JPH11260950A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH11260950A
JPH11260950A JP5761898A JP5761898A JPH11260950A JP H11260950 A JPH11260950 A JP H11260950A JP 5761898 A JP5761898 A JP 5761898A JP 5761898 A JP5761898 A JP 5761898A JP H11260950 A JPH11260950 A JP H11260950A
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semiconductor device
wiring board
electrode pad
external connection
resin
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JP5761898A
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Atsushi Fujisawa
敦 藤沢
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Hitachi Ltd
Renesas Semiconductor Package and Test Solutions Co Ltd
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Hitachi Hokkai Semiconductor Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の製造コストが増加する。 【解決手段】 配線基板の表裏面のうちの表面側に半導
体チップを有し、裏面側に複数の外部接続用端子を有す
る半導体装置であって、前記外部接続用端子は、前記配
線基板の表面に形成され、中央部分が前記配線基板の裏
面から外部に突出する電極パッドで構成されている。前
記電極パッドの中央部分は湾曲した形状になっている。
前記配線基板は、絶縁性フィルムを基材とする構成にな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、配線基板の表裏面のうちの表面側に半導体チ
ップを有し、裏面側に複数の外部接続用端子を有する半
導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置として、BGA(all rid
rray)型の半導体装置が知られている。このBGA型
半導体装置は、配線基板の表裏面のうちの表面側に半導
体チップを配置し、裏面側に複数の外部接続用端子を配
置した構成になっている。
【0003】半導体チップは、電極パッド(ボンディン
グパッド)が形成された表面(回路形成面)を上向きに
した状態で配線基板の表面上に塔載され、配線基板の表
面上に形成された樹脂封止体で封止されている。半導体
チップの電極パッドは、導電性のワイヤを介して、配線
基板の表面に形成されたワイヤ接続用の電極パッド(ラ
ンド端子)と電気的に接続されている。
【0004】外部接続用端子は、半田材からなる球形状
の半田バンプで構成され、配線基板の裏面に形成された
バンプ接続用の電極パッド(ランド端子)に電気的にかつ
機械的に接続されている。外部接続用端子は、実装基板
上に半導体装置を実装する際、実装基板の電極パッドに
電気的にかつ機械的に接続される。配線基板のワイヤ接
続用電極パッド、バンプ接続用電極パッドの夫々は、配
線基板に形成された配線を介して電気的にかつ機械的に
接続されている。
【0005】外部接続用端子である半田バンプは、これ
に限定されないが、半導体装置の製造プロセスにおい
て、配線基板のバンプ接続用電極パッドの表面上に例え
ばPb−Sn組成の半田球を供給し、その後、半田球を
溶融することによって形成される。
【0006】なお、BGA型半導体装置については、例
えば特開平7−273246号公報に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記BGA型半導体装
置は配線基板の裏面側に配置される外部接続用端子を半
田バンプで構成しているため、半導体装置の製造プロセ
スにおいて、配線基板の裏面側に半田バンプを形成しな
ければならず、半導体装置の製造コストが増加する。
【0008】また、前記BGA型半導体装置は配線基板
の裏面側に配置される外部接続用端子を半田バンプで構
成しているため、配線基板の裏面に半田バンプを形成す
るための電極パッドが必要である。従って、表裏面に電
極パッドが形成された二層配線構造の配線基板を用いな
ければならず、半導体装置の製造コストが増加する。
