JPH11260881A - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JPH11260881A
JPH11260881A JP7343098A JP7343098A JPH11260881A JP H11260881 A JPH11260881 A JP H11260881A JP 7343098 A JP7343098 A JP 7343098A JP 7343098 A JP7343098 A JP 7343098A JP H11260881 A JPH11260881 A JP H11260881A
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Toshiaki Endo
俊明 遠藤
Tsutomu Tomoyoshi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空容器間の熱の移動を抑制可能なアダプタ
を備えた処理装置を提供する。 【解決手段】 処理装置100のトランスファチャンバ
(TC)102aを囲う真空容器(TC容器)102
と,エッチング装置104のプロセスチャンバ(PC)
104aを囲う真空容器(処理容器)140は,TC容
器102側に配される第1アダプタ116と,処理容器
140側に配される第2アダプタ118により接続され
る。第1及び第2アダプタ116,118には,それぞ
れに対応して,TC102a内とPC104a内に連通
する第1搬送路116cと第2搬送路118aが形成さ
れる。第2アダプタ118は,セラミックスから成り,
アダプタ挿着時に処理容器140の外壁面に開口が形成
されるように,第2アダプタ118の処理容器140と
の接続面に座ぐり穴118b,118c,118d,1
18eが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近,半導体装置の製造工程において
は,スループットの向上や半導体装置の汚染防止などの
観点から,ロードロック室などのトランスファチャンバ
(以下,「TC」と称する。)を中心として,その周囲
にエッチング装置やCVD装置や冷却装置などの各種プ
ロセスチャンバ(以下,「PC」と称する。)や,カセ
ットチャンバを接続した,いわゆるクラスタ装置化され
たマルチチャンバ方式の処理装置が使用されている。
【0003】この処理装置は,TC内に配置された搬送
装置,例えば搬送アームの作動により,まずカセットチ
ャンバ内のカセットに収容された被処理体,例えば半導
体ウェハ(以下,「ウェハ」と称する。)をTC内に搬
送した後,そのウェハの位置決めを行う。次いで,TC
内のウェハを,例えばエッチング装置のPC内に搬送
し,そのウェハにエッチング処理を施した後,再びウェ
ハをTC内に搬送する。さらに,TC内に搬送されたウ
ェハを各PC内に順次搬送して,そのウェハに所定の処
理を施した後,カセットチャンバ内のカセットに再びウ
ェハを回収するように構成されている。
【0004】また,TCを囲う真空容器(以下,「TC
容器」という。)と,PCを囲う真空容器,すなわち処
理容器は,接続用のアダプタを介して接続されている。
このアダプタは,例えばアルミニウムから成り,TC容
器の内壁面と外壁面を連通するウェハの搬入出用の開口
部であるゲートと,PCの内壁面と外壁面を連通するウ
ェハの搬入出用の開口部であるゲートとの間に配置され
ている。さらに,接続時の強度を保つため,アダプタの
TC容器側面と処理容器側面とが,それぞれに対応し
て,TC容器の外壁面と処理容器の外壁面に密着するよ
うに取り付けられている。
【0005】また,アダプタには,TC内とPC内との
間でウェハを搬入出するための搬送路(貫通口)が形成
されており,この搬送路を介してTC容器のゲートと処
理容器のゲートが連通している。さらに,アダプタに
は,アダプタの挿着時に,TC内とPC内を気密に接続
するためのOリングが,上記搬送路の開口部を囲うよう
にして設けられている。このように構成されたアダプタ
を用いてTC容器と処理容器を接続することにより,そ
れらTC容器と処理容器の厳密な位置決めが必要なくな
り,組み立て時の作業が容易になる。さらに,TC容器
と処理容器に何らかの原因で荷重が負荷された場合で
も,アダプタのみが破損し,それらTC容器と処理容器
が損傷することがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,TC容器と
処理容器の温度が異なる場合,例えばその処理容器がエ
ッチング装置の処理容器で,TC容器の温度よりも処理
容器の温度の方が相対的に高い場合には,次のような問
題が生じる。エッチング装置では,処理容器(PC)の
内壁面の温度が低いと,プラズマエッチング処理時に生
じた種々の反応生成物などの付着物がPCの内壁面に付
着・堆積し,その付着物がウェハに付着すると歩留りが
低下する原因となる。さらに,その付着物をPCの内壁
面から除去するためには,頻繁にPC内のメンテナンス
作業を行わなければならず,スループットが低下する。
そこで,通常,PCを囲う処理容器の壁部内にヒータを
内装し,このヒータによってその壁部を介してPCの内
壁面を加熱することにより,付着物の付着を抑制してい
る。
【0007】しかしながら,上述の如く加熱された処理
容器とアダプタ,およびそのアダプタとTC容器が各々
密着していると,処理容器の熱がアダプタを介してTC
容器に逃げてしまう。その結果,PCの内壁面が所定の
温度に加熱されるまでに時間がかかるため,迅速に処理
を開始することができず,スループットが低下する。さ
らに,PCの内壁面の全面を所定温度に均一に加熱する
ためには,大きなエネルギ(電力)が必要となり,いわ
ゆる省エネルギ化を図ることができない。
【0008】また,TC内には,上述の如く搬送アーム
などの搬送装置が配置されているため,TC容器に伝熱
された熱でTC内の温度が上昇すると,搬送機構の駆動
部の摩耗量が増加する。その結果,該駆動部の摩耗によ
り生じたパーティクルがウェハに付着すると,歩留りが
低下する。さらに,該駆動部の摩耗の増加に伴って,そ
の駆動部を構成する各種部材のメンテナンスも頻繁に行
わなければならない。
【0009】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の第1の
目的は,アダプタを用いて少なくとも2つの真空容器を
相互に接続した場合に,そのアダプタを介して各真空容
器間で熱が移動することを抑制することが可能な,新規
かつ改良された処理装置を提供することである。
【0010】また,従来,上述したTC容器と処理容器
との間での熱の移動を抑制するため,アダプタの挿着時
に,処理容器とアダプタとの間に隙間が形成されるよう
に,アダプタの処理容器側面に断熱部材を点在させる技
術が提案されている。しかしながら,該アダプタは,上
