JPH11252722A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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Publication number
JPH11252722A
JPH11252722A JP10055492A JP5549298A JPH11252722A JP H11252722 A JPH11252722 A JP H11252722A JP 10055492 A JP10055492 A JP 10055492A JP 5549298 A JP5549298 A JP 5549298A JP H11252722 A JPH11252722 A JP H11252722A
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JP
Japan
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transmission line
bus
phase
disconnector
bushing
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Pending
Application number
JP10055492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Tanda
昭司 但田
Tetsuo Mochizuki
哲夫 望月
Setsuyuki Matsuda
節之 松田
Atsuhiro Sakuyama
敦弘 作山
Kazuhiro Araki
一廣 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Electric Power Co Inc, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Tohoku Electric Power Co Inc
Priority to JP10055492A priority Critical patent/JPH11252722A/ja
Publication of JPH11252722A publication Critical patent/JPH11252722A/ja
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、主母線とブッシングとの距離を
縮めて用地費の削減を図る上で、事故や保持のための作
業の際に隣の送電線ユニットまでも停電させる必要がな
く、三相一括型の送電線側分岐母線の長さを縮小して、
コスト削減を図れ、かつ、作製を容易とするガス絶縁開
閉装置を得る。 【解決手段】 3本のブッシング6がそれぞれ単相型の
分岐母線9を介して中央相のブッシング6の下から三相
一括型の送電線側分岐母線8に接続され、送電線側分岐
母線8、送電線側断路器5、遮断器1及び送電線側分岐
母線8が一直線上に並んで順次直列に接続されて主母線
3、4の長手方向に対して斜行して配置され、かつ、送
電線側断路器5および遮断器1がブッシング6の近傍に
配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機器の配置を改
良したガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば特開昭59−127509
号公報に記載された従来のガス絶縁開閉装置の配置構成
を示す平面図であり、この例では、三相一括型の遮断器
や断路器を用いている。図において、1は遮断器で、こ
の遮断器1の両側には変流器(符号なし)が設けられて
いる。2は母線側断路器であり、主母線3、4に接続さ
れている。5は送電線側断路器、6は架空送電線7が接
続されているブッシング、8は三相一括型の送電線側分
岐母線、9は単相型の分岐母線、10は三相一括型の母
線側分岐母線、11は三相一括型の分岐母線である。1
2はブッシング13を介して変圧器14に接続されてい
る単相型の分岐母線、15は計器用変圧器、16は避雷
器、18は架空送電線7を引き留めている鉄構である。
【0003】これらの機器は図9に示されるように配置
されて、2つの主母線3、4、4つの送電線ユニットL
1〜L4、2つの変圧器ユニットT1、T2、2つの母
線連絡ユニットBT1、BT2及び2つの母線区分ユニ
ットBS1、BS2よりなる代表的なガス絶縁開閉装置
を構成している。この従来のガス絶縁開閉装置において
は、架空送電線7に接続される各相のブッシング6から