【0009】本発明の目的は、配線基板の表面のうちの
表面側に半導体チップを有し、裏面側に複数の外部接続
用端子を有する半導体装置の製造コストを低減すること
が可能な技術を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、配線基板の表
面のうちの表面側に半導体チップを有し、裏面側に複数
の外部接続用端子を有する半導体装置の製造工程数を低
減することが可能な技術を提供することにある。本発明
の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書
の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。 (1)配線基板の表裏面のうちの表面側に半導体チップ
を有し、裏面側に複数の外部接続用端子を有する半導体
装置であって、前記外部接続用端子は、前記配線基板の
表面に形成され、中央部分が前記配線基板の裏面から外
部に突出する電極パッドで構成されている。
【0012】(2)配線基板の表裏面のうちの表面側に
半導体チップを有し、裏面側に複数の外部接続用端子を
有する半導体装置の製造方法であって、基材の表裏面に
亘って形成された貫通穴と、前記貫通穴を塞ぐように前
記基材の表面に形成された電極パッドとを有する配線基
板を準備すると共に、底面に前記配線基板の貫通穴と向
い合う凹部が設けられたキャビティを有する成形金型を
準備する工程と、前記配線基板の表面上に半導体チップ
を塔載する工程と、前記成形金型のキャビティの底面に
前記配線基板を装着する工程と、前記成形金型のキャビ
ティ内に樹脂を加圧注入して前記半導体チップを封止す
る樹脂封止体を形成すると共に、前記配線基板の裏面か
ら突出するように前記配線基板の電極パッドの中央部分
を樹脂の注入圧で変形させて外部接続用端子を形成する
工程を備える。
【0013】上述した手段(1)によれば、外部接続用
端子は、配線基板の表面に形成され、中央部分が配線基
板の裏面から外部に突出する電極パッドで構成されてい
ることから、配線基板の裏面側に半田バンプを形成する
必要がないので、半導体装置の製造コストを低減するこ
とができる。上述した手段(2)によれば、外部接続用
端子は樹脂封止体の形成工程で形成されるので、半導体
装置の製造工程数を低減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について、半
導体装置に本発明を適用した実施の形態とともに説明す
る。なお、実施の形態を説明するための図面において、
同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返し
の説明は省略する。
【0015】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
である半導体装置の平面図であり、図2は前記半導体装
置の底面図であり、図3は図1に示すA−A線の位置で
切った断面図であり、図4は図3の要部拡大断面図であ
り、図5は前記半導体装置を構成する配線基板の要部拡
大平面図である。なお、図3において、図面を見易くす
るため、断面を現わすハッチングを一部省略している。
【0016】図1、図2及び図3に示すように、本実施
形態の半導体装置は、配線基板1の表裏面のうちの表面
側に半導体チップ6を配置し、裏面側に複数の外部接続
用端子10を配置した構成になっている。
【0017】前記半導体チップ6の平面形状は方形状で
形成されている。半導体チップ6は、例えば、単結晶珪
素からなる半導体基板及びこの半導体基板の表面上に形
成された多層配線層を主体とする構成になっている。
【0018】前記半導体チップ6には、論理回路システ
ム、記憶回路システム、或いはそれらの混合回路システ
ム等が塔載されている。これらの回路システムは、半導
体基板の主面に形成された半導体素子及び多層配線層に
形成された配線によって構成されている。
【0019】前記半導体チップ6の表裏面のうちの表面
(回路形成面)には、複数の電極パッド(ボンディングパ
ッド)6Aが形成されている。この複数の電極パッド6
Aは、半導体チップ6の外周囲の各辺に沿って配列され
ている。複数の電極パッド6Aの夫々は、半導体基板の
表面上に形成された多層配線層の最上層の配線層に形成
され、回路システムを構成する半導体素子に配線を介し
て電気的に接続されている。複数の電極パッド6Aの夫
々は、例えばアルミニウム(Al)膜若しくはアルミニウ
ム合金膜で形成されている。
【0020】前記半導体チップ6は、電極パッド6Aが
形成された表面を上向きにした状態で配線基板1の表面
のチップ塔載領域上に接着剤7を介在して塔載され、配
線基板1の表面上に形成された樹脂封止体9で封止され
ている。
【0021】前記配線基板1の平面形状は方形状で形成
されている。この配線基板1は、例えば50[μm]程
