JPH11258717A - 放射線画像記録読取装置 - Google Patents
放射線画像記録読取装置Info
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- JPH11258717A JPH11258717A JP10073047A JP7304798A JPH11258717A JP H11258717 A JPH11258717 A JP H11258717A JP 10073047 A JP10073047 A JP 10073047A JP 7304798 A JP7304798 A JP 7304798A JP H11258717 A JPH11258717 A JP H11258717A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放射線画像変換プレートや画像読み取りの光
学系の光路において異物の悪影響を排除し、正確な校正
及び画像読み取りを行うことのできる放射線記録読取装
置を提供する。 【解決手段】 この放射線画像記録読取装置は、放射線
画像の記録された記録プレート12から画像情報を読み
取るための画像読取手段5と、記録プレートに付着した
異物を除去するための異物除去手段801とを具備す
る。また、画像読み取り手段の光学系において異物を除
去できる異物除去手段を設ける。
学系の光路において異物の悪影響を排除し、正確な校正
及び画像読み取りを行うことのできる放射線記録読取装
置を提供する。 【解決手段】 この放射線画像記録読取装置は、放射線
画像の記録された記録プレート12から画像情報を読み
取るための画像読取手段5と、記録プレートに付着した
異物を除去するための異物除去手段801とを具備す
る。また、画像読み取り手段の光学系において異物を除
去できる異物除去手段を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線画像変換プ
レートに記憶された放射線画像の読み取りを行いディジ
タル信号に変換して画像表示したり記憶する放射線画像
記録の読取装置に関する。
レートに記憶された放射線画像の読み取りを行いディジ
タル信号に変換して画像表示したり記憶する放射線画像
記録の読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、診察の目的で放射線画像変換プレ
ートを収納したカセッテを撮影装置に装填してX線撮影
を行った後、このカセッテを撮影装置から取り出してか
ら装填して放射線画像変換プレートに記録された放射線
画像をディジタル信号に変換して読み取るようにした放
射線画像記録の読取装置が知られている。
ートを収納したカセッテを撮影装置に装填してX線撮影
を行った後、このカセッテを撮影装置から取り出してか
ら装填して放射線画像変換プレートに記録された放射線
画像をディジタル信号に変換して読み取るようにした放
射線画像記録の読取装置が知られている。
【0003】放射線画像変換プレートからの放射線画像
の読み取りにおいて、光学系や走査系の特性のばらつき
等が画像読み込みに影響しないように、校正を行い、そ
の補正を行ってから画像読み取りが行われる。
の読み取りにおいて、光学系や走査系の特性のばらつき
等が画像読み込みに影響しないように、校正を行い、そ
の補正を行ってから画像読み取りが行われる。
【0004】ところが、放射線画像プレートの表面や光
学系の光路上にほこりやゴミ等の異物があると、正確な
校正が行えず補正が不十分となる結果、画像読み取りに
悪影響を与えてしまう。また、画像読み取りの際にもノ
イズ等の原因となってしまい正確な読み取りの障害にな
ってしまうことがある。
学系の光路上にほこりやゴミ等の異物があると、正確な
校正が行えず補正が不十分となる結果、画像読み取りに
悪影響を与えてしまう。また、画像読み取りの際にもノ
イズ等の原因となってしまい正確な読み取りの障害にな
ってしまうことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、放射
線画像変換プレートや画像読み取りの光学系の光路にお
いて異物の悪影響を排除し、正確な校正及び画像読み取
りを行うことのできる放射線記録読取装置を提供するこ
とである。
線画像変換プレートや画像読み取りの光学系の光路にお
いて異物の悪影響を排除し、正確な校正及び画像読み取
りを行うことのできる放射線記録読取装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の放射線画像記録読取装置は、放射線画
像の記録された記録プレートから画像情報を読み取るた
めの画像読取手段と、前記記録プレートに付着した異物
を除去するための異物除去手段とを具備する。
に本発明の第1の放射線画像記録読取装置は、放射線画
像の記録された記録プレートから画像情報を読み取るた
めの画像読取手段と、前記記録プレートに付着した異物
を除去するための異物除去手段とを具備する。
【0007】本発明によれば、記録プレート上に付着し
た異物を除去でき、記録プレート上に異物が存在しなく
なるから、装置の校正に悪影響を及ぼすことはなく、正
確な校正を行うことができるとともに、画像読み取りの
際にノイズの原因となることはなく、正確な画像読み取
りを行うことができる。
た異物を除去でき、記録プレート上に異物が存在しなく
なるから、装置の校正に悪影響を及ぼすことはなく、正
確な校正を行うことができるとともに、画像読み取りの
際にノイズの原因となることはなく、正確な画像読み取
りを行うことができる。
【0008】また、前記記録プレートを収納する収納部
と、この収納部と前記画像読取手段との間で前記記録プ
レートを搬送する搬送手段とを具備するように構成でき
る。
と、この収納部と前記画像読取手段との間で前記記録プ
レートを搬送する搬送手段とを具備するように構成でき
る。
【0009】また、前記異物除去手段は、前記搬送手段
の近傍に配置され、前記記録プレートを前記画像読取手
段へ搬送する間に異物を除去するようにできる。これに
よれば、記録プレートを画像読み取りのために搬送する
途中において異物を除去でき、異物除去のためだけの特
別な時間は要しないから、異物除去を行うことによる画
像読み取り工程の延長ということは起きない。
の近傍に配置され、前記記録プレートを前記画像読取手
段へ搬送する間に異物を除去するようにできる。これに
