JPH11255425A - 輪転印刷機に用いられる針無し式の折り装置 - Google Patents

輪転印刷機に用いられる針無し式の折り装置

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JPH11255425A
JPH11255425A JP11017520A JP1752099A JPH11255425A JP H11255425 A JPH11255425 A JP H11255425A JP 11017520 A JP11017520 A JP 11017520A JP 1752099 A JP1752099 A JP 1752099A JP H11255425 A JPH11255425 A JP H11255425A
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スメルテン エディー
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    • B65H45/12Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00Folding thin material
    • B65H45/12Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/28Folding in combination with cutting

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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断裁胴対に後置された搬送ベルト列の使用を
避け、しかも断裁胴対において刃受け胴を節約する。 【解決手段】 刷り本を案内する折り胴8と断裁胴16
のうちの少なくともいずれか一方の胴に、周期的に作動
可能な刷り本保持装置22が対応しており、該刷り本保
持装置22が、折り胴8の回転方向とは反対の方向に運
動可能であって、断裁過程後にその都度次の刷り本35
の前縁36を把持するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転印刷機、特に
ウェブを処理する輪転印刷機に用いられる、針無し式の
折り装置であって、刷り本を案内する胴と、断裁胴とが
設けられていて、刷り本を案内する胴が、該胴の軸線を
中心にして回転して、進入する材料を受け取るようにな
っており、断裁胴の周面に断裁装置が取り付けられてい
る形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第5122109号明細書に
は、輪転印刷機に用いられる折り装置に設けられた折り
胴が開示されている。この折り胴において断裁したい材
料ウェブは、折り胴の軸方向で見て相並んで配置された
多数のベルト列によって保持される。折り胴の周面で
は、個々のベルト列の間の隙間を通って折りブレードの
先端が突出する。少なくとも2つのベルト列は相応する
範囲内で互いに結合されており、この場合、このように
互いに結合された多数のベルト列が設けられている。折
り胴に設けられた、これらのベルト列グループは作動ユ
ニットに結合されているので、各ベルト列のプレロード
もしくはプレテンションが可変となる。有利には各作動
ユニットが作動プレートと作動軸とを有している。作動
プレートは熊手状もしくはレーキ状の作動部材に結合さ
れており、この作動部材にベルト列が対応している。作
動プレートは、熊手状の作動部材における位置に関し
て、作動軸に対して偏心的な位置に固定されている。
【0003】ドイツ連邦共和国実用新案第295116
05号明細書には、輪転印刷機に用いられるドラム型折
り装置が開示されている。このドラム型折り装置は上側
のベルトグループと下側のベルトグループとを有してお
り、両ベルトグループは、折りたい刷り本を2つの折込
みローラを介して案内する。この公知のドラム型折り装
置はさらに、折りドラムと共に運動させられる折りブレ
ードを備えており、この折りブレードは、折りたい刷り
本を両折込みローラの進入ギャップ内に押し込む。この
公知のドラム型折り装置には、さらに、折りたい刷り本
の上で前記進入ギャップに対して両側に配置された案内
装置が設けられている。舌片を備えた案内薄板または舌
片は、折りブレードの運動領域内に突入しており、折り
ブレードは、これらの舌片の範囲に窓形の切欠きを有し
ている。
【0004】実公平7―24370号公報には、針無し
