JPH11257451A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JPH11257451A
JPH11257451A JP10061803A JP6180398A JPH11257451A JP H11257451 A JPH11257451 A JP H11257451A JP 10061803 A JP10061803 A JP 10061803A JP 6180398 A JP6180398 A JP 6180398A JP H11257451 A JPH11257451 A JP H11257451A
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    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0487Friction gearings
    • F16H57/049Friction gearings of the toroid type

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  • Friction Gearing (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーローラの転動面へ向けて噴射されたオ
イルを、効率よく利用する。 【解決手段】 パワーローラ1とトラニオン3との間に
介装されたボールベアリング8と、ピボットシャフト2
とパワーローラ1との間に介装されたローラーベアリン
グ9と、トラニオン3及びピボットシャフト2内部に形
成された油路15を介してボールベアリング8及びロー
ラーベアリング9へ潤滑油を供給するオイル供給孔1
6、21と、パワーローラ1の転動面へ向けて潤滑油を
供給するオイル噴射口17と、油路15及びオイル噴射
口17へ潤滑油を圧送する油圧源を備え、パワーローラ
1を軸支するピボットシャフト2の先端部2aには、オ
イル噴射口17に面して開口したオイル受け30を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに採用さ
れるトロイダル型無段変速機の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から車両用の無段変速機として、一
対のトロイダル状に形成された入力ディスク、出力ディ
スクを入力軸と同軸上に配設し、入出力ディスクに狭
持、押圧される一対のパワーローラの傾転角(傾斜角)
を変更することで任意の変速比を無段階に設定可能なト
ロイダル型無段変速機が知られており、このようなトロ
イダル型無段変速機のパワーローラは、傾転自在なトラ
ニオンに偏心したピボットシャフトを介して回転自在に
軸支される。そして、パワーローラは入出力ディスクに
よって大きな力で挟持押圧された状態で動力の伝達を行
うため、転動面や軸受への潤滑及び冷却を確実に行う必
要がある。
【0003】そこで、ピボットシャフト側からパワーロ
ーラや軸受の潤滑及び冷却を行うものとして、例えば、
特開平8−35552号公報、特開平8−291850
号公報や実開平7−35847号公報等に開示されるも
のが知られている。
【0004】これは、図5に示すように、トラニオン3
は上下の端部側に回転軸3zと同軸の回転軸部3a、3
bを形成する一方、これら回転軸部3a、3bの間に
は、パワーローラ1を収装すべく内周を凹状に形成する
一方、入出力ディスクの外周方向に張り出したオフセッ
ト部3cから形成される。
【0005】そして、パワーローラ1は所定量だけ偏心
したピボットシャフト2に軸支されており、このピボッ
トシャフト2は基端をトラニオン3のオフセット部3c
で揺動可能に支持される一方、先端部に軸支されたパワ
ーローラ1は軸C2まわりに回転する。
【0006】パワーローラ1に背面側は、このオフセッ
ト部3cとの間に軸受部材としてボールベアリング8及
び外輪7を介して回転自在に支持されており、ピボット
シャフト2の先端側ではローラベアリング9を介して径
方向に位置決めされる。なお、外輪7とオフセット部3
cの間にはローラベアリング13が介装されて、パワー
ローラ1に加わるスラスト力を支持する。なお、ボール
ベアリング8にはリテーナ8aが設けられる。
【0007】トラニオン3の下端にはロッド6bが連結
されて、このロッド6bに連結した油圧サーボシリンダ
6のピストン6aが、トラニオン3を軸(図中回転軸線