よれば、記録プレートを画像読み取りのために搬送する
途中において異物を除去でき、異物除去のためだけの特
別な時間は要しないから、異物除去を行うことによる画
像読み取り工程の延長ということは起きない。
【0010】前記異物除去手段は、前記画像読取手段の
近傍に配置され、前記記録プレートからの画像読取の前
に異物を除去するようにできる。これによれば、記録プ
レートの画像記録の読み取りの直前に異物を除去できる
から、異物の悪影響を効果的に回避できる。
近傍に配置され、前記記録プレートからの画像読取の前
に異物を除去するようにできる。これによれば、記録プ
レートの画像記録の読み取りの直前に異物を除去できる
から、異物の悪影響を効果的に回避できる。
【0011】また、本発明の第2の放射線画像記録読取
装置は、光学系を備えるとともに放射線画像の記録され
た記録プレートから画像情報を読み取るための画像読取
手段と、前記光学系に付着した異物を除去するための異
物除去手段とを具備する。
装置は、光学系を備えるとともに放射線画像の記録され
た記録プレートから画像情報を読み取るための画像読取
手段と、前記光学系に付着した異物を除去するための異
物除去手段とを具備する。
【0012】本発明によれば、光学系の光路等に付着し
た異物を除去できるから、光学系の光路等に異物が存在
しなくなるから、装置の校正に悪影響を及ぼさず、正確
な校正を行うことができるとともに、画像読み取りの際
にノイズの原因となることはなく、正確な画像読み取り
を行うことができる。
た異物を除去できるから、光学系の光路等に異物が存在
しなくなるから、装置の校正に悪影響を及ぼさず、正確
な校正を行うことができるとともに、画像読み取りの際
にノイズの原因となることはなく、正確な画像読み取り
を行うことができる。
【0013】また、前記異物除去手段は空気を吹き付け
て異物を除去する空気吹き付け機構に構成できる。これ
により、塵、ゴミ、ほこり等の異物を吹き飛ばして除去
することができる。
て異物を除去する空気吹き付け機構に構成できる。これ
により、塵、ゴミ、ほこり等の異物を吹き飛ばして除去
することができる。
【0014】また、前記異物除去手段は弾性ブレードを
前記記録プレートに接触させて異物を除去する接触機構
に構成にできる。これにより、記録プレート上の異物を
掃くようにして除去できる。
前記記録プレートに接触させて異物を除去する接触機構
に構成にできる。これにより、記録プレート上の異物を
掃くようにして除去できる。
【0015】また、前記異物除去手段は異物近傍の空気
を吸引して異物を除去する空気吸引機構に構成できる。
これにより、異物を吸引することにより除去できる。
を吸引して異物を除去する空気吸引機構に構成できる。
これにより、異物を吸引することにより除去できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図1〜図6を用いて説明する。図1は本実施の形
態による放射線画像記録読取装置本体の概略的な構成を
示す図、図2は同装置の概略的な構成を示す正面図、図
3は図2に示す装置の左側面図、図4は図2に示す装置
の右側面図、図5は図3を部分的に拡大した同装置の副
走査部の側面図、図6は同装置の画像読取部の光学系の
概略を示す図、及び図11は図6の光学系を上方から見
た上面図である。図1の放射線画像記録読取装置1は、
装置本体2に、カセッテスタッカ部3,プレート搬送部
4,画像読取部5,システム制御部6,操作部7、及び
電源部8を備える。
ついて図1〜図6を用いて説明する。図1は本実施の形
態による放射線画像記録読取装置本体の概略的な構成を
示す図、図2は同装置の概略的な構成を示す正面図、図
3は図2に示す装置の左側面図、図4は図2に示す装置
の右側面図、図5は図3を部分的に拡大した同装置の副
走査部の側面図、図6は同装置の画像読取部の光学系の
概略を示す図、及び図11は図6の光学系を上方から見
た上面図である。図1の放射線画像記録読取装置1は、
装置本体2に、カセッテスタッカ部3,プレート搬送部
4,画像読取部5,システム制御部6,操作部7、及び
電源部8を備える。
【0017】カセッテスタッカ部3は、放射線画像変換
プレート12をそれぞれ収納した複数種類のカセッテ9
をスロット内に投入して装填可能なように構成されてい
る。放射線画像変換プレート12は例えば輝尽性蛍光体
層を有し、この輝尽性蛍光体層は放射線画像変換プレー
ト12に例えば気相堆積法や塗布法により形成すること
ができる。別の放射線撮影装置において放射線発生源か
ら被写体を介して放射線画像変換プレート12に放射線
を照射した際に、輝尽性蛍光体層は、放射線発生源から
の照射放射線量に対する被写体の放射線透過率分布に従
ったエネルギーを蓄積して潜像を画像情報として形成す
る。なお、輝尽性蛍光体層は、環境による悪影響及び損
傷を遮断するために保護部材によって遮蔽または被覆さ
れている。
プレート12をそれぞれ収納した複数種類のカセッテ9
をスロット内に投入して装填可能なように構成されてい
る。放射線画像変換プレート12は例えば輝尽性蛍光体
層を有し、この輝尽性蛍光体層は放射線画像変換プレー
ト12に例えば気相堆積法や塗布法により形成すること
ができる。別の放射線撮影装置において放射線発生源か
ら被写体を介して放射線画像変換プレート12に放射線
を照射した際に、輝尽性蛍光体層は、放射線発生源から
の照射放射線量に対する被写体の放射線透過率分布に従
ったエネルギーを蓄積して潜像を画像情報として形成す
る。なお、輝尽性蛍光体層は、環境による悪影響及び損
傷を遮断するために保護部材によって遮蔽または被覆さ
れている。
【0018】プレート搬送部4は、カセッテスタッカ部
3の下方に位置し、カセッテスタッカ部3内のカセッテ
位置と画像読み取り部5の副走査部50(図2に示す)
との間で放射線画像変換プレート12を搬送する。即
ち、カセッテ9内の放射線変換プレート12を引き出し
てから、放射線画像変換プレート12を図1の垂直方向
のV方向に装置下方へ搬送し、次に水平方向Hに画像読
み取りのため画像読取部5へ搬送する。画像読取部5に
おける画像読み取りが終了した放射線画像変換プレート
12は、H’方向、V’方向を搬送されて逆の経路をた
どり元のカセッテ9内に収納される。
3の下方に位置し、カセッテスタッカ部3内のカセッテ
位置と画像読み取り部5の副走査部50(図2に示す)
との間で放射線画像変換プレート12を搬送する。即
