JPH11251378A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11251378A
JPH11251378A JP5463998A JP5463998A JPH11251378A JP H11251378 A JPH11251378 A JP H11251378A JP 5463998 A JP5463998 A JP 5463998A JP 5463998 A JP5463998 A JP 5463998A JP H11251378 A JPH11251378 A JP H11251378A
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annular dam
annular
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隆博 隈川
Ryuichi Sawara
隆一 佐原
Nozomi Shimoishizaka
望 下石坂
Yoshifumi Nakamura
嘉文 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハ状態での検査を容易かつ高い信頼度で
行なうのに適した半導体装置およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】 ウエハ10の上には、弾性材料からなる
環状ダム13aと、環状ダム13aと同じ材料からなる
低弾性率層13bとが設けられている。また、素子電極
11上のパッド30と金属配線31と外部電極となるラ
ンド32とを一体化して構成される配線パターン33が
形成され、ランド32の上には突起状端子40が設けら
れている。検査装置には、保持体21と、電極26を配
置した絶縁性基板25と、吸引ノズル27とが設けられ
ている。検査時には、突起状端子40と電極26とを相
対向させて、絶縁性基板25を環状ダム13aに密着さ
せて吸引ノズル27から真空引きする。検査装置に、シ
ール材,弾性体,プローブシートなどが不要となり、検
査装置が安価になり、検査の信頼度も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ上に形成さ
れた複数の半導体素子をウェハ状態で検査するのに適し
た半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ウエハ上に形成された半導体
素子をウェハ状態で検査するためには、マニュアルプロ
ーバー、セミオートプローバー、フルオートプローバー
等のプローバーが用いられてきたが、近年では、例えば
特開平8−5666号公報に開示されるプローブシート
を用いた方法が開発されている。
【0003】以下、上記公報に開示されている従来のプ
ローブシートを用いたウェハ状態での検査方法について
説明する。
【0004】図19は、上記従来の検査方法を概略的に
示す断面図である。同図に示すように、ウエハ101に
は図示しないが多数の半導体素子が設けられており、ウ
エハ101の主面上には、半導体素子の素子電極(図示
せず)にそれぞれ電気的に接続される多数の電極パッド
102が配列されている。そして、検査装置には、ウエ
ハ101を保持するための保持体103と、保持体10
3の上に配置されウエハ101の設置領域を取り囲むシ
ール材104と、シール材104を貫通する吸引ノズル
105と、ウエハ101上の電極パッド102との電気
的接続を行なうためのプローブ端子107が配置された
プローブシート106と、プローブシート106の上に
設けられ、垂直方向のみに導電性を有する弾性体108
と、弾性体108を介してプローブ端子107に電気的
に接続される電極110を配置した絶縁性基板(検査ボ
ード)109とを備えている。
【0005】検査時には、ウエハ101上の電極パッド
102とプローブシート106中のプローブ端子107
とを相対向させた状態で、プローブシート106をシー
ル材104に密着させながら、吸引ノズル105から真
空引きする。その結果、シール材104およびプローブ
シート106で囲まれるウエハ101上の領域が減圧状
態になり、ウエハ101上の電極パッド102とプロー
ブシート106中のプローブ端子107とが、安定した
接触状態に維持される。そして、この状態で半導体素子
の諸特性や配線の断線の有無などを検査し、不良品の存
在をチェックする。
【0006】この方法によると、シール材104でシー
ルしながら内部を減圧することにより、数千から数万も
ある電極パッド102とプローブ端子107との間に均
一に押圧力を加えることができるとともに、弾性体10
8によって電極パッド102およびプローブ端子107
の高さのばらつきやウエハ101の反りを吸収して電極
パッド102とプローブ端子107とを確実にコンタク
トさせることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のウエハ状態での検査技術においては、以下のような
問題があった。
【0008】第1に、ウェハ101上の電極パッド10
2とプローブシート106のプローブ端子107との接
触領域を減圧させるために、保持体103上にシール材
104を設けているが、このシール材104はある程度
高温で使用されるので、磨耗や弾性の劣化などが生じや
すく、それほど耐久性が期待できない。特に、今後バー
ン・インテストの時間を短縮すべくテスト温度を高くす
ると、頻繁に交換する必要が生じるおそれがある。
【0009】第2に、絶縁性基板109と保持板103
との間に、プローブシート106や弾性体108が配設
され、絶縁性基板109の電極110とウエハ101上
の電極パッド102との間に、プローブシート106中
のプローブ端子107や弾性体108中の端子(図示せ
ず)が介在している。すなわち、これらの部材は絶縁性
基板109上の電極110とウエハ101上の電極パッ
ド102との間の電気的接続を不良にする要素となる。
このため、検査の信頼度の低下のおそれがあり、かつ、
両者間の電気的接続を完全にするためのコストの増大を
招いていた。
【0010】さらに、高温下での使用による弾性体10
8の劣化によって、プローブ端子107や電極パッド1
02の高さのばらつきが吸収できなくなるために、弾性
体108の交換も必要であった。
【0011】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、上記従来の半導体装置の検査装置
におけるシール部材や、弾性体や、プローブシートの機
能を有する部材をウエハ上に設けることにより、ウエハ
状態での検査を低コストかつ高い信頼度で行なうことが