記熱の移動を抑制することができる反面,アダプタの処
理容器側面と処理容器の外壁面との接触面積が減少する
ため,アダプタの強度が低下する。さらに,ボルトなど
の締結部材を貫装する位置も制限される。その結果,上
記断熱部材や締結部材に負荷される処理容器やTC容器
の荷重が増加し,アダプタが破損し易くなる。
【0011】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の第2の
目的は,処理容器とTC容器との間での熱の移動を抑制
しながら,TC容器と処理容器を確実に接続することが
可能な,新規かつ改良された処理装置を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,本発明によれば,請求項1に記載の発明のように,
少なくとも2つの真空容器を相互に接続するアダプタを
備えた処理装置であって,アダプタは,被処理体を各真
空容器間で搬送する搬送路と,一の真空容器から他の真
空容器への伝熱経路中に設けられたバッファ空間を有す
ることを特徴とする処理装置が提供される。
【0013】かかる構成によれば,アダプタには,熱の
移動を阻害するバッファ空間が形成されるため,アダプ
タの伝熱経路中で熱が伝わり難くなり,一の真空容器か
らアダプタへの熱の移動や,アダプタ内での熱の移動
や,アダプタから他の真空用への熱の移動を抑制するこ
とができる。また,バッファ空間は,アダプタの形状
や,アダプタの材質や,真空容器の外壁面の形状や,本
発明を適用する処理装置の装置設計や,アダプタ挿着時
に要求される強度などの各種条件に応じて適宜形成でき
るため,様々な処理装置に適用することができると共
に,既存の処理装置にも適用することができる。さら
に,バッファ空間は,上述の如く要求される強度に応じ
て形成されるため,バッファ空間を形成してもアダプタ
が損傷し難い。
【0014】また,バッファ空間を,例えば請求項2に
記載の発明のように,少なくとも一方の真空容器との接
続面に形成されたリセス内に形成し,リセスの開口部
を,アダプタの挿着時に真空容器の外壁面に開口するも
のとすれば,真空容器の外壁面とアダプタの接続面が接
触する面積を減少させることができる。その結果,真空
容器の熱がアダプタに伝わり難くなり,あるいはアダプ
タに伝達された熱が真空容器に伝わり難くなるため,各
真空容器及びそれら真空容器内の温度を所定温度に容易
に維持することができる。
【0015】さらに,バッファ空間を,例えば請求項3
に記載の発明のように,アダプタ内に設けられた中空部
内に形成すれば,アダプタ内での熱の移動を抑制するこ
とができるため,アダプタから真空容器への伝熱を抑制
することができる。なお,中空部は,アダプタを2以上
の部材から構成し,そのアダプタ挿着時に各部材間に形
成されるように,それら一の部材の他の部材との接続面
に上述したリセスを形成するように構成しても良い。ま
た,中空部は,上記請求項1に記載の発明と同様に,本
発明を適用する処理装置に応じて,適宜形成することが
できる。
【0016】さらにまた,バッファ空間を,例えば請求
項4に記載の発明のように,搬送路と別構成の貫通口内
に形成し,その貫通口の両開口部を,アダプタの挿着時
に真空容器の外壁面に開口するものとすれば,請求項2
に記載の発明と同様に,真空容器の外壁面とアダプタの
接続面が接触する面積を減少させることができる。その
結果,真空容器からアダプタへの熱の移動や,アダプタ
から真空容器への熱の移動を抑制することができるた
め,各真空容器やそれら真空容器内の温度を容易に制御
することができる。また,貫通口は,比較的容易に形成
することができるため,アダプタの生産コストを低下さ
せることができる。さらに,中空部は,上記請求項2や
請求項3に記載の発明と同様に,本発明を適用する処理
装置に応じて,適宜形成することができる。
【0017】また,バッファ空間内に,例えば請求項5
に記載の発明のように,断熱材を装填すれば,それらバ
ッファ空間内で熱がさらに伝わり難くなり,真空容器か
らアダプタへの熱の移動や,アダプタ内での熱の移動
や,アダプタから真空容器への熱の移動をさらに抑制す
ることができる。
【0018】さらに,バッファ空間内を,例えば請求項
6に記載の発明のように,搬送路内と連通させれば,そ
の搬送路内が真空容器内と連通しているため,バッファ
空間に真空引き手段を接続しなくても,バッファ空間内
の圧力雰囲気を真空容器内と同一の減圧雰囲気に維持す
ることができる。その結果,真空容器の熱がバッファ空
間を介してアダプタに伝達し難くなり,さらにバッファ
空間によりアダプタの熱が真空容器に伝達し難くなるた
め,真空容器やその真空容器内の温度を容易に調整し,
維持することができる。さらに,バッファ空間を有する
アダプタに真空引き手段を接続する必要がないため,装
置構成を簡素化にすることができる。
【0019】さらにまた,バッファ空間内の圧力雰囲気
を,例えば請求項7に記載の発明のように,大気圧以下
に設定すれば,上記請求項6に記載の発明と同様に,ア
ダプタを介して熱の移動が生じ難くなり,真空容器やそ
の真空容器内の温度を所定の温度に維持することができ
る。また,バッファ空間内の圧力雰囲気を大気圧以下に
設定する場合には,例えばバッファ空間内に真空引き手
段を接続して,そのバッファ空間内を適宜真空引きする
ように構成しても良く,また大気圧雰囲気下でアダプタ
を挿着して,そのバッファ空間内を大気圧以下の圧力雰
囲気に維持する構成としても良い。
【0020】また,アダプタを,例えば請求項8に記載
の発明のように,セラミックスとアルミニウムのいずれ
か一方又は双方の材料から形成することができる。従っ
て,アダプタを,アルミニウムよりも相対的に熱伝導率
が低い(熱抵抗が高い)セラミックスから形成すれば,
バッファ空間の形成部分以外で,アダプタの接続面と真
空容器の外壁面が密着していても,アダプタでの熱の移
動を減少させることができる。また,アダプタは,従来
の処理装置と同様に,アルミニウムから形成することが
できるため,処理装置にセラミックス製のアダプタを採
用できない場合でも,アルミニウム製のアダプタにバッ
ファ空間を形成することができる。さらに,アダプタを
少なくとも2以上の部材から形成する場合には,各部材
を適宜セラミックスやアルミニウムから構成しても,本
発明を実施することができる。
【0021】さらに,例えば請求項9に記載の発明のよ
うに,アダプタによってPCとTCとを相互に接続すれ
ば,それらTC内とPC内の温度が異なり,TCとPC
を有する各真空容器の温度が異なっても,各真空容器間
で熱の移動が生じ難くなる。その結果,TC内やPC内
の温度を所定温度に維持することができると共に,該温
度に達するまでの時間を短縮できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に,添付図面を参照しなが
