JPH11254649A - フレキソインキ供給装置 - Google Patents
フレキソインキ供給装置Info
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- JPH11254649A JPH11254649A JP10059360A JP5936098A JPH11254649A JP H11254649 A JPH11254649 A JP H11254649A JP 10059360 A JP10059360 A JP 10059360A JP 5936098 A JP5936098 A JP 5936098A JP H11254649 A JPH11254649 A JP H11254649A
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- Japan
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- ink
- chamber
- blade
- mounting plate
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
- B41F31/02—Ducts, containers, supply or metering devices
- B41F31/027—Ink rail devices for inking ink rollers
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、簡単な構造でチャンバにおけるイ
ンキの回収および洗浄が十分に行えるフレキソインキ供
給装置を提供することにある。 【解決手段】 本発明では、インキが供給されるチャン
バ３５の一部をブレード取付け板１９およびブレード２
３，２６によって画成したフレキソインキ供給装置にお
いて、ブレード取付け板１９とブレード２３，２６との
会合隅部２９，３２を鈍角に形成している。
ンキの回収および洗浄が十分に行えるフレキソインキ供
給装置を提供することにある。 【解決手段】 本発明では、インキが供給されるチャン
バ３５の一部をブレード取付け板１９およびブレード２
３，２６によって画成したフレキソインキ供給装置にお
いて、ブレード取付け板１９とブレード２３，２６との
会合隅部２９，３２を鈍角に形成している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキソ印刷機に
おけるインキ供給装置に関するものである。
おけるインキ供給装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図７は、従来のフレキソ印刷機における
チャンバドクタブレード式インキ供給装置（以下単に
「インキ供給装置」という）を概念的に示している。こ
のインキ供給装置では、アニロックスロール１の表面に
対向させて梁２が配設されている。この梁２はアニロッ
クスロール１の全長とほぼ同じ幅を有している。そし
て、梁２にはブレード取付け板３が設置されている。ブ
レード取付け板３の上部には斜め後方へ延びる傾斜面３
ａが形成され、下部にも斜め後方へ延びる傾斜面３ｂが
形成されている。そして、それらの傾斜面３ａ，３ｂに
は、シールブレード４およびドクタブレード５が配設さ
れ、それらのシールブレード４およびドクタブレード５
の先端はアニロックスロール１の表面に近接または当接
されている。また、ブレード取付け板３，シールブレー
ド４，ドクタブレード５およびアニロックスロール１に
よって画成される空間の両側開口は側板６，６によって
塞がれ、この空間はインキが供給されるチャンバ７を構
成している。一方、梁２のブレード取付け板３側の面に
は溝２ａが形成され、かつブレード取付け板３には、該
溝２ａとチャンバ７とを連通する孔３ｃが形成されてい
る。さらに、ブレード取付け板３の下端部にも孔３ｄが
形成され、該孔３ｄを介してチャンバ７にインキ管８が
接続されている。このように構成された従来のインキ供
給装置では、インキ管８を経てチャンバ７にインキが供
給され、チャンバ７に充填されたインキがアニロックス
ロール１の表面に塗布され、そのインキはドクタブレー
ド５によって所定の膜厚に掻き取られ調整される。
チャンバドクタブレード式インキ供給装置（以下単に
「インキ供給装置」という）を概念的に示している。こ
