JP2019123175A - ドクターパン用のインキ回収容器 - Google Patents

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雅幸 井爪
Masayuki Izume
雅幸 井爪
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Abstract

【課題】印刷機のドクターパンに回収したインキを捨てる際に、ドクターパンの清掃が不要なインキ回収容器を提供する。【解決手段】ドクターパン14用のインキ回収容器20は、印刷機のドクターパン14にセットするためのもので、形状は箱状で、箱の正面との境の片に沿った開口23を残して、上面は蓋22で覆われ、かつ正面に接着剤あるいは粘着剤の層が設けられている。【選択図】図2

Description

この発明は印刷機のドクターパンにセットするインキ回収容器に関する。
印刷機のインキ壺の洗浄は手間がかかり、有機溶剤を用いるため作業者の健康にも好ましくない。そしてインキを交換する毎に、あるいは1日の印刷を終了する毎に、インキ壺を洗浄する必要がある。
発明者は、インキ壺を自動的に洗浄する方法を提案した(例えば特許文献1:特許3194174)。即ちインキ壺を回動自在にし、インキ壺とインキ壺ローラとの隙間を拡げ、インキ壺のインキを排出する。インキ壺ローラに沿って排出したインキをドクターブレードで掻き取り、ドクターパンに回収する。
特許3194174
特許文献1の手法では、ドクターパンの清掃が必要になる。即ちドクターパンに溜まったインキを捨てると、次にドクターパンを清掃しなければならない。
この発明の課題は、印刷機のドクターパンに回収したインキを捨てる際に、ドクターパンの清掃を不要にすることにある。
この発明のドクターパン用のインキ回収容器は、印刷機のドクターパンにセットするためのもので、形状は箱状で、箱の正面との境の片に沿った開口を残して、上面は蓋で覆われ、かつ正面に接着剤あるいは粘着剤の層が設けられている。
印刷機のドクターパンに、インキ回収容器の正面がドクターブレードと接するようにセットする。そして接着剤あるいは粘着剤の層により、正面をドクターブレードに密着させる。するとドクターブレードにより掻き取られたインキは、インキ回収容器内に導かれる。またインキ回収容器の上面には蓋が設けられ、インキ回収後の容器を傾けてもインキは溢れない。
好ましくは、蓋から折り返し部が折り曲げ自在に延び、かつ折り返し部は折り曲げると開口を覆って正面に達する長さである。インキの回収後に、折り返し部を折り曲げて開口を塞ぐことができるので、インキはより溢れにくくなり、容器の取扱いが便利になる。
より好ましくは、折り返し部に正面と密着させるための接着剤あるいは粘着剤の層が設けられ、かつ正面と隣り合う両側面の角部に接着剤あるいは粘着剤の層が設けられている。折り返し部の接着剤あるいは粘着剤の層により、折り返し部を正面に密着させてインキが漏れなくすることができる。また角部の接着剤あるいは粘着剤の層により、ドクターブレードの全幅に容器の正面が密着し、ドクターブレードの端からもインキが漏れなくなる。
実施例のインキ回収容器と印刷機とを示すブロック図 実施例のインキ回収容器とドクターパンの斜視図 実施例のインキ回収容器の平面図 実施例のインキ回収容器の正面図 インキ回収後の、実施例のインキ回収容器の側面図 インキ回収後の、変形例のインキ回収容器の側面図
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。
図1〜図6に実施例のインキ回収容器20を示す。図1は印刷機2にインキ回収容器20をセットした状態を示し、4はインキ壺ローラである。5はインキ壺で、フレーム6とプレート7とから成り、進退機構8によりプレート7はインキ壺ローラ4に対して進退する。プレート7の進退では、プレート7がインキ壺ローラ4へ接近する運動を前進、遠ざかる運動を後退という。9はプレート7の上面を覆う合成樹脂フィルムで、ローラ10から繰り出し、ローラ11に巻き取られる。インキ溜12のインキは、プレート7の先端とインキ壺ローラ4との隙間13を通って搬送される。
