JPH11258906A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH11258906A
JPH11258906A JP10061026A JP6102698A JPH11258906A JP H11258906 A JPH11258906 A JP H11258906A JP 10061026 A JP10061026 A JP 10061026A JP 6102698 A JP6102698 A JP 6102698A JP H11258906 A JPH11258906 A JP H11258906A
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JP
Japan
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charger
toner
image
developer
carrier
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Withdrawn
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JP10061026A
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English (en)
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Jun Abe
純 安部
Akihiko Noda
明彦 野田
Shota Oba
正太 大場
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11258906A publication Critical patent/JPH11258906A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置の発熱による白ぬけなどの障害が防
止され長期間にわたって良好な画質が得られる画像記録
装置を提供する。 【解決手段】 像担持体1に対向して配設された、現像
剤を担持してB方向に回転する現像剤担持体11と、現
像剤担持体11に近接して配置された帯電器12とを有
し、現像剤担持体11上の、帯電器12により電荷を付
与された現像剤を、像担持体1に選択的に転移させるこ
とにより像担持体1上の静電潜像を可視化する現像装置
10を備えた画像記録装置において、帯電器12に、現
像剤担持体11に近接して配置された絶縁性基板12_
4と、その上に形成された、電荷付与バイアス電圧が印
加される、抵抗体からなる電荷付与部材12_1と、そ
の上に電荷付与部材12_1とは非接触に配置された、
帯電制御バイアス電圧が印加される帯電制御部材12_
2とを備えるとともに、この帯電器12と一体的に形成
された、帯電器12の熱を吸収して放熱する放熱部材1
8を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンターなどに用いられる画像記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の画像記録装置
において、像担持体上に形成された静電潜像にトナーを
付着させて可視化する現像装置として、1成分現像方式
の現像装置および2成分現像方式の現像装置が広く知ら
れている。これらの現像装置は、像担持体と対向する現
像領域に配置された、回転可能な現像剤担持体を有して
おり、1成分現像方式の場合は現像剤担持体上にトナー
層が形成され、2成分現像方式の場合は現像剤担持体上
にトナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤による磁
気ブラシが形成される。これらトナー層または磁気ブラ
シは現像剤担持体と像担持体とが対向する現像領域に搬
送される。現像領域には、現像剤担持体と像担持体との
間に印加した現像バイアス電圧による電界が形成されて
おり、この電界の作用で現像剤担持体上のトナーは像担
持体上の静電潜像に転移される。現像領域において現像
剤担持体上のトナーを像担持体上の静電潜像に良好に転
移させるためには、トナーに所定の帯電量を与えておく
必要がある。
【0003】2成分現像方式の現像装置では、摩擦帯電
序列において互いに隔たっているトナーとキャリアとを
混合・撹拌することによりトナーに電荷を付与する方法
が一般に採用されているが、混合・撹拌中にトナーに外
添された帯電制御剤がトナーから遊離してキャリア表面
を汚染することがある。従って、キャリアを長期間使用
していると表面に付着した帯電制御剤の影響によりキャ
リアはトナーに電荷を付与することができなくなり、現
像剤の交換が必要になるという欠点がある。また、トナ
ーとキャリアとの混合比を一定に保つためのトナー濃度
コントロール装置や現像剤撹拌装置などを必要とした
り、磁性キャリアを担持するために現像剤担持体内にマ
グネットを配設する必要があったりするため装置の複雑
化を招くという欠点がある。
【0004】一方、1成分現像方式の現像装置では、弾
性材料からなる層形成部材を現像剤担持体に圧接させる
ことにより、現像剤担持体上に所定の厚さのトナー層を
形成するとともに、トナーと層形成部材との摩擦帯電に
よりトナーに電荷を付与する方法が一般に採用されてい
る。1成分現像方式の現像装置には、上記の2成分現像
方式の現像装置におけるような欠点はないものの、一般
に層形成部材によるトナー帯電能力は低いために、すべ
てのトナーを十分に帯電させることが難しく、所望の極
性とは逆の極性に帯電した所謂逆極性トナーが発生しや
すく、その逆極性トナーにより地かぶりが発生するとい
う欠点がある。すなわち、層形成部材による摩擦帯電に
おいてはトナーが層形成部材と接触する確率が低いた
め、摩擦帯電されずに未帯電のまま層形成部を通過して
しまうトナーが多く、そのためトナー全体の帯電量が不
十分となりやすい。特に、微小トナーを用いた場合ほど
層形成部材との接触の確率が低くなり帯電量が不十分と
なりやすい。
【0005】そこで摩擦帯電を促進するためにトナーに
対する層形成部材の圧接力を増加することが考えられる
が、圧接力を増加すると摩擦熱によりトナーのバインダ
ー樹脂が溶融しこれが凝縮して層形成部材と現像剤担持
体との隙間に詰まり、画像に白筋が発生するという問題
が生じる。上記のような、トナーの摩擦帯電方式の問題
点を解消するため、トナーに直接電荷を付与することに
よりトナーを帯電させる帯電器を備えた現像装置が提案
されている。このような方式の現像装置として、例え
ば、実開昭63−138560号公報には、現像剤担持
体と対向する位置にコロナ放電器を配設し、コロナ放電
により得られた所望の極性のイオンを現像剤担持体上の
現像剤層に照射してトナーに電荷を付与する方式の現像
装置が開示されている。
【0006】しかし、コロナ放電器を用いると、コロト
ロンワイヤに汚れが付着し、均一な放電が得られない。
また、コロトロンワイヤ近傍の空気層を電離させるため
の高電圧が必要であり、放電の軸方向の安定性などを考
慮すると5kV以上の電圧が必要となる。このため高電
圧回路とコロトロン装置自体の絶縁を確実に行う必要が
生じ高コスト化が避けられない。さらに、放電時にオゾ
ンの発生が多いことや、コロトロンワイヤからの火花放
電を回避するためにコロトロン装置自体が大型化するな
どの欠点もある。
【0007】そこで、コロナ放電を利用せずにトナーに
