JPH11252289A - デジタル複写機システム - Google Patents

デジタル複写機システム

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JPH11252289A
JPH11252289A JP10051822A JP5182298A JPH11252289A JP H11252289 A JPH11252289 A JP H11252289A JP 10051822 A JP10051822 A JP 10051822A JP 5182298 A JP5182298 A JP 5182298A JP H11252289 A JPH11252289 A JP H11252289A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転偏向手段の寿命の延長を図り、回転偏向
手段の回転による不必要な騒音の防止を図ることができ
るようになる。 【解決手段】 コピー機能、ファクシミリ機能、プリン
タ機能を含む複数のアプリケーション機能を備え、画像
読み取り装置422、原稿自動給紙装置、回転偏向手段
を用いたレーザ走査系を備えた画像形成装置101を有
し、省エネモードの実行中に画像読み取り装置422へ
原稿がセットされた際に、省エネモードを解除し、予め
初期設定されている優先立ち上げアプリケーションの待
機時に復帰する場合、優先立ち上げアプリケーションが
実行すべき機能としてファクシミリ機能が設定されてい
るとき、回転偏向手段のプレ回転起動のための制御信号
を発生させず、優先立ち上げアプリケーションが実行す
べき機能としてコピー機能が設定されているとき、回転
偏向手段のプレ回転起動の制御信号を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置に関
し、特に、回転偏向手段を備えたデジタル式の電子写真
装置に関する。
【0002】コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ
機能などの複数のアプリケーション機能を備え、画像読
み取り装置、原稿自動給紙装置、回転偏向手段を用いた
レーザ走査系をもつ画像形成装置により構成されるデジ
タル複写機システムに最適である。
【0003】
【従来の技術】従来この種のデジタル複写機システムと
しては、例えば、特開平5−75801号公報に示すよ
うなものがある(以降、従来技術と呼ぶことにする)。
【0004】すなわち、従来技術では、回転偏向手段の
寿命を考慮するために、原稿セットにより回転偏向手段
をプレ回転させるか否かの決定を行った結果に応じて、
プレ回転が不必要な場合は回転偏向手段の起動信号を発
生することなくファーストコピー時間低下を回避する手
段が設けられていた。
【0005】また従来技術では、ファーストプリント時
間を低下させないために、原稿台への原稿セットによっ
て回転偏向手段のプレ回転を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデジタル複写機システムでは、回転偏向手段
の寿命を考え、単純に原稿セットにより回転偏向手段を
プレ回転させるか否かの決定を行った発明であり、必ず
しも回転偏向手段の寿命を考えると最適ではなかった。
【0007】具体的には、従来のデジタル複写機システ
ムでは、原稿台への原稿セットによって回転偏向手段の
プレ回転を行っていた。
【0008】しかしながら、ユーザ設定による省エネモ
ードから復帰する際の優先アプリケーションがファクシ
ミリ機能に設定されている場合では、デジタル複写機シ
ステムの使われ方としてファクシミリ送信の頻度が高い
と考えられる。
【0009】このようなファクシミリ送信時においては
画像形成が行われていないので、従来のデジタル複写機
システムで実行されるような回転偏向手段のプレ回転起
動の必要はないという問題点があった。
【0010】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、省エネモードからの
復帰の場合であって、ファクシミリ機能が優先される設
定のときは、特に回転偏向手段のプレ回転起動を行わな
いことによって、回転偏向手段の寿命の延長を図り、回
転偏向手段の回転による不必要な騒音の防止を図ること
を課題としている。
【0011】また従来のデジタル複写機システムでは、
ファーストプリント時間を低下させないために、原稿台
への原稿セットによって回転偏向手段のプレ回転を行っ
ていた。
【0012】しかしながら、記録紙への書き込み動作が
開始されるまでに、回転偏向手段が定格回転状態となっ
ていればファーストプリント時間は低下しないため、給
紙トレイからの給紙開始から実際の記録紙への書き込み
動作が開始されるまでの時間に応じて、回転偏向手段の
プレ回転を行うか否かの判断を行えば、回転偏向手段の
寿命を延長し、回転偏向手段の回転による不必要な騒音
の発生を抑えることが可能であると考えられる。
【0013】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、ユーザ初期設定によ
り設定されるコピー機能の自動用紙選択機能が許可され
ている時は原稿サイズと給紙トレイにセットされている
転写紙サイズから決定される給紙トレイの位置、つまり
給紙開始から実際の記録紙への書き込み動作が開始され
るまでの時間を判断し、回転偏向手段のプレ回転起動の
制御信号を発生させるか否かを決定するこよにより、回
転偏向手段の寿命の延長を図り、回転偏向手段の回転に
よる不必要な騒音の防止を図ることを課題としている。
【0014】また従来のデジタル複写機システムでは、
ファーストプリント時間を低下させないために、原稿台
への原稿セットによって回転偏向手段のプレ回転を行っ
ていた。
【0015】しかしながら、記録紙への書き込み動作が
