JPH11253386A - 斜視内視鏡の観察ユニット取付構造 - Google Patents

斜視内視鏡の観察ユニット取付構造

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JPH11253386A
JPH11253386A JP10080533A JP8053398A JPH11253386A JP H11253386 A JPH11253386 A JP H11253386A JP 10080533 A JP10080533 A JP 10080533A JP 8053398 A JP8053398 A JP 8053398A JP H11253386 A JPH11253386 A JP H11253386A
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observation unit
objective lens
distal end
substrate
optical axis
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Shuji Komi
修二 小見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観察ユニットのプリズムの後端面を挿入部の
軸線方向に向け、基板が挿入部の中心軸線方向に向くよ
うに先端構成部の観察ユニット装着部に装着することに
より、先端構成部を太径化したり、硬質部分が長くなる
ようなことがなく、斜視内視鏡として観察視野に必要な
角度を持たせる。 【解決手段】 観察ユニット6はレンズ鏡胴20に装着
した対物レンズ群21と、プリズム枠22に連結したプ
リズム23とからなる対物光学系と、固体撮像素子24
及びその基板25からなる固体撮像手段とで構成され、
レンズ鏡胴20は対物レンズ群21の光軸A2 を挿入部
2の中心軸線A1 に対して所定の角度θ傾けて透孔12
を貫通して、先端キャップ11に形成した開口13に臨
ませ、プリズム23の後端面23aは挿入部2の中心軸
線A1 とほぼ平行な状態となし、かつ基板25を挿入部
2における中心軸線A1 側に向くように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察視野を斜め前
方に向けた斜視内視鏡に設けられ、鉗子その他の処置具
を導出ガイドするための処置具挿通チャンネルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】医療用等として用いられる内視鏡は、本
体操作部に体腔内等への挿入部を連結して設ける構成と
したものであるが、挿入部は体腔内等のように曲がった
挿入経路に沿って挿入されることから、その大半の長さ
は可撓性を有するものであるが、その先端部分には照明
ユニット及び観察ユニット等が設けられるので、硬質部
材からなる先端構成部としている。この挿入部は患者の
体内等における所定の観察対象部にまで導いて、照明ユ
ニットから照明光を照射することにより、観察ユニット
を介して体内を観察できるようになっている。また、観
察結果により患部等が発見された時には、鉗子等の処置
具を挿通させて、患部の摘出等の処置を施すことができ
るように構成したものもあり、このためには挿入部の先
端には前述した照明ユニット及び観察ユニットに加えて
処置具導出部も設けられる。
【0003】ここで、内視鏡の観察ユニットによる観察
視野の方向としては、挿入部の軸線方向、即ち前方に向
いた直視内視鏡と、視野の中心が挿入部の軸線に対して
ほぼ直交する方向、即ち側方に向けた側視内視鏡とがあ
り、さらに直視内視鏡と側視内視鏡との中間の方向、即
ち斜め前方に視野を向けた斜視内視鏡も用いられる。こ
の斜視内視鏡は、挿入部の先端構成部に、この挿入部の
軸線に対して所定の角度を持った傾斜平面部を形成し
て、この傾斜平面部に照明ユニット及び観察ユニットを
設けるようにしたものである。照明ユニットはライトガ
イドと、このライトガイドの先端と対面する発散レンズ