電荷を付与する現像装置が、例えば、特開昭54−17
030号公報、特開昭62−291678号公報、特開
昭64−62675号公報などに開示されている。以下
に、この方式の現像装置について、図17および図18
を参照して説明する。図17は、従来の現像装置の一例
を示す概略構成図である。
【0008】図17に示す現像装置200には、像担持
体1に近接して配設された、矢印B方向に回転するトナ
ー担持体202と、現像装置200内のトナーを撹拌し
トナー担持体202表面にトナーを供給する撹拌供給部
材204と、トナー担持体202に圧接し、撹拌供給部
材204により供給されたトナーを所定の厚さのトナー
層に形成する層形成部材203と、トナー担持体202
と接触して、あるいは微小間隔を隔てて配設された円筒
状の帯電電極205と、トナー担持体202に現像バイ
アス電圧を供給するバイアス電源206と、帯電電極2
05にトナー帯電用の電圧を供給するトナー帯電用電源
207と、これら各構成要素のうち電源以外の各部を収
納するハウジング201とが備えられている。このよう
に構成した現像装置200を用い、トナー帯電用電源2
07により帯電電極205に帯電用電圧を印加し帯電電
極205とトナー担持体202との間隙に放電電界を形
成し、放電により発生したイオンまたは電子をトナーに
付着させることによりトナーを帯電させる。
【0009】図18は、従来の現像装置の他の例を示す
概略構成図である。図18に示す現像装置210には、
図17に示す現像装置200における帯電電極205に
相当するものは備えられておらず、その代わりに、トナ
ー担持体212に圧接する層形成部材213にトナー帯
電用電源217からのトナー帯電用電圧が印加される。
層形成部材213は、トナー担持体212上にトナー層
を形成するとともに、層形成部材213とトナー担持体
212との間隙に放電電界を形成し放電により発生した
イオンまたは電子をトナーに付着させることによりトナ
ーを帯電させる。
【0010】図17または図18に示す方式の現像装置
は、コロナ放電器ほどの高電圧を必要とせず、さらに印
加電圧が低いためオゾンの発生も少ないという利点があ
るが、その反面、以下に示すような問題点がある。すな
わち、これらの方式の現像装置では、体積抵抗率の高い
トナーを使用しているため、図17の現像装置200に
おいては、帯電電極205に印加される電圧が放電電圧
以下であると電荷誘導が十分に行われず、トナーを所望
の極性に帯電させることができない。そこで、帯電電極
205への印加電圧を放電電圧以上に高めて帯電電極2
05からの放電現象によりトナーを帯電させることが考
えられるが、そのようにした場合は、次に説明するよう
に、所望の極性(この場合はマイナス)とは逆極性(こ
の場合はプラス)に帯電したトナーが生じてしまう。
【0011】図19は、図17に示す現像装置における
トナー担持体上のトナーの帯電状態を示す図であり、図
20は、図18に示す現像装置におけるトナー担持体上
のトナーの帯電状態を示す図である。図19に示すよう
に、図17に示す現像装置200において、帯電電極2
05への印加電圧を高めて放電が起こるようにした場合
は、帯電電極205とトナー担持体202との間に、放
電に伴う電離により電子なだれ現象が発生し、その結
果、放電領域にプラスイオン303という正の極性を持
つ電荷担体および電子またはマイナスイオン302とい
う負の極性を持つ電荷担体とが発生する。その結果、帯
電後のトナーは、所望の極性(マイナス)に帯電したト
ナー301aと逆極性(プラス)に帯電したトナー30
1bとが混在した状態となる。
【0012】また、図20に示すように、図18に示す
現像装置210においても層形成部材213とトナー担
持体212との間に電子なだれ現象が発生し、その結
果、正または負の極性を持つ電荷担体が発生する。従っ
て、このような状態でトナー301を所望の極性(例え
ばマイナス)に帯電させようとしても、放電領域は電離
により発生した正の極性を持つプラスイオン303と、
負の極性を持つ電子またはマイナスイオン302とで満
たされているため、トナー301は、正の極性あるいは
負の極性のいずれかの極性に帯電され、その結果、帯電
後のトナーには、所望のマイナス極性に帯電したトナー
301aと逆極性のプラスに帯電したトナー301bと
が混在することとなる。なお、逆極性とは、本例のよう
にトナーをマイナスに帯電させたい場合はプラス極性を
さすが、トナーをプラスに帯電させたい場合はマイナス
極性をさす。
【0013】ここで、上記のような放電領域においてど
の程度プラスイオンが発生するかについて検証した結果
について説明する。文献「放電現象」(東京電機大学出
版、本多侃士著、64ページ)の記載に基づき、平行に
配置された2つの電極間に発生する電子およびプラスイ
オンの相対密度を計算してみると次のような結果が得ら
れた。
【0014】図21は、従来の現像装置の放電領域に発
生する電子およびプラスイオンの電荷密度を示す図であ
る。なお、図21(a)は、横軸に帯電電極からトナー
担持体までの距離(μm)、縦軸に電荷密度をとり、プ
ラスイオン密度と電子密度とをそれぞれ相対値で示した
ものであり、図21(b)は、図21(a)のうちのト
ナー担持体寄りのA部の拡大図である。
【0015】図21(a)および図21(b)に示すよ
うに、帯電電極からトナー担持体までの距離を100μ
mとした時、陽極(この例ではトナー担持体)の極く近
傍にもプラスイオンが存在していることが示されてお
り、トナーの大きさ(7μm〜10μm)と同程度の距
離内に電子の数千倍のプラスイオンがあることがわか
る。従って、トナーをマイナスに帯電させようとした場
合にも、かなりの量のプラスに帯電したトナーが発生す
る。
【0016】また、「最近の電子写真現像システムとト
ナー材料の開発・実用化」(日本科学情報株式会社出版
部、竹内学。303ページ)の記載に基づき、トナー粒
子1個1個の極性と帯電量を分布として計測する方法に
より上記の現像装置における逆極性トナーの発生量を求
めた結果、逆極性トナーはトナー全体の20wt%であ
った。このような逆極性トナーがトナー担持体により現
像領域に搬送されると、現像後のトナー像に地かぶりな
どの画質劣化が発生し良好な画像を得ることはできな
い。また、逆極性トナーがトナー担持体上のトナー層か
ら飛散し機内のトナー汚染を招くという問題がある。
【0017】そこで、これらの問題を解決する現像装置
として、表面に静電潜像が形成される像担持体と近接も
しくは接触するように配設された現像剤担持体と、その
現像剤担持体の周面に現像剤の薄層を形成する層形成部
材とを有し、像担持体と現像剤担持体とが対向する現像
領域で、薄層化された現像剤を像担持体に選択的に転移
させて静電潜像を可視化する現像装置において、現像剤
担持体と近接・対向するように配置され、現像剤担持体
との間に電界を生じさせる電荷付与部材と、電荷付与部
材と現像剤担持体との間に配置され、電荷付与部材の電
位と現像剤担持体の電位との間の電位が付与されること
によって上記電界内で生じる放電の電離領域を制限する
帯電制御部材とを備えた現像装置が考えられる。
【0018】この現像装置は、電荷付与部材と帯電制御
部材は、間に絶縁層を介して一体成型されるか、もしく
は電荷付与部材、絶縁層、および帯電制御部材それぞれ
が積層されて形成される。この現像装置では、電荷付与
部材と帯電制御部材との間で放電が維持され、放電によ
り発生した電荷単体が電界作用により取り出されて現像
剤担持体上の現像剤が帯電される。電荷付与部材と現像