ドクターパン14は、先端のドクターブレード15(図2)がインキ壺ローラ4に接触しインキを掻き取る状態と、インキ壺ローラとは接触しない状態との間で、進退機構16により進退する。そしてコントローラ18は進退機構8,16を制御する。またインキ供給部17はインキ溜12へインキを補充する。
ダクターローラ40は例えば軸方向に沿って複数の個別ローラに分割され、個別ローラ毎に、インキ壺ローラ4に接触する位置と、練りローラ41に接触する位置との間で進退する。印刷機2には練りローラ41が多段に配置され、版胴ローラ42あるいは版胴ローラ42からインキを受け取るブランケットローラ(不図示)を介して、紙、缶、ディスク等の印刷媒体に印刷する。
インキの種類を変更する際に、インキ溜12のインキを排出する必要がある。また印刷機2を停止させる際に、インキ溜12を清掃する場合も、同様である。これらの場合、インキ壺5のプレート7を後退させて隙間13を拡げ、インキ溜12のインキを排出する。これと同期してドクターパン14を前進させ、ドクターブレード15によりインキを掻き落とす。そして回収したインキを、使い捨てのインキ回収容器20に回収する。またフィルム9をローラ10から繰り出してローラ11側へ送り、インキの付着していないフィルム9をプレート7にセットする。
インキ溜12のインキに紙粉、水その他の汚れが混入すると、インキと混ざって固まり、隙間13を塞ぐことがある。この場合、隙間13とその付近のインキを排出する。この場合も、プレート7を後退させ、ドクターパン14を前進させて、インキ回収容器20にインキを回収する。ただしフィルム9は移動させず、またインキ溜12のインキの一部のみを排出する。
図2〜図4に、実施例のインキ回収容器20を示す。図2に示すように、インキ回収容器20は箱状で、ドクターパン14のリセス19にフィットする形状をしている。容器20は平面視で長方形状で、ドクターブレード15と接する側の面(正面)は前方(ドクターブレード15側)へ傾斜し、底面は例えば長方形状で、両側面と背面は底面から直立している。なおインキ回収容器20での位置を、ドクターブレード15側を前、その反対側を後として説明する。
インキ回収容器20はインキを収容するリセス21を備え、蓋22によりリセス21を大部分覆い、リセス22の先端側(ドクターブレード15側)に開口23がある。インキ回収容器20の先端部24は、ドクターパン14にセットした際に、ドクターブレード15の先端と重なる位置あるいは先端から僅かに後退した位置にある。
蓋22の先端は好ましくは開口23を残して後方へ折り返し、折り返し部25となる。折り返し部25の中間に、先端部24と平行な折り目26があり、折り目26よりも先端側では先端部24側へさらに立ち上がっている。30は折り返し部25の先端部で、先端部24と平行である。
インキ回収容器20の材質は、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート等の耐油性の合成樹脂が好ましい。インキ中の油分に侵されず、かつインキ中の樹脂成分と組成が近いので、インキと分離せずに処分できる。なお厚手の紙の内面に樹脂フィルムをラミネートしたもの等も、インキ回収容器20の材質として使用可能である。
27,28,29は両面テープで、一面がインキ回収容器20に接着され、反対面に接着剤の層あるいは粘着剤の層が設けられ、接着剤の場合は剥離紙により覆われている。両面テープ27は先端部24をドクターブレード15に接着ないしは粘着し、掻き取ったインキをこぼさずにインキ回収容器20内へ導く。また両面テープ28は、ドクターパン14のリセス19の側面にインキ回収容器20を接着ないしは粘着し、ドクターブレード15の全幅に渡ってインキ回収容器20へインキを導く。折り返し部25は、インキを回収したインキ回収容器20を作業者が運ぶ際に、開口23を閉じるためのものである。そして両面テープ29により、折り返し部25をインキ回収容器20の正面に接着あるいは粘着し、開口23を塞ぐ。
