JPH11258072A - センサ装置及びその運転方法 - Google Patents

センサ装置及びその運転方法

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JPH11258072A
JPH11258072A JP37523798A JP37523798A JPH11258072A JP H11258072 A JPH11258072 A JP H11258072A JP 37523798 A JP37523798 A JP 37523798A JP 37523798 A JP37523798 A JP 37523798A JP H11258072 A JPH11258072 A JP H11258072A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定すべき物理量を検出するほかにセンサ素
子及びなるべくセンサ入力回路の状態検査を可能にする
センサ装置及びその運転方法を提供する。 【構成】 センサ装置は、2つの接続点3,4を持つセ
ンサ電流回路を含むセンサ素子2と、センサ電流回路の
接続点3,4に接続されるセンサ入力回路1とを含んで
いる。センサ入力回路1は2つの電圧供給部分を含み、
これらの電圧供給部分の各々が、供給電圧Vrefとア
ース電圧V0との間に、抵抗RH,RLと制御可能な開
閉素子T1,T2との直列回路を含み、抵抗RH,RL
と開閉素子T1,T2との間にある接続節点AK1,A
K2に接続されるセンサ電流回路接続点3,4にそれぞ
れ対応している。センサ入力回路1は更に2つの測定入
力端M1,M2及び2つの制御出力端S1,S2を持つ
制御装置5を含んでいる。センサ装置は、測定過程又は
状態検査過程を実施するため両方の開閉素子T1,T2
の一方を不導通状態に切換えかつ他方を導通状態に切換
えるように、運転される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの接続点を持
つ内部センサ電流回路を含むセンサ素子と、センサ電流
回路の2つの接続点に接続されるセンサ電流回路の電流
印加用及び信号取出し用センサ入力回路とを有するセン
サ装置、及びこのようなセンサ装置の運転方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】このようなセンサ装置は、例えばセンサ
素子として機械的量の影響を受けて電気抵抗を測定可能
なように変化するようなセンサ素子例えば抵抗性圧力セ
ンサが設けられる形で公知である。このようなセンサ
は、締付け防止装置及び座席使用検出装置のような監視
装置においてしばしば使用される。これらの適用事例に
おいても、センサ素子及びセンサ入力回路の規則正しい
状態に関してセンサ装置を連続的に検査できることが望
ましい。
【0003】ドイツ連邦共和国特許第4237072号
明細書には、上記の形式のセンサ素子の従来の検査のや
り方が示されている。センサ素子は実際上終端ダイオー
ドを持つ四端子網のように設計されている。印加される
電圧の極性に応じて、ダイオードが不導通状態である
と、本来のセンサ機能が測定されるか、又はダイオード
が不導通状態であると、センサ素子の導体条片抵抗が検
査される。しかしこの検査方法によつては、センサ素子
又は制御装置からセンサ素子への給電線にある差込み接
続部の湿気のため、評価される制御装置の入力回路にお
ける万一の欠陥又は漏れ電流は検出されない。このよう
な機能障害は、誤差が検出されることなしに、測定信号
に誤りの生じることがある。
【0004】未公開のドイツ連邦共和国特許出願公開第
19635440号明細書には、第1及び第2の開閉手
段を使用して少なくとも2つの端子を持つ少なくとも1
つのセンサを監視する装置が記載されている。第1の開
閉手段を介して供給電圧が第1のセンサ端子へ印加可能
であり、第2のセンサ端子は、第2の開閉手段を介して
制御可能に、第2の開閉手段とアース端子との間へ挿入
される電源へ接続可能である。更にセンサに分圧器が接
続されて、この分圧器により発生される信号に基いて、
後に接続される計算装置が、センサと別のセンサ又は給