のインキ供給装置では、アニロックスロール１の表面に
対向させて梁２が配設されている。この梁２はアニロッ
クスロール１の全長とほぼ同じ幅を有している。そし
て、梁２にはブレード取付け板３が設置されている。ブ
レード取付け板３の上部には斜め後方へ延びる傾斜面３
ａが形成され、下部にも斜め後方へ延びる傾斜面３ｂが
形成されている。そして、それらの傾斜面３ａ，３ｂに
は、シールブレード４およびドクタブレード５が配設さ
れ、それらのシールブレード４およびドクタブレード５
の先端はアニロックスロール１の表面に近接または当接
されている。また、ブレード取付け板３，シールブレー
ド４，ドクタブレード５およびアニロックスロール１に
よって画成される空間の両側開口は側板６，６によって
塞がれ、この空間はインキが供給されるチャンバ７を構
成している。一方、梁２のブレード取付け板３側の面に
は溝２ａが形成され、かつブレード取付け板３には、該
溝２ａとチャンバ７とを連通する孔３ｃが形成されてい
る。さらに、ブレード取付け板３の下端部にも孔３ｄが
形成され、該孔３ｄを介してチャンバ７にインキ管８が
接続されている。このように構成された従来のインキ供
給装置では、インキ管８を経てチャンバ７にインキが供
給され、チャンバ７に充填されたインキがアニロックス
ロール１の表面に塗布され、そのインキはドクタブレー
ド５によって所定の膜厚に掻き取られ調整される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
フレキソ印刷機におけるインキ供給装置では、色替えま
たは印刷終了後にチャンバ７内のインキを回収し、該チ
ャンバ７を洗浄する必要がある。インキの回収およびチ
ャンバ７の洗浄は、ポンプ９を逆転させてインキ管８の
インキを吸引し、洗浄水を梁２の溝２ａに供給し、該溝
２ａから孔３ｃを介してチャンバ７内に供給してチャン
バ７内を洗浄する。洗浄後の水はインキ管８を経てポン
プ９によって排出される。
フレキソ印刷機におけるインキ供給装置では、色替えま
たは印刷終了後にチャンバ７内のインキを回収し、該チ
ャンバ７を洗浄する必要がある。インキの回収およびチ
ャンバ７の洗浄は、ポンプ９を逆転させてインキ管８の
インキを吸引し、洗浄水を梁２の溝２ａに供給し、該溝
２ａから孔３ｃを介してチャンバ７内に供給してチャン
バ７内を洗浄する。洗浄後の水はインキ管８を経てポン
プ９によって排出される。
【０００４】しかしながら、上記従来のフレキソ印刷機
におけるインキ供給装置では、チャンバ７を画成するブ
レード取付け板３とシールブレード４およびドクターブ
レード５との会合部、即ちチャンバ７の隅部が鋭角をな
しているため、インキ回収時に隅部に溜まったインキが
回収されず、また、洗浄時に洗浄水を循環させても隅部
に水が流れ難く、十分な洗浄ができないという問題があ
った。
におけるインキ供給装置では、チャンバ７を画成するブ
レード取付け板３とシールブレード４およびドクターブ
レード５との会合部、即ちチャンバ７の隅部が鋭角をな
しているため、インキ回収時に隅部に溜まったインキが
回収されず、また、洗浄時に洗浄水を循環させても隅部
に水が流れ難く、十分な洗浄ができないという問題があ
った。
【０００５】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、簡単な構造でチャンバにお
けるインキの回収および洗浄が十分に行えるフレキソイ
ンキ供給装置を提供することにある。
ものであって、その目的は、簡単な構造でチャンバにお
けるインキの回収および洗浄が十分に行えるフレキソイ
ンキ供給装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するため、本発明においては、インキが供給さ
れるチャンバの一部をブレード取付け板およびブレード
によって画成したフレキソインキ供給装置において、前
記ブレード取付け板と前記ブレードとの会合隅部を鈍角
に形成している。この発明のインキ供給装置によれば、
チャンバ内に鋭角部がなくなるので、即ちインキが入り
込んで溜まる部分がなくなるので、インキの回収および
洗浄が容易になる。
題を解決するため、本発明においては、インキが供給さ
れるチャンバの一部をブレード取付け板およびブレード
によって画成したフレキソインキ供給装置において、前
記ブレード取付け板と前記ブレードとの会合隅部を鈍角