開始されるまでに、回転偏向手段が定格回転状態となっ
ていればファーストプリント時間は低下しないと考えら
れ、給紙トレイからの給紙開始から実際の記録紙への書
き込み動作が開始されるまでの時間に応じて、回転偏向
手段のプレ回転を行うか否かの判断を行えば、回転偏向
手段の寿命を延長し、回転偏向手段の回転による不必要
な騒音の発生を抑えることが可能であると考えられる。
【0016】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、ユーザ初期設定によ
り設定されるコピー機能の自動用紙選択機能が許可され
ていないときに参照される優先給紙トレイの位置、つま
り給紙開始から実際の記録紙への書き込み動作が開始さ
れるまでの時間を判断し、回転偏向手段のプレ回転起動
の制御信号を発生させるか否かを決定するこよにより、
回転偏向手段の寿命の延長を図り、回転偏向手段の回転
による不必要な騒音の防止を図ることを課題としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成された請求項1に記載の発明は、コピー
機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を含む複数のア
プリケーション機能を備え、画像読み取り装置422、
原稿自動給紙装置、回転偏向手段を用いたレーザ走査系
を備えた画像形成装置101を有するデジタル複写機シ
ステムにおいて、省エネモードの実行中に前記画像読み
取り装置422へ原稿がセットされた際に、当該省エネ
モードを解除すると共に、予め初期設定されている優先
立ち上げアプリケーションの待機時に当該省エネモード
から復帰する場合、前記優先立ち上げアプリケーション
が実行すべき機能として前記ファクシミリ機能が設定さ
れているとき、前記回転偏向手段のプレ回転起動のため
の制御信号を発生させず、前記優先立ち上げアプリケー
ションが実行すべき機能として前記コピー機能が設定さ
れているとき、前記回転偏向手段のプレ回転起動のため
の制御信号を発生させるデジタル複写機システムであ
る。
【0018】請求項1に記載の発明によれば、省エネモ
ードからの復帰の場合であって、ファクシミリ機能が優
先される設定のときは、特に回転偏向手段のプレ回転起
動を行わないように、回転偏向手段のプレ回転起動のた
めの制御信号を発生しないような制御を行うことによ
り、回転偏向手段の寿命の延長を図り、回転偏向手段の
回転による不必要な騒音の防止を図ることができるよう
になる。
【0019】また請求項2に記載の発明は、コピー機
能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を含む複数のアプ
リケーション機能を備え、画像読み取り装置422、原
稿給紙台への原稿セットがなされた時点で原稿サイズを
検知することが可能な原稿自動給紙装置、回転偏向手段
を用いたレーザ走査系を備えた画像形成装置101を有
するデジタル複写機システムにおいて、前記コピー機能
の待機中に前記画像読み取り装置422への原稿セット
が行われた際に前記回転偏向手段が停止状態であった場
合であって、ユーザ初期設定により設定される前記コピ
ー機能の自動用紙選択機能が許可されているとき、給紙
トレイ102(104,105,106,107)にセ
ットされている転写紙サイズ及び原稿サイズに応じて決
定される給紙トレイ102(104,105,106,
107)の位置に基づいて、前記回転偏向手段のプレ回
転起動のための制御信号を発生させるか否かを決定する
デジタル複写機システムである。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、ユーザ初期設定により設定され
るコピー機能の自動用紙選択機能が許可されている場
合、原稿サイズと給紙トレイ102(104,105,
106,107)にセットされている転写紙サイズに応
じて決定される給紙トレイ102(104,105,1
06,107)の位置、つまり給紙開始から実際の記録
紙への書き込み動作が開始されるまでの時間を判断し、
回転偏向手段のプレ回転起動のための制御信号を発生さ
せるか否かを決定するような制御を行うことにより、フ
ァーストプリント時間を低下させることなく、回転偏向
手段の寿命の延長を図り、回転偏向手段の回転による不
必要な騒音の防止を図ることができるようになる。
【0021】また請求項3に記載の発明は、コピー機
能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を含む複数のアプ
リケーション機能を備え、画像読み取り装置422、原
稿給紙台への原稿セットがなされた時点で原稿サイズを
検知することが可能な原稿自動給紙装置、回転偏向手段
を用いたレーザ走査系を備えた画像形成装置101を有
するデジタル複写機システムにおいて、前記コピー機能
の待機中に前記画像読み取り装置422への原稿セット
が行われた場合であって、前記回転偏向手段が停止状態
であるとき、ユーザ初期設定により設定される前記コピ
ー機能で用いる優先給紙トレイ102(104,10
5,106,107)の位置に基づいて、当該回転偏向
手段を起動させるためのプレ回転制御信号を発生させる
か否かを決定するデジタル複写機システムである。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、ユーザ初
期設定により設定されるコピー機能の自動用紙選択機能
が許可されていない場合、参照される優先給紙トレイ1
02(104,105,106,107)の位置、つま
り給紙開始から実際の記録紙への書き込み動作が開始さ
れるまでの時間を判断し、回転偏向手段を起動させるた
めのプレ回転制御信号を発生させるか否かを決定するよ
うな制御を行うことにより、回転偏向手段の寿命の延長
を図り、回転偏向手段の回転による不必要な騒音の防止