電導線との間に分路又は短路があるか否かを、確認する
ことができる。第1の開閉手段の適当な操作により、計
算装置はセンサ又はその抵抗の誤動作を確認することが
できる。
【0005】ドイツ連邦共和国特許第19632457
号明細書には、分圧回路を含みかつ2つの端子を持つセ
ンサの監視回路装置が記載されており、分圧回路により
一方のセンサ端子が第1の抵抗を介して供給電圧に接続
され、他方のセンサ端子が第2の抵抗を介してアース端
子に接続されている。各センサ端子のためにこれに対し
て並列に、それぞれ1つの制御可能な開閉手段が設けら
れ、付属するセンサ端子とアース電位との間に接続され
ている。開閉手段の適当な制御により、センサ端子が電
気的分離の前に交互にアースに接続されて、電磁的に供
給される外乱電圧成分を短絡する。後に接続される評価
装置は、開閉手段の始動される場合と停止される場合の
電気的に分離されるセンサ出力信号を互いに比較し、そ
れにより不正抵抗のため供給される交流電圧外乱成分が
存在するか否かを確認する。
【0006】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2422
264号明細書に開示されている回路装置では、アース
電位と供給電位との間で自由に浮動できる電位を持つ回
路点が、この回路装置により、漏れ抵抗の存在の有無を
監視されることができ、そのため特別な回路構成が示さ
れている。
【0007】ドイツ連邦共和国特許第4400437号
明細書には、出力端子、電圧供給及び接地端子を持つ半
導体センサ装置が開示されており、出力端子と電圧供給
端子との間に、測定すべき物理量に相当する半導体セン
サ装置の出力電圧を発生するための外部抵抗が設けられ
ている。半導体センサ装置内には出力電圧制限回路が設
けられ、この制限回路により出力電圧が、通常は所定の
範囲内に留まり、3つの端子の1つが遮断されている
と、この範囲外の値に達し、それにより遮断を知ること
ができる。
【0008】ドイツ連邦共和国特許出願公開第4443
941号明細書から、3つの端子及び付属する接続ケー
ブルを持つセンサの検査方法及び装置が公知であり、時
間的に前後してセンサの電圧供給端子及びアース端子が
センサ測定値の代わりにセンサ出力端子に接続される。
後に接続される評価装置は、生じる電圧レベルを所定の
比較レベルと比較して、センサ又は接続ケーブルの故障
を検出する。電圧供給端子又はアース端子をセンサ出力
端子へ接続するため、制御可能な適当な開閉手段が関係
する端子の間に設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】測定すべき物理量を検
出するほかにセンサ素子及びなるべくセンサ入力回路の
状態検査を可能にする、最初にあげた種類のセンサ装置
及びこのようなセンサ装置の運転方法を提供すること
が、技術的問題として本発明の基礎になつている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1の特
徴を持つセンサ装置及び請求項3の特徴を持つ方法の提
供によつて、この問題を解決する。
【0011】請求項1によるセンサ装置では、センサ入
力回路が、センサ素子の2つの接続点の各々のためにそ
れぞれ電圧供給部分を含み、これらの電圧供給部分は抵
抗と制御可能な開閉素子及び場合によつては別の素子の
直列回路を含み、直列回路が供給電圧と測定電圧との間
に接続されている。センサ素子の内部センサ電流回路の
2つの接続点の各々は、抵抗と開閉素子との間にある電
圧供給部分の接続節点に接続されている。更にセンサ入
力回路は2つの測定入力端及び2つの制御出力端を持つ
制御装置を含み、これらの測定入力端の各々が両方の接
続節点のそれぞれ1つに接続され、また制御出力端が両
方の開閉素子のそれぞれ1つを制御する制御信号を出力
して、両方の開閉素子の各々が選択的に導通状態又は不
導通状態に切換えられるようにしている。従つて両方の
開閉素子の制御に応じて、測定過程又はセンサ素子及び
その前に接続されるセンサ入力回路の素子を検査する状