3z)方向へ駆動することで、パワーローラ1は回転軸
3zまわりに回動(以下、傾転という)し、入力ディス
クと出力ディスクの接触半径を変化させることで変速比
が連続的に変更される。
【0008】なお、入出力軸C0を挟んで対向配置され
たトラニオン3、3は、その上端側の回転軸部3a同士
を揺動自在に支持されたアッパーリンク4によって相互
に連結され、下端側の回転軸部3b同士も揺動自在なロ
アリンク5を介して相互に連結され、パワーローラ1、
1に加わるスラスト力に抗してトラニオン3、3の回転
軸3z、3z間の距離を一定に保持する。なお、アッパ
ーリンク4は、ケーシング10に固設したアッパーリン
クピボット40のピン41によって揺動自在に支持され
て、同じくロアリンク5は、油圧サーボシリンダ6を収
装したシリンダボディ(図中下部)に設けたロアリンク
ピボットによって揺動自在に支持される。
【0009】ここで、パワーローラ1を軸支するボール
ベアリング8とパワーローラ1及び外輪7の転動面1
a、7aの潤滑は、オフセット部3cを貫通する油路1
1から、ローラベアリング13側へ分岐した油路を介し
てピボットシャフト2の内部に形成された油路15へ導
かれたオイルが、油路15とほぼ直交するとともに、ボ
ールベアリング8と対向する位置でピボットシャフト2
外周に開口したオイル供給孔16から噴射されること
で、パワーローラ1と外輪7の間に介装されたボールベ
アリング8とパワーローラ1及び外輪7の転動面1a、
7aが潤滑及び冷却される。加えて、油路15の先端部
からはパワーローラ1をラジアル方向で軸支するローラ
ベアリング9にもオイルが供給され、各部の潤滑と冷却
を行っている。
【0010】なお、油路11はトラニオン3の下部の回
転軸部3b側に形成された油路12と連通して図示しな
い油圧源からオイルの供給を受け、また、オフセット部
3cを貫通した油路11の両端にはノズル14、14が
それぞれ形成されて、アッパーリンク4、5と回転軸部
3a、3bの連結部の潤滑を行っている。
【0011】また、上記の他に、パワーローラ1と入出
力ディスクの転動面の潤滑及び冷却を行うものとして、
特開平9−292000号公報に開示されるものが知ら
れている。
【0012】これは、図5において、アッパーリンクピ
ボット40の図中下端から、パワーローラ1、1の転動
面へ向けてオイルを噴射するオイル噴射口17、17を
設けたもので、アッパーリンクピボット40内に設けた
油路18、19がオイル噴射口17、17とそれぞれ連
通して、トラニオン3側の油路11、12と同様に、図
示しない油圧源と油路18が連通して、オイルの供給を
受けるものである。
【0013】オイル噴射口17、17からパワーローラ
1、1の転動面へ向けて噴射されたオイルは、パワーロ
ーラ1、1の転動面に付着して、入出力ディスクとの間
の潤滑及び冷却を行うのである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトロイダル型無段変速機にあっては、前記特開平9
−292000号公報のように、オイル噴射口17、1
7から転動面へ向けて噴射されたオイルは、扇状に広が
るため、その全量がパワーローラ1の潤滑及び冷却に利
用されるわけではなく、噴射されたオイルの一部は、パ
ワーローラ1以外の部材に付着した後、図示しないオイ
ルパンへ落下するため、その分、オイルポンプ等の油圧
源の効率が低下することになり、無段変速機に連結され
た原動機の出力を無駄に消費して、全体的なエネルギー
損失を増大させていた。
【0015】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、パワーローラの転動面へ向けて噴射された
オイルを、効率よく利用して、油圧源及び原動機のエネ
ルギー損失を低減することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入出力デ
ィスクの対向面に挟持されるとともに、トラニオンに基
端を揺動自在に支持されたピボットシャフトで回転自在
に支持されたパワーローラと、このパワーローラの背面
とトラニオンとの間に介装された第1軸受部材と、前記
ピボットシャフトとパワーローラとの間に介装された第
2軸受部材と、前記パワーローラの転動面へ向けて潤滑
油を供給する潤滑手段と、記第潤滑手段へ潤滑油を圧送
する油圧源とを備えたトロイダル型無段変速機におい
て、前記ピボットシャフトの先端部には、潤滑手段に面
して開口したオイル受けを設ける。
