JP2020152516A - 作業車 - Google Patents
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Abstract
Description
第2発明の作業車は、第1発明において、前記被係止面のうち前記係止部の固定領域より前方に、下方に突出した段部が設けられていることを特徴とする。
第3発明の作業車は、第2発明において、前記挿入部材は、前記係止部が前記段部の高さより大きく前記被係止面から下方に離隔することを制限する離隔制限部材を備えることを特徴とする。
第4発明の作業車は、第1〜第3発明のいずれかにおいて、前記締結具はボルトおよびナットであり、前記ボルトは頭部を下向きとし、軸部が前記係止部および前記被係止部に形成されたボルト孔に挿入され、前記ナットは前記被係止部の上面から突出した前記軸部に螺合されていることを特徴とする。
第5発明の作業車は、第4発明において、前記挿入部材は、前記ボルトの前記頭部の下方に設けられた脱落防止部材を備え、前記被係止面と前記脱落防止部材との距離は、前記ボルトの全長よりも短いことを特徴とする。
第6発明の作業車は、第1〜第5発明のいずれかにおいて、前記吊下部材は車幅方向に所定距離離れた2箇所に設けられており、前記挿入部材は車幅方向に所定距離離れた2位置に設けられていることを特徴とする。
第7発明の作業車は、第6発明において、前記挿入部材は前記カウンタウエイトの重心を挟んで車幅方向に対称な2位置に設けられていることを特徴とする。
第8発明の作業車は、第6または第7発明において、前記被係止面のうち前記係止部の固定領域の前後幅の間に、前記カウンタウエイトの重心の前後位置が含まれることを特徴とする。
第2発明によれば、締結具が外れたとしても、係止部が段部に引っ掛かるので、吊下部材が挿入部材から抜けにくい。
第3発明によれば、係止部が段部を乗り越えることが制限されるので、吊下部材が挿入部材から抜けることを防止できる。
第4発明によれば、ボルトの緩み量を確認しやすいので、ボルトが緩んだ場合に締め付けを促すことができる。
第5発明によれば、ボルトが緩んでも、頭部が脱落防止部材に支持され、軸部が係止部および被係止部のボルト孔に挿入された状態を維持できるので、吊下部材が挿入部材から抜けることを防止できる。
第6発明によれば、2つの吊下部材によりカウンタウエイトを安定して保持できる。
第7発明によれば、カウンタウエイトを車幅方向にバランスよく保持できるので、吊下部材に無理な力がかからない。
第8発明によれば、カウンタウエイトを前後方向にバランスよく保持できるので、吊下部材に無理な力がかからない。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る作業車は、移動式クレーン、高所作業車、軌陸車などの、ブームを備える作業車である。以下、高所作業車の場合を例に説明する。
図3の矢印で示すように、カウンタウエイト30をフォークリフトなどで持ち上げて、車体10の後方から前方に向かって搬送する。そして、各吊下部材20をそれに対応する挿入部材40に挿入する。この際、係止部22が小片44に引っ掛からない程度にカウンタウエイト30を持ち上げる(図7参照)。吊下部材20が挿入部材40の後端に達したら、カウンタウエイト30を降ろし、係止部22を被係止部41に係止させる。その後、吊下部材20と被係止部41とを締結具50で締結する。これにより、カウンタウエイト30を組み付けできる。
つぎに、本発明の第2実施形態を説明する。
図8に示すように、挿入部材40は係止部22の被係止面S2からの離隔を制限する離隔制限部材45を備えてもよい。例えば、離隔制限部材45としてボルト45を用いることができる。壁部42、43のいずれかに形成されたネジ孔にボルト45を螺合し、その軸部を係止部22の下方まで突出させる。
つぎに、本発明の第3実施形態を説明する。
図9に示すように、挿入部材40は係止部22と被係止部41とを締結するボルト51の脱落を防止する脱落防止部材46を備えてもよい。例えば、脱落防止部材46としてブロック46を用いることができる。ブロック46は係止部22とカウンタウエイト30の上面との間に挿入され、ボルトなどで固定される。また、ブロック46はボルト51の頭部の下方に設けられる。
係止部22は、図3に示すように下垂部21の下端から車幅方向外側に張り出してもよいし、車幅方向内側に張り出してもよい。また、吊下部材20を逆T字形とし、係止部22が下垂部21の下端から車幅方向外側および内側の両方に張り出すよう構成してもよい。挿入部材40の被係止部41は、係止部22の張り出し方向と対応する向きに形成される。
10 車体
20 吊下部材
21 下垂部
22 係止部
S1 係止面
30 カウンタウエイト
40 挿入部材
41 被係止部
42 側壁
43 後壁
S2 被係止面
50 締結具
Claims (8)
- 車体と、
前記車体に設けられた旋回台と、
前記旋回台に設けられたブームと、
前記車体の後端部に設けられた吊下部材と、
前記吊下部材が挿入される挿入部材が上面に設けられたカウンタウエイトと、を備え、
前記吊下部材は、上部が前記車体に固定された下垂部と、該下垂部の下端から側方に張り出し、上向きの係止面を有する係止部とを備え、
前記挿入部材は、前記カウンタウエイトの前記上面より上方に離隔し、下向きの被係止面を有する被係止部と、該被係止部の後端と前記カウンタウエイトの前記上面とを接続する後壁とを備え、
前記係止部が前記被係止部と前記カウンタウエイトとの間に挿入され、前記係止面が前記被係止面に当接し、前記係止部と前記被係止部とが締結具で締結されている
ことを特徴とする作業車。 - 前記被係止面のうち前記係止部の固定領域より前方に、下方に突出した段部が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の作業車。 - 前記挿入部材は、前記係止部が前記段部の高さより大きく前記被係止面から下方に離隔することを制限する離隔制限部材を備える
ことを特徴とする請求項2記載の作業車。 - 前記締結具はボルトおよびナットであり、
前記ボルトは頭部を下向きとし、軸部が前記係止部および前記被係止部に形成されたボルト孔に挿入され、
前記ナットは前記被係止部の上面から突出した前記軸部に螺合されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業車。 - 前記挿入部材は、前記ボルトの前記頭部の下方に設けられた脱落防止部材を備え、
前記被係止面と前記脱落防止部材との距離は、前記ボルトの全長よりも短い
ことを特徴とする請求項4記載の作業車。 - 前記吊下部材は車幅方向に所定距離離れた2箇所に設けられており、
前記挿入部材は車幅方向に所定距離離れた2位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の作業車。 - 前記挿入部材は前記カウンタウエイトの重心を挟んで車幅方向に対称な2位置に設けられている
ことを特徴とする請求項6記載の作業車。 - 前記被係止面のうち前記係止部の固定領域の前後幅の間に、前記カウンタウエイトの重心の前後位置が含まれる
ことを特徴とする請求項6または7記載の作業車。
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2019
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