度の厚さの絶縁性フィルムを基材とする構成になってい
る。絶縁性フィルムは、例えばポリイミド系の絶縁樹脂
若しくはエポキシ系の絶縁樹脂で形成されている。
【0022】前記配線基板1の表面には配線パターンが
形成されている。配線パターンは、図3、図4及び図5
に示すように、複数の電極パッド(ランド端子)3、複数
の配線4及び複数の電極パッド(ランド端子)5等を有
し、これらの電極パッド3、配線4、電極パッド5の夫
々は配線基板1の表面のチップ塔載領域を囲む周辺領域
に配置されている。電極パッド3、電極パッド5の夫々
は、配線4を介して一体化され、互いに電気的に接続さ
れている。電極パッド3の平面形状は、例えば、0.5
3[mm]φの外形寸法からなる円形状で形成されてい
る。
【0023】前記電極パッド3の周縁部は配線基板1の
表面に固定され、その中央部分は配線基板1の表裏面に
亘って形成された貫通穴(図4に示す)2を通して配線基
板1の裏面から外部に突出し、湾曲した形状になってい
る。この電極パッド3は、後で詳細に説明するが、配線
基板1の表面に形成された電極パッド3の中央部分を塑
性変形させることによって形成される。貫通穴2は、例
えば0.38[mm]φの外形寸法からなる円形状で形
成されている。
【0024】前記半導体チップ6の電極パッド6Aは、
導電性のワイヤ8を介して配線基板1の電極パッド5と
電気的に接続されている。ワイヤ8としては例えば金
(Au)ワイヤを用いている。ワイヤ8の接続方法として
は例えば熱圧着に超音波振動を併用したボンディング法
を用いている。
【0025】前記樹脂封止体9の平面形状は方形状で形
成されている。この樹脂封止体9は、半導体チップ6及
びワイヤ8等を封止し、配線基板1の表面に形成された
電極パッド3、配線4、電極パッド5の夫々を被覆する
ように形成されている。樹脂封止体9は、低応力化を図
る目的として、例えばフェノール系硬化剤、シリコーン
ゴム及びフィラーが添加されたエポキシ系の樹脂で形成
されている。樹脂封止体9は、大量製産に好適なトラン
スファモールド法で形成されている。トランスファモー
ルド法は、ポット、ランナー、流入ゲート及びキャビテ
ィ等を備えた成形金型を使用し、ポットからランナー及
び流入ゲートを通してキャビティ内に樹脂を加圧注入し
て樹脂封止体を形成する方法である。
【0026】前記外部接続用端子10は、実装基板上に
半導体装置を実装する際、実装基板の電極パッドに電気
的にかつ機械的に接続される。本実施形態の外部接続用
端子10は、配線基板1の表面に形成され、中央部分が
配線基板1の裏面から外部に突出する電極パッド3で構
成されている。電極パッド3の中央部分は、配線基板1
の表面上に形成された樹脂封止体9の樹脂で補強されて
いる。
【0027】このように、本実施形態の半導体装置は、
配線基板1の表裏面のうちの表面側に半導体チップ6を
配置し、裏面側に複数の外部接続用端子10を配置した
構造になっていることから、封止体の側面から外部接続
用端子としてリードを導出させたパッケージ構造からな
るQFP(uad lat ackage)型の半導体装置に比べ
て多ピン化及び小型化を図ることができる。
【0028】次に、前記半導体装置の製造に用いられる
フレーム構造体について、図6及び図7を用いて説明す
る。図6はフレーム構造体の要部平面図であり、図7は
図6に示すB−B線の位置で切った断面図である。
【0029】図6に示すように、フレーム構造体20
は、これに限定されないが、例えば、枠体21で規定さ
れた領域22を一方向に複数個配置した多連フレーム構
造で構成され、各領域22内に絶縁性フィルム1Aを有
している。領域22及び絶縁性フィルム1Aの夫々の平
面形状は方形状で形成されている。
【0030】前記絶縁性フィルム1Aは、互いに対向す
る二辺の夫々の部分が枠体21の長手方向に延在する二
つの枠部分の夫々に接着剤を介在して接着固定されてい
る。絶縁性フィルム1Aは、例えばポリイミド系の絶縁
樹脂若しくはエポキシ系の絶縁樹脂からなる可撓性フィ
ルムで形成され、例えば50[μm]程度の厚さで形成
されている。
【0031】前記絶縁性フィルム1Aの表面には配線パ
ターンが形成されている。配線パターンは、図6及び図
7に示すように、複数の電極パッド3、複数の配線4及
び複数の電極パッド5等を有し、これらの電極パッド
3、配線4、電極パッド5の夫々は絶縁性フィルム1A
の表面のチップ塔載領域を囲む周辺領域に配置されてい
る。電極パッド3は、絶縁性フィルム1Aの表裏面に亘
って形成された貫通穴2を塞ぐように配置され、現段階
においては中央部分が絶縁性フィルム1Aの裏面から突
出する形状になっておらず、平坦な形状になっている。
なお、絶縁性フィルム1Aは、半導体装置の製造プロセ
スにおいて、図6に示す切断線23に沿って切り取ら
れ、切り取られた部分は配線基板1となる。