できる半導体装置およびその製造方法を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、請求項1〜10に記載されている半導
体装置に関する手段と、請求項11および12に記載さ
れている半導体装置の製造方法に関する手段とを講じて
いる。
【0013】本発明の半導体装置は、請求項1に記載さ
れているように、複数の半導体素子を有するウエハと、
上記ウエハの主面上に配列され、上記複数の半導体素子
にそれぞれ電気的に接続される複数の素子電極と、上記
複数の半導体素子および複数の素子電極を取り囲むよう
に上記ウエハの主面上に形成された弾性材料からなる環
状ダムとを備えている。
【0014】これにより、環状ダムによってウエハの素
子電極につながる部材とその上方に配置される検査装置
側の部材との接触領域を密封することができるので、検
査装置側にシール部材がなくても、両者の接触領域を減
圧状態に維持して検査を行なうことが可能となる。そし
て、この環状ダムはウエハ毎に設けられているので、繰
り返し使用されるものではなく、性能の劣化や交換の手
間という問題は生じることがない。したがって、信頼度
の高い検査を行なうことが可能となるとともに、半導体
装置の製造コストの低減を図ることができる。
【0015】請求項2に記載されているように、上記半
導体装置において、上記ウエハの主面上の上記複数の半
導体素子の上に形成され、上記複数の素子電極の上方が
開口された弾性のある絶縁性材料からなる保護層と、上
記保護層上に形成され、上記複数の素子電極にそれぞれ
電気的に接続される複数の外部電極とをさらに備え、上
記環状ダムを構成する弾性材料と、上記保護層を構成す
る弾性のある絶縁性材料とは同じ材料であることが好ま
しい。
【0016】これにより、ウエハ上の素子電極に代えて
外部電極と検査装置側の端子とを接触させて検査を行な
うことが可能になる。その場合、外部電極の下方には弾
性のある保護層が設けられているので、保護層によって
ウエハの反りや、外部電極,検査装置側の端子の高さの
ばらつきなどを吸収して、両者の電気的な接続状態を安
定化させることができるので、この半導体装置を検査す
るための検査装置には、例えば上記従来の検査装置にお
ける弾性体を配置する必要がなくなる。したがって、こ
の半導体装置を検査するための検査装置は、従来の検査
装置に比べると、ウエハ上の部材と検査装置側の部材と
の間の電気的な接続状態を不良にする要素を確実に減ら
せることができ、検査の信頼度を高めることができる。
しかも、保護層は環状ダムと同じ材料で構成されている
ので、半導体装置の製造工程が簡略化され、製造コスト
の増大を招くこともない。また、保護層があることで、
ウエハ上における素子電極と外部電極とを接続する配線
パターンへの熱応力を緩和することができるので、信頼
性の向上をも図ることができる。
【0017】請求項3に記載されているように、上記半
導体装置において、上記複数の外部電極の上に形成され
た突起状端子をさらに備えていることが好ましい。
【0018】これにより、保護層の上の突起状端子によ
り、上記従来の検査装置におけるプローブシートのプロ
ーブ端子の機能が得られるので、この半導体装置の検査
装置においては、上記従来の検査装置におけるプローブ
シートをなくして絶縁性基板上の電極に突起状端子を接
触させればよいことになる。すなわち、この検査装置に
おいて必要な部材の削減による検査コストの低減と、ウ
エハ上の部材と検査装置の部材との電気的な接続状態の
不良を招く要素のさらなる低減による検査の信頼度の向
上とを図ることができる。
【0019】請求項4に記載されているように、上記半
導体装置において、上記環状ダムの上端部は上記保護層
の上端部よりも高くなっていることが好ましい。
【0020】これにより、環状ダムの内方の領域をより
確実に減圧状態にすることが可能となる。
【0021】請求項5に記載されているように、上記半
導体装置において、上記環状ダムの一部に切り欠き部を
設けることができる。
【0022】これにより、この切り欠き部を介して環状
ダムの内方の領域を減圧することが可能な構造となる。
【0023】請求項6に記載されているように、上記半
導体装置において、上記環状ダムに、上記ウエハの外周
に沿った複数列の環状凸部を設けることができる。
【0024】請求項7に記載されているように、上記半
導体装置において、上記環状ダムは、ウエハの内方に向
かうほど低く傾斜するような縦断面形状を有しているこ
とが好ましい。
【0025】これにより、環状ダムの内方の領域をより
確実に減圧状態に維持することが可能となる。
【0026】請求項8に記載されているように、上記半
導体装置において、上記複数列ある環状ダムの各環状凸
部の上端部は、上記ウエハの内方に向かうほど低くなっ
ていることが好ましい。
【0027】請求項9に記載されているように、上記半
導体装置において、上記環状ダムの上端部に凹部を形成
しておいてもよい。
【0028】これにより、環状ダムの環状凸部の上端部
の凹部が吸盤の役割をはたすので、半導体装置の検査時
に、互いに接触すべき検査装置側の部材とウエハ側の部
材との位置合わせを行った後の両者間のずれを抑制する
ことができる。
【0029】請求項10に記載されているように、上記
半導体装置において、上記環状ダムの表面の少なくとも
一部を覆う導体層をさらに設けることができる。
【0030】これにより、環状ダム表面の導体層と、複
数の半導体素子の電源もしくはグランドとをウエハ上で
電気的に接続しておくことが可能になり、この導体層を
複数の半導体素子を検査する際の電源もしくはグランド
として一括して使用できるので、検査装置側の電源端子
もしくはグランド端子の数を著しく削減することができ
る。
【0031】本発明の半導体装置の製造方法は、請求項
11に記載されているように、ウエハに複数の半導体素
子を形成する第1の工程と、上記ウエハの主面上に上記
半導体素子にそれぞれ接続される複数の素子電極を形成
する第2の工程と、上記ウエハの主面上に、上記複数の
半導体素子および複数の素子電極を取り囲む弾性材料か
らなる環状ダムを形成する第3の工程とを備えている。
【0032】この方法により、上記請求項1の半導体装
置の構造を容易に実現することができる。
【0033】請求項12に記載されているように、上記
半導体装置の製造方法において、上記第3の工程では、
上記弾性材料として絶縁性材料を用い、上記ウエハの主
面上に上記複数の素子電極の上方を開口した保護層を、
上記環状ダムと共に形成することが好ましい。
【0034】この方法により、上記請求項2の半導体装
置の構造を容易に実現することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の各実施形態について説明する。
【0036】(第1の実施形態)まず、図1〜図3を参
