JPH11250742A - 検知機能付きバイパスケーブル - Google Patents

検知機能付きバイパスケーブル

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JPH11250742A
JPH11250742A JP6936998A JP6936998A JPH11250742A JP H11250742 A JPH11250742 A JP H11250742A JP 6936998 A JP6936998 A JP 6936998A JP 6936998 A JP6936998 A JP 6936998A JP H11250742 A JPH11250742 A JP H11250742A
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昌望 田村
Yuji Kubo
裕二 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイパスケーブルの遮蔽編組層の金属素線の
断線が部分的に発生した段階でも断線を容易に検知する
ことのできる端末構造を有する検知機能付きバイパスケ
ーブルを提供する。 【解決手段】 金属部分9、検知線10及び非金属部分
11を編組構造として有する遮蔽編組層3を備えたバイ
パスケーブル1であって、検知線10の導通を検知し遮
蔽編組層3の劣化を判定するための検知手段53をバイ
パスケーブルの端末部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には架空配電
線の無停電バイパス工法などで使用されるバイパスケー
ブルに関し、特に、バイパスケーブルの遮蔽編組層の断
線を検知することのできる検知機能付きバイパスケーブ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】バイパスケーブルには、保安上の観点と
ケーブル性能確保の観点から外部半導電層の上に遮蔽層
が施されている。通常、この遮蔽層は直径0.12mm
〜0.20mm程度の細径銅線(金属素線)を織り込ん
だ編組構造とされ、使用中にケーブルに加わる繰り返し
の曲げ、張力、捻回などの外力に耐え得るよう構成され
ている。例えば、図9に示すように、複数の細径銅線2
1を束ねて1単位とした集合体22と綿糸23とを用
い、集合体22を一方向に配列し、これと交差する方向
に綿糸23を織り込んだ交織編組を採用するケースが多
い。
【0003】遮蔽層の金属素線21が全て断線すると、
断線箇所から遠方は非接地となり、大変危険である。そ
のため、一部の金属素線21に断線が生じた段階でこれ
を検知することが望ましい。
【0004】しかし、従来の構造のバイパスケーブルは
遮蔽層における金属素線21の断線を効果的に検知でき
ないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人ら
は、図7及び図8に示すようなバイパスケーブルを提案
した(特願平9−152905号)。簡単に説明する
と、このバイパスケーブルは、図示するように、コア2
の上に遮蔽層3を有し、その上にシース4を備えてい
る。コア2は、中心から順に、導体5、内部半導電層
6、絶縁体層7、外部半導電層8で構成されている。
【0006】又、遮蔽編組層3は金属部分9、検知線1
0及び非金属部分11にて構成され、例えば、金属部分
9は錫メッキ軟銅線とされ、検知線10はエナメル線と
され、非金属部分11は綿糸とした編組構造とされる。
【0007】金属素線となる複数の錫メッキ軟銅線9と
少なくとも1本のエナメル線10とを束ねて集合体12
を形成し、この集合体12を配列し、他方に綿糸11を
配列して両者11、12を織り込むことで交織編組を形
成する。遮蔽編組層3中には「一つの集合体に複合され
たエナメル線の本数×集合体の本数」のエナメル線10
が織り込まれることになる。金属素線9の総断面積はケ
ーブル遮蔽層3に誘起する電流を大地に流すために必要
な値が選択される。
【0008】ケーブルが外力を受けて遮蔽編組層3にお
ける金属素線9の断線が進展すると、それに伴ってエナ
メル線10も断線する。エナメル線10は絶縁被覆を有
するため、断線しても隣接する金属素線9を介して導通
