JP4900710B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図2および図3に示すように構成されている。図2に示すように、ケーシング50の内側には入力軸(回転中心軸)1が回転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
入力軸1は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板(ローディングカム)7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
出力側ディスク3,3は、入力軸1との間に介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、入力軸1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1と共に回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面;トラクション面とも言う)2a,2aと出力側ディスク3,3の内側面(凹面;トラクション面とも言う)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図3参照)が回転自在に挟持されている。
図2中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図2の右面)は、入力軸1の外周面に形成されたネジ部に螺合されたローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付与する。
図2のA−A線に沿う断面図である図3に示すように、ケーシング50の内側であって、出力側ディスク3,3の側方位置には、両ディスク2,3を両側から挟む状態で一対のヨーク23A,23Bが支持されている。これら一対のヨーク23A,23Bは、鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。そして、後述するトラニオン15の両端部に設けられた枢軸(傾転軸)14を揺動自在に支持するため、ヨーク23A,23Bの四隅には、円形の支持孔18が設けられるとともに、ヨーク23A,23Bの幅方向の中央部には、円形の係止孔19が設けられている。
一対のヨーク23A,23Bは、ケーシング50の内面の互いに対向する部分に形成された支持ポスト(ポスト)64,68により、僅かに変位できるように支持されている。これらの支持ポスト64,68はそれぞれ、入力側ディスク2の内側面2aと出力側ディスク3の内側面3aとの間にある第1キャビティ221および第2キャビティ222にそれぞれ対向する状態で設けられている。
したがって、ヨーク23A,23Bは、各支持ポスト64,68に支持された状態で、その一端部が第1キャビティ221の外周部分に対向するとともに、その他端部が第2キャビティ222の外周部分に対向している。
第1および第2のキャビティ221,222は同一構造であるため、以下、第1キャビティ221のみについて説明する。
図3に示すように、ケーシング50の内側において、第1キャビティ221には、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図3においては、入力軸1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、その本体部である支持板部16の長手方向(図3の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部(第1の軸部)23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動(回転、傾転)させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸23の傾斜角度を調節できるようになっている(パワーローラを傾転できるようになっている)。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部(第2の軸部)23bの周囲には、各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
また、前述したように、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在(傾転自在)および軸方向(図3の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。前述したように、各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受30を介して揺動自在に支持されている。