を図ることができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)最近のデジタル
複写機では、アプリケーションソフトウェアを1つ搭載
するのみでなく複数アプリケーションソフトウェアを同
時搭載するようになってきた。本実施形態では、このよ
うに1つの資源を共有するデジタル複写機をシステムと
表現し、このシステムを制御するコントローラをシステ
ム制御、システムコントローラ420と表現する。
【0024】まず、本実施形態の対象となるデジタル複
写機のシステム制御について説明を行う。
【0025】図1は、本実施形態のデジタル複写機シス
テムの一実施形態の外観を説明している。また図2は、
図1のデジタル複写機システムに設けられている操作部
20(操作パネル)の概略図であって、主だったキーの
各名称を示している。
【0026】201はプログラムモードの登録や呼び出
しに用いられるプログラム登録/呼び出しキー、203
は初期設定を行うときに使用される初期設定キー、20
4の[01]〜[28]までのキーは、ファクシミリモ
ードのプログラムの割り当てに使用されるファックス用
短縮キー群、205の[0]〜[9]までのキーは、種
々の設定を行う他、コピーモードのプログラムの割り当
ての使用されるテンキーである。
【0027】また、アプリケーション切り替えキー20
6は、コピー、ファックス、プリンタの各アプリケーシ
ョンへの切り替えキーで、押下されたキーに相当するア
プリケーションへ操作部20における表示権を譲渡す
る。
【0028】本実施形態の初期設定とは、よく使用する
条件に合わせて、各機能の初期設定値を変更したり、操
作の条件を設定することを意味する。
【0029】このような初期設定には、複写機システム
全般の機能の設定を行うシステム初期設定や、コピーモ
ードの機能の設定に限定したコピー初期設定とファクシ
ミリモードの機能の設定に限定したファックス初期設定
等がある。
【0030】例えば、システム初期設定には、キー操作
後、一定時間何も操作を行わなかったときに電源を入れ
たときの状態に戻すオートクリア時間の設定等がある。
【0031】またコピー初期設定には、セットできるコ
ピー枚数の上限を変更するコピーセット枚数制限の設定
や、片面→両面コピーで、裏面の左とじ代幅の設定が可
能な両面コピー左とじ幅等がある。
【0032】ファックス初期設定には、受信した時間を
印字する機能を選択する受信時刻印字の設定や、よく使
用する相手の電話番号を登録する宛先登録等がある。
【0033】図3は、図1のデジタル複写機システムで
稼働しているシステムソフトウェアの論理構成例を説明
している。
【0034】マルチタスク型のシステムを構成するため
には、機能単位をリソースとして扱い、1つのリソース
を複数アプリケーションソフトウェアで共有するための
管理を行う必要がある。この管理を行うのが図3に示す
システム制御層310である。
【0035】本実施形態では、複数アプリケーションソ
フトウェアから共有される機能ユニット単位を資源、リ
ソースと表現する。後述するシステムコントローラ42
0は、このリソース単位でシステム制御を行っている。
【0036】本実施形態のデジタル複写機で管理してい
る資源には、画像読み取り装置422、画像形成装置1
01、操作部20、メモリ周辺機(DF=原稿紙送り装
置、ソーター等)がある。
【0037】デジタル複写機の大きな特徴に、画像を電
気信号に変換して読み込み、電気信号を画像形成装置1
01で復元することが挙げられる。
【0038】この時に読み取った電気信号を様々に変
化、伝達する手段を持つことにより複写機以外の分野に
応用可能となる。
【0039】本実施形態では、前述のファックス、プリ
ンタ以外にスキャナ、ファイルシステム等応用範囲は非
常に広い。これらの拡張機能をアプリケーションソフト
ウェアと表現する。
【0040】図3におけるデバイス制御層320は、シ
ステム制御層310からのコマンド、制御信号等の論理
的指示から、実際に装置を動かすためにクラッチ、セン
サー、モータ等の機械的入出力を駆動、入力する変換を
行っている。
【0041】ところで、ビデオ信号を画像読み取り装置
422、画像形成装置101、アプリケーション間でや
りとりするためには、装置間で情報を伝達しあう必要が
ある。本実施形態では、この手段を制御信号またはコマ
ンド発行と表現する。
【0042】また本実施形態では、画像読み取り装置4
22で変換された画像の電気信号、画像形成装置101
へ入力される画像の電気信号、及び画像の電気信号と同
期をとるための信号をまとめてビデオ信号と表現する。
【0043】また図3におけるアプリケーション層30
0は、拡張機能としてコピーアプリケーションソフトウ
ェア301、プリンタアプリケーションソフトウェア3
02、ファックスアプリケーションソフトウェア30
3、その他のアプリケーションソフトウェア304がシ
ステム制御層310から提供される機能により共存可能
となる層である。
【0044】図4は、図1のデジタル複写機システムの
一実施形態のシステム・ハード構成例を説明している。
【0045】図4のハード構成例では、アプリケーショ
ンソフトウェア301,302,303毎にCPU30
11,3021,3031、及びこれに対応するページ
メモリ3012,3022,3032を持たせ、システ
ム制御層310、デバイス制御層320を1つのCPU
424で制御しているが、各アプリケーションソフトウ
ェア、システム制御、各リソース(コピーアプリケーシ
ョンソフトウェア301、プリンタアプリケーションソ
フトウェア302、ファックスアプリケーションソフト
ウェア303)にCPU3011,3021,3031
を持たせ、システムコントローラ420から各コントロ
ーラ(操作部コントローラ312,周辺機コントローラ
313,画像形成装置コントローラ314,画像読み取
り装置コントローラ315)へのコマンドを制御信号線