【0017】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記ピボットシャフトには、前記オイル受けから
第1または第2軸受部材の少なくとも一方へ潤滑油を案
内する潤滑油路を形成する。
【0018】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記潤滑油路は、前記第1または第2
軸受部材に面した位置で、重力方向に配設される。
【0019】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、潤滑手段か
らパワーローラの転動面へ向けて噴射された潤滑油のう
ち、オイルパン等へ落下する流量の一部をピボットシャ
フトに設けたオイル受けで捕集し、オイル受けから溢れ
た潤滑油によって、ピボットシャフトの第2軸受部材の
潤滑を行うことができ、前記従来例では潤滑及び冷却に
利用されていなかった潤滑油を利用することで、その
分、オイルポンプ等の油圧源の効率を向上させることが
可能となって、全体的なエネルギー損失を抑制すること
ができ、また、潤滑手段へ供給する潤滑油流量を低減し
て油圧源の吐出流量を低減することができる。
【0020】また、第2の発明は、オイル受けが捕集し
た潤滑油を、潤滑油路によって第1または第2軸受部材
の少なくとも一方へ供給することで、これら第1または
第2軸受部材への潤滑油流量を容易に増大することが可
能となって、油圧源の容量を増大することなく潤滑及び
冷却性能を向上することができ、あるいは、潤滑手段へ
の潤滑油供給量を低減すれば、油圧源の容量を低減して
無段変速機の小型化を図ることができる。
【0021】また、第3の発明は、第1または第2軸受
部材に面した位置では、潤滑油路を重力方向に向けたた
め、オイル受けで捕集した潤滑油を、特別な動力を必要
とすることなく、円滑に第1または第2軸受部材へ供給
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】図1は、前記従来例の図5に示したトロイ
ダル型無段変速機に本発明を適用した一例を示し、同一
のものに同一の図番を付して重複説明を省略する。
【0024】図1において、ケーシング10の図中上部
に設けたアッパーリンクピボット40には、前記従来例
と同じく、対向配置されたパワーローラ1、1の転動面
にオイルを噴射するオイル噴射口17、17(潤滑手
段)が形成される。
【0025】一方、パワーローラ1、1を軸支するピボ
ットシャフト2、2の先端部2a、2aには、入出力軸
0を挟んで、オイル噴射口17、17に向けて開口し
た袋状のオイル受け30が固設される。
【0026】このオイル受け30は、図2(A)に示す
ように、ピボットシャフト2の先端部2aに当接する円
形の壁面35に、入力軸との接触を回避するため、図中
上方に向かうほど対向するパワーローラ1側へ突出する
袋部30aを円形の壁面35に固設する一方、この壁面
35外周からローラーベアリング9(第2軸受部材)側
へ向けて、ピボットシャフト2の先端部2a外周に嵌合
する環状部30bを備え、環状部30bの所定の位置に
は、切り欠き30cが形成されて、環状部30bの内径
をピボットシャフト2の先端部2aの外径よりも若干小
さく設定して、嵌合させることで、ピボットシャフト2
の先端部2aにオイル受け30を固設する。
【0027】以上のように構成されて、次に作用につい
て説明する。
【0028】無段変速機の運転中には、アッパーリンク
ピボット40のオイル噴射口17、17からパワーロー
ラ1、1の転動面へ向けて油圧源から供給されたオイル
が噴射されるが、前記したように、噴射されたオイルは
扇状に広がるため、パワーローラ1の転動面に到達しな
かったオイルの一部が、オイル受け30に捕集される。
【0029】捕集されたオイルがオイル受け30から溢
れると、ピボットシャフト2の先端部2aから、ローラ
ベアリング9へ流入してパワーローラ1をラジアル方向
で軸支する軸受部材の潤滑を行うことができる。
【0030】したがって、オイル噴射口17、17から
転動面へ向けて噴射されたオイルのうち、図示しないオ
イルパンへ落下する流量の一部をピボットシャフト2の
先端部2aに固設したオイル受け30で捕集して、ロー
ラーベアリング9の潤滑に再利用することができ、その
分、オイルポンプ等の油圧源の効率を向上させることが
可能となって、全体的なエネルギー損失を抑制すること
ができるのである。
【0031】また、ローラベアリング9には油路15及
