JPH11257463A - 平行軸差動歯車装置 - Google Patents

平行軸差動歯車装置

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JPH11257463A
JPH11257463A JP10073397A JP7339798A JPH11257463A JP H11257463 A JPH11257463 A JP H11257463A JP 10073397 A JP10073397 A JP 10073397A JP 7339798 A JP7339798 A JP 7339798A JP H11257463 A JPH11257463 A JP H11257463A
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gears
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラネットギヤの強度を低下させることな
く、一対のサイドギヤの間隔を広くすることができる平
行軸差動歯車装置を提供する。 【解決手段】 各プラネットギヤ3A,3Bの長歯車部
31,31の内側歯車部31b,31bに、他方のプラ
ネットギヤ3B,3Aの短歯車部32,32をそれぞれ
噛み合わせる。長歯車部31,31の外側歯車部31
a,31aに、サイドギヤ2A,2Bの各歯車部2a,
2bをそれぞれ噛み合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラネットギヤ
をハウジングの回転軸線と平行に配置した平行軸差動歯
車装置関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、平行軸差動歯車装置は、図9に
示すように、回転軸線Lを中心として回転駆動されるハ
ウジング(図示せず)と、このハウジング内に軸線を回
転軸線Lと一致させて回転自在に支持された一対のサイ
ドギヤS1,S2と、ハウジング内に回転軸線Lと平行
に、かつ回転自在に設けられた少なくとも一対のプラネ
ットギヤP1,P2とを備えている。プラネットギヤ
1,P2は、一端部に長歯車部(第1の歯車部)Pa
を、他端部に短歯車部(第2の歯車部)Pbを、中間部
に歯車部Pa,Pbより小径の首部Pcを有している。
一方のプラネットギヤP1の長歯車部Paは、その内側
部分Pa1において一方のサイドギヤS1と噛み合い、外
側部分Pa2において他方のプラネットギヤP2の短歯車
部Pbと噛み合っている。他方のプラネットギヤP2
長歯車部Paは、その内側部分Pa1において他方のサ
イドギヤS2と噛み合い、外側部分Pa2において一方の
プラネットギヤP1の短歯車部Pa2と噛み合っている
(特表平7−501870号公報参照)。
【0003】ところで、平行軸差動歯車装置において
は、一対のサイドギヤS1,S2間に、多数のワッシャ、
あるいはスペーサ等の部材が配置されることがある。例
えば、特開平6−323373号公報に記載のものにお
いては、一対のサイドギヤ間にスペーサブロックが配置
されている。そのような場合には、スペーサブロックの
分だけ一対のサイドギヤS1,S2の間隔を広げる必要が
あり、そのために各プラネットギヤP1,P2の首部Pc
の長さを長くしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、首部P
cの長さを長くするとプラネットギヤP1,P2の強度が
低下するという問題がある。特に、首部Pcの捩り強度
が低下するという問題がある。この発明は、上記事情を
考慮してなされたものであり、プラネットギヤの強度低
下を来すことなく、一対のサイドギヤの間隔を広げるこ
とができる平行軸差動歯車装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、回転軸線を中心として回
転駆動されるハウジングと、軸線を上記回転軸線と一致
させて上記ハウジングに回転自在に支持された一対のサ
イドギヤと、上記ハウジングに上記回転軸線と平行に、
かつ回転自在に支持された少なくとも一対のプラネット