で伝達するハードウェアも考えられる。
【0046】ここで、本実施形態の画像読み取り装置4
22とは、デジタル複写機で用いられる画像読み取り装
置422であって、光源を原稿に照射し、その反射光を
固体作像素子=CCDで電気信号に変換し、必要な画像
処理を行う機能を持った装置を意味する。
【0047】また、画像読み取り装置422には、図1
に示す前述の原稿自動給紙装置103が接続され、原稿
セットセンサー425からの原稿セットセンサー情報や
原稿台にセットされた原稿サイズを検知するためのサイ
ズ検知センサー426からの情報などが入力される。
【0048】このサイズ検知センサー426は反射型の
センサーであり、原稿給紙台に数個並べられ、原稿がセ
ットされたときにセンサー入力がON/OFFの組み合
わせにて原稿サイズの検知が可能である。
【0049】図4の画像形成装置101は、回転偏向手
段の一形態としてポリゴンモータ427を有したレーザ
走査系を備えている。
【0050】ここで、本実施形態のデジタル複写機で用
いられる画像形成装置101は、電気信号で送られた画
像イメージを電子写真、感熱、熱転写、インクジェット
等の手段により普通紙、感熱紙等に形成する装置を意味
する。
【0051】このポリゴンモータ427へは、回転起動
を指示するための起動信号101a=ONが出力され、
この結果、回転数が定格回転になった場合は、その旨を
知らせるロック信号427aが入力される。
【0052】記録紙への印刷は、当然このポリゴンモー
タ427が定格回転になっている状態に限定されるが、
全ての印刷動作が終了すると、システムコントローラ4
20はポリゴンモータ427が停止するように起動信号
101a=OFF出力を行う。
【0053】なお、図4には、操作部20の制御を行う
ための操作部制御バス440があるが、前述の制御信号
線を用いたコマンドのやりとりで行うことも当然考えら
れる。
【0054】図5は、図3のシステムソフトウェアにお
けるアプリケーション層300とシステム制御層310
との関係を示している。
【0055】システム制御層310では、図5に示すよ
うに、アプリケーション層300から見た場合、全ての
アプリケーションソフトウェア(コピーアプリケーショ
ンソフトウェア301、プリンタアプリケーションソフ
トウェア302、ファックスアプリケーションソフトウ
ェア303、またはその他のアプリケーションソフトウ
ェア304)個別に仮想リソース(仮想操作部510
A,仮想画像形成装置520A,仮想画像読み取り装置
530A),(仮想操作部510B,仮想画像形成装置
520B,仮想画像読み取り装置530B)、または
(仮想操作部510C,仮想画像形成装置520C,仮
想画像読み取り装置530C)が存在するような機能を
提供する。
【0056】この機能によって、アプリケーション層3
00では特にシステム状態を管理する必要がなく、シス
テム制御層310では全てのアプリケーションソフトウ
ェアを同一条件で管理することが可能となる。
【0057】すなわちアプリケーションソフトウェアは
使用したいリソース(コピーアプリケーションソフトウ
ェア301、プリンタアプリケーションソフトウェア3
02、ファックスアプリケーションソフトウェア30
3、またはその他のアプリケーションソフトウェア30
4)が発生した時点で、システム制御層310に使用要
求を送る。システム制御層310ではその時点でのリソ
ース使用状況から判断して要求元アプリケーションソフ
トウェアに結果を送る。要求元アプリケーションソフト
ウェアでは結果により実行可能判断をし、可能であれば
実行する。基本的には同等の手順で実行権管理を行う。
【0058】図3のシステムでは、リソースは1つずつ
しかない。このためシステム制御層310ではアプリケ
ーションソフトウェア301,302,303,304
毎の仮想リソース(仮想操作部510A,仮想画像形成
装置520A,仮想画像読み取り装置530A),(仮
想操作部510B,仮想画像形成装置520B,仮想画
像読み取り装置530B)、または(仮想操作部510
C,仮想画像形成装置520C,仮想画像読み取り装置
530C)使用要求が競合した場合、実際のリソース使
用権を渡すために排他制御又は時分割割付を行う必要が
ある。排他制御か時分割割付のどちらを行うかはリソー
ス(コピーアプリケーションソフトウェア301、プリ
ンタアプリケーションソフトウェア302、ファックス
アプリケーションソフトウェア303、その他のアプリ
ケーションソフトウェア304)の種類、ユーザ設定に
より異なってくる。
【0059】図6、または図7で補足説明をするが、破
線で囲まれたリソースは、仮想リソース(仮想操作部5
10A,仮想画像形成装置520A,仮想画像読み取り
装置530A),(仮想操作部510B,仮想画像形成
装置520B,仮想画像読み取り装置530B)、また
は(仮想操作部510C,仮想画像形成装置520C,
仮想画像読み取り装置530C)であり、実行権(操作
部20の場合は表示権)をとっていない状態のリソース
を示している。
【0060】同様の主旨で、実線で囲まれたリソース
は、実行権をとった状態のリソースを示している。
【0061】図6は、コピーアプリケーションソフトウ
ェア301とプリンタアプリケーションソフトウェア3
02でのインターリーブ動作を示している。
【0062】ここで、インターリーブ(差し込み出力)
は、主に画像出力時の動作説明で用いられる。通常画面
出力は、目的を同じくする一連の動作(=1ジョブ)を
完了するまで他の動作は実行しない。
【0063】例えば、最近のデジタル複写機では機能が
複合され、複写機+ファックスあるいはプリンタ、また
はそれ以上の組み合わせを1台に集約している。
【0064】しかし、そのほとんどが例えば複写機能が
終了してからプリンタ出力に切り替えるように機能単位
(=ジョブ単位)の出力を行っている。
【0065】これに対して、1ジョブの出力の他のジョ