照しながら第1の実施形態に係る半導体装置,その製造
方法およびその検査方法について説明する。
【0037】図1(a)および(b)は、第1の実施形
態に係る半導体装置の平面図および断面図である。図1
(a),(b)に示すように、シリコン基板からなるウ
エハ10の上には、多数の半導体素子(図示せず)を有
し後に個別に分割されるチップ領域Rtpが形成されてい
る。なお、便宜上、図1(a)には12個のチップ領域
Rtpしか図示されず、図1(b)には3つのチップ領域
Rtpしか図示されていないが、実際には極めて多数のチ
ップ領域Rtpが形成されていることはいうまでもない。
そして、ウエハ10の主面上には、半導体素子の素子電
極11に接続される電極パッド12が配列されている。
ただし、図示しないが、素子電極11の上にはパッシベ
ーション膜が形成されており、パッシベーション膜の開
口部に露出した素子電極11の上に広い電極パッド12
が形成されている。また、ウエハ10の主面上における
外周部付近には、半導体素子および電極パッド12を取
り囲む環状ダム13aが設けられている。この環状ダム
13aは、例えばシリコンゴム,ポリイミド,エポキシ
のような弾性(伸縮性)のある絶縁性材料により構成さ
れている。この環状ダム13aは、ウエハ10の端面と
一致した端面を有する位置に形成されていてもよいし、
ウエハ10の端面から少し内方に入った位置に形成され
ていてもよい。
【0038】図2(a)〜(d)は、本実施形態に係る
半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【0039】まず、図2(a)に示す工程では、ウエハ
10に、半導体素子と、半導体素子の素子電極11に接
続される電極パッド12とを形成する。
【0040】次に、図2(b)に示す工程では、ウエハ
10の全面に感光性を有する絶縁性材料を150μm程
度の厚みで塗布して乾燥することにより絶縁性材料膜1
3を形成する。
【0041】なお、本半導体装置の検査時におけるシー
ル機能を発揮するためには、絶縁性材料膜13の塗布厚
は、塗布以降の工程に支障のない範囲で厚い方がよく、
例えば500μm程度でも良いし1mm程度でも良い。
【0042】また、感光性を有する材料としては、例え
ばエステル結合型ポリイミドやアクリレート系エポキシ
等のポリマーでよく、低弾性率を有していればよい。た
だし、必ずしも絶縁性材料である必要はなく、導体膜で
あってもよい。
【0043】次に、図2(c)に示す工程では、ウエハ
10周辺部のみを開口したマスクを用いて、乾燥された
絶縁性材料膜13に対して露光を行なう。
【0044】さらに、図2(d)に示す工程で、露光さ
れた絶縁性材料膜13の現像を行なうことにより、ウエ
ハ10の周辺部に環状ダム13aを形成する。
【0045】なお、環状ダム13aの断面形状は、図
1,図2(d)に示すような矩形状である必要はなく、
例えば丸みを帯びた山状であってもよい。
【0046】次に、本実施形態に係る半導体装置をウエ
ハ状態で検査する方法について説明する。図3は、半導
体装置の検査方法を説明するための断面図である。
【0047】同図に示すように、検査装置には、ウエハ
10を保持するための保持体21と、ウエハ10上の電
極パッド12との電気的接続を行なうためのプローブ端
子23が配置されたプローブシート22と、プローブシ
ート22の上に設けられた弾性体24と、検査時には弾
性体24中の端子(図示せず)を介してプローブ端子2
3に電気的に接続される電極26を配置した絶縁性基板
(検査ボード)25と、プローブシート22,弾性体2
4および絶縁性基板25を貫通する吸引ノズル27とを
備えている。
【0048】検査時には、ウエハ10上の電極パッド1
2とプローブシート22中のプローブ端子23とを相対
向させた状態で、プローブシート22を環状ダム13a
に密着させながら、吸引ノズル27から真空引きする。
その結果、環状ダム13aで囲まれるウエハ10上の領
域が減圧状態になり、ウエハ10上の電極パッド12と
プローブシート22中のプローブ端子23とが、安定し
た接触状態に維持される。そして、プローブ端子23と
弾性体24中の端子(図示せず)と介してウエハ10上
の素子電極11から絶縁基板25上の電極26に流れる
検査信号により、ウエハ状態で半導体素子の諸特性や配
線の断線の有無などを検査し、不良品の存在をチェック
する。
【0049】この方法によると、環状ダム13aでシー
ルされた領域内を減圧することにより、数千から数万も
ある電極パッド12とプローブ端子23との間に均一に
押圧力を加えることができるとともに、弾性体24によ
って電極パッド12およびプローブ端子23の高さのば
らつきやウエハ10の反りを吸収して電極パッド12と
プローブ端子23とを確実にコンタクトさせることがで
きる。
【0050】ここで、本実施形態の場合、ウエハ10に
シール機能を有する環状ダム13aが設けられており、
何回も繰り返して使用されることがないので、上記従来
の検査装置のシール部材(図19中の符号104で示さ
れる部材)を頻繁に交換する手間は不要となる。また、
ウエハ・バーンインテストのような高温(現在125℃
程度)で行なわれることによる環状ダム13aの弾性特
性の劣化や磨耗などは問題とならない。また、検査装置
には、従来の検査装置のようなシール部材が不要となる
ことにより、検査に要するコストを低減することもでき
る。
【0051】さらに、今後、検査時間の短縮のためにバ
ーン・インテスト温度を高くするようになっても、上述
の作用効果を維持しながら、ウエハ状態で信頼度の高い
検査を行なうことができる半導体装置を実現することが
できる。
【0052】(第2の実施形態)次に、図4〜図6を参
照しながら、第2の実施形態に係る半導体装置,その製
造方法およびその検査方法について説明する。
【0053】図4(a)および(b)は、第2の実施形
態に係る半導体装置の平面図および断面図である。図4
(a),(b)に示すように、シリコン基板からなるウ
エハ10の上には、多数の半導体素子(図示せず)を有
し後に個別に分割されるチップ領域Rtpがあり、ウエハ
10の主面上には、半導体素子の素子電極11が配列さ
れている。なお、便宜上、図4(a)には12個のチッ
プ領域Rtpしか図示されず、図4(b)には3つのチッ
プ領域Rtpしか図示されていないが、実際には極めて多
数のチップ領域Rtpが形成されていることはいうまでも
ない。また、ウエハ10の主面上における外周部付近に
は、半導体素子および素子電極11を取り囲む環状ダム
13aが設けられている。この環状ダム13aは、例え
ばシリコンゴム,ポリイミド,エポキシのような弾性
(伸縮性)のある絶縁性材料により構成されている。こ
の環状ダム13aは、ウエハ10の端面と一致した端面
を有する位置に形成されていてもよいし、ウエハ10の