ち、カセッテ9内の放射線変換プレート12を引き出し
てから、放射線画像変換プレート12を図1の垂直方向
のV方向に装置下方へ搬送し、次に水平方向Hに画像読
み取りのため画像読取部5へ搬送する。画像読取部5に
おける画像読み取りが終了した放射線画像変換プレート
12は、H’方向、V’方向を搬送されて逆の経路をた
どり元のカセッテ9内に収納される。
【0019】画像読取部5は、走査部7の下方に位置
し、副走査部50と主走査部51とを備え、副走査部5
1が主走査部50を副走査方向に搬送する。副走査方向
に搬送されながら主走査部50が放射線画像変換プレー
ト12に対しレーザ走査を行うことにより放射線画像変
換プレートに12に記録された画像情報を読み取る。
し、副走査部50と主走査部51とを備え、副走査部5
1が主走査部50を副走査方向に搬送する。副走査方向
に搬送されながら主走査部50が放射線画像変換プレー
ト12に対しレーザ走査を行うことにより放射線画像変
換プレートに12に記録された画像情報を読み取る。
【0020】システム制御部6は、装置全体の制御、画
像処理、出力制御及び画像管理等を行うメインCPU
と、カセッテスタッカ部3,プレート搬送部4及び画像
読み取り部5を制御する読取制御及び画像入力制御部と
を備える。画像読み取り部5で読み取られた画像情報が
メインCPUに送られる。操作部7は、図3に示すよう
にCRT70及びタッチパネル71を備え、タッチパネ
ル71から入力された指令情報がシステム制御部6のメ
インCPUに送られ、メインCPUによりこの指令に基
づいて各制御が行なわれる。
像処理、出力制御及び画像管理等を行うメインCPU
と、カセッテスタッカ部3,プレート搬送部4及び画像
読み取り部5を制御する読取制御及び画像入力制御部と
を備える。画像読み取り部5で読み取られた画像情報が
メインCPUに送られる。操作部7は、図3に示すよう
にCRT70及びタッチパネル71を備え、タッチパネ
ル71から入力された指令情報がシステム制御部6のメ
インCPUに送られ、メインCPUによりこの指令に基
づいて各制御が行なわれる。
【0021】次に、プレート搬送部4の構成及び動作を
更に説明する。図2及び図4に示すように、プレート搬
送部4は、放射線画像変換プレート12をカセッテ9か
ら取り出し納めるように動作するカセッテクリンチ41
1を支持する支持フレーム400を備える。支持フレー
ム400は、図2のように、カセッテスタッカ部3に収
納されたカセッテ9に対して直行する方向にかつプレー
ト搬送部4の上方に配置されたガイドレール401と、
同じく下方に配置されたガイドレール402とにより支
持されている。
更に説明する。図2及び図4に示すように、プレート搬
送部4は、放射線画像変換プレート12をカセッテ9か
ら取り出し納めるように動作するカセッテクリンチ41
1を支持する支持フレーム400を備える。支持フレー
ム400は、図2のように、カセッテスタッカ部3に収
納されたカセッテ9に対して直行する方向にかつプレー
ト搬送部4の上方に配置されたガイドレール401と、
同じく下方に配置されたガイドレール402とにより支
持されている。
【0022】図2に示すように、支持フレーム400の
下端部400aは、装置本体2の下部に配置された搬送
ベルト403に固定され、この搬送ベルト403は搬送
モータ404により駆動される。この駆動により、支持
フレーム400はガイドレール401,402に沿っ
て、水平方向H、H’に移動する。
下端部400aは、装置本体2の下部に配置された搬送
ベルト403に固定され、この搬送ベルト403は搬送
モータ404により駆動される。この駆動により、支持
フレーム400はガイドレール401,402に沿っ
て、水平方向H、H’に移動する。
【0023】また、支持フレーム400には上下方向に
ガイド軸410が設けられ、このガイド軸410にカセ
ッテクリンチ411が垂直方向V、V’へ移動可能なよ
うに取り付けられている。カセッテクリンチ411は、
図4に示すように、上下方向に配置された一対の搬送ベ
ルト405に固定され、この搬送ベルト405は、支持
フレーム400の下方位置に配置された搬送モータ40
6により駆動される。この駆動により、カセッテクリン
チ411がガイド軸410に沿って、垂直方向V、V’
に移動する。
ガイド軸410が設けられ、このガイド軸410にカセ
ッテクリンチ411が垂直方向V、V’へ移動可能なよ
うに取り付けられている。カセッテクリンチ411は、
図4に示すように、上下方向に配置された一対の搬送ベ
ルト405に固定され、この搬送ベルト405は、支持
フレーム400の下方位置に配置された搬送モータ40
6により駆動される。この駆動により、カセッテクリン
チ411がガイド軸410に沿って、垂直方向V、V’
に移動する。
【0024】また、図1及び図2に示すように、プレー
ト搬送部4の支持フレーム400の上部には、放射線画
像変換プレート12の画像記録を消去するための消去光
源を有する消去部13が配置されている。この消去光源
としては、例えば300Wハロゲンランプ2本を用いる
ことができ、この光源からの消去光を放射線変換プレー
ト12に対して照射して残像の消去を行うことができ
る。この残像の消去とは、放射線画像変換プレート12
を消去光により照射することによって、画像読取部5で
のレーザビーム走査による画像の読み取り後に放射線画
像変換プレート12に残留している放射線エネルギを放
出することである。この消去動作は、放射線画像変換プ
レート12がプレート搬送部4により垂直方向V’へ搬
送され、元のカセッテ9内へ戻される際に行われる。即
ち、放射線画像プレート12の画像を消去しながら放射
線画像変換プレート12がカセッテスタッカ部3のカセ
ッテ9内に収納される。なお、この消去動作時の放射線
画像変換プレート12の移動速度は、例えば10.5m
m/秒であるが、放射線画像変換プレート12の鮮鋭性
また、必要な読取解像力や画素サイズ等に応じて可変可
能に構成されている。
ト搬送部4の支持フレーム400の上部には、放射線画
像変換プレート12の画像記録を消去するための消去光
源を有する消去部13が配置されている。この消去光源
としては、例えば300Wハロゲンランプ2本を用いる
ことができ、この光源からの消去光を放射線変換プレー
ト12に対して照射して残像の消去を行うことができ
る。この残像の消去とは、放射線画像変換プレート12