また、前述したように、ヨーク23A,23Bの幅方向(図3の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は球状凹面として、支持ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている支持ポスト(球面ポスト)64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、支持ポスト(球面ポスト)68およびこれを支持する駆動シリンダ31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図3で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉26,26と、これら各玉26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図3の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(枢軸14から延びる軸部)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、駆動軸22の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2および入力軸1に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図3の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動する。
その結果、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比が変化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
ところで、上記構成のトロイダル型無段変速機では、潤滑油の供給、特に入力側ディスク2および出力側ディスク3と、パワーローラ11,11とのトラクション面への潤滑油、すなわちトラクションオイルの供給が重要なものとなる(例えば、特許文献1〜7参照)。
また、パワーローラ11,11は、枢軸周りに回転自在なトラニオンにローラとしての中心軸回りに回転自在に支持されている。なお、パワーローラ11,11を回転自在に支持するための構造のメインは、スラスト玉軸受24となり、前記トラクション部におけるトラクション力に基づく、大きなスラスト方向の荷重を受けながら、パワーローラ11,11を回転自在としており、潤滑油の供給を必要としている(例えば、特許文献8,9参照)。
なお、ここで、主にスラスト玉軸受24からなるトラニオン15,15に対してパワーローラ11,11を回転自在に支持する構造をパワーローラ軸受と称する。
特開平11−210855号公報 特開2000−346159号公報 特許3454127号公報 特開2000−55160号公報 特開2001−330100号公報 特開昭62−283256号公報 特開2007−154952号公報 特開平11−94042号公報 特開2000−193057号公報
ここで、潤滑油は、変速機で伝達される駆動力の一部を用いてオイルポンプにより圧送されて変速機の各部に行き渡る構成となっており、オイルポンプのポンプロス等による損失を低減することで、変速機の効率化を図ることができる。
上記特許文献3には、潤滑油を冷却する機構を設ける場合に、冷却した潤滑油の経路と、冷却していない潤滑油の経路とを設け、さらに、トラクション面に潤滑油を供給する経路と、パワーローラ軸受に潤滑油を供給する経路とのうちのパワーローラ軸受に潤滑油を供給する経路だけに冷却した潤滑油を供給するようにして、冷却する潤滑油の量を最小限とすることで、冷却機構における圧力損失を最低限のものとし、これにより変速機を効率化することが記載されている。
しかし、上記特許文献6,7に記載されるように、トラニオン内にトラクション面に潤滑油を供給する経路と、パワーローラ軸受に潤滑油を供給する経路との両方が設けられている場合に、これら経路のうちの一方の経路を冷却することは困難である。特に、トラニオン内で、これら2つの経路が1つの経路から分岐した状態となっている場合には、一方の経路だけに冷却した潤滑油を供給することも不可能である。したがって、このような場合には、冷却される潤滑油の量を最小限度とすることにより、損失を低減することはできない。なお、例えば、上記特許文献7には、トラニオンに、当該トラニオン外部から供給された潤滑油をトラクション面とパワーローラ軸受とに分岐させて供給する潤滑油経路が設けられた構成が記載されているが、この特許文献7では、パワーローラ軸受に供給される潤滑油の油量を、トラクション面に供給される潤滑油の油量より少なくするについてはまったく記載されていない。
また、潤滑油は、オイルポンプにより圧送されて変速機の各部に行き渡る構成となっているため、潤滑油量が多いとポンプロスが大きくなり変速機全体の効率を引き下げる結果となる。したがって、潤滑油をできるだけ必要最小限となる流量で有効に変速機の各部の冷却および潤滑を行なうことが望まれる。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、潤滑油の流量を一部で制限することで全体的な潤滑油量を低減し、これによりポンプロスを低減することを可能として効率化を図ったトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、それぞれの内側面同士を互いに対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間に挟持されたパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの回転中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の傾転軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持するパラーローラ軸受を有するトラニオンと、を備えるトロイダル型無段変速機において、前記パワーローラ軸受に供給される潤滑油の油量を、前記入力側ディスクおよび出力側ディスクと前記パワーローラとのトラクション面に供給される潤滑油の油量より少なくしたことを特徴とする。