ブ出力を差し込んで出力することをインターリーブと表
現する。例えば複写機の出力中に、プリンタ出力を機械
動作を止めることなく実現する。
【0066】コピーアプリケーションソフトウェア30
1は、操作部20、画像形成装置101、画像読み取り
装置422のためのリソース全ての実行権をとって実行
中である。
【0067】この時、プリンタアプリケーションソフト
ウェア302から画像形成装置リソース520A、50
2B、520Cの使用要求のみがくると、ユーザ設定で
インターリーブモード可能に設定されていると、システ
ム制御層310は画像形成装置リソース520A、50
2B、520Cを時分割割付制御する。時分割割付制御
は、リソースの実行権を複数アプリケーションソフトウ
ェア間で動的に変更する。
【0068】この結果、画像形成装置101からの出力
は、コピーアプリケーションソフトウェア301出力と
プリンタアプリケーションソフトウェア302出力が混
在されて出力される。
【0069】この間に画像形成装置101を停止するこ
となく変更可能とすることにより両者の待ち時間を最小
限に抑えられる。
【0070】図7は、図3のシステムソフトウェアにお
けるプリンタアプリケーションソフトウェア302とフ
ァックスアプリケーションソフトウェア303の印刷動
作の並列動作を示している。
【0071】ファックスアプリケーションソフトウェア
303が、操作部20の表示権を有している。ファック
スアプリケーションソフトウェア303は、例えば、フ
ァクシミリの送信モード等で、操作部20と画像読み取
り装置422リソース530A,530B,530Cの
みを使用する場合で、一方プリンタアプリケーションソ
フトウェア302はプリンタ出力などの画像形成装置リ
ソース520A、502B、520Cのみが必要な場合
である。
【0072】このためファックスアプリケーションソフ
トウェア303とプリンタアプリケーションソフトウェ
ア302が同時にリソース要求をしてきても、リソース
の競合が発生しないため、排他又は時分割割付する必要
なく両アプリケーションソフトウェアの要求を受け入れ
ることが可能である。
【0073】従って、ファックスアプリケーションソフ
トウェア303とプリンタアプリケーションソフトウェ
ア302の動作は全く同時に行うことができる。
【0074】(第2実施形態)第1実施形態のデジタル
複写機システムにおいて実行される請求項1の一実施形
態を第2実施形態として説明する。
【0075】第2実施形態は、省エネモードの実行中に
画像読み取り装置422へ原稿がセットされた際に、省
エネモードを解除すると共に、予め初期設定されている
優先立ち上げアプリケーションの待機時に省エネモード
から復帰する場合、[1] 優先立ち上げアプリケーシ
ョンが実行すべき機能としてファクシミリ機能が設定さ
れているとき、回転偏向手段のプレ回転起動のための制
御信号を発生させず、[2] 優先立ち上げアプリケー
ションが実行すべき機能としてコピー機能が設定されて
いるとき、回転偏向手段のプレ回転起動のための制御信
号を発生させる点に特徴を有している。
【0076】更に詳しく説明する。
【0077】図8は、図3のシステムソフトウェアにお
ける請求項1にかかる一動作例を説明するフローチャー
トである。
【0078】システムソフトウェアが開始されると(ス
テップS801)、省エネモードの実行中に原稿が原稿
自動給紙装置にセットされたか否かを判断し(ステップ
S802、ステップS803)、原稿がセットされた場
合は(ステップS803のYes)、ユーザによって設
定されている優先アプリケーションがどの機能であるか
をチェックする(ステップS804)。
【0079】コピー機が選択されている場合(ステップ
S804のコピー)は、ステップS805の処理によっ
て印刷動作に備えてポリゴンモータ427のプレ回転動
作を行う。
【0080】続いて、操作部20における表示を、ユー
ザ設定されているアプリケーションの待機画面(コピー
画面)に移行させ(ステップS806)、省エネモード
からの復帰処理を行う(ステップS809)。
【0081】また、ファックスが選択されている場合
(ステップS804のFAX)は、操作部20における
表示を、ユーザ設定されているアプリケーションの待機
画面(ファックス画面)に移行させ(ステップS80
7)、省エネモードからの復帰処理を行う(ステップS
809)。
【0082】また、プリンタが選択されている場合(ス
テップS804のプリンタ)は、操作部20における表
示を、ユーザ設定されているアプリケーションの待機画
面(プリンタ画面)に移行させ(ステップS808)、
省エネモードからの復帰処理を行う(ステップS80
9)。
【0083】本実施形態の省エネモード(予熱モード)
とは、国際エナジースター規格に従った停電力モード、
あるいはオフモードを意味する。
【0084】具体的には、複写機の場合は、予熱モード
と呼ばれることもあり、操作部20のLED(発光ダイ
オード)やLCD(液晶ディスプレイ)描画を消灯し、
さらに定着制御装置のような負荷装置への電力供給を抑
えたり、或いは、停止した消費電力低減モードを意味す
る。
【0085】本実施形態の優先アプリケーションは、シ
ステム初期設定の設定項目の1つであり、一番よく使用
するアプリケーションを選択することによって、省エネ
モードからの復帰時や、あるいは一定時間の無操作状態
が継続された場合にその設定されたアプリケーションの
画面に移行することによる操作性向上を目的とする設定
項目である。
【0086】優先アプリケーションのチェックに続い
て、操作部20における表示を、ユーザ設定されている
アプリケーションの待機画面に移行させ(ステップS8
06、ステップS807、ステップS808)、省エネ
モードからの復帰処理を行う(ステップS809)。
【0087】以上説明したように、第2実施形態によれ
