JPH11255410A - 用紙仕分け装置及び方法、並びに記録媒体 - Google Patents

用紙仕分け装置及び方法、並びに記録媒体

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JPH11255410A
JPH11255410A JP6291798A JP6291798A JPH11255410A JP H11255410 A JPH11255410 A JP H11255410A JP 6291798 A JP6291798 A JP 6291798A JP 6291798 A JP6291798 A JP 6291798A JP H11255410 A JPH11255410 A JP H11255410A
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JP
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paper
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cutting
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Application number
JP6291798A
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English (en)
Inventor
Koichi Omae
浩一 大前
Tetsunobu Shibata
哲伸 柴田
Masa Sugimoto
雅 杉本
Takeshi Arihara
武 有原
Yuji Ohashi
祐二 大橋
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Forming Counted Batches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷物に付ける付箋の幅を変え、容易に、か
つ確実に仕分けができるようにする。 【解決手段】 画像処理装置2より、仕分け装置1に、
入力された信号はコントロール回路43に供給される。
コントロール回路43は、入力された信号に基づき、付
箋11の幅を算出する。付箋11の幅が長い場合、帯状
テープ23は用紙12に貼付けられながら、原反ロール
22より引き出される。帯状テープ23は、印刷幅によ
り適切な位置で、カット部31によりカットされる。用
紙12には、画像処理装置2より入力された信号に応じ
た幅の付箋11が接着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙仕分け装置及
び方法、並びに記録媒体に関し、特に、画像処理装置か
ら排出される所定の用紙に付箋を接着して用紙仕分けを
行うとき、外部からの入力信号または用紙の紙質に応じ
た幅の付箋を作成するようにした用紙仕分け装置及び方
法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、プリンタ、複写機等の画
像形成装置で書類をプリントアウトする場合には、1つ
のトレイ上に順次用紙が排出されて積層される。この
時、1つの書類のプリントアウトが終了した時にトレイ
から用紙束を取り出せば問題がないが、1つのトレイ上
に複数の書類が連続して排出され積層されてしまうこと
がある。係る場合に、書類単位で仕分けして排出される
と、取り出す時に書類と書類の区切りの位置がわかり便
利である。
【0003】係る区切り位置をわかるようにするための
仕分け装置としては、例えばオフセット機能を備えたも
のがある。これは、書類ごとに用紙を排出する位置をず
らすようにしている。これにより、同一の書類を構成す
る用紙束単位で少しずつ位置がずれるので、係る位置が
ずれている部分が書類の区切りとなることがわかるよう
になる。
【0004】また、書類と書類の間にリボン等を挿入す
る機能を備えたものがある。しかし、係る装置では、ト
レイ上に排出された用紙に対し、リボンを置き、その上
から次の用紙を排出し、用紙間にリボンを挿入するよう
になるが、このリボンの供給時時にはトレイの排出処理
は一時停止するため、リボン等を挿入する処理時間を要
し生産性が悪くなる。また、係るリボン等は用紙間に挟