路を形成することがない。そのため、各エナメル線10
の導通チェックを行えば確実に金属素線9の断線を検知
できる。
【0009】本発明は、斯かる構成とされるバイパスケ
ーブルの更に改善された具体的構造に関するものであ
る。
【0010】つまり、本発明の目的は、バイパスケーブ
ルの遮蔽編組層の金属素線の断線が部分的に発生した段
階でも断線を容易に検知することのできる端末構造を有
する検知機能付きバイパスケーブルを提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
検知機能付きバイパスケーブルにて達成される。要約す
れば、本発明は、金属部分、検知線及び非金属部分を編
組構造として有する遮蔽編組層を備えたバイパスケーブ
ルであって、前記検知線の導通を検知し前記遮蔽編組層
の劣化を判定するための検知手段をバイパスケーブルの
端末部に設けたことを特徴とする検知機能付きバイパス
ケーブルである。
【0012】本発明の一実施態様によると、前記遮蔽編
組層の金属部分及び検知線は、バイパスケーブルの一方
の端末部では電気的に接続され、バイパスケーブルの他
方の端末部では少なくとも一部の前記検知線が前記検知
手段を構成する検知コネクタに電気的に接続され、残り
の検知線及び金属部分は電気的に接続される。
【0013】好ましくは、バイパスケーブルの少なくと
も一方の前記端末部は、半導電部、絶縁部及び保護金具
を一体にモールドした端末モールド部を備えたコンセン
ト端末とされ、前記検知コネクタは、前記コンセント端
末の保護金具に取り付けられた金属製の保護筒に取り付
けられ、又、前記検知コネクタに接続された残りの検知
線及び金属部分は前記保護金具に電気的に接続される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る検知機能付き
バイパスケーブルを図面に則して更に詳しく説明する。
【0015】本発明のバイパスケーブルの構成は、先に
図7及び図8を参照して説明したバイパスケーブル1と
同様の構造とされる。つまり、コア2の上に遮蔽編組層
3及びシース4が配置されている。コア2は、中心から
順に、導体5、内部半導電層6、絶縁体層7、外部半導
電層8で構成され、遮蔽編組層3は金属部分9、検知線
10及び非金属部分11にて構成される。
【0016】又、バイパスケーブル1の遮蔽編組層3
は、本実施例では、上述したと同様に、金属部分9は錫
メッキ軟銅線のような金属素線とされ、検知線10はエ
ナメル線とされ、非金属部分11は綿糸とした編組構造
とされる。金属素線となる複数の錫メッキ軟銅線9と少
なくとも1本のエナメル線10とを束ねて集合体12を
形成し、この集合体12を配列し、他方に綿糸11を配
列して両者11、12を織り込むことで交織編組を形成
している。金属素線としては錫メッキ軟銅線のほかに細
径の他の銅線を使用することもできる。又、非金属部分
11としては、綿糸のような天然繊維のほか、ポリアミ
ド樹脂などの合成繊維を使用してもよい。
【0017】このように、本発明のバイパスケーブル1
は、金属素線9の集合体12が織り込まれた編組構造の
遮蔽編組層3を備え、集合体12の各々に絶縁被覆を有
する少なくとも1本の検知線10が複合されている。
【0018】本発明に従えば、遮蔽層編組層3の断線検
知は、断線検知線10の導通チェックにより行われる。
検知線10は、導体に絶縁被覆を施したものであれば、
特に材質、構造は任意とし得る。検知線10は、この検
知線10が断線した場合に、隣接する金属素線9を介し
て導通路を形成しないものであればよい。例えば、上述
のように、エナメル線などが好ましい。特に、JIS
3202などの規格品が好適に使用し得る。又、検知線
10と金属素線9との複合の仕方も特に限定されない。
金属素線9と共に束ねたり、或いは、撚り合わせたりす
ることもできる。
【0019】検知線10の外径は、金属素線9と同時
か、より早く断線するように最適な値を選択する。検知
線10の外径をd、金属素線9の外径をDとしたとき、
d/Dを0.5〜2.0とすることが好ましい。ケーブ
ル使用中の外力による遮蔽編組層3の断線は、延性破断
によるものと、疲労破断によるものとが混在している。
延性破断に対してはdの値が小さいほど、疲労破断に対