びオイル供給孔21を介して油圧供給源からもオイルの
供給を受けているため、オイル受け30からのオイル流
量に応じて油圧供給源の吐出流量の低減や、他の潤滑部
へのオイルの配分を増大することができる。
【0032】なお、オイル受け30は、図2(B)に示
すように、袋部30aを壁面35の上部に配置する一
方、壁面35の下部に設けた貫通孔30dに図示しない
ボルトを螺合させて、ピボットシャフト2の先端部2a
に固設してもよい。
【0033】図3は第2の実施形態を示し、前記第1実
施形態に示した、オイル受け30の袋部30aの下部か
ら、ピボットシャフト2の内部を介してローラベアリン
グ9へオイルを供給する油路31及びオイル供給孔32
(潤滑油路)を設けたもので、その他の構成は前記第1
実施形態と同様である。
【0034】袋部30aに面した壁面35には貫通孔
(図示せず)が形成されるとともに、ピボットシャフト
2の先端部2aには、この貫通孔と連通する油路31が
ピボットシャフト2の軸方向に形成され、油路31の所
定の位置からはローラベアリング9と対向する位置でピ
ボットシャフト2の側面に開口するオイル供給孔32
が、重力方向に向けて形成される。
【0035】なお、油路31及びオイル供給孔32は、
図1に示したように、油圧供給源に連通した油路15及
びオイル供給孔21から独立して形成されるものであ
る。
【0036】したがって、オイル噴射口17、17から
転動面へ向けて噴射されたオイルのうち、図示しないオ
イルパンへ落下する流量の一部を、ピボットシャフト2
の先端部2aに固設したオイル受け30で捕集し、オイ
ル受け30から油路31及びオイル供給孔32を介して
ピボットシャフト2の側面からローラーベアリング9の
潤滑を行うことができ、パワーローラ1のラジアル荷重
を支持するローラベアリング9の潤滑を、油路15及び
オイル供給孔21を介して油圧供給源から圧送されるオ
イルによって行うのに加えて、オイルパンへ落下するオ
イルの一部によって行うことができ、前記従来例に比し
て、ローラーベアリング9の潤滑及び冷却のためのオイ
ル流量を容易に増大することが可能となり、オイルポン
プ等の油圧源の効率を向上させることが可能となる。ま
た、オイル受け30から供給されるオイルの流量に応じ
て、オイル供給孔21からローラーベアリング9へ供給
する流量を低減してオイルポンプ等の油圧供給源の小型
化を図ることもでき、全体的なエネルギー損失を抑制す
ることができるのである。あるいは、オイル供給量が同
一の場合には、他の潤滑部へのオイル流量を増大して潤
滑及び冷却性能の向上を図ることもできる。
【0037】図4は第3の実施形態を示し、前記第1実
施形態に示した、オイル受け30の袋部30aの下部か
ら、ピボットシャフト2の内部を介してボールベアリン
グ8(第1軸受部材)へオイルを供給する油路33及び
オイル供給孔34(潤滑油路)を設けたもので、その他
の構成は前記第1実施形態と同様である。
【0038】袋部30aに面した壁面35には貫通孔
(図示せず)が形成されるとともに、ピボットシャフト
2の先端部2aには、この貫通孔と連通する油路33が
ピボットシャフト2の軸方向に形成され、油路31の所
定の位置からはボールベアリング8と対向する位置でピ
ボットシャフト2の側面に開口するオイル供給孔34
が、重力方向に向けて形成される。
【0039】なお、油路33及びオイル供給孔34は、
図1に示したように、油圧供給源に連通した油路15及
びオイル供給孔16(第1潤滑手段)から独立して形成
されるものである。
【0040】したがって、オイル噴射口17、17から
転動面へ向けて噴射されたオイルのうち、図示しないオ
イルパンへ落下する流量の一部を、ピボットシャフト2
の先端部2aに固設したオイル受け30で捕集し、オイ
ル受け30から油路33及びオイル供給孔34を介して
ピボットシャフト2の側面からボールベアリング8の潤
滑及び冷却を行うことができ、パワーローラ1のスラス
ト荷重を支持するボールベアリング8の潤滑及び冷却
を、油路15及びオイル供給孔21を介して油圧供給源
から圧送されるオイルによって行うのに加えて、オイル
パンへ落下するオイルの一部によって行うことができ、
前記従来例に比して、ボールベアリング8の潤滑及び冷
却のためのオイル流量を容易に増大することが可能とな
り、オイルポンプ等の油圧源の効率を向上させることが
可能となる。また、オイル受け30から供給されるオイ
ルの流量に応じて、オイル供給孔16からボールベアリ
ング8へ供給する流量を低減すれば。オイルポンプ等の
