JP3563275B2 - 断線検出器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、例えば架空配電線の無停電バイパス工法などで使用されるバイパスケーブルなどのような、遮蔽層の断線を検知することのできる検知機能付きケーブルに設けられた検知コネクタに接続して検知線の断線を検出するための断線検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばバイパスケーブルなどには、保安上の観点とケーブル性能確保の観点から外部半導電層の上に遮蔽層が施されている。通常、この遮蔽層は直径0.12mm〜0.20mm程度の細径銅線(金属素線)を織り込んだ編組構造とされ、使用中にケーブルに加わる繰り返しの曲げ、張力、捻回などの外力に耐え得るよう構成されている。例えば、図11に示すように、複数の細径銅線21を束ねて1単位とした集合体22と綿糸23とを用い、集合体22を一方向に配列し、これと交差する方向に綿糸23を織り込んだ交織編組を採用するケースが多い。
【0003】
遮蔽層の金属素線21が全て断線すると、断線箇所から遠方は非接地となり、大変危険である。そのため、一部の金属素線21に断線が生じた段階でこれを検知することが望ましい。
【0004】
しかし、従来の構造のバイパスケーブルは遮蔽層における金属素線21の断線を効果的に検知できないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本出願人らは、図9及び図10に示すようなバイパスケーブルを提案した(特願平9−152905号)。簡単に説明すると、このバイパスケーブルは、図示するように、コア2の上に遮蔽層3を有し、その上にシース4を備えている。コア2は、中心から順に、導体5、内部半導電層6、絶縁体層7、外部半導電層8で構成されている。
【0006】
又、遮蔽編組層3は金属部分9、検知線10及び非金属部分11にて構成され、例えば、金属部分9は錫メッキ軟銅線とされ、検知線10はエナメル線とされ、非金属部分11は綿糸とした編組構造とされる。
【0007】
金属素線となる複数の錫メッキ軟銅線9と少なくとも1本のエナメル線10とを束ねて集合体12を形成し、この集合体12を配列し、他方に綿糸11を配列して両者11、12を織り込むことで交織編組を形成する。遮蔽編組層3中には「一つの集合体に複合されたエナメル線の本数×集合体の本数」のエナメル線10が織り込まれることになる。金属素線9の総断面積はケーブル遮蔽層3に誘起する電流を大地に流すために必要な値が選択される。
【0008】
ケーブルが外力を受けて遮蔽編組層3における金属素線9の断線が進展すると、それに伴ってエナメル線10も断線する。エナメル線10は絶縁被覆を有するため、断線しても隣接する金属素線9を介して導通路を形成することがない。そのため、各エナメル線10の導通チェックを行えば確実に金属素線9の断線を検知できる。
【0009】
このようなケーブルに対して断線検知を行うためには、エナメル線の一端に所定の電圧を印加し、エナメル線の他端を接地する必要がある。このような作業を各エナメル線について行うことは極めて煩雑であり、作業効率が悪い。
【0010】
従って、本発明の目的は、ケーブルの遮蔽層の金属素線の断線が部分的に発生した段階でも断線を容易に検知することのできる検知コネクタを備えた検知機能付きケーブルに対して、ケーブルの検知コネクタにワンタッチで接続して検知線の断線を極めて容易に検出することのできる、操作性に優れた断線検出器を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る断線検出器にて達成される。要約すれば、本発明の第1の態様によると、金属部分、検知線及び非金属部分を有する遮蔽層を備え前記検知線は一端が接地されており、ケーブル端末部には、前記検知線の断線を検知し前記遮蔽層の劣化を判定するための検知コネクタを備えた検知機能付きケーブルの前記検知コネクタに接続し、前記一端が接地された前記検知線の断線を検出するための、断線測定用リード線が接続された断線検出器であって、