を消去光により照射することによって、画像読取部5で
のレーザビーム走査による画像の読み取り後に放射線画
像変換プレート12に残留している放射線エネルギを放
出することである。この消去動作は、放射線画像変換プ
レート12がプレート搬送部4により垂直方向V’へ搬
送され、元のカセッテ9内へ戻される際に行われる。即
ち、放射線画像プレート12の画像を消去しながら放射
線画像変換プレート12がカセッテスタッカ部3のカセ
ッテ9内に収納される。なお、この消去動作時の放射線
画像変換プレート12の移動速度は、例えば10.5m
m/秒であるが、放射線画像変換プレート12の鮮鋭性
また、必要な読取解像力や画素サイズ等に応じて可変可
能に構成されている。
【0025】次に、画像読取部5の構成及び動作につい
て更に説明する。図3及び図5に示すように、画像読取
部5の副走査部50は、放射線画像変換プレート12に
対面するように上方に配置されたガイド軸500とこの
ガイド軸500と平行に下方に配置されたボールねじ部
501とを備える。ガイド軸500とボールねじ部50
1との間に垂直方向に主走査部51が保持されている。
ボールねじ部501にはダイレクトドライブモータ50
2が連結されており、このモータ502の駆動によりボ
ールねじ部501が回転しながら、主走査部51をガイ
ド軸500に沿って副走査方向B、B’に移動させる。
て更に説明する。図3及び図5に示すように、画像読取
部5の副走査部50は、放射線画像変換プレート12に
対面するように上方に配置されたガイド軸500とこの
ガイド軸500と平行に下方に配置されたボールねじ部
501とを備える。ガイド軸500とボールねじ部50
1との間に垂直方向に主走査部51が保持されている。
ボールねじ部501にはダイレクトドライブモータ50
2が連結されており、このモータ502の駆動によりボ
ールねじ部501が回転しながら、主走査部51をガイ
ド軸500に沿って副走査方向B、B’に移動させる。
【0026】また、主走査部51は、図2、図6及び図
11に示すように、全体として細長の筐体51a内に、
レーザビーム発生部510,ポリゴンミラー511,f
θレンズ等から構成される集光体512,Vプリズム5
13,及び放射線画像変換プレート12からの輝尽発光
を受光する受光部514から構成される光学系を備え
る。レーザビーム発生部510は、光源としてガスレー
ザ、固体レーザまたは半導体レーザ等を備え、励起光と
して射出強度の制御されたレーザビームを発生する。
11に示すように、全体として細長の筐体51a内に、
レーザビーム発生部510,ポリゴンミラー511,f
θレンズ等から構成される集光体512,Vプリズム5
13,及び放射線画像変換プレート12からの輝尽発光
を受光する受光部514から構成される光学系を備え
る。レーザビーム発生部510は、光源としてガスレー
ザ、固体レーザまたは半導体レーザ等を備え、励起光と
して射出強度の制御されたレーザビームを発生する。
【0027】レーザビーム発生部510からのレーザビ
ームは、方向rに回転するポリゴンミラー511に到達
し、このポリゴンミラー511で偏向され、集光体51
2を構成するfθレンズにより集光され、Vプリズム5
13で光路が折り曲げられてから、図6の方向tに進み
放射線画像変換プレート12に入射する。このような光
路を経てレーザビームは、ポリゴンミラー511の回転
により図4の垂直方向であるの主走査方向MまたはM’
に走査されながら放射線画像変換プレート12に対し輝
尽励起用の走査光として図11の領域120に導かれ
る。この走査光により、放射線画像変換プレート12上
で主走査方向の画像読取のための走査が行われる。この
ようにレーザビームにより走査された放射線画像変換プ
レート12から記録画像情報に対応した強度で領域12
0において輝尽発光が生じ、この発光を受光部514に
おいて受光することにより、画像の読み取りを行うこと
ができる。
ームは、方向rに回転するポリゴンミラー511に到達
し、このポリゴンミラー511で偏向され、集光体51
2を構成するfθレンズにより集光され、Vプリズム5
13で光路が折り曲げられてから、図6の方向tに進み
放射線画像変換プレート12に入射する。このような光
路を経てレーザビームは、ポリゴンミラー511の回転
により図4の垂直方向であるの主走査方向MまたはM’
に走査されながら放射線画像変換プレート12に対し輝
尽励起用の走査光として図11の領域120に導かれ
る。この走査光により、放射線画像変換プレート12上
で主走査方向の画像読取のための走査が行われる。この
ようにレーザビームにより走査された放射線画像変換プ
レート12から記録画像情報に対応した強度で領域12
0において輝尽発光が生じ、この発光を受光部514に
おいて受光することにより、画像の読み取りを行うこと
ができる。
【0028】受光部514は、装置本体2の垂直方向に
延びた長尺フォトマルチプライヤ514aとこのフォト
マルチプライヤ514aに放射線画像変換プレート12
からの輝尽発光を導く平板集光体514bとを備える。
放射線画像変換プレート12からの光が平板集光体51
4bにガイドされてフォトマルチプライヤ514aに入
射し光電変換されることにより、放射線画像に対応した
出力信号を得ることができる。フォトマルチプライヤ5
14aからの出力電流は、電流/電圧変換器(図示省
略)で電圧信号に変換され、増幅器(図示省略)で増幅
されてから,A/D変換器(図示省略)でディジタル画
像信号に変換される。このディジタル画像信号は、シス
テム制御部6のメインCPUに出力され、そこの画像処
理回路で階調処理等の各種の画像処理を施されてから、
画像記憶デスクに記憶されたり、操作部7のCRT70
上に可視化されて表示される。
延びた長尺フォトマルチプライヤ514aとこのフォト
マルチプライヤ514aに放射線画像変換プレート12
からの輝尽発光を導く平板集光体514bとを備える。
放射線画像変換プレート12からの光が平板集光体51
4bにガイドされてフォトマルチプライヤ514aに入
射し光電変換されることにより、放射線画像に対応した
出力信号を得ることができる。フォトマルチプライヤ5
14aからの出力電流は、電流/電圧変換器(図示省
略)で電圧信号に変換され、増幅器(図示省略)で増幅
されてから,A/D変換器(図示省略)でディジタル画
像信号に変換される。このディジタル画像信号は、シス
テム制御部6のメインCPUに出力され、そこの画像処
