JPH11253323A - 無煙ロースターの排気構造 - Google Patents

無煙ロースターの排気構造

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JPH11253323A
JPH11253323A JP10168798A JP10168798A JPH11253323A JP H11253323 A JPH11253323 A JP H11253323A JP 10168798 A JP10168798 A JP 10168798A JP 10168798 A JP10168798 A JP 10168798A JP H11253323 A JPH11253323 A JP H11253323A
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JP
Japan
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grease
filter
exhaust passage
smoke
gas
Prior art date
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Application number
JP10168798A
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English (en)
Inventor
Hideo Takahashi
英雄 高橋
Kazutaka Inagaki
一隆 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Joy Tec Corp
Original Assignee
Joy Tec Corp
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Publication date
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Publication of JPH11253323A publication Critical patent/JPH11253323A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食材の焼き斑が生じないように昇温空気と煙と
の混合気体を外部に排気するとともに、その混合気体に
同伴してくるミスト状グリースをより効率的に同混合ガ
スから分離できる無煙ロースターの排気構造を提供す
る。 【解決手段】食材を支持する支持体3の周辺部3aに多
孔4を臨ませた環状多孔部材5とガスバーナー1の真下
に設けた排気通路6とを介して、煙を強制的に外部に排
気する排気手段を設けてなる無煙ロースター7におい
て、前記排気通路6の垂直排気部6にフィルター8を設
置するとともに、そのフィルターにより捕捉されたミス
ト状グリースを受けるためのグリースパン9を設ける。
そして、このグリースパン9の外形及び平面積S2を前
記フィルターのそれらより大きくして、煙を含む混合ガ
スGを前記グリースパン9の周辺部9aに拡流させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無煙ロースターの
排気構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からガスバーナーの炎により赤熱さ
れる金属板や炭等の赤熱体と、料理されようとする食
材、特に肉を支持する金網やロストル等の支持体とを前
記ガスバーナーの上方に順次設けるとともに、前記支持
体の周辺部に多孔を臨ませた環状多孔部材と前記ガスバ
ーナーの下方に設けた排気通路とを介して、前記支持体
上の昇温気体を煙との混合ガスとして強制的に外部に排
気する排気手段を設けてなる構造の無煙ロースターは周
知である。
【0003】この構造の無煙ロースターは、料理中に発
生する煙を直ちに室外に排出するので、室内をけむたく
したり料理人の衣服を煙臭くしたりすることがほとんど
ないので、近時、外食産業分野に多く使用されてきてい
る。
【0004】しかしながら、前記支持体の全面に亙って
一度に多くの肉を載せて料理しようとすると、焼き斑が
発生し易いという問題がある。この焼き斑の発生は、肉
の厚さのばらつきにも起因するが、前記支持体の周辺部
に臨ませた前記環状多孔部材の多孔を通じて、強制的に
排気される煙を含む気体の排出の程度が、前記環状多孔
部材の周方向のどの位置においても均一でないことが主
な原因になっている。
【0005】そこで、前記気体の排出の程度が前記環状
多孔部材の周方向のどの位置において均一になるように
するために、前記環状多孔部材の真下において中心位置