式の折り装置に設けられた断裁装置が開示されている。
この公知の手段では、断裁機構を有する断裁胴も、対向
胴もしくは刃受け胴も、胴の周方向に延びる弾性的な材
料から成るテープで覆われている。胴の周面に設けられ
たこれらのテープは、互いに内外に係合して、両胴の間
に存在する材料ウェブに波形横断面を付与する。これに
より、自由に送られる材料の剛性が高められるので、自
由に送られる材料ウェブ区分を、後置された搬送ベルト
へ申し分なく引き渡すことが可能となる。
【0005】特開平7―89670号公報には、輪転印
刷機に用いられるくわえ折り装置が開示されている。こ
の公知の手段では、到来する材料ウェブがまず部分的に
のみ断裁され、引き続きグリッパによって把持され、そ
の後に材料ウェブが完全に断裁される。しかし、このよ
うな配置構成は針無し式の折り装置とは云えず、穿刺針
を備えた折り装置である。
【0006】針無し式の折り装置では、断裁胴と対向
胴、つまり刃受け胴とから成る断裁胴対に後置されたベ
ルト列の使用が幾つかの不都合を招くことが判った。特
に、これらのベルト列の均一なテンション付与や、疲労
後の交換はかなりの時間を費やし、しかも極めて面倒な
作業を必要とする。その結果、生産設備の数時間にも及
ぶ停止時間が生じ、このことは生産中断時間の増大を招
く。さらに、搬送ベルトは材料ウェブ速度に比べて増速
されて駆動されており、このこともかなりの手間を伴
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上で述べた公知先行技
術から出発して、本発明の課題は、断裁胴対に後置され
た搬送ベルト列の使用を避け、しかも断裁胴対において
対向胴を節約することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、冒頭で述べた形式の針無し式の折
り装置において、刷り本を案内する胴と断裁胴のうちの
少なくともいずれか一方の胴に、周期的に作動可能な刷
り本保持装置が対応しており、該刷り本保持装置が、刷
り本を案内する胴の回転方向とは反対の方向に運動可能
であって、断裁過程後にその都度次の刷り本の前縁を把
持するようにした。
【0009】
【発明の効果】本発明による解決手段により、種々様々
の利点が得られる。本発明によれば、断裁過程の直後に
刷り本保持装置が刷り本を位置固定するので、多層ウェ
ブの生産時でも、自由端部が引き続き搬送される際に空
気抵抗によってばたつきが生じることは阻止されてい
る。刷り本を次の折り胴に搬送するための搬送ベルト列
を完全に不要にすることができる。さらに、断裁胴対の
対向胴、つまり刃受け胴も節約される。なぜならば、断
裁胴が、対向胴として働く、刷り本を案内する胴と協働
するからである。
【0010】本発明の根底を成す思想を実現するための
構成では、刷り本保持装置が、刷り本を案内する胴か、
または断裁胴に配置されていてよい。刷り本保持装置の
周期的な操作は横裁ち過程が完全に終了した後に行わ
れ、刷り本は刷り本保持装置によって上方から把持され
て、刷り本を案内する胴の周面に捕捉される。
【0011】刷り本保持装置は、電動モータまたはカム
制御装置を用いるか、または蓄力器、たとえばばね積層
体により負荷されて操作され得る。刷り本保持装置の把
持運動は、レバー機構による重畳された引出し・把持運
動によって行うことができる。この場合、互いに連結さ
れたレバーアームは互いに異なる軸線を中心にして運動
する。刷り本を案内する胴の1回転に関して10〜15
゜にわたって延びる把持領域内において、刷り本保持装
置は対応する胴から引き出されて、刷り本を案内する胴
の回転方向とは反対の方向に向けられた把持運動によっ
て、断裁されたばかりの前縁を把持する。刷り本を案内
する胴における刷り本保持装置の組付けの他に、これら
の刷り本保持装置が断裁胴に設けられていてもよい。そ
の場合、刷り本保持装置は、断裁胴に対向して位置す
る、刷り本を案内する胴の表面に、対応する押さえとし
て当て付けられ、これにより断裁された刷り本の前縁
が、刷り本を案内する胴に位置固定される。
【0012】本発明による折り装置は、端物印刷であ
れ、新聞印刷であれ、特に輪転印刷機において使用され
る。
【0013】本発明はさらに、扁平な材料のための、刷
り本を案内する胴を備えた折り装置と、断裁装置を備え
た断裁胴とを有する輪転印刷機であって、刷り本を案内
する胴が、該胴の回転軸線を中心にして運動するように
なっていて、該胴の周面が、進入する材料を支持するよ
うなっている形式のものに関する。この場合、本発明に
