JPH11251107A - 正特性サーミスタの実装構造 - Google Patents

正特性サーミスタの実装構造

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JPH11251107A
JPH11251107A JP4921298A JP4921298A JPH11251107A JP H11251107 A JPH11251107 A JP H11251107A JP 4921298 A JP4921298 A JP 4921298A JP 4921298 A JP4921298 A JP 4921298A JP H11251107 A JPH11251107 A JP H11251107A
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JP
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electrode
temperature coefficient
substrate
positive temperature
conductive
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JP4921298A
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Gakuo Haga
岳夫 芳賀
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電流保護回路に用いられる正特性サーミス
タ自身のフラッシュ耐圧を高めるとともに、この正特性
サーミスタが実装された場合にも、フラッシュ耐圧が低
下することを抑制する。 【解決手段】 正特性サーミスタ11の各主面の周縁部
全周に凸部12を形成することによって、正特性サーミ
スタ11自身のフラッシュ耐圧を高める。また、実装状
態において、フラッシュ耐圧の劣化につながる正特性サ
ーミスタ11からの熱放散を抑制するため、正特性サー
ミスタ11の電極14,15に接続される導電部材の断
面積を小さくして、熱伝導を抑制するとともに、凸部1
2が基板16に接触しないように低い熱伝導率のスペー
サ21を配置し、また、接続部材19が凸部12に接触
しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、正特性サーミス
タの実装構造に関するもので、特に、正特性サーミスタ
の耐圧性の向上を図るための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば通信分野における過電流保護回
路には、正特性サーミスタが用いられている。図4に
は、このような用途に向けられている正特性サーミスタ
1の従来の実装構造が断面図で示されている。図4を参
照して、正特性サーミスタ1は、相対向する主面にそれ
ぞれ形成された電極2および3を有する。電極2および
3は、それぞれ、Niを含む下層2aおよび3aと、A
gを含む上層2bおよび3bとの2層から構成されると
ともに、下層2aおよび3aの周縁にギャップを残して
上層2bおよび3bが形成され、下層2aおよび3aの
Niが露出するようにされる。
【0003】この正特性サーミスタ1は、たとえばセラ
ミックからなる基板4に実装される。基板4は、電極2
および3にそれぞれ電気的に接続される導電部材を有し
ている。この従来例では、導電部材は、基板4上に形成
された導電ランド5および6、導電ランド6に半田(図
示せず。)を介して接続された接続部材8、導電ランド
5と電極2とを電気的に接続するように付与される半田
9、ならびに、接続部材8と電極3とを電気的に接続す
るように付与される半田10を備える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような正特性
サーミスタ1を、特に有線系の通信機で使用される過電
流保護用正特性サーミスタとして用いられるときには、
600Vもの高電圧の印加試験に耐え得ることが求めら
れている。しかしながら、正特性サーミスタ1に電圧を
印加すると、印加直後では正特性サーミスタ1が低抵抗
であるため、突入電流が多く流れて、正特性サーミスタ
1が予定以上に高温となり、主面とほぼ平行な面に沿っ
て割れる、層状割れと言う現象が生じることがある。
【0005】このように、正特性サーミスタ1に突入電
流を流したとき、正特性サーミスタ1が層状割れに至る
直前の電圧は、フラッシュ耐圧と呼ばれている。このフ
ラッシュ耐圧を高めるためには、正特性サーミスタ1の
サイズを大きくし、かつ抵抗値を高くしなければならな
い。しかしながら、その結果、実装面積が大きい、過電
流を減衰させるまでの動作時間が長い、コストが高い、
周囲温度が変化したときの抵抗値の変動が大きい、など
の問題に遭遇する。
【0006】加えて、上述したような正特性サーミスタ
1の過電流に対する耐圧は、不都合にも、その実装構造