ら,本発明にかかる処理装置をクラスタ装置化されたマ
ルチチャンバ方式の処理装置に適用した実施の形態につ
いて詳細に説明する。
【0023】(第1の実施の形態) (A)処理装置100の全体構成 まず,図1を参照しながら,本実施の形態を適用可能な
処理装置100の全体構成について説明する。処理装置
100は,ウェハWに対して所定の処理を連続的に施す
ための装置の集合体で,TC容器(真空容器)102内
に形成されたロードロックチャンバなどのTC102a
を中心として,そのTC102aの周囲に,PCを有す
る例えばエッチング装置104と,CVD(成膜)装置
106,108と,冷却装置110が配置されている。
さらに,TC102aの周囲には,カセットチャンバ1
12,114が配置されている。
【0024】また,TC102a内とエッチング装置1
04のPC104aは,ゲートバルブG1と,第1アダ
プタ116と,本実施の形態にかかる第2アダプタ11
8を介して連通している。さらに,TC102a内とC
VD装置106のPC106aは,ゲートバルブG2
と,第1アダプタ120と,本実施の形態にかかる第2
アダプタ122を介して連通し,またTC102a内と
CVD装置108のPC108aは,ゲートバルブG3
と,第1アダプタ124と,本実施の形態にかかる第2
アダプタ126を介して連通している。さらにまた,T
C102a内と冷却装置110のPC(冷却室)110
aは,ゲートバルブG4と,第1アダプタ128と,本
実施の形態にかかる第2アダプタ130を介して連通し
ている。
【0025】また,TC102a内とカセットチャンバ
112のカセット室112aは,ゲートバルブG5を介
して連通し,またTC102a内とカセットチャンバ1
14のカセット室114aは,ゲートバルブG6を介し
て連通している。また,図示の例では,上記第1アダプ
タ116,120,124,128は,各々同一に構成
されていると共に,本実施の形態にかかる第2アダプタ
118,122,126,130も,各々同一に構成さ
れている。なお,それら第1アダプタ116,120,
124,128と,第2アダプタ118,122,12
6,130の詳細な構成については,後述する。
【0026】また,TC102a内には,ウェハWを搬
送する搬送手段である搬送アーム132と,ウェハWの
位置決めを行う位置決め装置134が設けられている。
また,カセット室112a内には,例えば未処理のウェ
ハWを収容するカセット136が配置され,カセット室
114a内には,例えば処理済みのウェハWを回収する
カセット138が配置されている。さらに,それらカセ
ット136,138は,それぞれに対応するカセット室
112aのドアバルブD1とカセット室114aのドア
バルブD2を介して搬入出される。
【0027】次に,処理装置100によりウェハWに対
して所定の処理を行う場合の処理工程について説明す
る。まず,搬送アーム132の作動により,カセット1
36に収容されている未処理のウェハWをTC102a
内に搬送し,さらにそのウェハWを位置決め装置134
上に載置してウェハWの位置決めを行う。次いで,その
ウェハWを搬送アーム132によってPC104a内に
搬送した後,ウェハWにエッチング処理を施す。次い
で,そのウェハWを搬送アーム132により,順次TC
102aを介してPC106a内とPC108a内に搬
送し,ウェハWに成膜処理を施す。そして,そのウェハ
Wを搬送アーム132によりPC110a内に搬送して
冷却した後,カセット138に回収する。
【0028】(B)TC容器102と各処理装置の処理
容器の接続構成 次に,TC容器102と,エッチング装置104やCV
D装置106,108や冷却装置110の処理容器の接
続構成について説明する。ただし,上述の如く,第1ア
ダプタ116,120,124,128は,略同一に構
成され,さらに第2アダプタ118,122,126,
130も略同一に構成されているため,TC容器102
とエッチング装置104の処理容器140の接続構成の
みを例に挙げて説明する。
【0029】(1)エッチング装置104の全体構成 まず,図2を参照しながら,エッチング装置104の全
体構成について説明する。エッチング装置104のPC
(処理室)104aは,アルミニウムなどの導電性材料
から成る気密な処理容器(真空容器)140内に形成さ
れており,そのPC104a内には,ウェハWの載置台
を兼ねた導電性の下部電極142が配置されている。ま
た,下部電極142は,昇降軸144の作動により上下
動自在に構成されており,昇降軸144の周囲には,ベ
ローズ146が配置されている。また,下部電極142
の載置面には,高圧直流電源150に接続された静電チ
ャック148が設けられている。さらに,下部電極14
2には,整合器152を介して,所定の高周波電力を出
力する高周波電源154が接続されている。
【0030】また,下部電極142の載置面と対向する
PC104aの天井部には,上部電極156が形成され
ている,さらに,この上部電極156には,PC104
a内に処理ガスを噴出するための多数のガス噴出孔15
6aが設けられており,それらガス噴出孔156aに
は,ガス供給管158を介して不図示のガス供給源が接
続されている。また,PC104aの下方には,PC1
04a内を真空引きし,所定の減圧雰囲気に維持する真
空ポンプなどの真空引き手段に接続された排気管160
が接続されている。また,該エッチング装置104に
は,上部電極156と下部電極142との間に形成され
るプラズマ領域に回転磁界を形成するための磁石162
がPC104aの周囲を囲うように配置されている。
【0031】また,処理容器140を構成する壁部内,
例えばPC104aの側壁部140a内には,電源16
6に接続されたヒータ164が内装されている。従っ
て,その電源166からヒータ164に所定の電力を印
加すると,処理容器140を介してPC104aの内壁
面が所定温度,例えば40℃〜60℃に加熱されるた
め,エッチング処理時に生じる反応生成物などの付着物
がPC104aの内壁面に付着することを抑制できる。
【0032】(2)第1アダプタ116と第2アダプタ
118の構成 次に,図2〜図4を参照しながら,TC容器102と処
理容器140を接続する第1アダプタ116と,本実施
の形態にかかる第2アダプタ118の構成について詳細
に説明する。TC容器102と処理容器140は,図2
及び図3に示すように,TC容器102側に配置され,
例えばTC容器102や処理容器140と同一のアルミ
ニウムから成る第1アダプタ116と,処理容器140
側に配置され,例えばセラミックスから成る本実施の形
態にかかる第2アダプタ118によって接続されてい
る。
【0033】また,第1アダプタ116は,従来のアダ
プタと略同一に構成されており,第2アダプタ118の
厚みよりも相対的に厚い略板状部材から形成されてい
