JPH11258156A - ガスの分光分析装置および分光分析方法 - Google Patents
ガスの分光分析装置および分光分析方法Info
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Abstract
の被測定ガスに透過させて光吸収強度の2次微分スペク
トルを得ることによって、被測定ガス中の微量不純物を
分析する方法における、測定条件の最適化を容易にでき
るようにする。 【解決手段】 ガスの分光分析装置に、半導体レーザ1
1の特性に応じてレーザ光の変調振幅を制御するための
変調振幅演算手段1と、測定により得られた2次微分ス
ペクトルにおけるピークの左右の極小値の波長間隔およ
びピークの吸収強度を演算するスペクトル演算手段2
と、該スペクトル演算手段2で得られた吸収強度の値が
最大となるように測定用ガスセル14内の圧力を制御す
るための圧力調整手段3を設ける。2次微分スペクトル
におけるピークの左右の極小値の波長幅が0.0116
nmとなるようにレーザ光の変調振幅の最適値を設定す
る。変調振幅を最適値に設定して測定圧力を最適化す
る。
Description
ザを用いた分光分析によりガス中の微量不純物を高感
度、高精度に分析する方法および装置に関するもので、
特に測定条件の最適化を容易に行えるようにしたもので
ある。
て、光源に半導体レーザを用いて被測定ガスの吸光度を
測定する分光分析法が、測定精度および感度が良いこと
から広く用いられている。図10は従来のガスの分光分
析装置の例を示した概略構成図である。この装置におい
て、光源である半導体レーザ11から発振されたレーザ
光は、集光レンズ系12でコリメートされた後、2つの
ビームスプリッタ13,13により3つのライン、すな
わち第1〜3のラインに分けられる。第1のラインのレ
ーザ光は、測定用ガスセル14に投射され、この測定用
ガスセル14を通過して出射された透過光の強度が第1
の光検出器15で検出される。第2のラインのレーザ光
は、参照用ガスセル16に投射され、この参照用ガスセ
ル16を通過して出射された透過光の強度が第2の光検
出器17で検出される。第3のラインのレーザ光は、そ
の強度が第3の光検出器18で検出される。
23が備えられてり、これによりセル14内に被測定ガ
スが適切な減圧状態で、かつ一定の流量で導入されるよ
うになっている。また参照用ガスセル16には被測定ガ
ス中に含まれる測定対象不純物が供給され、この不純物
による吸収ピークが検出されるようになっている。半導
体レーザ11は、例えばInGaAsP、InGaA
s、GaInAsSb、GaInSbP、AlInS
b、AlInAs、およびAlGaSb等が好適に使用
されているが、これらに限定されるものでなく、分析に
適した波長のレーザ光を発振し得る適宜の波長可変型半
導体レーザを用いることができる。第1〜3の光検出器
15,17,18は、光源である半導体レーザ11の発
振波長帯に感度を有するものが用いられ、例えばGeフ
ォトダイオードなどの光センサが用いられる。そしてこ
れら第1〜3の光検出器15,17,18からの出力
は、それぞれ第1〜3のロックイン増幅器19,20,
21で信号処理された後、コンピュータ22に送られ、
必要に応じてデータ処理される。
制御するための温度コントローラ24、レーザ11に電
流を供給してこれを駆動させるためのLDドライバ2
5、および周波数変調法に基づいてレーザ11の発振周
波数を変調させるための周波数変調手段としてファンク
ションジェネレータ26が備えられており、これらはコ
ンピュータ22と接続されている。そして温度コントロ
ーラ24でレーザ素子温度を調整することによってレー
ザ11の発振波長を測定対象不純物の吸収ピーク中心波
長の近くまで変化させてからレーザ素子温度を一定に保
つように制御する。またレーザ11への注入電流(直流
成分)を連続的に変えることによって、レーザ11の発
振波長を連続的に変化させる。さらに、ファンクション
ジェネレータ26から周波数変調法に基づいた変調信号