に前記排気通路の開口部を臨ませるとともに、その排気
通路を所定の距離だけ垂直に下方に延ばすようにするこ
とも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの装置
では、前記環状多孔部材を通って排気される混合ガス中
のミスト状グリースを捕捉する手段としてのグリースパ
ンをいかに前記排気通路に組み込むかが問題になる。
【0007】なぜならば、前記ミスト状グリースを捕捉
するためのフィルターは、所定の距離だけ下方に垂直に
長い排気通路(垂直排気通路)に対して、前記排気の流
れがフィルターを通過するように組み込めば機能する
が、そのフィルターで捕捉されたミスト状グリースを受
けるグリースパンを前記同様に垂直排気通路に組み込む
と該通路を遮断するからである。
【0008】仮に遮断しないように前記垂直排気通路の
途中を膨らませてその中央部にグリースパンを設置した
としても、設置位置によってはグリースの捕捉効果を上
げることができない。本発明の課題は、食材を支持する
支持体上の昇温空気を煙とともに強制的に外部に排気す
る構造の無煙ロースターにおいて、前記食材の焼き斑が
生じないように前記空気と煙との混合ガスを外部に排気
するとともに、その混合ガスに同伴してくるミスト状グ
リースをより効率的に捕捉する排気構造を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、ガスバーナーの炎により赤熱される赤熱
体と、料理されようとする食材を支持する支持体とを前
記ガスバーナーの上方に、順次、設けるとともに、前記
支持体の周辺部に多孔を臨ませた環状多孔部材と前記ガ
スバーナーの真下に垂直に延びる排気通路とを介して、
前記支持体上の昇温気体を煙との混合ガスとして強制的
に外部に排気する排気手段を設けてなる無煙ロースター
において、前記排気通路にミスト状グリースを捕捉する
フィルターを設置し、そのフィルターの真下に同フィル
ターの平面積より大きな平面積を有するグリースパンを
設置して前記気体と煙との混合ガスを前記グリースパン
の周辺部に拡流できるようにするという手段を採用す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の態
様を図1に従って詳述すると、本発明に係る無煙ロース
ター7は、従来から周知のように、ケーシング状フレー
ム10と、その上に設置されたテーブル11と、そのテ
ーブル11の中央部に開口部が上を向くように設置され
た外釜12と、その外釜12の中に係止された内釜13
と、その内釜13の底部に設置されたガスバーナー1
と、このガスバーナー1の燃焼部1aが上方に向かって
露出するように中央部に立ち上がり環状壁部14aを有
し周辺部に貯水部を有する水槽14と、前記環状壁部1
4aに支持される赤熱体2と、前記水槽14に係止され
る食材の支持体3と、この支持体3の周辺部3aに多孔
4を臨ませた環状多孔部材5とから基本的に構成されて
いる。
【0011】さらに、前記外釜12にはそれと共通する
一構成要素である排気通路6が室外に延びており、同排
気通路6の先端部又は途中に組み込まれたファン乃至は
ブロワー等の排気手段(図示なし)により、料理中に前
記支持体3上に発生する煙は昇温空気と混合した混合ガ
スGとして、排気通路6に導かれて外部に放出されるよ
うになっている。なお、本発明においては前記排気通路
6は、前記環状多孔部材5の多孔4、及び外釜12と内
釜14との間に形成されている環状排気通路6a、外釜
12と内釜13の底部間で形成される収束排気通路6
b、及び収束排気通路6bが縮径して下方に延びる縮径
垂直排気通路6cの3つの排気通路とから構成されてい
る。
【0012】さらに本発明ににおいて前記収束排気通路
6bは、前記混合ガスGに同伴して出てくるミスト状の
グリースをより除去し易くするために、特定の構造にな
っている。すなわち、前記収束排気通路6bの水平方向
中央部には石綿、ガラス、金属繊維等の無機集合体から
なるフィルター8が支持体15により支持されていると
ともに、その真下に前記同フィルター8の外形よりも大
きな外形を有し、かつ平面積S1より大きな平面積S2
を有する盆形のグリースパン9が設置されている。な
お、前記フィルター8及びグリースパン9の平面形状は
円又は四角形で代表される多角形をなしている。
【0013】そのためフィルター8を通過した混合ガス
Gはグリースパン9によりその外方にほぼ均等かつ急激
に拡流し、フィルター8により捕捉された混合ガスG中
のグリース滴は、慣性力によりグリーストパン9に叩き
付けられる。その結果、混合ガスとグリース滴の分離が
起こる。なお、前記フィルター8とグリースパン9にお
いて外形が異なる程度は、中心軸Cを共通とするグリー
