JP2002349657A - トロイダル無段変速機 - Google Patents

トロイダル無段変速機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラニオンの強度を向上させることができる
とともに、耐久性の低下を防止でき、さらに加工コスト
を低減することができるトロイダル無段変速機を提供す
る。 【解決手段】 トラニオン6に設けられている給油通路
64は、トラニオン6の内側面に形成された溝65と、
これを覆う板状の蓋部材66とにより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車または各種
産業機械などに用いられるトロイダル無段変速機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機として、例えば、図2お
よび図3に示すようなトロイダル無段変速機が知られて
いる。このトロイダル無段変速機は、入力軸1と中心軸
を同じくして入力側ディスク2が設けられるとともに、
入力軸1と中心軸を同じくして配置された出力軸3の端
部に出力側ディスク4が固定されている。トロイダル無
段変速機を収めたケーシングの内側には、枢軸5、5を
中心として揺動する複数個(この例では2個)のトラニ
オン6、6が設けられている。すなわち、各枢軸5、5
はそれぞれ、入力側、出力側両ディスク2、4の軸方向
(図2および図3において左右方向)に関してこれら両
ディスク2、4の中間部に、これら両ディスク2、4の
軸方向に対し直交する方向でかつこれら両ディスク2、
4の中心軸に対し捻れの位置に配置されて、各トラニオ
ン6、6の両端部外側面に設けられている。
【0003】また、各トラニオン6、6の中間部には、
変位軸7、7の基端部が支持されており、各枢軸5、5
を中心として各トラニオン6、6を揺動させることによ
り、各変位軸7、7の傾斜角度が変化するようになって
いる。各変位軸7、7には、それぞれパワーローラ8、
8が回転自在に支持されている。これら各パワーローラ
8、8は、入力側、出力側両ディスク2、4の間に挟持
されている。すなわち、これらの入力側、出力側両ディ
スク2、4の互いに対向する内側面2a、4aはそれぞ
れ、枢軸5を中心とする円弧を、入力軸1および出力軸
3を中心に回転させた場合に得られる凹面に形成され、
これらの内側面2a、4aに、球状凸面に形成された各
パワーローラ8、8の周面8a、8aが当接されてい
る。
【0004】入力軸1と入力側ディスク2との問には、
ローディングカム式の押圧装置9が設けられ、この押圧
装置9によって、入力側ディスク2が出力側ディスク4
に向けて押圧されている。この押圧装置9は、入力軸1
と共に回転するカム板10と、保持器11により保持さ
れた複数個(例えば4個)のローラ12とを備えてい
る。カム板10の片側面(図2および図3において左側
面)には、円周方向に亙る凹凸面であるカム面13が形
成され、入力側ディスク2の外側面(図2および図3に
おいて右側面)にも、同様のカム面14が形成されてお
り、これらの間に、複数個のローラ12が入力軸1の中
心に対して放射方向の軸を中心とする回転自在に支持さ
れている。
【0005】このように構成されたトロイダル無段変速
機においては、入力軸1の回転に伴ってカム板10が回
転すると、カム面13が複数個のローラ12を入力側デ
ィスク2の外側面のカム面14に押圧する。その結果、
入力側ディスク2が、両パワーローラ8、8に押圧され
るとともに、一対のカム面13、14と複数個の口一ラ
12との押し付け合いに基づいて入力側ディスク2が回
転する。そして、この入力側ディスク2の回転が、両パ
ワー口ーラ8、8を介して出力側ディスク4に伝達さ
れ、この出力側ディスク4に固定された出力軸3が回転
する。
【0006】入力軸1と出力軸3との回転速度比(変速
比)を変える場合であって、入力軸1と出力軸3との間
で減速を行なう場合には、枢軸5、5を中心として各ト
ラニオン6、6を揺動させ、図2に示すように、各パワ
ーローラ8、8の周面8a、8aが、入力側ディスク2