まれているだけであるので、用紙束をトレイから取り出
した際にリボン等が抜け落ちてしまうおそれがあり、そ
うすると仕分け位置が不明確になるという問題もある。
【0005】さらにまた、トレイを複数用意し、書類毎
に排出するトレイを変える方法もあるが、そうすると、
装置が大型化し、コスト高となる。そして、小型の機械
には装着することもできない。
【0006】また、原稿読み取り装置において連続して
読み取った用紙を排出する際にも、上記と同様の問題を
生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の用
紙仕分け装置は、生産性が落ちる、または装置が大型で
コスト高である、もしくは確実な仕分け困難である課題
があった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、簡易かつ小型な構成で実現することがで
き、外部からの信号または用紙の質に対応した幅の付箋
を用紙に貼付し、その付箋の幅を参照して、容易に、か
つ確実に、用紙を仕分けることができるようにすること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の用紙仕
分け装置は、片側縁に感圧性接着剤が塗布された帯状テ
ープを連続して引き出す引き出し手段と、帯状テープの
所定の位置をカットして付箋を作成するカット手段と、
作成された付箋を用紙の所定位置に導き、用紙と一部を
重合させた状態でその両側から挟むとともに、搬送力を
与えて、付箋を用紙に貼付する貼付手段と、カット手段
の動作を制御し、付箋の幅を変化させる制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の用紙仕分け方法は、片側
縁に感圧性接着剤が塗布された帯状テープを連続して引
き出す引き出しステップと、帯状テープの所定の位置を
カットして、付箋を作成するカットステップと、作成さ
れた付箋を用紙の所定位置に導き、用紙と一部を重合さ
せた状態でその両側から挟むとともに、搬送力を与え
て、付箋を用紙に貼付する貼付ステップと、カットステ
ップでの動作を制御し、付箋の幅を変化させる制御ステ
ップとを備えることを特徴とする。
【0011】請求項11に記載の記録媒体は、片側縁に
感圧性接着剤が塗布された帯状テープを連続して引き出
す引き出しステップと、帯状テープの所定の位置をカッ
トして、付箋を作成するカットステップと、作成された
付箋を用紙の所定位置に導き、用紙と一部を重合させた
状態でその両側から挟むとともに、搬送力を与えて、付
箋を用紙に貼付する貼付ステップと、カットステップで
の動作を制御し、付箋の幅を変化させる制御ステップと
を含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能な
プログラムが記録されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0013】すなわち、請求項1に記載の用紙仕分け装
置は、片側縁に感圧性接着剤が塗布された帯状テープを
連続して引き出す引き出し手段(例えば、図3の引き出
しローラ24,25)と、帯状テープの所定の位置をカ
ットして付箋を作成するカット手段(例えば、図3のカ
ット部31)と、作成された付箋を用紙の所定位置に導
き、用紙と一部を重合させた状態でその両側から挟むと
ともに、搬送力を与えて、付箋を用紙に貼付する貼付手
段(例えば、図3の搬送ガイド36,37、及び搬送ロ
ーラ38,39)と、カット手段の動作を制御し、付箋
の幅を変化させる制御手段(例えば、図3のコントロー
ル回路43)とを備えることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の用紙仕分け装置は、用紙
の紙質を検出する検出手段(例えば、図18の紙質セン
サ44)をさらに備え、制御手段(例えば、図3のコン
トロール回路43)は、検出手段が検出した用紙の紙質
に対応して、付箋の幅を変化させることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の用紙仕分け装置は、カッ
ト手段(例えば、図3のカット部31)が、帯状テープ
を用紙に貼付されている最中にカットするとき、帯状テ
ープの通過の経路長を変化させる変化手段(例えば、図
3の搬送ガイド36,37)をさらに備えることを特徴
とする。