油圧供給源の小型化を図ることもでき、全体的なエネル
ギー損失を抑制することができるのである。あるいは、
オイル供給量が同一の場合には、他の潤滑部へのオイル
流量を増大して潤滑及び冷却性能の向上を図ることもで
きる。
【0041】なお、上記油路33から前記第2実施形態
のように、ローラベアリング9へ向けて開口するオイル
供給孔32を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すトロイダル型無段変
速機の断面図。
【図2】オイル受けを示す斜視図で、(A)はピボット
シャフトに嵌合する場合の一例を、(B)はピボットシ
ャフトに締結する場合の一例を示す。
【図3】第2の実施形態を示し、トロイダル型無段変速
機の断面図。
【図4】第3の実施形態を示し、トロイダル型無段変速
機の断面図。
【図5】従来例を示し、トロイダル型無段変速機の縦断
面図。
【符号の説明】
1 パワーローラ 2 ピボットシャフト 3 トラニオン 7 外輪 8 ボールベアリング 10 ケーシング 11、12 油路 15 油路 16 オイル供給孔 17 オイル噴射口 18、19 油路 21 オイル供給孔 30 オイル受け 31 油路 32 オイル供給孔 33 油路 34 オイル供給孔 35 壁面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力ディスクの対向面に挟持されると
    ともに、トラニオンに基端を揺動自在に支持されたピボ
    ットシャフトで回転自在に支持されたパワーローラと、 このパワーローラの背面とトラニオンとの間に介装され
    た第1軸受部材と、 前記ピボットシャフトとパワーローラとの間に介装され
    た第2軸受部材と、 前記パワーローラの転動面へ向けて潤滑油を供給する潤
    滑手段と、前記潤滑手段へ潤滑油を圧送する油圧源とを
    備えたトロイダル型無段変速機において、 前記ピボットシャフトの先端部には、潤滑手段に面して
    開口したオイル受けを設けたことを特徴とするトロイダ
    ル型無段変速機。
  2. 【請求項2】 前記ピボットシャフトには、前記オイル
    受けから第1または第2軸受部材の少なくとも一方へ潤
    滑油を案内する潤滑油路を形成したことを特徴とする請
    求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
  3. 【請求項3】 前記潤滑油路は、前記第1または第2軸
    受部材に面した位置で、重力方向に配設されたことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のトロイダル型
    無段変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1201965A3 (en) * 2000-10-25 2003-07-02 Nissan Motor Co., Ltd. Cooling and lubricating mechanism of toroidal continuously variable transmission
EP1403554A3 (de) * 2002-09-26 2005-03-23 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Toroidgetriebe mit an den Zwischenrollen angeordneten Ölsammeleinrichtungen

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US6656080B2 (en) 2000-10-25 2003-12-02 Nissan Motor Co., Ltd. Cooling and lubricating mechanism of toroidal continuously variable transmission
EP1403554A3 (de) * 2002-09-26 2005-03-23 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Toroidgetriebe mit an den Zwischenrollen angeordneten Ölsammeleinrichtungen

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