によっては、実装前の単体の状態に比べて、劣化するこ
とがある。これは、セラミック基板4の熱放散性が比較
的高く、正特性サーミスタ1に印加される電気エネルギ
ーを熱エネルギーに変換した際、この熱エネルギーの多
くが半田9および10ならびに接続部材8等を通して逃
げ、正特性サーミスタ1の熱放散が大きくなりバランス
がくずれるためである。
【0007】そこで、この発明の目的は、正特性サーミ
スタ自身の耐圧を高めることができるとともに、正特性
サーミスタの耐圧が、基板への実装により劣化すること
を抑制し得る、正特性サーミスタの実装構造を提供しよ
うとすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した技
術的課題を解決するため、相対向する主面を形成し、各
主面は、その周縁部全周に凸部を形成するとともに、凸
部に囲まれた領域に凹部を形成する形状を有し、かつ、
各主面にそれぞれ電極が形成された、正特性サーミスタ
を、電極にそれぞれ電気的に接続される導電部材を備え
る基板に実装する構造であって、正特性サーミスタから
の導電部材を通しての熱伝導を抑制するための熱伝導抑
制手段を備え、この熱伝導抑制手段は、導電部材の電極
との接続部またはその近傍において、当該導電部材が与
える導電経路の断面積を小さくすること、および導電部
材の電極への接続部を電極の中央またはその近傍に配置
することを含み、さらに、凸部を基板に接触させないよ
うにするための非接触化手段を備えることを特徴として
いる。
【0009】この発明において、導電部材が、基板上に
形成された導電ランド、およびこの導電ランドと電極と
を電気的に接続するように付与される半田を備える場
合、一実施形態では、熱伝導抑制手段は、基板より熱伝
導率の低い材料からなりかつ導電ランドと電極との間に
位置されるスペーサをさらに含み、導電部材の前記断面
積を小さくした部分は、このスペーサを貫通する位置に
形成される。この場合、スペーサは、非接触化手段を兼
ねるようにされる。
【0010】この発明において、導電部材は、電極に対
向するように配置されかつ電極に接触する突起を形成し
た導電板によって与えられてもよい。この場合、突起
が、導電部材の前記断面積を小さくした部分として機能
し、また、導電板は、非接触化手段を兼ねている。ま
た、この発明において、正特性サーミスタが、その一方
の電極を基板に向けた状態で配置され、導電部材が、基
板に保持されかつ他方の電極に導電的に接触する接続部
材を含む場合、たとえば、この接続部材の、他方の電極
への接触部分を、当該接続部材の長手方向に対して交差
する方向の断面によって与えることにより、導電部材の
前記断面積を小さくすることができる。また、これに代
えて、この接続部材の、他方の電極への接触部分を、当
該接続部材を屈曲させることによって形成された稜線部
分によって与えるようにしてもよく、これにより、導電
部材の前記断面積を小さくすることもできる。
【0011】また、この発明において、正特性サーミス
タが、その一方の電極を基板に向けた状態で配置され、
導電部材は、基板に保持されかつ他方の電極に対向する
位置まで延びる接続部材を含む場合、熱伝導抑制手段
は、基板より熱伝導率の低い材料からなりかつ上述の接
続部材と他方の電極との間に位置される第2のスペーサ
をさらに含み、導電部材の前記断面積を小さくした部分
は、この第2のスペーサを貫通する位置に形成され、接
続部材と他方の電極とは、導電部材のこの第2のスペー
サを貫通する部分を介して接続されるようにしてもよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施形
態による正特性サーミスタ11の実装構造を示す断面図
である。図1に示した正特性サーミスタ11は、相対向
する主面を構成し、各主面は、その周縁部全周に凸部1
2を形成するとともに、凸部12に囲まれた領域に凹部
13を形成する形状を有している。また、各主面には、
それぞれ、電極14および15が形成されている。電極
14および15は、それぞれ、Niを含む下層14aお
よび15aと、Agを含む上層14bおよび15bとの
2層から構成されるとともに、下層14aおよび15a
の周縁にギャップを残して上層14bおよび15bが形
成され、下層14aおよび15aのNiが露出するよう
にされている。
【0013】この正特性サーミスタ11は、たとえばセ
ラミックからなる基板16に実装されている。基板16
は、電極14および15にそれぞれ電気的に接続される
導電部材を有している。この実施形態では、導電部材
は、基板16上に形成された導電ランド17および18
と、導電ランド18に半田(図示せず。)を介して接続
された接続部材19と、接続部材19と電極15とを電
気的に接続するように付与された半田20とを備えると
ともに、導電ランド17と電極14との間に位置される
スペーサ21に形成された貫通導体22と、この貫通導
体22と導電ランド17および電極14の各々とを電気
的に接続するように付与された半田23および24とを
備える。