とから構成される。また、観察ユニットには対物レンズ
が設けられ、この対物レンズにより観察視野を確保する
が、一般に内視鏡の観察ユニットに装着される対物レン
ズは広角のものが用いられ、従って斜視内視鏡の観察視
野は挿入部の軸線方向を含み、しかもこの軸線と直交す
る方向も視野に入れることができるようになっており、
例えば細い体腔管内で、挿入部を軸線方向に動かしなが
ら体腔管壁の観察を行う場合や、胃内検査時における胃
角部を視野に入れる等、臓器内の凹凸のある部位を観察
する場合等に好適に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した斜
視内視鏡としての機能を十分発揮させるには、観察ユニ
ットによる観察視野の中心線は、挿入部の中心軸線に対
して概略30°〜45°程度傾けるようにする必要があ
る。従って、観察ユニットは、挿入部の先端構成部にお
いて、斜め方向に向けて装着されることになる。ここ
で、観察ユニットは対物レンズを含む対物光学系とイメ
ージガイドまたは固体撮像手段とから構成される。対物
レンズは複数枚のレンズで構成して、これらのレンズを
レンズ鏡胴に装着するのが一般的であり、従って光軸方
向に所定の長さを有する硬質部材から構成されて、先端
構成部における傾斜平面部に臨むように配置され、斜め
方向に延在されることになる。一方、イメージガイドを
用いた光学式内視鏡として構成した場合には、イメージ
ガイドは光学繊維束からなるものであり、その外径寸法
は対物光学系のそれより細く、しかも可撓性を有するこ
とから、このイメージガイドの引き回しは比較的容易で
ある。しかしながら、電子内視鏡の場合には固体撮像手
段を用いるが、この固体撮像手段は、CCD等の固体撮
像素子を、この固体撮像素子より大きな形状の基板に搭
載したものであり、固体撮像素子の撮像面は対物レンズ
の有効径より大きな四角形となっており、この固体撮像
素子が搭載される基板はさらに大型のもので、ほぼ長方
形というように、対物光学系とは異形のものである。従
って、対物光学系と固体撮像手段とからなる観察ユニッ
トは、その光軸方向にかなりの長さがあり、かつ光軸方
向と直交する方向の面積が広いものとなる。
【0005】従って、電子内視鏡として構成した場合に
は、観察ユニットを先端構成部に組み込むに当って、対
物光学系の光軸を傾ければ傾ける程先端構成部の軸線方
向と直交する方向の断面に占める空間が広くなってしま
う。勿論、先端構成部には、観察ユニット以外にも、ラ
イトガイドや処置具挿通路等が設けられることから、こ
れらの部材と干渉しないように配置すると、先端構成部
が極めて太いものとなってしまう。
【0006】しかしながら、挿入部は体腔内等というよ
うに、曲がった部位があり、かつ狭窄な箇所もある挿入
経路に沿って挿入される関係から、先端構成部が太くな
ると、その挿入操作に支障を来すだけでなく、患者の苦
痛が増大する等といった不都合が生じる。以上のことか
ら、挿入部の外径を太くすることなく、挿入部の軸線に
対する角度を大きくするのには限界があり、斜視内視鏡
として必要な視野の方向を挿入部の軸線に対して30°
〜45°の角度を持たせるのは極めて困難になってしま
う。
【0007】以上の点から、対物レンズの光軸を挿入部
の軸線方向に設けて、この対物レンズの前方にプリズム
を配置して、このプリズムによって光路を斜め前方に曲
げる構成とした斜視内視鏡が特開平4−105634号
公報に示されている。このように構成すれば、挿入部を
格別太径化させることなく、挿入部に設けた他の部材と
干渉しないようにして観察ユニットを装着することがで
きる。ただし、対物レンズの光軸方向の前方にプリズム
を配置する関係から、先端構成部の軸線方向の長さが長
くなる。このために、挿入経路において急激に曲がった
部位に円滑に追従させることができず、やはり挿入部の
挿入操作性が悪くなり、また患者の苦痛が大きくなる等
の課題を解消することができない。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、先端構成部を太径化
