JPH11255481A - 大型移動式クレーンのカウンタウエイトの取付方法、取外し方法および着脱装置 - Google Patents
大型移動式クレーンのカウンタウエイトの取付方法、取外し方法および着脱装置Info
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- JPH11255481A JPH11255481A JP5859298A JP5859298A JPH11255481A JP H11255481 A JPH11255481 A JP H11255481A JP 5859298 A JP5859298 A JP 5859298A JP 5859298 A JP5859298 A JP 5859298A JP H11255481 A JPH11255481 A JP H11255481A
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Abstract
に行い、カウンタウエイトの落下の危険性がない。 【解決手段】 ブーム33を車体前方以外の方向に旋回
させた状態で下部走行体11の後部に配置されたカウン
タウエイト支持台26を上昇させる。次いで、カウンタ
ウエイト34を搬入して上昇しているカウンタウエイト
支持台26に支持させる。そして、ブーム33が車体前
方を向くように上部旋回体12を旋回させることによっ
てカウンタウエイト支持台26上のカウンタウエイト3
4と上部旋回体12とを係合させる。最後に、カウンタ
ウエイト支持台26を下降させる。カウンタウエイト3
4を取り外す場合は、この逆の手順で行う。
Description
大型移動式クレーンの上部旋回体の後部に取付ける方
法、取外す方法および着脱する装置に関するものであ
る。
ンとそのカウンタウエイトの着脱装置の例を、図8を参
照しながら説明する。
下部走行体51は走行体フレーム51aを有し、この走
行体フレーム51aの下部に、4本の車軸51b,51
c,51d,51eが間隔を置いて取り付けられ、この
車軸51b,51c,51d,51eの両端には各々車
輪が取り付けられている。
れぞれ水平および垂直両方向に張り出し可能なアウトリ
ガ51f,51gが設けられ、クレーン作業時にこれら
各アウトリガ51f,51gによって車体が支持され
る。走行体フレーム51aの前端部には、走行時に使用
される運転室51hが設けられている。
体52が旋回自在に搭載されている。この上部旋回体は
旋回フレーム52bを有し、この旋回フレーム52bの
前部一側には、クレーン作業時に使用される運転室52
aが設けられると共に、他側には多段伸縮式のブーム5
3がブーム起伏シリンダ53aによりブームフットピン
52cを中心として起伏自在に設けられている。
部には、カウンタウエイト55が一対のボルト56で固
定されている。
ウエイト55は、上部旋回体52の後端面に、後側面か
ら一対のボルト55によって止着されているのである。
公報に示された従来のカウンタウエイトの着脱装置の例
である。以下、簡単にこの第二の従来技術の構造につい
て述べる。
4は、ウエイト載置台64aと当該ウエイト載置台64
a上に載置されたウエイト64bとからなっている。
5の後部下面に複動油圧シリンダ61によって押圧止着
されている。
シリンダ61のピストンロッド61bのロッド側係合具
62aが、ウエイト載置台64aに配置された載置台側
係合具62bと係合し、ウエイト載置台64aとウエイ
ト64bとを一体的に上方に持ち上げて旋回フレーム6
5の下面に押圧し、カウンタウエイト64を止着してい
るのである。なお、ロッド側係合具62aと載置台側係
合具62bとからなる連結手段62の係合動作は、ピス
トンロッド61bを回転駆動するピストンロッド回転駆
動手段63によって行う。
型の移動式クレーンが重量制限のある橋梁等を通過する
場合には、重量物であるカウンタウエイトを別の搬送車
に移して重量を軽くした上で通過する必要がある。
ては、頻繁にカウンタウエイトを着脱しなければならな
い。このため、カウンタウエイトを着脱する作業を簡素
化することは、大型の移動式クレーンの作業性を向上す
るにあたって極めて重要な課題である。
エイトは、その重量が数10トンから数100トンに及
ぶため、その取り扱いが容易でないだけでなく、もし落
下等の事態になった場合、極めて重大な事故につながる
おそれがある。
