JPH1125393A - 駐車管理システム - Google Patents

駐車管理システム

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JPH1125393A
JPH1125393A JP9176241A JP17624197A JPH1125393A JP H1125393 A JPH1125393 A JP H1125393A JP 9176241 A JP9176241 A JP 9176241A JP 17624197 A JP17624197 A JP 17624197A JP H1125393 A JPH1125393 A JP H1125393A
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JP
Japan
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vehicles
parking
vehicle
regular
temporary
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JP9176241A
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Inventor
Shuji Ishikawa
修二 石川
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】定期利用車の駐車場利用状況に応じて定期利用
車用の空き駐車スペースを一時利用車用に開放して、駐
車スペースを有効に活用する駐車管理システムを提供す
る。 【解決手段】本駐車管理システムは、駐車場内の定期車
の在車台数を計数する定期車在車台数計数部1と、一般
車の在車台数を計数する一般車在車台数計数部2と、開
放比率等の各設定値を記憶する記憶部3と、定期車用の
現在の空き駐車スペース数及び開放比率から一般車への
開放台数を計算し、その開放台数を用いて一般車の駐車
可能台数(満車台数)を調整する満車台数演算処理部4
と、その満車台数を基に一般車の満車を判定する満車判
定部5と、現在時刻を計時する時計部6と、から構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定期利用と一時利
用を併用する駐車場での車両の入出場を管理する駐車管
理システムに関し、特に、定期利用車の駐車場利用状況
に応じて一時利用車の駐車可能台数を調整して駐車スペ
ースを有効に活用する駐車管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】月極等の定期利用と時間貸し等の一時利
用とを併用した駐車場に適用される従来の駐車管理シス
テムとしては、例えば、出入口にカーゲートを設けて駐
車券を使用するゲート式のものなどがある。この従来の
ゲート式の駐車管理システムでは、駐車場の入口付近に
駐車券発行機や車両感知器、カーゲート等が設けられ、
車両感知器が入場車両を検出すると駐車券発行機から入
場時刻などを印字、記録した駐車券が発行されて、その
駐車券が抜取られるとゲートが開いて入場が許可され
る。入場車両が月極車の場合には、入場の際に利用者が
定期券を駐車券発行機に挿入すると、その定期券が有効
期限内であればゲートか開いて入場が許可されて、定期
券が返却される。
【0003】また、出口付近には料金精算機や車両感知
器、カーゲート等が設けられ、出場車両の利用者が料金
精算機に駐車券を挿入すると、駐車券に記録された入場
時刻及び現在時刻から駐車時間が求められ、駐車時間に
応じた駐車料金の計算、表示及び料金精算が行われる。
精算が済むとゲートが開いて出場可能となる。出場車両
が月極車の場合には、入場時と同様に、定期券を料金精
算機に挿入すると、その定期券が有効期限内であればゲ
ートが開いて出場が許可され、定期券が返却される。
【0004】このような駐車管理システムでは満車管理
が行われることが多い。即ち、駐車場に駐車できる台数
(駐車可能台数)には限りがあるため、入場した車両台
数と出場した車両台数とが計数されて駐車場内にいる台
数(在車台数)が求められ、在車台数が駐車可能台数に
達すると満車として入場制限が行なわれる。そして、出
場車両があって駐車できるようになると、満車が解除さ
れて空車とされる。この様に在車台数に基づいて入場を
制御する機能を満車管理という。月極と時間貸しを併用