理回路で階調処理等の各種の画像処理を施されてから、
画像記憶デスクに記憶されたり、操作部7のCRT70
上に可視化されて表示される。
【0029】また、システム制御部6の読取制御及び画
像入力制御部には、ポリゴンミラー511からの各種同
期信号、及び副走査の開始位置を検出するフォトセンサ
(図示省略)からの原点位置検出信号等が入力される。
この入力信号に基づいて、副操作部50がポリゴンミラ
ー511による主走査に同期しながら、モータ502の
回転により図5の実線で示す主走査部51の副走査開始
位置から主走査部51を、副走査方向Sに所定速度で移
動させる。これにより、走査光は放射線画像変換プレー
ト12上を副走査方向B(B’)へ副走査されることに
なる。なお、本実施の形態では、図11のように放射線
画像変換プレート12に対する走査光の入射角が放射線
画像変換プレート12のプレート面に対して約5度であ
る略垂直入射方式を採用している。
像入力制御部には、ポリゴンミラー511からの各種同
期信号、及び副走査の開始位置を検出するフォトセンサ
(図示省略)からの原点位置検出信号等が入力される。
この入力信号に基づいて、副操作部50がポリゴンミラ
ー511による主走査に同期しながら、モータ502の
回転により図5の実線で示す主走査部51の副走査開始
位置から主走査部51を、副走査方向Sに所定速度で移
動させる。これにより、走査光は放射線画像変換プレー
ト12上を副走査方向B(B’)へ副走査されることに
なる。なお、本実施の形態では、図11のように放射線
画像変換プレート12に対する走査光の入射角が放射線
画像変換プレート12のプレート面に対して約5度であ
る略垂直入射方式を採用している。
【0030】以上のような放射線画像記録読み取り装置
では、カセッテスタッカ部3のカセッテ9内に収納され
た放射線画像変換プレート12がカセッテクリンチ41
1に保持されながら搬送モータ406の駆動により搬送
ベルト405で装置本体2内に図2の垂直方向Vに引き
出され、その後画像読取部5に向けて搬送モータ404
の駆動により搬送ベルト403で図2の水平方向Hに搬
送される。放射線画像変換プレート12が画像読み取り
部5の近傍に位置すると、この位置で、画像読取部5が
装置の校正及び放射線画像変換プレート12の放射線画
像の読み取りを実行する。
では、カセッテスタッカ部3のカセッテ9内に収納され
た放射線画像変換プレート12がカセッテクリンチ41
1に保持されながら搬送モータ406の駆動により搬送
ベルト405で装置本体2内に図2の垂直方向Vに引き
出され、その後画像読取部5に向けて搬送モータ404
の駆動により搬送ベルト403で図2の水平方向Hに搬
送される。放射線画像変換プレート12が画像読み取り
部5の近傍に位置すると、この位置で、画像読取部5が
装置の校正及び放射線画像変換プレート12の放射線画
像の読み取りを実行する。
【0031】装置校正は、走査部や光学系の特性のばら
つき等に起因する主走査部51の主走査方向ムラ(S)
及び副走査方向ムラ(F)の補正のために行う。この校
正について図7(a),(b)により説明する。まず、
カセッテの全面に対し、できるだけ均一にX線が照射さ
れるように、被写体なしで曝射する。このとき、照射野
はカセッテのサイズぎりぎりであると周辺部での不均一
が目立つため、カセッテの端部よりも大きく、望ましく
は数cm〜数10cmm程度外部まで広がるように設定
する。また、X線源とカセッテとの距離は近すぎると、
ヒール効果などによるX線源のムラが目立つため、少な
くとも1.5m以上が必要であり、望ましくは1.5〜
2.5m程度がよい。このようにして曝射されたプレー
トを含むカセッテを本装置に装填し、上述の所定の動作
によりカセッテからプレートを取り出し読み取りを行
う。このときに得られた画像信号は理想的には均一なレ
ベルとなるが、実際には装置固有のムラが重畳されたも
のとなる。このような読み取りにより得られた信号を主
走査方向に平均することにより、図7(b)の副走査ム
ラ(F)が、また、副走査方向の平均をとることにより
図7(a)に示される主走査方向ムラ(S)を得ること
ができる。通常の診断時に撮影されたカセッテを読み取
る場合に、上述のようにして得られたムラの信号を得ら
れた画像信号から差し引いて補正を行うことにより、ム
ラの影響が除去された画像を得ることが可能となる。
つき等に起因する主走査部51の主走査方向ムラ(S)
及び副走査方向ムラ(F)の補正のために行う。この校
正について図7(a),(b)により説明する。まず、
カセッテの全面に対し、できるだけ均一にX線が照射さ
れるように、被写体なしで曝射する。このとき、照射野
はカセッテのサイズぎりぎりであると周辺部での不均一
が目立つため、カセッテの端部よりも大きく、望ましく
は数cm〜数10cmm程度外部まで広がるように設定
する。また、X線源とカセッテとの距離は近すぎると、
ヒール効果などによるX線源のムラが目立つため、少な
くとも1.5m以上が必要であり、望ましくは1.5〜
2.5m程度がよい。このようにして曝射されたプレー
トを含むカセッテを本装置に装填し、上述の所定の動作
によりカセッテからプレートを取り出し読み取りを行
う。このときに得られた画像信号は理想的には均一なレ
ベルとなるが、実際には装置固有のムラが重畳されたも
のとなる。このような読み取りにより得られた信号を主
走査方向に平均することにより、図7(b)の副走査ム
ラ(F)が、また、副走査方向の平均をとることにより
図7(a)に示される主走査方向ムラ(S)を得ること
ができる。通常の診断時に撮影されたカセッテを読み取
る場合に、上述のようにして得られたムラの信号を得ら
れた画像信号から差し引いて補正を行うことにより、ム
ラの影響が除去された画像を得ることが可能となる。
【0032】図2及び図4に示すように、装置本体2内
のプレート搬送部4に設けられた消去部13の下方に異
物除去手段として空気吹き付け管801が、カセッテ9
から引き出された放射線画像変換プレート12に対面す
るように水平方向に延びて配置されている。図8(a)
の斜視図に示すように、空気吹き付け管801にはその
長手方向に一直線上に放射線画像変換プレート12に近
接するように多数の吹き付け孔802が形成されてい
る。また、吹き付け管801の一端801aはエアコン
プレッサ803に連結されており、その他端801bは
閉塞されている。