ても、カウンタウエイトは上部旋回体に確実に取り付け
られていなければならない。
エイトが旋回フレームにボルトで取り付けられているも
のである。このため、このカウンタウエイトの着脱にあ
たっては、他のクレーン等によってカウンタウエイトを
吊り上げた状態で、カウンタウエイトを上部旋回体の後
部に取り付ける必要があった。
を正確に上部旋回体の後部に移動させなければならない
ため、高度のクレーン操作技術が要求されるだけでな
く、安全面でも問題があった。また、別のクレーンを必
要とするという問題もあった。
示す第一の従来技術の問題点をそれなりに解決したもの
であるが、以下のような問題があった。
ンタウエイトを持ち上げて押圧係止する構成であるた
め、この複動油圧シリンダが油漏等の原因により故障し
た場合や、制御系の誤動作が生じた場合に、カウンタウ
エイトを吊持することができなくなり、カウンタウエイ
トが落下する危険があった。
なストッパを設けることも考えられるが、カウンタウエ
イトが大重量であることから、機械的ストッパがどうし
ても大がかりで複雑な構造なものとならざるを得なかっ
た。
タウエイトの着脱操作が簡単かつ安全であり、カウンタ
ウエイトの落下の危険性がない大型移動式クレーンのカ
ウンタウエイトの取付方法、取外し方法および着脱装置
を提供することを目的とする。
の手段として、請求項1の発明(カウンタウエイトの取
付方法)は、ブームを備えた上部旋回体を下部走行体に
旋回自在に搭載した大型移動式クレーンのカウンタウエ
イトの取付方法において、上記ブームを車体前方以外の
方向に旋回させた状態で、カウンタウエイトを、上記下
部走行体の後部に配置されたカウンタウエイト支持手段
に支持させ、このカウンタウエイト支持手段を上昇させ
た状態で上記ブームが車体前方を向くように上記上部旋
回体を旋回させることによって上記カウンタウエイトと
上記上部旋回体とを係合させた後、上記カウンタウエイ
ト支持手段を下降させるものである。
の取外し方法)は、ブームを備えた上部旋回体を下部走
行体に旋回自在に搭載した大型移動式クレーンのカウン
タウエイトの取外し方法において、上記ブームを車体前
方に旋回させた状態で、上記下部走行体の後部に配置さ
れたカウンタウエイト支持手段を上昇させて、上記上部
旋回体に係合している上記カウンタウエイトを上記カウ
ンタウエイト支持手段によって支持し、この後、上記ブ
ームが車体前方以外の方向を向くように上記上部旋回体
を旋回させて上記カウンタウエイトと上記上部旋回体と
の係合を解除し、次いで上記カウンタウエイトを上記カ
ウンタウエイト支持手段から搬出するものである。
回体を旋回させることによって、カウンタウエイトと上
部旋回体とを係合または係合解除するので、カウンタウ
エイトの着脱操作が極めて簡単かつ安全である。
ンタウエイト支持手段を用いているので、クレーン操作
等をすることなくカウンタウエイトと上部旋回体とを係
合することができるので、この面からもカウンタウエイ
トの着脱操作が極めて簡単かつ安全である。
に、自らのブームを用いてカウンタウエイトを吊り上げ
てカウンタウエイトを搬入(カウンタウエイト支持手段
に支持させ)、搬出する(取外す)ようにしてもよい。
または搬入操作が容易であるとともに、他のクレーンを
必要としない。
ウエイトと上部旋回体との係合を、カウンタウエイトに
水平方向に凹設されたカウンタウエイト係合用凹部と、
上部旋回体の後部に水平方向に突設されたカウンタウエ
イト係合用突出部とを係合させることによってするよう
にしてもよい。
ウエイトが保持されるのではなく、カウンタウエイト係
合用凹部とカウンタウエイト係合用突出部とによって物
理的に保持されるので、制御系の異常や油圧系の異常が
発生した場合であっても、カウンタウエイトが落下する
という最悪の事態を招くことがない。
装置)は、ブームを備えた上部旋回体を下部走行体に旋
回自在に搭載した大型移動式クレーンのカウンタウエイ
ト着脱装置において、上記下部走行体の後部に上記カウ
ンタウエイトを支持する上下動可能なカウンタウエイト
支持手段を設け、該カウンタウエイト支持手段を上昇さ
せて該カウンタウエイト支持手段によって上記カウンタ
ウエイトを支持した状態で上部旋回体を旋回させること
により、上記カウンタウエイトと上記上部旋回体との係
合および係合解除を可能としたものである。
手段を上下動させることと、上部旋回体を旋回させるこ
とでカウンタウエイトと上部旋回体との係合および係合