【0016】図1は、画像処理装置の一例であるファク
シミリ5の、用紙12の一例である送信原稿が排出され
る出口側に用紙仕分け装置1が取り付けられた例を表
す。図2は、用紙仕分け装置により、付箋11が貼りつ
けられた用紙12の例を表す。この貼りつけられた付箋
11により、用紙12の仕分けが行なわれる。用紙仕分
け装置1は、その貼付動作を、排出される用紙の排出処
理を停止することなく搬送中に行うようになされてい
る。
【0017】図3は本発明の用紙仕分け装置の一実施の
形態を示す図である。外部の装置、一例として画像処理
装置2から用紙仕分け装置1へ入力された入力信号は、
コントロール回路43に供給されるようになされてい
る。
【0018】用紙仕分け装置1は、用紙12の導入経路
に、リミットスイッチ21が設けられ、このリミットス
イッチ21にて用紙12の前端縁を検出するようになさ
れている。用紙仕分け装置1の内部に、原反ロール22
が回転自在に取り付けられている。この原反ロール22
は紙性の帯状テープ23を巻き取ったものである。この
帯状テープ23は、図4に示すように、その片側縁に感
圧性の接着剤16が塗布されている。一対の引き出しロ
ーラ24,25は、原反ロール22から連続して引き出
される帯状テープ23を所定位置まで導くようになされ
ている。
【0019】引き出しローラ24、25の上方には、カ
ット部31が配置され、このカット部31は、カッタ刃
32の前進により、引き出された帯状テープ23を所定
の長さでカットし、付箋11を形成するようになされて
いる。
【0020】搬送ガイド36,37は、カット部31に
より帯状テープ23の所定の位置をカットして形成され
た付箋11を、搬送ローラ38,39に搬送するように
なされている。搬送ローラ38,39は、用紙12と付
箋11を、その間に挟み、所定の圧力で押圧するように
なされている。搬送ローラ38の回転速度と搬送ローラ
39の回転速度を等しくするとともに、画像処理装置か
ら排出される用紙12の排出速度に同期して回転駆動さ
せているので、用紙12の排出動作を止めることなく、
一連の動作で付箋11を用紙12に接着することができ
る。搬送ローラ39は、初期状態では、搬送ローラ38
と所定の距離だけ離れた位置にあり、用紙12の搬送を
妨げないようになされている。
【0021】コントロール回路43からのタック動作モ
ータ駆動信号は、タック動作モータ41に供給されるよ
うになされている。タック動作モータ41は、引き出し
ローラ24、カット部31、搬送ガイド36、ならびに
搬送ローラ38に図示せぬ回転伝達機構を介して結合さ
れ、それぞれを適宜、所定のタイミングで間欠的に駆動
するようになされている。タック動作モータ41が正転
するとき、タック動作モータ41の駆動力は、引き出し
ローラ24、搬送ガイド36、搬送ローラ38に伝達さ
れ、カット部31には伝達されないようになされてい
る。タック動作モータ41が逆転するとき、タック動作
モータ41の駆動力は、カット部31に伝達され、引き
出しローラ24、搬送ガイド36、搬送ローラ38には
伝達されないようになされている。
【0022】次に、図5のフローチャートを参照して、
用紙仕分けの動作を説明する。ステップS21におい
て、外部の画像処理装置2からの信号に基づき、付箋1
1を貼付するか否かが判定される。付箋11を貼付する
と判定された場合、手順はステップS22に進む。ステ
ップS22において、外部の画像処理装置2から、入力
信号が用紙仕分け装置1に入力される。ステップS23
において、入力された入力信号から、付箋11の幅が算
出される。
【0023】図6は、外部の画像処理装置2がプリンタ
であった場合の印字設定画面の例を示す図である。ユー
ザはこの画面に、印刷するページの範囲などを入力す
る。この例では、このようにして設定された印刷範囲に
よって指定された印刷枚数を示す信号を基に、付箋11
の幅が算出される。その幅の算出方法は後述するが、例
えば、印刷する枚数が1枚のとき、付箋11は第1の幅
に設定され、2枚以上のとき、これより広い第2の幅に
設定される。
【0024】ステップS24において、用紙12が所定
の位置を通過したか否かが、リミットスイッチ21の出
力から判定される。用紙12がまだ通過していないと判
定された場合、ステップS24に戻り、判定処理が繰り
返される。
【0025】用紙12が通過したと判定された場合、手
