JP2001159605A - レーザー分光分析装置及び分析方法 - Google Patents
レーザー分光分析装置及び分析方法Info
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- JP2001159605A JP2001159605A JP34259799A JP34259799A JP2001159605A JP 2001159605 A JP2001159605 A JP 2001159605A JP 34259799 A JP34259799 A JP 34259799A JP 34259799 A JP34259799 A JP 34259799A JP 2001159605 A JP2001159605 A JP 2001159605A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザー分光法の利点を生かしながら、複数
成分の濃度分析を容易にかつ確実に行うことができるレ
ーザー分光分析装置及び分析方法を提供する。 【解決手段】 レーザー分光分析装置におけるレーザー
光の発振源として、波長帯域が異なる複数の単一波長発
振用半導体レーザー光源を設けるとともに、各半導体レ
ーザー光源から照射するレーザー光の波長を所定範囲で
スキャンさせる制御器を設ける。
成分の濃度分析を容易にかつ確実に行うことができるレ
ーザー分光分析装置及び分析方法を提供する。 【解決手段】 レーザー分光分析装置におけるレーザー
光の発振源として、波長帯域が異なる複数の単一波長発
振用半導体レーザー光源を設けるとともに、各半導体レ
ーザー光源から照射するレーザー光の波長を所定範囲で
スキャンさせる制御器を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー分光分析
装置及び分析方法に関し、詳しくは、多成分ガスの濃
度、例えば、ガス中の水分濃度と塩化水素濃度とを容易
に測定することができるレーザー分光分析装置に関す
る。
装置及び分析方法に関し、詳しくは、多成分ガスの濃
度、例えば、ガス中の水分濃度と塩化水素濃度とを容易
に測定することができるレーザー分光分析装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
半導体製造プロセスの超高清浄化のため、原料ガスの超
高純度化だけではなく、ガス供給ラインや製造ラインの
超高清浄化も必要となっており、不純物成分の分析及び
除去が品質管理にとって重要不可欠なプロセスとなって
いる。また、製造装置からの排気ガスに含まれている特
定成分の分析は、製造装置にフィードバックすることに
より、製造プロセスの見直しに有効なものとなってい
る。さらに、工業排気ガスの管理や、ゴミ焼却における
排気ガスの管理は、環境保護の面からも重要なものとな
っている。
半導体製造プロセスの超高清浄化のため、原料ガスの超
高純度化だけではなく、ガス供給ラインや製造ラインの
超高清浄化も必要となっており、不純物成分の分析及び
除去が品質管理にとって重要不可欠なプロセスとなって
いる。また、製造装置からの排気ガスに含まれている特
定成分の分析は、製造装置にフィードバックすることに
より、製造プロセスの見直しに有効なものとなってい
る。さらに、工業排気ガスの管理や、ゴミ焼却における
排気ガスの管理は、環境保護の面からも重要なものとな
っている。
【0003】このようなガス中の成分濃度を分析する方
法、特に乾式のガス濃度分析法としては、FTIR法や
レーザー分光法等が広く知られている。FTIR法は、
多成分のガス濃度を同時に分析できるという利点を有す
るものの、専門知識が必要であり、分析にかなりの費用
を要するという欠点を有している。
法、特に乾式のガス濃度分析法としては、FTIR法や
レーザー分光法等が広く知られている。FTIR法は、
多成分のガス濃度を同時に分析できるという利点を有す
るものの、専門知識が必要であり、分析にかなりの費用
を要するという欠点を有している。
【0004】一方、従来のレーザー分光法は、ガス濃度
をリアルタイムで分析でき、低コストであるという利点
を有してはいるが、レーザー波長のスキャン範囲が狭い
ため、一つの成分しか分析できないという欠点があっ
た。さらに、吸収波長の干渉が生じる場合、特に水分が
含まれているガスの場合は、吸収ラインのオーバーラッ
プによって正確なガス濃度の分析を行うことが困難であ
った。
をリアルタイムで分析でき、低コストであるという利点
を有してはいるが、レーザー波長のスキャン範囲が狭い
ため、一つの成分しか分析できないという欠点があっ
た。さらに、吸収波長の干渉が生じる場合、特に水分が
含まれているガスの場合は、吸収ラインのオーバーラッ
プによって正確なガス濃度の分析を行うことが困難であ
った。
【0005】そこで本発明は、レーザー分光法の利点を
生かしながら、複数成分の濃度分析を容易にかつ確実に
行うことができるレーザー分光分析装置及び分析方法を