の内側面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4の内側
面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接するように、各
変位軸7、7を傾斜させる。一方、増速を行なう場合に
は、枢軸5、5を中心として各トラニオン6、6を揺動
させ、図3に示すように、各パワーローラ8、8の周面
8a、8aが、入力側ディスク2の内側面2aの外周寄
り部分と出力側ディスク4の内側面4aの中心寄り部分
とにそれぞれ当接するように、各変位軸7、7を傾斜さ
せる。各変位軸7、7の傾斜角度を図2と図3との中間
にすれば、入力軸1と出力軸3との間で、中間の変速比
を得られる。
【0007】図4および図5は、より具体化されたトロ
イダル無段変速機を示している。このトロイダル無段変
速機では、入力側ディスク2と出力側ディスク4とがそ
れぞれ、入力軸15の外周部にニードル軸受16、16
を介して回転白在に支持されている。また、カム板10
が入力軸15の端部(図4において左端部)の外周面に
スプライン係合され、鍔部17により入力側ディスク2
から離間する方向への移動を阻止されている。そして、
このカム板10とローラ12、12とにより、入力軸1
5の回転に基づいて、入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向けて押圧しつつ回転させる、ローディングカム
式の押圧装置9が構成している。出力側ディスク4に
は、出力歯車18がキー19、19により結合され、こ
れら出力側ディスク4と出力歯車18とが一体的に回転
するようになっている。出力歯車18およびこの出力歯
車18と噛合された図示しない歯車等が、出力側ディス
ク4の回転を取り出すための動力取り出し手段を構成し
ている。
【0008】一対のトラニオン6、6の両端部に設けた
枢軸5、5は、一対の支持ポスト20、20に、揺動自
在および軸方向(図4において表裏方向、図5において
左右方向)に変位自在に支持されている。一対の支持ポ
スト20、20は、十分な剛性を有する板状に形成され
ており、各支持ポスト20、20の中央部に形成された
円孔21、21がそれぞれ、ケーシング22の内面およ
びケーシング22内に設けたシリンダケース23の側面
に固設した支持ピン24a、24bに外嵌されることに
より、ケーシング22の内側に、揺動白在および各枢軸
5、5の軸方向に変位自在に支持されている。また、各
支持ポスト20、20の両端部にはそれぞれ、円形の支
持孔25、25が形成されており、これらの各支持孔2
5、25にそれぞれ、トラニオン6、6の両端部に設け
た各枢軸5、5が、外輪26、26を備えたラジアルニ
ードル軸受27、27により支持されている。これらの
構成により、各トラニオン6、6が、各枢軸5、5を中
心として揺動白在およびこれら各枢軸5、5の軸方向に
変位自在に、ケーシング22内に支持されている。
【0009】各トラニオン6、6の中間部に形成された
円孔40、40にはそれぞれ、変位軸7、7が支持され
ている。各変位軸7は、互いに平行でかつ偏心した支持
軸部28と枢支軸部29とを備えている。各支持軸部2
8は、各円孔40の内側に、ラジアルニードル軸受30
を介して揺動自在に支持されている。また、各枢支軸部
29の外周部には、パワーローラ8がラジアルニードル
軸受31を介して回転白在に支持されている。
【0010】なお、上記一対の変位軸7、7は、入力軸
15を中心として、点対象の位置(180度反対側の位
置)になるように配置されている。また、これら各変位
軸7、7の各枢支軸部29、29が各支持軸部28、2
8に対し偏心している方向は、入力側、出力側両ディス
ク2、4の回転方向に関し同方向(図5において左右逆
方向)とされている。また、各枢支軸部29、29の軸
方向は、入力軸15の軸方向(図4において左右方向、
図5において表裏方向)に対しほぼ直交する方向とされ
ている。したがって、各パワーローラ8、8は、入力軸
15の軸方向に亙る若干の変位が許容されて支持されて