ギヤとを備え、上記一対のプラネットギヤが、それぞれ
の両端部に第1、第2の歯車部を、それぞれの中間部に
第1および第2の歯車部より小径の首部を有し、各プラ
ネットギヤの第1の歯車部が上記一対のサイドギヤとそ
れぞれ噛み合うとともに、他方のプラネットギヤの第2
の歯車部と噛み合う平行軸差動歯車装置において、上記
一対のサイドギヤの歯車部少なくとも一部を、上記第1
の歯車部と上記第2の歯車部との噛み合い部より外側に
おいて上記第1の歯車部と噛み合わせたことを特徴とし
ている。
【0006】この場合、上記各サイドギヤの歯車部全体
を、上記第1の歯車部と上記第2の歯車部との噛み合い
部より外側において上記第1の歯車部と噛み合わるのが
望ましい。各プラネットギヤの第2の歯車部が他方のプ
ラネットギヤの第1の歯車部とその中間部において噛み
合い、上記一対のサイドギヤが上記歯車部としてそれぞ
れの両端部に内側歯車部と外側歯車部とを有し、上記内
側歯車部が、上記第2の歯車部と上記第1の歯車部との
噛み合い部より内側で上記第1の歯車部と噛み合い、上
記外側歯車部が、上記第2の歯車部と上記第1の歯車部
との噛み合い部より外側で噛み合うように構成するのが
望ましい。上記一対のサイドギヤの外径については、互
いに同一にしてもよく、互いに異なる大きさにしてもよ
い。
【0007】また、請求項5に記載の発明は、上記の課
題を解決するために、回転軸線を中心として回転駆動さ
れるハウジングと、軸線を上記回転軸線と一致させて上
記ハウジングに回転自在に支持された一対のサイドギヤ
と、上記ハウジングに上記回転軸線と平行に、かつ回転
自在に支持された少なくとも一対のプラネットギヤとを
備え、上記一対のプラネットギヤが、それぞれの両端部
に第1、第2の歯車部を、それぞれの中間部に第1およ
び第2の歯車部より小径の首部を有し、各プラネットギ
ヤの第1の歯車部が上記一対のサイドギヤとそれぞれ噛
み合うとともに、他方のプラネットギヤの第2の歯車部
と噛み合う平行軸差動歯車装置において、上記一対のサ
イドギヤの外径を互いに異なる大きさにし、上記一対の
プラネットギヤのうちの一方のプラネットギヤの第1の
歯車部を、その内側の端部において他方のプラネットギ
ヤの第2の歯車部と噛み合わせるとともに、それより外
側の端部において上記一対のサイドギヤのうちの大径の
サイドギヤと噛み合わせたことを特徴としている。この
場合、上記一対のサイドギヤのうちの小径のサイドギヤ
を、他方のプラネットギヤの第1の歯車部とその外側の
端部において噛み合わせるのが望ましい。
【0008】さらに、請求項7に係る発明は、回転軸線
を中心として回転駆動されるハウジングと、軸線を上記
回転軸線と一致させて上記ハウジングに回転自在に支持
された一対のサイドギヤと、上記ハウジングに上記回転
軸線と平行に、かつ回転自在に支持された少なくとも一
対のプラネットギヤとを備え、上記一対のプラネットギ
ヤが上記一対のサイドギヤとそれぞれ噛み合うととも
に、互いに噛み合う平行軸差動歯車装置において、上記
一対のサイドギヤの外径を互いに異なる大きさにし、上
記一対のプラネットギヤのうちの一方のプラネットギヤ
の両端部に第1、第2の歯車部を形成するとともに、中
間部に第1および第2の歯車部より小径の首部を形成
し、上記第1の歯車部に大径のサイドギヤを噛み合わ
せ、上記第2の歯車部に他方のプラネットギヤを噛み合
わせ、他方のプラネットギヤに小径のサイドギヤを噛み
合わせたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図8を参照して説明する。図1は請求項1に
係る発明の第1の実施の形態を示している。この実施の
形態の平行軸差動歯車装置Aは、4輪駆動車のセンター
デフおよびリヤデフまたはセンターデフおよびフロント
デフとして用いるのに好適なものであり、平行軸差動歯
車機構部Bと、その内部には設けられたオープンデフと
称される差動歯車機構部Cとから構成されている。
【0010】まず、平行軸差動歯車機構部Bについて説
明すると、この平行軸差動歯車機構部Bは、平行軸差動
歯車装置A全体のハウジングとなるハウジング1を有し
ている。このハウジング1は、有底円筒状をなす本体部