提供することを目的としている。
生かしながら、複数成分の濃度分析を容易にかつ確実に
行うことができるレーザー分光分析装置及び分析方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のレーザー分光分析装置は、ガス中の成分濃
度をレーザー光の吸収スペクトルにより分析するレーザ
ー分光分析装置において、前記レーザー光の発振源とし
て、波長帯域が異なる複数の単一波長発振用半導体レー
ザー光源を設けるとともに、各半導体レーザー光源から
照射するレーザー光の波長を所定範囲でスキャンさせる
制御器を設けたことを特徴としている。
め、本発明のレーザー分光分析装置は、ガス中の成分濃
度をレーザー光の吸収スペクトルにより分析するレーザ
ー分光分析装置において、前記レーザー光の発振源とし
て、波長帯域が異なる複数の単一波長発振用半導体レー
ザー光源を設けるとともに、各半導体レーザー光源から
照射するレーザー光の波長を所定範囲でスキャンさせる
制御器を設けたことを特徴としている。
【0007】さらに、本発明のレーザー分光分析装置
は、前記複数の半導体レーザー光源の波長帯域が、水分
濃度を分析するための1300〜1700nm、好まし
くは1400〜1645nmと、塩化水素濃度を分析す
るための1720〜1830nmとであることを特徴と
し、前記半導体レーザー光源は、平行ビームを形成する
ためのレンズと、該レンズの位置調整を行う調整手段と
を備えていることを特徴としている。
は、前記複数の半導体レーザー光源の波長帯域が、水分
濃度を分析するための1300〜1700nm、好まし
くは1400〜1645nmと、塩化水素濃度を分析す
るための1720〜1830nmとであることを特徴と
し、前記半導体レーザー光源は、平行ビームを形成する
ためのレンズと、該レンズの位置調整を行う調整手段と
を備えていることを特徴としている。
【0008】また、本発明のレーザー分光分析方法は、
吸収波長が干渉する複数成分の濃度分析をレーザー分光
分析法により行うにあたり、干渉する成分の少なくとも
一つの成分を、他の成分の影響がない波長の吸収スペク
トルにより濃度分析を行うとともに、該分析結果から前
記干渉する他の成分の濃度を算出することを特徴として
いる。
吸収波長が干渉する複数成分の濃度分析をレーザー分光
分析法により行うにあたり、干渉する成分の少なくとも
一つの成分を、他の成分の影響がない波長の吸収スペク
トルにより濃度分析を行うとともに、該分析結果から前
記干渉する他の成分の濃度を算出することを特徴として
いる。
【0009】さらに、吸収波長が干渉する複数成分の濃
度分析をレーザー分光分析法により行うにあたり、少な
くとも一つの成分の濃度分析を、複数の異なる波長の吸
収スペクトルにより行うことを特徴としている。
度分析をレーザー分光分析法により行うにあたり、少な
くとも一つの成分の濃度分析を、複数の異なる波長の吸
収スペクトルにより行うことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明のレーザー分光分析
装置の一形態例を示す概略図である。このレーザー分光
分析装置は、3個の半導体レーザー光源A,B,Cと、
各半導体レーザー光源から発振されたレーザー光をサン
プリングセル10に導くための反射鏡11と、サンプリ
ングセル10を通過したレーザー光の強度を測定する光
検出器12と、該光検出器12からの検出信号を処理す
るロックインアンプ13と、該ロックインアンプ13か
らの信号に基づいて分析に関するデータ処理を行うとと
もに、前記半導体レーザー光源を制御する制御器14に
制御信号を発信する演算装置(コンピューター)15と
により形成されている。
装置の一形態例を示す概略図である。このレーザー分光
分析装置は、3個の半導体レーザー光源A,B,Cと、
各半導体レーザー光源から発振されたレーザー光をサン
プリングセル10に導くための反射鏡11と、サンプリ
ングセル10を通過したレーザー光の強度を測定する光
検出器12と、該光検出器12からの検出信号を処理す
るロックインアンプ13と、該ロックインアンプ13か
らの信号に基づいて分析に関するデータ処理を行うとと
もに、前記半導体レーザー光源を制御する制御器14に
制御信号を発信する演算装置(コンピューター)15と
により形成されている。
【0011】各半導体レーザー光源A,B,Cは、例え
ば、赤外単一波長(DFB)InGaAs(P)材料を
光源とする波長可変型の半導体レーザー20を使用する
ことができ、その他、InGaAsSb、AlInS
b、AlInAs、AlGaSb等の半導体レーザーを
好適に使用することができる。各半導体レーザー光源
A,B,Cから発振するレーザー光の波長帯域は、分析
対象となる成分によって適宜に選択され、例えば、ガス
中の水分濃度と塩化水素濃度とを分析する場合は、半導
体レーザー光源Aとして1400nm帯のものを、半導
体レーザー光源Bとして1645nm帯のものを、半導