いる。その結果、構成各部品の寸法精度のばらつき、あ
るいは動力伝達時の弾性変形等に起因して、各パワー口
ーラ8、8が入力軸15の軸方向に多少変位しても、こ
の変位を吸収でき、構成各部品に無理な力が加わること
がない。
【0011】また、各パワーローラ8、8の外側面と各
トラニオン6、6の中間部内側面との間にはそれぞれ、
パワーローラ8、8の外側面の側から順に、スラスト玉
軸受等のスラスト転がり軸受32、32と、後述する外
輪33、33に加わるスラスト荷重を支承するスラスト
ニードル軸受等のスラスト軸受34、34とが設けられ
ている。このうちのスラスト転がり軸受32、32は、
各パワーローラ8、8に加わるスラスト方向の荷重を支
承しつつ、各パワーローラ8、8の回転を許容してい
る。また、各スラスト軸受34、34は、各パワーロー
ラ8、8から各スラスト転がり軸受32、32の外輪3
3、33に加わるスラスト荷重を支承しつつ、枢支軸部
29、29および外輪33、33が支持軸部28、28
を中心に揺動することを許容している。
【0012】また、各トラニオン6、6の一端部(図5
において左端部)にはそれぞれ、駆動ロッド35、35
が結合され、各駆動ロッド35、35の中間部外周面に
は、駆動ピストン36が固設されている。各駆動ピスト
ン36、36はそれぞれ、シリンダケース23内に設け
た駆動シリンダ37、37内に油密に嵌装されている。
さらに、ケーシング22内に設けた支持壁38と入力軸
15との間には、一対の転がり軸受39、39が設けら
れて、入力軸15がケーシング22内に回転自在に支持
されている。
【0013】このように構成されたトロイダル無段変速
機においては、入力軸15の回転が押圧装置9を介して
入力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力側デ
ィスク2の回転が、一対のパワーローラ8、8を介して
出力側ディスク4に伝達され、さらにこの出力側ディス
ク4の回転が、出力歯車18より取り出される。入力軸
15と出力歯車18との間の回転速度比を変える場合に
は、一対の駆動ピストン36、36を互いに逆方向に変
位させる。そうすると、これら各駆動ピストン36、3
6の変位に伴って一対のトラニオン6、6がそれぞれ、
逆方向に変位する。例えば、図5において下側のパワー
ローラ8が同図の右側に、同図の上側のパワーローラ8
が同図の左側に、それぞれ変位する。その結果、これら
各パワーローラ8、8の周面8a、8aと入力側ディス
ク2および出力側ディスク4の内側面2a、4aとの当
接部に作用する、接線方向の力の向きが変化する。そし
て、この力の向きの変化に伴って各トラニオン6、6
が、支持ポスト20、20に枢支された枢軸5、5を中
心として、図4において互いに逆方向に揺動する。その
結果、上述の図2および図3に示したように、各パワー
ローラ8、8の周面8a、8aと各内側面2a、4aと
の当接位置が変化し、入力軸15と出力歯車18との問
の回転速度比が変化する。
【0014】なお、動力伝達時に構成各部品が弾性変形
する結果、各パワーローラ8、8が入力軸15の軸方向
に変位すると、これら各パワーローラ8、8を枢支して
いる各変位軸7、7が、各支持軸部28、28を中心と
して僅かに揺動する。この揺動の結果、各スラスト転が
り軸受32、32の外輪33、33の外側面と各トラニ
オン6、6の内側面とが相対変位する。これら外側面と
内側面との間には、各スラスト軸受34、34が存在す
るため、この相対変位に要する力は小さい。したがっ
て、上述のように各変位軸7、7の傾斜角度を変化させ
るための力が小さくて済む。
【0015】上述のように構成され作用するトロイダル
無段変速機の場合には、パワーローラ8、8を支持する
ためのラジアルニードル軸受31およびスラスト転がり
軸受32等、各トラニオン6、6と各変位軸7、7と各
パワーローラ8、8との組み合わせ部分に存在する各軸
受部分に潤滑油を送り込む必要がある。なぜならば、ト
ロイダル無段変速機の運転時にパワーローラ8、8は、
大きな荷重を受けつつ高速回転する。したがって、ラジ