ストパン9の外端9 の範囲とする。
【0014】 滴が混合ガスGに載りにくくなる。ただし、フィルター
8とグリースパン9の外形が相異するときは、その形を
同面積の円形とた場合を計算の基礎とする。グリースパ
ン9の外方に拡流した混合ガスGは、グリースパン9の
下方で再び集められ、従来技術と同様にして縮径垂直排
気通路6cを通って外部に排気される。
【0015】このように、環状多孔部材5の多孔4を通
って縮径排気通路6cに至るまでの排気通路6において
混合ガスGは、絶えず環状多孔部材5の垂直中心Cを基
準にして外方に拡流したり収束したりしながら流下して
ゆくので、前記環状多孔部材5の周方向においてどの多
孔4から吸引される混合ガスGの吸引力がほぼ均等にな
る。その結果、支持体4上における食材の焼き斑が抑制
される。
【0016】本発明は、その根本的技術思想を踏襲し発
明の効果を著しく損なわない限度において、前記実施の
態様を一部変更して実施できる。例えば、図2に示すよ
うに、ケーシング状フレーム10及び収束排気通路6b
の外壁16のそれぞれに開閉型、特に回転中心を下位に
有するの窓17、18を設けてフィルター8及びグリー
スパン9の交換乃至は清掃をし易くすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、食材を
支持する支持体上の昇温空気を煙とともに強制的に外部
に排気する構造の無煙ロースターにおいて、前記食材の
焼き斑が生じないように前記空気と煙との混合ガスを外
部に排気するとともに、その混合ガスからそれに同伴し
てくるミスト状グリースをより効率的に分離可能にする
という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す断面の概略図であ
る。
【図2】本発明の他の実施態様を示す断面の概略図であ
る。
【符合の説明】
1 ガスバーナー 2 赤熱体 3 支持体 3a 周辺部 4 多孔 5 環状多孔部材 6 排気通路 7 無煙ロースター 8 フィルター 9 グリースパン 9a 周辺部 S1 平面積 S2 平面積 G 混合ガス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスバーナー(1)の炎により赤熱される
    赤熱体(2)と、料理されようとする食材を支持する支
    持体(3)とを前記ガスバーナーの上方に順次設けると
    ともに、前記支持体の周辺部(3a)に多孔(4)を臨
    ませた環状多孔部材(5)と前記ガスバーナーの真下に
    垂直に延びる排気通路(6)とを介して、前記支持体上
    の昇温気体を煙とともに混合ガス(G)として強制的に
    外部に排気する排気手段を設けてなる無煙ロースター
    (7)において、前記排気通路(6)にミスト状グリー
    スを捕捉するフィルター(8)を設置し、そのフィルタ
    ーの真下に同フィルターの平面積(S1)より大きな平
    面積(S2)を有するグリースパン(9)を設置して前
    記気体と煙との混合気体(G)を前記グリースパン
    (9)の周辺部(9a)に拡流できるようにしたことを
    特徴とする無煙ロースターの排気構造。
  2. 【請求項2】前記グリースパン(9)の外形が前記フィ
    ルター(8)の外形より大きい請求項1記載の無煙ロー
    スターの排気構造。
JP10168798A 1998-03-09 1998-03-09 無煙ロースターの排気構造 Pending JPH11253323A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101423602B1 (ko) * 2012-08-30 2014-07-28 (주)신조로스타 육류 구이기용 집진기
CN106225018A (zh) * 2016-08-15 2016-12-14 重庆钟法无烟宝电器有限公司 一种适合燃气炉的无烟火锅桌
CN109708174A (zh) * 2018-12-27 2019-05-03 杨位芳 一种用于集成灶的烟道内壁除油装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101423602B1 (ko) * 2012-08-30 2014-07-28 (주)신조로스타 육류 구이기용 집진기
CN106225018A (zh) * 2016-08-15 2016-12-14 重庆钟法无烟宝电器有限公司 一种适合燃气炉的无烟火锅桌
CN106225018B (zh) * 2016-08-15 2018-05-01 重庆钟法无烟宝电器有限公司 一种适合燃气炉的无烟火锅桌
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