のプレート搬送部4に設けられた消去部13の下方に異
物除去手段として空気吹き付け管801が、カセッテ9
から引き出された放射線画像変換プレート12に対面す
るように水平方向に延びて配置されている。図8(a)
の斜視図に示すように、空気吹き付け管801にはその
長手方向に一直線上に放射線画像変換プレート12に近
接するように多数の吹き付け孔802が形成されてい
る。また、吹き付け管801の一端801aはエアコン
プレッサ803に連結されており、その他端801bは
閉塞されている。
【0033】カセッテスタッカ部3に位置するカセッテ
9内からカセッテクリンチ411により放射線画像変換
プレート12が垂直方向Vに引き出されると、図8
(a)のエアコンプレッサ803が作動し、空気吹き付
け管801に対して圧縮空気が図の方向mのように供給
される。この圧縮空気が、図8(b)に示すように、吹
き付け孔802から方向pに放射線画像変換プレート1
2に対し吹き出すことにより、放射線画像変換プレート
12の面上に付着したほこり、ゴミ、塵等の異物を吹き
飛ばす。このような吹き付け動作は、放射線画像変換プ
レート12が図の上方のカセッテ9から引き下ろされて
きて、その下端面が空気吹き付け管801の位置に達す
る直前から開始され、その垂直方向Vへの移動中に継続
して放射線画像変換プレート12の上端面に至るまで行
われる。このようにして、放射線画像変換プレート12
の全面において異物除去を行う。この後、放射線画像変
換プレート12は水平方向Hに画像読取部5まで搬送さ
れて放射線画像の読み取りが行われる。
9内からカセッテクリンチ411により放射線画像変換
プレート12が垂直方向Vに引き出されると、図8
(a)のエアコンプレッサ803が作動し、空気吹き付
け管801に対して圧縮空気が図の方向mのように供給
される。この圧縮空気が、図8(b)に示すように、吹
き付け孔802から方向pに放射線画像変換プレート1
2に対し吹き出すことにより、放射線画像変換プレート
12の面上に付着したほこり、ゴミ、塵等の異物を吹き
飛ばす。このような吹き付け動作は、放射線画像変換プ
レート12が図の上方のカセッテ9から引き下ろされて
きて、その下端面が空気吹き付け管801の位置に達す
る直前から開始され、その垂直方向Vへの移動中に継続
して放射線画像変換プレート12の上端面に至るまで行
われる。このようにして、放射線画像変換プレート12
の全面において異物除去を行う。この後、放射線画像変
換プレート12は水平方向Hに画像読取部5まで搬送さ
れて放射線画像の読み取りが行われる。
【0034】以上のような異物除去手段による吹き付け
動作により、放射線画像変換プレート12上に付着した
異物が除去されるので、その後に行われる放射線画像プ
レート12における校正や画像読み取りにおける異物に
よる悪影響を回避でき、正確な校正及びノイズのない画
像読み取りを行うことができる。特に、校正時におい
て、図7(a),(b)のような補正曲線が塵等の異物
の存在により変化してしまうと、実際の画像読み取りに
おいて誤差が大きくなり、主走査方向ムラ(S)及び副
走査方向ムラ(F)の補正が不正確となってしまうが、
かかる問題を未然に防止することができる。
動作により、放射線画像変換プレート12上に付着した
異物が除去されるので、その後に行われる放射線画像プ
レート12における校正や画像読み取りにおける異物に
よる悪影響を回避でき、正確な校正及びノイズのない画
像読み取りを行うことができる。特に、校正時におい
て、図7(a),(b)のような補正曲線が塵等の異物
の存在により変化してしまうと、実際の画像読み取りに
おいて誤差が大きくなり、主走査方向ムラ(S)及び副
走査方向ムラ(F)の補正が不正確となってしまうが、
かかる問題を未然に防止することができる。
【0035】なお、空気吹き付け管の吹き付け孔802
は、各孔の放射線画像変換プレート12に対して向く角
度を若干変えて広範囲に空気が吹き出すようにしてもよ
く、また、複数列に多数の小孔を設けてもよく、更に後
述の図10のような単一の細長状の孔のように構成して
もよい。
は、各孔の放射線画像変換プレート12に対して向く角
度を若干変えて広範囲に空気が吹き出すようにしてもよ
く、また、複数列に多数の小孔を設けてもよく、更に後
述の図10のような単一の細長状の孔のように構成して
もよい。
【0036】次に、異物除去手段の変形例を図9に示
す。図9(a)に示すように、この異物除去手段は、長
尺の管状物804にゴムの柔らかな弾性部材からなり細
長の矩形状のブレード805をその長手方向に設けて構
成されている。この管状物804をブレード805が放
射線画像変換プレート12の面に接するように上述の吹
き付け管801と同様の位置に配置することができる。
放射線画像変換プレート12が引き下ろされてきて、そ
の下端面から上端面に至るまでブレード805が放射線
画像変換プレート12に図9(b)のように軽く接触す
ることにより、放射線画像変換プレート12上に付着し
た塵、ゴミ、ほこり等の異物を除去することができ、上
述と同様の効果を得ることができる。
す。図9(a)に示すように、この異物除去手段は、長
尺の管状物804にゴムの柔らかな弾性部材からなり細
長の矩形状のブレード805をその長手方向に設けて構
成されている。この管状物804をブレード805が放
射線画像変換プレート12の面に接するように上述の吹
き付け管801と同様の位置に配置することができる。
放射線画像変換プレート12が引き下ろされてきて、そ
の下端面から上端面に至るまでブレード805が放射線
画像変換プレート12に図9(b)のように軽く接触す
ることにより、放射線画像変換プレート12上に付着し
た塵、ゴミ、ほこり等の異物を除去することができ、上
述と同様の効果を得ることができる。
【0037】なお、上述のブレード構造を図8の吹き付
け管801に設けてもよく、吹き付け除去とブレードに
よる異物除去とを併用できる。また、ブレードの材料
は、他の柔らかな弾性材料を用いてもよく、はけ状のも
のであってもよい。
け管801に設けてもよく、吹き付け除去とブレードに
よる異物除去とを併用できる。また、ブレードの材料
は、他の柔らかな弾性材料を用いてもよく、はけ状のも
のであってもよい。
【0038】次に、図10に異物除去手段の他の変形例
を示す。この異物除去手段は、吸引管807により塵や
ほこりを真空吸引して除去するものである。図10
(a)に示すように、吸引管807にはその長手方向に