11と、この本体部11の一端(図1において左端)開
口部を閉じる蓋体12とから構成されており、エンジン
(図示せず)により回転軸線Lを中心として回転駆動さ
れる。
【0011】ハウジング1の内部の一端部(図1におい
て左端部)と他端部とには、一対のサイドギヤ2A,2
Bがそれぞれの軸線を回転軸線Lと一致させて回転自在
に配置されている。各サイドギヤ2A,2Bの中央部に
は、回転軸線L上を延びる貫通孔21,22がそれぞれ
形成されている。サイドギヤ2Aは、外側の端部に歯車
部2aを、内側の端部に断面円形の支持筒部24をそれ
ぞれ有しており、後述するプラネットギヤ3Aを介して
ハウジング1に支持されている。サイドギヤ2Bは、内
側の端部に歯車部2bを、外側の端部に出力筒部23を
それぞれ有している。そして、出力筒部23が本体部1
1の支持孔13に回転自在に嵌合することにより、ハウ
ジング1に回転自在に支持されている。出力筒部23
は、差動歯車装置Aがセンターおよびフロントデフとし
て用いられる場合にはリヤデフに入力軸として連結さ
れ、センターおよびリヤデフとして用いられる場合には
フロントデフに入力軸として連結される。
【0012】ハウジング1の内部には、対をなすプラネ
ットギヤ3A,3Bが少なくとも一対配置されている。
通常、プラネットギヤ3A,3Bは三対または四対配置
される。この差動歯車装置Aでは三対配置されている。
各プラネットギヤ3A,3Bは、一端部に長歯車部(第
1の歯車部)31が、他端部に短歯車部(第2の歯車
部)32が、中間部に首部33がそれぞれ形成されてい
る。長歯車部31の長さは、サイドギヤ2A(2B)の
歯車部2a(2b)の長さと短歯車部32の長さを合計
した長さより若干長くなっている。首部33の外径は、
歯車部31,32の歯底円径と同等か若干小径になって
いる。
【0013】一対のプラネットギヤ3A,3Bは、ハウ
ジング1内に回転軸線Lと平行に、かつ回転自在に支持
されている。一方のプラネットギヤ3Aは、その長歯車
部31をサイドギヤ2A側に位置させた状態で配置さ
れ、他方のプラネットギヤ3Bは、その長歯車部31を
サイドギヤ2B側に位置させた状態で配置されている。
両プラネットギヤ3A,3Bの首部33,33は、回転
軸線L方向において同一位置に位置している。
【0014】一方のプラネットギヤ3Aの長歯車部31
は、その外側部分31aにおいてサイドギヤ2Aの歯車
部2aと噛み合い、内側部分31bにおいて他方のプラ
ネットギヤ3Bの短歯車部32と噛み合っている。他方
のプラネットギヤ3Bの長歯車部31は、その外側部分
31aにおいてサイドギヤ2Bの歯車部2bと噛み合
い、内側部分31bにおいて一方のプラネットギヤ3A
の短歯車部32と噛み合っている。したがって、プラネ
ットギヤ3A,3Bは、歯車列としてサイドギヤ2A,
2Bを連結している。
【0015】次に、差動歯車機構部Cについて説明する
と、上記サイドギヤ2Aの支持筒部24は、その軸線を
回転軸線Lと一致させており、この支持筒部24の先端
面とサイドギヤ2Bとの間には、スペーサ73が配置さ
れている。このスペーサ73により、サイドギヤ2A,
2Bの回転軸線L方向における位置決めがなされてい
る。
【0016】支持筒部24の内部には、ケーシング4が
配置されている。このケーシング4は、中空の球部41
と、この球部41の中心を通る直線上の一端側と他端側
とに球部41と一体に形成された筒部42,42とから
構成されている。ケーシング4は、筒部42,42の軸
線を回転軸線Lと一致させて配置されている。一方の筒
部42は、サイドギヤ2Aの貫通孔21を貫通し、蓋体
12の中央部に形成された支持孔14にブッシュ71を
介して回転自在に支持されている。他方の筒部42は、
サイドギヤ2Bの貫通孔22にブッシュ72を介して回
転自在に嵌合し、サイドギヤ2Bを介してハウジング1
に回転自在に支持されている。
【0017】ケーシング4の球部41の中央部には、回
転軸線Lと直交する支持軸5が配置されている。この支
持軸5の両端部は、球部41を貫通して、上記支持筒部
24に連結されている。したがって、支持軸5およびケ