順はステップS25に進む。ステップ25において、帯
状テープ23が引き出しローラ24,25により引き出
される。ステップS26において、付箋の幅が予め決め
られた一定の幅(カッタ刃32が帯状テープ23をカッ
トする位置から搬送ローラ38,39までの帯状テープ
23のパスの長さ)以上であるか否かが判定される。ス
テップS26において、付箋の幅が基準の幅以下である
と判定された場合、手順は、ステップS27に進む。ス
テップS27において、帯状テープ23は、所定の位置
で停止され、カット部31によりカットされる。次に、
ステップS28において、付箋11は、搬送ガイド3
6,37により所定の位置に搬送され、図3において、
図示せぬ駆動機構により左方向から搬送されてきた用紙
12に搬送ローラ38,39により貼付される。
【0026】ステップS26において、付箋11の幅が
基準の幅以上であると判定された場合、手順は、ステッ
プS29に進む。ステップS29において、帯状テープ
23は、搬送ローラ38,39により移動されつつ用紙
12に貼付される。ステップS30において、ステップ
S23で算出された付箋の幅より決まる長さの帯状テー
プ23の引き出しがなされたタイミングで、帯状テープ
23の引き出しは停止され、カット部31のカッタ刃3
2が前進し、帯状テープ23はカットされる。
【0027】ステップS28またはステップS30の処
理後、ステップS31において、カット部31のカッタ
刃32と搬送ローラ39が、元の位置に戻される。用紙
仕分け装置1は、元の状態に復帰し、動作は終了する。
【0028】ステップS21において、付箋11を貼付
しないと判定された場合、動作は終了する。
【0029】図7に付箋11の幅が基準の幅以下である
場合の用紙仕分け装置1の動作の概略を示した。図7
(A)は、ステップS25における用紙仕分け装置1の
状態を表し、引き出しローラ24,25は、帯状テープ
23を引き出す。帯状テープ23は、一定位置で停止す
る。図7(B)は、ステップS27における用紙仕分け
装置1の状態を表し、カット部31は帯状テープ23を
カットし、付箋11が形成される。図7(C)は、ステ
ップS28における用紙仕分け装置1の状態を表し、搬
送ローラ38,39は、付箋11と用紙12を挟み、同
時に搬送し、付箋11は用紙12に貼付される。図7
(D)は、ステップS31における用紙仕分け装置1の
状態を表し、カット部31は元の位置に戻る。
【0030】図8に付箋11の幅が基準の幅以上である
場合の用紙仕分け装置1の動作の概略を示した。図8
(A)は、ステップS25における用紙仕分け装置1の
状態を表し、引き出しローラ24,25は、帯状テープ
23を引き出す。帯状テープ23が一定位置まで、引き
出された後に、引き出しローラ24,25は停止する。
図8(B)は、ステップS29における用紙仕分け装置
1の状態を表し、引き出しローラ24,25は、帯状テ
ープ23を引き出し、搬送ローラ38、39はその引き
出された帯状テープ23を用紙12に貼付する。図8
(C)は、ステップS29における用紙仕分け装置1の
状態を表し、搬送ローラ38,39は、帯状テープ23
を用紙12に貼付しながら、カット部31は帯状テープ
23をカットする。図8(D)は、図7(D)と同様、
ステップS31における用紙仕分け装置1の状態を表
し、カット部31は元の位置に戻る。
【0031】図9に、帯状テープ23が用紙12に貼付
されながら、カット部31が動作するときの搬送ガイド
36,37の状態を表す。図9(A)は、カット部31
が動作する前の搬送ガイド36,37の状態を表す。帯
状テープ23は搬送ガイド36の駆動ローラ111,1
12,113と、搬送ガイド37の回転自在のローラ1
16,117,118に挟まれ、ローラ111,11
2,113の回転駆動力により図中の上方に搬送され
る。搬送ガイド37は、コイルバネ115により、搬送
ガイド36に押しつけられている。
【0032】図10(A)に、搬送ガイド37の斜視図
を示した。搬送ガイド37のローラ117(ローラ11
6も同様)は、搬送ガイド37に、図10(B)に示す
板バネ119を介して取り付けられ、帯状テープ23ま
たは付箋11に適切な押圧力を加える。これにより、搬
送ガイド36のローラ111,112の回転駆動力は、
有効に帯状テープ23または付箋11に伝達される。
【0033】図9(B)は、帯状テープ23が用紙12