一直線上に単一の細長の吸引孔808が形成されてい
る。また、吸引管807の一端807aは真空吸引装置
809に連結されており、その他端801bは閉塞され
ている。このような吸引管808は、その吸引孔809
を放射線画像変換プレート12の面に近接するように、
図4の空気吹き付け管801と同様の位置に配置するこ
とができる。
を示す。この異物除去手段は、吸引管807により塵や
ほこりを真空吸引して除去するものである。図10
(a)に示すように、吸引管807にはその長手方向に
一直線上に単一の細長の吸引孔808が形成されてい
る。また、吸引管807の一端807aは真空吸引装置
809に連結されており、その他端801bは閉塞され
ている。このような吸引管808は、その吸引孔809
を放射線画像変換プレート12の面に近接するように、
図4の空気吹き付け管801と同様の位置に配置するこ
とができる。
【0039】カセッテスタッカ部3に位置するカセッテ
9内から放射線画像変換プレート12が垂直方向Vに引
き出されると、図10の真空吸引装置809が作動し、
図の方向nに吸引管807を通して細長の吸引孔808
からその近傍の空気を吸引する。これにより、図10
(b)のように吸引孔808に近接する放射線画像変換
プレート12の近傍の空気を方向qに吸引し、このため
放射線画像変換プレート12の面上に付着したほこり、
ゴミ、塵等の異物を吸引孔808を通して除去すること
ができる。なお、空気吸引孔808は、図8のような多
数の小孔を一列または二列以上に設けて形成してもよ
い。
9内から放射線画像変換プレート12が垂直方向Vに引
き出されると、図10の真空吸引装置809が作動し、
図の方向nに吸引管807を通して細長の吸引孔808
からその近傍の空気を吸引する。これにより、図10
(b)のように吸引孔808に近接する放射線画像変換
プレート12の近傍の空気を方向qに吸引し、このため
放射線画像変換プレート12の面上に付着したほこり、
ゴミ、塵等の異物を吸引孔808を通して除去すること
ができる。なお、空気吸引孔808は、図8のような多
数の小孔を一列または二列以上に設けて形成してもよ
い。
【0040】また、図10(a)に示すように、真空吸
引装置809に並列にバルブ811aを介してエアコン
プレッサ811を連結してもよい。これにより、例え
ば、まずバルブ809aを閉じ、バルブ811aを開け
てエアコンプレッサ811からの圧縮空気を孔808か
ら吹き出して異物を吹き飛ばす。その後、バルブ811
aを閉じ、バルブ809aを開けて真空吸引装置809
aにより吹き飛ばされた異物を吸引することができる。
このようにして、異物を一層効率的に除去することがで
きる。
引装置809に並列にバルブ811aを介してエアコン
プレッサ811を連結してもよい。これにより、例え
ば、まずバルブ809aを閉じ、バルブ811aを開け
てエアコンプレッサ811からの圧縮空気を孔808か
ら吹き出して異物を吹き飛ばす。その後、バルブ811
aを閉じ、バルブ809aを開けて真空吸引装置809
aにより吹き飛ばされた異物を吸引することができる。
このようにして、異物を一層効率的に除去することがで
きる。
【0041】図6及び図11に異物除去手段を画像読取
部51の主走査部51に配置した別の変形例を示す。こ
の例は、放射線画像変換プレート12のみならず主走査
部の光学系の光路における塵やごみ等の異物を除去する
ようにしたものである。異物除去手段806は、主走査
部51の筐体51a上にその長手方向が主走査方向M、
M’に延びるように配置されている。この異物除去手段
806は、例えば図8に示すのと同様の空気吹き付け管
から構成でき、放射線画像変換プレート12及び主走査
部51の光学系の光路における異物を除去するように、
空気吹き付け孔を図11のように放射線画像変換プレー
ト12及び主走査部51内の光学系の光路tの二方向
x、yに向けて設けている。
部51の主走査部51に配置した別の変形例を示す。こ
の例は、放射線画像変換プレート12のみならず主走査
部の光学系の光路における塵やごみ等の異物を除去する
ようにしたものである。異物除去手段806は、主走査
部51の筐体51a上にその長手方向が主走査方向M、
M’に延びるように配置されている。この異物除去手段
806は、例えば図8に示すのと同様の空気吹き付け管
から構成でき、放射線画像変換プレート12及び主走査
部51の光学系の光路における異物を除去するように、
空気吹き付け孔を図11のように放射線画像変換プレー
ト12及び主走査部51内の光学系の光路tの二方向
x、yに向けて設けている。
【0042】この空気吹き付け孔から空気が図5のダク
ト810を介してエアコンプレッサから放射線画像変換
プレート12に向けて図6の矢印方向xに吹き付けら
れ、また、主走査部51内の光学系の光路tに向けて図
11の矢印方向yに吹き付けられる。なお、異物除去手
段806は、図10に示すのと同様の空気吸引管から構
成してもよい。
ト810を介してエアコンプレッサから放射線画像変換
プレート12に向けて図6の矢印方向xに吹き付けら
れ、また、主走査部51内の光学系の光路tに向けて図
11の矢印方向yに吹き付けられる。なお、異物除去手
段806は、図10に示すのと同様の空気吸引管から構
成してもよい。
【0043】異物除去手段806は、主走査部51とと
もに図5の副走査方向B,B’へ移動し、放射線画像変
換プレート12の全面において異物除去を行うととも
に、同時に主走査部51の光学系の光路における異物を
除去することができる。なお、このような異物除去動作
は、画像読み取り動作と同時に行うことができるが、異
物除去動作による振動等による影響が懸念される場合に
は、校正や画像読み取りの前に予め行うようにしてもよ
い。また、図2及び図8のような空気吹き付け管801
を設けておき、異物除去手段806を図10のような空
気吸引管としてもよい。
もに図5の副走査方向B,B’へ移動し、放射線画像変
換プレート12の全面において異物除去を行うととも
に、同時に主走査部51の光学系の光路における異物を
除去することができる。なお、このような異物除去動作
は、画像読み取り動作と同時に行うことができるが、異
物除去動作による振動等による影響が懸念される場合に
は、校正や画像読み取りの前に予め行うようにしてもよ
い。また、図2及び図8のような空気吹き付け管801
を設けておき、異物除去手段806を図10のような空