よる輪転印刷機の構成では、前記胴のうちの少なくとも
1つの胴に、周期的に作動可能な刷り本保持装置が対応
しており、該刷り本保持装置が、刷り本を案内する胴の
回転方向とは反対の方向に運動可能であって、断裁過程
後にその都度次の刷り本の前縁を把持するようになって
いる。
【0014】本発明はさらに、針無し式の折り装置でウ
ェブ状の材料を断裁する方法に関する。この場合、本発
明による方法では、折り装置に進入する材料を、自軸線
を中心にして回転する、刷り本を案内する胴の表面に支
持し、断裁装置が取り付けられている断裁胴を、刷り本
を案内する胴と協働させ、断裁胴と刷り本を案内する胴
のうちの少なくともいずれか一方の胴に対応していて、
刷り本を案内する胴の回転方向とは反対の方向に運動可
能であって、しかも断裁過程後にその都度次の刷り本の
前縁を把持する刷り本保持装置を周期的に作動させるよ
うにした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0016】図1には、断裁胴対5の背後に配置された
搬送ベルトを備えた、公知先行技術による針無し式の折
り装置が示されている。
【0017】この場合、単層または多層の材料ウェブ3
が、第1の引張ローラ対2と、第2の引張ローラ対4と
を介して折り装置1に進入する。断裁胴と対向胴もしく
は刃受け胴とから成る断裁胴対5の間に形成されたギャ
ップにおいて材料ウェブ3から刷り本が断裁され、刷り
本はその後に、循環する搬送ベルト6,7の間に進入し
た後に折り胴8にまで搬送される。到来する刷り本は折
り胴8に設けられたグリッパ10によって把持され、引
き続き、折られた刷り本の折り背が折りブレード9によ
ってくわえ胴11のくわえに突き込まれる。
【0018】このくわえ胴11から刷り本は上側の搬送
胴12もしくは下側の搬送胴13に引き渡される。これ
らの搬送胴12,13はくわえ胴11の周面から刷り本
を連続的に受け取る。各搬送胴12;13には、上側の
排出装置14もしくは下側の排出装置15が対応してお
り、これらの排出装置14,15を介して刷り本は引き
続き別の処理に供給される。
【0019】図2には、刷り本を案内する胴と、この胴
に対応する断裁胴とを備えた折り装置における本発明に
よる胴配置構成を示す側面図が示されている。
【0020】第1の引張ローラ対2もしくは第2の引張
ローラ対4を介して折り装置に進入する材料ウェブ3
は、途中に搬送ベルト(図1参照)を接続することなし
に、折り胴8と断裁胴16との間の断裁ニップ内に搬送
される。断裁胴16は2つの断裁刃17を有していて、
その外周面に沿って2つの刷り本を相前後して位置する
ように受け取ることができる(この理由から「2倍径
胴」とも呼ばれる)。それに対して、折り胴8は図2に
示した配置構成では、周面19に沿って4つの刷り本を
相前後して位置するように受け取ることができる。折り
胴8に設けられた刷り本保持装置については、後続の図
面につき詳しく説明する。折り胴8は、この配置構成で
はやはり4つの刷り本を相前後して受け取るくわえ胴1
1と協働する。このくわえ胴11はくわえ20を備えて
いる。両搬送胴12;13に設けられたグリッパ21
は、くわえ胴11の周面から、横折りされた刷り本を引
き取って、これらの刷り本を上側の排出装置14もしく
は下側の排出装置15に引き渡す。
【0021】図3には、互いに協働する2つの胴、つま
り断裁胴と、刷り本を案内する胴の拡大側面図が示され
ている。
【0022】横裁ち過程が完全に終了した後に、刷り本
を案内する胴8、つまりこの実施例では折り胴8への刷
り本を確実に引き渡すために、折り胴8も断裁胴16
も、刷り本保持装置22を備えている。図示の配置構成
では、折り胴8はその周面19に3つの刷り本を受け取
ることができ、断裁胴16はその周面に2つの刷り本を
受け取ることができる。折り胴8には周面19に沿って
3つの溝刃受け17.1が設けられているのが判る。こ
れらの溝刃受け17.1は、断裁胴16で刃支承部18
に保持された断裁刃17と協働する。すなわち、各断裁
刃17は材料ウェブ3の断裁過程において、それぞれ対
応する溝刃受け17.1に当接するようになっている。
刷り本走行方向で見てそれぞれ溝刃受け17.1のすぐ
背後には、刷り本保持装置22が配置されており、この
刷り本保持装置22はこの場合、グリッパ10として形
成されている。断裁胴16には、刷り本保持装置が押さ
え27の形で設けられており、これらの押さえ27は刷
り本走行方向で見て断裁刃17の手前に配置されてい
る。押さえ27は休止状態において、刃支承部18の、