体レーザー光源Cとして1747nm帯のものを、それ
ぞれ使用することが好ましい。
ば、赤外単一波長(DFB)InGaAs(P)材料を
光源とする波長可変型の半導体レーザー20を使用する
ことができ、その他、InGaAsSb、AlInS
b、AlInAs、AlGaSb等の半導体レーザーを
好適に使用することができる。各半導体レーザー光源
A,B,Cから発振するレーザー光の波長帯域は、分析
対象となる成分によって適宜に選択され、例えば、ガス
中の水分濃度と塩化水素濃度とを分析する場合は、半導
体レーザー光源Aとして1400nm帯のものを、半導
体レーザー光源Bとして1645nm帯のものを、半導
体レーザー光源Cとして1747nm帯のものを、それ
ぞれ使用することが好ましい。
【0012】また、半導体レーザー光源は、温度測定用
のサーミスター及び温度調整用のペルチェ素子を備えた
銅製のベースブロック21にマウントされており、該ベ
ースブロック21には、レーザー光の光路調整を行うた
めのレンズ22が調整部23及び支持部24を介して取
付けられている。さらに、各半導体レーザー光源A,
B,Cは、光路長が略同一となる位置に設置されてい
る。
のサーミスター及び温度調整用のペルチェ素子を備えた
銅製のベースブロック21にマウントされており、該ベ
ースブロック21には、レーザー光の光路調整を行うた
めのレンズ22が調整部23及び支持部24を介して取
付けられている。さらに、各半導体レーザー光源A,
B,Cは、光路長が略同一となる位置に設置されてい
る。
【0013】制御器14は、各半導体レーザー光源に駆
動電流を供給する電源部と、温度設定値及びサーミスタ
ーによる温度測定値に基づいてペルチェ素子への電流量
を制御する温度制御部と、レーザーの発振周波数を変調
させるための周波数変調手段を有する信号発生器とを備
えており、切換スイッチ16を介して各半導体レーザー
光源を制御するように形成されている。なお、半導体レ
ーザー光源の温度制御は、1/100℃程度の精度で行
うようにしている。また、半導体レーザーは、オフセッ
トを変化させた5MHzの正弦波を信号発生器から電源
部に導入し、この正弦波を重畳した直流電流によって駆
動される。
動電流を供給する電源部と、温度設定値及びサーミスタ
ーによる温度測定値に基づいてペルチェ素子への電流量
を制御する温度制御部と、レーザーの発振周波数を変調
させるための周波数変調手段を有する信号発生器とを備
えており、切換スイッチ16を介して各半導体レーザー
光源を制御するように形成されている。なお、半導体レ
ーザー光源の温度制御は、1/100℃程度の精度で行
うようにしている。また、半導体レーザーは、オフセッ
トを変化させた5MHzの正弦波を信号発生器から電源
部に導入し、この正弦波を重畳した直流電流によって駆
動される。
【0014】前記反射鏡11は、サンプリングセル10
の軸線方向に移動可能に設けられており、この反射鏡1
1を所定位置に移動させることにより、任意の半導体レ
ーザー光源からのレーザー光をサンプリングセル10に
入射できるように形成されている。なお、反射鏡11の
反射面は、通常はサンプリングセル10の軸線に対して
45度、すなわち、半導体レーザー光源からのレーザー
光を反射角90度で反射させるように配置されるが、装
置全体の構成によっては、適宜な反射角で設置すること
ができる。また、半導体レーザー光源を放射状に配置し
て反射鏡を回転させるように形成することも可能であ
る。
の軸線方向に移動可能に設けられており、この反射鏡1
1を所定位置に移動させることにより、任意の半導体レ
ーザー光源からのレーザー光をサンプリングセル10に
入射できるように形成されている。なお、反射鏡11の
反射面は、通常はサンプリングセル10の軸線に対して
45度、すなわち、半導体レーザー光源からのレーザー
光を反射角90度で反射させるように配置されるが、装
置全体の構成によっては、適宜な反射角で設置すること
ができる。また、半導体レーザー光源を放射状に配置し
て反射鏡を回転させるように形成することも可能であ
る。
【0015】サンプリングセル10は、被測定ガスが所
定圧力、所定流量で流通するステンレス鋼製の気密性筒
体であって、その両端には、ブリュスター角にセットさ
れたレーザー透過窓10a,10aが設けられ、筒胴部
には、ガスの出入口10b,10bが設けられている。
このサンプリングセル10の長さや容積は、被測定ガス
の組成等に応じて適宜に設定することができる。
定圧力、所定流量で流通するステンレス鋼製の気密性筒
体であって、その両端には、ブリュスター角にセットさ
れたレーザー透過窓10a,10aが設けられ、筒胴部
には、ガスの出入口10b,10bが設けられている。
このサンプリングセル10の長さや容積は、被測定ガス
の組成等に応じて適宜に設定することができる。
【0016】光検出器12は、使用するレーザー光の波
長帯域に感度を有するものが用いられ、例えば、レーザ
ー光の波長帯域が1300〜1700nmの場合はGe