延びる3本の単相型の分岐母線9は中央相のブッシング
6の下で三相一括型の送電線側分岐母線8にまとめら
れ、主母線3、4に直交して配置された遮断器1と送電
線側断路器5に対して、斜行して接続されている。そこ
で、各相の単相型の分岐母線9は、中央相のブッシング
6の下で三相一括型の送電線側分岐母線8に接続される
ので、端相のブッシング6の下で三相一括型の送電線側
分岐母線8に接続される場合に比べ、二相のみの部分が
なく、経済的である。さらに、ブッシング6と主母線3
との間の距離S3が大きく、角度Aが大きい場合には、
製作しやすくなっている。また、一般に広く採用されて
いる配列である、三相一括型の送電線側分岐母線8を主
母線3や遮断器1、送電線側断路器5の配列と平行及び
直角をなすL字型に配列する場合に比べ、送電線側分岐
母線8の長さが短くなり、コストを削減できる。また、
送電線ユニットL2、L3を構成する三相一括型の送電
線側分岐母線8が、地上で互いに交差している。この交
差引込配置は、特開昭63−277408号公報に記載
されているように、2回線よりなる送電ルートが主母線
事故で両回線とも停止することを防ぐために、最近採用
されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁開閉装
置は以上のように構成されているので、据付所要面積を
少なくして用地コストを下げるために、ブッシング6と
主母線3との間の距離S3を短くしようとすると、1つ
の送電線ユニットにおけるブッシング6からの必要安全
距離をとった範囲R内に、隣接する送電線ユニットを構
成する機器の一部が入り込むことになる。そこで、万一
1つの送電線ユニットが事故などで作業を要する場合に
は、隣の送電線ユニットまで停電しなくてはならないと
いう課題があった。また、ブッシング6と主母線3との
間の距離S3を短くしようとすると、ブッシング6と主
母線3との間の距離S3が小さくなり、角度Aが小さく
なってしまう。そこで、中央相のブッシング6の下の単
相型の分岐母線9から三相一括型の送電線側分岐母線8
になる部分が、複数の枝管を近接して鋭角に突き出す構
造となり、作製が困難となるという課題もあった。さら
に、送電線側分岐母線8と送電線側断路器5や遮断器1
とが一直線状に配置構成されていないので、送電線側分
岐母線8の長さを最小にできず、コストを最低にできな
いという課題もあった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、主母線とブッシングとの距離を
縮めて用地費の削減を図る上で、事故や保守のための作
業の際に隣の送電線ユニットまでも停電させる必要がな
く、三相一括型の送電線側分岐母線の長さを縮小して、
コスト削減を図れ、かつ、作製を容易とするガス絶縁開
閉装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガス絶縁
開閉装置は、主母線に直結された母線側断路器と、上記
主母線から離れて上記主母線の長手方向に略平行に並設
されて架空送電線と相毎に接続された3本のブッシング
と、これらの3本のブッシングと上記母線側断路器との
間を接続する三相一括型の送電線側分岐母線と、この送
電線側分岐母線の経路中に直列に接続された送電線側断
路器および両側に変流器を有する遮断器とを備えた送電
線ユニットが上記主母線の一側に少なくとも2回線配置
されたガス絶縁開閉装置において、上記3本のブッシン
グはそれぞれ単相型の分岐母線を介して中央相のブッシ
ングの下から上記送電線側分岐母線に接続され、上記送
電線側分岐母線、上記送電線側断路器および上記遮断器
は一直線上に並んで上記主母線の長手方向に対して斜行
して配置され、かつ、上記送電線側断路器および上記遮
断器は上記ブッシングの近傍に配置されているものであ
る。
【0007】また、この発明に係るガス絶縁開閉装置
は、主母線に直結された母線側断路器と、上記主母線か
ら離れて上記主母線の長手方向に略平行に並設されて架
空送電線と相毎に接続された3本のブッシングと、これ
らの3本のブッシングと上記母線側断路器との間に順次
直列に接続された送電線側断路器、両側に変流器を有す
る遮断器および三相一括型の送電線側分岐母線とを備え
た送電線ユニットが上記主母線の一側に少なくとも2回
線配置されたガス絶縁開閉装置において、上記3本のブ
ッシングの中央相のブッシングは上記送電線側断路器に
直結され、上記3本のブッシングの両端相のブッシング
はそれぞれ単相型の分岐母線を介して上記中央相のブッ
シングの近傍から上記送電線側断路器に接続され、か
つ、上記送電線側断路器、上記遮断器および上記送電線
側分岐母線は一直線上に並んで上記主母線の長手方向に