する場合には、月極車の台数分だけ駐車エリアを確保す
る必要があるため、駐車場の駐車容量から月極車契約数
を引いた台数を満車台数として設定し、時間貸し車両
(一般車)の在車台数が満車台数に達すると満車として
一般車の入場を制限する。ただし、満車となっても月極
車のエリアは確保されているので月極車は入場できる。
図4には、満車管理を行う駐車管理システムの構成の一
例を示す。なお、月極車の入出場時には、月極用定期券
を使用して入出場台数の計数を行なわないようにし、月
極車と一般車が区別される。
【0005】また、駐車場に複数の入口がある場合など
では、満車から空車に切り替えるための台数(満車解除
台数)を設定することがある。例えば、満車は、一般車
の在車台数が満車台数に達したときに判定され、空車
は、一般車の在車台数が満車解除台数以下になったと
き、または、一般車の在車台数が満車台数未満になった
ときに判定される。
【0006】上記の満車管理における各設定台数は、予
め定数として設定されるか、または例えば、マンマシン
コミュニケーション(MMC)機能等を備えた設定手段
を用いて必要に応じて管理者により変更される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
駐車管理システムでは、満車管理に用いる台数設定(一
般的に前述した満車台数と満車解除台数)に関し、定期
利用車(月極車)の台数が多い場合に不都合があった。
即ち、例えば、月極車に社有車や商用車等が多い場合に
は、昼間は駐車する月極車が少なく、夜間は殆どの月極
車が駐車する。そのため、昼間は駐車スペースが多く空
いているのに満車となり一般車が利用できないという問
題があった。また、例えば、駅前などの駐車場で通勤に
利用する月極車が多い場合には、昼間は殆どの月極車が
駐車するが、夜間は駐車する月極車が少ない。そのた
め、夜間は駐車スペースが多く空いているのに満車とな
り一般車が利用できないという問題があった。図5に
は、時間帯によって月極車の在車台数が変動するときで
も一般車の駐車可能台数が一定となる様子を示す。この
ように、多くのスペースが空いているのに駐車場が満車
とされ、一般車が利用できない状態が発生すると、周辺
道路の違法駐車が増えたりして渋滞を引き起こす虞もあ
る。
【0008】このような不都合を解消するために、例え
ば、図6に示すように、昼間と夜間で満車台数を別々に
設定できるようにしたり、更に、平日や休日と組み合わ
せて別々に設定できるようにして、駐車スペースを有効
に活用し、より多くの一般車が駐車できるようにするこ
とが考えられる。しかし、この場合にも、月極車の実際
の駐車状況に応じたものではなく予め設定した満車台数
によって満車管理が行われることに変りはないため、満
車でも空いている駐車スペースか多く発生したり、逆
に、設定台数を間違えると月極車が駐車できない場合が
発生する可能性もある。
【0009】本発明は上記の点に着目してなされたもの
で、定期利用車の駐車場利用状況に応じて定期利用車用
の空き駐車スペースの一部を一時利用車用に開放して、
駐車場のスペースを有効に活用する駐車管理システムを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明のうちの
請求項1に記載の発明は、一定の期間を単位に契約をし
て駐車場を利用する定期利用と駐車場を利用する度に駐
車料金を精算する一時利用とを併用する駐車場で、定期
利用車用の駐車スペースを予め確保し、残りの駐車スペ
ースを一時利用車用に開放して車両の入出場を管理する
駐車管理システムにおいて、前記定期利用車用の駐車ス
ペースの現在の空き状況に応じて、その空き駐車スペー
スの一部を一時利用車用に開放して一時利用車の駐車可
能台数を調整する駐車台数調整手段を備えて構成され
る。
【0011】かかる構成によれば、定期利用車用として
予め確保された駐車スペースのうちの現在の空き駐車ス
ペースの一部が、その利用状況に応じて一時利用車用に
開放されるようになり、定期利用車の駐車が少ないとき
には一時利用車の駐車可能台数が増加して駐車スペース
の有効活用が図られる。請求項2に記載の発明では、請
求項1に記載の発明において、前記駐車台数調整手段
が、駐車場内の定期利用車の在車台数を計数する定期利
用車計数手段と、駐車場の駐車容量、定期利用車の契約
数及び定期利用車の過去の利用状況に応じて設定した開
放比率を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された