【0032】前記電極パッド3、配線4及び電極パッド
5等は、絶縁性フィルム1Aに貫通穴2を形成し、絶縁
性フィルム1Aの表面に接着剤を介在して塑性(展性及
び延性)に富んだ金属箔を貼り付けた後、この金属箔に
エッチング加工を施すことによって形成される。本実施
形態においては、金属箔として18[μm]程度の厚さ
の銅箔が用いられている。即ち、電極パッド3、配線4
及び電極パッド5等は、18[μm]程度の厚さで形成
されている。
【0033】前記枠体21は、例えば銅系合金材からな
る金属板にエッチング加工若しくはプレス打ち抜き加工
を施すことによって形成される。
【0034】次に、前記半導体装置の製造方法につい
て、図8乃至図10を用いて説明する。図8乃至図10
は製造方法を説明するための要部断面図である。本実施
形態においては、図6に示すフレーム構造体20を用い
た例について説明する。
【0035】まず、図6に示すフレーム構造体20を準
備する。フレーム構造体20は、枠体21で規定された
領域22内に絶縁性フィルム1Aを有し、絶縁性フィル
ム1Aの表面には電極パッド3、配線4及び電極パッド
5等からなる配線パターンが形成され、電極パッド3下
には絶縁性フィルム1Aの表裏面に亘って形成された貫
通穴2が設けられている。
【0036】次に、前記絶縁性フィルム1Aの表面のチ
ップ塔載領域に接着剤7を塗布し、その後、前記絶縁性
フィルム1Aの表面のチップ塔載領域上に、電極パッド
6Aが形成された表面を上向きにした状態で半導体チッ
プ6を塔載する。接着剤7としては、例えば熱硬化性若
しくは熱可塑性性の絶縁性接着剤を用いる。
【0037】次に、図8に示すように、前記半導体チッ
プ6の電極パッド6Aと前記絶縁性フィルム1Aの表面
に形成された電極パッド5とを導電性のワイヤ8で電気
的に接続する。ワイヤ8としては例えば金ワイヤを用い
る。ワイヤ8の接続方法としては例えば熱圧着に超音波
振動を併用したボンディング法を用いる。
【0038】次に、図9に示す成形金型30を準備す
る。成形金型30は、樹脂封止体を形成するためのキャ
ビティ31を備え、更に、図示していないが、流入ゲー
ト、ランナー及びポット等を備えている。キャビティ3
1は上型30Aと下型30Bとで形成され、キャビティ
31の底面31Aには凹部32が設けられている。凹部
32は、キャビティ31の底面31Aに絶縁性フィルム
1Aを装着した際、絶縁性フィルム1Aに形成された貫
通穴2と向い合う位置に配置され、貫通穴2の平面サイ
ズよりも大きい平面サイズで形成されている。ポット
は、ランナー及び流入ゲートを通してキャビティ31に
連結されている。
【0039】次に、前記フレーム構造体20を成形金型
30にセットし、図9に示すように、成形金型30のキ
ャビティ31内に絶縁性フィルム1Aの樹脂封止領域、
半導体チップ6及びワイヤ8等を配置する。絶縁性フィ
ルム1Aの樹脂封止領域はキャビティ31の底面31A
に装着され、貫通穴2はキャビティ31の凹部32と対
向する位置に配置される。
【0040】次に、前記成形金型30のポットに熱硬化
性の樹脂タブレットを投入した後、この樹脂タブレット
をトランスファモールド装置のプランジャで加圧し、ポ
ットからランナー及び流入ゲートを通してキャビティ3
1内に樹脂を加圧注入して、図10に示すように、絶縁
性フィルム1Aの樹脂封止領域上に半導体チップ6及び
ワイヤ8等を封止する樹脂封止体9を形成すると共に、
絶縁性フィルム1Aの裏面から突出するように樹脂の注
入圧で電極パッド3の中央部分を塑性変形させて外部接
続用端子10を形成する。電極パッド3の中央部分を突
出させるための樹脂の注入圧は電極パッド3の材質や厚
さ並びに絶縁性フィルム1Aの厚さ等によって異なる
が、本実施形態の電極パッド3においては、150[kg
/cm2]以上の樹脂注入圧があれば電極パッド2の中央
部分を変形させて突出させることができる。この工程に
おいて、電極パッド3で構成された外部接続用端子10
が絶縁性フィルム1Aの裏面側に形成されるので、これ
より後の工程において半田バンプを形成する必要がな
い。なお、電極パッド3の表面には樹脂の注入圧が均一
に加わるので、電極パッド2の中央部分は湾曲した形状
になる。また、電極パッド3の中央部分は樹脂封止体9
の樹脂で補強される。また、電極パッド3の中央部分の
突出量はキャビティ31に設けられた凹部32の深さで
制御できる。
【0041】次に、前記フレーム構造体20を成形金型
30から取り出し、その後、図6に示す切断線23に沿
って絶縁性フィルム1Aを切り取ることにより、配線基
板1が形成されると共に、半導体装置が完成する。
【0042】次に、前記半導体装置の実装方法について
図11を用いて簡単に説明する。図11は、前記半導体
装置を実装基板上に実装した状態の要部断面図である。
【0043】まず、実装基板40の実装面に形成された
電極パッド41の表面に例えばスリーン印刷法でペース