剤担持体との間に帯電制御部材を設けたことにより、電
界内で生じる放電の電離領域が制限され、これにより逆
極性トナーの発生が防止されて、現像剤担持体上のトナ
ーを所望の極性に揃えることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この現
像装置では、抵抗体である電荷付与部材と帯電制御部材
との間で放電現象を発生させているため電荷付与部材に
通電を行う必要がある。電荷付与部材は抵抗体で形成さ
れているため通電によって発熱する。この発熱量は抵抗
体に流れる電流値によるが、現像剤を所望の帯電量まで
帯電するために抵抗体に通電すべき電流値は環境条件の
変動に応じて変化する。環境条件によってはこの電流値
が増加し多量の熱が発生して電荷付与部材が過熱するこ
とがある。
【0020】電荷付与部材が過熱するとその熱は電荷付
与部材の支持部材を介して画像記録装置内部の現像剤担
持体あるいは層形成部材に伝達され、現像剤担持体上の
現像剤を溶融させ、溶融し粗大化した現像剤が層形成部
材と現像剤担持体との間に滞留することがある。現像剤
が滞留した箇所では現像剤層の形成が行われないため
に、画像にいわゆる白ぬけが発生してしまうことがあ
る。
【0021】また、現像装置の発熱により、現像装置を
構成する各部材が熱膨張するため、現像装置を画像記録
装置に固定支持すると支持部材または現像装置を構成す
る部材のうち剛性の低い部分が破損してしまうこともあ
る。本発明は、上記の事情に鑑み、現像装置の発熱によ
る白ぬけなどの障害が防止され長期間にわたって良好な
画質が得られる画像記録装置を提供することを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像記録装置は、表面に静電潜像を担持して所定
の方向に回転する像担持体、上記像担持体表面に静電潜
像を形成する静電潜像形成手段、および所定の現像領域
において上記像担持体に近接もしくは接触するように配
設され現像剤を担持して所定の方向に回転する現像剤担
持体と、所定の帯電領域において上記現像剤担持体に近
接して配置された帯電器とを有し、上記現像剤担持体上
の、上記帯電器により電荷を付与された現像剤を、上記
像担持体に選択的に転移させることにより、像担持体上
の静電潜像を可視化する現像装置を備えた画像記録装置
において、上記帯電器が、上記現像剤担持体に近接して
配置された絶縁性基板、その絶縁性基板の上記現像剤担
持体に対向する面に形成された、所定の電荷付与バイア
ス電圧が印加される抵抗体からなる電荷付与部材、その
電荷付与部材の上記現像剤担持体に対向する表面側に、
上記電荷付与部材とは非接触に配置された、所定の帯電
制御バイアス電圧が印加される帯電制御部材を備えたも
のであり、この画像記録装置が、上記電荷付与部材の通
電による過熱を防止する過熱防止手段を備えたことを特
徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明が適用される画像記録装置全
体の概略構成図である。図1には、表面に静電潜像を担
持して矢印A方向に回転する像担持体1、像担持体1の
表面を一様に帯電させる一次帯電器2、像担持体1の表
面に静電潜像を形成する静電潜像形成装置3、現像領域
Dにおいて像担持体1に近接もしくは接触するように配
設された、表面に現像剤を担持して矢印B方向に回転す
る現像剤担持体11と、帯電領域Cにおいて現像剤担持
体11に近接して配置された帯電器12とを有し、現像
剤担持体11上の、帯電器12により電荷を付与された
現像剤を、像担持体1に選択的に転移させることによ
り、像担持体1上の静電潜像を可視化する現像装置1
0、記録用紙Pを収容する用紙トレイ4、像担持体1表
面に形成されたトナー像を記録用紙Pに転写するための
転写用帯電器5、記録用紙Pに転写されたトナー像を定
着する定着器6、および転写後の像担持体1表面をクリ
ーニングするクリーナ7を備えた画像記録装置100が
示されている。
【0024】静電潜像形成装置3は、通常の電子写真方
式の画像記録装置における静電潜像形成用の各種の装
置、例えば画像信号処理回路、露光光走査装置などによ
り構成されており、本発明にいう静電潜像形成手段に相
当する。現像装置10の詳細構造およびその動作につい
ては後述する。次に、この画像記録装置100の動作の
概要について説明する。
【0025】先ず、一次帯電器2により像担持体1の表
面が一様に帯電された後、静電潜像形成装置3により像
担持体1表面に静電潜像が形成される。静電潜像は現像
領域Dに搬送され現像装置10により可視化されて像担
持体1表面にトナー像が形成される。像担持体1表面に
形成されたトナー像が転写用帯電器5の部位に搬送され
るタイミングに合わせて用紙トレイ4内の記録用紙Pが
転写用帯電器5の部位に供給され、転写用帯電器5によ
りトナー像は記録用紙P上に転写される。トナー像が転
写された記録用紙Pは定着器6により定着されて画像が
完成する。
【0026】次に、本発明の画像記録装置に備えられる
現像装置の第1の実施形態について説明する。図2は、
第1の実施形態における現像装置の概略構成図である。
図2に示すように、この現像装置10は、現像領域Dに
おいて像担持体1に近接もしくは接触するように配設さ
れた、トナーを担持して矢印B方向に回転する現像剤担
持体11と、現像剤担持体11に対向する帯電領域Cに
おいて現像剤担持体11に近接して配置された帯電器1
2と、トナーを収容するハウジング16と、ハウジング
16内のトナーを撹拌するトナー撹拌部材15と、現像
剤担持体11にトナーを供給するトナー供給部材14
と、現像剤担持体11上に供給されたトナーを規制して
所定の層厚のトナー層を形成する層形成部材13とを有
し、現像剤担持体11上の、帯電器12により電荷を付
与されたトナーを、像担持体1に選択的に転移させるこ
とにより、像担持体1上の静電潜像を可視化するもので
ある。
【0027】帯電器12は、現像剤担持体11と対向す
る帯電領域Cに配置され、絶縁性基板12_4の上に形
成された、所定の電荷付与バイアス電圧が印加される、
抵抗体からなる電荷付与部材12_1と、電荷付与部材
12_1の現像剤担持体11に対向する表面側に、絶縁
層12_3を間に挟んで電荷付与部材12_1とは非接
触に配置された、所定の帯電制御バイアス電圧が印加さ
れる帯電制御部材12_2とを備えている。
【0028】この実施形態においては、絶縁性基板12
_4、電荷付与部材12_1、絶縁層12_3、および
帯電制御部材12_2は一体成形により形成された一体
化構造となっている。また、この帯電器12には、現像
剤担持体11と電荷付与部材12_1との間にトナー帯
電用の電圧を印加するトナー帯電用電源17_1と、帯
電制御部材12_2に電離領域を制限するための電圧を
印加する帯電制御用電源17_2が備えられている。ま
た、現像剤担持体11と像担持体1との間に現像用の電
圧を印加する現像用電源17_3が備えられている。な
お、現像用電源17_3から印加される現像用電圧とし
て、高い現像性能を確保するために直流電圧と交流電圧
とを重畳した電圧を用いてもよい。
【0029】さらに、この帯電器12には、帯電器12
と一体的に形成された、帯電器12の熱を吸収して放熱
する放熱部材18が備えられている。この放熱部材18
は、本発明にいう過熱防止手段に相当するものであり、
電荷付与部材12_1への通電による過熱を防止するも
のである。帯電器および過熱防止手段の詳細については
後述する。
【0030】現像剤担持体11は、回転自在に支持され