ーシング4は、サイドギヤ2Aと一体に回転する。
【0018】上記ケーシング4の内部には、二対の傘歯
車6A,6B,6C,6Dが配置されている。一方の一
対の傘歯車6A,6Bは、支持軸5の一端側と他端側と
に回転自在に支持されている。他方の一対の傘歯車6
C,6Dは、それぞれの軸線を回転軸線Lと一致させて
回転自在に配置されている。一方の一対の傘歯車6A,
6Bと他方の一対の傘歯車6C,6Dとは互いに噛み合
っている。すなわち、傘歯車6Aは傘歯車6C,6Dと
噛み合い、傘歯車6Bも傘歯車6C,6Dと噛み合って
いる。
【0019】傘歯車6C,6Dの各背面部には、回転軸
線L上を延びる出力軸61,62がそれぞれ形成されて
いる。傘歯車6Cの出力軸61は、筒部42および支持
孔14を貫通してハウジング1の外部に延びており、差
動歯車装置Aがセンターおよびフロントデフとして用い
られる場合であれば、左右の前輪の一方に連結され、差
動歯車装置Aがセンターおよびリヤデフとして用いられ
る場合であれば、左右の後輪の一方に連結される。傘歯
車6Dの出力軸62は、出力筒部23を貫通して外部に
延びており、左右の前輪の他方または左右の後輪の他方
に連結される。
【0020】上記構成の平行軸差動歯車装置Aにおいて
は、サイドギヤ2A,2Bの歯車部2a,2bをプラネ
ットギヤ3A,3Bの長歯車部31,31の外側部分3
1a,31aにおいて噛み合わせているから、つまり短
歯車部32,32が噛み合う内側部分31b,31bよ
り外側において長歯車部31,31と噛み噛み合わせて
いるから、首部33を長くすることなく、サイドギヤ2
A,2B間の間隔を広くすることができる。その結果、
サイドギヤ2A,2B間にケーシング4の球部41を収
容することができ、平行軸差動歯車装置Aに差動歯車機
構部Cを内蔵させ、一つの差動歯車装置Aにセンターデ
フおよびフロントデフまたはセンターデフおよびリヤデ
フとしての機能を持たせることができたのである。
【0021】なお、平行軸差動歯車装置Aをセンターデ
フおよびフロントデフとして用いた場合において、ハウ
ジング1が回転駆動されると、エンジンの駆動力が出力
軸61,62を介して左右の前輪に伝達され、出力筒部
23を介してリヤデフに伝達される。左右の前輪の平均
回転速度と左右の後輪の平均回転速度が異なるときに
は、高速回転側から低速回転側へ所定のトルクバイアス
比にしたがってトルクが伝達される。これは、差動歯車
装置Aをセンターデフおよびリヤデフとして用いた場合
も同様である。
【0022】次に、請求項1に係る発明の他の実施の形
態について説明する。なお、以下の実施の形態において
は、上記実施の形態と異なる構成についてのみ説明し、
上記の実施の形態と同様な構成、または公知の平行軸差
動歯車装置と同様な構成についてはその説明を省略す
る。
【0023】図2および図3は、第1の発明の第2の実
施の形態を示している。この実施の形態は、間隔が広が
った一対のサイドギヤ2A,2B間にセンタワッシャと
称される多数の円形の摩擦板8A,8Bを配置したもの
であり、摩擦板8Aは、その外周面に形成された突起8
1が一対のプラネットギヤ3A,3Bの首部33,33
間に挿入されることにより、ハウジング1と一体に回転
するようになっている。他方の摩擦板8Bは、摩擦板8
A,8A間に配置され、サイドギヤ2A,2Bに回転不
能に連結されている。したがって、サイドギヤ2A,2
Bがハウジング1に対して相対回転すると、摩擦板8A
とサイドギヤ2A,2B間、および摩擦板8A,8B間
に摩擦抵抗が発生し、これによって大きなトルクバイア
ス比が得られる。
【0024】図4および図5は、請求項1に係る発明の
第3の実施の形態を示している。この実施の形態は、一
対のサイドギヤ2A,2Bの歯数、捩れ角、転移量等を
互いに異ならせることにより、それらの外径を互いに異
なる大きさにしたものである。この実施の形態では、サ
イドギヤ2Aの外径をサイドギヤ2Bの外径より小径に
しているが、逆にしてもよい。一対のサイドギヤ2A,
2Bの外径を異なる大きさにすると、ハウジング1から
各サイドギヤ2A,2Bに伝達されるトルクを異なる大
きさにすることができる。なお、図4においては、図示