この請求項1に記載された発明においては、パワーローラ軸受に供給される潤滑油の油量を、前記入力側ディスクおよび出力側ディスクと前記パワーローラとのトラクション面に供給される潤滑油の油量より少なくすることで、変速機の各部供給される潤滑油の全体量を低減する。これにより、変速機全体に供給される潤滑油の量を減少させてポンプロスを低減することができる。
ここで、潤滑油の冷却効果を考慮した場合に、トラクション面、すなわち、入力側ディスクおよび出力側ディスクとパワーローラの周面は、比較的大きな表面積を有する部材であり、これらの部材の表面に流す潤滑油の油量を多くすればするほど大きな冷却効果を期待できるし、実際にある程度まで供給する潤滑油の油量の増加に対して入力側および出力側ディスクの温度が減少傾向となることが認められる。
それに対して、たとえば、パワーローラ軸受への潤滑油量を増加してもスラスト玉軸受の内輪となるパワーローラの温度の低下は僅かなものであり、潤滑油量を最適量以上としてもパワーローラの温度が低下しない。これは、潤滑油の供給量を大きくすると、パワーローラ軸受の空間部分における潤滑油の充填率が高くなり、潤滑油の攪拌損失(いわゆるドラッグロス)が増えることにより、大きな冷却効果を望めないことを示している。
したがって、現状で、トラクション面に供給している潤滑油の油量を適度なものとした場合に、それと同じ量の潤滑油をパワーローラ軸受に供給した場合に、冷却効果から考慮すると過剰な潤滑油が供給されていることになる。そこで、本発明のように、パワーローラ軸受に供給される潤滑油の油量を、前記入力側ディスクおよび出力側ディスクと前記パワーローラとのトラクション面に供給される潤滑油の油量より少なくすることが可能であり、これにより、ポンプの容量を低下させることができ、変速機の効率化を図ることができる。
また、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載のトロイダル型無段変速機において、
前記枢軸を有するトラニオンには、当該トラニオン外部から供給された潤滑油を前記トラクション面と、前記パワーローラ軸受とに分岐させて供給する潤滑油経路が設けられ、
前記潤滑油経路には、前記トラクション面に分岐した経路における潤滑油の流量に比較して前記パワーローラ軸受に分岐した経路における潤滑油の流量を減少させる流量調整手段が設けられていることを特徴とする。
この請求項2に記載された発明においては、トラニオンにトラクション面とパワーローラ軸受とに分岐して潤滑油を供給する潤滑油経路を設けた構成において、パワーローラ軸受に供給される潤滑油の油量を、前記入力側ディスクおよび出力側ディスクと前記パワーローラとのトラクション面に供給される潤滑油の油量より少なくすることで同様の効果を奏することができる。
また、トラニオンにトラクション面とパワーローラ軸受とに分岐して潤滑油を供給する潤滑油経路を設けた構成において、例えば、分岐先の経路の断面積を異なるものにするなどで流量を調整することで、極めて簡単に変速機の効率化を図ることができる。
本発明のトロイダル型無段変速機によれば、前記パワーローラ軸受に供給される潤滑油の油量を、前記入力側ディスクおよび出力側ディスクと前記パワーローラとのトラクション面に供給される潤滑油の油量より少なくしたことにより、潤滑油を供給するポンプの負荷を低減し、変速機の効率化を図ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明の特徴は、トラクション面およびパワーローラ軸受に潤滑油を供給する構成にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図2、図3と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。
図1は本発明の実施形態を示している。図示のように、本実施形態においては、本発明に係る潤滑油経路70が設けられたトラニオン15は、従来と同様に、本体部となる支持板部16と、支持板部16の長手方向の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20とを有している。
また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
これら枢軸14のうちの上述のシリンダボディ61側の枢軸14および折れ曲がり壁部20には、トラニオン15の枢軸14の軸周りの傾転の中心と同心的に駆動ロッド29が貫通した状態となっている。
すなわち、枢軸14の中心部には、折れ曲がり壁部20に渡って、枢軸14の軸方向に渡る貫通孔14aが形成され、該貫通孔14aに駆動ロッド29の基端部が挿入されて嵌合された状態となっている。