に貼付されながらカット部31が動作する場合(ステッ
プS29)の状態を示す。カット部31が動作する場
合、タック動作モータ41の駆動力伝達経路の構成によ
り、ローラ111,112の回転駆動力は停止する。し
かしながら、搬送ローラ38,39によって用紙12、
従って、用紙12に貼付されている帯状テープ23は、
継続的に引き出しされる。このとき、搬送ガイド37
は、図9(B)に示すように、図中、反時計方向(矢印
方向)に回動される。これにより、用紙12と帯状テー
プ23は、剥がれることなく接着される。
【0034】すなわち、いまの場合、帯状テープ23の
送り動作を停止して、帯状テープ23をカットするので
あるが、用紙12は停止せずに搬送されているので、そ
の一部が既に用紙12に貼付されている帯状テープ23
も用紙12と同じ速度で移動される。帯状テープ23を
カットするのにも時間が必要となる。図9(A)に示す
状態(帯状テープ23の走行パスに余裕がない状態)
で、帯状テープ23の位置P2をカットするものとす
る。帯状テープ23はカットが完了するまで、位置P2
で停止されることになると、その結果、帯状テープ23
には、貼付状態を剥がす方向に力が作用する。
【0035】そこで図9(B)に示すように、ローラ1
18を中心にして、搬送ガイド37を、図中、反時計方
向に回動させることで、帯状テープ23のパスの長さを
短くすることができ、帯状テープ23の位置P2を停止
させたとしても、図9(A)の状態において、ローラ1
13と118の間に挟持されていた点P1は、図9
(B)に示すように、移動することが可能となる。従っ
て、用紙12に一旦貼付された帯状テープ23がカット
時に剥がれてしまうことが防止される。
【0036】図11は用紙仕分け装置1の内部信号のタ
イムチャートである。図11(A)の先端検知信号は、
リミットスイッチ21の出力を表す。図11(B)のタ
ック動作モータ駆動信号は、タック動作モータ41に入
力される駆動信号である。タック動作モータ駆動信号
が、正のときタック動作モータ41は正転し、負のとき
タック動作モータ41は逆転する。先端検知信号の立ち
上がりから、タック動作モータ駆動信号の正方向への最
初の立ち上がりまでの時間t1の間に、用紙12が所定
の位置に搬送される。タック動作モータ駆動信号の正方
向への最初の立ち上がりから負方向への最初の立ち下が
りまでの時間t2の間に、引き出しローラ24,25に
より帯状テープ23が引き出される。タック動作モータ
駆動信号の負方向への最初の立ち下がりから、再度の正
方向への立ち上がりまでの時間t3において、カット部
31が動作し、帯状テープ23がカットされ、付箋11
が形成される。同時に搬送ローラ39が上昇する。
【0037】タック動作モータ駆動信号の2度目の正方
向への立ち上がりから、2度目の負方向への立ち下がり
までの時間t4において、付箋11は、用紙12と共に
搬送ローラ38と搬送ローラ39に挟まれると同時に搬
送され、用紙12の所定の位置に接着される。タック動
作モータ駆動信号の2度目の負方向への立ち下がりか
ら、ゼロレベルまでの立ち上がりまでの時間t5におい
て、カット部31と搬送ローラ39は元の状態に戻る。
【0038】以上のように、付箋11は、その幅の大小
に拘わらず、用紙12に適切に接着される。この付箋1
1を目印にして用紙12の仕分けが行える。すなわち、
例えば、複数文書を出力する場合、各文書の最初、ある
いは最後の用紙に付箋を付けることにより、文書の区切
りを視認することが出来る。
【0039】図12は、画像処理装置2の例である印刷
装置から用紙仕分け装置1に入力される信号と用紙仕分
け装置1の内部の信号の例を表すタイムチャートであ
る。図12(A)の排紙動作信号がH(高レベル)のと
き、印刷装置は排紙動作中であることを表す。図12
(B)のタック貼付有無信号が、パルスを出すとき、排
出される用紙12は、付箋11を貼付されることを表
す。印刷枚数信号は、印刷装置のジョブが扱う用紙12
の枚数(図6の印刷設定画面で設定した印刷枚数)を表
す。なお、図12(D)の先端検知信号と、図12
(E)のタック動作モータ駆動信号は、図11(A)と
(B)にそれぞれ示した信号と同様の信号である。
【0040】用紙仕分け装置1は、排紙動作信号がHで
ある場合、タック貼付有無信号を監視する。タック貼付
有無信号が、パルスを出すとき、用紙仕分け装置1は、
印刷枚数信号を取り込む。コントロール回路43には、
