JP2020152515A - 作業車 - Google Patents
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Abstract
Description
第2発明の作業車は、第1発明において、前記被係止面のうち前記係止部の固定領域より前方に、下方に突出した段部が設けられていることを特徴とする。
第3発明の作業車は、第1または第2発明において、前記挿入部は、前記被係止面を内壁の一部とし、前記係止部が挿入される内部溝を有することを特徴とする。
第4発明の作業車は、第3発明において、前記内部溝のうち挿入後の前記係止部より前方が閉塞部材で閉塞されていることを特徴とする。
第5発明の作業車は、第1〜第4発明のいずれかにおいて、前記締結具はボルトおよびナットであり、前記ボルトは頭部を下向きとし、軸部が前記係止部および前記カウンタウエイトに形成されたボルト孔に挿入され、前記ナットは前記カウンタウエイトの上面から突出した前記軸部に螺合されていることを特徴とする。
第6発明の作業車は、第1〜第5発明のいずれかにおいて、前記吊下部材は車幅方向に所定距離離れた2箇所に設けられており、前記挿入部は車幅方向に所定距離離れた2位置に形成されていることを特徴とする。
第7発明の作業車は、第6発明において、前記挿入部は前記カウンタウエイトの重心を挟んで車幅方向に対称な2位置に形成されていることを特徴とする。
第8発明の作業車は、第6または第7発明において、前記被係止面のうち前記係止部の固定領域の前後幅の間に、前記カウンタウエイトの重心の前後位置が含まれることを特徴とする。
第2発明によれば、締結具が外れたとしても、係止部が段部に引っ掛かるので、吊下部材が挿入部から抜けにくい。
第3発明によれば、係止部が内部溝に挿入されているので、車両走行による振動が加わったとしても係止部の動きが制限され、吊下部材が挿入部から抜けにくい。
第4発明によれば、内部溝が閉塞されているので、吊下部材が挿入部から抜けることを防止できる。
第5発明によれば、ボルトの緩み量を確認しやすいので、ボルトが緩んだ場合に締め付けを促すことができる。
第6発明によれば、2つの吊下部材によりカウンタウエイトを安定して保持できる。
第7発明によれば、カウンタウエイトを車幅方向にバランスよく保持できるので、吊下部材に無理な力がかからない。
第8発明によれば、カウンタウエイトを前後方向にバランスよく保持できるので、吊下部材に無理な力がかからない。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る作業車は、移動式クレーン、高所作業車、軌陸車などの、ブームを備える作業車である。以下、高所作業車の場合を例に説明する。
図3の矢印で示すように、カウンタウエイト30をフォークリフトなどで持ち上げて、車体10の後方から前方に向かって搬送する。そして、各吊下部材20をそれに対応する挿入部40に挿入する。この際、係止部22が小片43に引っ掛からない程度にカウンタウエイト30を持ち上げる(図7参照)。吊下部材20が挿入部40の後端に達したら、カウンタウエイト30を降ろし、係止部22を被係止部34に係止させる。その後、吊下部材20とカウンタウエイト30とを締結具50で締結する。これにより、カウンタウエイト30を組み付けできる。
つぎに、本発明の第2実施形態を説明する。
図8に示すように、内部溝42を閉塞部材44で閉塞する構成としてもよい。閉塞部材44は内部溝42のうち、挿入後の係止部22より前方を閉塞する。なお、閉塞部材44は内部溝42を完成に閉塞してもよいし、係止部22が通過できない程度の隙間を残してもよい。
つぎに、本発明の第3実施形態を説明する。
図9に示すように、挿入部40は内部溝42を有さなくてもよい。挿入部40は下垂部21が挿入されるスリット41と、係止部22が係止する被係止面S2さえ有していればよい。被係止面S2はカウンタウエイト30の底面でもよい。本実施形態では、第3鋼板33が設けられておらず、被係止面S2の下方は開放されている。
係止部22は、図3に示すように下垂部21の下端から車幅方向外側に張り出してもよいし、車幅方向内側に張り出してもよい。また、吊下部材20を逆T字形とし、係止部22が下垂部21の下端から車幅方向外側および内側の両方に張り出すよう構成してもよい。挿入部40の内部溝42(被係止面S2)は、係止部22の張り出し方向と対応する向きに形成される。
10 車体
20 吊下部材
21 下垂部
22 係止部
S1 係止面
30 カウンタウエイト
40 挿入部
41 スリット
42 内部溝
S2 被係止面
50 締結具
Claims (8)
- 車体と、
前記車体に設けられた旋回台と、
前記旋回台に設けられたブームと、
前記車体の後端部に設けられた吊下部材と、
前記吊下部材が挿入される挿入部が形成されたカウンタウエイトと、を備え、
前記吊下部材は、上部が前記車体に固定された下垂部と、該下垂部の下端から側方に張り出し、上向きの係止面を有する係止部とを備え、
前記挿入部は、前記カウンタウエイトの正面から後方に向かって形成されたスリットと、該スリットの下側開口部の側方に位置する下向きの被係止面とを有し、
前記下垂部が前記スリットに挿入され、前記係止面が前記被係止面に当接し、前記係止部と前記カウンタウエイトとが締結具で締結されている
ことを特徴とする作業車。 - 前記被係止面のうち前記係止部の固定領域より前方に、下方に突出した段部が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の作業車。 - 前記挿入部は、前記被係止面を内壁の一部とし、前記係止部が挿入される内部溝を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の作業車。 - 前記内部溝のうち挿入後の前記係止部より前方が閉塞部材で閉塞されている
ことを特徴とする請求項3記載の作業車。 - 前記締結具はボルトおよびナットであり、
前記ボルトは頭部を下向きとし、軸部が前記係止部および前記カウンタウエイトに形成されたボルト孔に挿入され、
前記ナットは前記カウンタウエイトの上面から突出した前記軸部に螺合されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の作業車。 - 前記吊下部材は車幅方向に所定距離離れた2箇所に設けられており、
前記挿入部は車幅方向に所定距離離れた2位置に形成されている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の作業車。 - 前記挿入部は前記カウンタウエイトの重心を挟んで車幅方向に対称な2位置に形成されている
ことを特徴とする請求項6記載の作業車。 - 前記被係止面のうち前記係止部の固定領域の前後幅の間に、前記カウンタウエイトの重心の前後位置が含まれる
ことを特徴とする請求項6または7記載の作業車。
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2019
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