アルニードル軸受31およびスラスト転がり軸受32等
の軸受の耐久性を確保するためには、これら軸受31、
32を含む各軸受部分に十分な量の潤滑油を送り込む必
要があるからである。
【0016】このために、図4、5に示した構造の場合
には、各トラニオン6、6の内部に、連続する給油孔3
8a、38bを形成している。そして、各駆動シリンダ
37、37の低圧室側から、これら各駆動シリンダ3
7、37内に存在する作動油を、給油孔38a、38b
内に潤滑油として送り込むようにしている。この送り込
まれた潤滑油は、給油孔38bの下流端から吐出して、
トラニオン6の内側面とスラスト転がり軸受32の外輪
33の外側面との間に送り込まれる。これにより、ラジ
アルニードル軸受31およびスラスト転がり軸受32等
の軸受部分を潤滑している。なお、この部分の構造およ
び作用については、実公平4−48351号公報に、よ
り詳しく記載されている。
【0017】また、ラジアルニードル軸受31やスラス
ト転がり軸受32などの軸受部分に潤滑油を送り込むた
めの構造として、従来、図6に示すような構造が知られ
ている。このトロイダル無段変速機では、トラニオン6
の内部に設けた給油通路43が、給油孔41と給油孔4
2と給油孔72とを、直列に接続して成る。このうちの
給油孔41は、トラニオン6の両端部に設けた一対の枢
軸5、5の中心軸に対し平行に孔を設け、この孔をトラ
ニオン6の中間部内部で終わらせている。このような給
油孔41は、ボール盤等により、トラニオン6の軸方向
片端面から円孔21に向けてドリル刃を挿入するなどに
より形成し、形成後は、その開口部をプラグにより塞い
でおく。
【0018】一方、給油孔42は、一対の枢軸5、5の
うちの一方(図6の左側)の枢軸5の中心部に形成した
通孔45の内周面にその一端を開口させると共に、その
一部を給油孔41に通じさせている。給油孔72は、ト
ラニオン6の中間部の内側面にその一端を開口させると
共に、その他端部を給油孔41に通じさせている。ま
た、給油孔42および給油孔72の各他端をトラニオン
6の中間部内部で終わらせている。このような給油孔4
2は、通孔45の開口側から、また給油孔72は、トラ
ニオン6中間部の内側面から、ボール盤等によってドリ
ル刃を挿入する等により形成する。
【0019】トロイダル無段変速機を組み立てた状態で
は、トラニオン6を各枢軸5、5の軸方向に変位させる
ためのアクチュエータである油圧シリンダを備えてい
る。油圧シリンダを構成する駆動ロッド35は、その周
面の一部(図6の下部)に駆動ロッド35の中心軸に対し
て平行に給油溝63を形成し、この給油溝63の一端
(図6の左端部)を駆動ロッド35の中間部で終わらせ
て、その端部を潤滑油の供給口62に通じさせている。
そして、給油溝63の他端は、通孔45内の駆動ロッド
35の先端部の途中で終わらせている。この駆動ロッド
35の先端部途中で終わらせた給油溝63の端部が、給
油孔42の開口部と対向して配置され、これにより給油
溝63を給油孔42に通じさせている。給油溝63は、
両端部を除いて、枢軸5の通孔の内周面および駆動ロッ
ド35の外周面に固定された駆動ピストン61の基部の
円筒部により覆われている。
【0020】さらに、変位軸7の枢支軸部29の内部に
は、給油孔73を形成している。この給油孔73の上流
側端部は、枢支軸部29の内側端面で支持軸部28の外
周面に対し偏心した部分に開口しており、給油孔72の
下流側端部開口と対向している。そして、給油孔73か
ら分岐した分岐ノズル孔73a、73bの下流端を、枢
支軸部29の外周面で、スラスト転がり軸受32および
ラジアルニードル軸受31の内径側に対向する部分にそ
れぞれ開口させている。
【0021】トロイダル無段変速機の運転時には、図示
しない給油ポンプ等の給油手段により、供給口62から
給油溝63に潤滑油を送り込む。そして、この潤滑油
を、給油孔42、41、72を通じて、給油孔73およ
びトラニオン6内側面と外輪33の外側面との間に送り
込む。この送り込まれた潤滑油は、ラジアルニードル軸