端面から少し内方に入った位置に形成されていてもよ
い。
【0054】ここで、本実施形態に係る半導体装置の特
徴は、ウエハ10の上に、環状ダム13aと同じ絶縁性
材料からなる保護層としての低弾性率層13bが設けら
れている点である。この低弾性率層13bは、ウエハ1
0上のチップ領域Rtp内にのみ形成されており、かつ、
低弾性率層13bのうち素子電極11が配列された領域
の上方は開口されている。また、素子電極11の上から
低弾性率層13bの上に亘って、金属膜からなる配線パ
ターン33が形成されている。この配線パターン33
は、素子電極11上のパッド30と、低弾性率層13b
の上の外部電極であるランド32と、パッド30とラン
ド32とを接続する金属配線31とを一体化して構成さ
れている。
【0055】図5(a)〜(f)は、本実施形態に係る
半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【0056】まず、図5(a)に示す工程では、ウエハ
10に、半導体素子と半導体素子の素子電極11とを形
成するとともに、ぞの上に素子電極11の一部を露出さ
せたパッシベーション膜(図示せず)を形成する。
【0057】次に、図5(b)に示す工程では、ウエハ
10の全面に感光性を有する絶縁性材料を150μm程
度の厚みで塗布して乾燥することにより、絶縁性材料膜
13を形成する。
【0058】なお、本半導体装置の検査時におけるシー
ル機能を発揮するためには、絶縁性材料膜13の塗布厚
は、塗布以降の工程に支障のない範囲で厚い方がよく、
例えば500μm程度でも良いし1mm程度でも良い。
【0059】また、感光性を有する材料としては、例え
ばエステル結合型ポリイミドやアクリレート系エポキシ
等のポリマーでよく、低弾性率を有していればよい。ま
た、必ずしも絶縁性材料である必要はなく、導体膜であ
ってもよい。
【0060】次に、図5(c)に示す工程では、ウエハ
10周辺部と各チップ領域Rtpにおける素子電極11の
配列領域とを開口したマスクを用いて、乾燥された絶縁
性材料膜13に対して露光を行なう。この場合におい
て、本実施形態では、露光で平行光ではなく散乱光を使
用する。
【0061】さらに、図5(d)に示す工程で、露光さ
れた絶縁性材料膜13の現像を行なうことにより、ウエ
ハ10の周辺部に環状ダム13aを形成する一方、各チ
ップ領域Rtpには素子電極11の配列領域の上方を開口
した低弾性率層13bを形成する。本実施形態の製造方
法においては、露光で平行光ではなく散乱光を使用する
ことにより、環状ダム13aの内方側端部と低弾性率層
13bの端部とにおける断面形状を、ウエハ10の主面
に対して垂直ではなく鋭角部分のないくさび状にして形
成する。ただし、散乱光を用いずにステップ状の低弾性
率層や環状ダムを形成してもよい。
【0062】次に、図5(e)に示す工程で、ウエハ1
0の全面上に、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD
法,無電解めっき法または電界めっき法によって例えば
厚みが10μm程度の金属層34を形成する。
【0063】次に、図5(f)に示すように、フォトリ
ソグラフィー技術を用いて、金属層34をパターニング
することによって、ウエハ10の主面において、素子電
極11上のパッド30と、低弾性率層13b上のランド
32と、両者を接続する金属配線31とからなる所定の
金属配線パターン33が形成される。
【0064】次に、本実施形態に係る半導体装置をウエ
ハ状態で検査する方法について説明する。図6は、半導
体装置の検査方法を説明するための断面図である。
【0065】同図に示すように、検査装置には、ウエハ
10を保持するための保持体21と、ウエハ10上のラ
ンド32との電気的接続を行なうためのプローブ端子2
3が配置されたプローブシート22と、検査時にはプロ
ーブ端子23に電気的に接続される電極26を配置した
絶縁性基板(検査ボード)25と、プローブシート22
および絶縁性基板25を貫通する吸引ノズル27とを備
えている。
【0066】検査時には、ウエハ10上の外部電極とし
て機能するランド32とプローブシート22中のプロー
ブ端子23とを相対向させた状態で、プローブシート2
2を環状ダム13aに密着させながら、吸引ノズル27
から真空引きする。その結果、環状ダム13aで囲まれ
るウエハ10上の領域が減圧状態になり、ウエハ10上
のランド32とプローブシート22中のプローブ端子2
3とが、安定した接触状態に維持される。そして、この
状態で半導体素子の諸特性や配線の断線の有無などを検
査し、不良品の存在をチェックする。
【0067】この方法によると、環状ダム13aでシー
ルされた領域内を減圧することにより、数千から数万も
あるランド32とプローブ端子23との間に均一に押圧
力を加えることができるとともに、低弾性率層13bに
よってランド32およびプローブ端子23の高さのばら
つきやウエハ10の反りを吸収してランド32とプロー
ブ端子23とを確実にコンタクトさせることができる。
【0068】本実施形態に係る半導体装置によれば、ウ
エハ10にシール機能を有する環状ダム13aが設けら
れているので、第1の実施形態と同様の効果を発揮する
ことができる。すなわち、上記従来の検査装置のシール
部材(図19中の符号104で示される部材)を頻繁に
交換する手間は不要となる。また、ウエハ・バーンイン
テストのような高温(現在125℃程度)で行なわれる
ことによる環状ダム13aの弾性特性の劣化や磨耗など
は問題とならない。さらに、今後検査時間の短縮のため
にバーン・インテスト温度が高くなっても、上述の作用
効果を維持しながら、ウエハ状態で信頼度の高い検査を
行なうことができる半導体装置を実現することができ
る。また、検査装置には、従来の検査装置のようなシー
ル部材が不要となることにより、検査に要するコストを
低減することもできる。
【0069】加えて、本実施形態では、ウエハ10の上
に押圧力の緩衝機能を有する低弾性率層13bが形成さ
れているので、検査装置には上記第1の実施形態におけ
る図3に示すような弾性体24が不要となっている。し
たがって、この半導体装置を検査するための検査装置
は、従来の検査装置に比べると、ウエハ10上の部材
(外部電極であるランド32)と検査装置側の部材(絶
縁性基板25上の電極26)との間の電気的な接続状態
を不良にする要素をさらに減らせることができ、検査の
信頼度を高めることができる。しかも、低弾性率層13
bは環状ダム13aと同じ材料で構成されているので、
半導体装置の製造工程が簡略化され、製造コストの増大
を招くこともない。また、低弾性率層13bがあること
で、ウエハ10上における金属配線31などへの熱応力
を緩和することができるので、信頼性の向上をも図るこ