ば、省エネモードからの復帰の場合であって、ファクシ
ミリ機能が優先される設定のときは、特に回転偏向手段
のプレ回転起動を行わないように、回転偏向手段のプレ
回転起動のための制御信号を発生しないような制御を行
うことにより、回転偏向手段の寿命の延長を図り、回転
偏向手段の回転による不必要な騒音の防止を図ることが
できるようになる。
【0088】(第3実施形態)第1実施形態のデジタル
複写機システムにおいて実行される請求項2の一実施形
態を第3実施形態として説明する。
【0089】第3実施形態は、コピー機能の待機中に画
像読み取り装置422への原稿セットが行われた際に回
転偏向手段が停止状態であった場合であって、ユーザ初
期設定により設定されるコピー機能の自動用紙選択機能
が許可されているとき、給紙トレイ102(第1給紙ト
レイ104、第2給紙トレイ105、第3給紙トレイ1
06、第4給紙トレイ107)にセットされている転写
紙サイズ及び原稿サイズに応じて決定される給紙トレイ
102(第1給紙トレイ104、第2給紙トレイ10
5、第3給紙トレイ106、第4給紙トレイ107)の
位置に基づいて、回転偏向手段のプレ回転起動のための
制御信号を発生させるか否かを決定する点に特徴を有し
ている。
【0090】更に詳しく説明する。
【0091】図9は、図3のシステムソフトウェアにお
ける請求項2にかかる一動作例を説明するフローチャー
トである。
【0092】システムソフトウェアが開始されると(ス
テップS901)、操作部20における表示がコピー機
能の時に、ポリゴンモータ427が停止状態中に、自動
原稿給紙装置に原稿がセットされたか否かが判断される
(ステップS902、ステップS903)。
【0093】自動原稿給紙装置に原稿がセットされ(ス
テップS902のYes→ステップS903のYe
s)、自動用紙選択モードの場合は(ステップS904
のYes)、セットされた原稿サイズの検知を行う(ス
テップS905)。
【0094】続いて、セットされた原稿サイズと合致す
る給紙トレイ102(第1給紙トレイ104、第2給紙
トレイ105、第3給紙トレイ106、第4給紙トレイ
107)の選択を行う(ステップS904のYes→ス
テップS905)。
【0095】本実施形態の自動用紙選択が実行される
と、自動原稿給紙装置に原稿がセットされている場合
は、自動原稿給紙装置にセットされた原稿サイズを検知
し、コピー動作開始の指示が与えられた時に、この原稿
サイズと合致するサイズが格納される給紙トレイ102
(104,105,106,107)からの給紙、並び
に複写動作を行う。
【0096】一方、自動原稿給紙装置に原稿がセットさ
れていない場合は、プラテンガラス上にセットされた原
稿サイズを検知し、コピー動作開始の指示が与えられた
時に、この原稿サイズと合致するサイズが格納される給
紙トレイ102(104,105,106,107)か
らの給紙、並びに複写動作を行う。
【0097】自動用紙選択モードを選択するか否かは、
コピー初期設定にて設定可能である。
【0098】また、図9中のステップS906の判断で
使用されるTpとTは、 Tp:ポリゴンモータ427の起動から定格回転になる
までの時間、 T :選択された給紙トレイ102(第1給紙トレイ1
04、第2給紙トレイ105、第3給紙トレイ106、
第4給紙トレイ107)から給紙された記録紙が書き込
み位置まで搬送される時間 とする。
【0099】このステップS906の処理によってTp
>Tの場合は(ステップS906のYes)、ファース
トコピーが低下しないように印刷動作に備えてポリゴン
モータ427のプレ回転動作を行う(ステップS90
7)。
【0100】Tp=T、或いはTp<Tの場合には(ス
テップS906のNo)、実際に給紙トレイ102(第
1給紙トレイ104、第2給紙トレイ105、第3給紙
トレイ106、第4給紙トレイ107)から記録紙を給
紙したと同時にポリゴンモータ427の回転の起動を行
っても、書き込み位置まで記録紙が搬送されるまでにポ
リゴンモータ427は定格回転となるために、ファース
トプリント時間は低下することはない。
【0101】なお、Tpの時間はポリゴンモータ427
の特性値であり、本実施形態で用いるものの場合は、ポ
リゴンモータ427起動信号101aをON出力してか
ら約2秒で定格回転に到達する。
【0102】一方、Tの時間は、記録紙を搬送するスピ
ード(V)と、給紙カセット〜書き込み位置までの距離
(L)からT=L/Vの関係で求められ、本実施の場合
は図1に示す給紙トレイ102(第1給紙トレイ10
4、第2給紙トレイ105、第3給紙トレイ106、第
4給紙トレイ107)のうち、第1給紙トレイ102
(第1給紙トレイ104、第2給紙トレイ105、第3
給紙トレイ106、第4給紙トレイ107)、第2給紙
トレイ102(第1給紙トレイ104、第2給紙トレイ
105、第3給紙トレイ106、第4給紙トレイ10
7)から給紙を行った場合が2秒以下となるため、第
1、第2給紙トレイ102(第1給紙トレイ104、第
2給紙トレイ105、第3給紙トレイ106、第4給紙
トレイ107)からの給紙が選択される場合はステップ
S907のポリゴンモータ427のプレ回転処理が必要
となる。
【0103】以上説明したように、第3実施形態によれ
ば、ユーザ初期設定により設定されるコピー機能の自動
用紙選択機能が許可されている場合、原稿サイズと給紙
トレイ102(第1給紙トレイ104、第2給紙トレイ
105、第3給紙トレイ106、第4給紙トレイ10
7)にセットされている転写紙サイズに応じて決定され
る給紙トレイ102(第1給紙トレイ104、第2給紙
トレイ105、第3給紙トレイ106、第4給紙トレイ
107)の位置、つまり給紙開始から実際の記録紙への
書き込み動作が開始されるまでの時間を判断し、回転偏
向手段のプレ回転起動のための制御信号を発生させるか
否かを決定するような制御を行うことにより、ファース
トプリント時間を低下させることなく、回転偏向手段の