したり、硬質部分が長くなるようなことがなく、観察視
野に所望の角度を持たせることができるようにすること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、挿入部を構成する先端構成部に傾斜
平面部を形成して、この傾斜平面部に臨むように観察ユ
ニットを装着するための構造であって、前記観察ユニッ
トを対物レンズ及びこの対物レンズの光路をほぼ90°
曲げるためのプリズムとを備えた対物光学系と、基板に
搭載され、撮像面を前記対物レンズの光軸とほぼ平行な
方向に延在させた固体撮像素子を有する固体撮像手段と
で構成し、前記先端構成部に観察ユニット装着部を設
け、この観察ユニット装着部には前記観察ユニットが、
前記対物レンズを前記挿入部の軸線に対して所定角度傾
斜させ、前記プリズムの後端面を前記挿入部の軸線方向
に向け、前記基板を挿入部の中心軸線方向に向くように
して装着する構成としたことをその特徴とするものであ
る。
【0010】そして、先端構成部には、観察ユニット以
外にも各種の部材が設けられるが、鉗子等の処置具を挿
通する経路を設けるに当っては、収容空間の上部位置に
傾斜平面から先端構成部の上部側外周面にかけて開口す
る処置具導出部を設けようになし、この処置具導出部に
処置具挿通チャンネルからの通路を形成する。そして、
この通路は挿入部の中心軸線に対して、対物レンズの光
軸と同じ方向に向けて所定角度傾けるように構成する
と、観察ユニットを収容する空間をより広くすることが
できる。また、斜視内視鏡であることから、処置具を起
立させる必要があり、このために処置具起立台を処置具
導出部に設けるが、処置具挿通チャンネルからの通路の
挿入部の中心軸線に対する角度を、対物レンズのこの中
心軸線に対する角度より小さくすると、その間に所定の
スペースを確保できるので、この部位に処置具を起立さ
せる処置具起立台の回動中心を設けることができる。さ
らに、基板からはケーブルが引き出されるが、このケー
ブルの引き出しスペースを確保するには、先端構成部に
設けた収容空間を形成する壁面のうち、基板に対面する
壁面を対物レンズの光軸とほぼ平行に傾斜させるように
構成すれば、この壁面と基板との間にケーブルを挿通さ
せるスペースを容易に確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。而して、図1に内
視鏡の全体構成を示す。この図から明らかなように、内
視鏡は本体操作部1に患者の体腔等の内部に挿入する挿
入部2を連設すると共に、この本体操作部1からユニバ
ーサルコード3を引き出すようにしたものである。挿入
部2は、本体操作部1への連設側から大半の長さ部分は
挿入経路に沿って任意の方向に曲がる軟性部2aで構成
され、この軟性部2aの先端には遠隔操作により所望の
方向に湾曲させることができるアングル部2bが連設さ
れている。さらに、アングル部2bの先端には先端構成
部2cが連設されており、このアングル部2bを湾曲操
作することによって、先端構成部2cの方向を遠隔操作
で制御できるようになっている。
【0012】次に、図2及び図3に挿入部2の先端部分
の構成を示す。図2に示したように、挿入部2における
先端構成部2cの先端部分には、挿入部2の中心軸線A
1 に対して所定角度αだけ傾斜した傾斜平面部4が設け
られている。この傾斜平面部4には、その下部側の左右
両側部に照明ユニット5,5が配置されており、これら
照明ユニット5,5間の位置に中央に観察ユニット6が
装着される。また、傾斜平面部4の上部側には処置具導
出部7が設けられるが、この処置具導出部7は傾斜平面
部4から上部側の外周面部分にかけて開口している。さ
らに、処置具導出部7の開口部の側部位置から観察ユニ
ット6の方向に向けて延在するように洗浄用ノズル8が
装着されている。
【0013】ここで、先端構成部2cは先端部本体10
と先端キャップ11とから構成される。このように、先
端構成部2cを機能的に異なる2部材で形成するのは、
次の理由からである。即ち、先端部本体10には挿入部
