y1から*Ym-1
は「H」レベルとなる。従って、選択されたビット線B
L0以外のビット線BL1からBLm-1は、オンとなった
MOSトランジスタ15を介して、電位線ARGNDに
接続される。
【0006】次に、図5及び図6に基づいて、不揮発性
半導体メモリの消去モード、プログラムモード、読み出
しモードを説明する。 (1)消去モード 消去モード信号ESがアクティブになると、ローアドレ
スデコーダ12は、ローアドレスデータRADによって
選択されたワード線WL(例えばWL0とする)に消去
電圧Ve(例えば、14.5V)を印加し、その他の選
択されないワード線WL1からWLn-1には接地電圧(0
V)を印加する。更に、ローアドレスデコーダ12は、
全ての共通ソース線SL0からSLn/2-1に接地電位を印
加する。
【0007】一方、カラムアドレスデコーダ13は、全
てのデコード反転出力*Y0〜*Ym-1を「H」レベルと
するため、全てのMOSトランジスタ15がオンとな
り、全てのビット線BLは、電位線ARGNDに接続さ
れる。このとき、電位線ARGNDは、接地電位になっ
ているため、全てのビット線BLは、接地電位が印加さ
れた状態になる。従って、ワード線WL0に接続された
全てのメモリセル10のコントロールゲート5には、消
去電圧14.5が印加され、ドレイン1及びソース2に
は0Vが印加される。メモリセル10は、コントロール
ゲート5とフローティングゲート4の間の容量結合より
ソース2とフローティングゲート4の間の容量結合の方
が格段に大きいため、このときのフローティングゲート
4の電位は、ソース2との容量結合によりソース2と同
じ0Vに固定され、コントロールゲート5とフローティ
ングゲート4の電位差が14.5Vとなり、F−Nトン
ネル電流(Fowler-Nordheim Tunnel Current)がトンネ
ル酸化膜(図5の6a)を介して流れる。即ち、フロー
ティングゲート4に注入されていた電子がフローティン
グゲート4の突出部からコントロールゲート5に引き抜
かれる。このようにして、1つのワード線WLに接続さ
れたメモリセル10の一括消去が行われる。 (2)プログラムモード(書き込みモード) プログラムモード信号PGがアクティブになると、ロー
アドレスデコーダ12は、印加されたローアドレスデー
タRADに基づいて選択されるワード線WL(例えばW
L0とする)に選択電圧Vgp(例えば、2.0V)を
印加し、その他の選択されないワード線WL1〜WLn-
1には接地線圧0Vを印加する。更に、ローアドレスデ
コーダ12は、選択されたワード線WL0に関わる共通
ソース線SL0にプログラム電圧Vp(例えば12.2
V)を供給する。一方、カラムアドレスデコーダ13
は、カラムアドレスデータCADに基づいて選択された
ビット線BL(例えばBL0とする)を書き込み読み出
し回路14に接続する。従って、選択されたビット線B
L0には、入出力端子I/Oに印加される書き込みデー
タに基づく電圧が印加される。例えば、入出力I/Oに
「0」が印加されている場合には、ビット線BL0には
書き込み可能ソース電圧Vse(0.9V)が印加さ
れ、入出力I/Oに「1」が印加されている場合には、
ビット線BL0には書き込み禁止ソース電圧Vsd
(4.0V)が印加される。また、選択されない他のビ
ット線BL1からBLm-1は、MOSトランジスタ15に
よって書き込み禁止電圧Vsd(4.0V)に設定され
た電位線ARGNDに接続される。
【0008】従って、ワード線WL0とビット線BL0で
指定されたメモリセル10では、入出力I/Oが「0」
の時には、ソース2に12.2V、ドレイン1に0.9
V、コントロールゲート5に2.0Vが印加される。こ
れにより、ドレイン1からソース2に向かってキャリア
が流れることになるが、フローティングゲート3とソー
ス2の容量結合のために、フローティングゲート4の電
圧は、ソース2の電位とほぼ同一となる。従ってキャリ
アはホットエレクトロンとして絶縁膜3を介してフロー
ティングゲート4に注入される。一方、選択されていな
いメモリセル10では、ドレイン1、ソース2、コント
ロールゲート5の電圧がプログラム条件を満足しないた
め、フローティングゲート4への注入はなされない。 (3)読み出しモード 読み出しモード信号REがアクティブになると、ローア
ドレスデコーダ12は、ローアドレスデータRADに基