フォトダイオード、1000〜2000nmの場合はI
nGaAsフォトダイオード等の光センサーを使用する
ことができる。この光検出器12は、受光強度を電気信
号に変換(光電変換)してロックインアンプ13に出力
する。ロックインアンプ13は、光検出器12からの電
気信号の中の10MHz成分のみを検波し、変調周波数
の2倍成分を抽出するなどの信号処理を行う。
長帯域に感度を有するものが用いられ、例えば、レーザ
ー光の波長帯域が1300〜1700nmの場合はGe
フォトダイオード、1000〜2000nmの場合はI
nGaAsフォトダイオード等の光センサーを使用する
ことができる。この光検出器12は、受光強度を電気信
号に変換(光電変換)してロックインアンプ13に出力
する。ロックインアンプ13は、光検出器12からの電
気信号の中の10MHz成分のみを検波し、変調周波数
の2倍成分を抽出するなどの信号処理を行う。
【0017】演算装置15は、半導体レーザー光源の制
御状態とロックインアンプ13からの信号とに基づいて
所定のデータ処理を行い、半導体レーザー光源を変更し
たり、吸収スペクトルを出力したりする。
御状態とロックインアンプ13からの信号とに基づいて
所定のデータ処理を行い、半導体レーザー光源を変更し
たり、吸収スペクトルを出力したりする。
【0018】すなわち、被測定ガス中の複数の成分濃度
を分析する際には、各分析成分の吸収帯に対応した複数
の単一波長発振用半導体レーザー光源A,B,Cを設置
し、サンプリングセル10に被測定ガスを所定の条件で
流通させながら、演算装置15からの指令信号に基づい
て各レーザー光源A,B,Cを切換スイッチ16により
順次切換え、かつ、反射鏡11を切換スイッチ16に連
動させて移動させるとともに、各半導体レーザーの動作
温度と駆動電流を制御して各レーザー光源A,B,Cそ
れぞれの波長を所定幅で連続的にスキャンさせ、各成分
の吸収スペクトルを測定することにより、各成分濃度を
一度に分析することができる。
を分析する際には、各分析成分の吸収帯に対応した複数
の単一波長発振用半導体レーザー光源A,B,Cを設置
し、サンプリングセル10に被測定ガスを所定の条件で
流通させながら、演算装置15からの指令信号に基づい
て各レーザー光源A,B,Cを切換スイッチ16により
順次切換え、かつ、反射鏡11を切換スイッチ16に連
動させて移動させるとともに、各半導体レーザーの動作
温度と駆動電流を制御して各レーザー光源A,B,Cそ
れぞれの波長を所定幅で連続的にスキャンさせ、各成分
の吸収スペクトルを測定することにより、各成分濃度を
一度に分析することができる。
【0019】図2乃至図4は、各レーザー光源からの半
導体レーザー光の光軸を調整し、各レーザー光が同一条
件でサンプリングセルに入射するように調整するための
手順の一例を示している。まず、図2に示すように、サ
ンプリングセル側に可視光線を発振するHe−Neレー
ザー31を設置し、そのレーザー光32がサンプリング
セルの軸線に沿って進むように調節する。また、反射鏡
11を所定の位置に所定の状態で設置するとともに、H
e−Neレーザー31と反射鏡11との間に、レーザー
光32が通過するピンホール33を設置する。
導体レーザー光の光軸を調整し、各レーザー光が同一条
件でサンプリングセルに入射するように調整するための
手順の一例を示している。まず、図2に示すように、サ
ンプリングセル側に可視光線を発振するHe−Neレー
ザー31を設置し、そのレーザー光32がサンプリング
セルの軸線に沿って進むように調節する。また、反射鏡
11を所定の位置に所定の状態で設置するとともに、H
e−Neレーザー31と反射鏡11との間に、レーザー
光32が通過するピンホール33を設置する。
【0020】この状態で、半導体レーザー20の中心に
レーザー光32が達する位置に第1のレーザー光源Aの
本体部を設置し、半導体レーザー20の端面で反射する
レーザー光32の反射光34が、レーザー光(入射光)
32に一致するようにベースブロック21の位置調整を
行った後、ベースブロック21を分析装置本体に固定す
る。
レーザー光32が達する位置に第1のレーザー光源Aの
本体部を設置し、半導体レーザー20の端面で反射する
レーザー光32の反射光34が、レーザー光(入射光)
32に一致するようにベースブロック21の位置調整を
行った後、ベースブロック21を分析装置本体に固定す
る。
【0021】次に、図3に示すように、レーザー光源本
体部に、調整部23及び支持部24を介してレンズ22
を装着し、レンズ22を出た半導体レーザー光25が平
行ビームとなるようにレンズ22の焦点調節を行うとと
もに、半導体レーザー光25がピンホール33を通るよ
うに角度調節を行う。
体部に、調整部23及び支持部24を介してレンズ22
を装着し、レンズ22を出た半導体レーザー光25が平
行ビームとなるようにレンズ22の焦点調節を行うとと
もに、半導体レーザー光25がピンホール33を通るよ