なお折り返し部25は設けなくても良く、両面テープ28,29も設けなくても良い。また両面テープ29の代わりに、ドクターブレード15から剥がした両面テープ27を折り返し部25に接着あるいは粘着し、開口23を塞ぐことも可能である。両面テープ27〜29はインキが溢れない程度の付着力があれば良く、永久的な付着力は必要ではない。例えば両面テープ27,28のドクターパン14との接触面に粘着剤を用いると、ドクターパン14に接着剤の跡が残らない。
図3はインキ回収容器20を平面視で示し、図4はインキ回収容器20を正面から見て示す。なお図3,図4の32はリセス23の両側方から突き出す耳で、両面テープ27をドクターブレード15から剥がし易くするためのものである。耳32は設けなくても良い。
インキ回収容器20の使用方法を説明する。インキ溜12のインキを交換し、あるいは隙間13を清掃する場合、プレート7を後退させ、隙間13を拡げ、インキをインキ壺ローラ4に沿って排出する。これと同期してドクターパン14をインキ壺ローラ4側へ前進させ、ドクターブレード15によりインキを掻き取る。掻き取ったインキは先端部24からインキ回収容器20へ導かれ、両面テープ27により先端部24がドクターブレード15に密着しているため溢れない。また両面テープ28により、先端部24はドクターブレード15の全幅に密着している。
インキの回収が終わると、フィルム9を送り出して、インキが付着したフィルムをローラ11に巻き取り、プレート7を前進させる。またドクターパン14を後退させ、古いインキ回収容器20を外して、新しいインキ回収容器20をドクターパン14にセットする。
インキ回収容器20の交換では、両面テープ27,28をドクターパン14から剥がす。次いで、折り返し部25の先端側を折り目26を境に折り曲げ、両面テープ29により折り返し部25をインキ回収容器20の正面に固定する。これによって開口23が塞がれ、インキをこぼさずに、図示しないインキの回収容器まで運び易くなる。インキ回収容器20を合成樹脂製にすると、インキ中の樹脂成分と組成が近いので、インキ回収容器20とインキを分離せずに処分できる。従って、回収容器へ捨てる際に、インキと容器20を分ける必要がない。実施例のインキ回収容器20内に、インキを回収した状態を図5に示す。
図6は、折り返し部25がなく、他の点では実施例と同様のインキ回収容器50に、インキを回収した状態を示す。開口23が塞がれていないので、印刷機から回収容器へ運ぶ間に、インキが溢れないように注意が必要である。
2 印刷機
4 インキ壺ローラ
5 インキ壺
6 フレーム
7 プレート
8 進退機構
9 フィルム
10,11 ローラ
12 インキ溜
13 隙間
14 ドクターパン
15 ドクターブレード
16 進退機構
17 インキ供給部
18 コントローラ
19 リセス
20,50 インキ回収容器
21 リセス
22 蓋
23 開口
24,30 先端部
25 折り返し部
26 折り目
27〜29 両面テープ
32 耳
40 ダクターローラ
41 練りローラ
42 版胴ローラ

Claims (3)

  1. 印刷機のドクターパンにセットするためのインキ回収容器であって、
    箱状で、正面との境の片に沿った開口を残して上面は蓋で覆われ、かつ正面に接着剤あるいは粘着剤の層が設けられている、ドクターパン用のインキ回収容器。
  2. 前記蓋から折り返し部が折り曲げ自在に延び、かつ前記折り返し部は折り曲げると前記開口を覆って正面に達する長さであることを特徴とする、請求項1のドクターパン用のインキ回収容器。
  3. 前記折り返し部に正面と密着させるための接着剤あるいは粘着剤の層が設けられ、かつ正面と隣り合う両側面の角部に接着剤あるいは粘着剤の層が設けられていることを特徴とする、請求項2のドクターパン用のインキ回収容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113561477A (zh) * 2021-08-19 2021-10-29 杭州捷诺飞生物科技股份有限公司 一种光固化打印装置及方法

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