ト状の半田材42を印刷する。半田材としては、例えば
37[重量%]Pb−63[重量%]Sn組成の半田粒
子とフラックスとを混練したものを用いる。
【0044】次に、前記実装基板40の実装面上に半導
体装置を配置すると共に、実装基板40の電極パッド4
1上にペースト状の半田材42を介在して外部接続用端
子10を配置する。
【0045】次に、前記実装基板40を赤外線リフロー
炉に搬送し、その後、前記ペースト状の半田材42を溶
融し、その後、硬化させることにより、図11に示すよ
うに、実装基板40上に半導体装置が実装される。この
工程において、外部接続用端子10、即ち電極パッド3
の中央部分が湾曲した形状になっていることから、良好
な半田フィレットが形成される。
【0046】このように、本実施形態によれば、以下の
効果が得られる。 (1)外部接続用端子10は、配線基板1の表面に形成
され、中央部分が配線基板1の裏面から外部に突出する
電極パッド3で構成されていることから、配線基板1の
裏面側に半田バンプを形成する必要がないので、半導体
装置の製造コストを低減することができる。また、半田
バンプを形成する必要がないことから、表面に配線パタ
ーンが形成された絶縁性フィルム1Aを用いて製造する
ことができるので、半導体装置の製造コストを低減する
ことができる。
【0047】(2)電極パッド3の中央部分は樹脂封止
体9の樹脂で補強されていることから、外部接続用端子
10の機械的強度が強くなるので、外力による外部接続
用端子10の変形を抑制することができる。
【0048】(3)電極パッド3の中央部分は湾曲した
形状になっていることから、半田材を用いて半導体装置
の外部接続用端子10と実装基板40の電極パッド41
とを接合する際、良好な半田フィレットが形成されるの
で、両者の接合信頼性を高めることができる。
【0049】(4)成形金型30のキャビティ31内に
樹脂を加圧注入して半導体チップ6を封止する樹脂封止
体9を形成すると共に、絶縁性フィルム1Aの裏面から
突出するように電極パッド3の中央部分を樹脂の注入圧
で変形させて外部接続用端子10を形成することから、
外部接続用端子10は樹脂封止体9の形成工程において
形成されるので、半導体装置の製造工程数を低減するこ
とができる。
【0050】(5)成形金型30のキャビティ31の底
面に絶縁性フィルム1Aの貫通穴2と向い合う凹部32
が設けられていることから、電極パッド3の中央部分の
突出量はキャビティ31の凹部32の深さで制御できる
ので、任意の高さの外部接続用端子10を形成すること
ができる。
【0051】(6)枠体21で規定された領域22内に
絶縁性フィルム1Aを有するフレーム構造体を用いて半
導体装置の製造を行うことから、絶縁性フィルム1Aの
搬送性が向上すると共に、ハンドリング性が向上する。
【0052】なお、本実施形態では、フレーム構造体2
0を用いて半導体装置を製造する例について説明した
が、切断線23に沿って絶縁性フィルム1Aを切り取っ
て配線基板1を形成し、この配線基板1を用いて半導体
装置を製造してもよい。
【0053】(実施形態2)図12は本発明の実施形態
2である半導体装置の要部断面図であり、図13は前記
半導体装置の製造に用いられる絶縁性フィルムの要部断
面図である。
【0054】図12に示すように、本実施形態の半導体
装置は、配線基板1の表面のチップ塔載領域及びこのチ
ップ塔載領域の周囲を囲む周辺領域に電極パッド3を配
置している。即ち、本実施形態の半導体装置は、半導体
チップ6と対向する配線基板1の裏面側領域にも外部接
続用端子10を配置している。配線基板1の表面のチッ
プ塔載領域に配置された電極パッド3の中央部分は接着
剤7で補強され、配線基板1の表面の周辺領域に配置さ
れた電極パッド3の中央部分は樹脂封止体9の樹脂で補
強されている。
【0055】本実施形態の半導体装置においては、図1
3に示すように、絶縁性フィルム1Aに予め外部接続用
端子10を形成しておく。即ち、表面に形成され、中央
部分が裏面から突出する電極パッド3で構成された外部
接続用端子10を有する絶縁性フィルム1Aを用いて製
造する。なお、表面に形成され、中央部分が裏面から突
出する電極パッド3で構成された外部接続用端子10を
有する配線基板1を形成し、この配線基板1を用いて製
造してもよい。このように、本実施形態においても、前
述の実施形態1と同様の効果が得られる。
【0056】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。例えば、本発明は、ガラス繊維に樹脂等を含浸さ
せた樹脂基板からなる配線基板若しくはセラミックスか
らなる配線基板を有する半導体装置に適用できる。
【0057】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。配線基板の表裏面のうちの表面側に