態検査過程を実施することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項2により発展されるセンサ
装置では、センサ素子が、関心のある物理量を検出する
センサ抵抗に対して並列にダイオードを含んでいる。異
なる極性の電圧をセンサ素子の両方の接続点へ印加する
ことにより、ダイオードの不導通状態で測定過程が行わ
れ、ダイオードの導通状態で状態検査過程が行われる。
【0013】請求項2によるセンサ装置の運転には、特
に請求項3による方法が適している。この方法では、第
1の運転段階中に両方のセンサ素子のうち第1のセンサ
素子が導通状態にされ、第2のセンサ素子が不導通状態
にされ、第2の運転段階中逆に第1のセンサ素子が不導
通状態にされ、第2のセンサ素子が導通状態にされる。
その結果センサ装置の構成に応じて、第1の運転段階中
に測定過程が行われ、第2の運転段階中に第1の種類の
状態検査過程が行われる。特にこの種類の状態検査過程
では、センサ素子自体即ちその内部センサ電流回路とそ
の給電導線及び第1の開閉素子の具体的な開閉が監視さ
れる。更にこの測定の際万一の短絡を検出することがで
きる。
【0014】請求項4により発展される方法では、更に
第3及び第4の運転段階が設けられ、これらの運転段階
中に別の状態検査過程が行われる。第3の運転段階では
両方の開閉素子が不導通状態に切換えられ、それにより
アース電圧に対する漏れ電流の検出が可能になる。第4
の運転段階では、両方の開閉素子が導通状態に切換えら
れ、それによりこれらの開閉素子及びそれぞれの開閉素
子と供給電圧との間に設けられている抵抗の機能を検査
することができる。この方法の別の構成では、請求項5
に従つて第1ないし第4の運転段階が自動的に前後して
循環的に行われるので、こうして運転されるセンサ装置
により測定過程が連続的に行われ、その間にセンサ素子
及びセンサ入力回路をその規則正しい機能について検査
することができる。
【0015】本発明の有利な実施例が図面に示されてお
り、以下に説明される。
【0016】
【実施例】図1に示すセンサ装置は、抵抗センサ素子2
即ち例えば圧力のような機械的量の影響をそれにより生
じるその内部センサ電流回路の抵抗変化により検出する
センサ素子を含んでいる。例えば上記のドイツ連邦共和
国特許4237072号明細書に構成を示されているこ
のようなセンサ素子は、例えば締付け防止装置又は座席
使用検出装置に使用される。特にセンサ素子は光センサ
素子例えば直列抵抗を持つ光ダイオードであつてもよ
い。センサ素子2はいわば四端子網のように設計され、
その一端にはダイオードDがあり、他端にはセンサ電流
回路の2つの接続点3,4が設けられている。センサ素
子2は図1では等価回路図で示され、この等価回路図か
らわかるように、接続点3,4の間に端部のダイオード
に対して並列にセンサ抵抗RPが設けられ、例えば感圧
導体ループの形に形成されている。センサ抵抗RPに対
して並列にコンデンサCが接続されている。ダイオード
Dは直列抵抗RSを介してセンサ抵抗RPの両方の端子
に接続されている。従つて接続点3,4へ印加される電
圧の極性に応じて、センサ素子2の本来の測定機能が果
たされ、その際ダイオードDが不導通状態になるか、又
はセンサ素子2の体抵抗が検査され、その時後述するよ
うにダイオードDが導通する。
【0017】更にセンサ装置はセンサ素子2に付属する
センサ入力回路1を含み、このセンサ入力回路1は、2
つの制御出力端S1,S2を持つ制御装置5、2つの測
定入力端M1,M2、及び制御装置5とセンサ素子2と
の間に設けられる回路構造を含んでいる。この回路構造
は、2つの電圧供給部分を持つ電圧供給段を含み、これ
らの電圧供給部分の各々が付属するセンサ素子接続点
3,4に対応している。第1の接続点3に対応する第1
の電圧供給部分は、制御可能な開閉素子として運転され
るトランジスタT1及びその開閉区間と供給電圧Vre
fとの間に接続されるプルアツプ抵抗RHから成る直列
回路を含み、トランジスタT1の開閉区間は他方の側で
アース電圧V0に接続されている。アース電圧V0とト
ランジスタT1との間にプルダウン抵抗RT1が選択的
に接続されている。トランジスタT1の制御電極は制御