駐車容量から定期利用車の契約数を減算して一時利用車
の固有駐車可能台数を求めると共に、前記定期利用車の
契約数から前記定期利用車計数手段で計数された在車台
数を減算して求めた定期利用車用の空き駐車スペースに
前記開放比率を積算して一時利用車への開放台数を求
め、前記一時利用車の固有駐車可能台数に前記開放台数
を加算して調整した一時利用車の駐車可能台数を演算す
る演算処理手段と、を備えるものとする。
【0012】かかる構成によれば、駐車場内の定期利用
車の在車台数が定期利用車計数手段で計数され、その在
車台数及び定期利用車の契約数並びに開放比率を用い
て、定期利用車用空き駐車スペースのうちの一時利用車
への開放台数が演算処理手段で求められる。この一時利
用車への開放台数が駐車容量及び定期利用車の契約数よ
り求めた一時利用車の固有駐車可能台数に加算されるこ
とにより、定期利用車の駐車場利用状況に応じた一時利
用車の駐車可能台数の調整が行われるようになる。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明の具体的な構成として、前記駐車台数調整手段
が、現在時刻を計時する計時手段を備え、少なくとも時
間帯毎に設定した前記開放比率が前記記憶手段に記憶さ
れて、前記一時利用車への開放台数が現在時刻に応じて
求められるものとする。かかる構成によれば、一時利用
車の駐車可能台数が、現在時刻に対応する時間帯の開放
比率に従って調整されるようになる。
【0014】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか1つに記載の発明において、前記駐車台数調
整手段で調整された一時利用車の駐車可能台数及び駐車
場内の一時利用車の在車台数に基づいて、駐車場の満車
管理を行う満車管理手段を備えて構成されるものとす
る。かかる構成によれば、駐車場内の一時利用車の在車
台数が駐車可能台数に達すると満車として一時利用車の
入場を制限し、一時利用車が出場して駐車可能になると
満車を解除して空車とする満車管理が行われるようにな
る。
【0015】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明の具体的な構成として、前記満車管理手段が、
駐車場内の一時利用車の在車台数を計数する一時利用車
計数手段と、該一時利用車計数手段で計数された在車台
数が前記一時利用車の駐車可能台数に達すると満車を判
定して一時利用車の入場を制限する満車判定手段とを備
えるものとする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本実施形態の駐車管理シス
テムの構成を示すブロック図である。図1において、本
駐車管理システムは、駐車場の利用に関し、例えば、月
極契約等をした定期利用車(以下、定期車とする)の入
出場に応じて発生する信号を基に在車台数を計数する定
期利用車計数手段としての定期車在車台数計数部1と、
例えば、時間貸し等で駐車場を利用する一時利用車(以
下、一般車とする)の入出場に応じて発生する信号を基
に在車台数を計数する一時利用車計数手段としての一般
車在車台数計数部2と、満車管理に用いる各設定値を記
憶する記憶手段としての記憶部3と、一般車の時間帯毎
の満車台数を計算する演算処理手段としての満車台数演
算処理部4と、一般車の満車を判定する満車判定手段と
しての満車判定部5と、現在時刻を常に計時する計時手
段としての時計部6と、から構成される。
【0017】定期車在車台数計数部1は、定期車の駐車
場利用に応じて発生する入場信号と出場信号とから定期
車の在車台数を計数する。定期車の入場信号は、例え
ば、入口に設置した図示しない駐車券発行機に利用者が
定期券を挿入して入場した場合に出力される。この入場
信号を受けて、定期車在車台数計数部1は定期車の在車
台数を+1カウントする。また、定期車の出場信号は、
例えば、出口に設置した図示しない料金精算機に利用者
が定期券を挿入して出場した場合に出力される。この出
場信号を受けて、定期車在車台数計数部1は定期車の在
車台数を−1カウントする。
【0018】一般車在車台数計数部2は、一般車の駐車
場利用に応じて発生する入場信号と出場信号とから一般
車の在車台数を計数する。一般車の入場信号は、例え
ば、入口の駐車券発行機で発行される駐車券を利用者が
抜き取って入場した場合に出力される。この入場信号を
受けて、一般車在車台数計数部2は一般車の在車台数を