前記断線測定用リード線は、複数本の絶縁線心と、前記複数本の絶縁線心の外周に形成されたシールド層と、当該断線測定用リード線の一端に装着され、前記検知機能付きケーブルの前記遮断層が備える各検知線に対応して前記検知コネクタに設けられ前記検知線の前記接地された端部とは反対側の端部に接続された各コネクタ電極とそれぞれ接続可能な複数の端子を備えた検知ソケットと、を有し、前記検知ソケットの各端子には前記複数本の絶縁線心の導体が各々接続され、前記シールド層は、前記検知ソケットの外ケースに接続されており、
前記断線検出器は、前記測定用リード線を介して前記検知機能付きケーブルの前記検知コネクタに接続して、各々の前記検知線の断線を検出可能に回路構成されていることを特徴とする断線測定用リード線が提供される。本発明の一実施態様によると、前記検知機能付きケーブルは、複数の検知コネクタを有し、遮蔽層の金属部分及び検知線は、ケーブルの一方の端末部では電気的に接続され、ケーブルの他方の端末部では全ての前記検知線を複数の束に振り分け、各々の束の前記検知線は前記各検知コネクタに電気的に接続される。本発明の他の実施態様によると、ケーブルの少なくとも一方の前記端末部は、半導電部、絶縁部及び保護金具を一体にモールドした端末モールド部を備えたコンセント端末とされ、前記検知コネクタは、前記コンセント端末の保護金具に取り付けられた金属製の保護筒に取り付けられ、又、前記金属部分は前記保護金具に電気的に接続される。本発明の好ましい実施態様によると、前記検知コネクタは、前記ケーブルの端末部にて直径方向に対向配置されて2個設けられ、前記検知線は二つの束に振り分けられる。
【0012】
本発明の第2の態様によると、金属部分、検知線及び非金属部分を有する遮蔽層を備え前記検知線は一端が接地されており、ケーブル端末部には、前記検知線の断線を検知し前記遮蔽層の劣化を判定するための検知コネクタを備えた検知機能付きケーブルの前記検知コネクタに接続し、前記一端が接地された前記検知線の断線を検出するための、断線測定用リード線が接続された断線検出器であって、
前記断線測定用リード線は、複数本の絶縁線心と、前記複数本の絶縁線心の外周に形成されたシールド層と、当該断線測定用リード線の一端に装着され、前記検知機能付きケーブルの前記遮断層が備える各検知線に対応して前記検知コネクタに設けられ前記検知線の前記接地された端部とは反対側の端部に接続された各コネクタ電極とそれぞれ接続可能な複数の端子を備えた検知ソケットと、を有し、前記検知ソケットの各端子には前記複数本の絶縁線心の導体が各々接続され、前記シールド層は、前記検知ソケットの外ケースに接続されており、
前記断線検出器は、電源と、測定される検知線の数に対応して配置され、前記電源に接続された断線確認ランプと、電源に接続されたブザーと、を備え、前記測定用リード線を介して前記検知機能付きケーブルの前記検知コネクタに接続して、検知線が断線している場合には、対応する前記断線確認ランプが消灯し、前記ブザーが鳴るように回路構成されていることを特徴とする断線検出器が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る断線検出器を図面に則して更に詳しく説明する。
【0014】
本実施例にて被試験ケーブルは、先に図9及び図10を参照して説明したと同様のバイパスケーブルであるとして説明するが、これに限定されるものではない。
【0015】
先ず、検知機能付きバイパスケーブル1の一例について説明する。本実施例にて、検知機能付きバイパスケーブル1は、コア2の上に遮蔽層3及びシース4が配置されている。コア2は、中心から順に、導体5、内部半導電層6、絶縁体層7、外部半導電層8で構成され、遮蔽層3は金属部分9、検知線10及び非金属部分11にて構成される。
【0016】
又、バイパスケーブル1の遮蔽層3は、本実施例では、上述したと同様に、金属部分9は錫メッキ軟銅線のような金属素線とされ、検知線10は例えばエナメル線とされ、非金属部分11は綿糸とした編組構造とされる。金属素線となる複数の錫メッキ軟銅線9と少なくとも1本のエナメル線10とを束ねて集合体12を形成し、この集合体12を配列し、他方に綿糸11を配列して両者11、12を織り込むことで交織編組を形成している。金属素線としては錫メッキ軟銅線のほかに細径の他の銅線を使用することもできる。又、非金属部分11としては、綿糸のような天然繊維のほか、ポリアミド樹脂などの合成繊維を使用してもよい。