【0014】スペーサ21は、たとえばアルミナのよう
なセラミックからなる基板16よりも熱伝導率の低い材
料、たとえば、樹脂から構成される。スペーサ21は、
図示を省略するが、その両面に、たとえば銅からなる導
電ランドがその中央部に形成されていて、これら導電ラ
ンドは、貫通導体22によって互いに電気的に接続され
ている。これらスペーサ21上の導電ランドは、半田2
3および24に対する半田付け性を良好なものとすると
ともに、半田23および24が付与される領域を制限す
る機能を果たしている。
【0015】上述したように、半田23および24が付
与されることによって、スペーサ21を介して、正特性
サーミスタ11が基板16上に取り付けられる。ここ
で、スペーサ21における貫通導体22の断面積が、電
極14の面積ならびに半田23および24の断面積のい
ずれに比べても小さいことに注目すべきである。また、
スペーサ21を貫通する貫通導体22は、電極14の中
央またはその近傍に配置されていることにも注目すべき
である。さらに、スペーサ21は、正特性サーミスタ1
1の凸部12を基板16に接触させないようにするため
の非接触化手段を兼ねていることにも注目すべきであ
る。
【0016】このように、この実施形態によれば、電極
14からの熱放散は、スペーサ21自身の低い熱伝導率
の作用とともに、電極14の中央またはその近傍に位置
する貫通導体22が小さい断面積であることによって、
有利に抑制されることができる。また、正特性サーミス
タ11において、各主面の周縁部全周に設けられた凸部
12は、フラッシュ耐圧を効果的に高める。しかしなが
ら、このような凸部12が基板16に接触したのでは、
正特性サーミスタ11の高いフラッシュ耐圧を維持する
ことができない。なぜなら、フラッシュ電圧印加時にお
いて、凸部12に何らかの部材が接触しているときに
は、それがたとえ熱伝導抑制部材であったとしても、主
としてこの凸部12における発熱挙動に大幅な変化を与
えてしまうからである。この実施形態によれば、発熱挙
動に影響を比較的与えにくい凹部13において、貫通導
体22を配置して電気的導通を図るとともに、このよう
な電気的導通部分において、熱伝導抑制作用を有するス
ペーサ21を介在させながら、凸部12が基板16に接
触しないようにしているので、正特性サーミスタ11の
高いフラッシュ耐圧を基板16上での実装状態において
も維持することができる。
【0017】他方、接続部材19は、その長手方向に対
して交差する、より特定的には直交する方向の断面25
において、正特性サーミスタ11の電極15の中央また
はその近傍に接触している。したがって、この電極15
との接触部において、導電経路の断面積が小さくされた
部分が形成され、応じて半田20の付与面積も小さくさ
れる。また、接続部材19は、凸部12に接触していな
いことにも注目すべきである。このようにして、電極1
5からの熱放散も有利に抑制されることができる。
【0018】図2は、この発明の第2の実施形態による
正特性サーミスタ11の実装構造を示す断面図である。
図2において、上述した図1に示した要素に相当する要
素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。この第2の実施形態では、電極15と接続部材19
aとの間にも、前述したスペーサ21と同様の構造を有
する第2のスペーサ21aが配置されていることを特徴
としている。
【0019】より詳細には、基板16に保持された接続
部材19aは、電極15に対向する位置まで延びてい
る。第2のスペーサ21aは、電極15と接続部材19
aの端部との間に配置され、半田26および27が付与
されることによって、電極15の中央またはその近傍に
固定される。このようにして、接続部材19aと電極1
5とは、半田26、貫通導体22aおよび半田27を介
して電気的に接続される。
【0020】この実施形態によれば、電極14側におい
ては、前述した第1の実施形態と同様の効果が奏され
る。他方、電極15側においては、接続部材19aが凸
部12に接触しないこと、また、第2のスペーサ21a
自身の低い熱伝導率の作用とともに、電極15の中央ま
たはその近傍に位置する貫通導体22aの断面積が小さ
いことによって、電極15からの熱放散が有利に抑制さ
れることができる。
【0021】図3は、この発明の第3に実施形態による
正特性サーミスタ11の実装構造を示す断面図である。
図3において、図1に示した要素に相当する要素には同
様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。図3を
参照して、この実施形態では、正特性サーミスタ11の
電極14および15にそれぞれ接続される導電部材とし
て、基板16上に形成された導電ランド28、29およ
び30、電極14に対向するように配置されかつ導電ラ
ンド28に半田31を介して接続された導電板32、な
らびに、電極15に導電的に接触するように導電ランド
29および30に半田(図示せず。)を介して接続され
た接続部材33を備えている。