および説明の都合上、回転軸線Lを2つの平行線に分離
し、一対のサイドギヤ2A,2Bを各平行線上に描いて
いる。この点は、図7および図8も同様である。
【0025】図6は、請求項1に係る発明の第4の実施
の形態を示している。この実施の形態では、サイドギヤ
2Aが、ハウジング1の内部側(サイドギヤ2B側)の
端部に形成された内側歯車部(歯車部)21と、ハウジ
ング1の外部側の端部に形成された外側歯車部(歯車
部)22と、これらの歯車部21,22の歯底円径より
小径で、それらの間に中間部に形成された小径部23と
から構成されている。サイドギヤ2Aの内側歯車部21
および外側歯車部22は、プラネットギヤ3Aの長歯車
部31とその両端部においてそれぞれ噛み合っている。
他方のサイドギヤ2Bも同様に、内側歯車部21、外側
歯車部22および小径部23からなり、内側歯車部21
および外側歯車部22が、プラネットギヤ3Bの長歯車
部31とその両端部においてそれぞれ噛み合っている。
プラネットギヤ2A,2Bの各短歯車部32,32は、
対をなすプラネットギヤ3B,3Aの長歯車部31,3
1とその中間部においてそれぞれ噛み合っている。噛み
合い状態においては、短歯車部32,32がサイドギヤ
2A,2Bと向かい合っているが、サイドギヤA,2B
の中間部に小径部23が形成されているので、短歯車部
33,33がサイドギヤ2A,2Bと干渉することはな
い。
【0026】この実施の形態では、内側および外側歯車
部21,22を連続させた歯車部を有するサイドギヤ
を、短歯車部32と長歯車部33との噛み合い箇所より
内側において長歯車部31と噛み合わせた場合と比較す
ると、外側歯車部22が短歯車部32と長歯車部31と
の噛み合い箇所より外側において長歯車部31と噛み合
っている分だけ、サイドギヤ2A,2Bの間隔を広くす
ることができる。
【0027】図7は、請求項5に係る発明の一実施の形
態を示している。この実施の形態では、サイドギヤ2
A,2Bの歯数、捩れ角度、転移量等が互いに異なる大
きさに設定され、それによってサイドギヤ2A,2Bの
外径が互いに異なる大きさになっている。この実施の形
態では、サイドギヤ2Bがサイドギヤ2Aより小径に、
それもサイドギヤ2Aの歯底円径とほぼ同等か、それよ
り小径になっている。また、プラネットギヤ3Aには、
前述の実施の形態における短歯車部32に代えて、プラ
ネットギヤ3Bの長歯車部(第1の歯車部)31と同一
の長さを有する第2の歯車部32が形成されている。
【0028】大径であるサイドギヤ2Aは、プラネット
ギヤ3Aの長歯車部(第1の歯車部)31とその外側部
分31aにおいて噛み合っている。小径であるサイドギ
ヤ2Bは、プラネットギヤ3Bの長歯車部31とその外
側の端部において噛み合っている。プラネットギヤ3A
の長歯車部31の内側部分31bには、プラネットギヤ
3Bの短歯車部(第2の歯車部)32が噛み合ってい
る。プラネットギヤ3Aの長歯車部31とプラネットギ
ヤ3Bの第2の歯車部32とは、全体にわたって互いに
噛み合っている。
【0029】なお、サイドギヤ2Aをサイドギヤ2Bの
歯底円径より小さくし、プラネットギヤ3Aの第2の歯
車部32をプラネットギヤ3Bの長歯車部31と同一長
さにしてもよい。また、図において想像線で示すよう
に、サイドギヤ2Bをプラネットギヤ3Bの長歯車部3
1全体と噛み合わせるようにしてもよい。
【0030】図8は、請求項7に係る発明の一実施の形
態を示している。この実施の形態では、サイドギヤ2A
の外径がサイドギヤ2Bの歯底円径と同等以下に設定さ
れている。勿論、逆にしてもよい。また、一方のプラネ
ットギヤ3Aは、その両端部に第1、第2の歯車部3
1,32が形成され、それらの間に外径が第1,第2の
歯車部の歯底円径と同等以下である首部33が形成され
ている。他方のプラネットギヤ3Bは、単一の歯車部だ
けで構成され、首部および他の歯車部を有していない。
プラネットギヤ3Aを単一の歯車部で構成し、プラネッ
トギヤ3Bを第1、第2の歯車部および首部から構成し
てもよい。
【0031】大径のサイドギヤ2Aは、プラネットギヤ
3Aの第1の歯車部31とその全体にわたって噛み合っ