解除を行うので、カウンタウエイトの着脱操作が極めて
簡単かつ安全である。また、着脱装置の構成を簡素なも
のとすることができ、装置コストを低減することもでき
る。
ンタウエイトと上部旋回体との係合が、カウンタウエイ
トに水平方向に凹設されたカウンタウエイト係合用凹部
と、上部旋回体の後部に水平方向に突設されたカウンタ
ウエイト係合用突出部とを係合させることによってなさ
れるようにしてもよい。
ウエイトが保持されるのではなく、カウンタウエイト係
合用凹部とカウンタウエイト係合用突出部とによって物
理的に保持されるので、制御系の異常や油圧系の異常が
発生した場合であっても、カウンタウエイトが落下する
という最悪の事態を招くことがない。
ウエイトと上部旋回体とを係合した状態で、カウンタウ
エイトと上部旋回体とを係止する係止手段をさらに設け
てもよい。
体に係止することができ、カウンタウエイトの位置ずれ
落下を確実に防止することができる。
として、カウンタウエイト係合用凹部とカウンタウエイ
ト係合用突出部とに上方から挿通されるカウンタウエイ
ト固定ピンを用いてもよい。
ウンタウエイト固定ピンで行うことができるので、簡単
な構成で確実にカウンタウエイトの係止を行うことがで
きる。また、上方からカウンタウエイト固定ピンを挿入
するので、操作者が上部旋回体に乗れば、簡単に挿入操
作を行うことができる。
タウエイト支持手段を、下部走行体の後部中央に設けら
れたエンジン格納部の両側に配置してもよい。
ンタウエイト支持手段が設けられているので、スペース
的に余裕があり下部走行体の上面の機器配置をコンパク
トにまとめることができる。
ことができるので、カウンタウエイトを安定した状態で
支持することができる。
タウエイト支持手段を、カウンタウエイトを載置支持す
るカウンタウエイト支持台と、カウンタウエイト支持台
を上下動可能とするカウンタウエイト昇降シリンダとで
構成してもよい。
易な構成で確実に行うことができる。また、カウンタウ
エイトの自重が加わる方向に支持できるので、曲げモー
メントの発生がなく、大重量のカウンタウエイトを安定
して支持するのに極めて有効である。
タウエイト支持台の周縁部から下方に延設された上部保
護カバーと、上記下部走行体から上方に延設された下部
保護カバーとによって、カウンタウエイト昇降シリンダ
を囲繞してもよい。
ーとによってカウンタウエイト昇降シリンダを囲繞して
いるので、上部旋回体の上で作業者が作業しても、カウ
ンタウエイト昇降シリンダに挟まれたりすることがな
い。また、カウンタウエイト昇降シリンダを破損から保
護することができる。
基づいて詳細に説明する。
−ンの側面図であり、ホイールクレーンを搬送する準備
状態または待機状態を示す図である。
下部走行体11と、該下部走行体11の上部に旋回自在
に搭載された上部旋回体12とからなる。
の前方を一対の前輪14に支持され、その後方を各一対
の第一後輪15と第二後輪16とで支持されている。こ
の実施形態の場合、前輪14と第一後輪15が駆動輪と
なっており、第二後輪16は遊動輪となっている。ま
た、前輪14、第一後輪15および第二後輪16は、各
々操舵可能である。
前部アウトリガ17、前輪14と第一後輪15の間に中
間アウトリガ18、第一後輪15と第二後輪16の間に
後部アウトリガ19がそれぞれ左右一対ずつ設けられて
いる。
トリガ19は、車幅方向に伸縮可能であるが、中間アウ
トリガ18は車体フレーム13に固定されている。
フレーム13の最後部の中央部分には、1本の後端アウ
トリガが設けられている。
ーン10は、計7本のアウトリガによって持ち上げ支持
される。
ーム20が連結軸22廻りに回動可能に取り付けられて
いる。この連結フレーム20の下面前部には、キングピ
ン21が設けられている。また、この連結フレーム20
の連結軸22の下方には、連結ピン23が配されてお
り、この連結ピン23をセットすることで、連結フレー
ム20が張り出し状態で固定される。
ジンを収納したエンジン格納部25が設けられている。
このエンジンが走行動作とクレーン動作の駆動源とな
る。
対のカウンタウエイト支持台26が設けられている。
は、このカウンタウエイト支持台26を上下動させるカ
ウンタウエイト昇降シリンダ26aが各々設けられて、
このカウンタウエイト昇降シリンダ26aによって上記
カウンタウエイト支持台26が上昇してカウンタウエイ
ト34を持ち上げる。