【0017】
このように、本実施例のバイパスケーブル1は、金属素線9の集合体12が織り込まれた編組構造の遮蔽編組層3を備え、集合体12の各々に絶縁被覆を有する少なくとも1本の検知線10が複合されている。
【0018】
遮蔽編組層3の断線検知は、断線検知線10の導通チェックにより行われる。導通チェックは、好ましく、後で説明する断線検出器100を使用して行う。検知線10は、導体に絶縁被覆を施したものであれば、特に材質、構造は任意とし得る。検知線10は、この検知線10が断線した場合に、隣接する金属素線9を介して導通路を形成しないものであればよい。例えば、上述のように、エナメル線などが好ましい。特に、JIS 3202などの規格品が好適に使用し得る。又、検知線10と金属素線9との複合の仕方も特に限定されない。金属素線9と共に束ねたり、或いは、撚り合わせたりすることもできる。
【0019】
検知線10の外径は、金属素線9と同時か、より早く断線するように最適な値を選択する。検知線10の外径をd、金属素線9の外径をDとしたとき、d/Dを0.5〜2.0とすることが好ましい。ケーブル使用中の外力による遮蔽編組層3の断線は、延性破断によるものと、疲労破断によるものとが混在している。延性破断に対してはdの値が小さいほど、疲労破断に対してはdが大きいほど断線し易くなる。延性破断が支配的な使用条件では、d/Dを0.5以上とし、疲労破断が支配的な使用条件ではd/Dを2.0以下とするのがよい。
【0020】
又、遮蔽編組層3の上には、抑えテープ13、内シース14、補強層(ケブラー)15及び外シース16が配置されている。
【0021】
斯かる本実施例で使用したバイパスケーブル1のより詳しい構造を表1に示す。
【0022】
【表1】
Figure 0003563275
次に、検知機能付きケーブル1の測定側端末構造の一実施例を説明する。
【0023】
図1に、バイパスケーブル1の測定側端末の構造1Aを示す。接続されるケーブルの端末部は接続作業のための端末処理が施され、最先端導体部5から外被シース4へと順次に、導体部5、内部半導電層を含む絶縁体(架橋ポリエチレン又はエチレンプロピレンゴム)層7、外部半導電層8、遮蔽編組層3などが露出される。
【0024】
このように端末処理されたケーブルの導体部5には導体接続端子31が接続される。この導体接続端子31及び端末処理されたケーブル外周上には、半導電部(EPゴム)32、絶縁部(EPゴム)33及び保護金具34を一体にモールドした端末モールド部30が形成される。
【0025】
更に説明すると、本実施例では、半導電部32は、ケーブル導体部5に圧縮接続された導体接続端子31の内方外周域に配置される。半導電部32及び端末処理されたケーブル外周部に一体にモールドされた絶縁部33は、半導電部32からケーブル外周部へと延在する傾斜部33Aと、半導電部32から軸線方向外方へと、本実施例では左側へと延在する円筒状部33Bとを備えている。傾斜部33Aの外周部には自己融着絶縁テープ35が巻き付けられる。斯かる構成により、導体接続端子31の外方外周囲と絶縁層33の外方内周部との間には、このバイパスケーブル端末が接続される被接続端子(図示せず)のための環状空間が形成される。
【0026】
保護金具34は、上述のように、絶縁部33の円筒状部33Bの外周に一体にモールドされる。保護金具34の外周部は、大径部34A、中径部34B及び小径部34Cを有する段状とされる。保護金具34の中径部34Bには、大径部34Aに隣接する側に接続ナット40の取付部41が回転自在に装着される。この取付部41には、ボールプランジャ42が配置される。又、接続ナット40の外側他端は、保護金具34の大径部34Aより更に外方へと延在しており、その内周部にはネジ溝43が形成される。このネジ溝43は、非測定時には、図6に示すように、保護キャップ45が螺着される。保護金具34の中径部34Bの他側には実質的に円筒状をした、本実施例ではアルニミウムにて作製された保護筒50の一端が皿小ネジ51にて固着される。