うに角度調節を行う。
【0022】このとき、ピンホール33の直前に、半導
体レーザー光25の照射によって発光するセンサーカー
ド35を適宜挿入することにより、半導体レーザー光2
5の位置や集光状態を知ることができる。さらに、ピン
ホール33の直後に半導体レーザー光25の強度を測定
するパワーメーター36を挿入し、ピンホール33を通
過した半導体レーザー光25の強度が最大になるように
レンズ22の位置を微調整する。
体レーザー光25の照射によって発光するセンサーカー
ド35を適宜挿入することにより、半導体レーザー光2
5の位置や集光状態を知ることができる。さらに、ピン
ホール33の直後に半導体レーザー光25の強度を測定
するパワーメーター36を挿入し、ピンホール33を通
過した半導体レーザー光25の強度が最大になるように
レンズ22の位置を微調整する。
【0023】最後に、支持部24をベースブロック21
に固定し、調整部23を支持部24に溶着等で固定する
ことにより、第1のレーザー光源Aが所定の位置に所定
の状態で固定されたことになる。
に固定し、調整部23を支持部24に溶着等で固定する
ことにより、第1のレーザー光源Aが所定の位置に所定
の状態で固定されたことになる。
【0024】続いて、図4に示すように、第2のレーザ
ー光源Bについても、He−Neレーザー31、ピンホ
ール33をそのまま使用し、反射鏡11を所定位置に移
動させた状態で、レーザー光(入射光)32に対する反
射光が所定の方向、すなわち、第1のレーザー光源Aか
らのレーザー光の集光ポイントであるピンホール33に
達するように本体部を設置固定した後、レンズの焦点調
節及び角度調節を行い、既に調整済みの第1のレーザー
光源Aからのレーザー光の集光ポイント、例えば、検出
器と略同じ位置である1m先に設置したピンホール33
に合うようにする。このように、第1のレーザー光源A
からのレーザー光の集光ポイントを基準にして第2のレ
ーザー光源Bにおける各部の調整を行うことにより、第
1のレーザー光源Aと第2のレーザー光源Bとからのレ
ーザー光を同一光軸上にセットすることができる。以
下、同様にして3個目、4個目以降の各レーザー光源を
セットしていくことにより、複数のレーザー光源を同一
条件で使用することができる。
ー光源Bについても、He−Neレーザー31、ピンホ
ール33をそのまま使用し、反射鏡11を所定位置に移
動させた状態で、レーザー光(入射光)32に対する反
射光が所定の方向、すなわち、第1のレーザー光源Aか
らのレーザー光の集光ポイントであるピンホール33に
達するように本体部を設置固定した後、レンズの焦点調
節及び角度調節を行い、既に調整済みの第1のレーザー
光源Aからのレーザー光の集光ポイント、例えば、検出
器と略同じ位置である1m先に設置したピンホール33
に合うようにする。このように、第1のレーザー光源A
からのレーザー光の集光ポイントを基準にして第2のレ
ーザー光源Bにおける各部の調整を行うことにより、第
1のレーザー光源Aと第2のレーザー光源Bとからのレ
ーザー光を同一光軸上にセットすることができる。以
下、同様にして3個目、4個目以降の各レーザー光源を
セットしていくことにより、複数のレーザー光源を同一
条件で使用することができる。
【0025】
【実施例】図1に示した構成の装置を使用し、窒素に混
合した塩化水素と水分とを分析した。レーザー光源に
は、高濃度の水分と低濃度の水分とを分析するため、波
長1400nmと1645nmとの二つ単一波長DFB
レーザーを使用するとともに、塩化水素の濃度を分析す
るために、波長1747nmのDFBレーザーを使用し
た。光検出器には、これらの波長範囲に高い感度を持つ
InGaAs材料のものを使用した。
合した塩化水素と水分とを分析した。レーザー光源に
は、高濃度の水分と低濃度の水分とを分析するため、波
長1400nmと1645nmとの二つ単一波長DFB
レーザーを使用するとともに、塩化水素の濃度を分析す
るために、波長1747nmのDFBレーザーを使用し
た。光検出器には、これらの波長範囲に高い感度を持つ
InGaAs材料のものを使用した。
【0026】信号発生器を用いて5MHzでレーザーの
周波数を変調した。また、光検出器によって検出された
信号の二次微分信号(10MHz)のみを取出すように
した。サンプリングセル内の圧力は80torrとし、
サンプリングセルを加熱することによって高濃度の水分
濃度を得るようにした。
周波数を変調した。また、光検出器によって検出された
信号の二次微分信号(10MHz)のみを取出すように
した。サンプリングセル内の圧力は80torrとし、
サンプリングセルを加熱することによって高濃度の水分
濃度を得るようにした。
【0027】1400nm付近には強い水分の吸収が存
在するので、1400nmのレーザーを用いることによ
り、0.1ppm〜0.1%の水分濃度の分析が可能で
あり、一方、1645nm付近の水分の吸収強度が小さ
いので(1400nm付近の吸収強度の一万分の一)、