導線抵抗RV1を介して制御装置5の第1の制御出力端
S1に接続されている。トランジスタT1とプルアツプ
抵抗RHとの間にある接続節点AK1は、付属する測定
端子抵抗RW1を介して、制御装置5の第1の測定入力
端1に接続されている。更にこの接続節点AK1は付属
するセンサ素子接続点3に接続され、この接続導線中に
選択的に高周波低域フイルタF1が挿入されている。
【0018】第2のセンサ素子接続点4のためにほぼ同
じ回路構造が設けられている。付属する電圧供給部分
も、同様に制御可能な開閉素子として用いられるトラン
ジスタT2を含み、このトランジスタT2の開閉区間は
一方ではプルアツプ抵抗RLを介して供給電圧Vref
に接続され、他方では選択的にプルダウン抵抗RT2を
介してアース電圧V0に接続されている。このトランジ
スタT2の制御電極は付属する制御導線抵抗RV2を介
して第2の制御出力端S2に接続されている。トランジ
スタT2と付属するプルアツプ抵抗RLとの間にはセン
サ入力回路1の第2の接続節点AK2があつて、一方で
は測定導線抵抗RW2を介して制御装置5の第2の測定
入力端2に接続され、他方では第2のセンサ素子接続点
4に接続され、第2のセンサ素子接続点4の接続導線中
に高周波低域フイルタF2が設けられている。両方のフ
イルタF1,F2により、必要な場合妨害信号を充分抑
制することができる。
【0019】プルアツプ抵抗RH,RL及びプルダウン
又はコレクタ抵抗RT1,RT2が、適用事例に応じて
適当に大きさを定められることは明らかである。例えば
第1のプルアツプ抵抗RHの抵抗値を10kΩとし、第
2のプルアツプ抵抗RLの抵抗値を2kΩとし、選択的
に使用される第1のプルダウン抵抗RT1の抵抗値を第
3のプルアツプ抵抗RLの値の4分の1即ちRT1=R
L/4とし、選択的に使用される第2のプルダウン抵抗
RT2の抵抗値を第1のプルダウン抵抗RT1の5分の
1即ちRT2=RT1/5とすることができる。
【0020】図1のセンサ装置はなるべく次のように運
転される。即ち制御装置5は、自動的に循環的に交互に
前後して、両方のデイジタル制御出力端S1,S2を介
して、低い信号レベル又は高い信号レベルにある制御信
号の全部で4つの可能な組合わせを出力し、その際例え
ば両方のトランジスタT1,T2は低い制御信号レベル
で不導通状態に、高い制御信号レベルで導通状態に切換
えられるものと仮定する。従つてこれは、このように定
義される運転サイクル内の4つの異なる運転段階に相当
する。図2は、第1の制御出力端S1から出力される制
御信号の信号推移を上の部分図に示し、第2の制御出力
端S2から出力される制御信号の信号推移を中間の部分
図に示し、下の部分図には走査段階が示され、この走査
段階中に、制御装置5の両方の測定入力端M1,M2に
現われる電圧が評価される。
【0021】図2の線図において、図示した運転サイク
ルは時点tに始まり、この時点に第2の制御出力端S
2は高いレベルへ切換えられるので、付属するトランジ
スタT2が導通し、第1の制御出力端S1は低いレベル
に留まるので、付属するトランジスタT1は不導通であ
る。それにより第1のセンサ素子接続点3には供給電圧
Vrefが印加され、第2の接続点4にはアース電圧V
0が印加され、即ちセンサ素子2のための測定過程を実
施するための条件が与えられる。なぜならば、この場合
そのダイオードDが不導通状態に切換えられ、センサ抵
抗RPが供給電圧Vrefとアース電圧V0との間に第
1のプルアツプ抵抗RHを持つ分圧器を形成するからで
ある。制御装置5は、その第1の測定入力端M1にかか
る電圧を、センサ素子2の現在の抵抗値に一義的に関係
するアナログ測定量として検出する。制御装置5はこの
アナログ測定電圧信号をデイジタル信号に変換し、それ
から現在のセンサ素子抵抗値従つて検出すべき機械的量
の現在の測定値を決定する。第2の測定入力端M2にか
かる測定電圧の検出により、この第1の運転段階中に制
御装置5は、トランジスタT2の正しい切換えを監視す
ることができる。なぜならば、このトランジスタT2の
正しくない切換えの場合、接続節点AK2の電位はアー
ス電圧V0に近い適当に低い電圧へ変化しないからであ