受31、スラスト転がり軸受32、ラジアルニードル軸
受30およびスラスト軸受34を含む各軸受部分に送り
込まれて、これらの部分を潤滑する。
【0022】ところで、図4〜7に示した従来の構造で
は、給油孔38a(図5)または給油孔42(図6)
が、トラニオン6の端部に設けた枢軸5の中心軸に対し
傾斜している。すなわち、いずれの構造の場合も、給油
孔38aまたは給油孔42の上流側開口の延長上には、
枢軸5の中心部に形成した通孔45の開口が存在する。
この理由は、従来構造のいずれもが、給油孔38aまた
給油孔42を、通孔45の開口側からドリル刃を挿入し
て形成する事を意図しているためである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトロイダル無段変速機においては、トラニオ
ン6内部に給油孔38a、38bまたは給油孔42、4
1、72を形成する加工を行なうと、次のような問題が
生じる。(1)給油孔38a、38bまたは給油孔4
2、41、72をドリル加工で形成するために、加工コ
ストが高くなり、変速機全体の価格が高くなる。特に、
両給油孔38a、42の場合には、加工開始時に、ドリ
ル刃を通孔45の内周面に小さな傾斜角度で強く突き当
てなければならないため、このドリル刃によるトラニオ
ン6の切削作業をゆっくり行わなければならないだけで
なく、ドリル刃の耐久性も短くなるので、加工コストが
より高くなる。(2)給油孔38a、38bまたは給油
孔42、41、72のドリル加工のときに、各孔の穴に
バリが残り易い。このバリは熱処理によって硬くなり、
運転中に油の流れによって脱落し、各軸受部やトラクシ
ョン動力伝達部などに噛み込んで圧痕をつけ、変速機の
耐久性を低下させる。特にドリル穴が交差する部分で、
このバリが生じ易い。(3)トラニ才ン6には、パワー
ローラ8にかかる約6トン近いスラスト力が加わり、こ
れを両端で支えるために大きな曲げ応力が生じる。この
ような状態にあるトラニオン6に、ドリル穴のような部
分があると、この部分に応力が集中してトラニオン6の
強度が低下し、甚だしい場合にはトラニオン6が破損す
るおそれもある。
【0024】本発明は、上記事情に鑑みて為されたもの
で、トラニオンの強度を向上させることができるととも
に、耐久性の低下を防止でき、さらに加工コストを低減
することができるトロイダル無段変速機を提供すること
を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のトロイダル無段変速機は、回転自
在に支持された入力軸と、この入力軸と共に回転自在な
入力側ディスクと、この入力側ディスクと中心軸を同じ
くして配置され、かつこの入力側ディスクに対して回転
自在に支持された出力側ディスクと、これら入力側、出
力側両ディスクの軸方向に関してこれら両ディスクの中
間部に、これら両ディスクの軸方向に対し直交する方向
でかつこれら両ディスクの中心軸に対し捻れの位置に配
置されて当該位置で揺動する複数のトラニオンと、これ
ら各トラニオンに支持された変位軸に回転白在に支持さ
れ、入力側および出力側両ディスクの間に挟持された複
数個のパワーローラと、これら各パワーローラの外側面
と前記各トラニオンの内側面との間に設けたスラスト転
がり軸受と、前記各トラニオンに設けられた給油通路と
を備え、入力側、出力側両ディスクの互いに対向する内
側面を、それぞれ断面が円弧形の凹面とし、前記各パワ
ーローラの周面を球面状の凸面として、この周面と前記
内側面とを当接させているトロイダル無段変速機におい
て、前記各トラニオンに設けられた給油通路は、前記ト
ラニオンの内側面に形成された溝と、この溝を覆う蓋部
材により構成されていることを特徴とする。
【0026】請求項1に記載の発明においては、トラニ
オンに設けられた給油通路を通して、パワーローラを支
持するためのラジアル軸受やスラスト転がり軸受等の軸
受部分に潤滑油が供給される。そして、給油通路が溝と
蓋部材とにより構成されているので、従来のようにトラ
ニオンの内部にドリル加工により孔を形成する必要がな
い。したがって、応力集中を緩和することができるの