図13に示すような、印刷枚数データ、付箋幅データ、
及び時間データの関係を配した、印刷枚数対応テーブル
を予め記憶させておく。コントロール回路43は、入力
された印刷枚数信号のデータでテーブルを検索し、印刷
枚数信号のデータに対応する時間データを得る。例え
ば、印刷枚数信号のデータが4である場合、この検索に
より時間データとして70が得られる。コントロール回
路43は、引き出しローラ24,25により帯状テープ
23が引き出される時間t2を、テーブルから得られた
時間データに対応して設定する。このように、印刷枚数
対応テーブルを参照して、印刷枚数に対応して、時間デ
ータを変えることにより、印刷枚数に応じた幅の付箋1
1が得られる。
【0041】なお、付箋幅とそれに対応した時間データ
をテーブルに記憶させ、付箋幅の信号を用紙仕分け装置
1に入力し、付箋幅のデータから、時間データを求めて
も良い。この場合、印刷装置で指定した幅の付箋11
が、用紙12に接着される。
【0042】図14は、印刷装置の扱うジョブの最初と
最後の用紙12のみに、図13のテーブルに示したデー
タに基づき、ジョブの扱う枚数に応じた幅の付箋11を
接着する場合の、用紙12と付箋11の例を表す。1番
上の用紙12は、1枚の印刷のジョブであるから、5m
m幅の付箋11−1が貼付され、上から2枚目の用紙1
2は4枚の印刷のジョブであるから、7mm幅の付箋1
1−1が貼付されている。同様に、上から6枚目の用紙
12には5mm幅の付箋11−3が、上から7枚目の用
紙12には7mm幅の付箋11−4が貼付されている。
【0043】また、より単純に2枚以上の用紙12を扱
うジョブと1枚の用紙を扱うジョブで付箋11の幅を変
え、2枚以上の用紙12を扱うジョブでは、ジョブの最
初と最後の用紙12にのみ付箋11を接着すれば、より
簡単にかつ確実に用紙12の仕分けができる。
【0044】このように画像処理装置2の信号に応じて
付箋11の幅を変更することにより、より手早く、かつ
確実に用紙12の仕分けが出来る。
【0045】図15は、印刷装置から紙質の信号を用紙
仕分け装置1に入力する場合の信号の例を表すタイムチ
ャートである。図15(A)と(B)の排紙動作信号と
タック貼付有無信号は、図12の(A)と(B)の例と
同様の信号である。また、図15(D)と(E)の先端
検知信号とタック動作モータ駆動信号は、図12(D)
と(E)(図11(A)と(B))の信号と同様の信号
である。図15(C)の紙質信号は、印刷装置が扱う用
紙12の紙質を表す。ここで言う紙質とは、例えば上質
紙、再生紙、コート紙、硫酸紙などを指す。
【0046】コントロール回路43は、タック貼付有無
信号が、所定の時間以上、Hの状態となった場合、紙質
信号を入力する。コントロール回路43には、図16に
示すような、紙質データと時間データの関係を配した、
紙質対応テーブルを予め記憶させる。コントロール回路
43は、入力された紙質信号のデータでテーブルを検索
し、紙質信号のデータに対応する時間データを得る。例
えば、紙質信号のデータがDである場合、時間データと
して80が得られる。コントロール回路43は、引き出
しローラ24,25により帯状テープ23が引き出され
る時間t2を、テーブルから得られた時間データに対応
して設定する。このように、紙質対応テーブルを参照し
て、紙質に対応して、時間データを変えることにより、
紙質に応じた幅の付箋11が得られる。
【0047】図17は、印刷装置の扱うジョブの最初と
最後の用紙12のみに、図16のテーブルを用いて紙質
に応じた幅の付箋11を接着する場合の、用紙12と付
箋11の例を表す。この例では、付箋11−6が付され
た用紙12は紙質Aで、付箋11−7が付された用紙1
2は紙質Cである。
【0048】このように、用紙仕分け装置1は、用紙1
2の紙質に合わせた幅の付箋11を作成し、付箋11が
剥がれたりせず、かつ、帯状テープ23を無駄なく使用
できる。
【0049】図18は、用紙12の紙質を検出し、自動
的に付箋11の幅を変更する用紙仕分け装置1の一実施
の形態の構成を示す。図3における場合と対応する部分
には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略す
る。紙質センサ44は、用紙12の紙質を検出する。紙
質センサ44としては、具体的には、光学式や接触式な