また、トラニオン15には、上述のように変位軸23の基端部23aが挿入される円孔21が形成されている。そして、このトラニオン15の円孔21部分には、トラニオン15の円孔21の周囲を外輪とし、基端部23aの外周部分を内輪とし、複数のニードル21aと保持器21bを備えたラジアルニードル軸受21cが形成され、基端部23aをその中心軸周りに回転自在に支持するようになっている。
また、パワーローラ11の中心部にも、パワーローラ11の中心軸を中心として断面円形の貫通孔11bがパワーローラ11の中心軸方向(変位軸23の軸方向)に沿って形成され、当該貫通孔11bに変位軸23の先端部23bが挿入されている。そして、パワーローラ11の貫通孔11bの周囲を外輪とし、先端部23bの外周部分を内輪とし、複数のニードル11cと、保持器11dとを備えたラジアルニードル軸受11eが形成されている。そして、先端部23bを回転中心として、パワーローラ11を回転自在に支持している。
また、先端部23bの基端部23a側となる基部は、スラスト玉軸受24の外輪28の中心部に形成された嵌合孔28aに嵌合した状態となっている。
このような構成により、パワーローラ11は、トラニオン15に対して主にスラスト玉軸受24により回転自在に保持されるが、パワーローラ11を回転自在に支持する構造には、上述のラジアルニードル軸受11eも関与している。さらに,パワーローラ11の回転以外の移動にラジアルニードル軸受21cと上述のスラストニードル軸受25も関与しており、パワーローラ軸受は、スラスト玉軸受24に加えて、ラジアルニードル軸受11e、21cやスラストニードル軸受25も含まれるものとしてもよい。
そして、トラニオン15には、入力側ディスク2および出力側ディスク3とパワーローラ11とのトラクション面に潤滑油を供給するとともに、パワーローラ軸受に潤滑油を供給する前記潤滑油経路70が設けられている。
潤滑油経路70には、上側シリンダボディ61側から潤滑油が供給される流入油路71と、当該流入油路71から分岐して、パワーローラ11の周面11a側に向って潤滑油を吐出させることでトラクション面に潤滑油を供給するためのトラクション側油路72を有する。また、潤滑油経路70は、前記流入油路71から分岐して、パワーローラ軸受を構成するトラニオン15の支持板部16側のラジアルニードル軸受21cおよびスラストニードル軸受25と、パワーローラ11側のラジアルニードル軸受11eおよびスラスト玉軸受24とに潤滑油を供給する軸受側油路73とを有する。
そして、流入油路71は、枢軸14の貫通孔14aに挿入される前記駆動ロッド29の基端部の外周の支持板部16側(背面側)に枢軸14の軸方向に沿った溝が形成され、該溝が枢軸14の貫通孔14aの内周面に囲まれることで、枢軸14内に当該枢軸14の軸方向に沿って長く孔状に形成されている。
この流入油路71には、枢軸14の端部側からトラニオン15の駆動ロッド29が貫通する方の折れ曲がり壁部20に潤滑油を送るようになっている。
前記トラクション側油路72は、前記枢軸14に挿入された状態の駆動ロッド29の基端部に形成された溝である流入油路71の末端側に接続されるとともに、パワーローラ11の回転軸方向に沿って駆動ロッド29の基端部内を流入油路71と直交して配置されるトラクション側第1油路74と、前記駆動ロッド29が貫通する方の折れ曲がり壁部20の貫通孔14aの内周面でトラクション側第1油路74と連通し、折れ曲がり壁部20を斜めに貫通して折れ曲がり壁部20のパワーローラ11の周面11aに臨む内側面に開口するトラクション側第2油路75とを備えている。
これによりトラクション側油路72は、流入油路71から圧送される潤滑油の一部をトラクション側第1油路74と、トラクション側第2油路75を介して、パワーローラ11の周面11aに向けて吐出するようになっている。すなわち、潤滑油は、トラクション側第2油路75の折れ曲がり壁部20の内側面側に開口する吐出口より、パワーローラ11の周面11aに供給され、パワーローラ11の回転により、パワーローラ周面11aと、入力側ディスク2の内側面2aおよび出力側ディスク3の内側面3aとの接触面であるトラクション面に供給されることになる。
前記軸受側油路73は、トラニオン14の駆動ロッド29が貫通する側の折れ曲がり壁部20に形成され、始端部が前記枢軸14の貫通孔14aの内周面で流入油路71の末端部と連通し、折れ曲がり壁部20から支持板部16に向って斜めに形成される軸受側第1油路76と、当該軸受側第1油路76の末端部に始端部が連通するとともに、枢軸14の軸方向に沿って支持板部16の駆動ロッド29側端部から円孔21に至り末端部が円孔21に連通する軸受側第2油路77と、円孔21に始端部が連通するとともに、円孔21から駆動ロッド29が備えられた枢軸14と反対となる枢軸14側に向けて当該枢軸14の軸方向に沿って支持板部16に形成される軸受側第3油路78と、軸受側第3油路78の円孔21の近傍から支持板部16のパワーローラ11側となる内側面に至り、当該内側面で開口する軸受側第4油路79と、変位軸23の先端部23bの基端部23aに接合されていない底面で、かつ、前記支持板部16の内側面に形成された軸受側第4油路79の開口に臨む位置に開口し、変位軸23の軸方向に沿って先端部23bの先側に延出する軸受側第5油路80と、先端部23bのスラスト玉軸受24の位置で、始端部が軸受側第5油路80と連通し、変位軸23の軸方向と直交する変位軸23の半径方向に延出し、末端がスラスト玉軸受24の位置で先端部23bの外周面に開口する軸受側第6油路81と、先端部23bのパワーローラ11の貫通孔11bに挿入される位置で、始端部が軸受側第5油路80と連通し、変位軸23の軸方向と直交する変位軸23の半径方向に延出し、末端がパワーローラ11の貫通孔11bに形成されたラジアルニードル軸受11eの位置で先端部23bの外周面に開口する軸受側第7油路82とを備える。