+1カウントする。また、一般車の出場信号は、例え
ば、出口の料金精算機で利用者が駐車券を挿入して精算
を行った場合に出力される。この出場信号を受けて、一
般車在車台数計数部2は一般車の在車台数を−1カウン
トする。
【0019】記憶部3は、駐車場の駐車容量、月極契約
台数、及び定期車用の空き駐車スペースの一部を一般車
に開放する比率(開放比率)を記憶する。この各設定値
は、ROM定数のように予め設定しても良いが、前述し
たMMC機能を備えた設定手段等により管理者が自由に
変更できるのが望ましい。上記開放比率は、例えば、定
期車に社有車や商用車が多くて平日の昼間時間帯の定期
車駐車台数が少ない場合には、平日の午前l0時から午
後3時までの時間帯で50%、その前後1時間は20
%、その他の時間帯は0%等のように設定される。ここ
で開放比率50%とは、定期車用に空いている駐車スペ
ース数の半分を一般車に開放することである。例えば、
月極契約台数が20台のときに8台しか駐車していなけ
れば、空き駐車スペース12台の半分、即ち6台分を一
般車に開放する。次の表1には開放比率テーブルの一例
を示す。
【0020】
【表1】
【0021】満車台数演算処理部4は、記憶部3に記憶
された駐車場の駐車容量から月極契約台数を差し引いて
一般車の駐車可能台数(固有駐車可能台数)を求めると
共に、定期車在車台数計数部1で計数された定期車の在
車台数を基に計算される定期車用の空き駐車スペース
と、時計部6で計時された現在時刻に対応する記憶部3
に記憶された開放比率とから一般車への開放台数を求
め、前記一般車の駐車可能台数について開放台数を加算
して調整する(以下、調整後の一般車の駐車可能台数を
満車台数とする)。
【0022】満車判定部5は、満車台数演算処理部4で
演算した一般車の満車台数と、一般車在車台数計数部2
で計数された一般車の在車台数とを比較して、一般車の
在車台数が満車台数未満のときに空車と判定し、一般車
の在車台数が満車台数に達すると満車と判定する。次
に、本実施形態の作用を図2のフローチャートを用いて
説明する。
【0023】図2において、ステップ1(図中S1で示
し、以下同様とする)では、入場車両が一般車であるか
否かが一般車在車台数計数部2で判定される。即ち、車
両が入場する際に駐車券発行機から駐車券を抜き取って
入場した場合には、一般車在車台数計数部2が一般車の
入場を判定して、ステップ2でー般車の在車台数を+1
カウントする。その他の場合は、ステップ3に移る。
【0024】ステップ3では、入場車両が定期車である
か否かが定期車在車台数計数部1で判定される。即ち、
利用者が駐車券発行機に定期券を挿入して入場した場合
には、定期車在車台数計数部1が定期車の入場を判定し
て、ステップ4で定期車の在車台数を+1カウントす
る。その他の場合は、ステップ5に移る。ステップ5で
は、出場車両が一般車であるか否かが一般車在車台数計
数部2で判定される。ここでは車両が出場する際に料金
精算機に駐車券を挿入して精算が行われた場合に、一般
車在車台数計数部2が一般車の出場を判定して、ステッ
プ6で一般車の在車台数を−1カウントする。その他の
場合は、ステップ7に移る。
【0025】ステップ7では、出場車両が定期車である
か否かが定期車在車台数計数部1で判定される。ここで
は利用者が料金精算機に定期券を挿入して出場した場合
に、定期車在車台数計数部1が定期車の出場を判定し
て、ステップ8で定期車の在車台数を−1カウントす
る。その他の場合は、ステップ9に移る。このようにス
テップ1〜ステップ8により、車両の入出場の都度、入
出場車の種別(一般車または定期車)に応じて在車台数
がカウントされる。
【0026】ステップ9では、満車台数演算処理部4に
おいて、定期車用の空き駐車スペースについての一般車
への開放台数が演算される。具体的には、時計部6から
入力した現在時刻を基に記憶部3内の開放比率テーブル
から該当する時間帯の開放比率を読み込むと共に、記憶
部3内の月極契約台数から定期車在車台数計数部1の在
車台数を減算して定期車用の空き駐車スペース台数を求
める。そして、読み込んだ開放比率と定期車用空き駐車
スペース台数とを積算して一般車への開放台数を算出す
る。
【0027】図3には、各時間帯に対応した開放台数
(斜線部)の変化の様子を示す。図に示すように、昼間
時間帯の定期車在車台数の減少に伴って一般車の開放台
数が増加し、定期車用空き駐車スペースの有効利用が図
られる。ステップ10では、満車台数演算処理部4で一