ており、現像用電源17_3からトナーと同極性の約−
200Vの直流電圧が印加される。これにより、現像剤
担持体11と像担持体1との間に電界が形成されて、ト
ナーが像担持体1上の静電潜像に転移されるようになっ
ている。現像剤担持体11は、アルミニウムまたはステ
ンレスの丸棒またはパイプを切削加工した後、外周面に
サンドブラスト、液体ホーニング、エメリー研磨などの
機械加工を施すか、あるいは化学腐食を施すことによ
り、表面粗さRaが0.1(μm)≦Ra≦1.0(μ
m)となるように凹凸を形成したものである。または、
アルミニウムまたはステンレスの丸棒またはパイプを切
削加工した後に、導電粉を分散させた樹脂層を表面に形
成したものを用いてもよい。
【0031】本実施形態の現像剤担持体11には、アル
ミニウムのパイプを切削加工した後、外周面にサンドブ
ラスト、陽極酸化処理を施し直径20mmとしたものが
用いられている。層形成部材13は、厚さ0.03mm
〜0.3mm程度のステンレスの板バネに、導電性粉を
分散させたSiゴムやEPDMゴムからなる圧接部材を
加硫接着したものが用いられ、圧接部材の現像剤担持体
11への接触圧力は5g/cm〜100g/cm程度に
設定されている。圧接部材用のゴムは硬度20度〜80
度のものを用いることができるが、好ましくは30度〜
60度が適している。このような層形成部材13でトナ
ーを圧接することにより、現像剤担持体11上に層厚5
μm〜30μm程度のトナー層が形成される。
【0032】この現像装置10では、現像剤担持体11
上のトナーを負極性に帯電するためには、電荷付与部材
12_1と帯電制御部材12_2との間に放電が開始さ
れるような電界を形成し、帯電制御部材12_2と現像
剤担持体11との間には放電を生じない程度に勾配の小
さい電界であり、かつ、負電荷を現像剤担持体11側に
引き付ける方向の電界を形成する必要がある。そのた
め、帯電制御部材12_2の電位と現像剤担持体11の
電位の間には、例えば、次の関係が保たれている。
【0033】(現像剤担持体電位)−(帯電制御部材電
位)=500V また、帯電付与部材11_1の電位と帯電制御部材11
_2の電位との間には、例えば、次の関係が保たれてい
る。 (帯電制御部材電位)−(電荷付与部材電位)=150
0V これらの各部材の電位は電荷付与部材12_1と現像剤
担持体11との間隔、帯電制御部材12_2の構造・厚
さなどによって適宜決定されるものである。また、電荷
付与部材12_1、帯電制御部材12_2、および現像
剤担持体11がそれぞれ間隙をおいて設けられるときに
は、これらの間隙の大きさも考慮して決定される。本実
施形態では、現像剤担持体11には現像用電源17_3
から−200Vの現像用の電圧が印加され、帯電制御部
材12_2には帯電制御用電源17_2から−700V
の帯電制御用の電圧が印加され、電荷付与部材12_1
にはトナー帯電用電源17_1から−2200Vのトナ
ー帯電用の電圧が印加されている。
【0034】この現像装置10で用いられる現像剤は一
成分系のトナーであり、スチレン樹脂、アクリル樹脂、
もしくはポリエステル樹脂などの各種熱可塑性樹脂中に
顔料や含金属アゾ染料などの極性制御剤を分散し、粉
砕、分級により3μm〜20μm、平均粒径7μmの大
きさにしたものである。このトナーに電荷制御剤が添加
され、負極性の電荷が付与される。電荷制御剤として
は、疎水化処理したシリカ、アルミナ、チタンなどの
0.1μm以下の微粒子が用いられるが、疎水性シリカ
を用いることが最も望ましい。また、このトナーには流
動性助剤が外添される。なお、トナーは粉砕により製造
されたものに限られるものではなく、重合方式などによ
り製造されたトナーを用いてもよい。
【0035】像担持体1としては、セレン系感光体や有
機感光体が用いられ、像担持体1と現像剤担持体11と
は接触して配置してもよいし、あるいは100μm〜6
00μm程度の間隙を隔てて対向させて配置してもよ
い。この現像装置10では、トナー撹拌部材15および
トナー供給部材14の回転によりハウジング16内のト
ナーが撹拌されて現像剤担持体11に供給される。現像
剤担持体11に供給されたトナーは現像剤担持体11の
回転により層形成部材13との対向位置へ搬送され、層
形成部材13の押圧力により現像剤担持体11上に所定
の層厚のトナー層が形成される。その後、トナー層は、
帯電器12の電荷付与部材12_1および帯電制御部材
12_2と対向する帯電領域Cに搬送される。このと
き、電荷付与部材12_1と帯電制御部材12_2との
間、および帯電制御部材12_2と現像剤担持体11と
の間には前述のような電圧がそれぞれ印加されており、
これらにより帯電領域Cに電界が形成され、トナー層が
帯電される。
【0036】次に、本実施形態の帯電器について説明す
る。図3は、図2に示した現像装置における帯電器の概
略構成図であり、図4は、図3に示した帯電器の平面図
(a)および断面図(b)である。図3および図4に示
すように、この帯電器12は、絶縁性基板12_4上
に、電荷付与部材12_1、絶縁層12_3、および帯
電制御部材12_2が順次形成された一体化構造となっ
ている。
【0037】電荷付与部材12_1は、例えば、絶縁性
基板12_4上に、ガラスなどの無機材料にカーボン粉
などの導電体を分散させて半導電性としたものを所望の
パターンで薄く塗布して形成する。電荷付与部材12_
1の体積抵抗率は105 Ω・cm〜1010Ω・cm程度
であればよく、その構成、製法、材料などは前記の例の
みに限られるものではない。なお、電荷付与部材12_
1の体積抵抗率は、特に107 Ω・cm〜108 Ω・c
mの範囲内であることが望ましい。また、電荷付与部材
12_1として、イオン導電体を含んだもの、もしくは
ゴムに導電性微粒子を配合したものを用いることもでき
る。
【0038】絶縁層12_3としては、例えば、ガラス
などの無機材料を、電荷付与部材12_1の表面に所望
のパターンで薄く塗布して形成する。絶縁層12_3
は、電荷付与部材12_1と帯電制御部材12_2とを
電気的に絶縁することのできるものであればよく、その
構成、製法、材料などは上記の例のみに限られるもので
はない。
【0039】帯電制御部材12_2は、例えば、ガラス
などの無機材料にカーボン粉などの導電体を分散させて
半導電性としたものを、絶縁層12_3の表面に所望の
パターンで薄く塗布して形成する。帯電制御部材12_
2は、体積抵抗率が105 Ω・cm以下のものであれば
よく、その構成、製法、材料などは上記の例のみに限ら
れるものではない。帯電制御部材12_2の体積抵抗率
は、特に102 Ω・cm〜103 Ω・cmの範囲内であ
ることが望ましい。
【0040】図4(a)に示すように帯電器12の、現
像剤担持体の回転軸方向に延びる一方の端縁には、電荷
付与部材12_1にトナー帯電用の電圧を供給するため
の給電電極12_1aが形成されており、この給電電極
12_1aは図示しないトナー帯電用電源に接続されて
いる。この給電電極12_1aから給電された電流が抵
抗体である電荷付与部材12_1内を流れることによ
り、図4(a)に発熱部Hとして示した部分の電荷付与
部材12_1が発熱する。
【0041】図5は、図2に示した現像装置10の斜視
図である。図5に示すように、現像装置10には帯電器
12が取り付けられている。帯電器12の電荷付与部材
12_1が、放電により流れる電流によって発熱する
と、その熱は現像装置10全体に伝達される。このため
現像装置内部の現像剤、特に、現像剤と摩擦し合う層形