どのセンサを用いることができる。光学式の場合、例え
ば照射した光の反射光のレベルから紙質が判定される。
紙質センサ44の出力はコントロール回路43に供給さ
れるようになされている。
【0050】図19は、図15の用紙仕分け装置1の動
作を説明するフローチャートである。その基本的な処理
は、図5における場合と同様であるが、ステップS53
において、用紙の通過を検出したと判定した場合、ステ
ップS54に進む。ステップS54において、紙質セン
サ44により用紙12の種類が検出される。ステップS
55において、紙質センサ44により検出されたデータ
を用いて、予めコントロール回路43に記憶した紙質対
応テーブルが検索され、時間データが得られる。その
後、得られた時間データに応じた幅の付箋11を得る処
理が行われる。
【0051】このように、画像処理装置2より紙質信号
を入力することなく、用紙仕分け装置1は、用紙12の
紙質に応じた幅の付箋11を作成する。
【0052】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する記録媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の用紙仕
分け装置、請求項6に記載の用紙仕分け方法、および請
求項11に記載の記録媒体によれば、付箋の幅を変化さ
せるようにしたので、容易に、かつ確実に、用紙を仕分
けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリに取り付けられた用紙仕分け装置
を示す図である。
【図2】用紙に接着された付箋の例を示す図である。
【図3】本発明の用紙仕分け装置の一実施の形態の構成
例を示す図である。
【図4】帯状テープを示す図である。
【図5】図3の用紙仕分け装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図6】画像処理装置の印刷の設定の面の例を示す図で
ある。
【図7】付箋が短い場合の用紙仕分け装置の動作の概略
を説明する図である。
【図8】付箋が長い場合の用紙仕分け装置の動作の概略
を説明する図である。
【図9】搬送ガイドの動作を説明する図である。
【図10】搬送ガイドの形状を説明する図である。
【図11】図3の用紙仕分け装置内部の信号の例を示す
タイムチャートである。
【図12】印刷枚数の信号を入力する場合の例を示すタ
イムチャートである。
【図13】印刷枚数から付箋の幅を決めるテーブルの例
を示す図である。
【図14】印刷枚数により付箋の幅を変えた用紙の例を
示す図である。
【図15】用紙の紙質の信号を入力する場合の例を示す
タイムチャートである。
【図16】用紙の紙質から付箋の幅を決めるテーブルの
例を示す図である。
【図17】用紙の紙質から付箋の幅を変えた用紙の例を
示す図である。
【図18】本発明の紙質センサを有する用紙仕分け装置
の一実施の形態の構成例を示す図である。
【図19】図18の用紙仕分け装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 用紙仕分け装置, 24,25 引き出しローラ, 31 カット部, 36,37 搬送ガイド, 38 搬送ローラ, 39 搬送ローラ, 43 コントロール回路, 44 紙質センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有原 武 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 大橋 祐二 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理装置の用紙排出側に設置され、
    前記画像処理装置より排出される所定の用紙に付箋を接
    着する用紙仕分け装置において、 片側縁に感圧性接着剤が塗布された帯状テープを連続し
    て引き出す引き出し手段と、 前記帯状テープの所定の位置をカットして前記付箋を作
    成するカット手段と、 前記作成された付箋を前記用紙の所定位置に導き、前記
    用紙と一部を重合させた状態でその両側から挟むととも
    に、搬送力を与えて、前記付箋を前記用紙に貼付する貼
    付手段と、 前記カット手段の動作を制御し、前記付箋の幅を変化さ