づき選択されたワード線WL(例えばWL0とする)に
選択電圧Vgr(4.0V)を印加すると共に、全ての
共通ソース線SLに接地電圧(0V)を印加する。一
方、カラムアドレスデコーダ13は、カラムアドレスデ
ータCADに基づき選択されたビット線BL(例えばB
L0)を書き込み読み出し回路14に接続する。これに
より、ワード線WL0とビット線BL0によって選択され
たメモリセル10に保持されたデータの読み出しが行わ
れる。一方、選択されないビット線BL1〜BLm-1は、
接地電圧(0V)に保持された電位線ARGNDにMO
Sトランジスタ15を介して接続される。これにより、
カラムアドレスが遷移したときに他のビット線BLの読
み出しの初期状態は、0Vから書き込み読み出し回路1
4によってバイアスされ、読み出しの誤動作が防止でき
る。
【0009】上記した如く、各モードにおいて、ワード
線WL、ビット線BL、共通ソース線SLに所定の電圧
を選択的に印加することによって、メモリセル10の消
去条件、プログラム条件、読み出し条件を満足できる。
尚、上記のモード以外のスタンバイモードでは、MOS
トランジスタ15は全てオンとなり、接地電圧0Vに設
定された電位線ARGNDに接続され、全てのビット線
BLは、0Vにディスチャージされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6の不揮発性半導体
メモリにおいて、半導体製造技術の進歩により微細化が
益々進み、記憶容量が16Mビット、32Mビット、更
には、64Mビットと多くなると、ビット線BLの寄生
容量が飛躍的に増大する。即ち、1本のビット線BLに
は、ドレイン1の接合容量が並列に接続されるため、メ
モリセル10の接続数が2倍又は4倍になれば、寄生容
量も2倍又は4倍になるのである。これにより、書き込
み呼び出し回路14の負荷が大きくなり、書き込み時間
及び読み出し時間が長くなってしまう。また、ビット線
BLをMOSトランジスタ15によって電位線ARGN
Dに接続して、所定電圧にディスチャージ(又はプリチ
ャージ)するための時間も長くなってしまう。結果的に
不揮発性半導体メモリの動作スピードが低下し、特性の
悪化を招くことになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて、創作されたものであり、第1に、複数の不揮発
性メモリセルが複数のワード線及びビット線に配置され
たメモリセルアレイと、ローアドレスデータに基づいて
前記ワード線を選択するローデコーダと、カラムアドレ
スデータに基づいて前記ビット線を選択するカラムデコ
ーダを備えた不揮発性半導体メモリにおいて、前記メモ
リセルアレイは、前記カラムアドレスデコーダに接続さ
れる複数の主ビット線と、前記主ビット線の各々に接続
される複数の分割ビット線と、前記複数の分割ビット線
のいずれかを選択して前記主ビット線に接続する選択ト
ランジスタとを設けたものであり、これにより、分割さ
れたビット線が選択的にカラムアドレスデコーダに接続
されるため、書き込み読み出し回路の容量性負荷が軽減
されることになる。
【0012】第2に、前記メモリセルアレイの相対向す
る両方の側に、選択トランジスタ、ディスチャージトラ
ンジスタ、電極配線とを配置して単位パターンを構成
し、前記単位パターンを複数個繰り返し配置し、前記主
ビット線を各単位パターンに跨るように延在させて各パ
ターンの選択トランジスタに接続したものであり、これ
により、メモリセルより配列ピッチが大きい選択トラン
ジスタ等を、チップサイズを増大させることなくレイア
ウトすることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるメモリ装置
の概略構成を示す平面図であり、図2はメモリセルアレ
イ部分のパターンレイアウトを示した平面図であり、図
3は主ビット線のパターンレイアウトを示す平面図であ
り、図4は回路構成を示す回路図である。先ずは図4を
参照して、本実施の形態の回路構成を説明する。
【0014】図4において、ローアドレスデコーダ1
2、カラムアドレスデコーダ13及び書き込み読み出し
回路14は、前述の図4の回路とほぼ同一であるため、
説明を略す。メモリセルアレイは、各々k×2mの行及
び列にメモリセル7が配置された構成である。ワード線
はWL0〜WLk-1、共通ソース線はSL0〜SLk/2-1で