る。さらに,第1アダプタ116には,処理容器140
からTC容器102方向に向かって,順次第1の段部1
16aと第2の段部116bが形成されている。また,
第2の段部116bは,TC容器102の側壁部に形成
されたTC102aの内壁面と外壁面を連通する第1ゲ
ート102bと気密に嵌合可能な形状に形成されてい
る。さらに,第1アダプタ116には,TC102a内
と連通し,搬送アーム132上に保持されたウェハWが
通過可能な第1搬送路116cが形成されている。
【0034】また,アダプタの挿着時には,第1アダプ
タ116とTC容器102との間に,第1搬送路116
cの開口部を囲うようにOリング168が介装され,さ
らに第1アダプタ116と第2アダプタ118との間に
も,第1搬送路116cの開口部を囲うようにOリング
170が介装されるため,第1搬送路116c内の気密
性を保つことができる。また,TC102a内のゲート
バルブG1は,第1アダプタ116の挿着時に,第1搬
送路116cのTC102側開口部を覆うことが可能な
ように配置されている。従って,ゲートバルブG1の開
閉動作によって,TC102a内とPC104a内を適
宜気密に遮断することができる。
【0035】次に,図3及び図4を参照しながら,本実
施の形態にかかる第2アダプタ118の構成について説
明する。第2アダプタ118は,上述の如く従来のアダ
プタとは異なり,熱伝導率が低く,すなわち熱抵抗が高
く,TC容器102と処理容器140の機械的な接続に
耐え得る強度を備えた材料,例えばセラミックスから形
成されている。従って,ヒータ164によって加熱され
た処理容器140の熱が,第2アダプタ118を介して
第1アダプタ116に伝達され難くなり,処理容器14
0の放熱とTC容器102の加熱を抑制することができ
る。
【0036】また,第2アダプタ118は,図示の例で
は,第1アダプタ116の厚みよりも相対的に薄い略板
状部材から形成されており,第1アダプタ116と処理
容器140の外壁面と接続可能な形状となっている。さ
らに,第2アダプタ118には,第1搬送路116cと
連通し,第1搬送路116cと同様に搬送アーム132
上に保持されたウェハWが通過可能な第2搬送路118
aが形成されている。また,この第2搬送路118a
は,処理容器140の側壁部140aに形成されたPC
102aの内壁面と外壁面を連通する第2ゲート140
bとも連通している。また,第2ゲート140bも,第
1搬送路116cと第2搬送路118aと同様に,搬送
アーム132上に保持されたウェハWが通過可能な形状
となっている。
【0037】また,アダプタの挿着時には,第2アダプ
タ118と処理容器140との間にも,第2搬送路11
8aの開口部を囲うようにOリング172が介装される
ため,PC104a内やTC102a内を気密に維持す
ることができる。さらに,第2アダプタ118には,図
4に示すように,不図示のボルトを挿入可能な例えば6
個のボルト挿入用貫通口174が形成されている。ま
た,第1アダプタ116には,それらボルト挿入用貫通
口174に対応して,不図示のボルト挿入用貫通口が形
成されている。
【0038】次に,図4を参照しながら,第2アダプタ
118に形成される本実施の形態にかかるリセス(凹
部),例えば座ぐり穴118b,118c,118d,
118eについて説明する。第2アダプタ118の処理
容器140側面には,図4に示すように,略溝状の本実
施の形態にかかる例えば4個の座ぐり穴118b,11
8c,118d,118eが設けられている。図示の例
では,座ぐり穴118bと座ぐり穴118cが同形に形
成されていると共に,座ぐり穴118dと座ぐり穴11
8eが同形に形成されている。
【0039】さらに,図示の例では,座ぐり穴118b
と座ぐり穴118cは,第2搬送路118aの開口部の
下方に配置されていると共に,座ぐり穴118dと座ぐ
り穴118eは,第2搬送路118aを挟んで,その第
2搬送路118aの長手方向に対称に配置されている。
従って,第2アダプタ118の第2搬送路118aの開
口方向の厚みは,座ぐり穴118b,118c,118
d,118eの形成部分で相対的に薄くなっている。
【0040】かかる構成により,第2アダプタ118の
挿着時には,座ぐり穴118b,118c,118d,
118eの底面と側壁部140aの外壁面との間に所定
のバッファ空間が形成されため,それら第2アダプタ1
18と側壁部140aの接触面積を減少させることがで
きる。その結果,処理容器140の熱が第2アダプタ1
18に伝わり難くなるため,処理容器140の熱が第2
アダプタ118を介して第1アダプタ116に伝達さ
れ,さらに第1アダプタ116とTC容器102を介し
てTC102a内に伝達されることを抑制することがで
きる。
【0041】(3)TC102a内とPC104a内と
の間でのウェハWの搬入出工程と,そのウェハWに対す
るエッチング処理工程 次に,再び図2を参照しながら,TC102a内とPC
104a内との間でのウェハWの搬入出工程と,PC1
04a内に搬入されたウェハWに対するエッチング工程
について説明する。
【0042】まず,搬送アーム132の作動により,T
C102a内の搬送アーム132上に保持されているウ
ェハWを,開放されたゲートバルブG1と第1搬送路1
16cと第2搬送路118aと第2ゲート140bを介
して,PC104aの相対的に下方に配された下部電極
142上に載置する。この際,ヒータ164により処理
容器140が加熱され,PC104aの内壁面が所定の
温度,例えば40℃〜60℃に維持されている。本実施
の形態では,上述した第2アダプタ118を採用してい
るため,短時間かつ少ないエネルギでPC104aの内
壁面を加熱することができる。また,TC102a内と
PC104a内は,同一の減圧雰囲気,例えば10-5
orr〜10-4Torrに維持されている。
【0043】次いで,PC104a内の搬送アーム13
2を共通移載室102に退避させて,ゲートバルブG1
を閉鎖した後,ガス噴出孔156aからCF4やC48
などの処理ガスをPC104a内に導入する。同時に,
排気管160を介してPC104a内を真空引きし,P
C104aの圧力雰囲気を例えば10mTorr〜10
0mTorrに維持する。また,下部電極142上に載
置されたウェハWを静電チャック148によって吸着保
持した後,下部電極142をPC104aの相対的に上
方に移動させる。
【0044】次いで,下部電極142に対して,例えば
13.56MHzの高周波電力を印加すると,磁石16
2によって回転磁界が形成された上部電極156と下部
電極142との間のプラズマ領域に高密度プラズマが励
起し,このプラズマによってウェハWに所定のエッチン
グ処理が施される。この際,処理に伴って反応生成物等
の付着物が発生するが,上述の如くPC104aの内壁
面が所定の温度に維持されているため,その付着物が上