ている。小径のサイドギヤ2Bは、プラネットギヤ3B
とその全体にわたって噛み合っている。プラネットギヤ
3Aの第2の歯車部32とプラネットギヤ3Bとは、全
体にわたって互いに噛み合っている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜7に係
る発明によれば、プラネットギヤの強度を低下させるこ
となく、一対のサイドギヤの間隔を広くすることがで
き、その結果一対のサイドギヤの間に各種の部品、部材
を配置することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の第1の実施の形態を示す
断面図である。
【図2】請求項1に係る発明の第2の実施の形態の要部
を示す断面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】請求項1に係る発明の第3の実施の形態の要部
を示す図である。
【図5】図4のX矢視図である。
【図6】請求項1に係る発明の第4の実施の形態の要部
を示す図である。
【図7】請求項5に係る発明の一実施の形態の要部を示
す図である
【図8】請求項7に係る発明の一実施の形態の要部を示
す図である。
【図9】従来の平行軸差動歯車装置の一例の要部を示す
図である。
【符号の説明】
A 平行軸差動歯車装置 1 ハウジング 2A サイドギヤ 2B サイドギヤ 2a 歯車部 2b 歯車部 3A プラネットギヤ 3B プラネットギヤ 21 内側歯車部(歯車部) 22 外側歯車部(歯車部) 31 長歯車部(第1の歯車部) 31a 外側部分 31b 内側部分 32 短歯車部(第2の歯車部) 33 首部
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図4および図5は、請求項1に係る発明の
第3の実施の形態を示している。この実施の形態は、一
対のサイドギヤ2A,2Bの歯数、捩れ角、転量等を
互いに異ならせることにより、それらの外径を互いに異
なる大きさにしたものである。この実施の形態では、サ
イドギヤ2Aの外径をサイドギヤ2Bの外径より小径に
しているが、逆にしてもよい。一対のサイドギヤ2A,
2Bの外径を異なる大きさにすると、ハウジング1から
各サイドギヤ2A,2Bに伝達されるトルクを異なる大
きさにすることができる。なお、図4においては、図示
および説明の都合上、回転軸線Lを2つの平行線に分離
し、一対のサイドギヤ2A,2Bを各平行線上に描いて
いる。この点は、図7および図8も同様である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】図7は、請求項5に係る発明の一実施の形
態を示している。この実施の形態では、サイドギヤ2
A,2Bの歯数、捩れ角度、転量等が互いに異なる大
きさに設定され、それによってサイドギヤ2A,2Bの
外径が互いに異なる大きさになっている。この実施の形
態では、サイドギヤ2Bがサイドギヤ2Aより小径に、
それもサイドギヤ2Aの歯底円径とほぼ同等か、それよ
り小径になっている。また、プラネットギヤ3Aには、
前述の実施の形態における短歯車部32に代えて、プラ
ネットギヤ3Bの長歯車部(第1の歯車部)31と同一
の長さを有する第2の歯車部32が形成されている。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、一の発明は、回転軸線を中心として回転駆動され
るハウジングと、軸線を上記回転軸線と一致させて上記
ハウジングに回転自在に支持された一対のサイドギヤ
と、上記ハウジングに上記回転軸線と平行に、かつ回転
自在に支持された少なくとも一対のプラネットギヤとを
備え、上記一対のプラネットギヤが、それぞれの両端部
に第1、第2の歯車部を、それぞれの中間部に第1およ
び第2の歯車部より小径の首部を有し、各プラネットギ
ヤの第1の歯車部が上記一対のサイドギヤとそれぞれ噛
み合うとともに、他方のプラネットギヤの第2の歯車部
と噛み合う平行軸差動歯車装置において、上記一対のサ
イドギヤの歯車部の少なくとも一部を、上記第1の歯車
部と上記第2の歯車部との噛み合い部より外側において