ある。また、カラムアドレスデコーダ13から導出され
た主ビット線はBL0〜BLm-1である。主ビット線BL
0〜BLm-1の各々には、第1の分割ビット線BLa0〜B
Lam-1と第2の分割ビット線BLb0〜BLbm-1との2本
の分割ビット線が設けられ、このメモリセルアレイを第
1の分割ビット線BLa0〜BLam-1に接続された第1の
セルアレイブロックと、第2の分割ビット線BLb0〜B
Lbm-1に接続された第2のセルアレイブロックとの2つ
のブロックに分離する。この結果、m本の主ビット線B
L0〜BLmに対して2倍の本数の分割ビット線が設け
られる。
【0015】各第1の分割ビット線BLa0〜BLam-1と
各主ビット線BL0〜BLm-1の間には、制御信号DCB
Laによって制御される第1の選択トランジスタQ0、
Q4が設けられる。更に、各第1の分割ビット線BLa0
〜BLam-1と電位線ARGNDの間には、制御信号DC
BLbによって制御される選択トランジスタ(第1のデ
ィスチャージトランジスタ)Q2、Q7が設けられる。
同様に、各第2のビット線BLb0〜BLbm-1と各主ビッ
ト線BL0〜BLm-1の間には、制御信号DCBLbによ
って制御される第2の選択トランジスタQ1、Q5が設
けられ、各第2のビット線BLb0〜BLbm-1と電位線A
RGNDの間には、制御信号DCBLaによって制御さ
れる選択トランジスタ(第2のディスチャージトランジ
スタ)Q3、Q6が設けられる。
【0016】制御信号DCBLa及びDCBLbは、図示
しないアドレスデータ検出回路からアドレスデータの内
容によって出力されるものである。即ち、制御信号DC
BLaは、アドレスデータが第1の分割ビット線BLa0
〜BLam-1に接続された第1のセルアレイブロックを選
択する内容である場合に「H」レベルとなる信号であ
り、制御信号DCBLbは、アドレスデータが第2の分
割ビット線BLb0〜BLbm-1に接続された第2のセルア
レイブロックを選択する場合に「H」レベルとなる信号
である。従って、制御信号DCBLaが「H」になる
と、選択トランジスタQ0及びQ3がオンとなり、第1
の分割ビット線BLa0が主ビット線BL0に接続さ
れ、第2の分割ビット線BLb0は、電位線ARGND
に接続される。また、制御信号DCBLbが「H」レベ
ルになると上述と逆になる。
【0017】本実施の形態の、各動作モード(消去モー
ド、プログラムモード、読み出しモード)におけるメモ
リセルアレイ11の電位関係は従来例と同様であるので
説明を省略する。制御信号DCBLa及びDCBLbが互
いに反転信号、即ち、相補信号になっていることで、分
割ビット線BLa0、BLb0のうちいずれかを主ビット線
BL0に接続し、他方をARGND配線によって所定電
位に接続して、メモリセルアレイ内の特定セルを選択す
る動作が従来例と異なる。
【0018】加えて、上記の各動作モード以外のスタン
バイモードにおいては、誤動作の防止及び次のモードへ
の急速な立ち上がりのために、メモリセルアレイの全て
のビット線を接地電圧にディスチャージする必要があ
る。そこで、制御信号DCBLa及びDCBLbは、互い
に「H」レベルとし、また、カラムアドレスデコーダ1
0の出力*Yも全て「H」レベルとする。これにより、
選択及びディスチャージトランジスタQ0〜Q7は全て
オンとなり、主ビット線BL、分割ビット線BLa、B
Lbは、接地電圧に設定された電位線ARGNDに接続
されてディスチャージされる。
【0019】次に図2を用いてメモりセルアレイのパタ
ーンレイアウトを説明する。図面中央付近に配置された
メモリセルアレイ11は、各メモリセル10が図5に示
したフローティングゲート型フラッシュメモリ素子によ
って構成される。すなわち、素子のコントロールゲート
5が延在することによってワード線WL0〜WLk-1を
構成し、ソース領域2が各メモリセル10に跨って延在
することにより共通ソース線SL0〜SLk-1を構成す
る。また、第1と第2の分割ビット線BLa0〜BLam-
1、BLb0〜BLbm-1がコンタクト孔7を介して各メモ
リセル10のドレイン領域1に接続される。
【0020】メモリセルアレイ11に対して、その両側
(図2ではメモリセルアレイ11の上下)に選択トラン
ジスタQ0、Q1、Q4、Q5が配置され、更にその外
側にはディスチャージトランジスタQ2、Q4、Q6、
Q7が配置される、更にその外側に所定電位であるAR
