JPH11251166A - ロータリートランス - Google Patents

ロータリートランス

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Publication number
JPH11251166A
JPH11251166A JP10064786A JP6478698A JPH11251166A JP H11251166 A JPH11251166 A JP H11251166A JP 10064786 A JP10064786 A JP 10064786A JP 6478698 A JP6478698 A JP 6478698A JP H11251166 A JPH11251166 A JP H11251166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
rotary transformer
disk
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10064786A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sanpei
博 三瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication of JPH11251166A publication Critical patent/JPH11251166A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、伝送特性を大幅に向上させ、ある
いは高周波特性を向上させたロータリートランスを提供
する。 【解決手段】 円板状のロータ21とステータ22を所
定のギャップ23をおいて対向させ、前記ロータを前記
ステータに対し相対的に回転できるように軸支24した
ロータリートランス20である。本発明では、前記ロー
タおよびステータの母体となるフェライト材料または非
磁性材料の円板30と、この円板の対向面31に形成さ
れた同心円状の巻線溝32と、この巻線溝を含む前記対
向面に積層された軟磁性材料、例えばセンダストの磁性
膜33とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円板状のロータと
ステータを相対的に回転可能に軸支したロータリートラ
ンスに関し、ロータおよびステータの母体となる円板の
材質を改良したロータリートランスに関する。
【0002】
【従来の技術】円板状のロータとステータを所定のギャ
ップをおいて対向させ、前記ロータを前記ステータに対
し相対的に回転できるように軸支したロータリートラン
スは、VTR、8m/m、R−DAT等の装置内部で信
号増幅器と回転式磁気ヘッドとの間の信号伝達に使用さ
れる。この種のロータリートランスは一般に、ロータを
1次側として磁気ヘッドの回転シリンダに固定し、この
ロータより巻線数の多いステータを2次側として前記増
幅器に接続する。
【0003】図3(A)は一般的なロータリートランス
のロータおよびステータの母体として使用される円板を
示す平面図、図3(B)は同図(A)のB−B’線での
断面図である。円板10は、中心部に回転軸孔11を有
し、また表面(対向面)12には複数の同心円状の巻線
溝13を形成してある。対向面12は対となるロータま
たはステータの対向面と所定のギャップをおいて対向さ
せる面である。対向面12の反対側の面(裏面)14は
固定面となる。巻線溝13には巻線が複数回平面的に同
心状に巻回され、その端部がスルーホール15を介して
固定面14に導出される。巻線溝13の数はチャンネル
数に対応する。
【0004】図2は、このような円板10をロータおよ
びステータとして使用したロータリートランス20の簡
単な例を示す断面図である。このロータリートランス2
0は、それぞれが円板10を母体としたロータ21とス
テータ22を所定のエアギャップ23を介して対向さ
せ、ロータ21をステータ22に対し回転軸24を中心
に相対的に回転させるように構成されている。ロータ2
1およびステータ22の巻線溝13にはそれぞれ巻線数
の異なる巻線16が同心円状に巻回されている。
【0005】ロータ21およびステータ22の母体とな
る円板10は、Mn−Zn系フェライトまたはNi−Z
n系フェライトを素材として形成されることが多い。こ
の理由は、この種のフェライトが、500程度の初透磁
率と280程度の飽和磁束密度を有するため、ロータリ
ートランス20として50〜100μmのエアギャップ
23を設定しても、ロータ21からステータ22へ効率
よく信号伝達できるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したロータリート
ランス20の特性は、ロータ21およびステータ22と
して使用するフェライト円板10の組成に起因する固有
のものであるから、使用するフェライト素材が提供する
以上の特性を有するロータリートランスを実現する事は
できない。例えば、伝送特性の大幅な向上、インダクタ
ンスの低減による高周波特性の向上である。この点が本
発明で解決しようとする課題である。
【0007】本発明は、伝送特性を大幅に向上させたロ
ータリートランスを提供することを第1の目的としてい
る。本発明は、高周波特性を向上させたロータリートラ
ンスを提供することを第2の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記第1の目的
は、円板状のロータとステータを所定のギャップをおい
て対向させ、前記ロータを前記ステータに対し相対的に
回転できるように軸支したロータリートランスであっ
て、前記ロータおよびステータの母体となるフェライト
材料の円板と、この円板の対向面に形成された同心円状
の巻線溝と、この巻線溝を含む前記対向面に積層された
軟磁性材料、例えばセンダストの磁性膜とを備えるロー
タリートランスで達成できる。
【0009】本発明の上記第2の目的は、円板状のロー
タとステータを所定のギャップをおいて対向させ、前記
ロータを前記ステータに対し相対的に回転できるように
軸支したロータリートランスであって、前記ロータおよ