2内に挿通させた各種の部材における先端部分を挿入固
定するために、複数の透孔や凹部等が形成されているの
で、これら透孔や凹部等を形成する加工が容易で、しか
も複数の透孔等が形成された状態でなお十分な強度を持
たせるためにステンレス等の金属材で形成する。そし
て、先端構成部2cは体腔内壁と直接接触するものであ
り、また処置具導出部7から導出されて処置を行う処置
具としては、高周波処置具等もあることから、先端部本
体10が直接体腔内壁に触れた状態で通電される処置具
を作動させた時の安全を確保するために、金属からなる
先端部本体10を電気絶縁性部材として、所定の厚みを
有する硬質プラスチック等からなる先端キャップ11が
嵌着されている。従って、先端キャップ11の表面の一
部が傾斜平面部4となる。
【0014】ここで、観察ユニット6としては、対物光
学系と固体撮像手段とから構成される。対物光学系は、
レンズ鏡胴20に装着した複数のレンズからなる対物レ
ンズ群21を有し、このレンズ鏡胴20はプリズム枠2
2に挿嵌されて、光軸方向に所定の間隔だけ移動可能と
なっている。プリズム枠22はプリズム23に固着して
設けられており、このプリズム23は対物レンズ群21
の光軸を90°曲げるためのものである。従って、プリ
ズム23の後端面23aは対物レンズ群21の光軸に対
して45°の角度傾斜している。そして、プリズム23
にはCCD等からなる固体撮像素子24の撮像面が接合
されており、さらにこの固体撮像素子24は基板25に
搭載されており、これら固体撮像素子24と基板25と
で固体撮像手段が構成される。基板25にはケーブル2
6が接続されるが、このケーブル26は基板25の裏面
側から引き出されて、挿入部2から本体操作部1を経て
ユニバーサルコード3内に延在される。このように、対
物レンズ群21と固体撮像素子24との間にプリズム2
3を介在させて、対物光学系の光軸を90°曲げること
により、固体撮像素子24及び基板が対物レンズ群21
と平行に配列された状態で、単一のユニットを構成する
ようになっている。
【0015】以上のように構成される観察ユニット6に
おいて、固体撮像素子24及びその基板25はレンズ鏡
胴20とほぼ平行に設けられているから、固体撮像素子
24より大型の基板25の基端部をプリズム23の後端
面23aの延長線と一致するか、この延長線から僅かに
突出する状態となる。従って、図4に示したように、こ
のプリズム23の後端面23aと基板25とを結ぶ線を
水平線とした時のレンズ鏡胴20の先端までの高さ方向
の寸法はHになり、この高さ寸法Hはレンズ鏡胴20の
全長より短いものとなる。また、観察ユニット6を対物
レンズ群21の光軸方向から見た時に、この光軸と直交
する面では、図5に示したように、基板25の幅寸法D
乃至それより僅かに長い直径の円弧内にほぼ収まる面積
を占有することになる。
【0016】この観察ユニット6を先端構成部2cに装
着するために、図2から明らかなように、先端部本体1
0には透孔12が穿設されており、また先端キャップ1
1にも透孔12とほぼ同じ直径の開口13が形成されて
いる。従って、観察ユニット6は、内部に対物レンズ群
21を装着したレンズ鏡胴20が、透孔12を貫通し
て、先端キャップ11に形成した開口13内に延在され
て、この先端キャップ11の表面である傾斜平面部4に
臨むように装着され、接着剤等を用いて固定されてい
る。そして、観察視野の方向を斜め前方に向けるように
するために、これら透孔12及び開口13の軸線A2
は、挿入部2の中心軸線A1 に対して所定の角度θ、即
ち30°〜45°傾ける。従って、この軸線A2 は対物
レンズ群21の光軸と一致するので、以下においては、
光軸A2 という。
【0017】透孔12から開口13内に挿嵌されるの
は、レンズ鏡胴20の先端側の一部分であり、このレン
ズ鏡胴20の基端側の部位とプリズム枠22及びプリズ
ム23、さらに固体撮像素子24とその基板25は先端
部本体10の内部に収容させるようにしている。このた
めに、先端部本体10には収容空間14が形成されてお
り、この収容空間14と透孔12及び開口13とで観察