対して斜行して配置されているものである。
【0008】また、上記単相型の分岐母線は、「へ」の
字状もしくは「逆へ」の字状に成形されているものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1および図2はこの発明の実施の形態
1に係るガス絶縁開閉装置の配置構成を示す平面図およ
び側面図、図3は図1のIII−III矢視側面図、図
4は図面1のIV−IV矢視側面図、図5はこの発明の
実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置におけるブッシン
グと三相一括型分岐母線との接続部を示す要部平面図で
ある。各図において、1は遮断器で、この遮断器1の両
側には変流器(符号なし)が設けられている。2は母線
側断路器であり、主母線3、4に接続されている。5は
送電線側断路器、6は架空送電線7が接続されているブ
ッシング、8は三相一括型の送電線側分岐母線、9、1
2は単相型の分岐母線、10は三相一括型の母線側分岐
母線、11は三相一括型の分岐母線である。13はガス
・油ブッシング、14は変圧器、15は計器用変圧器、
16、17は避雷器、18は架空送電線用の鉄構であ
る。
【0010】この実施の形態1によるガス絶縁開閉装置
は、2つの主母線3、4、4つの送電線ユニットL1〜
L4、2つの変圧器ユニットT1、T2、2つの母線連
絡ユニットBT1、BT2及び2つの母線区分ユニット
BS1、BS2から構成されている。
【0011】母線区分ユニットBS1は、主母線3間
に、母線側断路器2、両側に変流器が設けられた遮断器
1および母線側断路器2を順次直列に接続して構成され
ている。同様に、母線区分ユニットBS2は、主母線4
間に、母線側断路器2、両側に変流器が設けられた遮断
器1および母線側断路器2を順次直列に接続して構成さ
れている。変圧器ユニットT1、T2は、それぞれ、主
母線3に直結された母線側断路器2と、主母線4に直結
された母線側断路器2との間を三相一括型の母線側分岐
母線10を介して接続し、母線側断路器2から両側に変
流器が設けられた遮断器1及び三相一括型の分岐母線1
1を順次直列接続し、さらに分岐母線11から3本の単
相型の分岐母線12に分岐されて、それぞれガス・油ブ
ッシング13を介して変流器14に接続して構成されて
いる。そして、この変流器ユニットT1、T2は、主母
線3、4の長手方向と直角方向に延設されている。母線
連絡ユニットBT1、BT2は、それぞれ、主母線3、
4間に母線側断路器2、両側に変流器が設けられた遮断
器1および母線側断路器2を順次直列接続して構成され
ている。
【0012】送電線ユニットL1〜L4は、それぞれ,
主母線3に直結された母線側断路器2と、主母線4に直
結された母線側断路器2との間を三相一括型の母線側分
岐母線10を介して接続し、主母線3、4に直列接続し
た母線側断路器2から三相一括型の送電線側分岐母線
8、両側に変流器が設けられた遮断器1、送電線側断路
器5及び三相一括型の送電線側分岐母線8を順次直列に
接続し、さらに送電線7に接続された各相のブッシング
6から延びる3本の単相型の分岐母線9を中央相のブッ
シング6の下からまとめて三相一括型の送電線側分岐母
線8に接続して構成されている。そして、送電線7に接
続された各相のブッシング6は、主母線3、4の長手方
向に沿って並設されている。ここで、三相型の送電線側
分岐母線8に接続される単相型の分岐母線9は、図5に
示されるように、中央相のブッシング6の下から、三相
のブッシング6の配列方向に対して一旦直角方向に引き
出され、その後角度Aの傾きとなるように曲げられて
(図5中C部)、三相型の送電線側分岐母線8に接続さ
れている。また、主母線3、4に直列接続した母線側断
路器2に接続される三相一括型の送電線側分岐母線8
は、その端部側が主母線3、4の長手方向に対して直角
となるように曲げられて、母線側断路器2に接続されて
いる。このようにして、三相一括型の送電線側分岐母線
8、両側に変流器が設けられた遮断器1、送電線側断路
器5及び三相一括型の送電線側分岐母線8が一直線上に
順次直列に接続された部位は、主母線3、4の長手方向
に対して斜行するように配置されている。また、遮断器
1および送電線側断路器5はブッシング6の近傍に配置
されている。さらに、送電線ユニットL2、L3を構成
する三相一括型の送電線側分岐母線8は、地上で互いに
交差している。なお、各送電線ユニットL1〜L4は母
線連絡ユニットBT1、BT2から離隔するように、母
線連絡ユニットBT1、BT2より主母線3、4から離
れた位置に配置されている。
【0013】この実施の形態1によれば、送電線ユニッ