【0027】
保護筒50の他端は絶縁部33の傾斜部33Aへと延在し、その端部に隣接して凹部52が形成され、この凹部52内に検知コネクタ53が取り付けられる。検知コネクタ53は、保護筒50に少なくとも1個配置され、本実施例では、図示するように、保護筒50の直径方向に対向配置して2個設けられる。各検知コネクタ53は、複数の、本実施例では6本の互いに絶縁されたコネクタ端子(電極)53aを備えている。
【0028】
又、前記凹部52には、検知コネクタ53の上に導電性とされる、例えば銅合金のような金属製の検知コネクタ用キャップ54が着脱自在に螺着される。本実施例にて、検知コネクタ用キャップ54は、着脱のためのドライバ用溝54dが形成されたフランジ部54aと、外周にネジ山が形成された円筒状ネジ部54bと、フランジ部54aの中央部に形成されたコンタクト部54cとにて形成される。
【0029】
従って、このキャップ54のネジ部54bを前記凹部52に螺合することにより保護筒50に取り付け、検知コネクタ53の上に装着すると、キャップ54の中央コンタクト部54cが全ての、即ち、本実施例では6本のコネクタ電極53aに接触することとなり、検知コネクタ電極53aを全て電気的に接続することができる。
【0030】
図2をも参照するとよりよく理解されるように、ケーブル端末処理により露出された遮蔽編組層3を構成する金属部分9及び、必要により、綿糸11は、圧着スリーブ60により錫メッキ軟銅編組線のような平編み導線61の一端に接続される。錫メッキ軟銅編組線61の他端は、本実施例では、保護金具34の小径部34Cに半田付けにより取り付けられる。
【0031】
ケーブル端末処理により露出した検知線10は複数の束に、本実施例では二つの束に振り分けられる。バイパスケーブル1に入る検知線10の本数は、表1から理解されるように、本実施例では、編組加工時のバランスをよくするために各打数毎に1本、計12本入れる構造とした。従って、本実施例では、12本の検知線10は、6本づつの二つの束に振り分けられ、それぞれ各検知コネクタ53の各電極からのリード線55と半田付けされ、その後、この部分に熱収縮チューブ56が被着される。
【0032】
前記保護筒50の端部には保護筒モールド70の一端が一体に設けられ、保護筒モールド70の他端は、ケーブル外被4に嵌挿される。保護筒モールド端部とケーブル外被との接続部分には自己融着絶縁テープ71及び粘着ビニルテープ72が巻き付けられる。
【0033】
図3に、検知機能付きケーブル1の非測定側端末構造1Bの一実施例を示す。
【0034】
本実施例によると、図3に示すバイパスケーブル1の非測定側端末構造1Bは、上記測定側端末構造1Aと同様とされ、同じ構成及び機能の部材には同じ参照番号を付し詳しい説明は省略し、異なる構成及び部材についてのみ説明する。
【0035】
本実施例によると、非測定端末1Bにおいては、保護筒50に検知コネクタ53は設けられていない。又、ケーブル端末処理により露出された遮蔽編組層3を構成する金属部分9及び検知線10を備えた集合体12は、必要により綿糸11と共に、絶縁部33の傾斜部外周囲に巻き付けられた後、保護金具34の端部に直接半田付けなどにより接続される。
【0036】
次に、上記構成の検知機能付きケーブル1における断線検知方法について説明する。
【0037】
検知機能付きケーブル1にて寿命検知は、検知コネクタ53が設けられた側、即ち、図1に示す端末部1A、即ち、コンセント端末にて行う。他端、即ち、検知コネクタ53が設けられていない図3に示すコンセント端末1Bは、上述のように、検知線10と金属部分である錫メッキ軟銅線9とが接続金具34を介して接続されている。
【0038】
図4及び図5は、測定時及び非測定時の測定側端末1A及び非測定側端末1Bの電気的接続態様を模式的に示す。
【0039】
つまり、検知機能付きケーブル1において遮蔽層3の寿命検知に際しては、図6に示すように、コンセント端末1Aの検知キャップ54を外し、検知コネクタ53に本発明に係る測定用リード線80を取り付ける。保護金具34は、接地する。
【0040】