してはdが大きいほど断線し易くなる。延性破断が支配
的な使用条件では、d/Dを0.5以上とし、疲労破断
が支配的な使用条件ではd/Dを2.0以下とするのが
よい。
【0020】又、遮蔽編組層3の上には、抑えテープ1
3、内シース14、補強層(ケブラー)15及び外シー
ス16が配置されている。
【0021】斯かる本実施例で使用したパイパスケーブ
ル1のより詳しい構造を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】次に、本発明に係る検知機能付きバイパス
ケーブルの測定側端末構造の一実施例を説明する。
【0024】図1に、バイパスケーブル1の測定側端末
の構造1Aを示す。接続されるケーブルの端末部は接続
作業のための端末処理が施され、最先端導体部5から外
被シース4へと順次に、導体部5、内部半導電層を含む
絶縁体(架橋ポリエチレン)層7、外部半導電層8、遮
蔽編組層3などが露出される。
【0025】このように端末処理されたケーブルの導体
部5には導体接続端子31が接続される。この導体接続
端子31及び端末処理されたケーブル外周上には、半導
電部(EPゴム)32、絶縁部(EPゴム)33及び保
護金具34を一体にモールドした端末モールド部30が
形成される。
【0026】更に説明すると、本実施例では、半導電部
32は、ケーブル導体部5に圧縮接続された導体接続端
子31の内方外周域に配置される。半導電部32及び端
末処理されたケーブル外周部に一体にモールドされた絶
縁部33は、半導電部32からケーブル外周部へと延在
する傾斜部33Aと、半導電部32から外方へと、本実
施例では左側へと延在する円筒状部33Bとを備えてい
る。従って、導体接続端子31の外方外周囲と絶縁層3
3の外方内周部との間には、このパイバスケーブル端末
が接続される被接続端子(図示せず)のための環状空間
が形成される。
【0027】保護金具34は、絶縁部33の円筒状部3
3Bの外周に一体にモールドされる。保護金具34の外
周部は、大径部34A、中径部34B及び小径部34C
を有する段状とされる。保護金具34の中径部34Bに
は、大径部34Aに隣接する側に接続ナット40の取付
部41が回転自在に装着される。この取付部41には、
ボールプランジャ42が配置される。又、接続ナット4
0の外側他端は、保護金具34の大径部34Aより更に
外方へと延在しており、その内周部にはネジ溝43が形
成される。このネジ溝43は、非測定時には、図6に示
すように、保護キャップ45が螺着される。保護金具3
4の中径部34Bの他側には実質的に円筒状をした、本
実施例ではアルニミウムにて作製された保護筒50の一
端が皿小ネジ51にて固着される。
【0028】保護筒50の他端は絶縁部33の傾斜部3
3Aへと延在し、その端部に隣接して凹部52が形成さ
れ、この凹部52内に複数の、互いに絶縁された端子
(電極)を備えた検知コネクタ53が取り付けられる。
又、この凹部52には、検知コネクタ53の上に金属製
の、例えば銅合金製の検知コネクタ用キャップ54が着
脱自在に螺着される。このキャップ54は、検知コネク
タ53の上に装着されることにより、検知コネクタ電極
を全て電気的に接続する機能を有している。
【0029】ケーブル端末処理により露出された遮蔽編
組層3を構成する金属部分9及び検知線10から成る集
合体12は、必要により綿糸11などと共に、絶縁部3
3の傾斜部33Aの外周囲に巻き付けられる。次いで、
本実施例では、モニター用検知線10として12本の検
知線10の中の1打おきに6本の検知線10を選択し、
この検知線10が検知コネクタ53の各電極からのリー
ド線55と半田付けされ、その後、この部分に熱収縮チ
ューブ56が被着される。
【0030】バイパスケーブル1に入る検知線10の本
数は、表1から理解されるように、本実施例では、編組
加工時のバランスをよくするために各打数毎に1本、計
12本入れる構造とした。しかしながら、現場点検作
業、寸法及び検知機能信頼性を考慮すると、モニターす
る検知線10の本数は、6本が適当であることが分かっ
た。
【0031】又、バイパスケーブル寿命は、検知線12
本中3本が断線したときであることが実験結果分かっ
た。従って、本実施例では、モニター検知線10を12