般車の満車台数が演算される。具体的には、記憶部3内
の駐車容量から月極契約台数を減算して求めた一般車の
(固有)駐車可能台数に、ステップ9で演算した一般車
への開放台数を加算して一般車の満車台数を求める。し
たがって、一般車の満車台数は、ステップ9、10の演
算をまとめると次式のように表される。
【0028】一般車の満車台数=(駐車容量−月極契約
台数)+(開放比率)×(月極契約台数−定期車在車台
数) ステップ11では、ステップ10で求めた一般車の満車
台数と、一般車在車台数計数部2から出力される一般車
の在車台数とを満車判定部5で比較し、満車か空車かを
判定する。この判定は、次の条件式に従って行われる。
【0029】 満車条件:(一般車の在車台数)≧(一般車の満車台
数) 空車条件:(一般車の在車台数)<(一般車の満車台
数) 満車と判定された場合には、ステップ12で一般車の入
場に対して駐車券の発行が停止されて入場不許可とな
る。一方、空車と判定された場合には、ステップ13で
一般車の入場に対して駐車券が発行され入場が許可され
る。なお、いずれの場合にも、定期車は駐車券発行機に
定期券を挿入することにより入場が許可される。
【0030】上記ステップ1〜ステップ13の処理が繰
り返されることにより、駐車場の満車管理が行われる。
上述したように本実施形態によれば、定期車の駐車場利
用状況に応じて定期車用に空いている駐車スペースを一
般車用に開放することによって、空き駐車スペースを有
効に活用できるようになるため、駐車場不足の解消や周
辺道路の混雑の緩和、更には、駐車場経営の売上向上を
図ることが可能である。また、定期車の駐車場利用状況
に応じて調整した一般車の駐車可能台数を基に満車管理
を行うことによって、満車時の一般車の入場が制限され
るため、入出場車両の管理をより確実に行うことができ
る。
【0031】なお、上述した実施形態では、駐車管理シ
ステムで行われる満車管理機能を中心に説明したが、駐
車管理システムで一般的に行われる機能、例えば、音声
案内、操作案内表示、料金精算方法(割引券、プリペイ
ドカード、回数券の使用、釣銭の払出など)、集金・集
計票出力などについては、従来の駐車管理システムと同
様である。
【0032】また、平日及び休日の各時間帯毎に開放比
率を設定するようにしたが、本発明はこれに限らず、例
えば、単に時間帯に応じて開放比率を設定するものであ
っても構わない。更に、現在の定期車用空き駐車スペー
ス台数とその時間帯の開放比率とから一般車への開放台
数を求めるようにしたが、本発明はこれに限られるもの
ではない。例えば、過去の定期車の駐車動向(いつ何台
駐車していたか)のデータを解析し、定期車の駐車予測
を行って定期車用の空き駐車スペース台数を求め、その
結果を基に開放台数を決定する応用が可能である。この
場合、定期車の駐車台数が少なく(または、多く)なる
時間帯に対して、予め定期車の在車台数を実際の台数よ
り少なく( または、多く)することにより、満車管理制
御のタイムディレーを無くし効率よく定期車用空き駐車
スペースを運用することができる。また、例えば、過去
の定期車の駐車動向や一般車への開放台数、更に、一般
車に開放されず定期車にも利用されない空き駐車スペー
ス数などのデータを解析し、定期車の駐車予測を行うと
共に、最適な開放比率を学習する、即ち、開放比率を半
固定的な設定値とするのではなく過去のデータを基に最
適値に更新するようにして、それらの結果を基に開放台
数を決定する応用も可能である。この場合には、定期車
の駐車台数が少なく(または、多く)なる時間帯に対し
て、予め開放比率を高く(または、低く)することで、
定期車用に確保する空き駐車スペースを極力減らして効
率よく駐車スペースを運用することができる。
【0033】加えて、各時間帯毎に開放比率を設定する
ようにしたが、定期車の在車台数(または、空き駐車ス
ペース数)に連動して一般車に開放する台数を決めるよ
うにしても良い。例えば、定期車の空き駐車スペースが
5台以下の場合に開放台数を0台(または0%)とし、
空き駐車スペースが10台以下の場合に開放台数を3台
(または30%)とし、空き駐車スペースが10台以上
の場合に開放台数を5台(または50%)とする。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3のい
ずれか1つに記載の発明は、定期利用車の駐車場利用状
況に応じて定期利用車用の空き駐車スペースを一時利用
車用に開放して一時利用車の駐車可能台数を調整するこ