図7に、本発明に係る測定用リード線80の一実施例を示す。又、表2にその構造の一例を示す。つまり、本実施例によると、測定用リード線80は、遮蔽付きの6芯の絶縁線心を有する。各絶縁線心81a〜81fは、外径0.6mmの導体82を絶縁体83で被覆して形成され、絶縁体被覆後の外径は、0.96mmとされる。導体82は錫メッキ軟銅より線(構成3/23/0.05)とされ、被覆絶縁体83としてはテフロン樹脂(ETFE)が好適に使用される。本実施例で各絶縁線心81a〜81fは、茶、赤、橙、黄、緑、青と色別された。
【0041】
【表2】
Figure 0003563275
これら6芯の絶縁線心81a〜81fは、外径が2.9mmとなるように、中心介在84の回りにより合わせ、その外周を紙テープ85で押さえ巻きする。更に、特殊合金線を多数本横巻きしてシールド層86を形成した後、その外周に耐熱ビニルにてシース87が設けられた。シース87の外径は5.2mmであった。
【0042】
このような構成の測定用リード線80の一端には、検知コネクタ53のコネクタ電極53aと容易に接続可能な検知ソケット90が装着され、他端は、本発明の他の特徴部を構成する断線検出器100(図6)に接続される。検知ソケット90は、6個のメス端子を備え、それぞれに6芯の絶縁線心81a〜81fの導体が接続される。絶縁線心81a〜81fが接続された6個のメス端子は、絶縁スペーサにて互いに離隔して検知ソケット90の外ケース90Aに取り付けられる。又、測定用リード線80のシールド層86は、その一端が検知ソケット90の外ケース90Aに接続される。
【0043】
上記構成の測定用リード線80は、その検知ソケット90を検知コネクタ53に接続することにより、リード線80のシールド層86がケーブルの保護筒50に電気的に接続され、接地状態とされる。
【0044】
検知線10の断線を測定するには、図4に示すように、リード線80の各絶縁線心81a〜81fを順次保護金具34に接続し、コンセント端末の検知コネクタ53の各電極と保護金具34間の導通をそれぞれ確認する必要があるが、上記構成のリード線80を使用することにより、リード線80の各絶縁線心81a〜81fを順次保護金具34に接続する手間が省け、操作性が飛躍的に向上する。
【0045】
図6及び図8に、断線検出器100及びその電気回路の一実施例を示す。本実施例によると、3Vとされる直流電源101に直列に電源表示ランプ102を備えたスイッチ103が接続される。
【0046】
断線検出器100には、本実施例では、図6及び図7に示すように、測定される検知線10の数に対応して12個の、例えば発光ダイオードとされる断線確認ランプ104A〜104Lが配置される。第1〜第6までの確認ランプ104A〜104Fは、第1の検知コネクタ53の第1〜第6の検知コネクタ電極53aに接続された第1の測定用リード線80の第1〜第6の線心81a〜81fに対応しており、第7〜第12までの確認ランプ104G〜104Lは、第2の検知コネクタ53の第1〜第6の検知コネクタ電極53aに接続された第2の測定用リード線80の第1〜第6の線心81a〜81fに対応している。
【0047】
図8には、第1の断線確認ランプ104Aに関連した電気回路のみを示し、第2〜第12の断線確認ランプ104B〜104Lに関連した電気回路は省略されている。
【0048】
第1の断線確認ランプ104Aは、その一端がプラス(+)電源に接続され、他端は第1の確認ランプ用トランジスタ105Aのエミッタに接続される。トランジスタ105Aのコレクタは接地され、ベースは第1の測定用リード線80の第1の線心81aを介して第1の検知コネクタ53の第1の検知コネクタ電極53aに接続される。
【0049】
第1の断線確認ランプ104Aとは平行に配置してプラス(+)電源にブザー106が配置される。ブザー106と接地間に第1のスイッチングトランジスタ107Aが配置され、トランジスタ107のコレクタがブザー106に接続され、エミッタが接地される。又、トランジスタ107Aのベースは、上記第1の測定用リード線80の第1の線心81aを介して第1の検知コネクタ53の第1の検知コネクタ電極53aに接続される。
【0050】