に形成している。この発明のインキ供給装置によれば、
チャンバ内に鋭角部がなくなるので、即ちインキが入り
込んで溜まる部分がなくなるので、インキの回収および
洗浄が容易になる。
【０００７】本発明のフレキソインキ供給装置では、ブ
レード取付け板とブレードとの会合隅部にパッキン部材
を配設している。この発明のインキ供給装置によれば、
パッキン部材を付設することによってチャンバ内の鋭角
部をなくすので、従来の部品はそのまま使用でき、安価
に実現できる。
レード取付け板とブレードとの会合隅部にパッキン部材
を配設している。この発明のインキ供給装置によれば、
パッキン部材を付設することによってチャンバ内の鋭角
部をなくすので、従来の部品はそのまま使用でき、安価
に実現できる。
【０００８】本発明のフレキソインキ供給装置では、前
記パッキン部材を板体に固設し、該板体を前記ブレード
と前記ブレード取付け板との間に挟持させて前記パッキ
ン部材を保持している。この発明のインキ供給装置によ
れば、パッキンの取付けが容易に行える。
記パッキン部材を板体に固設し、該板体を前記ブレード
と前記ブレード取付け板との間に挟持させて前記パッキ
ン部材を保持している。この発明のインキ供給装置によ
れば、パッキンの取付けが容易に行える。
【０００９】本発明のフレキソインキ供給装置では、前
記パッキン部材をスポンジゴムによって形成している。
この発明のインキ供給装置によれば、パッキン部材がブ
レード取付け板とブレードとに密接されるので、それら
の接合部にインキが侵入することなく、インキの回収お
よび洗浄がより確実に行える。
記パッキン部材をスポンジゴムによって形成している。
この発明のインキ供給装置によれば、パッキン部材がブ
レード取付け板とブレードとに密接されるので、それら
の接合部にインキが侵入することなく、インキの回収お
よび洗浄がより確実に行える。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。ここで、図１は、本発明の
実施の形態に係るフレキソインキ供給装置の縦断面図で
あり、図２はそのアニロックスロールを取り除いた正面
図である。このインキ供給装置１０では、印刷機フレー
ム１１，１１にアニロックスロール１２が差し渡して回
転自在に支持されている。そして、そのアニロックスロ
ール１２の軸芯に並行して断面矩形状の梁１３が配置さ
れ、該梁１３の両端部には、側板１４，１４が固設され
ている。側板１４はその下部がピン１５によってフレー
ム１１に回動自在に支持されている。また、フレーム１
１にはエアシリンダ１６が設置され、該エアシリンダ１
６のピストンロッド１６ａは側板１４の上部に連結され
ている。
に基づいて詳細に説明する。ここで、図１は、本発明の
実施の形態に係るフレキソインキ供給装置の縦断面図で
あり、図２はそのアニロックスロールを取り除いた正面
図である。このインキ供給装置１０では、印刷機フレー
ム１１，１１にアニロックスロール１２が差し渡して回
転自在に支持されている。そして、そのアニロックスロ
ール１２の軸芯に並行して断面矩形状の梁１３が配置さ
れ、該梁１３の両端部には、側板１４，１４が固設され
ている。側板１４はその下部がピン１５によってフレー
ム１１に回動自在に支持されている。また、フレーム１
１にはエアシリンダ１６が設置され、該エアシリンダ１
６のピストンロッド１６ａは側板１４の上部に連結され
ている。
【００１１】上記梁１３におけるアニロックスロール１
２側の面には、該アニロックスロール１２の略全長と対
応する長さのブロック１７が配設されている。このブロ
ック１７のアニロックスロール１２側の面には略全長に
わたって溝１８が形成されている。そして、ブロック１
７におけるアニロックスロール１２側の面には溝１８を
覆うようにしてブレード取付け板１９が固設されてい
る。そして、溝１８とブレード取付け板１９とによって
導水路２０が構成され、該導水路２０はブレード取付け
板１９に形成した孔２１を介して後述するチャンバに連
通されている。このブレード取付け板１９は、図３に拡
大して示したように、溝１８を覆う鉛直壁１９ａと、ブ
ロック１７の上方および下方を覆うように配置される水
平壁１９ｂ，１９ｃと、それらの境界にそれぞれ斜めに
形成された傾斜壁１９ｄ，１９ｅとを有している。そし
て、傾斜壁１９ｄには、ボルト２２によってシールブレ
ード２３の基端が押え板２４を介して締結されており、