成部材13近傍の現像剤の温度が上昇する。条件の悪い
場合には電荷付与部材12_1に大電流が流れて現像剤
の温度がガラス転移温度まで上昇することがあり、溶融
した現像剤同士が溶け合い粗大な現像剤の塊が形成され
てしまう。そのため溶融し粗大化した現像剤が層形成部
材13と現像剤担持体11と間に滞留し、その箇所での
現像剤の層形成が阻害されて、画像に、いわゆる白ぬけ
が発生してしまうことがある。
【0042】そこで、本発明の画像記録装置には、電荷
付与部材12_1の通電による過熱を防止する過熱防止
手段が備えられている。図6は、第1の実施形態におけ
る過熱防止手段の概要図である。第1の実施形態におけ
る過熱防止手段は、帯電器12と一体的に形成された放
熱部材18よりなり、この放熱部材18が帯電器12の
熱を吸収して放熱する。この過熱防止手段が備えられた
ことにより、電荷付与部材12_1の通電により発生し
た熱が現像装置10に伝達されることが抑制される。従
って、現像装置10内の現像剤の温度は現像剤のガラス
転移温度まで上昇することはなくなり、溶融した現像剤
同士が溶け合い粗大な現像剤の塊が形成されなくなるの
で良好な現像剤層を安定して形成することができる。
【0043】次に、第2の実施形態について説明する。
図7は、第2の実施形態における過熱防止手段の概要図
である。第2の実施形態における過熱防止手段は、加圧
部材23により帯電器22に押圧された、帯電器22の
熱を吸収して放熱する放熱部材24を備えた構成となっ
ており、この過熱防止手段が備えられたことにより、電
荷付与部材22_1の通電により発生した熱が現像装置
20に伝達されることが抑制され、画像記録装置の過熱
が防止される。なお、本実施形態における加圧部材23
は、本発明にいう加圧手段に相当するものである。
【0044】次に、第3の実施形態について説明する。
図8は、第3の実施形態における過熱防止手段の概要図
(a)およびその一部拡大図(b)である。第3の実施
形態における過熱防止手段は、帯電器32の温度を検出
する温度センサ34を備え、温度センサ34による検出
結果に基づいて帯電器32の過熱を防止するものであ
る。
【0045】この現像装置30は、図3および図4に示
した帯電器12と同様、電荷付与部材、帯電制御部材を
備えた帯電器32を有しており、この帯電器32は2つ
の支持部材33a,33bを介して現像装置30のハウ
ジング36に取り付けられている。支持部材33a,3
3bは、図8(a,b)に示すように、それぞれが現像
剤担持体31の回転軸方向両端部近傍で帯電器32をハ
ウジング36に固定している。支持部材33a,33b
上には、2条の細帯状の導電体35a,35bと、これ
ら2条の導電体35a,35bの双方に跨らせて接続さ
れた温度センサ34とが形成されている。
【0046】導電体35a,35bは、AgPtなどの
導電材ペーストを用いてスクリーン印刷などにより支持
部材33a,33b上にパターン印刷し乾燥して形成さ
れる。温度センサ34としては、印刷サーミスタが用い
られている。印刷サーミスタは、Ni,Co,Mnなど
から構成され、スクリーン印刷などでパターン印刷し乾
燥して形成される。なお、温度センサは印刷サーミスタ
のみに限定されるものではなく、また、その形成方法は
スクリーン印刷のみに限定されるものではない。
【0047】第3の実施形態における現像装置30をこ
のように構成したことにより、温度センサ34が検知し
た支持部材33a,33bの温度から推定される帯電器
32の温度が、現像剤がガラス転移する温度以上に上昇
している場合に画像形成動作を中断するなどの処置をと
ることができ、帯電器32の過熱を防止することができ
る。
【0048】この現像装置30では、温度センサ34が
支持部材33a,33b上に直接形成されているため、
支持部材33a,33bと温度センサ34との接触状態
のばらつきによる温度の測定誤差がほとんどなく、さら
に温度センサ自体を小さく形成することが可能なため温
度センサの熱時定数が小さく応答性もよい。また、小型
の温度センサを直接形成することにより大幅なコストダ
ウンが可能である。
【0049】次に、第4の実施形態について説明する。
図9は、第4の実施形態における過熱防止手段の概要図
(a)およびその一部拡大図(b)である。第4の実施
形態における過熱防止手段は、現像装置40のハウジン
グ46上に直接形成された温度センサ44を備え、温度
センサ44による検出結果に基づいて帯電器42の過熱
を防止するものである。
【0050】この現像装置40には、図3および図4に
示した帯電器12と同様、電荷付与部材、帯電制御部材
を備えた帯電器42を有しており、この帯電器42は2
つの支持部材43a,43bを介して現像装置40のハ
ウジング46に取り付けられている。この実施形態で
は、現像装置40のハウジング46上に、2条の細帯状
の導電体45a,45bと、これら2条の導電体45
a,45bの双方に跨らせて接続された温度センサ44
とが形成されている。
【0051】導電体45a,45bは、AgPtなどの
導電材ペーストを用いてスクリーン印刷などでハウジン
グ46上にパターン印刷し乾燥して形成される。温度セ
ンサ44としては、印刷サーミスタが用いられている。
印刷サーミスタは、Ni,Co,Mnなどから構成さ
れ、スクリーン印刷などでパターン印刷し乾燥して形成
される。なお、温度センサは印刷サーミスタのみに限定
されるものではなく、また、その形成方法もスクリーン
印刷のみに限定されるものではない。
【0052】第4の実施形態における現像装置40をこ
のように構成したことにより、温度センサ44が検知し
た現像装置40のハウジング46の温度から推定される
帯電器42の温度が、現像剤がガラス転移する温度以上
に上昇している場合に画像形成動作を中断するなどの処
置をとることができ、帯電器42の過熱を防止すること
ができる。
【0053】また、温度センサ44が現像装置40上に
直接形成されているため、現像装置40と温度センサ4
4との接触状態のばらつきによる温度の測定誤差がほと
んどなく、さらに温度センサ自体を小さく形成すること
が可能なため温度センサの熱時定数が小さく応答性もよ
い。また、小型の温度センサを直接形成することにより
大幅なコストダウンも可能である。
【0054】次に、第5の実施形態について説明する。
図10は、第5の実施形態における過熱防止手段の動作
例を示す流れ図である。この実施形態の画像記録装置に
は、第3または第4の実施形態における温度センサ3
4,44による温度検出結果に基づいて静電潜像形成装
置の動作をオンオフ制御する制御手段(図示せず)が備
えられている。
【0055】図10に示すように、この実施形態では、
先ず、温度センサによる検出温度が予め設定された設定
値以下であるか否かの判定が行われ(ステップS0
1)、検出温度が設定値以下であればステップS01に
戻り判定が続けられる。一方、検出温度が設定値を越え
ている場合は静電潜像形成動作を中断し(ステップS0
2)、ステップS03に移行する。
【0056】ステップS03では、温度センサによる検
出温度が設定値以下に低下しているか否かの判定が行わ
れ、検出温度が設定値以下に低下していなければステッ
プS03に戻り、判定が続けられる。一方、検出温度が
設定値を越えている場合は静電潜像形成動作を再開し
(ステップS04)、ステップS01に戻る。ここで、
予め設定した設定値とは、この画像記録装置に用いられ
る現像剤のガラス転移温度に基づき定められる。
【0057】なお、静電潜像形成動作をオンオフすると