上記第1の歯車部と噛み合わせ、上記一対のプラネット
ギヤの首部のそれぞれの一部同士を上記回転軸線方向に
おいて同一位置に配置したことを特徴としている。この
場合、各プラネットギヤの第2の歯車部が他方のプラネ
ットギヤの第1の歯車部とその中間部において噛み合
い、上記一対のサイドギヤが上記歯車部としてそれぞれ
の両端部に内側歯車部と外側歯車部とを有し、上記内側
歯車部が、上記第2の歯車部と上記第1の歯車部との噛
み合い部より内側で上記第1の歯車部と噛み合い、上記
外側歯車部が、上記第2の歯車部と上記第1の歯車部と
の噛み合い部より外側で噛み合うことが望ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】上記の課題を解決するために、他の発明
は、回転軸線を中心として回転駆動されるハウジング
と、軸線を上記回転軸線と一致させて上記ハウジングに
回転自在に支持された一対のサイドギヤと、上記ハウジ
ングに上記回転軸線と平行に、かつ回転自在に支持され
た少なくとも一対のプラネットギヤとを備え、上記一対
のプラネットギヤが、それぞれの両端部に第1、第2の
歯車部を、それぞれの中間部に第1および第2の歯車部
より小径の首部を有し、各プラネットギヤの第1の歯車
部が上記一対のサイドギヤとそれぞれ噛み合うととも
に、他方のプラネットギヤの第2の歯車部と噛み合う平
行軸差動歯車装置において、上記一対のサイドギヤの歯
車部の少なくとも一部を、上記第1の歯車部と上記第2
の歯車部との噛み合い部より外側において上記第1の歯
車部と噛み合わせ、上記一対のプラネットギヤの各首部
全体を上記回転軸線方向において同一位置に配置したこ
とを特徴としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記一および他の発明においては、上記各
サイドギヤの歯車部全体を、上記第1の歯車部と上記第
2の歯車部との噛み合い部より外側において上記第1の
歯車部と噛み合わせるのが望ましい。また、上記一対の
サイドギヤの歯車部が互いに異なる外径を有していても
よい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】上記の課題を解決するために、さらに他の
発明は、回転軸線を中心として回転駆動されるハウジン
グと、軸線を上記回転軸線と一致させて上記ハウジング
に回転自在に支持された一対のサイドギヤと、上記ハウ
ジングに上記回転軸線と平行に、かつ回転自在に支持さ
れた少なくとも一対のプラネットギヤとを備え、上記一
対のプラネットギヤが、それぞれの両端部に第1、第2
の歯車部を、それぞれの中間部に第1および第2の歯車
部より小径の首部を有し、各プラネットギヤの第1の歯
車部が上記一対のサイドギヤとそれぞれ噛み合うととも
に、他方のプラネットギヤの第2の歯車部と噛み合う平
行軸差動歯車装置において、上記一対のサイドギヤの外
径を互いに異なる大きさにし、上記一対のプラネットギ
ヤのうちの一方のプラネットギヤの第1の歯車部を、そ
の内側の端部において他方のプラネットギヤの第2の歯
車部と噛み合わせるとともに、それより外側の端部にお
いて上記一対のサイドギヤのうちの大径のサイドギヤと
噛み合わせ、上記一対のプラネットギヤの首部全体を上
記回転軸線方向において同一位置に配置したことを特徴
としている。この場合、上記一対のサイドギヤのうちの
小径のサイドギヤを、他方のプラネットギヤの第1の歯
車部とその外側の端部において噛み合わるのが望まし
い。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線を中心として回転駆動されるハ
    ウジングと、軸線を上記回転軸線と一致させて上記ハウ
    ジングに回転自在に支持された一対のサイドギヤと、上
    記ハウジングに上記回転軸線と平行に、かつ回転自在に
    支持された少なくとも一対のプラネットギヤとを備え、
    上記一対のプラネットギヤが、それぞれの両端部に第
    1、第2の歯車部を、それぞれの中間部に第1および第
    2の歯車部より小径の首部を有し、各プラネットギヤの