【0022】導電板32は、電極14の中央またはその
近傍に接触する複数の突起34を形成している。ここ
で、これら突起34の断面積が、電極14の面積に比べ
てかなり小さいことに注目すべきである。したがって、
この実施形態によれば、電極14からの熱放散は、電極
14に接触する突起34の断面積が小さいことから、有
利に抑制されることができる。この点において、突起3
4は、できるだけ点接触に近い状態で電極14に接触す
るように、たとえば錐面を形成していることが好まし
い。
【0023】他方、接続部材33は、金属板からなり、
これを屈曲させることによって形成された稜線部分35
をもって電極15の中央またはその近傍に接触してい
る。したがって、この電極15との接触部においても、
導電経路の断面積が小さくされ、電極15からの熱放散
も有利に抑制されることができる。接続部材33は、こ
の実施形態では、ブリッジ状であり、好ましくは、ばね
性を有する材料から構成され、それによって、稜線部分
35が電極15にばね接触するようにされ、これに応じ
て、突起34も電極14にばね接触するようにされる。
【0024】以上説明した第1ないし第3の実施形態の
うち、第1および第3の実施形態による各実装構造にお
ける正特性サーミスタ11のフラッシュ耐圧を、図4に
示した従来の実装構造における正特性サーミスタ1のフ
ラッシュ耐圧と比較すべく、ある特定的な試料について
フラッシュ耐圧測定試験を実施した。まず、第1および
第3の実施形態にかかる正特性サーミスタ11として、
直径8.2mm、凸部12の幅1.0mm、凹部13に
おける厚み3.0mm、凸部12と凹部13との高さの
差0.5mm、抵抗値15Ω、キュリー温度100℃の
円板状のものを用意した。
【0025】他方、従来の実装構造における正特性サー
ミスタ1として、直径8.2mm、厚み3.0mm、抵
抗値15Ω、キュリー温度100℃の円板状のものを用
意した。また、上述のように用意された正特性サーミス
タ11および1のいずれにおいても、電極14、15、
2および3の下層14a、15a、2aおよび3aにN
iを用い、上層14b、15b、2bおよび3bにAg
を用いた。
【0026】また、基板16および4として、アルミナ
基板を用い、接続部材19、33および8をリン青銅で
構成した。以下の表1にフラッシュ耐圧の測定結果が示
されている。
【0027】
【表1】 上記表1からわかるように、従来例では、フラッシュ耐
圧600V以上を満足していないにもかかわらず、第1
および第2の実施形態では、いずれも、600V以上の
フラッシュ耐圧を実現している。このことから、第1お
よび第2の実施形態によれば、たとえば、600V、1
A〜40A等の過電圧印加試験に耐えることができる。
【0028】以上、この発明を、図示した第1ないし第
3の実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内
において、その他、種々の実施形態が可能である。たと
えば、第1の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせ
ることができる。すなわち、第1の実施形態において、
接続部材19の代わりに接続部材33を用いたり、第3
の実施形態において、導電板32に代えてスペーサ21
を用いたりすることができる。
【0029】また、たとえば第1の実施形態において、
スペーサ21を用いずに、導電ランド17の一部をたと
えばガラスグレーズのような非金属材料からなる膜で覆
うことによって、電極14と導電ランド17とを電気的
に接続する半田が付与される領域を制限して、この導電
部材としての半田の断面積が小さくなるようにしてもよ
い。
【0030】また、第1および第2の実施形態における
スペーサ21または21a、あるいは第3の実施形態に
おける導電板32に代えて、断面積の小さいチップ状の
接続部材を用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、実装
される正特性サーミスタが、その各主面の周縁部全周に
凸部を形成するとともに、この凸部に囲まれた領域に凹
部を形成する形状を有しているので、正特性サーミスタ
自身のフラッシュ耐圧を高めることができるとともに、
この正特性サーミスタが実装される基板に備える導電部
材を通しての正特性サーミスタからの熱伝導を抑制する
ための熱伝導抑制手段を備えているので、これによっ
て、正特性サーミスタの電極からの熱放散を抑制でき、
また、正特性サーミスタの凸部を基板に接触させないよ
うにするための非接触化手段を備えているので、正特性
サーミスタ自身のフラッシュ耐圧が実装状態において劣
化することを抑制できる。
【0032】この発明において、熱伝導抑制手段が、基
板より熱伝導率の低い材料からなりかつ導電ランドと電
極との間に位置されるスペーサを含むとき、このスペー
サによって、熱伝導を抑制しながら、正特性サーミスタ
の凸部を基板に接触させないように、正特性サーミスタ