ユニット装着部が構成される。ここで、観察ユニット6
は先端構成部2cに組み込まれ、また必要に応じて取り
外すことができるようになっており、従って収容空間1
4は完全に閉鎖された空間ではなく開放可能な空間とす
る必要がある。このために、先端部本体10は本体ブロ
ック15とカバー部材16との2部材で形成される。観
察ユニット6,照明ユニット5及び洗浄用ノズル8がこ
の本体ブロック15に連結して設けられ、また処置具導
出部7も本体ブロック15に形成されている。
【0018】本体ブロック15には、その下方側に凹部
を形成することにより観察ユニット6の収容空間14を
形成し、この凹部をカバー部材16で覆うようにしてい
る。ここで、図2において、紙面の上下方向を高さ方向
とし、紙面と直交する方向を幅方向とした時に、本体ブ
ロック15に装着される観察ユニット6のうち、最も幅
が広いのは基板25であるから、この基板25が上側に
向くように配置し、それより幅の狭いプリズム23のコ
ーナ部を下側、即ち外周側に位置させる。即ち、先端構
成部2cの断面は、その先端側には傾斜平面部4が形成
されて完全な円形ではないが、円形に近い形状となっ
て、図6に示したように、収容空間14のうちの幅方向
に最も広いスペースが得られるのはその断面における中
央部寄りの位置であるから、この部位に最も幅の広い基
板25が余裕をもって配置できる。基板25は光軸A2
と平行、即ち挿入部2の中心軸線A1 に対して角度θだ
け傾くように設けられているので、本体ブロック15に
おける収容空間14を構成する壁面のうち、基板25が
対面する壁面15aは、光軸A2 とほぼ平行な角度を有
する傾斜面となし、さらにこの壁面15aと基板25と
の間にケーブル26を引き出せる間隔を設ける。なお、
収容空間14の幅方向においては、基板25の幅より大
きければ良いが、観察ユニット6の左右の両側に照明ユ
ニット5が配置されており、これら照明ユニット5は光
学繊維束を含むものであるから、これら光学繊維束を通
過できる幅とするのが好ましい。
【0019】従って、先端構成部2cに観察ユニット6
を装着した状態では、この観察ユニット6の高さ方向の
寸法はほぼ図4に示したHとなる。そして、光軸A2
挿入部2の中心軸線A1 に対して45°乃至その近傍の
角度傾いているのに対して、プリズム23の後端面23
aは光軸A2 に対して45°の角度を持っている。光軸
2 は挿入部2の中心軸線A1 に対して30°〜45°
傾いているので、プリズム23の後端面23aは下方側
において、この中心軸線A1 とほぼ平行な状態に組み付
けられることになる。このように配置すれば、先端構成
部2cにおいて、観察ユニット6の高さ方向に占める部
位は、最大でこの高さHとなる。しかも、固体撮像素子
24及びその基板25からなる固体撮像手段は対物レン
ズ群21の光軸A2 と平行に配列されて、レンズ鏡胴2
0及びそれに嵌合されたプリズム枠22の長さ方向には
かなりの部分がオーバーラップしており、しかも挿入部
2の中心軸線A1 に対して斜めに装着されている。従っ
て、観察ユニット6の先端構成部2cへの装着状態にお
ける中心軸線A1 の方向の長さも極めて短いものとな
る。
【0020】以上のことから、先端硬質部2cの外径を
太くしたり、硬質部分の軸線方向の長さを長くすること
がなく、観察ユニット6における観察視野の中心、即ち
光軸A2 に斜視内視鏡として必要な角度を持たせること
ができるようになる。従って、体腔内等のように、大き
く曲がったり、分岐したりし、また途中に狭窄な部位が
存在している等の挿入経路に沿って挿入部2を挿入する
操作を極めて円滑に行うことができ、また挿入部2が挿
入されて、内視鏡検査を受ける患者の苦痛軽減も図られ
る。
【0021】さらに、傾斜平面部4には処置具導出部7
が形成されているが、この処置具導出部7は先端部本体
10における本体ブロック15の上部位置に形成した凹
部7aと、それに連なる基端側の通路7bの部分とから
構成される。そして、通路7bには硬質の連結パイプ1
7が接続されており、この連結パイプ17には可撓性を