GNDを印加する電極配線20と、制御信号DCBL
a、DCBLbを印加するための電極配線21、22が配
置されている。第1と第2の分割ビット線BLa0、BL
b0と1組の選択トランジスタQ0、Q1、及び1組のデ
ィスチャージトランジスタQ2、Q3を一つの単位とし
て、これらが略同一ピッチの繰り返しパターンで形成さ
れている。また、メモリセルアレイ11を中心として対
象パターンになるように、他の二本の分割ビット線BL
a1、BLb1と1組の選択トランジスタQ4、Q5、及び
1組のディスチャージトランジスタQ6、Q7をメモリ
セルアレイ11の反対側に配置している。更に、主ビッ
ト線BL0に関与する分割ビット線BLa0、BLb0を、
選択トランジスタQ0、Q1の位置する図面下方から選
択トランジスタQ4、Q5の位置する図面上方に延在し
て終端させるのに対して、隣の主ビット線BL1に関与
する分割ビット線BLa1、BLb1は、図面上方から図面
下方に延在して終端させる。これらの分割ビット線は、
一つの主ビット線BL0に関与する分割ビット線BLa0
の次に、隣の主ビット線BL1に関与する分割ビット線
BLa1というように、交互に互い違いに配置する。つま
り分割ビット線を、BLa0、BLb0、BLa1、BLb1・・
・・の順に、等間隔で平行に配置する。このように交互に
配置することによって、メモリセルアレイ11のセルピ
ッチよりパターンサイズが大きくなる選択及びディスチ
ャージトランジスタを、前記セルピッチの範囲内に収納
する事を可能にしている。
【0021】選択トランジスタQ0、Q1とQ4、Q5
は、各々がLOCOS酸化膜で囲まれた共通の活性領域
30(図中、砂状の塗りつぶし部分)に、2本のゲート
電極を配置し、ソース(またはドレイン)を共通として
構成したMOS型トランジスタで構成される。該共通ソ
ース(またはドレイン)はスルーホールを介して双方向
矢印で簡略的に示した主ビット線BL0、BL1に接続
され、接続された主ビット線はカラムアドレスデコーダ
13に接続される。この実施形態では、メモリセルアレ
イの下方に設置された選択トランジスタQ0、Q1が主
ビット線BL0に、メモリセルアレイの上方に設置され
た選択トランジスタQ4、Q5が主ビット線BL1に各
々接続される。
【0022】同じくディスチャージトランジスタQ2、
Q4とQ6、Q7も、各々がLOCOS酸化膜で囲まれ
た共通の活性領域31(図中、砂状の塗りつぶし部分)
に、2本のゲート電極を配置し、ソース(またはドレイ
ン)を共通として構成したMOS型トランジスタからな
る。該共通ソース(またはドレイン)は所定電位ARG
NDを印加する電極配線20に接続される。これらの各
選択トランジスタQ0、Q1とディスチャージトランジ
スタQ2、Q4は、その活性領域30、31を互い違い
にずれるように配置してある。
【0023】主ビット線BL0に関与する分割ビット線
BLa0は、選択トランジスタQ0のドレイン(またはソ
ース)にコンタクト孔を介して接続される他、そのまま
約45度の角度で斜行するように延在してディスチャー
ジトランジスタQ2のドレイン(またはソース)にコン
タクト孔を介して接続される。これと対をなす分割ビッ
ト線BLb0は、選択トランジスタQ1のドレイン(また
はソース)に接続される他、分割ビット線BLb0と平行
に斜めに延在してディスチャージトランジスタQ3のド
レイン(またはソース)に接続される。同様に、主ビッ
ト線BL1に関与する分割ビット線BLa1は、選択トラ
ンジスタQ4とディスチャージトランジスタQ7に接続
され、分割ビット線BLb1は選択トランジスタQ5とデ
ィスチャージトランジスタQ6に接続される。
【0024】選択トランジスタQ1のゲート電極配線2
5は、チップ上を直線的に延在してディスチャージトラ
ンジスタQ2のゲート電極となり、更に延在して選択信
号DCBLbの配線22にスルーホールを介して接続さ
れる。このとき、ゲート電極配線25は各トランジスタ
Q1、Q2のゲート電極から連続して延在するポリシリ
コン配線層で構成される。同じく選択トランジスタQ0
のゲート電極配線23は、チップ上を分割ビット線BL
a0の斜行する箇所と直行するように延在して隣の主ビッ
ト線に関係するディスチャージトランジスタ(トランジ
スタQ3に相当する)のゲート電極となり、そして選択
信号DCBLaの配線21に接続される。これも各トラ