部から下方に角筒状の上部保護カバー26dが延設さ
れ、上記下部走行体12から上方に角筒状の下部保護カ
バー26eが延設されている。
6eは、上下方向に移動可能に嵌合し、カウンタウエイ
ト昇降シリンダ26aを囲繞している。
ー26eによって、カウンタウエイト昇降シリンダ26
aが保護されている。
持台26とカウンタウエイト昇降シリンダ26aとでカ
ウンタウエイト支持手段を構成している。
6を上下動させる手段としてカウンタウエイト昇降シリ
ンダ26aを用いたが、これに限定されることなく、ジ
ャッキ等であってもかまわない。すなわち、カウンタウ
エイト34を支持して上下動させることができるもので
あればよい。
ト支持手段として、エンジン格納部25の両側に配置さ
れた一対のカウンタウエイト支持台26を用いたが、こ
れに限定されるものではない。例えば、エンジンとの干
渉が問題となるが、車体中央に単一のシリンダを設けた
ものでもよい。
回ターレット24が設けられており、この旋回ターレッ
ト24の上方には上部旋回体12が旋回自在に搭載され
ている。
1が取り付けられている。この旋回フレーム31の後端
上部には、ブームフットピン32が配されており、旋回
フレーム31の後端面のやや上部には、カウンタウエイ
ト係合用突出部31aが水平方向に突設されている。
の上面の先端近傍には、一対の円錐台状の位置決用突出
部31bが形成されている。また、旋回ターレット24
には、ブーム33が、このブームフットピン32を中心
として、ブーム起伏シリンダ35によって旋回フレーム
31に対して起伏自在に支持されている。
後述する構成からなるカウンタウエイト34が、旋回フ
レーム31に対して脱着可能に取り付けられている。な
お、この実施形態においては、図1に示すように、ブー
ム33は最大倒伏位置において前下がりに傾斜した状態
となる。
配置されている。運転者は、このキャビン36に搭乗
し、クレーン操作と走行操作を行う。
自在とされたジブ39が格納されている。このジブ39
は、使用時には、ブーム33のブームヘッド37の前方
に張り出される。
がブームヘッド37の下面に格納可能に設けられてい
る。
−ンの側面図であり、トラクタによって牽引搬送される
状態を示す図である。
第一後輪15と第2後輪16とを路面Gに接地し、前輪
14を路面Gから浮かせた状態で、搬送用のトラクタ4
0に支持されている。
対して、連結フレーム20に設けられたキングピン21
廻りに回転自在に支持されている。
浮いているので、軸間距離を前輪14と第一後輪15と
の間の距離から、第一後輪15とトラクタ40の車輪の
間の距離まで拡大することができる。したがって、ホイ
ールクレーンの自重がより広いスパンで路面により分散
し、重量制限のある橋梁等の通過が可能になる。また、
走行操作をトラクタ40の運転席で行うことができるた
め、走行操作が容易になる。
ウエイト着脱装置の詳細を、図3〜図7を用いて説明す
る。
ウンタウエイトの構造を示すものである。図4は、第1
図のB矢視拡大図であってカウンタウエイト支持手段と
カウンタウエイトの位置関係を示すものである。図5な
いし図7は、本発明の実施形態のカウンタウエイトの着
脱方法を説明する図である。このうち図5は、カウンタ
ウエイトを取り外す準備段階を示す図である。図6は、
カウンタウエイトを取り外す段階を示す図である。図7
は、カウンタウエイトを搬出する段階を示す図である。
上下積層配置された第1および第2両ウエイト34a,
34bとから成る。
aの下面と第2ウエイト34bの上面に形成された凸凹
部に一対のカウンタウエイト連結ピン41が挿通され、
第1ウエイト34aと第2ウエイト34bとが連結固定
されている。
コの字型をしており、上部旋回体12に対向する面が水
平方向に切り欠かれてカウンタウエイト係合用凹部44
が形成されている。
上述した旋回フレーム31に備えられたカウンタウエイ
ト係合用突出部31aと係合可能とされている。
の上面には、円錐台状の位置決用突出部31bが形成さ
れている。
タウエイト係合用凹部44の上面に設けられた位置決用
凹部44aと嵌合し、カウンタウエイト34の第1ウエ
イト34aと上部旋回体12のカウンタウエイト係合用
突出部31aとの位置関係を決める。
イト係止手段である一対のカウンタウエイト固定ピン4
2を、カウンタウエイト34の第1ウエイト34aと上
部旋回体12のカウンタウエイト係合用突出部31aと