有するチューブ材からなる処置具挿通チャンネル18が
接続されている。ここで、処置具挿通チャンネル18は
挿入部2の中心軸線A1 とほぼ平行な方向に延在されて
いるが、連結パイプ17及び通路7bをこの中心軸線A
1 に対して光軸A2 と同じ方向でこの光軸A2 より小さ
な角度で傾斜させるようにしている。従って、処置具は
斜め上方にガイドされて、凹部7aに至るようになり、
この凹部7aには処置具起立台19が設けられており、
この処置具起立台19により処置具はさらに起き上がる
ようになり、光軸A2 とほぼ同じ方向に導出されるよう
になっている。処置具起立台19は遠隔操作により起立
するが、このために処置具起立台19の先端側には図示
しない操作ワイヤが連結して設けられており、基端側に
は回動軸19aに連結される。
【0022】従って、処置具導出部7の傾斜平面部4に
おける開口位置はより上方に配置されるので、レンズ鏡
胴20が装着される透孔12及び開口13の位置をさら
に上方に配置できるようになる。この結果、観察ユニッ
ト6の装着部におけるスペース的な余裕がさらに増大し
て、先端構成部2cの外径の小型化及び軸線方向の長さ
の短縮がより図られるようにもなる。また、通路7bは
傾斜しているものの、この通路7bと光軸A2 との間に
は角度差があることから、この角度差により基板25の
上部位置に余裕のスペースが形成されれているので、こ
の部位に処置具起立台19の回動軸19aを配置するこ
とができる。
【0023】ところで、観察ユニット6の装着は、挿入
部2の中心軸線A1 に対して45°乃至その近傍の角度
を持った光軸A2 方向となることから、レンズ鏡胴20
の透孔12から開口13への挿脱方向はこの光軸A2
向となる。従って、観察ユニット6の挿脱を可能にする
ために、本体ブロック15に形成した収容空間14はこ
の光軸A2 方向の基端側が開口しており、この開口した
部位をカバー部材16で覆うようにしている。そして、
観察ユニット6は基板25を有し、この基板25は最基
端側に位置するものであり、この基板25も円滑に外部
に導出できるようにするために、開口は本体ブロック1
5の基端部まで及んでいる。
【0024】この開口を覆うカバー部材16は、その端
面を本体ブロック15に接合させた状態にした上で、接
着剤等を用いて固着するが、収容空間14をできるだけ
広くするために、カバー部材16は薄肉に形成される。
従って、カバー部材16を接合させた状態で、このカバ
ー部材16に外力が作用すると変形する等、この接合部
に段差が生じるおそれがある。カバー部材16は本体ブ
ロック15と共に先端部本体10を構成するものであ
り、しかもアングル部2bにおける外皮層30がこの先
端部本体10の位置にまで延在されて、糸巻き及び接着
剤を用いて固着される。この固着部は図2において31
で示した箇所である。固着部31は、先端構成部2cに
おける先端キャップ11から先端部本体10を延在させ
た部位となる。そして、この部位は本体ブロック15に
形成した凹部にカバー部材16が接合されて断面が円形
となった部位である。本体ブロック15とカバー部材1
6との接合部位に段差や隙間等が生じると、挿入部2の
内部の気密を確保できず、汚損物等が入り込むおそれが
ある。
【0025】以上のことから、少なくとも固着部31が
設けられる部位における気密を確保するために、本体ブ
ロック15とカバー部材16との接合部には、金属等か
らなる比較的幅の狭い硬質部材からなる保形リング32
を嵌合させて設け、この部位を固着部31としている。
これによって、固着部31を構成する糸巻きにより圧縮
方向の力が加わっても、確実に外形が円形の状態に保つ
ようになる。この結果、この接合部における気密の保持
が図られる。ただし、この保形リング32を装着するこ
とにより外径部分が膨出する段差が生じるのは好ましく
はない。本体ブロック15には、その基端側の外周面に
段差15bを形成して、アングル部2bを構成する最先
端のアングルリング33を嵌合させるようになってお
り、従ってこの段差15bを保形リング32の幅分だけ