同時に現像装置への給電もオンオフされる。このような
オンオフ制御を行うことにより、帯電器が過熱される温
度になる前に静電潜像形成動作が停止され現像装置への
給電も停止されて、帯電器の発熱が停止し、次第に現像
装置の温度は低下し、帯電器の過熱が防止される。やが
て、現像装置の温度が低下し温度センサにより検出され
る温度が設定値以下になった時に、静電潜像形成動作が
再開される。
【0058】次に、第6の実施形態について説明する。
図11は、第6の実施形態における過熱防止手段の概要
図である。第6の実施形態における過熱防止手段は、帯
電器52の温度を検出する温度センサ54、帯電器52
の電荷付与部材を冷却する冷却手段、例えばファン5
5、および温度センサ54による検出結果に基づいて冷
却手段の冷却能力を制御する制御手段(図示せず)を備
えることにより現像装置50の過熱を防止するものであ
る。
【0059】この現像装置50には、図3および図4に
示した帯電器12と同様、電荷付与部材、帯電制御部材
を備えた帯電器52を有しており、この帯電器52は、
現像剤担持体51の回転軸方向両端部近傍において2つ
の支持部材53a,53bを介して現像装置50のハウ
ジング56に取り付けられている。また、支持部材53
a,53b上には、それぞれ温度センサ54が形成され
ている。
【0060】冷却手段は電荷付与部材のみを冷却するも
のに限らず、画像形成装置内部全体を冷却する冷却装置
などと兼用させるようにしてもよい。本実施形態では、
冷却手段の例としてファンを示したが、冷却手段はファ
ンのみに限定されるものではない。このように構成した
ことにより、本実施形態では、温度センサ54による検
出温度が設定値以上にならないようにファン55の冷却
能力が制御され、現像装置50の過熱が防止される。
【0061】次に、第7および第8の実施形態について
説明する。図12は、第7および第8の実施形態におけ
る過熱防止手段の動作例を示す流れ図である。第7の実
施形態では、第6の実施形態における温度センサ54
(図11参照)による温度検出結果に基づいてファン5
5の駆動を制御することにより現像装置50の過熱が防
止される。
【0062】図12(a)に示すように、この実施形態
では、温度センサによる検出温度が予め設定された設定
値以下であるか否かの判定が行われ(ステップS1
1)、検出温度が設定値以下である場合はステップS1
1に戻り判定が続けられる。一方、検出温度が設定値を
越えている場合はファンを駆動状態とし(ステップS1
2)、ステップS11に戻る。なお、本実施形態では、
ファンを駆動状態とするために所定の時間だけファンを
通電状態にしているが、これ以外の方法でファンを駆動
状態としてもよい。
【0063】ここで、予め設定した設定値とは、この画
像記録装置に用いられる現像剤のガラス転移温度に基づ
き定められる。このような制御を行うことにより、帯電
器が過熱される温度に達する前にファンの駆動が開始さ
れて、帯電器の発熱が抑制され、次第に現像装置の温度
は低下し、帯電器の過熱が防止される。やがて、所定の
時間経過後にファンの駆動は停止される。
【0064】第8の実施形態では、第6の実施形態にお
ける温度センサ54(図11参照)による温度検出結果
に基づいてファン55の冷却能力が制御されることによ
り現像装置50の過熱が防止される。図12(b)に示
すように、この実施形態では、温度センサによる検出温
度が予め設定された設定値以下であるか否かの判定が行
われ(ステップS21)、検出温度が設定値以下である
場合はファンの冷却能力はそのままの状態でステップS
21に戻り判定が続けられる。一方、検出温度が設定値
を越えている場合はファンの冷却能力をアップさせて
(ステップS22)から、ステップS23に移行する。
【0065】ステップS23では、温度センサによる検
出温度が設定値以下に低下しているか否かの判定が行わ
れ、検出温度が設定値以下に低下していない場合はステ
ップS22に戻り再びファンの冷却能力をアップさせて
からステップS23に移り、判定が繰り返される。一
方、検出温度が設定値以下に低下している場合はステッ
プS24に移行し、ファンの冷却能力をダウンさせてか
ら、ステップS21に戻る。
【0066】このような制御を行うことにより、帯電器
が過熱される温度に達する前にファンの冷却能力がアッ
プされて、帯電器の発熱が抑制され、現像装置の過熱が
防止される。現像装置の温度が低下して温度センサによ
り検出される温度が設定値以下になると、ファンの冷却
能力はダウンされる。なお、ファンの冷却能力をアップ
ダウンさせるには、例えばファンの回転数を上げ下げす
る方法を採用してもよいが、この方法のみに限定される
ものではなく、ファンの駆動をオンオフすることにより
冷却能力を制御するようにしてもよい。また、冷却手段
はファンのみに限定されるものではない。
【0067】次に、第9の実施形態について説明する。
図13は、第9の実施形態における過熱防止手段の概要
図である。第9の実施形態における過熱防止手段は、現
像装置60のハウジング66の、現像剤担持体61の回
転軸の延びる回転軸方向の両端部で帯電器62を支持す
ることにより構成されている。
【0068】この現像装置60は、図3および図4に示
した帯電器12と同様、電荷付与部材、帯電制御部材を
備えた帯電器62を有しており、この帯電器62は、2
つの支持部材63a,63bを介して現像剤担持体61
の回転軸方向の両端部でハウジング66に固定されてい
る。この現像装置60では、2つの支持部材63a,6
3b、帯電器62、およびハウジング66により空所6
7が形成されているので、帯電器62で発生した熱の伝
達経路は、帯電器62の、現像剤担持体61の回転軸方
向の両端部から支持部材63a,63bを通ってハウジ
ング66に至る長い経路となる。そのため、帯電器62
から現像装置60への熱伝達が抑制され、現像装置60
の過熱が防止される。
【0069】また、この空所67が形成されていること
により、空所67内を流れるエアーフローが生じ、現像
装置60内の層形成部近傍でまれに発生する現像剤のク
ラウドがこのエアーフローによって現像装置60外に運
び去られるため、現像装置60が現像剤のクラウドによ
って汚染されることが防止されるという効果も期待でき
る。
【0070】なお、支持部材63a,63bの現像装置
ハウジング66と接触する部分の材質としては、熱伝導
率の低い材料を用いることが望ましい。熱伝導率の低い
材料の例としてセラミックやポリイミドなどが挙げられ
る。しかしこれらに限定されるものではない。また、支
持部材63a,63bの帯電器62と接触する部分の材
質としては、熱導電率が低い材質でかつ帯電器62の発
熱による高温度に対して安定な材料を用いることが望ま
しく、例えば、上記と同様、セラミックやポリイミドな
どが挙げられる。しかしこれらに限定されるものではな
い。ここで支持部材63a,63bに用いられる材料の
熱伝導率は、100W/(m* K)以下であることが好
ましい。
【0071】このように構成することにより帯電器62
からの熱が支持部材63a,63bを介して現像装置6
0に伝達されるのを効果的に防止することができる。次
に、第10の実施形態について説明する。図14は、第
10の実施形態における過熱防止手段およびその変形例
を示す一部拡大図である。
【0072】図14(a)に示すように、絶縁性基板7
2_4、電荷付与部材72_1、絶縁層72_3、およ
び帯電制御部材72_2からなる帯電器72が、支持部
材73a,73bによって現像装置70のハウジング7