に跨って上方から挿通させることによって、カウンタウ
エイト34と上部旋回体12とが縦方向に連結される。
じても、カウンタウエイトが位置ずれしたり、脱落する
ことがない。
の挿通孔との間には、位置決め誤差を吸収するための隙
間が設けられている。
述する二対の位置決用切欠45(図3参照)が所定間隔
を開けて配置されている。
ト34が第1ウエイト34aと第2ウエイト34bとか
らなる構成にしたが、カウンタウエイト34は、単体で
も更に分割された3以上のウエイトから構成されていて
もかまわない。
手段としてカウンタウエイト固定ピン42を用いたが、
これに限定されるものではない。すなわち、両カウンタ
ウエイトを側面から固定するピンでもかまわないし、カ
ウンタウエイトを引っ掛けるフックのようなものでもか
まわない。つまり、カウンタウエイト係止手段とは、カ
ウンタウエイト34を上部旋回体12の後部に係止する
ことができるものであれば、どのようなものでもかまわ
ない。
レーム13の中央後部にエンジン格納部25が設けら
れ、その両側部前後には、各々第一後輪15と第二後輪
16とが配置されている。
の中間部には、上記カウンタウエイト支持台26,26
が配置されている。
上面は、略平行四辺形状の支持板とされており、この支
持板の車幅方向の両周縁には上方に突出する車幅方向位
置決部26bが設けられており、この支持板の車長方向
の両周縁には上方に突出する車長方向位置決部26cが
設けられている。
あって、中央部付近には、このカウンタウエイト支持台
26を上下動させるカウンタウエイト昇降シリンダ26
aが設けられている。
回体12を旋回させた状態で、上記カウンタウエイト支
持台26の上方に上記カウンタウエイト34が位置する
ようにされている。
34bの下面には、上述したように、二対の位置決用切
欠45が設けられており、この位置決用切欠45が上記
車幅方向位置決部26bと係合して、カウンタウエイト
34とカウンタウエイト支持台26の車幅方向の位置関
係を位置決めする。
二ウエイト34bの車長方向の両側面と係合して、カウ
ンタウエイト34とカウンタウエイト支持台26の車長
方向の位置関係を位置決めする。
エイト支持台26を位置決めする手段としては、上記し
た車幅方向位置決部26bと車長方向位置決部26cに
限定されるものではない。例えば、カウンタウエイト支
持台26の中央部に円錐台状の突出部を設け、カウンタ
ウエイト34の下面に円錐台状の凹部を設けてもよい。
また、近接スイッチ等の電気的検出器を併用してもよ
い。
イトの取り外し方法を図5〜図7を用いて説明する。
第1のステップを図5を用いて説明する。カウンタウエ
イト34を取り外すために、ブーム33が車体前方に向
くように上部旋回体12を旋回させ、カウンタウエイト
34をカウンタウエイト支持台26の上方に移動させ
る。
ウンタウエイト係合用突出部31aとを連結するカウン
タウエイト連結ピン42が両者間に挿通されている。
第2のステップを図6を用いて説明する。カウンタウエ
イト支持台26は、その内部に設けられたカウンタウエ
イト昇降シリンダ26aによって上昇し、このカウンタ
ウエイト支持台26に形成された車幅方向位置決部26
bと車長方向位置決部26cとが上記カウンタウエイト
34の位置決用切欠45とカウンタウエイト34の側端
部とに嵌合して位置調整を行いながら該カウンタウエイ
ト34を上昇させる。
5とがうまく嵌合しない場合は、上部旋回体12を適宜
微小旋回させて、車幅方向位置決部26bと位置決用切
欠45とが嵌合するように調整すればよい。
図6に示す状態では、カウンタウエイト係合用突出部3
1aの上面に設けられた位置決用突出部31bと、カウ
ンタウエイト34の位置決用凹部44aとの係合が解除
され、カウンタウエイト34が、カウンタウエイト支持
台26上に載置支持された状態となる。
とカウンタウエイト係合用突出部31aとを連結するカ
ウンタウエイト連結ピン42を上面から抜き取る。
タウエイト係合用突出部31aに対し、旋回方向に相対
移動が可能な状態となる。
ウエイト支持手段であるカウンタウエイト支持台26を
上昇させた後に、カウンタウエイト連結ピン42を抜き
取っているが、カウンタウエイト支持台26を上昇させ
る前にカウンタウエイト連結ピン42を抜き取ってもか
まわない。
第3のステップを図7を用いて説明する。ブーム10を
ブーム起伏シリンダ35によって起立させた状態で、上