そして、軸受側油路73では、軸受側第1油路76が流入油路71に接続され、軸受側第1油路76および軸受側第2油路を介してトラニオン15の支持板部16の円孔21内に形成されたラジアルニードル軸受21cに潤滑油を供給する。
そして、ラジアルニードル軸受21cに供給された潤滑油は、円孔21に連通する軸受側第3油路と軸受側第4油路を介して支持板部16の内側面と、スラスト玉軸受24の外輪28の底面との間に潤滑油を供給する。なお、この部分には、変位軸23の揺動により枢軸14および変位軸23のそれぞれの軸方向に直交する方向にほぼ沿って支持板部16に対して移動する外輪28およびパワーローラ11を移動自在とするスラストニードル軸受25が配置され、このスラストニードル軸受25にも潤滑油が供給される。
そして、この支持板部16内側面と、外輪28の底面との間に供給された潤滑油は、支持板部16内側面に臨む先端部23bの底面に開口する軸受側第5油路80に流入する。
そして、軸受側第5油路80に流入した潤滑油は、軸受側第6油路81を介してスラスト玉軸受24に供給され、軸受側第7油路82を介してラジアルニードル軸受11eに供給される。
以上のことから軸受側油路73は、流入油路71から分岐して、ラジアルニードル軸受21c、スラストニードル軸受25、スラスト玉軸受24、ラジアルニードル軸受11eに潤滑油を供給する。なお、こら全てのパワーローラ11関連の軸受がパワーローラ軸受に含まれるものとしても良いし、スラスト玉軸受24を含む一部の軸受がパワーローラ軸受に含まれるものとしても良いし、スラスト玉軸受24だけがパワーローラ軸受に含まれるものとしてもよい。
また、この例において潤滑油経路70に、流入油路71、トラクション側油路72、軸受側油路73の全てが含まれるものとするが、潤滑油経路70をトラニオン15に形成されたものだけとした場合に、駆動ロッド29は、トラニオン15に含まれるものとして、流入油路71と、トラクション側油路72のトラクション側第1油路74、とトラクション側第2油路75は、潤滑油経路70に含まれるものとなる。
しかし、軸受側油路73においては、軸受側第1油路76、軸受側第2油路77、軸受側第3油路78、軸受側第4油路79までが、潤滑油経路70に含まれるが、変位軸23の先端部23bに形成される軸受側第5油路80、軸受側第6油路81、軸受側第7油路82は含まれないものとなる。なお、潤滑油経路70は、トラニオンにおいて、潤滑油をトラクション面側と、パワーローラ軸受側とに分岐させて供給させるようになっていればよく、必ずしもパワーローラ軸受に最終的に至る油路が含まれていないくてもよい。
ここで、トラニオン15において、流入油路71から分岐するトラクション側油路72のトラクション側第1油路と、流入油路71とを比較すると、トラクション側第1油路74の断面積が、流入油路71の断面積よりも広くなっている。
それに対して、流入油路71から分岐する軸受側油路73の軸受側第1油路76と、流入油路71とを比較すると、軸受側第1油路76の断面積が、流入油路71の断面積より狭くなっている。
すなわち、流入油路71から分岐するトラクション側油路72の始端となるトラクション側第1油路74の断面積が、流入油路71から分岐する軸受側油路73の始端となる軸受側第1油路76の断面積より広くなっている。
これにより、トラニオン15において、流入油路71から分岐し、トラクション面に潤滑油を送出するトラクション側油路72における潤滑油の流量より、流入油路71から分岐し、パワーローラ軸受に潤滑油を送出する軸受側油路73における潤滑油の流量の方が少なくなる。
したがって、断面積がトラクション側第1油路74より狭い軸受側第1油路76が、トラクション面に分岐した経路における潤滑油の流量に比較して前記パワーローラ軸受に分岐した経路における潤滑油の流量を減少させる流量調整手段となる。
なお、流量調整手段としては、上述のように油路の断面積を小さくすることが考えられるがこの際に油路の全体を同一断面積とする必要はなく、一部だけ狭くするような構造でもよい。また、分岐する2つの油路の分岐部分に潤滑油を流れる方向を変更するような部材を設けること、すなわち、一方の油路の方向に向けて潤滑油の流れ方向を変更することで、他方の油路の流量を一方の油路の流量より減少させてもよい。
また、分岐前の油路の潤滑油の流れ方向に沿って、分岐前の油路と一方の分岐後の油路を直線上に配置し、他方の分岐後の油路を分岐前の油路の潤滑油の流れ方向に対して斜めに配置することで、他方の油路の流量を一方の油路の流量より少なくしてもよい。