半導体チップを有し、裏面側に複数の外部接続用端子を
有する半導体装置の製造コストを低減することができ
る。また、前記半導体装置の製造工程数を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1である半導体装置の平面図
である。
【図2】前記半導体装置の底面図である。
【図3】図1に示すA−A線の位置で切った断面図であ
る。
【図4】図3の要部拡大断面図である。
【図5】前記半導体装置を構成する配線基板の要部拡大
平面図である。
【図6】前記半導体装置の製造に用いられるフレーム構
造体の要部平面図である。
【図7】図6に示すB−B線の位置で切った断面図であ
る。
【図8】前記半導体装置の製造方法を説明するための要
部断面図である。
【図9】前記半導体装置の製造方法を説明するための要
部断面図である。
【図10】前記半導体装置の製造方法を説明するための
要部断面図である。
【図11】前記半導体装置を実装基板上に実装した状態
の要部断面図である。
【図12】本発明の実施形態2である半導体装置の要部
断面図である。
【図13】前記半導体装置の製造に用いられる絶縁性フ
ィルムの要部断面図である。
【符号の説明】
1…配線基板、1A…絶縁性フィルム、2…貫通穴、3
…電極パッド、4…配線、5…電極パッド、6…半導体
チップ、6A…電極パッド、7…接着剤、8…ワイヤ、
9…樹脂封止体、10…外部接続用端子、20…フレー
ム構造体、21…枠体、22…領域、23…切断線、3
0…成形金型、30A…上型、30B…下型、31…キ
ャビティ、31A…底面、32…凹部、40…実装基
板、41…電極パッド、42…半田材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板の表裏面のうちの表面側に半導
    体チップを有し、裏面側に複数の外部接続用端子を有す
    る半導体装置であって、前記外部接続用端子は、前記配
    線基板の表面に形成され、かつ中央部分が前記配線基板
    の裏面から外部に突出する電極パッドで構成されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 配線基板の表裏面のうちの表面側に半導
    体チップ及び前記半導体チップを封止する樹脂封止体を
    有し、裏面側に複数の外部接続用端子を有する半導体装
    置であって、前記外部接続用端子は、前記配線基板の表
    面に形成され、かつ中央部分が前記配線基板の裏面から
    外部に突出する電極パッドで構成され、前記電極パッド
    の中央部分は前記樹脂封止体の樹脂で補強されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記電極パッドの中央部分は湾曲した形
    状になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記配線基板は、絶縁性フィルムを基材
    とする構成になっていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のうちいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 配線基板の表裏面のうちの表面側に半導
    体チップを有し、開面側に複数の外部接続用端子を有す
    る半導体装置の製造方法であって、基材の表裏面に亘っ
    て形成された貫通穴と、前記貫通穴を塞ぐように前記基
    材の表面に形成された電極パッドとを有する配線基板を
    準備すると共に、底面に前記配線基板の貫通穴と向い合
    う凹部が設けられたキャビティを有する成形金型を準備
    する工程と、前記配線基板の表面上に半導体チップを塔
    載する工程と、前記成形金型のキャビティの底面に前記
    配線基板を装着する工程と、前記成形金型のキャビティ
    内に樹脂を加圧注入して前記半導体チップを封止する樹
    脂封止体を形成すると共に、前記配線基板の裏面から突
    出するように前記配線基板の電極パッドの中央部分を樹
    脂の注入圧で変形させて外部接続用端子を形成する工程
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6507095B1 (en) 1999-03-25 2003-01-14 Seiko Epson Corporation Wiring board, connected board and semiconductor device, method of manufacture thereof, circuit board, and electronic instrument
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