記内壁面に付着することを抑制できる。
【0045】次いで,ウェハWに対して所定の処理を施
した後,下部電極142をPC104aの相対的に下方
に移動させると共に,PC104a内の圧力雰囲気をT
C102a内の圧力雰囲気に近づける。その後,ゲート
バルブG1を開放し,再び搬送アームをPC104a内
に進入させて,下部電極142上のウェハWをTC10
2a内に搬出する。以上のような工程により,上記ウェ
ハWに対するエッチング処理を終了する。なお,本実施
の形態では,エッチング処理が施されたウェハWに対し
て,さらに成膜処理や冷却処理を施した後,そのウェハ
Wをカセット室114a内のカセット138に回収する
が,その詳細な説明については,省略する。
【0046】本実施の形態にかかる第2アダプタ118
は,以上のように構成されており,第2アダプタ118
の処理容器140側面に形成された座ぐり穴118b,
118c,118d,118eによって,処理容器14
0と第2アダプタ118との間にバッファ空間を形成で
きるため,処理容器140の熱がTC容器102に伝わ
り難くなり,第2アダプタ118の断熱効果を高めるこ
とができる。その結果,PC104aの内壁面を所定の
温度に加熱するまでの時間を大幅に短縮することができ
るため,相対的に短時間でエッチング処理を開始するこ
とができ,スループットを向上させることができる。ま
た,PC104aの内壁面を効率的に加熱することがで
きるため,加熱及び一定の温度に維持するために必要な
エネルギを相対的に少なくすることができ,いわゆる省
エネルギ化を図ることができる。
【0047】さらに,処理容器140の熱によってTC
102a内が加熱されることを抑制できるため,搬送ア
ーム132や,位置決め装置134や,ゲートバルブG
1,G2,G3,G4,G5,G6などの駆動部の摩耗
量を相対的に減少させることができる。その結果,それ
ら駆動部の摩耗により生じるパーティクルがウェハWに
付着することを軽減できるため,歩留りを向上させるこ
とができる。さらに,それら駆動部の摩耗の減少によ
り,駆動部を構成する各種部材のメンテナンスの間隔を
長くすることができる。
【0048】また,上述した座ぐり穴118b,118
c,118d,118eの形状や内径や深さは,第2ア
ダプタ118を適用する処理装置100で要求される接
続時の強度に応じて適宜設定することができるため,そ
の要求される強度を損なうことなく,座ぐり穴118
b,118c,118d,118eを第2アダプタ11
8に形成することができる。
【0049】また,処理装置100には,第2アダプタ
118と同一に構成された第2アダプタ122,12
6,130が採用されているため,TC容器102より
も相対的に温度が高いCVD装置106,108の処理
容器や,TC容器102よりも相対的に温度が低い冷却
装置110の処理容器と,TC容器102との間での熱
の移動も抑制することができる。その結果,CVD装置
106,108や冷却装置110の処理容器内の温度
を,迅速に所定温度にすることができると共に,TC容
器102内の温度変化を最小限に止めることができる。
【0050】(第2の実施の形態)次に,図5を参照し
ながら,本発明にかかる処理装置の第2の実施の形態に
ついて説明する。なお,本実施の形態は,後述する第2
アダプタ200を除いて,上述した第1の実施の形態と
略同一に構成されているため,以下の説明において,第
1の実施の形態と略同一の機能及び構成を有する構成要
素については,同一の符号を付することにより,重複説
明を省略する。ただし,上述した第2アダプタ118に
は,第2アダプタ118の処理容器140側面のみに座
ぐり穴118b,118c,118d,118eを形成
したが,これに対して本実施の形態にかかる第2アダプ
タ200は,さらに第2アダプタ200の第1アダプタ
116側面にも座ぐり穴200a,200b,200
c,200dを形成したことを特徴としている。
【0051】すなわち,本実施の形態にかかる第2アダ
プタ200は,上記第2アダプタ118と同様に,セラ
ミックスから形成されており,同図に示すように,第2
アダプタ200の第1アダプタ116側面にリセス,例
えば座ぐり穴200a,200b,200c,200d
が形成されている。また,図示の例では,座ぐり穴20
0aと上記座ぐり穴118bと,座ぐり穴200bと上
記座ぐり穴118cと,座ぐり穴200cと上記座ぐり
穴118dと,座ぐり穴200dと上記座ぐり穴118
eは,それぞれ同一の形状に形成されている。
【0052】さらに,それら座ぐり穴200a,200
b,200c,200dは,それぞれに対応して座ぐり
穴118b,118c,118d,118eの外形を,
第2アダプタ200の第1アダプタ116側面に正射影
した際に形成される輪郭領域に形成されている。従っ
て,アダプタの挿着時には,座ぐり穴200a,200
b,200c,200dによって,第2アダプタ200
と第1アダプタ116との間に所定の中空部が形成され
る。なお,第2アダプタ200は,それら座ぐり穴20
0a,200b,200c,200dが形成されている
以外は,上述した第2アダプタ118と略同一に構成さ
れている。
【0053】本実施の形態にかかる第2アダプタ200
は,以上のように構成されており,アダプタの挿着時に
は,上述した座ぐり穴118b,118c,118d,
118eと同様に,座ぐり穴200a,200b,20
0c,200dによってバッファ空間を有する中空部が
形成されるため,第2アダプタ118と第1アダプタ1
16の接触面積が減少し,第2アダプタ118に伝達さ
れた処理容器140の熱が第1アダプタ116に伝わり
難くなる。その結果,処理容器140の温度の低下と,
TC容器102の温度上昇をさらに抑制することができ
る。
【0054】(第3の実施の形態)次に,図6を参照し
ながら,本発明にかかる処理装置の第3の実施の形態に
ついて説明する。なお,本実施の形態も,後述する第2
アダプタ300を除いて,上述した第1の実施の形態と
略同一に構成されているため,以下の説明において,第
1の実施の形態と略同一の機能及び構成を有する構成要
素については,同一の符号を付することにより,重複説
明を省略する。ただし,上記第2アダプタ118や第2
アダプタ200には,それぞれに対応して座ぐり穴11
8b,118c,118d,118eや座ぐり穴200
a,200b,200c,200dを形成したが,これ
に対して,本実施の形態にかかる第2アダプタ300
は,貫通口300a,300b,300c,300dを
有することを特徴としている。
【0055】すなわち,本実施の形態にかかる第2アダ
プタ300には,上述した第2アダプタ200の座ぐり
穴118bと座ぐり穴200aを貫通する如く構成され
た貫通口300aと,第2アダプタ200の座ぐり穴1
18cと座ぐり穴200bを貫通する如く構成された貫