丸く面取りされた載着面23に支持されていて、たとえ
ば図3に示したカム・ローラ機構によって引き出される
か、もしくは再び引き込まれる。押さえ27は、レバー
アーム24,28から成るレバー機構のレバーアーム2
4に取り付けられており、このレバーアーム24は旋回
軸25を中心にして運動可能である。この場合、旋回軸
25を中心とした旋回運動はカムローラ26によって形
成される。このカムローラ26は制御カム(図3には図
示されていない)に沿って転動する。刷り本走行方向で
見て、引き出された押さえ27は、その都度1つの断裁
刃17によって新たに断裁される刷り本の前縁に接触
し、この前縁を断裁終了後に折り胴8の周面19に当て
付ける。したがって、まず最初に刷り本の前縁が位置固
定され、その後に、グリッパ10の形の刷り本保持装置
22が折り胴8から引き出され、これにより刷り本の前
縁が引き取られる。図4〜図8には、両胴に設けられた
刷り本保持装置の個々の構成部分の、刷り本引渡しの間
に生じる種々の段階が連続的に詳しく図示されている。
【0023】図4に示した状態では、新しい刷り本35
の新しい前縁36が形成される。断裁胴16に設けられ
た接触面29が材料ウェブに接触して、断裁胴16の断
裁刃17が材料ウェブを断裁し、これにより断裁ニップ
34内に新しい刷り本前縁が形成される。図示の状態で
は、折り胴8に設けられたグリッパ10の形の刷り本保
持装置22はまだ休止位置にある。制御ローラもしくは
カムローラ26;31のための制御カム30;33(断
片的にのみ図示する)において、カムローラ26;31
は、刷り本保持装置の引き込まれた状態においてそれぞ
れ図示の位置を占めている。
【0024】両制御ローラもしくはカムローラ26;3
1は、それぞれ各制御カムの輪郭に設けられた高点に乗
り上げていて、次いで図5につき詳しく説明するように
高点を通過する。
【0025】図5に示した状態、つまり溝刃受け32と
断裁胴16との間で行われる横裁ち過程が完全に終了し
た後の状態では、両カムローラ26;31が制御カム3
0;33の各輪郭の高点から遠ざかり、これにより刷り
本保持装置22を断裁ニップ34内に引き出す。このこ
とは、各胴外周面によって損なわれることなく可能とな
る。なぜならば、刷り本保持装置22が既に本来の断裁
ニップ34から少しだけ前進して、両胴の間に形成され
た隣接の楔形ギャップ内に位置しているからである。図
5から判るように、押さえ27の先端は刷り本35の前
縁36に当て付けられ、ひいてはこの前縁36を溝刃受
け32の範囲で折り胴8の周面19に圧着している。こ
れにより、刷り本35の前縁36は横裁ちの終了直後
に、刷り本を案内する折り胴8の周面19に位置固定さ
れる。それと同時に、グリッパ10の形の刷り本保持装
置22も、断裁ニップ34に続いた楔形ギャップ内に引
き出され、刷り本35の前縁36を上方から把持しよう
としている。引き出された両刷り本保持装置22の間の
衝突を回避するためには、これらの刷り本保持装置22
がそれぞれ折り胴8もしくは断裁胴16の周面で互いに
ずらされて取り付けられている。押さえ27の先端は、
刷り本を案内する胴、つまり折り胴の周面19の湾曲に
適合可能されていてよく、かつ弾性的な材料から成って
いてよい。押さえ27がフレキシブルに形成されている
ことにより、種々異なる厚さの刷り本35を処理するこ
とも可能となる。このことは、特に刷り本の頁数や印刷
を施される材料に関連している。
【0026】図6に示したように、刷り本を案内する胴
もしくは折り胴8が断裁胴16と共に引き続き回転する
間に、刷り本保持装置22は、断裁ニップ34に隣接し
た楔形ギャップ内に移動する。折り胴8のグリッパ10
は折り胴8の回転方向とは反対の方向へ運動して、刷り
本35の前縁36に徐々に被さる。前縁36は図6に示
した状態ではまだ、引き出された押さえ27によって折
り胴8の周面19の溝刃受け32に圧着されている。
【0027】図7には、折り胴8と断裁胴16とが引き
続きさらに一緒に回転した後の状態が示されており、こ
の場合、グリッパ10の形の刷り本保持装置22は刷り
本35の前縁36を折り胴8の周面19の溝刃受け32
に把持している。押さえ27は、断裁ニップ34に隣接
した楔形ギャップの範囲から進出する。制御カム30の
別の輪郭部分(図示しない))により、押さえ27は再
び断裁胴16内へ引き戻された位置にまで運動する。刷
り本35はこのとき、折り胴8の周面19に受け取られ
ており、こうして、前縁36がばたついたり、あるいは
別の不都合を受けることなしに、刷り本35は断裁ニッ
プ34と楔形ギャップとを通じてコントロールされて運