本中1本おきの6本としたので、安全側で考えると、検
知線10が1本断線した時をケーブル寿命とすることが
好ましい。
【0032】本実施例によると、保護金具34の小径部
34Cの外周にはネジ溝が作製されており、図2に示す
段付リング60が螺合される。この段付リング60に
は、複数本の平編み導線61が半田付けにより取り付け
られており、この平編み導線61には、ケーブルの端末
処理により露出された遮蔽編組層3からの金属部分9及
び、前記検知コネクタ53に接続された残りの検知線1
0が纏めて接続される。
【0033】前記保護筒50の端部には保護筒モールド
70の一端が一体に設けられ、保護筒モールド70の他
端は、ケーブル外被4に嵌挿される。保護筒モールド端
部とケーブル外被との接続部分にはセルボンテープ71
及び粘着ビニルテープ72が巻き付けられる。
【0034】図3に、本発明に係る検知機能付きバイパ
スケーブル1の非測定側端末構造1Bの一実施例を示
す。
【0035】本実施例によると、図3に示すバイパスケ
ーブルの非測定側端末構造1Bは、上記測定側端末構造
1Aと同様とされ、同じ構成及び機能の部材には同じ参
照番号を付し詳しい説明は省略し、異なる構成及び部材
についてのみ説明する。
【0036】本実施例によると、非測定端末1Bにおい
ては、保護筒50に検知コネクタ53は設けられていな
い。又、ケーブル端末処理により露出された遮蔽編組層
3を構成する金属部分9及び検知線10を備えた集合体
12は、必要により綿糸11と共に、絶縁部33の傾斜
部外周囲に巻き付けられた後、保護金具34の端部に直
接半田付けなどにより接続されている。
【0037】次に、上記構成の本発明の検知機能付きバ
イパスケーブル1における検知方法について説明する。
【0038】本発明のバイパスケーブル1にて寿命検知
は、検知コネクタ53が設けられた側、即ち、図1に示
す端末部1A、即ち、コンセント端末にて行う。他端、
即ち、検知コネクタ53が設けられていない図3に示す
コンセント端末1Bは、上述のように、検知線10と金
属部分である錫メッキ軟銅線9とが接続金具34を介し
て接続されている。
【0039】図4及び図5は、測定時及び非測定時の測
定側端末1A及び非測定側端末1Bの電気的接続態様を
模式的に示す。
【0040】つまり、本発明のバイパスケーブル1にお
いて遮蔽編組層3の寿命検知に際しては、図6に示すよ
うに、コンセント端末1Aの検知キャップ54を外し、
検知コネクタ53に測定用リード線80を取り付ける。
保護金具34は、接地する。
【0041】次いで、図4に示すように、リード線80
の各線心を順次保護金具34に接続し、コンセント端末
の検知コネクタ53の各電極と保護金具34間の導通を
それぞれ確認する。もし、検知コネクタ電極と保護金具
間の導通がない場合には、図6にて、測定器81の所定
箇所の判定ランプ82が消灯すことによりこの検知コネ
クタ53に接続された遮蔽編組層3の検知線(エナメル
線)10が断線していることを示す。
【0042】非測定時、即ち、バイパスケーブル使用時
には、検知コネクタ53に金属製の検知コネクタ用キャ
ップ54を被着することにより、検知コネクタ53に接
続された各検知線10は互いに接続され、しかも、検知
コネクタ用キャップ54が金属製保護筒50に電気的に
接続されることから、結局は、図5に示すように、各検
知線10は、両端部分1A、1Bで金属部分9に接続さ
れることとなる。
【0043】本発明によれば、錫メッキ軟銅線9の断線
本数の増加とエナメル線10の断線数の増加がほぼ追従
するので、予め定めたエナメル線10の断線本数を基準
としてケーブルの寿命を判断することができる。
【0044】つまり、本発明に従えば、全ての金属素線
9が断線に至る前に遮蔽編組層3に生じた断線を検知す
ることができる。即ち、集合体単位で断線が生じた場
合、その集合体に複合されていた検知線としてのエナメ
ル線10だけが断線され、他の集合体のエナメル線10
は断線していないため、金属素線9の断線が部分的に生
じた段階で遮蔽編組層3に生じた断線を把握することが
できる。
【0045】又、断線検知線10を金属素線9よりも早
く断線するような材質及び外径とし、この検知線10の
断線を検知すれば、近い将来金属素線9の断線が発生す
ることを予期することができる。