通口300bが形成されている。さらに,同様にして,
第2アダプタ300には,第2アダプタ200の座ぐり
穴118dと座ぐり穴200cを貫通する如く構成され
た貫通口300cと,第2アダプタ200の座ぐり穴1
18eと座ぐり穴200dを貫通する如く構成された貫
通口300dが形成されている。また,第2アダプタ3
00は,貫通口300a,300b,300c,300
dを設けたこと以外は,上記第2アダプタ118や第2
アダプタ200と略同一に構成されており,また同様に
セラミックスから形成されている。
【0056】本実施の形態にかかる第2アダプタ300
は,以上のように構成されており,第2アダプタ300
に形成された貫通口300a,300b,300c,3
00dによって,処理容器140と第1アダプタ116
との間に相対的に大きなバッファ空間を形成することが
できる。その結果,処理容器140の熱が第2アダプタ
300に伝達し難くなると共に,処理容器140の熱が
第2アダプタ300に伝達されても,その熱が第1アダ
プタ116に伝わり難くなるため,処理容器140の放
熱と,TC容器102の加熱をさらに抑制することがで
きる。また,貫通口300a,300b,300c,3
00dは,比較的容易に形成することができるため,第
2アダプタ300の加工性が向上し,かつ生産コストを
低下させることができる。
【0057】(第4の実施の形態)次に,図7を参照し
ながら,本発明にかかる処理装置の第4の実施の形態に
ついて説明する。なお,本実施の形態も,後述する第2
アダプタ400を除いて,上述した第1及び第3の実施
の形態と略同一に構成されているため,以下の説明にお
いて,第1及び第3の実施の形態と略同一の機能及び構
成を有する構成要素については,同一の符号を付するこ
とにより,重複説明を省略する。ただし,上記第3の実
施の形態にかかる第2アダプタ300には,貫通口30
0a,300b,300c,300dを形成したが,こ
れに対して本実施の形態にかかる第2アダプタ400
は,それら貫通口300a,300b,300c,30
0d内に断熱材402を装填することを特徴としてい
る。
【0058】すなわち,本実施の形態にかかる第2アダ
プタ400は,貫通口300a,300b,300c,
300d内にグラスウールやポリウレタンなどの断熱材
402が装填されている。なお,第2アダプタ400
は,貫通口300a,300b,300c,300d内
に断熱材402を装填したこと以外は,上述した第2ア
ダプタ300と略同一に構成されている。
【0059】本実施の形態にかかる第2アダプタ400
は,以上のように構成されており,貫通口300a,3
00b,300c,300d内のバッファ空間に断熱材
402が装填されているため,貫通口300a,300
b,300c,300dを介して処理容器140と第1
アダプタ116が直接連通している場合よりも,熱の移
動を相対的に減少させることができる。その結果,処理
容器140からの熱の移動をさらに抑制することができ
る。
【0060】(第5の実施の形態)次に,図8を参照し
ながら,本発明にかかる処理装置の第5の実施の形態に
ついて説明する。なお,本実施の形態も,後述する第2
アダプタ500を除いて,上述した第1及び第3の実施
の形態と略同一に構成されているため,以下の説明にお
いて,第1及び第3の実施の形態と略同一の機能及び構
成を有する構成要素については,同一の符号を付するこ
とにより,重複説明を省略する。ただし,上記第3の実
施の形態にかかる第2アダプタ300には,貫通口30
0a,300b,300c,300dを形成したが,こ
れに対して,本実施の形態にかかる第2アダプタ500
は,それら貫通口300a,300b,300c,30
0d内を所定の減圧雰囲気にすることを特徴としてい
る。
【0061】すなわち,本実施の形態にかかる第2アダ
プタ500の貫通口300a,300b,300c,3
00dには,それぞれに対応して貫通口300a,30
0b,300c,300d内と,不図示の真空ポンプな
どの真空引き手段を連通する排気管500a,500
b,500c,500dが接続されている。
【0062】また,第2アダプタ500には,上述した
Oリング172と同様に,貫通口300a,300b,
300c,300dの処理容器140側開口部を囲うよ
うにして,それぞれに対応するOリング502,50
4,506,508が設けられている。さらに,貫通口
300a,300b,300c,300dの第1アダプ
タ116側開口部を囲うようにして,それぞれに対応す
る不図示のOリングが設けられている。従って,アダプ
タの挿着時には,貫通口300a,300b,300
c,300dを介して,処理容器140と第1アダプタ
116との間に,気密なバッファ空間を形成することが
できる。なお,第2アダプタ500は,上記排気管50
0a,500b,500c,500dと,Oリング50
2,504,506,508と上記不図示のOリングを
設けたこと以外は,上述した第3アダプタ300と略同
一に構成されている。
【0063】かかる構成により,アダプタの挿着時に,
排気管500a,500b,500c,500dによっ
てそれぞれに対応する貫通口300a,300b,30
0c,300d内を真空引きすると,それら貫通口30
0a,300b,300c,300d内を大気圧以下の
所定の減圧雰囲気,例えば1mTorr〜10mTor
rに維持することができる。その結果,貫通口300
a,300b,300c,300d内での熱の移動をさ
らに阻害することができるため,処理容器140の放熱
と,TC容器102の加熱をさらに抑制することができ
る。
【0064】(第6の実施の形態)次に,図9を参照し
ながら,本発明にかかる処理装置の第6の実施の形態に
ついて説明する。なお,本実施の形態も,後述する第2
アダプタ600を除いて,上述した第1,第3及び第5
の実施の形態と略同一に構成されているため,以下の説
明において,第1,第3及び第5の実施の形態と略同一
の機能及び構成を有する構成要素については,同一の符
号を付することにより,重複説明を省略する。ただし,
上記第5の実施の形態にかかる第2アダプタ500に
は,貫通口300a,300b,300c,300dに
各々に対応する排気管500a,500b,500c,
500dを接続したが,これに対して,本実施の形態に
かかる第2アダプタ600には,貫通口300a,30
0b,300c,300dと,第2搬送路118aを連
通する排気口600a,600b,600c,600d
を設けたことを特徴としている。
【0065】すなわち,本実施の形態にかかる第2アダ
プタ600には,図示の例では,貫通口300a内と第
2搬送路118a内を連通する排気口600aと,貫通
口300b内と第2搬送路118a内を連通する排気口
600bと,貫通口300c内と第2搬送路118a内
を連通する排気口600cと,貫通口300d内と第2