寿命の延長を図り、回転偏向手段の回転による不必要な
騒音の防止を図ることができるようになる。
【0104】(第4実施形態)第1実施形態のデジタル
複写機システムにおいて実行される請求項3の一実施形
態を第4実施形態として説明する。
【0105】第4実施形態は、コピー機能の待機中に画
像読み取り装置422への原稿セットが行われた場合で
あって、回転偏向手段が停止状態であるとき、ユーザ初
期設定により設定されるコピー機能で用いる優先給紙ト
レイ102(第1給紙トレイ104、第2給紙トレイ1
05、第3給紙トレイ106、第4給紙トレイ107)
の位置に基づいて、回転偏向手段を起動させるためのプ
レ回転制御信号を発生させるか否かを決定する点に特徴
を有している。
【0106】更に詳しく説明する。
【0107】図10は、図3のシステムソフトウェアに
おける請求項3にかかる一動作例を説明するフローチャ
ートである。
【0108】システムソフトウェアが開始されると(ス
テップS1001)、操作部20における表示がコピー
機能の時に、ポリゴンモータ427が停止状態中に、自
動原稿給紙装置に原稿がセットされたか否かを判断する
(ステップS1002、ステップS1003)。
【0109】続いて、自動用紙選択モードが選択されて
いない場合は(ステップS1004のNo)、予めユー
ザ初期設定によって設定される優先給紙トレイ102
(第1給紙トレイ104、第2給紙トレイ105、第3
給紙トレイ106、第4給紙トレイ107)をこれから
給紙する給紙トレイ102(第1給紙トレイ104、第
2給紙トレイ105、第3給紙トレイ106、第4給紙
トレイ107)として扱う(ステップS1004のNo
→ステップS1005)。
【0110】本実施形態では、ユーザによっては自動用
紙選択の禁止が設定されている場合(ステップS100
4のNo)に、どの給紙トレイ102(104,10
5,106,107)からの給紙を優先的に選択するか
を予めコピー初期設定にて設定可能であるが(ステップ
S1005)、この設定されている給紙トレイ102
(104,105,106,107)を優先給紙トレイ
102(104,105,106,107)と称する。
【0111】操作部20上にある、用紙選択キーを押下
することによって、この優先給紙トレイ102(10
4,105,106,107)とは異なった給紙トレイ
102(104,105,106,107)からの複写
動作を行うことは可能である。
【0112】また、図10中のステップS1006の判
断で使用されるTpとTは、 Tp:ポリゴンモータ427の起動から定格回転になる
までの時間、 T :選択された給紙トレイ102(第1給紙トレイ1
04、第2給紙トレイ105、第3給紙トレイ106、
第4給紙トレイ107)から給紙された記録紙が書き込
み位置まで搬送される時間 とする。
【0113】このステップS1006の処理によってT
p>Tの場合は(ステップS1006のYes)、ファ
ーストコピーが低下しないように印刷動作に備えてポリ
ゴンモータ427のプレ回転動作を行う(ステップS1
007)。
【0114】Tp=T、或いは、Tp<Tの場合は(ス
テップS1006のNo)、実際に給紙トレイ102
(第1給紙トレイ104、第2給紙トレイ105、第3
給紙トレイ106、第4給紙トレイ107)から記録紙
を給紙したと同時にポリゴンモータ427の回転の起動
を行っても、書き込み位置までに記録紙が搬送されるま
でにポリゴンモータ427は定格回転となるために、フ
ァーストプリント時間は低下することはない。
【0115】なお、Tpの時間はポリゴンモータ427
の特性値であり、本実施形態で用いるものの場合は、ポ
リゴンモータ427起動信号101aをON出力してか
ら約2秒で定格回転に到達する。
【0116】一方、Tの時間は、記録紙を搬送するスピ
ード(V)と、給紙カセット〜書き込み位置までの距離
(L)からT=L/Vの関係で求められ、本実施の場合
は図1に示す給紙トレイ102(第1給紙トレイ10
4、第2給紙トレイ105、第3給紙トレイ106、第
4給紙トレイ107)のうち、第1給紙トレイ102
(第1給紙トレイ104、第2給紙トレイ105、第3
給紙トレイ106、第4給紙トレイ107)、第2給紙
トレイ102(第1給紙トレイ104、第2給紙トレイ
105、第3給紙トレイ106、第4給紙トレイ10
7)から給紙を行った場合が2秒以下となるため、第
1、第2給紙トレイ102(第1給紙トレイ104、第
2給紙トレイ105、第3給紙トレイ106、第4給紙
トレイ107)からの給紙が選択される場合はステップ
S1007のポリゴンモータ427のプレ回転処理が必
要となる。
【0117】以上説明したように、第4実施形態によれ
ば、ユーザ初期設定により設定されるコピー機能の自動
用紙選択機能が許可されていない場合、参照される優先
給紙トレイ102(第1給紙トレイ104、第2給紙ト
レイ105、第3給紙トレイ106、第4給紙トレイ1
07)の位置、つまり給紙開始から実際の記録紙への書
き込み動作が開始されるまでの時間を判断し、回転偏向
手段を起動させるためのプレ回転制御信号を発生させる
か否かを決定するような制御を行うことにより、回転偏
向手段の寿命の延長を図り、回転偏向手段の回転による
不必要な騒音の防止を図ることができるようになる。
【0118】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、省エネ
モードからの復帰の場合であって、ファクシミリ機能が
優先される設定のときは、特に回転偏向手段のプレ回転
起動を行わないように、回転偏向手段のプレ回転起動の
ための制御信号を発生しないような制御を行うことによ
り、回転偏向手段の寿命の延長を図り、回転偏向手段の
回転による不必要な騒音の防止を図ることができるよう
になる。