6に支持されており、過熱防止手段は、帯電器72を支
持する支持部材73a,73bが、帯電器72の絶縁性
基板72_4の、現像剤担持体の回転軸方向に延びる稜
線72_4a,72_4bで帯電器72の絶縁性基板7
2_4に線接触するくさび状の先端形状を有するものと
して構成されている。
【0073】この実施形態は、上記のように構成されて
いるので、帯電器72を支持する支持部材73a,73
bの帯電器72と接触する部分の面積を極めて小さくす
ることができ、電荷付与部材72_1から発生した熱が
現像装置70に伝達されることが抑制され、現像装置の
過熱を防止することができる。なお。この実施形態で
は、支持部材73a,73bの先端形状をくさび状とし
ているが、支持部材73a,73bの先端形状はくさび
状に限られるものではなく、帯電器72との接触面積を
小さくすることができる形状であればどのような形状で
もよい。
【0074】図14(b)および図14(c)は、第1
0の実施形態の変形例を示す図である。図14(b)に
示す現像装置70’では、帯電器72は現像装置70’
のハウジング76に取り付けられた支持部材73c,7
3dにより帯電器72の下方から支持されており、図1
4(c)に示す現像装置70”では、帯電器72は現像
装置70”のハウジング76に取り付けられた支持部材
73c,73d,73e,73fにより帯電器72の上
下双方から支持されている。
【0075】次に、第11の実施形態について説明す
る。図15は、第11の実施形態における過熱防止手段
の概要を示す一部拡大図である。本発明の画像記録装置
に用いられる帯電器82は自らの発熱により熱膨張する
ことがあり、特に現像剤担持体の回転軸方向Aへの熱膨
張による変形量が大きく、帯電器82を帯電器82のA
方向両端部で固定支持してしまうと、連続して画像形成
動作が行われた時などに帯電器82の熱膨張による変形
量が大きくなり、支持部材または帯電器の各部材うちの
いずれか剛性の低い部材が破損してしまう危険性があ
る。
【0076】そこで、図15に示すように、本実施形態
では、支持部材83が、帯電器82の、現像剤担持体の
回転軸方向Aの両端部において、弾性部材84a,84
bを介して帯電器82を支持するように構成されてい
る。従って、帯電器82がA方向に熱膨張しても、弾性
部材84a,84bによりその変形量を吸収することが
可能であり、帯電器または支持部材の破損を防止するこ
とができる。
【0077】また、帯電器82は、回転軸方向Aと交わ
るB方向にも熱膨張するのでその方向への熱膨張を考慮
してB方向にも若干の間隙を設けてある。このようにす
ることにより、帯電器82に、支持部材83に対して3
次元方向への移動の自由度を持たせることができる。な
お、帯電器82の位置決めを行うために、帯電器82
の、現像剤担持体に向かう厚さ方向Cには、ばねなどの
押圧部材85が設けられている。支持部材83に、帯電
器82をC方向に押圧する押圧部材85を設けることに
より、帯電器82の位置決めを確実に行うことができ
る。
【0078】次に、第12の実施形態について説明す
る。図16は、第12の実施形態における過熱防止手段
の概要図(a)およびその一部拡大図(b,c)であ
る。第12の実施形態における過熱防止手段は、現像装
置90のハウジング96の、現像剤担持体91の回転軸
方向の両端部で帯電器92を支持する支持部材93全体
あるいは一部分の材質として、熱伝導率の低い材質を用
いることにより構成されている。
【0079】すなわち、図16(b)に示すように、こ
の例では、支持部材93全体の材質として熱伝導率の低
い材質が用いられている。こうすることにより、帯電器
92からの熱が支持部材93を介して現像装置90に伝
達されることが抑制され、現像装置90の過熱を防止す
ることができる。熱伝導率の低い材質としては、熱伝導
率が100W/(m* K)以下であることが好ましい。
【0080】また、図16(c)に示すように、支持部
材93の一部分93aの材質として熱伝導率の低い材質
を用い、他の部分93bを通常の材料を用いることとし
てもよい。なお、この現像装置90では、帯電器92
は、2つの支持部材93,93を介して現像剤担持体9
1の回転軸方向の両端部でハウジング96に固定されて
おり、2つの支持部材93,93、帯電器92、および
ハウジング96により空所97が形成されている。従っ
て、帯電器92で発生した熱の伝達経路は、支持部材9
3,93を通ってハウジング96に至る長い経路となる
ので、現像装置90の過熱を効果的に防止することがで
きる。
【0081】以上説明した各実施形態の画像形成装置を
用いて印字テストを行ったところ、現像装置内の現像剤
の温度が現像剤のガラス転移温度まで上昇することがな
く、溶融した現像剤同士が溶け合って粗大な現像剤の塊
が形成されることがなかった。すなわち、従来は、溶融
し粗大化した現像剤が層形成部材と現像剤担持体との間
に滞留しその箇所での現像剤の層形成が阻害されて、画
像にいわゆる白ぬけが発生することがあったが、上記各
実施形態の画像記録装置においては、白ぬけの発生は確
認されなかった。
【0082】次に、上記各実施形態の画像記録装置にお
ける現像装置のトナー帯電性能を確認するために、下記
の条件にて長時間のプリントテストを行った結果につい
て説明する。 像担持体 :負帯電有機感光体 プロセススピード :200mm/sec 電荷付与部材 :セラミック基板表面に、無機材料に導電体を分散さ せて半導電性にしたものを厚さ100μmに印刷し て形成したもの。体積抵抗率は108 Ω・cm 絶縁層 :電荷付与部材の表面に無機材料を厚さ20μm、幅 100μmの構成で複数印刷したもの。体積抵抗率 は1014Ω・cm 帯電制御部材 :絶縁層の上に、無機材料に導電体を分散させて半導 電性としたものを厚さ10μmに印刷して形成した もの。体積抵抗率は105 Ω・cm 短絡防止部材 :耐熱性の低い樹脂と導電性粉とを希釈剤にて混合し 帯電制御部材の端部と帯電制御部材の給電部の間に 印刷して形成したもの。 現像剤担持体 :アルミニウムパイプに1度研磨処理を行い直径20 mmとしたもの。 撹拌供給部材 :半導電性スポンジ材料からなる直径10mmのロー ル。 層形成部材 :厚さ0.1mmのSUS303ステンレスの板バネ に、1mm厚の導電性粉を含んだEPDMゴムを接 着したもの。接着圧力は約30gf/cm、体積抵 抗率は105 Ω・cm、ゴム硬度は50度 潜像電位 :−100V 背景部電位 :−350V 従来の画像記録装置では、200枚程度のプリントテス
トで白ぬけが発生することが多かったが、本発明の各実
施形態の画像記録装置を用いて上記条件で50000枚
のプリントテストを行った結果、従来問題であった白ぬ
けが発生しないことが確認された。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像記録
装置によれば、絶縁性基板、電荷付与部材、帯電制御部
材を備えた帯電器を有する画像記録装置に、電荷付与部
材の通電による過熱を防止する過熱防止手段を備えたこ
とにより、従来問題であった白ぬけの発生が防止され、
長期間にわたって良好な画質が得られる画像記録装置を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像記録装置全体の概略構
成図である。
【図2】第1の実施形態における現像装置の概略構成図
である。
【図3】図2に示した現像装置における帯電器の概略構
成図である。
【図4】図3に示した帯電器の平面図(a)および断面