搬送路118a内を連通する排気口600dが形成され
ている。なお,第2アダプタ600は,それら排気口6
00a,600b,600c,600dを設けたこと以
外は,上述した第2アダプタ300と略同一に構成され
ている。また,第2アダプタ600には,上述した第2
アダプタ500と同様に,Oリング502,504,5
06,508と,それぞれに対応して貫通口300a,
300b,300c,300dの第1アダプタ116側
開口部を囲う不図示のOリングが設けられている。
【0066】かかる構成により,TC102a内やPC
104a内を上述の如く減圧雰囲気に維持すると,第2
搬送路118aと排気口600a,600b,600
c,600dを介して,それぞれに対応する貫通口30
0a,300b,300c,300d内を大気圧以下の
所定の減圧雰囲気に維持することができる。その結果,
貫通口300a,300b,300c,300dに排気
管などの排気手段を接続しなくても,それら貫通口30
0a,300b,300c,300d内のバッファ空間
を所定の減圧雰囲気に維持することができ,上述した第
2アダプタ500と同様に,第2アダプタ600を介し
て処理容器140からTC容器102に伝達される熱を
抑制することができる。
【0067】(第7の実施の形態)次に,図10を参照
しながら,本発明にかかる処理装置の第7の実施の形態
について説明する。なお,本実施の形態も,後述する第
1アダプタ800を除いて,上述した第1の実施の形態
と略同一に構成されているため,以下の説明において,
第1の実施の形態と略同一の機能及び構成を有する構成
要素については,同一の符号を付することにより,重複
説明を省略する。ただし,上記第1〜第6の実施の形態
では,第2アダプタ118a,200,300,40
0,500,600に座ぐり穴や貫通口を設けたが,こ
れに対して本実施の形態は,第1アダプタ800に座ぐ
り穴800a,800b,800c,800d,800
e,800fを設けたことを特徴としている。
【0068】すなわち,本実施の形態にかかる第1アダ
プタ800の第2アダプタ118側面には,図10
(a)に示すように,上述した座ぐり穴118b,11
8c,118d,118eと略同一に構成された座ぐり
穴800a,800b,800c,800dが形成され
ている。また,第1アダプタ800のTC容器102の
外壁面との接続面には,図10(b)に示すように,第
1搬送路116cの上方に配される座ぐり穴800e
と,第1搬送路116cの下方に配される座ぐり穴80
0fが形成されている。かかる構成により,アダプタの
挿着時には,第1アダプタ800と第2アダプタ118
との間と,第1アダプタ800とTC容器102との間
にバッファ空間を有する所定の中空部が形成される。
【0069】また,第1アダプタ800には,図10
(a)及び図10(b)に示すように,第2アダプタ1
18のボルト挿入用貫通口174に対応する位置に,不
図示のボルトを挿入可能なボルト挿入用貫通口800g
が設けられている。なお,上述した以外の構成は,上記
第1アダプタ116と略同一に構成されている。ただ
し,さらに熱の伝達を抑制する場合には,アルミニウム
に代えて,第2アダプタ118と同様に,第1アダプタ
800をセラミックスから形成することが好ましい。
【0070】本実施の形態にかかる第1アダプタ800
は,以上のように構成されており,第1アダプタ800
の第2アダプタ118側面に,座ぐり穴800a,80
0b,800c,800dを設けたため,第2アダプタ
118から第1アダプタ800に伝達する熱を減少させ
ることができる。さらに,第1アダプタ800のTC容
器102側面にも座ぐり穴800e,800fを設けた
ため,第1アダプタ800に伝達された熱がTC容器1
02に伝熱されることを抑制することができる。また,
装置構成などにより,第2アダプタ118に座ぐり穴1
18b,118c,118d,118eなどのリセスを
設けることができない場合でも,第1アダプタ800で
熱の移動を軽減することができ,処理容器140の放熱
とTC容器102の加熱を抑制することができる。さら
に,第1アダプタ800をセラミックスから形成すれ
ば,上述した断熱効果をさらに高めることができる。
【0071】以上,本発明の好適な実施の一形態につい
て,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかか
る構成に限定されるものではない。特許請求の範囲に記
載された技術的思想の範疇において,当業者であれば,
各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり,それ
ら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属
するものと了解される。
【0072】例えば,上記実施の形態において,アダプ
タを第1アダプタと第2アダプタから形成した構成を例
に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定される
ものではなく,アダプタの挿着時に真空容器の外壁面に
開口が形成されるように,バッファ空間を有する座ぐり
穴などのリセスや貫通口をアダプタに設けた構成であれ
ば,アダプタが1又は3以上の部材から形成されていて
も,本発明を実施することができる。
【0073】また,上記実施の形態において,第1アダ
プタをアルミニウムから形成し,第2アダプタをセラミ
ックスから形成する構成を例に挙げて説明したが,本発
明はかかる構成に限定されるものではなく,アダプタを
セラミックスとアルミニウムのいずれか一方の材料から
形成すれば,本発明を実施することができる。さらに,
アダプタを真空容器の接続時に所定の強度維持すること
ができ,かつ熱伝導率が低い材料,例えばポリテトラフ
ルオロエチレンやポリイミドなどの樹脂から形成して
も,本発明を適用することができる。
【0074】さらに,上記実施の形態において,座ぐり
穴や貫通口を搬送路の側方と下方に配置する構成を例に
挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定されるも
のではなく,それら座ぐり穴などのリセスや貫通口は,
アダプタを挿着する処理装置に応じて適宜配置すること
ができる。すなわち,例えば図11に示す第2アダプタ
700ように,搬送路118aの下方に座ぐり穴700
a,700bを形成し,さらに搬送路118aの上方に
座ぐり穴700c,700dを形成しても良い。同様に
して,それら座ぐり穴700a,700b,700c,
700dと対応する位置に貫通口を形成することもでき
る。さらに,座ぐり穴などのリセスや貫通口は,上述し
た個数や形状や大きさなどに限定されるものではなく,
アダプタを適用する処理装置に応じて,適宜形成するこ
とができる。
【0075】また,上記実施の形態において,Oリング