図8には省略されているが、同様に、第2〜第6及び第7〜第12の確認ランプ104B〜104F及び104G〜104L、第2〜第6及び第7〜第12の確認ランプ用トランジスタ105B〜105F及び105G〜105L、並びに、第2〜第6及び第7〜第12のスイッチングトランジスタ107B〜107F及び107G〜107Lが配置され、それぞれ上述と同じ態様にて、第1の測定用リード線80の第2〜第6の線心81b〜81fを介して第1の検知コネクタ53の対応の電極53a、及び第2の測定用リード線80の第7〜第12の線心81a〜81fを介して第2の検知コネクタ53の対応の電極53aに接続される。尚、第2〜第12のスイッチングトランジスタ107B〜107Lのコレクタは、図8に示すように、第1のスイッチングトランジスタ107Aのコレクタが接続されている同じ上記ブザー106に接続される。
【0051】
検知線10の断線測定において、図6に示すように、被試験ケーブル1の端末部1Aの第1及び第2検知コネクタ53に、一端が断線検出器100に接続されている第1及び第1測定用リード線80の検知ソケット90を接続し、電源スイッチ103をONとする。電源表示ランプ102が点灯しなければ、電池切れであり、電池の交換を必要とする。
【0052】
電源表示ランプ102が点灯した場合には測定が可能であり、検知線10の断線がなく、検知コネクタ電極53aと、保護金具34を介して接地状態にある保護筒50との間が導通状態とされれば、断線確認ランプ104(104A〜104L)が点灯し、ブザー106は鳴らない。
【0053】
もし、検知線10が断線しており、検知コネクタ電極53aと保護筒50間の導通がない場合には、所定箇所の断線確認ランプ104(104A〜104L)が消灯すると共にブザー106が鳴り、遮蔽編組層3の検知線(エナメル線)10が断線していることを示す。従って、消灯している断線確認ランプの箇所を数えることにより、検知線10の断線本数が判定できる。
【0054】
非測定時、即ち、ケーブル使用時には、図1及び図5に示すように、検知コネクタ53に金属製の検知コネクタ用キャップ54を被着することにより、検知コネクタ53に接続された各検知線10は互いに接続され、しかも、検知コネクタ用キャップ54が金属製保護筒50に電気的に接続されることから、結局は、図5に示すように、各検知線10は、両端部分1A、1Bで金属部分9に接続されることとなる。従って、例え検知線10が切れた状態で使用したとしても、検知線10は、検知コネクタ用キャップ54及び保護筒50を介して、遮蔽層3とも接続され、接地状態となる。これにより、検知線10が浮いた状態が回避され、安全性をより向上させることができる。
【0055】
本発明によれば、錫メッキ軟銅線9の断線本数の増加と検知線(エナメル線)10の断線数の増加がほぼ追従するので、予め定めた検知線10の断線本数を基準としてケーブル1の寿命を判断することができる。
【0056】
本実施例では、検知線12本に対して、検知線10の断線本数が2本以下は良とし、3本以上の断線がある場合を不良とし、ケーブル寿命とすることができる。
【0057】
つまり、本発明に従えば、全ての金属素線9が断線に至る前に遮蔽層3に生じた断線を検知することができる。即ち、集合体単位で断線が生じた場合、その集合体に複合されていた検知線としてのエナメル線10だけが断線され、他の集合体のエナメル線10は断線していないため、金属素線9の断線が部分的に生じた段階で遮蔽層3に生じた断線を把握することができる。
【0058】
又、断線検知線10を金属素線9よりも早く断線するような材質及び外径とし、この検知線10の断線を検知すれば、近い将来金属素線9の断線が発生することを予期することができる。
【0059】