とができる。
【0070】さらに、ランド32を例えば格子状に配列
することで、ランド間隔をパッド30の間隔よりも大き
くとることが可能となり、検査ボード内の配線引き回し
が容易となり、検査ボードのコスト増大を回避すること
ができる。
【0071】(第3の実施形態)次に、図7および図8
を参照しながら、第3の実施形態に係る半導体装置およ
びその検査方法について説明する。
【0072】図7(a)および(b)は、第3の実施形
態に係る半導体装置の平面図および断面図である。図7
(a),(b)において、図4(a),(b)に示す上
記第2の実施形態の半導体装置と同じ構造を有する部材
については、図4(a),(b)と同じ符号で示し、そ
の説明は省略する。なお、便宜上、図7(a)には12
個のチップ領域Rtpしか図示されず、図7(b)には3
つのチップ領域Rtpしか図示されていないが、実際には
極めて多数のチップ領域Rtpが形成されていることはい
うまでもない。
【0073】ここで、本実施形態の半導体装置の特徴
は、上記第2の実施形態における配線パターン33のラ
ンド32の上に、はんだボールからなる突起状端子40
が形成されている点である。この突起状端子40を低弾
性率層13bよりも大きく上方に突出させることによ
り、半導体装置の検査時における検査装置の電極との電
気的接続を容易ならしめるように構成されている。
【0074】次に、本実施形態に係る半導体装置をウエ
ハ状態で検査する方法について説明する。図8は、半導
体装置の検査方法を説明するための断面図である。
【0075】同図に示すように、検査装置には、ウエハ
10を保持するための保持体21と、検査時にはウエハ
10上の突起状端子40に電気的に接続される電極26
を配置した絶縁性基板(検査ボード)25と、絶縁性基
板25を貫通する吸引ノズル27とを備えている。
【0076】検査時には、ウエハ10上の突起状端子4
0と絶縁性基板25上の電極26とを相対向させた状態
で、絶縁性基板25を環状ダム13aに密着させなが
ら、吸引ノズル27から真空引きする。その結果、環状
ダム13aで囲まれるウエハ10上の領域が減圧状態に
なり、ウエハ10上の突起状端子40と絶縁性基板25
中の電極26とが、安定した接触状態に維持される。そ
して、この状態で半導体素子の諸特性や配線の断線の有
無などを検査し、不良品の存在をチェックする。
【0077】この方法によると、環状ダム13aでシー
ルされた領域内を減圧することにより、数千から数万も
ある突起状端子40と電極26との間に均一に押圧力を
加えることができるとともに、低弾性率層13bによっ
て突起状端子40および電極26の高さのばらつきやウ
エハ10の反りを吸収して突起状端子40と電極26と
を確実にコンタクトさせることができる。
【0078】ここで、本実施形態の場合、ウエハ10に
シール機能を有する環状ダム13aが設けられているの
で、第1の実施形態と同様の効果を発揮することができ
る。すなわち、上記従来の検査装置のシール部材(図1
9中の符号104で示される部材)を頻繁に交換する手
間は不要となる。また、ウエハ・バーンインテストのよ
うな高温(現在125℃程度)で行なわれることによる
環状ダム13aの弾性特性の劣化や磨耗などは問題とな
らない。また、検査装置には、従来の検査装置のような
シール部材が不要となることにより、検査に要するコス
トを低減することもできる。さらに、今後、検査時間の
短縮のためにバーン・インテスト温度を高くするように
なっても、上述の作用効果を維持しながら、ウエハ状態
で信頼度の高い検査を行なうことができる半導体装置を
実現することができる。
【0079】加えて、本実施形態では、ウエハ10の上
に緩衝機能を有する低弾性率層13bが形成されている
ので、上記第2の実施形態と同様の効果も発揮すること
ができる。すなわち、検査装置には上記第1の実施形態
における図3に示すような弾性体24が不要となってい
るので、検査装置における回路の接続状態を不良にする
要素を確実に減らせることができ、検査の信頼度を高め
ることができる。しかも、低弾性率層13bは環状ダム
13aと同じ材料で構成されているので、半導体装置の
製造工程が簡略化され、製造コストの増大を招くことも
ない。また、低弾性率層13bがあることで、ウエハ1
0上における金属配線31などへの熱応力を緩和するこ
とができるので、信頼性の向上をも図ることができる。
【0080】さらに、本実施形態では、配線パターン3
3のランド32の上に突起状端子40を設けたことによ
り、図3や図6に示す検査装置におけるプローブシート
22や、プローブ端子23は不要となる。したがって、
検査装置の構造がより簡素なものとなり、検査コストが
低減するだけでなく、検査装置における回路の接続状態
を不良にする要素をより確実に減らせることができ、検
査の信頼度を大幅に高めることができる。また、絶縁性
基板25とウエハ10の熱膨張係数はそれ程変わらない
ので、温度係数差を補償するための特別の工夫をしなく
ても、温度を自由に変えて半導体装置の検査を行なうこ
とが可能である。
【0081】また、本実施形態において絶縁性基板25
で構成されている検査ボードをウエハ10と同じ材料で
構成してもよい。その場合、検査ボードとウエハとの熱
膨張率が全く一致するので、ウエハ側の部材と検査ボー
ド側の部材との電気的接続の信頼度について著効を発揮
することができる。
【0082】なお、本実施形態における突起状端子とし
ては、上述のはんだボールのような金属ボールあるいは
金属メッキされたボールや、Auバンプや、スタッドバ
ンプなどを用いることができる。
【0083】(第4の実施形態)次に、図9および図1
0を参照しながら、第4の実施形態に係る半導体装置お
よびその検査方法について説明する。
【0084】図9(a)および(b)は、第4の実施形
態に係る半導体装置の平面図および断面図である。図9
(a),(b)において、図7(a),(b)に示す上
記第3の実施形態の半導体装置と同じ構造を有する部材
については、図7(a),(b)と同じ符号で示し、そ
の説明は省略する。なお、便宜上、図9(a)には12
個のチップ領域Rtpしか図示されず、図9(b)には3
つのチップ領域Rtpしか図示されていないが、実際には
極めて多数のチップ領域Rtpが形成されていることはい
うまでもない。
【0085】ここで、本実施形態における半導体装置の
特徴は、上記第3の実施形態における半導体装置と同じ
構造において、環状ダム13aの一部、つまりウエハ1
0のオリフラの部分の上方に位置する部分に切り欠き部
13cが設けられている点である。このように切り欠き
部13cを設けることにより、環状ダム13aの内方を
減圧するための構成の容易化を図っている。
【0086】次に、本実施形態に係る半導体装置をウエ