トL1〜L4を構成する送電線側分岐母線8、遮断器
1、送電線側断路器5及び送電線側分岐母線8が一直線
上に並べて主母線3、4の長手方向に対して斜行して配
置され、かつ、遮断器1及び送電線側断路器5がブッシ
ング6の近傍に配置されている。そこで、三相一括型の
送電線側分岐母線8の長さが最短となり、コストの低減
が図られる。また、補修や改造等のために、ある送電線
ユニットに対する作業を要する場合に、作業者が隣接す
る送電線ユニットのブッシング6からの必要安全距離を
とった範囲R内、即ち課電時の侵入禁止区域内に入らな
いようにしてブッシング6と主母線3、4との距離S1
を短くできるので、隣接送電線ユニットを停電させるこ
となく送電線ユニットに対する作業を行うことができる
とともに、据付所要面積の省スペース化が図られ、用地
費を低減できる。
【0014】また、送電線ユニットL2、L3を構成す
る送電線側分岐母線8が、地上で互いに交差しているの
で、2回線よりなる送電ルートが主母線事故で両回線と
も停止することを防止することができる。さらに、単相
型の分岐母線9から三相一括型の送電線側分岐母線8に
接続する部分は、導体が直角に曲げられて接続され、三
相一括型の送電線側分岐母線8の部分で角度Aの傾きの
曲げを与えるので、製作が容易となる。即ち、角度Aの
傾きの大きさは、標準的な円弧状の導体や容器を用い、
その部分の長さを変えることで応じることができる。
【0015】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2に係るガス絶縁開閉装置の配置構成を示す平面図、
図7はその送電線ユニット周りを示す側面図、図8はそ
の中央相のブッシング周りを示す断面図である。この実
施の形態2では、送電線ユニットL1〜L4は、それぞ
れ,主母線3に直結された母線側断路器2と、主母線4
に直結された母線側断路器2との間を三相一括型の母線
側分岐母線10を介して接続し、主母線3、4に直列接
続した母線側断路器2から三相一括型の送電線側分岐母
線8、両側に変流器が設けられた遮断器1及び送電線側
断路器5を順次直列に接続し、送電線7に接続された中
央相のブッシング6を母線側断路器5に直結し、送電線
7に接続された両端相のブッシング6のそれぞれを単相
型の分岐母線9を介して中央相のブッシング6の下から
母線側断路器5に接続して構成されている。そして、送
電線7に接続された各相のブッシング6は、主母線3、
4の長手方向に沿って並設されている。さらに、中央相
のブッシング6、送電線側断路器5、両側に変流器が設
けられた遮断器1及び三相一括型の送電線側分岐母線8
は、三相のブッシング6の配列方向に対して角度Aで一
直線上に配置されている。ここで、両端相のブッシング
6に接続される単相型の分岐母線9は、送電線側断路器
5から直角に引き出され、その後円弧状に曲げられてブ
ッシング6に接続されている。つまり、両端相のブッシ
ング6に接続される単相型の分岐母線9は、直線と円弧
との組み合わせによる「へ」の字状、「逆へ」の字状に
形成されている。また、主母線3、4に直列接続した母
線側断路器2に接続される三相一括型の送電線側分岐母
線8は、その端部側が主母線3、4の長手方向に対して
直角となるように曲げられて、母線側断路器2に接続さ
れている。このようにして、中央相のブッシング6、送
電線側断路器5、両側に変流器が設けられた遮断器1及
び三相一括型の送電線側分岐母線8が一直線上に順次直
列に接続された部位は、主母線3、4の長手方向に対し
て斜行するように配置されている。また、送電線側断路
器5は三相一括型の送電線側分岐母線8を介さずにブッ
シング6に直結している。なお、他の構成は上記実施の
形態1と同様に構成されている。
【0016】この実施の形態2においても、送電線ユニ
ットL1〜L4を構成する送電線側分岐母線8、遮断器
1及び送電線側断路器5が一直線上に並べて主母線3、
4の長手方向に対して斜行して配置され、かつ、遮断器
1及び送電線側断路器5がブッシング6の近傍に配置さ
れているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られ
る。また、この実施の形態2によれば、送電線側断路器
5を分岐母線9を介してブッシング6に直結しているの
で、上記実施の形態1において送電線側断路器5とブッ
シング6とを接続していた送電線側分岐母線8が省略さ
れ、その分構成の簡素化が図られ、送電線側分岐母線8
の長さが短縮されて、コストを一層低減することができ
る。同様に、作業者が隣接する送電線ユニットのブッシ
ング6からの必要安全距離をとった範囲R内、即ち課電
時の侵入禁止区域内に入らないようにしてブッシング6
と主母線3、4との距離S2をさらに短くできるので、