部旋回体12を180度旋回させる。
部旋回体12から完全に離脱し、カウンタウエイト支持
台26に載置された状態となる。
と上部旋回体12を取り外す際には、必ずしもブーム1
0を上げる必要はない。ただし、ブーム10を上げて旋
回させた方が、作業スペースを狭くすることができる。
また、必ずしも180度旋回させる必要はない。要は、
カウンタウエイト34が上部旋回体12から離脱するだ
け上部旋回体12を旋回させればよいのである。
カウンタウエイト搬送車に搬出するために、上記ブーム
10の先端に吊持されたフック38でカウンタウエイト
34を吊り上げる。
3でカウンタウエイト34を吊り上げたが、他のクレー
ンによってカウンタウエイト34を吊り上げても良いの
はいうまでもない。また、重量制限が許すのであれば、
カウンタウエイト34を別個のカウンタウエイト搬送車
に積載するのではなく、下部走行体12の前部に積載し
てもよい。
ウンタウエイト昇降シリンダ26aによって下降させ、
上部旋回体12とブーム10とが図1に示す状態に復帰
させる。
場合は、図2に示すように、トラクタ40によって牽引
搬送する。なお、移動に何ら重量的制約等がない場合
が、必ずしもトラクタによって牽引搬送される必要はな
く、ホイールクレーンが自走してもよいのはいうまでも
ない。
は、上述のカウンタウエイト34の取り外し方法を逆に
行えば、カウンタウエイト34を取り付けることが可能
である。
33が車体前方以外の方向に向くように旋回させてお
き、カウンタウエイト支持台26を上昇させ、カウンタ
ウエイト支持台26の上にカウンタウエイト34を搬入
する。
方に向くように旋回させ、カウンタウエイト支持台26
を下降させる。
を上から挿通し、カウンタウエイト34と上部旋回体1
2のカウンタウエイト係合用突出部31aとを係止す
る。
ーンとして3軸車の例を説明したが、これに限定され
ず、2軸車であっても4軸車以上であっても本発明が適
用できるのはいうまでもない。
ーン操作で共用される運転席を有するタイプの移動式ク
レーンの例を説明したが、図8のような走行用運転席を
クレーン操作用運転席と別個に設けたタイプのクレーン
にも本発明が適用できるのはいうまでもない。
よると、カウンタウエイトの着脱操作が極めて簡単かつ
安全である。このことは、大型移動式クレーンにおいて
は、カウンタウエイトが大重量になるので極めて有効で
ある。
ンタウエイトと上部旋回体とを係合することができ、こ
の面からもカウンタウエイトの着脱操作が極めて簡単か
つ安全である。
要する時間を短縮することができ、移動式クレーンの作
業所間の移動を迅速に行うことができる。
エイトの搬出または搬入操作が容易であるとともに、他
のクレーンを必要としない。
油圧系の異常が発生した場合であっても、カウンタウエ
イトが落下するという最悪の事態を招くことがない。大
重量のカウンタウエイトが落下すると、極めて重大な事
故につながるおそれがあるので、このことはカウンタウ
エイトの重量が重くなればなるほど重要である。
ウエイトの着脱操作が極めて簡単かつ安全である。ま
た、着脱装置の構成を簡素なものとすることができ、装
置コストを低減することもできる。
油圧系の異常が発生した場合であっても、カウンタウエ
イトが落下するという最悪の事態を招くことがない。大
重量のカウンタウエイトが落下すると、極めて重大な事
故につながるおそれがあるので、このことはカウンタウ
エイトの重量が重くなればなるほど重要である。
トを上部旋回体に確実に係止することができ、カウンタ
ウエイトの位置ずれ落下を確実に防止することができ
る。走行途中に位置ずれがおきた場合、その手直しが非
常に面倒であることから、このことは走行性能の向上に
もつながる。
で確実にカウンタウエイトの係止を行うことができる。
また、操作者が簡単にカウンタウエイトの係止操作を行
うことができる。
行体の上面の機器配置をコンパクトにまとめることがで
きる。また、カウンタウエイトを安定した状態で支持す
ることができる。さらに、ブームを前下がりにしても、
ブームと干渉することがない。
イトの昇降を簡易な構成で確実に行うことができる。ま
た、大重量のカウンタウエイトを安定して支持すること
ができる。曲げモーメントがかからないので、衝撃に強
く装置寿命が低下することもない。
上で作業者が作業しても、カウンタウエイト昇降シリン
ダに挟まれたりすることがない。また、カウンタウエイ