先端側に延在するようになし、またカバー部材16の基
端側に同じ幅と深さとを有する段差16aを形成する。
これによって、保形リング32の嵌合部分に膨出部が形
成されることはない。
【0026】以上のように構成した斜視内視鏡は、その
挿入部2を患者の体内等に挿入して検査や観察等を行う
が、照明ユニット5及び観察ユニット6は先端構成部2
cにおける傾斜平面部4に設けられているから、その観
察視野は斜め前方となる。そして、観察ユニット6から
の視野の方向は、レンズ鏡胴20に装着した対物レンズ
群21の光軸A2 方向であり、この光軸A2 を含む所定
の範囲を視野に入れることができるが、対物レンズ群2
1としては、一般に広角レンズが用いられることから、
極めて広い範囲を視野に入れることができる。この視野
範囲は、挿入部2の軸線方向を含み、しかも軸線と直交
する方向をも視野に入れることができるようになる。
【0027】従って、食道等の体腔管内において、その
管壁を観察しながら挿入を進めるという操作が可能にな
り、挿入部2の挿入経路に沿って挿入する操作を容易
に、しかも安全かつ確実に行うことができる。また、挿
入部2を軸回りに回動させるように操作すれば、体腔管
内壁の全周を隈なく検査することもできるようになる。
さらに、例えば胃内検査を行うに当って、胃角部という
ように、部分的に突出して狭窄になった部位を観察視野
に入れるに当っては、直視内視鏡ではアングル部を大き
く湾曲させなければ視野に入れることができず、また空
間が狭いために視野に入る程度にまでアングル部を湾曲
操作できない場合があるが、斜視内視鏡を用いることに
より、図7に示したように、アングル部2bを僅かな角
度湾曲させるだけで確実に視野に捉えることができる。
【0028】また、内視鏡による検査の結果、患部等が
発見されると、処置具を用いて患部の摘出その他の処置
が行われる。処置具は処置具挿通チャンネル18から連
結パイプ17を経て処置具導出部7に導かれる。そし
て、この処置具導出部7は、傾斜平面部4から上部側の
側面にかけて開口しており、かつその内部に処置具起立
台19が設けられているので、この処置具起立台19を
起立操作することによって、処置具を患部等の方向に向
けることができる。このように、処置具を用いて処置を
施す際には、処置具は常時観察ユニット6による観察視
野の範囲内に位置させなければならないが、処置具起立
台19の最大起立角を光軸A2 とほぼ同じ角度とすれ
ば、処置具は常に観察視野の範囲内に位置させることが
できる。
【0029】而して、処置具起立台19により処置具を
起立操作する際においては、処置具起立台19は回動軸
19aを中心として回動するが、起立時における処置具
への作用位置はこの処置具起立台19の先端位置とな
る。従って、処置具の起立操作を軽い負荷で行うには、
支点位置である回動軸19aから作用位置である処置具
起立台19の先端までの距離を長くする必要がある。処
置具導出部7の通路7bと光軸A2 との間に生じている
角度差により形成されるスペースに回動軸19aを配置
しているので、この距離を最大限に長くすることができ
る。この結果、処置具の起立操作を容易かつ円滑に行え
ることになる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、観察ユ
ニットを対物レンズ及びこの対物レンズの光路をほぼ9
0°曲げるためのプリズムとを備えた対物光学系と、基
板に搭載され、撮像面が前記対物レンズの光軸とほぼ平
行な方向に延在させた固体撮像素子を有する固体撮像手
段とで構成し、この観察ユニットを先端構成部に設けた
観察ユニット装着部に装着するに当って、そのプリズム
の後端面が挿入部の軸線方向に向くようになし、かつ基
板が挿入部の中心軸線方向に向くように配置する構成と
しているので、先端構成部を太径化したり、硬質部分が
長くなるようなことがなく、斜視内視鏡として観察視野
に必要な角度を持たせることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視内視鏡の全体
構成図である。