(交流成分)をLDドライバ25に導入し、レーザ11
への注入電流(直流成分)にこの変調信号(交流成分)
を重畳させることによって、レーザ11から発振される
レーザ光に直接周波数変調をかけることができる。この
例では、レーザ光に周波数変調をかけるとともに、第1
〜3のロックイン増幅器19,20,21を用いて変調
周波数の2倍成分のみを抽出し、コンピュータ22で所
定のデータ処理をすることによって2次微分スペクトル
が得られ、この方法によれば、良好な測定感度が得られ
ることが知られている(特開平5−99845号公
報)。また被測定ガスを減圧状態とすることによって、
得られる2次微分スペクトルのピーク強度を高めること
が可能であることも知られている(国際公開WO95/
26497号)。
半導体レーザに注入される電流iは、i=I0+a・s
in(ωt)で表される。ここでI0は直流成分、a・s
in(ωt)は交流成分(変調信号)であり、aは変調振
幅(変調信号の振幅)、ωは変調角周波数である。変調
されたレーザ光の周波数および振幅は、変調信号の周波
数(変調周波数)および変調振幅(a)となる。レーザ
光の変調振幅を大きくすればスペクトル幅は大きくなる
が、出力パワーの変動も大きくなり、結果的にノイズが
大きくなる。
分光分析法によって得られる2次微分スペクトルの例を
示すものである。この図において、横軸は発振波長を示
し、縦軸は光吸収の強度の2次微分値(任意単位)を示
す。この2次微分スペクトルにおけるピーク値Pと、そ
の左右の極小値A,Bとのそれぞれの差ISLおよびI SR
(ISL=P−A、ISR=P−B)の平均が吸収強度(吸
収強度=(ISL+ISR)/2)であり、この吸収強度とバ
ックグラウンドノイズ(図中nで示す)の標準偏差の比
がS/N比である。また図中符号Wは、ピークの左右の
極小値の波長間隔を示す。
分光分析法においては、レーザ光の変調振幅と測定圧力
がS/N比に影響を与えるので、高感度計測のためには
これらの条件を最適化する必要がある。これまで変調振
幅および測定圧力を最適化するには、変調振幅および測
定圧力を徐々に変化させながら、例えばベースガスに測
定しようとする微量成分を含有させたサンプルガスの測
定、および高純度のベースガスの測定をそれぞれ行い、
S/N比が最大になるときの変調振幅および測定圧力を
求めるという方法が採られていた。また変調振幅および
測定圧力の最適化は被測定ガスが変わる度に行う必要が
あり、多大な労力と時間を要し、コスト上昇の原因とな
っていた。
で、周波数変調された半導体レーザ光を減圧状態の被測
定ガスに透過させて光吸収強度の2次微分スペクトルを
得ることによって、被測定ガス中の微量不純物を分析す
る方法における、測定条件の最適化を容易にできるよう
にすることを目的とする。
に、本発明のガスの分光分析装置は、波長可変型半導体
レーザと、該半導体レーザに周波数変調を施す周波数変
調手段と、前記半導体レーザから発振されるレーザ光を
被測定ガスに透過させる手段と、前記被測定ガスを透過
したレーザ光強度を測定する手段と、該レーザ光強度の
測定値より2次微分スペクトルを得る手段とを備えたガ
スの分光分析装置であって、半導体レーザの特性から変
調振幅の最適値を演算して、前記半導体レーザから発振
されるレーザ光の変調振幅が該最適値となるように前記
周波数変調手段を制御する変調振幅演算手段を備えてな
るものである。このような構成の装置によれば、レーザ
光の変調振幅の最適化を容易に行うことができる。さら
に、前記2次微分スペクトルにおけるピークの左右の極
小値の波長間隔およびピークの吸収強度を演算するスペ
クトル演算手段と、該スペクトル演算手段の演算結果に
基づいて前記被測定ガスの圧力を調整する圧力調整手段
とを設けることにより、測定圧力の最適化を容易に行う
ことができる。
型半導体レーザから周波数変調されたレーザ光を発振さ
せ、該レーザ光を被測定ガスに透過させて、該透過光の
強度を検出し、該検出値から2次微分スペクトルを得る
ガスの分光分析法において、前記2次微分スペクトルに
おけるピークの左右の極小値の波長間隔が0.0116