ハ状態で検査する方法について説明する。図10は、半
導体装置の検査方法を説明するための断面図である。
【0087】本実施形態における検査方法は、図8に示
す第3の実施形態における検査方法とほとんど共通して
おり、図10において、図8に示す第3の実施形態の検
査装置と同じ構造を有する部材については、図8と同じ
符号で示されている。
【0088】本実施形態の検査方法の特徴は、吸引ノズ
ル27が、絶縁性基板25を貫通するのではなく、環状
ダム13aの切り欠き部13cから環状ダム13a内に
挿入されている点である。すなわち、検査時には、ウエ
ハ10上の突起状端子40と絶縁性基板25上の電極2
6とを相対向させた状態で、絶縁性基板25を環状ダム
13aに密着させながら、吸引ノズル27の先端部を環
状ダム13aの切り欠き部13cから環状ダム13aの
内方に挿入した状態で、吸引ノズル27から真空引きす
る。その結果、環状ダム13aで囲まれるウエハ10上
の領域が減圧状態になり、ウエハ10上の突起状端子4
0と絶縁性基板25中の電極26とが、安定した接触状
態に維持される。そして、この状態で半導体素子の諸特
性や配線の断線の有無などを検査し、不良品の存在をチ
ェックする。
【0089】本実施形態の半導体装置によると、上記第
3の実施形態と同様の効果を発揮することができる。た
だし、本実施形態における環状ダム13aに切り欠き部
13cを設ける構造は、上記第1,第2の実施形態の半
導体装置にも適用でき、その場合には、上記第1,第2
の実施形態と同じ作用効果を発揮することができる。そ
して、環状ダム13aの一部に切り欠き部13cを設け
たことにより、吸引ノズル27が絶縁性基板25,弾性
体24,プローブシート22などを貫通する構造を採る
必要がなくなり、検査装置の構成が簡素化される。そし
て、吸引ノズル27を介して環状ダム13a内の領域を
減圧するのが容易となる。
【0090】なお、環状ダム13aの切り欠き部13c
の形状は、ウェハ外側ほど広い開口を有することが好ま
しい。そして、切り欠き部13cのウエハの外側におけ
る開口径が吸引ノズル27の外形よりも大きく、かつ、
切り欠き部13cのウェハの内側における開口径が吸引
ノズル27と同等もしくは小さくて、吸引の際に吸引ノ
ズル27と密着する程度であることが好ましい。
【0091】(第1〜第4の実施形態の変形形態)次
に、第1〜第4の実施形態において共通に適用できる変
形形態について、図11〜図16を参照しながら説明す
る。ただし、図11〜図16において、ウエハ10上の
電極パッド,低弾性率層,配線パターン,突起状端子等
の図示は省略するが、変形形態に係る部材以外の部材
は、上記図1,図4,図7,図9等に示す構造を有する
ものとする。
【0092】−第1の変形形態− まず、縦断面が山状の環状ダムに関する第1の変形形態
について、図11(a)〜(c)を参照しながら説明す
る。
【0093】図11(a)は、単一の環状凸部からなる
環状ダム13aを有する半導体装置の断面図である。図
11(b),(c)は2つの環状凸部13a1,13a2か
らなる環状ダム13aを有する半導体装置の断面図であ
って、図11(b)は2つの環状凸部13a1,13a2が
互いに重なっている場合、図11(c)は2つの環状凸
部13a1,13a2が互いに離れている場合をそれぞれ示
す。ただし、3つ以上の環状凸部が設けられていてもよ
い。
【0094】特に、環状ダム13aを複数列の環状凸部
からなる構造とすることにより、環状ダム13aのシー
ル機能をより高めることができ、ウエハ上の部材と検査
装置側の部材との電気的な接続状態をより安定化させる
ことができる。
【0095】−第2の変形形態− 次に、縦断面においてウエハの内方に向かって低くなる
ように傾斜した斜面を有する環状ダムに関する第2の変
形形態について、図12(a)〜(c)を参照しながら
説明する。
【0096】図12(a)は、単一の環状凸部からなる
環状ダム13aを有する半導体装置の断面図である。図
12(b),(c)は2つの環状凸部13a1,13a2か
らなる環状ダム13aを有する半導体装置の断面図であ
って、図12(b)は2つの環状凸部13a1,13a2が
互いに重なっている場合、図12(c)は2つの環状凸
部13a1,13a2が互いに離れている場合をそれぞれ示
す。ただし、3つ以上の環状凸部が設けられていてもよ
い。
【0097】特に、環状ダム13aを複数列の環状凸部
からなる構造とすることにより、上記第1の変形形態と
同じ効果を発揮することができる。また、縦断面におい
てウエハの内方に向かうほど低くなるように、つまり内
側に傾斜した斜面を有する環状ダム13aを設けること
により、シール機能をより高めることができ、ウエハ上
の部材と検査装置側の部材との電気的な接続状態をより
安定化させることができる。
【0098】−第3の変形形態− 次に、複数の環状凸部を有するとともに、各環状凸部の
上端部の高さがウエハの内方に向かって低くなるように
形成された環状ダムに関する第3の変形形態について、
図13(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0099】図13(a)は、山状の縦断面形状を有す
る2つの環状凸部13a1,13a2からなる環状ダム13
aを有する半導体装置の断面図である。図13(b),
(c)は、内側に傾斜した斜面を有する3つの環状凸部
13a1,13a2,13a3からなる環状ダム13aを有す
る半導体装置の断面図であって、図13(b)は3つの
環状凸部13a1,13a2,13a3が互いに重なっている
場合、図13(c)は3つの環状凸部13a1,13a2,
13a3が互いに離れている場合をそれぞれ示す。
【0100】特に、環状ダム13aを複数列の環状凸部
からなる構造とするとともに、各環状凸部の上端部の高
さがウエハ10の内方に向かうほど低くなるように構成
することにより、シール機能をより高めることができ、
ウエハ上の部材と検査装置側の部材との電気的な接続状
態をより安定化させることができる。
【0101】−第4の変形形態− 次に、低弾性率層を設けるとともに低弾性率層の高さを
環状ダムの高さよりも低くした半導体装置に関する第4
の変形形態について説明する。
【0102】図14は、本変形形態に係る半導体装置の
構造を示す断面図である。同図に示すように、本変形形
態においては、ウエハ10の上には、環状ダム13aと
同じ絶縁性材料によって構成される低弾性率層13bが
設けられており、この低弾性率層13bの高さは環状ダ
ム13aの高さよりも低い。ただし、本変形形態は第2
〜第4の実施形態にのみ適用できることはいうまでもな
い。
【0103】このように低弾性率層13bよりも環状ダ
ム13aを高くしておくことにより、検査時に、環状ダ
ム13aの内方領域の減圧度をより大きくすることがで