隣接送電線ユニットを停電させることなく送電線ユニッ
トに対する作業を行うことができるとともに、据付所要
面積のさらなる省スペース化が図られ、用地費を一層低
減できる。また、送電線側断路器5と両端相のブッシン
グ6とをそれぞれ「へ」の字状及び「逆へ」の字状に成
形された単相型の分岐母線9により接続しているので、
上記実施の形態1においてブッシング6と送電線側断路
器5との間の接続に用いられていた曲げ構造の複雑な三
相一括型の送電線側分岐母線8が不要となり、その分コ
ストの低減を図ることができる。
【0017】なお、上記各実施の形態では、送電線ユニ
ットが主母線3、4の一側に4回線配置されているもの
として説明しているが、この発明は、送電線ユニットが
4回線配置されているガス絶縁開閉装置に限らず、送電
線ユニットが少なくとも2回線以上配置されているガス
絶縁開閉装置に適用できるものである。また、上記各実
施の形態では、主母線が2本の二重母線の場合に適用す
るものとして説明しているが、本発明は、二重母線に限
定されるものではなく、例えば図1において、主母線が
主母線3の1本のみで、母線連絡ユニットBT1、BT
2等を省いた単母線の場合に、あるいは三重母線、四重
母線等の場合に適用しても、同様の効果を奏する。
【0018】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0019】この発明によれば、主母線に直結された母
線側断路器と、上記主母線から離れて上記主母線の長手
方向に略平行に並設されて架空送電線と相毎に接続され
た3本のブッシングと、これらの3本のブッシングと上
記母線側断路器との間を接続する三相一括型の送電線側
分岐母線と、この送電線側分岐母線の経路中に直列に接
続された送電線側断路器および両側に変流器を有する遮
断器とを備えた送電線ユニットが上記主母線の一側に少
なくとも2回線配置されたガス絶縁開閉装置において、
上記3本のブッシングはそれぞれ単相型の分岐母線を介
して中央相のブッシングの下から上記送電線側分岐母線
に接続され、上記送電線側分岐母線、上記送電線側断路
器および上記遮断器は一直線上に並んで上記主母線の長
手方向に対して斜行して配置され、かつ、上記送電線側
断路器および上記遮断器は上記ブッシングの近傍に配置
されているので、主母線とブッシングとの距離を縮めて
用地費の削減を図る上で、事故や保持のための作業の際
に隣の送電線ユニットまでも停電させる必要がなく、三
相一括型の送電線側分岐母線の長さを縮小して、コスト
削減を図れ、かつ、作製を容易とするガス絶縁開閉装置
が得られる。
【0020】また、主母線に直結された母線側断路器
と、上記主母線から離れて上記主母線の長手方向に略平
行に並設されて架空送電線と相毎に接続された3本のブ
ッシングと、これらの3本のブッシングと上記母線側断
路器との間に順次直列に接続された送電線側断路器、両
側に変流器を有する遮断器および三相一括型の送電線側
分岐母線とを備えた送電線ユニットが上記主母線の一側
に少なくとも2回線配置されたガス絶縁開閉装置におい
て、上記3本のブッシングの中央相のブッシングは上記
送電線側断路器に直結され、上記3本のブッシングの両
端相のブッシングはそれぞれ単相型の分岐母線を介して
上記中央相のブッシングの近傍から上記送電線側断路器
に接続され、かつ、上記送電線側断路器、上記遮断器お
よび上記送電線側分岐母線は一直線上に並んで上記主母
線の長手方向に対して斜行して配置されているので、主
母線とブッシングとの距離を縮めて用地費の削減を図る
上で、事故や保持のための作業の際に隣の送電線ユニッ
トまでも停電させる必要がなく、三相一括型の送電線側
分岐母線の長さを一層縮小して、コスト削減を一層図
れ、かつ、作製を容易とするガス絶縁開閉装置が得られ
る。
【0021】また、上記単相型の分岐母線は、「へ」の
字状もしくは「逆へ」の字状に成形されているので、ブ
ッシングと送電線側断路器5との間の接続が簡易とな
り、その分コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るガス絶縁開閉
装置の配置構成を示す平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るガス絶縁開閉
装置の配置構成を示す側面図である。
【図3】 図1のIII−III矢視側面図である。
【図4】 図1のIV−IV矢視側面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係るガス絶縁開閉
装置におけるブッシングと三相一括型分岐母線との接続