該シールブレード２３の先端はアニロックスロール１２
の表面に近接されている（図１参照）。また、傾斜壁１
９ｅには、ボルト２５によってドクタブレード２６の基
端が押え板２７を介して締結されており、該ドクタブレ
ード２６の先端はアニロックスロール１２の表面に近接
されている（図１参照）。
２側の面には、該アニロックスロール１２の略全長と対
応する長さのブロック１７が配設されている。このブロ
ック１７のアニロックスロール１２側の面には略全長に
わたって溝１８が形成されている。そして、ブロック１
７におけるアニロックスロール１２側の面には溝１８を
覆うようにしてブレード取付け板１９が固設されてい
る。そして、溝１８とブレード取付け板１９とによって
導水路２０が構成され、該導水路２０はブレード取付け
板１９に形成した孔２１を介して後述するチャンバに連
通されている。このブレード取付け板１９は、図３に拡
大して示したように、溝１８を覆う鉛直壁１９ａと、ブ
ロック１７の上方および下方を覆うように配置される水
平壁１９ｂ，１９ｃと、それらの境界にそれぞれ斜めに
形成された傾斜壁１９ｄ，１９ｅとを有している。そし
て、傾斜壁１９ｄには、ボルト２２によってシールブレ
ード２３の基端が押え板２４を介して締結されており、
該シールブレード２３の先端はアニロックスロール１２
の表面に近接されている（図１参照）。また、傾斜壁１
９ｅには、ボルト２５によってドクタブレード２６の基
端が押え板２７を介して締結されており、該ドクタブレ
ード２６の先端はアニロックスロール１２の表面に近接
されている（図１参照）。
【００１２】また、ブレード取付け板１９の両側端には
端板２８，２８が配設され、それらの端板２８はブレー
ド取付け板１９，シールブレード２３およびドクタブレ
ード２６によって画成される側方開口を塞いでいる。こ
の端板２８のアニロックスロール１２側端にはシール材
２８ａが接着されており、該シール材２８ａによって端
板２８およびアニロックスロール１２間の間隙をシール
している。
端板２８，２８が配設され、それらの端板２８はブレー
ド取付け板１９，シールブレード２３およびドクタブレ
ード２６によって画成される側方開口を塞いでいる。こ
の端板２８のアニロックスロール１２側端にはシール材
２８ａが接着されており、該シール材２８ａによって端
板２８およびアニロックスロール１２間の間隙をシール
している。
【００１３】さらに、上記シールブレード２３とブレー
ド取付け板１９の鉛直壁１９ａとによって画成される鋭
角状の隅部２９には、スポンジゴム製のパッキン部材３
０が配置されており、該パッキン部材３０にはプラスチ
ック製の取付け板３１が接着されている。そして、パッ
キン部材３０は、取付け板３１がシールブレード２３と
ブレード取付け板１９の傾斜壁１９ｄとの間に共締めさ
れて空間内に配置されている。このパッキン部材３０
は、隅部２９の鋭角を解消するもので、パッキン部材３
０の自由端面３０ａによって、該自由端面３０ａとブレ
ード取付け板１９の鉛直壁１９ａとの会合部および自由
端面３０ａとシールブレード２４との会合部がそれぞれ
鈍角に形成されている。
ド取付け板１９の鉛直壁１９ａとによって画成される鋭
角状の隅部２９には、スポンジゴム製のパッキン部材３
０が配置されており、該パッキン部材３０にはプラスチ
ック製の取付け板３１が接着されている。そして、パッ
キン部材３０は、取付け板３１がシールブレード２３と
ブレード取付け板１９の傾斜壁１９ｄとの間に共締めさ
れて空間内に配置されている。このパッキン部材３０
は、隅部２９の鋭角を解消するもので、パッキン部材３
０の自由端面３０ａによって、該自由端面３０ａとブレ
ード取付け板１９の鉛直壁１９ａとの会合部および自由
端面３０ａとシールブレード２４との会合部がそれぞれ
鈍角に形成されている。
【００１４】また、上記ドクタブレード２６とブレード
取付け板１９の鉛直壁１９ａとによって画成される鋭角
状の隅部３２には、スポンジゴム製のパッキン部材３３
が配置されており、該パッキン部材３３にはプラスチッ
ク製の取付け板３４が接着されている。そして、パッキ
ン部材３３は、取付け板３４がドクタブレード２６とブ
レード取付け板１９の傾斜壁１９ｅとの間に共締めされ
て空間内に配置されている。このパッキン部材３３は、
隅部３２の鋭角を解消するもので、パッキン部材３３の
自由端面３３ａによって、該自由端面３３ａとブレード