【0119】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、ユーザ初期設定により設定され
るコピー機能の自動用紙選択機能が許可されている場
合、原稿サイズと給紙トレイにセットされている転写紙
サイズに応じて決定される給紙トレイの位置、つまり給
紙開始から実際の記録紙への書き込み動作が開始される
までの時間を判断し、回転偏向手段のプレ回転起動のた
めの制御信号を発生させるか否かを決定するような制御
を行うことにより、ファーストプリント時間を低下させ
ることなく、回転偏向手段の寿命の延長を図り、回転偏
向手段の回転による不必要な騒音の防止を図ることがで
きるようになる。
【0120】請求項3に記載の発明によれば、ユーザ初
期設定により設定されるコピー機能の自動用紙選択機能
が許可されていない場合、参照される優先給紙トレイの
位置、つまり給紙開始から実際の記録紙への書き込み動
作が開始されるまでの時間を判断し、回転偏向手段を起
動させるためのプレ回転制御信号を発生させるか否かを
決定するような制御を行うことにより、回転偏向手段の
寿命の延長を図り、回転偏向手段の回転による不必要な
騒音の防止を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル複写機システムの一実施形態
の外観を説明している。
【図2】図1のデジタル複写機システムに設けられてい
る操作部(操作パネル)の概略図であって、主だったキ
ーの各名称を示している。
【図3】図1のデジタル複写機システムで稼働している
システムソフトウェアの論理構成例を説明している。
【図4】図1のデジタル複写機システムの一実施形態の
システム・ハード構成例を説明している。
【図5】図3のシステムソフトウェアにおけるアプリケ
ーション層とシステム制御層との関係を示している。
【図6】図3のシステムソフトウェアにおけるコピーア
プリケーションソフトウェアとプリンタアプリケーショ
ンソフトウェアでのインターリーブ動作を示している。
【図7】図3のシステムソフトウェアにおけるプリンタ
アプリケーションソフトウェアとファックスアプリケー
ションソフトウェアの印刷動作の並列動作を示してい
る。
【図8】図3のシステムソフトウェアにおける請求項1
にかかる一動作例を説明するフローチャートである。
【図9】図3のシステムソフトウェアにおける請求項2
にかかる一動作例を説明するフローチャートである。
【図10】図3のシステムソフトウェアにおける請求項
3にかかる一動作例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101…画像形成装置 102(104,105,106,107)…給紙トレ
イ 20…操作部 300…アプリケーション層 310…システム制御層 320…デバイス制御層 420…システムコントローラ 422…画像読み取り装置 427…ポリゴンモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピー機能、ファクシミリ機能、プリン
    タ機能を含む複数のアプリケーション機能を備え、画像
    読み取り装置、原稿自動給紙装置、回転偏向手段を用い
    たレーザ走査系を備えた画像形成装置を有するデジタル
    複写機システムにおいて、 省エネモードの実行中に前記画像読み取り装置へ原稿が
    セットされた際に、当該省エネモードを解除すると共
    に、予め初期設定されている優先立ち上げアプリケーシ
    ョンの待機時に当該省エネモードから復帰する場合、 前記優先立ち上げアプリケーションが実行すべき機能と
    して前記ファクシミリ機能が設定されているとき、前記
    回転偏向手段のプレ回転起動のための制御信号を発生さ
    せず、 前記優先立ち上げアプリケーションが実行すべき機能と
    して前記コピー機能が設定されているとき、前記回転偏
    向手段のプレ回転起動のための制御信号を発生させるこ
    とを特徴とするデジタル複写機システム。
  2. 【請求項2】 コピー機能、ファクシミリ機能、プリン
    タ機能を含む複数のアプリケーション機能を備え、画像
    読み取り装置、原稿給紙台への原稿セットがなされた時
    点で原稿サイズを検知することが可能な原稿自動給紙装
    置、回転偏向手段を用いたレーザ走査系を備えた画像形
    成装置を有するデジタル複写機システムにおいて、 前記コピー機能の待機中に前記画像読み取り装置への原
    稿セットが行われた際に前記回転偏向手段が停止状態で
    あった場合であって、 ユーザ初期設定により設定される前記コピー機能の自動
    用紙選択機能が許可されているとき、給紙トレイにセッ
    トされている転写紙サイズ及び原稿サイズに応じて決定
    される給紙トレイの位置に基づいて、前記回転偏向手段
    のプレ回転起動のための制御信号を発生させるか否かを
    決定することを特徴とするデジタル複写機システム。
  3. 【請求項3】 コピー機能、ファクシミリ機能、プリン
    タ機能を含む複数のアプリケーション機能を備え、画像
    読み取り装置、原稿給紙台への原稿セットがなされた時
    点で原稿サイズを検知することが可能な原稿自動給紙装
    置、回転偏向手段を用いたレーザ走査系を備えた画像形
    成装置を有するデジタル複写機システムにおいて、 前記コピー機能の待機中に前記画像読み取り装置への原
    稿セットが行われた場合であって、前記回転偏向手段が
    停止状態であるとき、ユーザ初期設定により設定される
    前記コピー機能で用いる優先給紙トレイの位置に基づい
    て、当該回転偏向手段を起動させるためのプレ回転制御
    信号を発生させるか否かを決定することを特徴とするデ
    ジタル複写機システム。
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