部を示す要部平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るガス絶縁開閉
装置の配置構成を示す平面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係るガス絶縁開閉
装置の送電線ユニット周りを示す側面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係るガス絶縁開閉
装置の中央相のブッシング周りを示す断面図である。
【図9】 従来のガス絶縁開閉装置の配置構成を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 遮断器、2 母線側断路器、3、4 主母線、5
送電線側断路器、6ブッシング、7 架空送電線、8
送電線側分岐母線、9 分岐母線、L1〜L4 送電線
ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 節之 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 作山 敦弘 宮城県仙台市青葉区一番町三丁目7番1号 東北電力株式会社内 (72)発明者 荒木 一廣 宮城県仙台市青葉区一番町三丁目7番1号 東北電力株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主母線に直結された母線側断路器と、上
    記主母線から離れて上記主母線の長手方向に略平行に並
    設されて架空送電線と相毎に接続された3本のブッシン
    グと、これらの3本のブッシングと上記母線側断路器と
    の間を接続する三相一括型の送電線側分岐母線と、この
    送電線側分岐母線の経路中に直列に接続された送電線側
    断路器および両側に変流器を有する遮断器とを備えた送
    電線ユニットが上記主母線の一側に少なくとも2回線配
    置されたガス絶縁開閉装置において、 上記3本のブッシングはそれぞれ単相型の分岐母線を介
    して中央相のブッシングの下から上記送電線側分岐母線
    に接続され、上記送電線側分岐母線、上記送電線側断路
    器および上記遮断器は一直線上に並んで上記主母線の長
    手方向に対して斜行して配置され、かつ、上記送電線側
    断路器および上記遮断器は上記ブッシングの近傍に配置
    されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 主母線に直結された母線側断路器と、上
    記主母線から離れて上記主母線の長手方向に略平行に並
    設されて架空送電線と相毎に接続された3本のブッシン
    グと、これらの3本のブッシングと上記母線側断路器と
    の間に順次直列に接続された送電線側断路器、両側に変
    流器を有する遮断器および三相一括型の送電線側分岐母
    線とを備えた送電線ユニットが上記主母線の一側に少な
    くとも2回線配置されたガス絶縁開閉装置において、 上記3本のブッシングの中央相のブッシングは上記送電
    線側断路器に直結され、上記3本のブッシングの両端相
    のブッシングはそれぞれ単相型の分岐母線を介して上記
    中央相のブッシングの近傍から上記送電線側断路器に接
    続され、かつ、上記送電線側断路器、上記遮断器および
    上記送電線側分岐母線は一直線上に並んで上記主母線の
    長手方向に対して斜行して配置されていることを特徴と
    するガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 上記単相型の分岐母線は、「へ」の字状
    もしくは「逆へ」の字状に成形されていることを特徴と
    する請求項2記載のガス絶縁開閉装置。
JP10055492A 1998-03-06 1998-03-06 ガス絶縁開閉装置 Pending JPH11252722A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111987596A (zh) * 2020-09-16 2020-11-24 中国电力工程顾问集团西北电力设计院有限公司 一种330kV HGIS设备C型布置主变进线结构

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CN111987596A (zh) * 2020-09-16 2020-11-24 中国电力工程顾问集团西北电力设计院有限公司 一种330kV HGIS设备C型布置主变进线结构

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