を搬送路の開口部や,貫通口の開口部の周囲を囲うよう
に構成した例を挙げて説明したが,本発明はかかる構成
に限定されるものではなく,搬送路内や貫通口内の気密
性を維持することができれば,いかなる気密性部材を採
用しても,本発明を実施することができる。また,それ
ら搬送路内や貫通口内の気密性を維持することができれ
ば,Oリングなどの気密部材をいかなる場所に配置して
も,本発明を実施することができる。
【0076】さらに,上記実施の形態において,貫通口
内に断熱材を装填する構成を例に挙げて説明したが,本
発明はかかる構成に限定されるものではなく,リセス内
に断熱材を装填しても,本発明を実施することができ
る。
【0077】さらにまた,上記実施の形態において,貫
通口内を減圧雰囲気に維持する構成を例に挙げて説明し
たが,本発明はかかる構成に限定されるものではなく,
リセス内の圧力雰囲気を減圧雰囲気に維持しても本発明
を実施することができる。この場合には,上述したよう
に,リセス内に排気管を接続しても良く,また搬送路と
連通する排気口をリセス内に接続しても良い。
【0078】また,上記実施の形態において,第1アダ
プタと第2アダプタの所定の位置にボルト挿入用貫通口
を設けた構成を例に挙げて説明したが,本発明はかかる
構成に限定されるものではなく,ボルト挿入用貫通口
は,アダプタを挿着する処理装置に応じて,適宜形成す
ることができる。また,アダプタをボルト以外の固定手
段で固定する場合には,上記ボルト挿入用貫通口を形成
する必要がない。
【0079】また,上記実施の形態において,クラスタ
装置化されたマルチチャンバ方式の処理装置を例に挙げ
て説明したが,本発明はかかる構成に限定されるもので
はなく,少なくとも2つの真空容器を相互に接続する処
理装置であれば,いかなる処理装置であっても本発明を
適用することができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば,アダプタの一の真空容
器から他の真空容器への伝熱経路中に,熱の移動を阻害
するバッファ空間を設けたため,このアダプタを用いて
各真空容器を相互に接続すれば,各真空容器間の熱の移
動を抑制することができる。その結果,真空容器内の温
度が各々異なる真空容器を接続しても,各真空容器内の
温度を容易にコントロールすることができると共に,一
の真空容器の温度によって他の真空容器内の温度が変化
することを軽減できる。また,アダプタの挿着時に真空
容器の外壁面に開口が形成されるように,アダプタにリ
セスや貫通口を形成すれば,アダプタと真空容器との間
や,アダプタ内に容易にバッファ空間を形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な処理装置を示す概略的な説
明図である。
【図2】図1に示したTC内とエッチング装置のPC内
を表す概略的な断面図である。
【図3】図1及び図2に示した第1アダプタと第2アダ
プタを表す概略的な拡大断面図である。
【図4】図1〜図3に示した第2アダプタを表す概略的
な斜視図である。
【図5】本発明を適用可能な他の第2アダプタを表す概
略的な斜視図である。
【図6】本発明を適用可能な他の第2アダプタを表す概
略的な斜視図である。
【図7】本発明を適用可能な他の第2アダプタを表す概
略的な斜視図である。
【図8】本発明を適用可能な他の第2アダプタを表す概
略的な斜視図である。
【図9】本発明を適用可能な他の第2アダプタを表す概
略的な斜視図である。
【図10】本発明を適用可能な他の第1アダプタを表す
概略的な斜視図である。
【図11】本発明を適用可能な他の第2アダプタを示す
概略的な斜視図である。
【符号の説明】
100 処理装置 102 TC容器(真空容器) 102a TC 104 エッチング装置 104a PC 116 第1アダプタ 116c 第1搬送路 118 第2アダプタ 118a 第2搬送路 118b,118c,118d,118e 座ぐり
穴 132 搬送アーム 140 処理容器(真空容器) 164 ヒータ W ウェハ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの真空容器を相互に接続
    するアダプタを備えた処理装置であって,前記アダプタ
    は,被処理体を前記各真空容器間で搬送する搬送路と,
    一の前記真空容器から他の前記真空容器への伝熱経路中
    に設けられたバッファ空間を有することを特徴とする,
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファ空間は,少なくとも一方の
    前記真空容器との接続面に形成されたリセス内に形成さ
    れ,前記リセスの開口部は,前記アダプタの挿着時に前
    記真空容器の外壁面に開口するものであることを特徴と
    する,請求項1に記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記バッファ空間は,前記アダプタ内に
    設けられた中空部内に形成されることを特徴とする,請
    求項1に記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記バッファ空間は,前記搬送路と別構
    成の貫通口内に形成され,前記貫通口の両開口部は,前
    記アダプタの挿着時に前記真空容器の外壁面に開口する
    ものであることを特徴とする,請求項1に記載の処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記バッファ空間内には,断熱材が装填
    されることを特徴とする,請求項1,2,3又は4のい
    ずれかに記載の処理装置。
  6. 【請求項6】 前記バッファ空間内は,前記搬送路内と
    連通することを特徴とする,請求項1,2,3又は4の
    いずれかに記載の処理装置。
  7. 【請求項7】 前記バッファ空間内の圧力雰囲気は,大
    気圧以下に設定されることを特徴とする,請求項1,
    2,3,4又は6のいずれかに記載の処理装置。
  8. 【請求項8】 前記アダプタは,セラミックスとアルミ
    ニウムのいずれか一方又は双方の材料から形成されるこ
    とを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6又は7
    のいずれかに記載の処理装置。
  9. 【請求項9】 前記アダプタは,プロセスチャンバとト
    ランスファチャンバとを相互に接続するものであること
    を特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7又は
    8のいずれかに記載の処理装置。
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