nmとなるようにレーザ光の変調振幅の最適値を設定す
ることを特徴とするものである。2次微分スペクトルに
おけるピークの左右の極小値の波長間隔が0.0116
nmであるとき、被測定ガスの種類に関係なくS/N比
は最大となる。そして2次微分スペクトルにおけるピー
クの左右の極小値の波長間隔を0.0116nmとする
には、レーザ光の変調振幅の値を、半導体レーザの発振
波長を0.0232nmだけ変化させるのに必要な注入
電流の値と同じ値に設定すればよい。またレーザ光の変
調振幅を前記最適値に設定した状態で、前記2次微分ス
ペクトルの吸収強度が最大となるように被測定ガスの圧
力の最適値を設定することにより、良好なS/N比およ
び吸収強度が得られる。そして、レーザ光の変調振幅お
よび被測定ガスの圧力を前記最適値にそれぞれ設定した
状態で、被測定ガス中の微量不純物についての検量線を
作成することにより、最適の条件下で測定された検量線
が得られ、ガス中の微量不純物を高感度、高精度に測定
することができる。
本発明者等は、周波数変調された半導体レーザ光を減圧
状態の被測定ガスに透過させて光吸収強度の2次微分ス
ペクトルを得る方法で、次に挙げる種々の被測定ガスに
ついて測定を行い、それぞれについて2次微分スペクト
ルを得た。測定の対象となるガス中の微量不純物は水分
とし、光源である半導体レーザ11の発振波長は、水分
による光吸収がある1380nm帯とした。被測定ガス
としては、窒素(N2)、塩素(Cl2)、臭化水素(H
Br)、塩化水素(HCl)、およびアンモニアガス
(NH3)ガスを用いた。
ときに得られる2次微分スペクトルにおける波長間隔W
と、そのときの変調振幅、吸収強度、バックグラウンド
ノイズの標準偏差、およびS/N比をまとめて示したも
のである。測定圧力はすべて100Torrであり、吸収強
度は水分濃度1020ppbの値である。また表2は測定
に用いた半導体レーザ11における発振波長の変化量と
それに要した注入電流を示したものである。
長間隔Wが0.0116nmのときにS/N比が最も大
きく、それ以外ではS/N比が小さくなっていることが
わかる。また表1および表2より、半導体レーザ11か
らの発振波長を0.0232nm変化させるために要す
る注入電流は4mAであり、変調振幅がこの注入電流の
値と同じ4mAであるときに波長間隔Wが0.0116
nmであり、S/N比が最も大きいことがわかる。また
N2ガス以外のいずれの被測定ガスにおいても、2次微
分スペクトルにおける左右の極小値A,Bの波長間隔W
が0.0116nmであるときに、S/N比が最大とな
ることがわたった。また、極小値A,Bの波長間隔Wが
0.0116nmとなるときの変調振幅の値と、レーザ
光の波長を0.0232nm変化させるために要する注
入電流の値とが一致することも見い出し、本発明に至っ
た。
例を示した概略構成図である。この図において図10の
従来の装置と同一の構成要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略することがある。本実施例の分光分析装置
が上述した従来の装置と大きく異なる点は、半導体レー
ザ11の特性に応じてレーザ光の変調振幅を制御するた
めの変調振幅演算手段1と、測定により得られた2次微
分スペクトルにおけるピークの左右の極小値の波長間隔
およびピークの吸収強度を演算するためのスペクトル演
算手段2と、スペクトル演算手段2で得られた演算結果
に基づいて測定用ガスセル14内の圧力を制御するため
の圧力調整手段3を備えている点である。
の特性、すなわち注入電流値と発振波長との関係を測定
し、この特性から、発振波長を0.0232nm変化さ
せるために要する注入電流値MAを求める。そしてこの
注入電流値MAと同じ値MAを変調振幅の最適値として
採用し、半導体レーザ11から発振されるレーザ光の変
調振幅、すなわち変調信号の振幅がMAとなるように、
ファンクションジェネレータ26を制御するように構成
されている。スペクトル演算手段2は、測定時にコンピ
ュータ22で得られる2次微分スペクトルにおけるピー