を基板に対して機械的に安定した状態で保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による正特性サーミ
スタ11の実装構造を示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施形態による正特性サーミ
スタ11の実装構造を示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施形態による正特性サーミ
スタ11の実装構造を示す断面図である。
【図4】この発明にとって興味ある従来の正特性サーミ
スタ1の実装構造を示す断面図である。
【符号の説明】
11 正特性サーミスタ 12 凸部 13 凹部 14,15 電極 16 基板 17,18,28,29,30 導電ランド 19,19a,33 接続部材 20,23,24,26,27,31 半田 21 スペーサ 21a 第2のスペーサ 22,22a 貫通導体 25 断面 32 導電板 34 突起 35 稜線部分

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する主面を形成し、各前記主面
    は、その周縁部全周に凸部を形成するとともに、前記凸
    部に囲まれた領域に凹部を形成する形状を有し、かつ、
    各前記主面にそれぞれ電極が形成された、正特性サーミ
    スタを、前記電極にそれぞれ電気的に接続される導電部
    材を備える基板に実装する構造であって、 前記正特性サーミスタからの前記導電部材を通しての熱
    伝導を抑制するための熱伝導抑制手段を備え、前記熱伝
    導抑制手段は、前記導電部材の前記電極との接続部また
    はその近傍において、当該導電部材が与える導電経路の
    断面積を小さくすること、および前記導電部材の前記電
    極への接続部を前記電極の中央またはその近傍に配置す
    ることを含み、さらに、 前記凸部を前記基板に接触させないようにするための非
    接触化手段を備える、正特性サーミスタの実装構造。
  2. 【請求項2】 前記導電部材は、前記基板上に形成され
    た導電ランド、および前記導電ランドと前記電極とを電
    気的に接続するように付与される半田を備える、請求項
    1に記載の正特性サーミスタの実装構造。
  3. 【請求項3】 前記熱伝導抑制手段は、前記基板より熱
    伝導率の低い材料からなりかつ前記導電ランドと前記電
    極との間に位置されるスペーサをさらに含み、前記導電
    部材の前記断面積を小さくした部分は、前記スペーサを
    貫通する位置に形成され、前記スペーサは、前記非接触
    化手段を兼ねる、請求項2に記載の正特性サーミスタの
    実装構造。
  4. 【請求項4】 前記導電部材は、前記電極に対向するよ
    うに配置されかつ前記電極に接触する突起を形成した導
    電板を含み、前記導電板は、前記非接触化手段を兼ね
    る、請求項1に記載の正特性サーミスタの実装構造。
  5. 【請求項5】 前記正特性サーミスタは、一方の前記電
    極を前記基板に向けた状態で配置され、前記導電部材
    は、前記基板に保持されかつ他方の前記電極に導電的に
    接触する接続部材を含む、請求項1ないし4のいずれか
    に記載の正特性サーミスタの実装構造。
  6. 【請求項6】 前記接続部材の、前記他方の電極への接
    触部分は、当該接続部材の長手方向に対して交差する方
    向の断面によって与えられる、請求項5に記載の正特性
    サーミスタの実装構造。
  7. 【請求項7】 前記接続部材の、前記他方の電極への接
    触部分は、当該接続部材を屈曲させることによって形成
    された稜線部分によって与えられる、請求項5に記載の
    正特性サーミスタの実装構造。
  8. 【請求項8】 前記正特性サーミスタは、一方の前記電
    極を前記基板に向けた状態で配置され、前記導電部材
    は、前記基板に保持されかつ他方の前記電極に対向する
    位置まで延びる接続部材を含み、前記熱伝導抑制手段
    は、前記基板より熱伝導率の低い材料からなりかつ前記
    接続部材と前記他方の電極との間に位置される第2のス
    ペーサをさらに含み、前記導電部材の前記断面積を小さ
    くした部分は、前記第2のスペーサを貫通する位置に形
    成され、前記接続部材と前記他方の電極とは、前記導電
    部材の前記第2のスペーサを貫通する部分を介して接続
    される、請求項1ないし4のいずれかに記載の正特性サ
    ーミスタの実装構造。
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JP4921298A Pending JPH11251107A (ja) 1998-03-02 1998-03-02 正特性サーミスタの実装構造

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