ンジスタのゲート電極から連続するポリシリコン配線層
で構成される。尚、分割ビット線BLa0とゲート電極配
線23、及び分割ビット線BLb0とゲート電極配線27
とは、層間絶縁により絶縁され、交差している。
【0025】各トランジスタは連続の繰り返しパターン
で構成されるので、ディスチャージトランジスタQ3の
ゲート電極配線27は、隣の主ビット線に関係する選択
トランジスタ(選択トランジスタQ0に相当する)のゲ
ート電極配線(ゲート電極配線23に相当する)とな
る。また、メモリセルアレイ11を挟みこれらの配置と
対称になるような形状で、選択トランジスタQ4のゲー
ト電極配線26とディスチャージトランジスタQ6のゲ
ート電極とが、および選択トランジスタQ5のゲート電
極配線24と隣のビット線に関係するディスチャージト
ランジスタのゲート電極とが連結されている。
【0026】メモリセルアレイ11の両側に配置した信
号線20、21、22は、各々が対応する電極と電気的
に接続されており、中央に配置したメモリセル11に対
して同じ信号を供給する。図3は、主ビット線BL0、
BL1のパターンレイアウトを示すための平面図であ
る。主ビット線BL0、BL1は分割ビット線BLa0〜
BLam-1、BLb0〜BLbm-1とは層間絶縁されてその情
報を延在する電極配線で形成されており、各分割ビット
線と平行に延在させている。選択トランジスタQ0、Q
1の共通ソース(またはドレイン)の上部に、主ビット
線BL0の電極を拡張した凸部40を設け、該凸部40
にスルーホール41を配置して、主ビット線BL0と選
択トランジスタQ0、Q1の共通ソース(またはドレイ
ン)とを接続している。同じく、選択トランジスタQ
4、Q5の共通ソース(またはドレイン)の上部に、主
ビット線BL1の電極を拡張した凸部42を設け、該凸
部42にスルーホール43を配置して、主ビット線BL
1と選択トランジスタQ4、Q5の共通ソース(または
ドレイン)とを接続している。このとき、主ビット線B
L0の凸部40と主ビット線BL1の凸部42とは互い
に向き合うような形状で形成している。
【0027】図1は、図2及び図3に示したパターンを
1単位パターンとして、この単位パターンを多数並べた
装置の概略構成を示すための平面図である。複数のメモ
リセルアレイ11a、11b、11cを、信号線(電極
20、21、22)が隣接するように配置し、並べられ
たメモリセルアレイ11a、11b、11cを貫通する
ように主ビット線BL0、BL1、BL2、BL3・・
・が延在する。例えば主ビット線BL0は、各メモリセ
ルアレイ11a、11b、11cの図面下方に設置され
た選択トランジスタに凸部40で接続され、その隣の主
ビット線BL1は、各メモリセルアレイ11a、11
b、11cの図面上方に配置された選択トランジスタに
凸部42で接続される。主ビット線BL0、BL1の凸
部40、42は互いに向き合うような向きに拡張されて
いる。同様の組み合わせで、主ビット線BL2、BL3
・・・が繰り返し配置されている。
【0028】1つのメモリセルアレイ1内が2分割され
ているので、複数のメモリセルアレイ11を並置したこ
とにより、全体を並置した数×2のブロックに分割する
ことができる。この場合、メモリセルアレイ11bの制
御信号DCBLaとDCBLbに相当する制御信号は、例
えばDCBLcとDCBLdとし、メモリセルアレイ11
cの制御信号DCBLaとDCBLbに相当する制御信号
は、例えばDCBLeとDCBLfとする。これらは互
いに相補的な信号とするが、ローアドレスデータRAD
によって、メモリアレイセル11aが選択されたとき
は、制御信号DCBLcとDCBLd、DCBLeとD
CBLfは、「L」レベルとしてメモリセルアレイ11
b、11cをフローティング状態とし、メモリセルアレ
イ11bが選択されたときには、制御信号DCBLcと
DCBLdを「H」、制御信号DCBLaとDCBL
b、DCBLeDCBLfを「L」レベルとする。
【0029】
【発明の効果】以上の説明のごとく、分割されたセルア
レイブロックの第1と第2の分割ビット線BLa、BL
bは、そのブロックが選択された時のみカラムアドレス
デコーダ10の主ビット線BLに接続されるため、書き
込み読み出し回路11の容量性負荷が低減される。ま
た、選択されないセルアレイブロックの分割ビット線
は、ディスチャージトランジスタによって電位線ARG