図(b)である。
【図5】図2に示した現像装置10の斜視図である。
【図6】第1の実施形態における過熱防止手段の概要図
である。
【図7】第2の実施形態における過熱防止手段の概要図
である。
【図8】第3の実施形態における過熱防止手段の概要図
(a)およびその一部拡大図(b)である。
【図9】第4の実施形態における過熱防止手段の概要図
(a)およびその一部拡大図(b)である。
【図10】第5の実施形態における過熱防止手段の動作
例を示す流れ図である。
【図11】第6の実施形態における過熱防止手段の概要
図である。
【図12】第7および第8の実施形態における過熱防止
手段の動作例を示す流れ図である。
【図13】第9の実施形態における過熱防止手段の概要
図である。
【図14】第10の実施形態における過熱防止手段およ
びその変形例を示す一部拡大図である。
【図15】第11の実施形態における過熱防止手段の概
要を示す一部拡大図である。
【図16】第12の実施形態における過熱防止手段の概
要図(a)およびその一部拡大図(b,c)である。
【図17】従来の現像装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【図18】従来の現像装置の他の例を示す概略構成図で
ある。
【図19】図17に示す現像装置におけるトナー担持体
上のトナーの帯電状態を示す図である。
【図20】図18に示す現像装置におけるトナー担持体
上のトナーの帯電状態を示す図である。
【図21】従来の現像装置の放電領域に発生する電子お
よびプラスイオンの電荷密度を示す図である。
【符号の説明】
1 像担持体 2 一次帯電器 3 静電潜像形成装置 4 用紙トレイ 5 転写用帯電器 6 定着器 7 クリーナ 10,20,30,40,50,60,70,70’,
70”,80,90現像装置 11,61,91 現像剤担持体 12,22,32,42,52,62,72,82,9
2 帯電器 12_1,22_1,72_1 電荷付与部材 12_1a 給電電極 12_2,72_2 帯電制御部材 12_3,72_3 絶縁層 12_4,72_4 絶縁性基板 13 層形成部材 14 トナー供給部材 15 トナー撹拌部材 16,36,46,56,76,96 ハウジング 17_1 トナー帯電用電源 17_2 帯電制御用電源 17_3 現像用電源 18 放熱部材 23 加圧部材 24 放熱部材 33a,33b,43a,43b,53a,53b,6
3a,63b,73a,73b,73c,73d,73
e,73f,83,93 支持部材 34,44,54 温度センサ 35a,35b,45a,45b 導電体 55 ファン 67,97 空所 84 弾性部材 85 押圧部材 93a,93b 部分100 画像記録装置 200,210 現像装置 201 ハウジング 202,212 トナー担持体 203,213 層形成部材 204 撹拌供給部材 205 帯電電極 206 バイアス電源 207,217 トナー帯電用電源 301,301a,301b トナー 302 マイナスイオン 303 プラスイオン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像を担持して所定の方向に
    回転する像担持体、 前記像担持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手
    段、および所定の現像領域において前記像担持体に近接
    もしくは接触するように配設され現像剤を担持して所定
    の方向に回転する現像剤担持体と、所定の帯電領域にお
    いて該現像剤担持体に近接して配置された帯電器とを有
    し、前記現像剤担持体上の、前記帯電器により電荷を付
    与された現像剤を、前記像担持体に選択的に転移させる
    ことにより、該像担持体上の静電潜像を可視化する現像
    装置を備えた画像記録装置において、 前記帯電器が、前記現像剤担持体に近接して配置された
    絶縁性基板、該絶縁性基板の前記現像剤担持体に対向す
    る面に形成された、所定の電荷付与バイアス電圧が印加
    される抵抗体からなる電荷付与部材、該電荷付与部材の
    前記現像剤担持体に対向する表面側に、該電荷付与部材
    とは非接触に配置された、所定の帯電制御バイアス電圧
    が印加される帯電制御部材を備えたものであり、 この画像記録装置が、前記電荷付与部材の通電による過
    熱を防止する過熱防止手段を備えたことを特徴とする画
    像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記過熱防止手段が、前記帯電器と一体
    的に形成された、該帯電器の熱を吸収して放熱する放熱
    部材を備えたものであることを特徴とする請求項1記載
    の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記過熱防止手段が、所定の加圧手段に
    より前記帯電器に押圧され、該帯電器の熱を吸収して放
    熱する放熱部材を備えたものであることを特徴とする請
    求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記過熱防止手段が、前記帯電器の温度
    を検出する温度センサを備え、該温度センサによる検出
    結果に基づいて該帯電器の過熱を防止するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記過熱防止手段が、前記温度センサに
    よる検出結果に基づいて前記静電潜像形成手段の動作を
    オンオフする制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    4記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記過熱防止手段が、前記電荷付与部材
    を冷却する冷却手段を備え、前記温度センサによる検出
    結果に基づいて前記冷却手段の冷却能力を制御する制御
    手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の画像記録
    装置。
  7. 【請求項7】 前記過熱防止手段が、前記現像装置の、
    前記現像剤担持体の回転軸の延びる回転軸方向の両端部
    で前記帯電器を支持する支持部材を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記支持部材が、前記回転軸方向に延び
    る稜線で前記帯電器に線接触するくさび状の先端形状を
    有するものであることを特徴とする請求項7記載の画像
    記録装置。
  9. 【請求項9】 前記支持部材が、弾性部材を介して前記
    帯電器を支持するものであることを特徴とする請求項7
    記載の画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6873813B2 (en) 2001-05-11 2005-03-29 Sharp Kabuskiki Kaisha Development method and image formation apparatus
CN103926812A (zh) * 2013-01-10 2014-07-16 株式会社东芝 图像形成装置及图像形成方法

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