【0046】上記実施例では、測定側コンセント端末1
Aに配置した検知コネクタ53は6Pコネクタとしたが
これに限定されるものではなく、種々の検知端子を使用
することができる。又、非測定側端末は、図3に示すよ
うに、コンセント端末であるとして説明したが、本発明
のバイパスケーブルは、これに限定されるものではな
く、当業者には周知の操作棒取付端末とすることもで
き、又、PC挿入工具取付端末とすることもできる。こ
の場合においても、ケーブル端末処理により露出された
遮蔽編組層3を構成する金属部分9及び検知線10は、
十分なオフセットを取り、埋込金具に接続される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る検知
機能付きバイパスケーブルは、金属部分、検知線及び非
金属部分を編組構造として有する遮蔽編組層を備えたバ
イパスケーブルであって、検知線の導通を検知し遮蔽編
組層の劣化を判定するための検知手段をバイパスケーブ
ルの端末部に設けた構成とされるので、バイパスケーブ
ルの遮蔽編組層の金属素線の断線が部分的に発生した段
階でも断線を容易に検知することができるという特長を
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検知機能付きバイパスケーブルの
測定側端末の構造の一実施例を示す一部断面図である。
【図2】段付リングの斜視図である。
【図3】本発明に係る検知機能付きバイパスケーブルの
非測定側端末の構造の一実施例を示す一部断面図であ
る。
【図4】測定時の測定側端末及び非測定側端末の電気的
接続態様を説明する図である。
【図5】非測定時の測定側端末及び非測定側端末の電気
的接続態様を説明する図である。
【図6】バイパスケーブルの寿命検知測定方法を説明す
る図である。
【図7】本発明に使用し得るバイパスケーブルの一実施
例を示す斜視図である。
【図8】本発明に使用し得るバイパスケーブルの一実施
例を示す断面図である。
【図9】従来のバイパスケーブルの遮蔽層を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 バイパスケーブル 3 遮蔽編組層 9 金属部分(金属素線) 10 検知線 11 非金属部分(綿糸) 30 端末モールド 34 保護金具 53 検知コネクタ 54 検知コネクタ用キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 裕二 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 遠山 繁 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属部分、検知線及び非金属部分を編組
    構造として有する遮蔽編組層を備えたバイパスケーブル
    であって、前記検知線の導通を検知し前記遮蔽編組層の
    劣化を判定するための検知手段をバイパスケーブルの端
    末部に設けたことを特徴とする検知機能付きバイパスケ
    ーブル。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽編組層の金属部分及び検知線
    は、バイパスケーブルの一方の端末部では電気的に接続
    され、バイパスケーブルの他方の端末部では少なくとも
    一部の前記検知線が前記検知手段を構成する検知コネク
    タに電気的に接続され、残りの検知線及び金属部分は電
    気的に接続されることを特徴とする請求項1の検知機能
    付きバイパスケーブル。
  3. 【請求項3】 バイパスケーブルの少なくとも一方の前
    記端末部は、半導電部、絶縁部及び保護金具を一体にモ
    ールドした端末モールド部を備えたコンセント端末とさ
    れ、前記検知コネクタは、前記コンセント端末の保護金
    具に取り付けられた金属製の保護筒に取り付けられ、
    又、前記検知コネクタに接続された残りの検知線及び金
    属部分は前記保護金具に電気的に接続されることを特徴
    とする請求項2の検知機能付きバイパスケーブル。
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