びステータの母体となる非磁性材料の円板と、この円板
の対向面に形成された同心円状の巻線溝と、この巻線溝
を含む前記対向面に積層された軟磁性材料、例えばセン
ダストの磁性膜とを備えるロータリートランスで達成で
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明のロ
ータリートランスの各実施形態に共通する断面図であ
る。この実施形態のロータリートランス20は、機構的
には一般のものと同様に、円板状のロータ21とステー
タ22を所定のギャップ23をおいて対向させ、ロータ
21をステータ22に対し相対的に回転できるように回
転軸24で軸支したものである。30はロータ21およ
びステータ22の母体となる円板である。この円板30
の対向面31には同心円状の巻線溝32が形成されてい
る。この巻線溝32を含む対向面31には軟磁性材料、
例えばセンダストの磁性膜33が積層される。円板30
の中心部には回転軸孔34が形成され、また巻線溝32
には巻線35が同心円状に巻回される。
【0011】本発明の一実施形態によると、円板30の
素材はフェライト材料である。この場合、ロータ21お
よびステータ22は、フェライト材料の円板30の対向
面31に軟磁性材料(例えばセンダスト)の磁性膜33
を積層した複合構成となるので、単純にフェライト材料
だけからなる従来の円板(図3の10)を用いる場合に
比べて、次のような磁性特性の違いが生ずる。 初透磁率:通常比3倍 飽和磁束密度:通常比5倍 このような磁性特性の向上は、トランス効率の向上、ひ
いてはロータ21およびステータ22相互間の伝送特性
を大幅に向上させる。
【0012】本発明の他の実施形態によると、円板30
の素材は非磁性材料である。この場合、ロータ21およ
びステータ22は、非磁性材料の円板30の対向面31
に軟磁性材料(例えばセンダスト)の磁性膜33を積層
した複合構成となるので、単純にフェライト材料だけか
らなる従来の円板(図3の10)を用いる場合に比べ
て、非磁性材料の体積分だけインダクタンスが減少し
て、高周波特性が改善される。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、伝送
特性を大幅に向上させたロータリートランスを提供する
ことができる。また本発明によれば、高周波特性を向上
させたロータリートランスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリートランスの実施形態を示す
断面図である。
【図2】従来のロータリートランスの断面図である。
【図3】従来のロータリートランスの構成図である。
【符号の説明】
20 ロータリートランス 21 ロータ 22 ステータ 23 エアギャップ 24 回転軸 30 円板 31 対向面 32 巻線溝 33 磁性膜 34 回転軸孔 35 巻線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状のロータとステータを所定のギャ
    ップをおいて対向させ、前記ロータを前記ステータに対
    し相対的に回転できるように軸支したロータリートラン
    スであって、 前記ロータおよびステータの母体となるフェライト材料
    の円板と、 この円板の対向面に形成された同心円状の巻線溝と、 この巻線溝を含む前記対向面に積層された軟磁性材料の
    磁性膜とを備えることを特徴とするロータリートラン
    ス。
  2. 【請求項2】 円板状のロータとステータを所定のギャ
    ップをおいて対向させ、前記ロータを前記ステータに対
    し相対的に回転できるように軸支したロータリートラン
    スであって、 前記ロータおよびステータの母体となる非磁性材料の円
    板と、 この円板の対向面に形成された同心円状の巻線溝と、 この巻線溝を含む前記対向面に積層された軟磁性材料の
    磁性膜とを備えることを特徴とするロータリートラン
    ス。
  3. 【請求項3】 前記軟磁性膜の素材は、センダストであ
    ることを特徴とする請求項1または2のロータリートラ
    ンス。
JP10064786A 1998-02-27 1998-02-27 ロータリートランス Pending JPH11251166A (ja)

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JP10064786A JPH11251166A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 ロータリートランス

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JP10064786A JPH11251166A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 ロータリートランス

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Publication Number Publication Date
JPH11251166A true JPH11251166A (ja) 1999-09-17

Family

ID=13268272

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JP10064786A Pending JPH11251166A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 ロータリートランス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007208201A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Nippon Soken Inc 非接触型電力供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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