動するようになる。刷り本を案内する胴もしくは折り胴
8に設けられた制御カム33により、折り胴に設けられ
た刷り本保持装置の位置は、横折り装置によって各刷り
本35の折り背が、くわえ胴に設けられた、折りブレー
ドに対向して位置するくわえに突き込まれるまで、もは
や変化しない。
【0028】図7に示したように、断裁胴16に設けら
れた刷り本保持装置22、特に押さえ27は、断裁ニッ
プ34内の刷り本接触範囲から離れる方向に運動してい
る。押さえ27は再び断裁胴16内に引き込まれる。折
り胴8と断裁胴16とが一緒に回転することによって刷
り本35が完全に断裁ニップ34を通過するやいなや、
各1つの溝刃受け32と断裁刃17とが再び、材料ウェ
ブ3から別の刷り本35を断裁するために、互いに向か
い合って位置する位置を占める。
【0029】刷り本を案内する胴8は、図示の実施例の
場合のように折り胴であるか、または刷り本35を別の
胴に供給する渡し胴であってもよい。刷り本を案内する
胴8は集合胴であってもよい。その場合、集合胴の周面
19には種々の数の刷り本35が重ねられて、引き続き
一緒に搬送されるか、または一緒に横折りされる。横折
り過程は、平行折りあるいはまた二重平行折りであって
もよい。また、デルタ折り(Deltafalze)
も、慣用の折りサイズである。この場合、「平行折り」
とは、刷り本を常に真ん中で折って、たとえば2つの等
しい大きさの半部を形成するような折りを意味する。
「二重平行折り」とは、既に1回の平行折りを施された
折り丁をもう一度横折りする、つまり既に半分の長さに
折られた折り丁をもう一度半分に折るような折りを意味
する。これに対して「デルタ折り」では、刷り本が半分
に折られるのではなく、3つのセクタが形成されるよう
に折られる。たとえばこの場合、刷り本はその長さの1
/3にまで折り畳まれる。
【0030】材料ウェブ3から分断された刷り本の前縁
36を把持することに基づき、刷り本35の、折り胴の
周面19に対する相対運動は有効に阻止される。このよ
うな弱点が消滅したので、刷り本を引き続き処理するた
めの、従来よりも著しく高い処理品質も保証されてい
る。本発明により提供された折り装置からの刷り本の品
質は、従来よりもかなり向上する。また、刷り本35
の、従来よりも大きな面に印刷を施すことができる。な
ぜならば、後続の別の作業ステップにおいて取り除かれ
なければならない針穿刺部がもはや生じなくなるからで
ある。したがって、被印刷物を節約することができ、し
かも印刷したい絵柄のために、より多くのスペースを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知先行技術による針無し式の折り装置の概略
図である。
【図2】本発明による針無し式の折り装置における胴の
配置構成を示す概略図である。
【図3】互いに協働する断裁胴と折り胴の拡大側面図で
ある。
【図4】刷り本保持装置を対応する胴から引き出し、そ
の都度次の刷り本の前縁を把持させる経過の最初の段階
を示す概略図である。
【図5】図4に示した段階の次の段階を示す概略図であ
る。
【図6】図5に示した段階の次の段階を示す概略図であ
る。
【図7】図6に示した段階の次の段階を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 折り装置、 2 第1の引張ローラ対、 3 材料
ウェブ、 4 第2の引張ローラ対、 5 断裁胴対、
6,7 搬送ベルト、 8 折り胴、 9折りブレー
ド、 10 グリッパ、 11 くわえ胴、 12,1
3 搬送胴、14,15 排出装置、 16 断裁胴、
17 断裁刃、 17.1 溝刃受け、 18 刃支
承部、 19 周面、 20 くわえ、 21 グリッ
パ、22 刷り本保持装置、 23 載着面、 24
レバーアーム、 25 旋回軸、 26 カムローラ、
27 押さえ、 28 レバーアーム、 29接触
面、 30 制御カム、 31 カムローラ、 32
溝刃受け、 33制御カム、 34 断裁ニップ、 3
5刷り本、 36 前縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 エディー スメルテン フランス国 レニュヴィル リュ フェデ ルブ 131 (72)発明者 ティエリー ヴォシェル フランス国 サン ジュス アン ショセ リュ ド カティヨン 31

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪転印刷機に用いられる針無し式の折り