    せる制御手段とを備えることを特徴とする用紙仕分け装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、外部からの用紙枚数信
    号に応じて前記付箋の幅を算出することを特徴とする請
    求項1に記載の用紙仕分け装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、外部からの紙の質を示
    す信号に応じて前記の付箋の幅を算出すること特徴とす
    る請求項1または2に記載の用紙仕分け装置。
  4. 【請求項4】 前記用紙の紙質を検出する検出手段をさ
    らに備え、 前記制御手段は、前記検出手段が検出した前記用紙の紙
    質に対応して、前記付箋の幅を変化させることを特徴と
    する請求項1または2に記載の用紙仕分け装置。
  5. 【請求項5】 カット手段が、前記帯状テープを前記用
    紙に貼付されている最中にカットするとき、前記帯状テ
    ープの通過の経路長を変化させる変化手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の用
    紙仕分け装置。
  6. 【請求項6】 画像処理装置の用紙排出側で、排出され
    る所定の用紙に付箋を接着する用紙仕分け方法におい
    て、 片側縁に感圧性接着剤が塗布された帯状テープを連続し
    て引き出す引き出しステップと、 前記帯状テープの所定の位置をカットして、前記付箋を
    作成するカットステップと、 前記作成された付箋を前記用紙の所定位置に導き、前記
    用紙と一部を重合させた状態でその両側から挟むととも
    に、搬送力を与えて、前記付箋を前記用紙に貼付する貼
    付ステップと、 前記カットステップでの動作を制御し、前記付箋の幅を
    変化させる制御ステップとを含むことを特徴とする用紙
    仕分け方法。
  7. 【請求項7】 前記制御ステップでは、外部からの用紙
    枚数の信号に応じて前記付箋の幅を算出することを特徴
    とする請求項6に記載の用紙仕分け方法。
  8. 【請求項8】 前記制御ステップでは、外部からの紙の
    質を示す信号に応じて前記付箋の幅を算出することを特
    徴とする請求項6または7に記載の用紙仕分け方法。
  9. 【請求項9】 前記用紙の紙質を検出する検出ステップ
    をさらに含み、 前記制御ステップでは、前記検出ステップで検出した前
    記用紙の紙質に対応して、前記付箋の幅を変化させるこ
    とを特徴とする請求項6または7に記載の用紙仕分け方
    法。
  10. 【請求項10】 前記カットステップでは、前記帯状テ
    ープを前記用紙に貼付されている際中にカットすると
    き、前記帯状テープの通過の経路長を変化させる変化ス
    テップをさらに含むことを特徴とする請求項6乃至9の
    いずれかに記載の用紙仕分け方法。
  11. 【請求項11】 画像処理装置の用紙排出側に設置さ
    れ、前記画像処理装置より排出される所定の用紙に付箋
    を接着する用紙仕分け装置に、 片側縁に感圧性接着剤が塗布された帯状テープを連続し
    て引き出す引き出しステップと、 前記帯状テープの所定の位置をカットして、前記付箋を
    作成するカットステップと、 前記作成された付箋を前記用紙の所定位置に導き、前記
    用紙と一部を重合させた状態でその両側から挟むととも
    に、搬送力を与えて、前記付箋を前記用紙に貼付する貼
    付ステップと、 前記カットステップでの動作を制御し、前記付箋の幅を
    変化させる制御ステップとを含む処理を実行させるコン
    ピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている
    ことを特徴とする記録媒体。
JP6291798A 1998-03-13 1998-03-13 用紙仕分け装置及び方法、並びに記録媒体 Withdrawn JPH11255410A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8038241B2 (en) 2007-03-30 2011-10-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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