きる利点がある。
【0104】−第5の変形形態− 次に、上端部に凹部が形成された環状ダムに関する第5
の変形形態について、図15(a),(b)を参照しな
がら説明する。
【0105】図15(a)は、凹部13dを有する単一
の環状凸部からなる環状ダム13aを有する半導体装置
の断面図である。図15(b)は、各々凹部13d1,13
d2を有する2つの環状凸部13a1,13a2からなる環状
ダム13aを有する半導体装置の断面図であって、2つ
の環状凸部13a1,13a2が互いに離れている場合を示
す。ただし、3つ以上の環状凸部が設けられていてもよ
い。
【0106】本変形形態のように、環状ダムの上端部に
凹部を設けることにより、検査時に、環状ダムがプロー
ブシートや絶縁性基板と密着したときに、この凹部が吸
盤機能を発揮することで、密着後のプローブシートや絶
縁性基板の位置ずれを防止することができる。
【0107】−第6の変形形態− 次に、導体層を被覆した環状ダムに関する第6の変形形
態について、図16(a),(b)を参照しながら説明
する。
【0108】図16(a)は、内側に傾斜した斜面を有
する環状ダム13aの外側の端面を除く部分を導体層3
5で被覆した構造を有する半導体装置の断面図である。
図16(b)は、内側に傾斜した斜面を有する環状ダム
13aの全面を導体層35で被覆した構造を有する半導
体装置の断面図である。ただし、2つ以上の環状凸部が
設けられていてもよい。
【0109】このような導体層35は、例えば上記第1
の実施形態における図1に示す電極パッド12や、上記
第2の実施形態における配線パターンと同じ金属膜を用
いて容易に形成することができる。
【0110】本変形形態のように、環状ダム13aを導
体層35で被覆することにより、環状ダム13a上の導
体層35と、複数の半導体素子の電源もしくはグランド
とをウエハ10上で電気的に接続しておくことが可能に
なり、複数の半導体素子を検査する際の電源もしくはグ
ランドとして一括して使用できるので、検査装置側の電
源端子もしくはグランド端子の数を著しく削減すること
ができる。つまり、スクライブライン上に配線を引き回
しておくなどの手段を講ずることにより、導体層35を
半導体素子のグランド(もしくは電源端子)に電気的に
接続させておけば検査時の共通グランド(もしくは電
源)として用いることが可能である。
【0111】(その他の実施形態)上記第1の実施形態
における半導体装置の製造方法においては、図2(b)
〜(d)に示す手順で、ウエハ10の上に絶縁性材料膜
13を形成し、この絶縁性材料膜13をパターニングす
ることにより環状ダム13aを形成したが、本発明にお
ける環状ダム13aの形成方法は、かかる実施形態に限
定されるものではない。
【0112】例えば、図17に示すように、シート状の
弾性を有する絶縁性材料膜13xを予め形成しておき、
この絶縁性材料膜13xを接着材16(シート材又はグ
ルー材)によりウエハ10の外周部に接着するようにし
てもよい。このとき、絶縁性材料膜13xと接着剤16
とは予め接着されていてもよい。さらに、絶縁性材料膜
13xを熱硬化性材料により予めシート状に形成してお
き、ウエハ上に接着剤を介さずに熱圧着によって固着し
てもよい。
【0113】上記第2の実施形態における半導体装置の
製造方法においては、図5(b)〜(f)に示す手順
で、環状ダム13aおよび低弾性率層13bと、その上
の配線パターン33とを形成したが、本発明の半導体装
置の構造はかかる実施形態の構造に限定されるものでは
ない。
【0114】例えば、図18(a),(b)に示すよう
に、ウエハ10の上に、絶縁性材料膜13xを接着剤1
6により接着して環状ダム13aと低弾性率層13bと
を形成するとともに、絶縁性材料膜13xの上にさらに
配線や外部電極が形成された柔軟性シート状の配線回路
シート37と、この配線回路シート37に接続される部
分リード38とを接着するようにしてもよい。その際、
部分リード38はウエハ10上の電極パッド12に接続
される。このような工程によって、低弾性率層13bの
上に配線回路シート37を介して外部電極(図示せず)
が設けられた半導体装置を形成することもでき、上記各
実施形態と同様に、ウエハ状態での検査が可能である。
【0115】また、低弾性率層13bの上に第2の実施
形態のような外部電極となるランド32を設ける場合で
あっても、このランド32は金属配線やパッドと一体的
に形成されて配線パターン33を構成している必要はな
い。要するに、低弾性率層13b上の外部電極が、ワイ
ヤーボンド、バンプ接続,ILB,メッキ等によって電
気的に接続されていればよく、その接続方法はどのよう
な方法であってもよいものとする。
【0116】また、上記第2〜第4の実施形態におい
て、外部電極となるランド32と低弾性率層13bとの
間にポリイミドテープのようなフレキシブル材料からな
る膜が介在していてもよいものとする。
【0117】と密着することが望ましい。
【0118】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、ウエハの
主面上において半導体素子およびこれに接続される端子
を取り囲む弾性材料からなる環状ダムを設けたので、半
導体装置の検査時にウエハ側の端子と検査装置側の端子
との接触領域を密封することが可能となり、信頼度の高
い検査が可能でトータルコストの安価な半導体装置の提
供を図ることができる。
【0119】上記半導体装置において、環状ダムと同じ
材料で構成される保護層とその上の外部電極とをさらに
設けることにより、保護層によってウエハの反りや端子
の高さのばらつきなどを吸収して、ウエハ側の端子と検
査装置の端子との間の接続状態を安定化させることがで
き、検査の信頼度の向上と検査装置のコストの低減を図
ることができる。
【0120】さらに、上記外部電極の上に金属ボール等
の突起状端子を設けることにより、プローブ端子および
これを保持するシートも不要となるので、検査の信頼度
の向上と検査装置のコストの低減を図ることができる。
【0121】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、上記半導体装置を容易に製造する半導体装置の製
造方法の提供を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエハの上に環状ダムを設けた第1の実施形態
に係る半導体装置の平面図および断面図である。
【図2】第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を
示す断面図である。
【図3】第1の実施形態に係る半導体装置のウエハ状態
での検査方法を示す断面図である。
【図4】ウエハの上に環状ダム,低弾性率層および配線