0.1%〜100%の水分濃度を分析することができ
る。
在するので、1400nmのレーザーを用いることによ
り、0.1ppm〜0.1%の水分濃度の分析が可能で
あり、一方、1645nm付近の水分の吸収強度が小さ
いので(1400nm付近の吸収強度の一万分の一)、
0.1%〜100%の水分濃度を分析することができ
る。
【0028】図5は、1400nmのレーザーを使用し
たときの水分濃度1ppmの吸収スペクトルを示してい
る。このように、水分が1ppmの低濃度でも確実に分
析できることがわかる。また、図6は、1645nmの
レーザーを使用したときの水分濃度10%の吸収スペク
トルを示している。このように、水分が10%の高濃度
でも確実に分析できることがわかる。したがって、14
00nm及び1645nm付近の波長帯を有する2個の
レーザーを使用することにより、低濃度、高濃度の水
分、すなわち、1ppm〜10%の水分濃度を確実に分
析できることがわかる。
たときの水分濃度1ppmの吸収スペクトルを示してい
る。このように、水分が1ppmの低濃度でも確実に分
析できることがわかる。また、図6は、1645nmの
レーザーを使用したときの水分濃度10%の吸収スペク
トルを示している。このように、水分が10%の高濃度
でも確実に分析できることがわかる。したがって、14
00nm及び1645nm付近の波長帯を有する2個の
レーザーを使用することにより、低濃度、高濃度の水
分、すなわち、1ppm〜10%の水分濃度を確実に分
析できることがわかる。
【0029】さらに、図7は、1747nmのレーザー
を使用したときの塩化水素濃度40ppmの吸収スペク
トルを示しており、この塩化水素の吸収スペクトルの近
くに、濃度1000ppmの水分の吸収スペクトル(1
740nm)も現れている。
を使用したときの塩化水素濃度40ppmの吸収スペク
トルを示しており、この塩化水素の吸収スペクトルの近
くに、濃度1000ppmの水分の吸収スペクトル(1
740nm)も現れている。
【0030】このとき、塩化水素の吸収強度は、172
0〜1830nmの波長範囲において若干変化するの
で、塩化水素の分析下限が若干変わることになるが、基
本的には、1720〜1830nmの波長範囲のDFB
レーザーを用いることによって塩化水素の濃度を高感度
で分析することが可能である。
0〜1830nmの波長範囲において若干変化するの
で、塩化水素の分析下限が若干変わることになるが、基
本的には、1720〜1830nmの波長範囲のDFB
レーザーを用いることによって塩化水素の濃度を高感度
で分析することが可能である。
【0031】一方、波長が1645nmより長くなるこ
とに伴って水分の吸収が強くなるので、水分による干渉
が顕著になることがある。例えば、図5に示した低濃度
の吸収スペクトルのように、濃度が低い場合には、いず
れの成分においても、ノイズの影響が顕著になるので、
隣接した二つの吸収スペクトル(本例では塩化水素のス
ペクトルとそれに隣接した水分の吸収スペクトル)が重
なる可能性があり(特にサンプリングセル内の圧力が高
い場合)、低濃度の塩化水素を正確に分析できなくなる
おそれがある。
とに伴って水分の吸収が強くなるので、水分による干渉
が顕著になることがある。例えば、図5に示した低濃度
の吸収スペクトルのように、濃度が低い場合には、いず
れの成分においても、ノイズの影響が顕著になるので、
隣接した二つの吸収スペクトル(本例では塩化水素のス
ペクトルとそれに隣接した水分の吸収スペクトル)が重
なる可能性があり(特にサンプリングセル内の圧力が高
い場合)、低濃度の塩化水素を正確に分析できなくなる
おそれがある。
【0032】このように、両者の吸収スペクトルが相互
に影響する場合には、波長の異なる二つのレーザーを使
用し、例えば、水分を1400nm付近で分析して濃度
を算出し、1747nmにおける水分の吸収スペクトル
相当分を差し引くことにより、塩化水素の濃度を推算す
ることが可能となる。
に影響する場合には、波長の異なる二つのレーザーを使
用し、例えば、水分を1400nm付近で分析して濃度
を算出し、1747nmにおける水分の吸収スペクトル
相当分を差し引くことにより、塩化水素の濃度を推算す
ることが可能となる。
【0033】特に、ゴミ焼却により発生する排ガス中の
塩化水素は、50ppm以下に規制されているため、塩
化水素濃度を連続的に分析する必要があるが、排ガス中
には大量の水分が含まれているため、従来のレーザー分
光法では、ppmオーダーの塩化水素を分析することが
できなかった。これに対し、上述の複数のレーザーを使
用し、かつ、塩化水素の吸収スペクトルの影響が無い波
長で水分を分析し、この分析結果から水分の影響を差し
引いて塩化水素濃度を算出することにより、塩化水素を
ppmオーダーで連続的に分析することが可能となる。
塩化水素は、50ppm以下に規制されているため、塩
化水素濃度を連続的に分析する必要があるが、排ガス中
には大量の水分が含まれているため、従来のレーザー分