    装置であって、刷り本を案内する胴と、断裁胴とが設け
    られていて、刷り本を案内する胴が、該胴の軸線を中心
    にして回転して、進入する材料を受け取るようになって
    おり、断裁胴の周面に断裁装置が取り付けられている形
    式のものにおいて、刷り本を案内する胴(8)と断裁胴
    (16)のうちの少なくともいずれか一方の胴に、周期
    的に作動可能な刷り本保持装置(22)が対応してお
    り、該刷り本保持装置(22)が、刷り本を案内する胴
    (8)の回転方向とは反対の方向に運動可能であって、
    断裁過程後にその都度次の刷り本(35)の前縁(3
    6)を把持するようになっていることを特徴とする、輪
    転印刷機に用いられる針無し式の折り装置。
  2. 【請求項2】 刷り本保持装置(22,10)が、刷り
    本を案内する胴(8)に配置されている、請求項1記載
    の針無し式の折り装置。
  3. 【請求項3】 刷り本保持装置(22)が、押さえ(2
    7)として断裁胴(16)に取り付けられている、請求
    項1記載の針無し式の折り装置。
  4. 【請求項4】 刷り本保持装置(22)が、各胴(8,
    16)から引き出された位置もしくは各胴(8,16)
    内に引き込まれた位置を周期的に操作可能に占めるよう
    になっている、請求項1記載の針無し式の折り装置。
  5. 【請求項5】 刷り本保持装置(22)が、カム制御装
    置(26,30,31,33)によって操作可能であ
    る、請求項2または3記載の針無し式の折り装置。
  6. 【請求項6】 刷り本保持装置(22)が、ばね負荷さ
    れて操作可能である、請求項2または3記載の針無し式
    の折り装置。
  7. 【請求項7】 刷り本保持装置(22)が、レバー機構
    (24,28)の重畳運動によって、それぞれ次の刷り
    本(35)の前縁(36)を把持するようになってい
    る、請求項2または3記載の針無し式の折り装置。
  8. 【請求項8】 刷り本保持装置(22)がまず、刷り本
    を案内する胴(8)の周面(19)もしくは断裁胴(1
    6)の周面から出現し、その後に、刷り本を案内する胴
    (8)の回転方向とは反対の方向へ運動するようになっ
    ている、請求項7記載の針無し式の折り装置。
  9. 【請求項9】 刷り本(35)の引取り領域が、刷り本
    を案内する胴(8)の胴1回転の10〜15゜にわたっ
    て延びている、請求項1記載の針無し式の折り装置。
  10. 【請求項10】 前記押さえ(27)がカム制御されて
    いる、請求項3記載の針無し式の折り装置。
  11. 【請求項11】 前記押さえ(27)が、ばね負荷され
    て操作可能である、請求項3記載の針無し式の折り装
    置。
  12. 【請求項12】 扁平な材料のための、刷り本を案内す
    る胴を備えた折り装置と、断裁装置を備えた断裁胴とを
    有する輪転印刷機であって、刷り本を案内する胴が、該
    胴の回転軸線を中心にして運動するようになっていて、
    該胴の周面が、進入する材料を支持するようなっている
    形式のものにおいて、前記胴(8,16,11)のうち
    の少なくとも1つの胴に、周期的に作動可能な刷り本保
    持装置(22)が対応しており、該刷り本保持装置(2
    2)が、刷り本を案内する胴(8)の回転方向とは反対
    の方向に運動可能であって、断裁過程後にその都度次の
    刷り本(35)の前縁(36)を把持するようになって
    いることを特徴とする輪転印刷機。
  13. 【請求項13】 針無し式の折り機でウェブ状の材料を
    断裁する方法において、以下の方法ステップ:折り装置
    に進入する材料(3)を、自軸線を中心にして回転す
    る、刷り本を案内する胴(8)に支持し、断裁装置が取
    り付けられている断裁胴(16)を、刷り本を案内する
    胴(8)と協働させ、断裁胴(16)と刷り本を案内す
    る胴(8)のうちの少なくともいずれか一方の胴に対応
    していて、刷り本を案内する胴(8)の回転方向とは反
    対の方向に運動可能であって、しかも断裁過程後にその
    都度次の刷り本(35)の前縁(36)を把持する刷り
    本保持装置(22)を周期的に作動させる、を実施する
    ことを特徴とする、ウェブ状の材料を断裁する方法。
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