取付け板１９の鉛直壁１９ａとの会合部および自由端面
３３ａとドクタブレード２６との会合部がそれぞれ鈍角
に形成されている。
取付け板１９の鉛直壁１９ａとによって画成される鋭角
状の隅部３２には、スポンジゴム製のパッキン部材３３
が配置されており、該パッキン部材３３にはプラスチッ
ク製の取付け板３４が接着されている。そして、パッキ
ン部材３３は、取付け板３４がドクタブレード２６とブ
レード取付け板１９の傾斜壁１９ｅとの間に共締めされ
て空間内に配置されている。このパッキン部材３３は、
隅部３２の鋭角を解消するもので、パッキン部材３３の
自由端面３３ａによって、該自由端面３３ａとブレード
取付け板１９の鉛直壁１９ａとの会合部および自由端面
３３ａとドクタブレード２６との会合部がそれぞれ鈍角
に形成されている。
【００１５】そして、上記ブレード取付け板１９，シー
ルブレード２３，ドクタブレード２６，パッキン部材３
０，３３，端板２８，２８およびアニロックスロール１
２によって、インキが供給されるチャンバ３５が画成さ
れる。このチャンバ３５を画成するブレード取付け板１
９の下部には、インキ管３６の一端が挿通係止されてい
る。このインキ管３６の先端開口３６ａをチャンバ３５
の最下部に位置させるため、図４に示したように、パッ
キン部材３３の上面にノッチ３３ａを形成し、その底部
にインキ管３６の先端開口３６ａを臨ませている。
ルブレード２３，ドクタブレード２６，パッキン部材３
０，３３，端板２８，２８およびアニロックスロール１
２によって、インキが供給されるチャンバ３５が画成さ
れる。このチャンバ３５を画成するブレード取付け板１
９の下部には、インキ管３６の一端が挿通係止されてい
る。このインキ管３６の先端開口３６ａをチャンバ３５
の最下部に位置させるため、図４に示したように、パッ
キン部材３３の上面にノッチ３３ａを形成し、その底部
にインキ管３６の先端開口３６ａを臨ませている。
【００１６】このようにして構成されたインキ供給装置
１０では、ポンプ３７によってインキ管３６を介してチ
ャンバ３５内にインキが供給される。このインキは回転
するアニロックスロール１２の表面に塗布され、塗布さ
れたインキはドクタブレード２６によって所定の厚さに
調整される。また、このインキ供給装置１０では、イン
キ交換またはチャンバ３５内の洗浄に際しては、ポンプ
３７を逆転させることによってチャンバ３５内のインキ
を排出させ、ポンプ３８を駆動して洗浄水を導水路２
０，ブレード取付け板１９の孔２１を介してチャンバ３
５内に供給する。すると、その洗浄水はチャンバ３５内
を循環して洗浄する。洗浄を終えた洗浄水はポンプ３７
によってインキ管３６から外部へ排出される。
１０では、ポンプ３７によってインキ管３６を介してチ
ャンバ３５内にインキが供給される。このインキは回転
するアニロックスロール１２の表面に塗布され、塗布さ
れたインキはドクタブレード２６によって所定の厚さに
調整される。また、このインキ供給装置１０では、イン
キ交換またはチャンバ３５内の洗浄に際しては、ポンプ
３７を逆転させることによってチャンバ３５内のインキ
を排出させ、ポンプ３８を駆動して洗浄水を導水路２
０，ブレード取付け板１９の孔２１を介してチャンバ３
５内に供給する。すると、その洗浄水はチャンバ３５内
を循環して洗浄する。洗浄を終えた洗浄水はポンプ３７
によってインキ管３６から外部へ排出される。
【００１７】なお、上記実施の形態では、パッキン部材
３０，３３をブレード取付け板１９とシールブレード２
３およびドクタブレード２６とによって画成される隅部
２９，３２にそれぞれ配設することによって、チャンバ
３５の鋭角部の解消を図っているが、例えば、図５およ
び図６に示したように、シールブレード２３およびドク
タブレード２６を折り曲げることによってもチャンバ３
５の鋭角部を解消することができる。
３０，３３をブレード取付け板１９とシールブレード２
３およびドクタブレード２６とによって画成される隅部
２９，３２にそれぞれ配設することによって、チャンバ
３５の鋭角部の解消を図っているが、例えば、図５およ
び図６に示したように、シールブレード２３およびドク
タブレード２６を折り曲げることによってもチャンバ３
５の鋭角部を解消することができる。
【００１８】
【発明の効果】上記したように、本発明に係るフレキソ
インキ供給装置では、チャンバ内に鋭角部がなくなるの