クの左右の極小値の波長間隔Wおよびピークの吸収強度
を測定し、極小値の波長間隔Wが約0.0116nmで
あって、ピーク強度が最大となるように圧力調整手段3
を制御するように構成されている。圧力調整手段3は、
測定用ガスセルのガス出口部に設けられた圧力調整弁4
およびこの弁の制御手段5を備えており、これにより測
定用ガスセル14内の圧力を調整できるように構成され
ている。変調振幅演算手段1およびスペクトル演算手段
2はコンピュータ22に内蔵されていてもよい。また圧
力調整手段3は、上記の構成に限らず、測定用ガスセル
14内の圧力が調整可能であれば適宜の構成とすること
ができる。
分析を行う方法について説明する。まず光源として使用
されている半導体レーザ11の注入電流と発振波長との
関係を測定する。すなわち、予め、半導体レーザ11に
注入する電流(直流成分)を連続的に変化させつつ発振
されるレーザ光の波長を測定する。そして得られた注入
電流と発振波長との関係より、発振波長を0.0232
nm変化させるために要する注入電流値を求める。この
演算は変調振幅演算手段1で行う。図2は注入電流と発
振波長との関係の測定例を示した半導体レーザ特性グラ
フである。この例では、発振波長を0.0232nm変
化させるために要する注入電流値は4mAであることが
わかる。したがって、レーザ光の変調振幅の最適値は4
mAとなるので、変調振幅演算手段1によりファンクシ
ョンジェネレータ26を制御して、変調信号の振幅を4
mAに設定する。このようにして得られる変調振幅の最
適値は、使用する半導体レーザの特性によるもので、被
測定ガスおよび測定対象不純物が変わっても同一の半導
体レーザを使用する場合は共通して用いることができ
る。
て、測定圧力の最適値を設定する。すなわち、レーザ光
の変調振幅を上記で得られた最適値(上記の例では4m
A)に固定し、被測定ガスの測定圧力を変化させつつサ
ンプルガスの測定を行い、測定圧力と2次微分スペクト
ルの吸収強度との関係を求め、吸収強度が最大となる測
定圧力の最適値を得る。この演算はスペクトル演算手段
2で行い、測定圧力の制御は圧力調整手段3で行う。ま
た測定圧力が変化すると2次微分スペクトルにおける極
小値の波長間隔Wも若干変化するので、スペクトル演算
手段2では波長間隔Wの演算も行い、測定圧力を変化さ
せるときに、波長間隔Wの値が約0.0116nmから
はずれないように制御する。図3〜6はベースガスがN
2、Cl2、HBr、およびHClで、これらのベースガ
スに水分が含まれている被測定ガスについて、それぞれ
吸収強度の圧力依存性を調べた結果を示すグラフであ
る。変調振幅は4mA、変調周波数は4kHzとし、測
定圧力は50、75、100、125、および150
(Torr)と変化させた。これらの結果より、N2ガスに
おける測定圧力の最適値は100Torr、Cl2、HB
r、およびHClガスにおいては50Torrであることが
わかった。このような測定圧力の最適化は、被測定ガス
ごとに行う必要がある。
び測定圧力をそれぞれ最適値に設定して、水分濃度10
600ppbのN2、Cl2、HBr、およびHClガスそ
れぞれについて測定を行ったときの2次微分スペクトル
である。この2次微分スペクトルにおける左右の極小値
の波長間隔Wはすべて0.0116nmとなっているこ
とがわかる。
には、上記のようにして変調振幅および測定波長の最適
化を行った後、測定対象不純物の検量線を作成する必要
がある。例えば、ベースガスに既知濃度の不純物が含ま
れた被測定ガスの吸収強度を、不純物の濃度を変化させ
つつ、最適条件で測定して、不純物濃度と吸収強度との
関係を示すグラフ、すなわち検量線を得る。測定対象不
純物が水分であり、ベースガスがN2、Cl2、HBr、
HCl、およびNH3である被測定ガスそれぞれについ
て、変調振幅および測定波長をそれぞれ最適化し、その
他の測定条件は同一として検量線を作成したところ、こ
れらの検量線の傾きの比が、N2:Cl2:HBr:HC
l:NH3=1:0.80:0.56:0.42:0.