気吸引管としてもよい。
【0044】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で種々
の変形が可能であり、例えば、空気吹き付け機構または
接触機構と空気吸引機構との両方を配置するようにして
もよい。また、空気吹き付け部、弾性ブレード部または
空気吸引部が移動しながら異物の除去を行うように構成
してもよい。
れるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で種々
の変形が可能であり、例えば、空気吹き付け機構または
接触機構と空気吸引機構との両方を配置するようにして
もよい。また、空気吹き付け部、弾性ブレード部または
空気吸引部が移動しながら異物の除去を行うように構成
してもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、記録プレートや画像読
み取りの光学系において異物の悪影響を排除し、正確な
校正及び画像読み取りを行うことのできる放射線記録読
取装置を提供ができる。
み取りの光学系において異物の悪影響を排除し、正確な
校正及び画像読み取りを行うことのできる放射線記録読
取装置を提供ができる。
【図1】本発明の本実施の形態による放射線画像記録読
取装置本体の概略的な構成を示す図である。
取装置本体の概略的な構成を示す図である。
【図2】図1に示す装置の概略的な構成を示す正面図で
ある。
ある。
【図3】図2に示す装置の左側面図である。
【図4】図2に示す装置の右側面図である。
【図5】図3を部分的に拡大した図2の装置の副走査部
の側面図である。
の側面図である。
【図6】図2を部分的に拡大して図2の装置の画像読取
部の光学系を示す正面図である。
部の光学系を示す正面図である。
【図7】図2に示す装置の校正のための主走査方向にお
ける補正曲線(a)及び副走査方向における補正曲線
(b)を示す図である。
ける補正曲線(a)及び副走査方向における補正曲線
(b)を示す図である。
【図8】空気吹き付け管を示す斜視図(a)、及び側面
図(b)である。
図(b)である。
【図9】弾性ブレードを示す斜視図(a)、及び側面図
(b)である
(b)である
【図10】空気吸引管を示す斜視図(a)、及び側面図
(b)である
(b)である
【図11】図6に示す装置の画像読取部の光学系を上方
から見た上面図である。
から見た上面図である。
1 放射線画像記録読取装置 2 装置本体 3 カセッテスタッカ部 4 プレート搬送部 5 画像読み取り部 6 システム制御部 7 操作部 8 電源部 9 カセッテ 12 放射線画像変換プレート(記録プレー
ト) 50 副走査部 51 主走査部 801 空気吹き付け管 805 弾性ブレード 807 空気吸引管 806 空気吹き付け管(異物除去手段)
ト) 50 副走査部 51 主走査部 801 空気吹き付け管 805 弾性ブレード 807 空気吸引管 806 空気吹き付け管(異物除去手段)
Claims (8)
- 【請求項1】 放射線画像の記録された記録プレートか
ら画像情報を読み取るための画像読取手段と、前記記録
プレートに付着した異物を除去するための異物除去手段
とを具備する放射線画像記録読取装置。 - 【請求項2】 前記記録プレートを収納する収納部と、
この収納部と前記画像読取手段との間で前記記録プレー
トを搬送する搬送手段とを具備する請求項1記載の放射
線画像記録読取装置。 - 【請求項3】 前記異物除去手段は、前記搬送手段の近
傍に配置され、前記記録プレートを前記画像読取手段へ
搬送する間に異物を除去する請求項1または2記載の放
射線画像記録読取装置。 - 【請求項4】 前記異物除去手段は、前記画像読取手段
の近傍に配置され、前記記録プレートからの画像読取の
前に異物を除去する請求項1,2または3記載の放射線
画像記録読取装置。 - 【請求項5】 光学系を備えるとともに放射線画像の記
録された記録プレートから画像情報を読み取るための画
像読取手段と、前記光学系に付着した異物を除去するた
めの異物除去手段とを具備する放射線画像記録読取装
置。 - 【請求項6】 前記異物除去手段は空気を吹き付けて異
物を除去する請求項1,2,3,4または5記載の放射
線画像記録読取装置。 - 【請求項7】 前記異物除去手段は弾性ブレードを前記
記録プレートに接触させて異物を除去する請求項1,
2,3または4記載の放射線画像記録読取装置。 - 【請求項8】 前記異物除去手段は異物近傍の空気を吸
引して異物を除去する請求項1〜7いずれか記載の放射
線画像記録読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10073047A JPH11258717A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 放射線画像記録読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10073047A JPH11258717A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 放射線画像記録読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11258717A true JPH11258717A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13507075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10073047A Pending JPH11258717A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 放射線画像記録読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11258717A (ja) |
-
1998
- 1998-03-09 JP JP10073047A patent/JPH11258717A/ja active Pending
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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