    第1の歯車部が上記一対のサイドギヤとそれぞれ噛み合
    うとともに、他方のプラネットギヤの第2の歯車部と噛
    み合う平行軸差動歯車装置において、上記一対のサイド
    ギヤの歯車部の少なくとも一部を、上記第1の歯車部と
    上記第2の歯車部との噛み合い部より外側において上記
    第1の歯車部と噛み合わせたことを特徴とする平行軸差
    動歯車装置。
  2. 【請求項2】 上記各サイドギヤの歯車部全体を、上記
    第1の歯車部と上記第2の歯車部との噛み合い部より外
    側において上記第1の歯車部と噛み合わせたことを特徴
    とする請求項1に記載の平行軸差動歯車装置。
  3. 【請求項3】 各プラネットギヤの第2の歯車部が他方
    のプラネットギヤの第1の歯車部とその中間部において
    噛み合い、上記一対のサイドギヤが上記歯車部としてそ
    れぞれの両端部に内側歯車部と外側歯車部とを有し、上
    記内側歯車部が、上記第2の歯車部と上記第1の歯車部
    との噛み合い部より内側で上記第1の歯車部と噛み合
    い、上記外側歯車部が、上記第2の歯車部と上記第1の
    歯車部との噛み合い部より外側で噛み合うことを特徴と
    する請求項1に記載の平行軸差動歯車装置。
  4. 【請求項4】 上記一対のサイドギヤの歯車部が互いに
    異なる外径を有していることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のの平行軸差動歯車装置。
  5. 【請求項5】 回転軸線を中心として回転駆動されるハ
    ウジングと、軸線を上記回転軸線と一致させて上記ハウ
    ジングに回転自在に支持された一対のサイドギヤと、上
    記ハウジングに上記回転軸線と平行に、かつ回転自在に
    支持された少なくとも一対のプラネットギヤとを備え、
    上記一対のプラネットギヤが、それぞれの両端部に第
    1、第2の歯車部を、それぞれの中間部に第1および第
    2の歯車部より小径の首部を有し、各プラネットギヤの
    第1の歯車部が上記一対のサイドギヤとそれぞれ噛み合
    うとともに、他方のプラネットギヤの第2の歯車部と噛
    み合う平行軸差動歯車装置において、上記一対のサイド
    ギヤの外径を互いに異なる大きさにし、上記一対のプラ
    ネットギヤのうちの一方のプラネットギヤの第1の歯車
    部を、その内側の端部において他方のプラネットギヤの
    第2の歯車部と噛み合わせるとともに、それより外側の
    端部において上記一対のサイドギヤのうちの大径のサイ
    ドギヤと噛み合わせたことを特徴とする平行軸差動歯車
    装置。
  6. 【請求項6】 上記一対のサイドギヤのうちの小径のサ
    イドギヤを、他方のプラネットギヤの第1の歯車部とそ
    の外側の端部において噛み合わせたことを特徴とする請
    求項5に記載の平行軸差動歯車装置。
  7. 【請求項7】 回転軸線を中心として回転駆動されるハ
    ウジングと、軸線を上記回転軸線と一致させて上記ハウ
    ジングに回転自在に支持された一対のサイドギヤと、上
    記ハウジングに上記回転軸線と平行に、かつ回転自在に
    支持された少なくとも一対のプラネットギヤとを備え、
    上記一対のプラネットギヤが上記一対のサイドギヤとそ
    れぞれ噛み合うとともに、互いに噛み合う平行軸差動歯
    車装置において、上記一対のサイドギヤの外径を互いに
    異なる大きさにし、上記一対のプラネットギヤのうちの
    一方のプラネットギヤの両端部に第1、第2の歯車部を
    形成するとともに、中間部に第1および第2の歯車部よ
    り小径の首部を形成し、上記第1の歯車部に大径のサイ
    ドギヤを噛み合わせ、上記第2の歯車部に他方のプラネ
    ットギヤを噛み合わせ、他方のプラネットギヤに小径の
    サイドギヤを噛み合わせたことを特徴とする平行軸差動
    歯車装置。
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