上記実施例では、測定側コンセント端末1Aに配置した検知コネクタ53は6Pコネクタとしたがこれに限定されるものではなく、種々の検知端子を使用することができる。又、非測定側端末は、図3に示すように、コンセント端末であるとして説明したが、本発明のケーブルは、これに限定されるものではなく、当業者には周知の操作棒取付端末とすることもでき、又、PC挿入工具取付端末とすることもできる。この場合においても、ケーブル端末処理により露出された遮蔽編組層3を構成する金属部分9及び検知線10は、十分なオフセットを取り、埋込金具に接続される。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る断線検出器は、金属部分、検知線及び非金属部分を有する遮蔽層を備え前記検知線は一端が接地されており、ケーブル端末部には、検知線の断線を検知し遮蔽層の劣化を判定するための検知コネクタを備えた検知機能付きケーブルの検知コネクタに接続し、前記一端が接地された前記検知線の断線を検出するための、断線測定用リード線が接続された断線検出器であって、断線測定用リード線は、複数本の絶縁線心と、複数本の絶縁線心の外周に形成されたシールド層と、当該断線測定用リード線の一端に装着され、検知機能付きケーブルの遮断層が備える各検知線に対応して検知コネクタに設けられ前記検知線の前記接地された端部とは反対側の端部に接続された各コネクタ電極とそれぞれ接続可能な複数の端子を備えた検知ソケットと、を有し、検知ソケットの各端子には複数本の絶縁線心の導体が各々接続され、シールド層は、検知ソケットの外ケースに接続されており、断線検出器は、測定用リード線を介して検知機能付きケーブルの検知コネクタに接続して、各々の検知線の断線を検出可能に回路構成されている構成とされるので、ケーブルの遮蔽層の金属素線の断線が部分的に発生した段階でも断線を容易に検知することのできる検知コネクタを備えた検知機能付きケーブルに対して、ケーブルの検知コネクタにワンタッチで接続して検知線の断線を極めて容易に検出することができ、操作性に優れている、という効果を奏する。
【0061】
又、本発明の断線検出器は、金属部分、検知線及び非金属部分を有する遮蔽層を備え前記検知線は一端が接地されており、ケーブル端末部には、検知線の断線を検知し遮蔽層の劣化を判定するための検知コネクタを備えた検知機能付きケーブルの検知コネクタに接続し、前記一端が接地された検知線の断線を検出するための、断線測定用リード線が接続された断線検出器であって、断線測定用リード線は、複数本の絶縁線心と、複数本の絶縁線心の外周に形成されたシールド層と、当該断線測定用リード線の一端に装着され、検知機能付きケーブルの遮断層が備える各検知線に対応して検知コネクタに設けられ前記検知線の前記接地された端部とは反対側の端部に接続された各コネクタ電極とそれぞれ接続可能な複数の端子を備えた検知ソケットと、を有し、検知ソケットの各端子には複数本の絶縁線心の導体が各々接続され、シールド層は、検知ソケットの外ケースに接続されており、断線検出器は、電源と、測定される検知線の数に対応して配置され、電源に接続された断線確認ランプと、電源に接続されたブザーと、を備え、測定用リード線を介して検知機能付きケーブルの検知コネクタに接続して、検知線が断線している場合には、対応する断線確認ランプが消灯し、ブザーが鳴るように回路構成されている構成とされるので、ケーブルの遮蔽層の金属素線の断線が部分的に発生した段階でも断線を容易に検知することのできる検知コネクタを備えた検知機能付きケーブルに対して、ケーブルの検知コネクタにワンタッチで接続して検知線の断線を極めて容易に検出することができ、操作性に優れている、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断線測定用リード線にて検知可能な検知機能付きケーブルの測定側端末の構造の一実施例を示す一部断面図である。
【図2】図1の検知機能付きケーブルの端末処理を説明する図である。
【図3】検知機能付きケーブルの非測定側端末の構造の一実施例を示す一部断面図である。
【図4】測定時の測定側端末及び非測定側端末の電気的接続態様を説明する図である。
【図5】非測定時の測定側端末及び非測定側端末の電気的接続態様を説明する図である。
【図6】ケーブルの寿命検知測定方法を説明する図である。
【図7】本発明に係る断線測定用リード線の構成を示す断面図である。
【図8】本発明に係る断線測定用リード線を使用した断線検出器の一実施例の回路構成図である。
【図9】本発明に使用し得るケーブルの一実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明に使用し得るケーブルの一実施例を示す断面図である。