33となることがわかった。そこで、これらのベースガ
スのうち1種類についてのみ水分の検量線を作成すれ
ば、他のベースガス中の水分の検量線は実測しなくて
も、上記の検量線の傾きの比を用いて算出することがで
きる。
ガス中の水分の検量線の例を示したものである。N2ガ
ス中の水分については実測により検量線を作成し、他の
ガス中の水分の検量線は、上記の検量線の傾きの比を用
いて演算、作成した。N2ガス中の水分を実測するに際
しては、まずシリンダーから供給されるN2ガスをベー
スガスとする水分濃度92400ppbの標準ガスを、水
分濃度1ppb以下の高純度N2ガスで希釈して、水分濃度
が54〜10630ppbのサンプルガスを調製した。そ
れぞれの水分濃度において10回ずつ測定を行い、吸収
強度を求めた。測定条件は、変調振幅および測定圧力は
それぞれ最適値の4mAおよび100Torrとし、変調周
波数4kHz、光路長50cmとした。また半導体レー
ザ11の注入電流(直流成分)を88.8mAから9
5.2mAまで変化させて、発振波長を1380.62
3nmから1380.658nmまで変化させた。測定
データのサンプリングは、注入電流0.1mA毎、発振
波長0.00058nm毎に行った。ロックイン増幅器
19,20,21の感度と時定数はそれぞれ500μV
と300msに設定した。そして変調周波数の2倍成分
である8kHz成分のみを抽出し、2次微分スペクトル
を測定した。10回の測定で得られた吸収強度の平均値
を測定結果とした。そして縦軸を吸収強度、横軸を水分
濃度として測定結果をプロットして、図8のようなN2
ガス中水分の検量線が得られた。さらにこの検量線の式
を算出したところ、Y=9.61×10-4X+2.82
×10-2であった。
検量線の式に基づき、上記の検量線の傾きの比を用い
て、Cl2、HBr、およびHClガス中の水分の検量
線の式を求めた結果、それぞれ以下の式となった。 Cl2 : Y=7.68×10-4X+2.82×10
-2 HBr : Y=4.87×10-4X+2.82×10
-2 HCl : Y=3.81×10-4X+2.82×10
-2 またこれらの式をグラフに表すと、それぞれ図8に示す
検量線が得られた。これらの検量線を用いることによ
り、各被測定ガス中の水分の定量を高感度、かつ高精度
に行うことができる。
したように2次微分スペクトルの極大点(ピークP)か
ら左右の極小点A,Bまでのそれぞれの強度の平均を算
出する方法でもよいが、図9に示すように2次微分スペ
クトルの極大点(ピークP)と左右の極小点A,Bとで
囲まれた面積(図中、斜線で示す)を算出する方法でも
よい。また、本実施の形態では、被測定ガスのベースガ
スとしてN2、Cl2、HBr、HCl、およびNH
3を、また測定対象不純物として水分を挙げたが、本発
明はこれらのガス種に限るものでなく、他のガスの分光
分析にも適用可能である。
分析装置は、半導体レーザの特性から変調振幅の最適値
を演算して、前記半導体レーザから発振されるレーザ光
の変調振幅が該最適値となるように前記周波数変調手段
を制御する変調振幅演算手段を備えたものである。レー
ザ光の変調振幅の最適化は、2次微分スペクトルにおけ
るピークの左右の極小値の波長間隔が0.0116nm
となるようにレーザ光の変調振幅の最適値を設定する方
法が用いられる。2次微分スペクトルにおけるピークの
左右の極小値の波長間隔を0.0116nmとすること
により、被測定ガスの種類に関係なく、S/N比を最大
とすることができる。具体的には、レーザ光の変調振幅
の値を、半導体レーザの発振波長を0.0232nmだ
け変化させるのに必要な注入電流の値と同じ値に設定す
れば、2次微分スペクトルにおけるピークの左右の極小
値の波長間隔を0.0116nmとすることができ、良
好なS/N比が得られる。本発明によれば、不純物を含
んだサンプルガスを実際に測定する方法によらずに、変
調振幅の最適値を演算によって得ることができる。した
がって、従来多大な労力と時間を費やしていた変調振幅
の最適化を非常に簡単に行うことができる。また本発明
の装置では、レーザ光の変調振幅がこの最適値となるよ
うに制御されるので、S/N比が良好な2次微分スペク
トルが得られ、高感度な測定を行うことができる。さら
に、本発明の方法によって設定される変調振幅の最適値