ト昇降シリンダを破損から保護することができる。これ
によって、メンテナンス作業等が容易になる。
であり、ホイールクレーンを搬送する準備状態または待
機状態を示す図である。
であり、トルクタによって牽引搬送される状態を示す図
である。
トの構造を示す図である。
支持手段とカウンタウエイトの位置関係を示すものであ
る。
法を説明する図であり、カウンタウエイトを取り外す準
備段階を示す図である。
法を説明する図であり、カウンタウエイトを取り外す作
業段階を示す図である。
法を説明する図であり、取り外したカウンタウエイトを
搬出する段階を示す図である。
図である。
置の切欠き詳細図である。
手段) 26a カウンタウエイト昇降シリンダ 31a カウンタウエイト係合用突出部 33 ブーム 34 カウンタウエイト 42 カウンタウエイト固定ピン 44 カウンタウエイト係合用凹部
Claims (12)
- 【請求項1】 ブームを備えた上部旋回体を下部走行体
に旋回自在に搭載した大型移動式クレーンのカウンタウ
エイトの取付方法において、上記ブームを車体前方以外
の方向に旋回させた状態で、カウンタウエイトを、上記
下部走行体の後部に配置されたカウンタウエイト支持手
段に支持させ、このカウンタウエイト支持手段を上昇さ
せた状態で上記ブームが車体前方を向くように上記上部
旋回体を旋回させることによって上記カウンタウエイト
と上記上部旋回体とを係合させた後、上記カウンタウエ
イト支持手段を下降させることを特徴とする大型移動式
クレーンのカウンタウエイトの取付方法。 - 【請求項2】 カウンタウエイトを、上記ブームにより
吊り上げてカウンタウエイト支持手段に支持させること
を特徴とする請求項1記載の大型移動式クレーンのカウ
ンタウエイトの取付方法。 - 【請求項3】 ブームを備えた上部旋回体を下部走行体
に旋回自在に搭載した大型移動式クレーンのカウンタウ
エイトの取外し方法において、上記ブームを車体前方に
旋回させた状態で、上記下部走行体の後部に配置された
カウンタウエイト支持手段を上昇させて、上記上部旋回
体に係合している上記カウンタウエイトを上記カウンタ
ウエイト支持手段によって支持し、この後、上記ブーム
が車体前方以外の方向を向くように上記上部旋回体を旋
回させて上記カウンタウエイトと上記上部旋回体との係
合を解除し、次いで上記カウンタウエイトを上記カウン
タウエイト支持手段から搬出することを特徴とする大型
移動式クレーンのカウンタウエイトの取外し方法。 - 【請求項4】 カウンタウエイト支持手段に支持された
カウンタウエイトをブームにより吊り上げて搬出するこ
とを特徴とする請求項3記載の大型移動式クレーンのカ
ウンタウエイトの取外し方法。 - 【請求項5】 カウンタウエイトと上部旋回体との係合
が、カウンタウエイトに水平方向に凹設されたカウンタ
ウエイト係合用凹部と、上部旋回体の後部に水平方向に
突設されたカウンタウエイト係合用突出部とを係合させ
ることによってなされることを特徴とする請求項1記載
の大型移動式クレーンのカウンタウエイトの取付方法ま
たは請求項3記載の大型移動式クレーンのカウンタウエ
イトの取外し方法。 - 【請求項6】 ブームを備えた上部旋回体を下部走行体
に旋回自在に搭載した大型移動式クレーンのカウンタウ
エイト着脱装置において、上記下部走行体の後部に上記
カウンタウエイトを支持する上下動可能なカウンタウエ
イト支持手段を設け、該カウンタウエイト支持手段を上
昇させて該カウンタウエイト支持手段によって上記カウ
ンタウエイトを支持した状態で上部旋回体を旋回させる
ことにより、上記カウンタウエイトと上記上部旋回体と
の係合および係合解除を可能としたことを特徴とする大
型移動式クレーンのカウンタウエイト着脱装置。 - 【請求項7】 カウンタウエイトと上部旋回体との係合
が、カウンタウエイトに水平方向に凹設されたカウンタ
ウエイト係合用凹部と、上記上部旋回体の後部に水平方
向に突設されたカウンタウエイト係合用突出部とを係合
させることによってなされることを特徴とする請求項6
記載の大型移動式クレーンのカウンタウエイト着脱装
置。 - 【請求項8】 カウンタウエイトと上部旋回体とを係合
した状態で、カウンタウエイトと上記上部旋回体とを係
止する係止手段をさらに有することを特徴とする請求項
6または7記載の大型移動式クレーンのカウンタウエイ
ト着脱装置。 - 【請求項9】 係止手段が、カウンタウエイト係合用凹