【図11】従来のバイパスケーブルの遮蔽層を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 検知機能付きケーブル
3 遮蔽編組層
9 金属部分(金属素線)
10 検知線
11 非金属部分(綿糸)
30 端末モールド
34 保護金具
50 保護筒
53 検知コネクタ
54 検知コネクタ用キャップ
80 測定用リード線
81a〜81f 絶縁線心
86 シールド層
90 検知ソケット
90A 外ケース
100 断線検出器

Claims (5)

  1. 金属部分、検知線及び非金属部分を有する遮蔽層を備え前記検知線は一端が接地されており、ケーブル端末部には、前記検知線の断線を検知し前記遮蔽層の劣化を判定するための検知コネクタを備えた検知機能付きケーブルの前記検知コネクタに接続し、前記一端が接地された前記検知線の断線を検出するための、断線測定用リード線が接続された断線検出器であって、
    前記断線測定用リード線は、複数本の絶縁線心と、前記複数本の絶縁線心の外周に形成されたシールド層と、当該断線測定用リード線の一端に装着され、前記検知機能付きケーブルの前記遮断層が備える各検知線に対応して前記検知コネクタに設けられ前記検知線の前記接地された端部とは反対側の端部に接続された各コネクタ電極とそれぞれ接続可能な複数の端子を備えた検知ソケットと、を有し、前記検知ソケットの各端子には前記複数本の絶縁線心の導体が各々接続され、前記シールド層は、前記検知ソケットの外ケースに接続されており、
    前記断線検出器は、前記測定用リード線を介して前記検知機能付きケーブルの前記検知コネクタに接続して、各々の前記検知線の断線を検出可能に回路構成されていることを特徴とする断線検出器。
  2. 金属部分、検知線及び非金属部分を有する遮蔽層を備え前記検知線は一端が接地されており、ケーブル端末部には、前記検知線の断線を検知し前記遮蔽層の劣化を判定するための検知コネクタを備えた検知機能付きケーブルの前記検知コネクタに接続し、前記一端が接地された前記検知線の断線を検出するための、断線測定用リード線が接続された断線検出器であって、
    前記断線測定用リード線は、複数本の絶縁線心と、前記複数本の絶縁線心の外周に形成されたシールド層と、当該断線測定用リード線の一端に装着され、前記検知機能付きケーブルの前記遮断層が備える各検知線に対応して前記検知コネクタに設けられ前記検知線の前記接地された端部とは反対側の端部に接続された各コネクタ電極とそれぞれ接続可能な複数の端子を備えた検知ソケットと、を有し、前記検知ソケットの各端子には前記複数本の絶縁線心の導体が各々接続され、前記シールド層は、前記検知ソケットの外ケースに接続されており、
    前記断線検出器は、電源と、測定される検知線の数に対応して配置され、前記電源に接続された断線確認ランプと、電源に接続されたブザーと、を備え、前記測定用リード線を介して前記検知機能付きケーブルの前記検知コネクタに接続して、検知線が断線している場合には、対応する前記断線確認ランプが消灯し、前記ブザーが鳴るように回路構成されていることを特徴とする断線検出器。
  3. 前記検知機能付きケーブルは、複数の検知コネクタを有し、遮蔽層の金属部分及び検知線は、ケーブルの一方の端末部では電気的に接続され、ケーブルの他方の端末部では全ての前記検知線を複数の束に振り分け、各々の束の前記検知線を前記各検知コネクタに電気的に接続したことを特徴とする請求項1又は2の断線検出器。
  4. ケーブルの少なくとも一方の前記端末部は、半導電部、絶縁部及び保護金具を一体にモールドした端末モールド部を備えたコンセント端末とされ、前記検知コネクタは、前記コンセント端末の保護金具に取り付けられた金属製の保護筒に取り付けられ、又、前記金属部分は前記保護金具に電気的に接続されることを特徴とする請求項3の断線検出器。
  5. 前記検知コネクタは、前記ケーブルの端末部にて直径方向に対向配置されて2個設けられ、前記検知線は二つの束に振り分けられることを特徴とする請求項3又は4の断線検出器。
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