NDに接続されるため、そのブロックが選択された時の
初期値が一定となり、誤動作が防止できる。また、各モ
ードにおける印加電圧条件を低容量性負荷によって達成
できるので、不揮発性半導体メモリの高速動作が実現で
きる。
【0030】更に、分割ビット線BLa、BLbのいず
れかを選択するために必要となる各トランジスタと制御
信号線をメモリセルアレイ11の両側に配置することに
より、メモリセルのセルピッチを拡大せずに前記各トラ
ンジスタと制御信号線とを配置することが可能になっ
た。更に、図2と図3に示したパターンを基本パターン
として、これを多数併設することで分割ブロックの数を
増大する事が可能であり、主ビット線BL0・・・がこ
れらを跨って延在することで各単位パターンの分割ビッ
ト線を選択することができる。
【0031】更に、主ビット線の凸部を互いに向き合う
ような形状で配置することにより、主ビット線の配置間
隔を狭めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】メモリセルアレイ部分を示す平面図である。
【図3】メモリセルアレイの主ビット線を示すための平
面図である。
【図4】本発明の実施の形態を説明する回路図である。
【図5】不揮発性半導体メモリのセル構造を示す断面図
である。
【図6】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 メモリセル 11 メモリセルアレイ 12 ローアドレスデコーダ 13 カラムアドレスデコーダ 40、42 主ビット線の凸部 41、43 スルーホール BL0、BL1 主ビット線 BLa、BLb 分割ビット線 Q0、Q1、Q4、Q5 選択トランジスタ Q2、Q3、Q6、Q7 ディスチャージトランジス
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の不揮発性メモリセルが複数のワー
    ド線及びビット線に配置されたメモリセルアレイと、ロ
    ーアドレスデータに基づいて前記ワード線を選択するロ
    ーデコーダと、カラムアドレスデータに基づいて前記ビ
    ット線を選択するカラムデコーダを備えた不揮発性半導
    体メモリにおいて、 前記メモリセルアレイは、複数のブロックに分割され、
    各ブロック毎の分割ビット線のいずれかを、主ビット線
    を介して前記カラムデコーダに選択的に接続する選択ス
    イッチが設けられ、 前記選択トランジスタ、及び前記選択トランジスタに制
    御信号を印加する電極配線が前記メモリセルアレイの相
    対向する両方の周辺部に設けられて1つの単位パターン
    を構成し、 前記単位パターンを多数個並べ、並べた単位パターンを
    跨るように前記主ビット線が延在して、各パターンの選
    択トランジスタに接続されていることを特徴とする不揮
    発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルアレイの一方の側に配置
    した選択トランジスタが共通の主ビット線に接続され、
    前記メモリセルアレイの他方の側に配置した選択トラン
    ジスタがその隣の主ビット線に共通に接続されているこ
    とを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルアレイの相対向する両方
    の周辺部に配置した信号線が、電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体メモ
    リ。
  4. 【請求項4】 前記信号線が、隣のメモリセルアレイに
    関係する信号線と隣接することを特徴とする請求項1記
    載の不揮発性半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 前記主ビット線が前記分割ビット線とは
    層間絶縁された電極配線からなり、前記選択トランジス
    タとの接続箇所に、前記電極配線の片側の片を部分的に
    突出させた凸部を配置し、1つの主ビット線に関する凸
    部と、その隣の主ビット線に関する凸部とが互いに向き
    合うように配置したことを特徴とする請求項1記載の不
    揮発性半導体メモリ。
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