部とカウンタウエイト係合用突出部とに上方から挿通さ
れるカウンタウエイト固定ピンであることを特徴とする
請求項8記載の大型移動式クレーンのカウンタウエイト
着脱装置。 - 【請求項10】 カウンタウエイト支持手段が、下部走
行体の後部中央に設けられたエンジン格納部の両側に配
置されていることを特徴とする請求項6乃至9のいずれ
かに記載の大型移動式クレーンのカウンタウエイト着脱
装置。 - 【請求項11】 カウンタウエイト支持手段が、カウン
タウエイトを載置支持するカウンタウエイト支持台と、
このカウンタウエイト支持台を上下動可能とするカウン
タウエイト昇降シリンダとからなることを特徴とする請
求項6乃至10のいずれかに記載の大型移動式クレーン
のカウンタウエイト着脱装置。 - 【請求項12】 カウンタウエイト支持台の周縁部から
下方に延設された上部保護カバーと、上記下部走行体か
ら上方に延設された下部保護カバーとによって、カウン
タウエイト昇降シリンダを囲繞していることを特徴とす
る請求項11記載の大型移動式クレーンのカウンタウエ
イト着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5859298A JPH11255481A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 大型移動式クレーンのカウンタウエイトの取付方法、取外し方法および着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5859298A JPH11255481A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 大型移動式クレーンのカウンタウエイトの取付方法、取外し方法および着脱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11255481A true JPH11255481A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13088773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5859298A Pending JPH11255481A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 大型移動式クレーンのカウンタウエイトの取付方法、取外し方法および着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11255481A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012126523A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Tadano Ltd | ブーム式作業車のカウンタウエイト位置決め装置 |
JP2020152515A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 株式会社タダノ | 作業車 |
JP2020152516A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 株式会社タダノ | 作業車 |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP5859298A patent/JPH11255481A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012126523A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Tadano Ltd | ブーム式作業車のカウンタウエイト位置決め装置 |
JP2020152515A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 株式会社タダノ | 作業車 |
JP2020152516A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 株式会社タダノ | 作業車 |
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