で、従来よりも曲げ応力に対するトラニオンの強度を向
上させることができ、同じ強度のトラニオンであれば、
トラニオン全体の小型化、軽量化を実現することができ
る。また、ドリル加工に伴うバリの発生が無くなるの
で、このバリによる耐久性の低下を防止することができ
る。また、コストの高いドリル加工を無くすることがで
きるので、加工コストを低減することができる。
【0027】請求項2に記載のトロイダル無段変速機
は、請求項1に記載の発明において、前記蓋部材は、前
記スラスト転がり軸受の外輪と前記トラニオンの内側面
との間に設けられたスラスト軸受の軌道輪を兼ねている
ことを特徴とする。
【0028】請求項2に記載の発明においては、蓋部材
がスラスト軸受の軌道輪を兼ねているので、部品点数を
削減できるため、製造コストを低減することができる。
【0029】請求項3に記載のトロイダル無段変速機
は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記
給油通路を構成する溝は、塑性加工によって形成されて
いることを特徴とする。
【0030】請求項3記載の発明においては、給油通路
を構成する溝が塑性加工により形成されるので、加工コ
ストをさらに低減することができるとともに、この溝部
周辺が加工硬化し、強度を高めることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、図1において、図6と同一
構成要素には同一符号を付してその説明を簡略化する。
本実施の形態に係るトロイダル無段変速機では、図1に
示すように、トラニオン6に設けられている給油通路6
4は、トラニオン6の内側面に形成された溝65と、こ
れを覆う板状の蓋部材66とにより構成されている。溝
65の一端は一方の枢軸5の通孔45に達して、給油口
63の一端に連結している。また、溝65の他端は、変
位軸7の近くまで達して、変位軸7の給油孔73に潤滑
油を供給できるようになっている。蓋部材66は、給油
溝63と対向している部分と変位軸側の端部を除いて溝
65を覆っているとともに、トラニオン6とスラスト転
がり軸受32の外輪33との間に配設されているスラス
ト軸受34の軌道輪を兼ねている。
【0032】このトロイダル無段変速機においては、供
給口62から給油溝63に送り込まれた潤滑油は、給油
溝63および給油通路64を通じて、給油孔73および
トラニオン6内側面と外輪33の外側面との間に送り込
まれる。この送り込まれた潤滑油は、ラジアルニードル
軸受31、スラスト転がり軸受32、ラジアルニードル
軸受30およびスラスト軸受34を含む各軸受部分に送
り込まれて、これらの部分を潤滑する。
【0033】このように構成されたトロイダル無段変速
機にあっては、トラニオン6の給油通路64が溝65と
これを覆う蓋部材66とにより構成されているので、従
来のようにトラニオン6の内部にドリル加工により孔を
形成する必要がない。そのため、応力集中を緩和するこ
とができるので、従来よりも曲げ応力に対するトラニオ
ン6の強度を向上させることができる。したがって、同
じ強度のトラニオンであれば、トラニオン全体の小型
化、軽量化を図ることができる。また、ドリル加工に伴
うバリの発生が無くなるので、このバリによる耐久性の
低下を防ぐことができる。また、コストの高いドリル加
工を無くすることができるので、加工コストを低減する
ことができる。
【0034】また、蓋部材66がスラスト軸受34の軌
道輪を兼ねているので、部品点数を削減できるので、製
造コストをさらに低減することができる。加えて、トラ
ニオン6の溝65を、鍛造等の塑性加工によって形成す
ることができ、この場合には加工コストをさらに低減す
ることができる。また、塑性加工により、溝65周辺が
加工硬化するので、トラニオン6の強度を高めることが
できる。
【0035】なお、溝65と蓋部材66との間に多少の
隙間があっても、漏れた潤滑油はパワーローラ8の周面
8aと入力ディスク2または出力ディスク4とのトラク
ション面導入されて使用されるので、無駄になることは