る。
【0022】両方の測定入力端M1,M2に現われる電
圧は、次の運転段階への切換えの直前即ち制御信号レベ
ルの変化の直前に走査される。こうして接続導線を含む
全センサ入力回路1及びセンサ素子2のRC時定数が考
慮される。走査時点tの直後に、測定過程の実施のた
めに用いられる前述した第1の運転段階から第2の運転
段階への切換えが行われ、そのためにまず第2の制御出
力端S2が低い信号レベルへ切換えられ、続いて第1の
制御出力端S1が高い信号レベルへ切換えられる。それ
により第1のトランジクタT1が導通状態にあり、第2
のトランジスタT2が不導通状態にあり、即ちセンサ素
子2は、第1の運転段階とは逆の極性でセンサ入力回路
1に接続されている。従つてそのダイオードDは導通状
態に切換えられる。時点tまで必要な待ち時間を待つ
た後第2の測定入力端M2に現われる電圧の検出及び評
価により、この第2の運転段階において制御装置5は、
センサ入力回路1とセンサ素子2との間の接続導線及び
センサ素子2自体の導体ループを障害のないことに関し
て、また第1のトランジクタT1を正しい切換えに関し
て、監視することができる。更に第2の運転段階におけ
るこの測定の際、万一の短絡も検出することができる。
【0023】第2の運転段階の走査時点t直後に、第
1の制御出力端S1が低い信号レベルへ変化することに
より、第3の運転段階への切換えが行われる。この第3
の運転段階で両方のトランジスタT1,T2が不導通状
態へ切換えられるので、センサ素子2の接続点3,4は
それぞれのプルアツプ抵抗RH,RLを介して供給電圧
Vrefに接続される。必要な待ち時間の経過後、制御
装置5は時点tに測定入力端M1,M2にかかる両方
の電圧を問い合わせる。これらの電圧の評価により、制
御装置5は場合によつては生じるアース電圧V0への漏
れ電流を検出することができる。
【0024】第3の運転段階におけるこの漏れ電流検査
後、走査時点tの直後に第4の運転段階への切換えが
行われ、この運転段階において両方の制御出力端S1,
S2が高い信号レベルへ切換えられる。それによりこの
第4の運転段階において両方のトランジスタT1,T2
が導通するので、場合によつてはセンサ素子2に小さい
電圧差がかかる。時点tまでの待ち時間の経過後、両
方の測定入力端M1,M2における電圧の走査により、
制御装置5はこの電圧差の値を検出し、それにより付属
するプルアツプ抵抗RH,RLを含めて両方のトランジ
スタT1,T2の機能を検査する。この状態検査過程
は、コレクタ抵抗又はプルダウン抵抗RT1,RT2が
存在する時、所定のように行われる。これらの抵抗は両
方のプルアツプ抵抗RH,RLより著しく選ばれている
ので、他の3つの運転段階における測定過程がコレクタ
抵抗RT1,RT2の存在により影響を受けることがな
い。
【0025】時点tにおける測定電圧の走査後、両方
の制御出力端S1,S2が低いレベルに切換えられ、そ
れにより4つの運転段階を含む運転サイクルが終了さ
れ、この運転サイクルに次の運転サイクルが続く。従つ
て上述した運転態様により、各運転サイクルの第1の運
転段階中に連続して、測定すべき物理量が検出されるだ
けでなく、各運転サイクルの3つの後続の運転段階にお
いてセンサ装置のすべての重要な素子、即ちセンサ素子
2及び付属するセンサ入力回路1の素子が、その規則正
しい機能に関して検査される。センサ素子2即ちその内
部センサ電流回路の監視に関して、両方のプルアツプ抵
抗RH,RLの例として示した大きさ設定に基いて、制
御装置5により次の評価が可能である。第1の運転段階
における測定過程中に測定されるセンサ抵抗RPが約5
0kΩより小さいと、センサ素子2の操作状態が検出さ
れる。ダイオードDが導通する第3の運転段階において
センサ素子2の直列抵抗RSが約5kΩより大きいと、
導線の切断が推論される。接続点3,4の間にあるセン
サ抵抗RPが約150Ωより小さいと、導線の短絡が検
出される。
【0026】上述した例のほかに本発明によるセンサ装
置の別の実現が可能なことは明らかである。例えば図示
したセンサ素子2の代わりに、他のいかなる抵抗性セン
サ素子、又はいずれにせよ測定すべき物理量の影響で抵