【図2】挿入部の先端部分の縦断面図である。
【図3】挿入部の先端側から見た外観図である。
【図4】観察ユニットの側面図である。
【図5】観察ユニットの正面図である。
【図6】図2のX−X断面図である。
【図7】斜視内視鏡を用いて胃内検査を行っている状態
を示す作用説明図である。
【符号の説明】
1 本体操作部 2 挿入部 2c 先端構成部 4 傾斜平面
部 6 観察ユニット 7 処置具導
出部 10 先端部本体 11 先端キ
ャップ 12 透孔 13 開口 14 収容空間 15 本体ブ
ロック 16 カバー部材 17 連結パ
イプ 18 処置具挿通チャンネル 19 処置具
起立台 19a 回動軸 20 レンズ
鏡胴 21 対物レンズ群 22 プリズ
ム枠 23 プリズム 23a 後端
面 24 固体撮像素子 25 基板 26 ケーブル 32 保形リ
ング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部を構成する先端構成部に傾斜平面
    部を形成して、この傾斜平面部に臨むように観察ユニッ
    トを装着するための構造において、前記観察ユニットを
    対物レンズ及びこの対物レンズの光路をほぼ90°曲げ
    るためのプリズムとを備えた対物光学系と、基板に搭載
    され、撮像面を前記対物レンズの光軸とほぼ平行な方向
    に延在させた固体撮像素子を有する固体撮像手段とで構
    成し、前記先端構成部に観察ユニット装着部を設け、こ
    の観察ユニット装着部には前記観察ユニットが、前記対
    物レンズを前記挿入部の軸線に対して所定角度傾斜さ
    せ、前記プリズムの後端面を前記挿入部の軸線方向に向
    け、前記基板を挿入部の中心軸線方向に向くようにして
    装着する構成としたことを特徴とする斜視内視鏡の観察
    ユニット取付構造。
  2. 【請求項2】 前記先端構成部には、前記収容空間の上
    部位置に、前記傾斜平面から先端構成部の上部側外周面
    にかけて開口する処置具導出部を設け、この処置具導出
    部に処置具挿通チャンネルからの通路を接続し、この通
    路は、前記挿入部の中心軸線に対して前記対物レンズの
    光軸と傾斜方向と同じ方向に向けて所定角度傾けるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の斜視内視鏡の観
    察ユニット取付構造。
  3. 【請求項3】 前記通路の前記挿入部の中心軸線に対す
    る角度を、前記対物レンズの光軸の角度より小さくな
    し、前記処置具導出部に設けられ、処置具を起立させる
    ための処置具起立台の回動中心を傾斜した状態に設けた
    前記基板の上部位置に配置する構成としたことを特徴と
    する請求項2記載の斜視内視鏡の観察ユニット取付構
    造。
  4. 【請求項4】 前記収容空間を構成する前記先端構成部
    の壁面のうち、前記基板に対面する壁面を前記対物レン
    ズの光軸とほぼ平行に傾斜させるようになし、この壁面
    と基板との間にケーブルを挿通させるスペースを形成す
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載の斜視内視
    鏡の観察ユニット取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100531717B1 (ko) * 2002-08-19 2005-11-28 주식회사 모아치과네트워크 인체관찰용 카메라의 촬상구조
KR100531715B1 (ko) * 2002-02-26 2005-11-28 주식회사 모아치과네트워크 인체관찰용 카메라 시스템
JP2011115486A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Hoya Corp 斜視型内視鏡の先端部構造

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