で、即ちインキが入り込んで溜まる部分がなくなるの
で、インキ回収時にインキが滞留したり、洗浄時に洗浄
液の流れが悪くならず、洗い残しがでることはなくな
り、インキの回収および洗浄を容易に行うことができ生
産性の向上が図れる。また、パッキン部材を付設するこ
とによってチャンバ内の鋭角部をなくした場合には従来
の部品がそのまま使用でき、装置が安価に実現できる。
さらに、パッキン部材を板体に固設し、該板体をブレー
ドとブレード取付け板との間に挟持させて前記パッキン
部材を保持した場合には、パッキンの取付けが容易に行
え、またパッキン部材をスポンジゴムによって形成すれ
ば、パッキン部材がブレード取付け板とブレードとに密
接されるので、それらの接合部にインキが侵入すること
なく、インキの回収および洗浄がより確実に行える。
インキ供給装置では、チャンバ内に鋭角部がなくなるの
で、即ちインキが入り込んで溜まる部分がなくなるの
で、インキ回収時にインキが滞留したり、洗浄時に洗浄
液の流れが悪くならず、洗い残しがでることはなくな
り、インキの回収および洗浄を容易に行うことができ生
産性の向上が図れる。また、パッキン部材を付設するこ
とによってチャンバ内の鋭角部をなくした場合には従来
の部品がそのまま使用でき、装置が安価に実現できる。
さらに、パッキン部材を板体に固設し、該板体をブレー
ドとブレード取付け板との間に挟持させて前記パッキン
部材を保持した場合には、パッキンの取付けが容易に行
え、またパッキン部材をスポンジゴムによって形成すれ
ば、パッキン部材がブレード取付け板とブレードとに密
接されるので、それらの接合部にインキが侵入すること
なく、インキの回収および洗浄がより確実に行える。
【図１】本発明の実施の形態に係るフレキソインキ供給
装置を概念的に示した縦断面図である。
装置を概念的に示した縦断面図である。
【図２】本発明の実施の形態に係るフレキソインキ供給
装置において、アニロックスロールを取り除いたインキ
供給装置を概念的に示した正面図である。
装置において、アニロックスロールを取り除いたインキ
供給装置を概念的に示した正面図である。
【図３】図１におけるインキ供給装置の要部を拡大して
示した縦断面図である。
示した縦断面図である。
【図４】インキ管の先端の取付け構造を示した正面図で
ある。
ある。
【図５】本発明の実施の形態に係るフレキソインキ供給
装置の変形例を示したもので、その要部を拡大して示し
た概念的な縦断面図である。
装置の変形例を示したもので、その要部を拡大して示し
た概念的な縦断面図である。
【図６】本発明の実施の形態に係るフレキソインキ供給
装置の他の変形例を示したもので、その要部を拡大して
示した概念的な縦断面図である。
装置の他の変形例を示したもので、その要部を拡大して
示した概念的な縦断面図である。
【図７】従来のフレキソインキ供給装置を概念的に示し
た縦断面図である。
た縦断面図である。
１０ フレキソインキ供給装置 １１ 印刷機フレーム １２ アニロックスロール １３ 梁 １４ 側板 １７ ブロック １８ 溝 １９ ブレード取付け板 １９ｄ 傾斜壁 １９ｅ 傾斜壁 ２０ 導水路 ２１ 孔 ２３ シールブレード ２６ ドクタブレード ２８ 端板 ２８ａ シール部材 ２９ 隅部 ３０ パッキン部材 ３０ａ 自由端部 ３１ 取付け板 ３２ 隅部 ３３ パッキン部材 ３３ａ 自由端部 ３４ 取付け板 ３５ チャンバ ３６ インキ管 ３６ａ 先端開口
Claims (4)
- 【請求項１】 インキが供給されるチャンバの一部をブ
レード取付け板およびブレードによって画成したフレキ
ソインキ供給装置において、前記ブレード取付け板と前
記ブレードとの会合隅部を鈍角に形成したことを特徴と
するフレキソインキ供給装置。 - 【請求項２】 前記ブレード取付け板と前記ブレードと
の会合隅部にパッキン部材を配設したことを特徴とする
請求項１に記載のフレキソインキ供給装置。 - 【請求項３】 前記パッキン部材を板体に固設し、該板
体を前記ブレードと前記ブレード取付け板との間に挟持
させて前記パッキン部材を保持したことを特徴とする請
求項２に記載のフレキソインキ供給装置。 - 【請求項４】 前記パッキン部材をスポンジゴムによっ
て形成したことを特徴とする請求項２または３に記載の
フレキソインキ供給装置。
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