パターンを設けた第2の実施形態に係る半導体装置の平
面図および断面図である。
【図5】第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を
示す断面図である。
【図6】第2の実施形態に係る半導体装置のウエハ状態
での検査方法を示す断面図である。
【図7】ウエハの上に環状ダム,低弾性率層,配線パタ
ーンおよび突起状端子を設けた第3の実施形態に係る半
導体装置の平面図および断面図である。
【図8】第3の実施形態に係る半導体装置のウエハ状態
での検査方法を示す断面図である。
【図9】環状ダムに切り欠き部を設けた第4の実施形態
に係る半導体装置の平面図および断面図である。
【図10】第4の実施形態に係る半導体装置のウエハ状
態での検査方法を示す断面図である。
【図11】第1〜第4の実施形態に対する第1の変形形
態であって、山状の縦断面形状を有する環状ダムの構造
の各種バリエーションを示す断面図である。
【図12】第1〜第4の実施形態に対する第2の変形形
態であって、内側に傾斜した斜面を有する環状ダムの構
造の各種バリエーションを示す断面図である。
【図13】第1〜第4の実施形態に対する第3の変形形
態であって、高さの異なる複数の環状凸部を有する環状
ダムの構造の各種バリエーションを示す断面図である。
【図14】第2〜第4の実施形態に対する第4の変形形
態であって、低弾性率層よりも高い環状ダムを有する半
導体装置の断面図である。
【図15】第1〜第4の実施形態に対する第5の変形形
態であって、上端部に凹部が形成された環状ダムの構造
の各種バリエーションを示す断面図である。
【図16】第1〜第4の実施形態に対する第6の変形形
態であって、導体層で被覆された環状ダムを有する半導
体装置の各種バリエーションを示す断面図である。
【図17】環状ダムをシートの接着により形成したその
他の実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図18】環状ダムをシートの接着により形成するとと
もに、配線回路シートと部分リードとを設けたその他の
実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図19】従来の半導体装置におけるウエハ状態での検
査方法を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ウエハ 11 電極 12 電極パッド 13 絶縁性材料膜 13a 環状ダム 13b 低弾性率層 13x 絶縁性材料膜 16 接着剤 21 保持体 22 プローブシート 23 プローブ端子 24 弾性体 25 絶縁性基板(検査ボード) 26 電極 27 吸引ノズル 30 パッド 31 金属配線 32 ランド(外部電極) 33 配線パターン 34 金属層 35 導体層 40 突起状端子 Rtp チップ領域
フロントページの続き (72)発明者 中村 嘉文 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体素子を有するウエハと、 上記ウエハの主面上に配列され、上記複数の半導体素子
    にそれぞれ電気的に接続される複数の素子電極と、 上記複数の半導体素子および複数の素子電極を取り囲む
    ように上記ウエハの主面上に形成された弾性材料からな
    る環状ダムとを備えていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記ウエハの主面上の上記複数の半導体素子の上に形成
    され、上記複数の素子電極の上方が開口された弾性のあ
    る絶縁性材料からなる保護層と、 上記保護層上に形成され、上記複数の素子電極にそれぞ
    れ電気的に接続される複数の外部電極とをさらに備え、 上記環状ダムを構成する弾性材料と、上記保護層を構成
    する弾性のある絶縁性材料とは同じ材料であることを特
    徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 上記複数の外部電極の上に形成された突起状端子をさら
    に備えていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の半導体装置におい
    て、 上記環状ダムの上端部は上記保護層の上端部よりも高く
    なっていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記環状ダムの一部に切り欠き部が形成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記環状ダムは、上記ウエハの外周に沿った複数列の環
    状凸部を有することを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記環状ダムは、ウエハの内方に向かうほど低く傾斜す
    るような縦断面形状を有することを特徴とする半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の半導体装置において、 上記環状ダムの各環状凸部の上端部は、上記ウエハの内
    方に向かうほど低くなっていることを特徴とする半導体
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記環状ダムの上端部には凹部が形成されていることを
    特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のうちいずれか1つに記
    載の半導体装置において、 上記環状ダムの表面の少なくとも一部を覆う導体層をさ
    らに備えていることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 ウエハに複数の半導体素子を形成する
    第1の工程と、 上記ウエハの主面上に、上記半導体素子にそれぞれ接続
    される複数の素子電極を形成する第2の工程と、 上記ウエハの主面上に、上記複数の半導体素子および複
    数の素子電極を取り囲む弾性材料からなる環状ダムを形
    成する第3の工程とを備えていることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体装置の製造方
    法において、 上記第3の工程では、上記弾性材料として絶縁性材料を
    用い、上記ウエハの主面上に上記複数の素子電極の上方
    を開口した保護層を、上記環状ダムと共に形成すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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