パワーローラ軸受に供給される潤滑油の油量を、入力側ディスク2および出力側ディスク3とパワーローラ11とのトラクション面に供給される潤滑油の油量より少なくすることにより、トロイダル型無段変速機全体に供給される潤滑油の油量を減少させることで、潤滑油の供給による損失を低減して、トロイダル型無段変速機の効率を向上することができる。
ここで、潤滑油による潤滑においては、潤滑される部分の表面が十分に潤滑油で濡れた状態となっていればよく、それほど多くの潤滑油を必要とせず、また、濡れた状態が維持される程度に潤滑油が供給されればよい。
潤滑油による冷却を考慮した場合には、潤滑油が部材と熱交換して排出される必要があり、ある程度の潤滑油の流量が必要となる。
ここで、トラクション面においては、入力側ディスクおよび出力側ディスクと、パワーローラとは、それぞれ比較的広い面積を有し、潤滑油を多く流すことで、冷却効果を高めることができる。
実際にトラクション面への潤滑油の単位時間当たりの供給量と、トラクション面の一部を構成する入力側および出力側ディスク2,3の温度との関係を実験により求めると、ある程度まで潤滑油の供給量を増加させれば増加させるほどディスク温度が低下し、ディスク温度が一定の温度に収束に向う際(供給油量を増加させても温度が余り変化しない状態となる際)には、潤滑油の供給量がかなり多くなる。
一方、パワーローラ軸受としてのスラスト玉軸受の内輪となるパワーローラ11の温度と、パワーローラ軸受に供給される潤滑油の単位時間当たりの供給量との関係を実験により求めると、潤滑油の供給量を僅かに増加させた状態で、直ぐに一定の温度に収束に向う状態となる。
したがって、トラクション面に対しては、潤滑油の量を増加させることにより、ある程度冷却効果を高めることができるが、パワーローラ軸受にトラクション面で十分な冷却効果を期待できる流量と同等の流量で潤滑油を供給しても、パワーローラ軸受では、冷却効果および潤滑効果に対して過剰な潤滑油が供給された状態となる。
そこで、パワーローラ軸受に供給される潤滑油の単位時間当たりの供給量を、トラクション面に供給される潤滑油の単位時間当たりの供給量より少なくすることで、トラクション面とパワーローラ軸受とにそれぞれ適切な量の潤滑油を供給することができる。
また、パワーローラ軸受への過剰な潤滑油の供給を低減することができ、これにより上述のようにトロイダル型無段変速機を効率化することができる。
本発明は、様々な形態のシングルキャビティ型およびダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機に適用することができる。
本発明の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す要部断面図である。 従来から知られているトロイダル型無段変速機の具体的構造の一例を示す断面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。
符号の説明
2 入力側ディスク
2a 内側面(トラクション面)
3 出力側ディスク
3a 内側面(トラクション面)
11 パワーローラ
11a 周面(トラクション面)
11e ラジアルニードル軸受(パワーローラ軸受)
14 枢軸(傾転軸)
15 トラニオン
22c ラジアルニードル軸受(パワーローラ軸受)
24 スラスト玉軸受(パワーローラ軸受)
25 スラストニードル軸受(パワーローラ軸受)
70 潤滑油経路
71 流入油路
72 トラクション側油路
73 軸受側油路
74 トラクション側第1油路
75 トラクション側第2油路
76 軸受側第1油路
77 軸受側第2油路
78 軸受側第3油路
79 軸受側第4油路
80 軸受側第5油路
81 軸受側第6油路
82 軸受側第7油路

Claims (2)

  1. それぞれの内側面同士を互いに対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間に挟持されたパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの回転中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の傾転軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持するパラーローラ軸受を有するトラニオンと、を備えるトロイダル型無段変速機において、
    前記パワーローラ軸受に供給される潤滑油の油量を、前記入力側ディスクおよび出力側ディスクと前記パワーローラとのトラクション面に供給される潤滑油の油量より少なくしたことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 前記枢軸を有するトラニオンには、当該トラニオン外部から供給された潤滑油を前記トラクション面と、前記パワーローラ軸受とに分岐させて供給する潤滑油経路が設けられ、
    前記潤滑油経路には、前記トラクション面に分岐した経路における潤滑油の流量に比較して前記パワーローラ軸受に分岐した経路における潤滑油の流量を減少させる流量調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
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