ない。一方、溝65と蓋部材66との間にシール部材を
介在させて、滑油の漏出を抑制すれば、上記軸受部分に
確実に十分な給油を行なうことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
トロイダル変速機によれば、給油通路を溝と蓋部材とに
より構成したので、ドリル加工による孔の形成を無くす
ることができるため、トラニオンの強度を向上させるこ
とができるとともに、耐久性の低下を防止でき、さらに
加工コストを低減することができる。
【0037】また、請求項2に記載のトロイダル変速機
によれば、蓋部材が、スラスト転がり軸受の外輪とトラ
ニオンに内側面との間に設けられたスラスト軸受の軌道
輪を兼ねているので、部品点数を削減できるため、製造
コストをさらに低減することができる。
【0038】また、請求項3に記載のトロイダル変速機
によれば、給油通路を構成する溝が塑性加工により形成
されるので、加工コストをさらに一層低減することがで
きるとともに、加工硬化により強度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るトロイダル無段変速
機のトラニオンの部分を示す断面図である。
【図2】トロイダル無段変速機の基本構成を最小減速時
の状態で示す側面図である。
【図3】同じく最大減速時の状態で示す側面図である。
【図4】トロイダル無段変速機の具体的構造の一例を示
す要部断面図である。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【図6】従来のトロイダル無段変速機のトラニオンの部
分を示す断面図である。
【符号の説明】
6 トラニオン 32 スラスト転がり軸受 33 外輪 34 スラスト軸受 64 給油通路 65 溝 66 蓋部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持された入力軸と、この入
    力軸と共に回転自在な入力側ディスクと、この入力側デ
    ィスクと中心軸を同じくして配置され、かつこの入力側
    ディスクに対して回転自在に支持された出力側ディスク
    と、これら入力側、出力側両ディスクの軸方向に関して
    これら両ディスクの中間部に、これら両ディスクの軸方
    向に対し直交する方向でかつこれら両ディスクの中心軸
    に対し捻れの位置に配置されて当該位置で揺動する複数
    のトラニオンと、これら各トラニオンに支持された変位
    軸に回転白在に支持され、入力側および出力側両ディス
    クの間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各
    パワーローラの外側面と前記各トラニオンの内側面との
    間に設けたスラスト転がり軸受と、前記各トラニオンに
    設けられた給油通路とを備え、入力側、出力側両ディス
    クの互いに対向する内側面を、それぞれ断面が円弧形の
    凹面とし、前記各パワーローラの周面を球面状の凸面と
    して、この周面と前記内側面とを当接させているトロイ
    ダル無段変速機において、 前記各トラニオンに設けられた給油通路は、前記トラニ
    オンの内側面に形成された溝と、この溝を覆う蓋部材に
    より構成されていることを特徴とするトロイダル無段変
    速機。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材は、前記スラスト転がり軸受
    の外輪と前記トラニオンの内側面との間に設けられたス
    ラスト軸受の軌道輪を兼ねていることを特徴とする請求
    項1に記載のトロイダル無段変速機。
  3. 【請求項3】 前記給油通路を構成する溝は、塑性加工
    によって形成されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2にトロイダル無段変速機。
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