抗を変化する他のセンサ素子も設けることができる。適
用事例に応じてセンサ装置を、運転サイクル毎に図示し
た4つの運転段階より少ない運転段階でも、例えば第1
の2つ又は3つの運転段階のみで運転することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】抵抗性センサ素子及び付属するセンサ入力回路
を持つセンサ装置の回路図である。
【図2】運転サイクル中における図1のセンサ装置の信
号の時間的推移を示す図である。
【符号の説明】
1 センサ入力回路 2 センサ素子 3,4 接続点 5 制御装置 RH,RL 抵抗 T1,T2 制御可能な開閉素子 Vref 供給電圧 V0 アース電圧 AK1,AK2 接続節点 M1,M2 測定入力端 S1,S2 制御出力端

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの接続点(3,4)を持つ内部セン
    サ電流回路を含むセンサ素子(2)と、センサ電流回路
    の2つの接続点(3,4)に接続されるセンサ電流回路
    の電流印加用及び信号取出し用センサ入力回路(1)と
    を有するセンサ装置において、 センサ入力回路(1)が、2つの電圧供給部分を持つ電
    圧供給段と、2つの測定入力端(M1,M2)及び2つ
    の制御出力端(S1,S2)を持つ制御装置(5)とを
    含み、 電圧供給段の2つの電圧供給部分の各々が、少なくとも
    抵抗(RH,RL)及び供給電圧(Vref)とアース
    電圧(V0)との間の制御可能な開閉素子(T1,T
    2)から成る直列回路を含み、かつそれぞれ1つのセン
    サ電流回路接続点(3,4)に付属し、それぞれのセン
    サ電流回路接続点(3,4)が、付属する電圧供給部分
    の抵抗(RH,RL)と開閉素子(T1,T2)との間
    にあるそれぞれの接続節点(AK1,AK2)に接続さ
    れ、 制御装置(5)の2つの測定入力端(M1,M2)の各
    々が、両方の接続節点(AK1,AK2)のそれぞれ1
    つに接続され、かつ2つの制御出力端(S1,S2)が
    両方の開閉素子(T1,T2)のそれぞれ1つの制御用
    制御信号を出力して、両方の開閉素子(T1,T2)の
    各々が選択的に導通状態又は不導通状態に切換えられる
    ようにすることを特徴とする、センサ装置。
  2. 【請求項2】 内部センサ電流回路が、等価回路図にお
    いてセンサ抵抗(RP)及びそれに対して並列にダイオ
    ード(D)を含み、かつその接続点(3,4)に、測定
    過程を実施するため測定電圧を、また状態検査過程を実
    施するため測定電圧の極性とは逆の極性を持つ第1の検
    査電圧を印加可能であることを特徴とする、請求項1に
    記載のセンサ装置。
  3. 【請求項3】 測定過程を実施するため第1の運転段階
    中に、制御装置(5)により、両方の開閉素子(T1,
    T2)のうち第1の開閉素子を導通状態に、他方即ち第
    2の開閉素子を阻止状態に切換え、第1の状態検査過程
    を実施するため第2の運転段階中に、第1の開閉素子を
    不導通状態に、第2の開閉素子を導通状態に切換えるこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の運転方法。
  4. 【請求項4】 第2の状態検査過程を実施するため第3
    の運転段階中に、制御装置(5)により、両方の開閉素
    子(T1,T2)を不導通状態に切換え、第3の状態検
    査過程を実施するため第4の運転段階中に、両方の開閉
    素子を導通状態に切換えることを特徴とする、請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1ないし第4の運転段階を制御装置
    (5)により循環して順次実施することを特徴とする、
    請求項4に記載の方法。
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