光法では、ppmオーダーの塩化水素を分析することが
できなかった。これに対し、上述の複数のレーザーを使
用し、かつ、塩化水素の吸収スペクトルの影響が無い波
長で水分を分析し、この分析結果から水分の影響を差し
引いて塩化水素濃度を算出することにより、塩化水素を
ppmオーダーで連続的に分析することが可能となる。
【0034】さらに、一つの成分の分析においても、該
成分の異なる吸収波長を利用して濃度分析を行うことに
より、例えば、水分の濃度分析では、1400nmと1
645nmとにおける吸収スペクトルを用いることによ
り、0.1ppm〜100%の幅広い濃度範囲の水分分
析を容易に行うことができる。
成分の異なる吸収波長を利用して濃度分析を行うことに
より、例えば、水分の濃度分析では、1400nmと1
645nmとにおける吸収スペクトルを用いることによ
り、0.1ppm〜100%の幅広い濃度範囲の水分分
析を容易に行うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザー
分光分析装置によれば、複数成分の分析を容易にかつ確
実に行うことができ、半導体産業や、その関連材料産業
で製造又は使用される半導体材料ガス中の微量水分の定
量、あるいは安定同位体を用いた呼気による病気の診断
等に応用することができる。さらに、従来は分析が困難
だったゴミ焼却の排ガス中に含まれる塩化水素の分析
も、多量の水分に影響されずに分析することが可能とな
る。
分光分析装置によれば、複数成分の分析を容易にかつ確
実に行うことができ、半導体産業や、その関連材料産業
で製造又は使用される半導体材料ガス中の微量水分の定
量、あるいは安定同位体を用いた呼気による病気の診断
等に応用することができる。さらに、従来は分析が困難
だったゴミ焼却の排ガス中に含まれる塩化水素の分析
も、多量の水分に影響されずに分析することが可能とな
る。
【図1】 本発明のレーザー分光分析装置の一形態例を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図2】 レーザー光源からの光軸を調整する操作の説
明図である。
明図である。
【図3】 同じく光軸調整操作の説明図である。
【図4】 同じく光軸調整操作の説明図である。
【図5】 1400nmのレーザーを使用したときの水
分濃度1ppmの吸収スペクトルを示す図である。
分濃度1ppmの吸収スペクトルを示す図である。
【図6】 1645nmのレーザーを使用したときの水
分濃度10%の吸収スペクトルを示す図である。
分濃度10%の吸収スペクトルを示す図である。
【図7】 1747nmのレーザーを使用したときの塩
化水素濃度40ppmの吸収スペクトルを示す図であ
る。
化水素濃度40ppmの吸収スペクトルを示す図であ
る。
A,B,C…半導体レーザー光源、10…サンプリング
セル、11…反射鏡、12…光検出器、13…ロックイ
ンアンプ、14…制御器、15…演算装置、16…切換
スイッチ、20…半導体レーザー、21…ベースブロッ
ク、22…レンズ、23…調整部、24…支持部、25
…半導体レーザー光、31…He−Neレーザー、32
…レーザー光、33…ピンホール、34…反射光、35
…センサーカード、36…パワーメーター
セル、11…反射鏡、12…光検出器、13…ロックイ
ンアンプ、14…制御器、15…演算装置、16…切換
スイッチ、20…半導体レーザー、21…ベースブロッ
ク、22…レンズ、23…調整部、24…支持部、25
…半導体レーザー光、31…He−Neレーザー、32
…レーザー光、33…ピンホール、34…反射光、35
…センサーカード、36…パワーメーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生方 映徳 東京都港区西新橋1−16−7 日本酸素株 式会社内 (72)発明者 石原 良夫 東京都港区西新橋1−16−7 日本酸素株 式会社内 Fターム(参考) 2G059 AA01 BB01 CC09 DD12 EE01 EE09 EE11 EE12 GG01 GG02 JJ11 LL01 MM09 MM10
Claims (5)
- 【請求項1】 ガス中の成分濃度をレーザー光の吸収ス
ペクトルにより分析するレーザー分光分析装置におい
て、前記レーザー光の発振源として、波長帯域が異なる
複数の単一波長発振用半導体レーザー光源を設けるとと
もに、各半導体レーザー光源から照射するレーザー光の
波長を所定範囲でスキャンさせる制御器を設けたことを
特徴とするレーザー分光分析装置。 - 【請求項2】 前記複数の半導体レーザー光源の波長帯
域が、水分濃度を分析するための1300〜1700n
mと、塩化水素濃度を分析するための1720〜183
0nmとであることを特徴とする請求項1記載のレーザ
ー分光分析装置。 - 【請求項3】 前記半導体レーザー光源は、平行ビーム
を形成するためのレンズと、該レンズの位置調整を行う