は、被測定ガスおよび測定対象不純物が変わっても同一
の半導体レーザを使用する場合は共通して用いることが
できるので、非常に便利である。
ペクトルにおけるピークの左右の極小値の波長間隔およ
びピークの吸収強度を演算するスペクトル演算手段と、
該スペクトル演算手段の演算結果に基づいて前記被測定
ガスの圧力を調整する圧力調整手段とを設けることが好
ましい。このような構成の装置によれば、レーザ光の変
調振幅を前記最適値に設定した状態で、前記2次微分ス
ペクトルの吸収強度が最大となるように被測定ガスの圧
力の最適値を設定することにより、良好なS/N比およ
び吸収強度が得られる。したがって、測定圧力を最適化
するために必要なサンプルガスの測定回数を従来よりも
少なくすることができ、従来多大な労力と時間を費やし
ていた測定圧力の最適化を簡単かつ迅速に行うことがで
きる。
ガスの圧力を前記最適値にそれぞれ設定した状態で、被
測定ガス中の微量不純物についての検量線を作成するこ
とにより、最適の条件下で測定された検量線が得られ、
ガス中の微量不純物を高感度、高精度に測定することが
できる。またこのようにして検量線を作成すれば、同一
の装置においては、被測定ガスの種類によって検量線の
傾きの比が一定となるので、ある1つの被測定ガスの検
量線を実測にて求めれば、他の被測定ガスの検量線は演
算によって求めることが可能である。したがって、一台
の装置を校正するのに必要な労力と時間を大幅に削減す
ることができ、その校正のための費用負荷を軽減するこ
とができる。
構成図である。
の関係を示す半導体レーザ特性のグラフである。
と吸収強度との関係を示すグラフである。
力と吸収強度との関係を示すグラフである。
力と吸収強度との関係を示すグラフである。
力と吸収強度との関係を示すグラフである。
を示す2次微分スペクトルである。
示すグラフである。
方の説明図である。
構成図である。
め方の説明図である。
力調整手段、11…半導体レーザ、14…測定用ガスセ
ル、15,17,18…光検出器、22…コンピュー
タ、26…ファンクションジェネレータ(周波数変調手
段)
Claims (6)
- 【請求項1】 波長可変型半導体レーザと、該半導体レ
ーザに周波数変調を施す周波数変調手段と、前記半導体
レーザから発振されるレーザ光を被測定ガスに透過させ
る手段と、前記被測定ガスを透過したレーザ光強度を測
定する手段と、該レーザ光強度の測定値より2次微分ス
ペクトルを得る手段とを備えたガスの分光分析装置であ
って、 半導体レーザの特性から変調振幅の最適値を演算して、
前記半導体レーザから発振されるレーザ光の変調振幅が
該最適値となるように前記周波数変調手段を制御する変
調振幅演算手段を備えてなることを特徴とするガスの分
光分析装置。 - 【請求項2】 前記2次微分スペクトルにおけるピーク
の左右の極小値の波長間隔およびピークの吸収強度を演
算するスペクトル演算手段と、該スペクトル演算手段の
演算結果に基づいて前記被測定ガスの圧力を調整する圧
力調整手段とを備えていることを特徴とする請求項1記
載のガスの分光分析装置。 - 【請求項3】 波長可変型半導体レーザから周波数変調
されたレーザ光を発振させ、該レーザ光を被測定ガスに
透過させて、該透過光の強度を検出し、該検出値から2
次微分スペクトルを得るガスの分光分析法において、前
記2次微分スペクトルにおけるピークの左右の極小値の
波長間隔が0.0116nmとなるようにレーザ光の変
調振幅の最適値を設定することを特徴とするガスの分光
分析方法。 - 【請求項4】 前記レーザ光の変調振幅の最適値を、半
導体レーザの発振波長を0.0232nmだけ変化させ
るのに必要な注入電流の値と同じ値に設定することを特
徴とする請求項3記載のガスの分光分析方法。 - 【請求項5】 レーザ光の変調振幅を前記最適値に設定
した状態で、前記2次微分スペクトルの吸収強度が最大
となるように被測定ガスの圧力の最適値を設定すること
を特徴とする請求項3または4のいずれかに記載のガス
の分光分析方法。 - 【請求項6】 レーザ光の変調振幅および被測定ガスの
圧力を前記最適値にそれぞれ設定した状態で、被測定ガ
ス中の微量不純物についての検量線を作成することを特
徴とする請求項5記載のガスの分光分析方法。
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