とによって、駐車スペースを効率的に運用できるため、
駐車場不足の解消や周辺道路の混雑の緩和、更には、駐
車場経営の売上向上を図ることが可能である。
【0035】また、請求項4または5に記載の発明は、
上記の効果に加えて、駐車台数調整手段で求めた一時利
用車の駐車可能台数を基に満車管理手段で満車管理を行
うことによって、満車時の一時利用車の入場が制限され
るため、入出場車両の管理をより確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】同上実施形態の作用を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】同上実施形態の各時間帯に対応した開放台数を
示す図である。
【図4】従来の満車管理を行う駐車管理システムの構成
を示すブロック図である。
【図5】従来の駐車管理システムにおける一般車の駐車
可能台数を示す図である。
【図6】図5において駐車可能台数を昼間及び夜間別に
設定した場合を示す図である。
【符号の説明】
1 定期車在車台数計数部 2 一般車在車台数計数部 3 記憶部 4 満車台数演算処理部 5 満車判定部 6 時計部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の期間を単位に契約をして駐車場を利
    用する定期利用と駐車場を利用する度に駐車料金を精算
    する一時利用とを併用する駐車場で、定期利用車用の駐
    車スペースを予め確保し、残りの駐車スペースを一時利
    用車用に開放して車両の入出場を管理する駐車管理シス
    テムにおいて、 前記定期利用車用の駐車スペースの現在の空き状況に応
    じて、その空き駐車スペースの一部を一時利用車用に開
    放して一時利用車の駐車可能台数を調整する駐車台数調
    整手段を備えて構成されたことを特徴とする駐車管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記駐車台数調整手段が、駐車場内の定期
    利用車の在車台数を計数する定期利用車計数手段と、駐
    車場の駐車容量、定期利用車の契約数及び定期利用車の
    過去の利用状況に応じて設定した開放比率を記憶する記
    憶手段と、該記憶手段に記憶された駐車容量から定期利
    用車の契約数を減算して一時利用車の固有駐車可能台数
    を求めると共に、前記定期利用車の契約数から前記定期
    利用車計数手段で計数された在車台数を減算して求めた
    定期利用車用の空き駐車スペースに前記開放比率を積算
    して一時利用車への開放台数を求め、前記一時利用車の
    固有駐車可能台数に前記開放台数を加算して調整した一
    時利用車の駐車可能台数を演算する演算処理手段と、を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の駐車管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記駐車台数調整手段が、現在時刻を計時
    する計時手段を備え、少なくとも時間帯毎に設定した前
    記開放比率が前記記憶手段に記憶されて、前記一時利用
    車への開放台数が現在時刻に応じて求められることを特
    徴とする請求項2記載の駐車管理システム。
  4. 【請求項4】前記駐車台数調整手段で調整された一時利
    用車の駐車可能台数及び駐車場内の一時利用車の在車台
    数に基づいて、駐車場の満車管理を行う満車管理手段を
    備えて構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1つに記載の駐車管理システム。
  5. 【請求項5】前記満車管理手段が、駐車場内の一時利用
    車の在車台数を計数する一時利用車計数手段と、該一時
    利用車計数手段で計数された在車台数が前記一時利用車
    の駐車可能台数に達すると満車を判定して一時利用車の
    入場を制限する満車判定手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項4記載の駐車管理システム。
JP9176241A 1997-07-01 1997-07-01 駐車管理システム Pending JPH1125393A (ja)

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