調整手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載
のレーザー分光分析装置。 - 【請求項4】 吸収波長が干渉する複数成分の濃度分析
をレーザー分光分析法により行うにあたり、干渉する成
分の少なくとも一つの成分を、他の成分の影響がない波
長の吸収スペクトルにより濃度分析を行うとともに、該
分析結果から前記干渉する他の成分の濃度を算出するこ
とを特徴とするレーザー分光分析方法。 - 【請求項5】 吸収波長が干渉する複数成分の濃度分析
をレーザー分光分析法により行うにあたり、少なくとも
一つの成分の濃度分析を、複数の異なる波長の吸収スペ
クトルにより行うことを特徴とするレーザー分光分析方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34259799A JP2001159605A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | レーザー分光分析装置及び分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34259799A JP2001159605A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | レーザー分光分析装置及び分析方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001159605A true JP2001159605A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18355008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34259799A Pending JP2001159605A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | レーザー分光分析装置及び分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001159605A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184180A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Toyota Motor Corp | 排気ガス分析装置 |
WO2008079032A3 (en) * | 2006-12-22 | 2008-08-28 | Photonic Innovations Ltd | Gas detector |
JP2009233492A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 酸素同位体の濃縮方法 |
JP2010164480A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Yokogawa Electric Corp | レーザガス分析計 |
AU2014215941B2 (en) * | 2006-12-22 | 2016-04-21 | Photonic Innovations Limited | Gas detector |
WO2019181031A1 (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社島津製作所 | ガス分析装置 |
-
1999
- 1999-12-01 JP JP34259799A patent/JP2001159605A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184180A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Toyota Motor Corp | 排気ガス分析装置 |
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US7999232B2 (en) | 2006-12-22 | 2011-08-16 | Photonic Innovations Limited | Gas detector |
AU2007338957B2 (en) * | 2006-12-22 | 2014-05-22 | Photonic Innovations Limited | Gas detector |
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WO2019181031A1 (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社島津製作所 | ガス分析装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |