JPH09259644A - 導電ケーブル - Google Patents
導電ケーブルInfo
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- JPH09259644A JPH09259644A JP6485296A JP6485296A JPH09259644A JP H09259644 A JPH09259644 A JP H09259644A JP 6485296 A JP6485296 A JP 6485296A JP 6485296 A JP6485296 A JP 6485296A JP H09259644 A JPH09259644 A JP H09259644A
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Abstract
とができ、また断線が起こりにくく、断線が起こっても
電流の伝送および検出が可能な導電ケーブルを得る。 【解決手段】 絶縁コア2a,2bの外周に沿って巻付
けられたコイル状の導線3a,3bを有する複数のコイ
ル部材4a,4bを、コイル状の導線3a,3b同士が
接触するようにより合わせたより線5を、結合材6によ
りコイル状の導線3a,3bのピッチ間に形成される間
隙を埋め、かつより合わされたコイル状の導線3a,3
b同士を接触状態で固着して一体化し、この一体化され
たより線を絶縁性被覆材7で埋込んで被覆し、さらに編
材8およびシース9で被覆した導電ケーブル。
Description
な断線の発生を防止する導電ケーブル、特に内燃機関の
点火系等におけるパルス電流の伝送に適した導電ケーブ
ルに関するものである。
生するパルス電流を導電ケーブルで伝送し、点火プラグ
でスパークを発生させて点火するようになっている。パ
ルス電流は断続的な電流であるため、ノイズの原因とな
る有害電磁波を発生しやすく、ノイズが発生すると制御
系の誤動作や通信系の雑音などが発生する。またケーブ
ルが断線すると点火動作が行えなくなる。
縁コアに巻付けたコイル状の導体を導電性被膜で被覆
し、この被覆体をらせん状により合わせ、絶縁体で被覆
したケーブルが知られている(USP No.5,39
7,860)。
周囲を導電性被膜で被覆しているので、全体が円筒状の
導体となり、コイルによるノイズ防止効果は小さくな
る。また1本の導線が断線しても導電性被膜を通して電
流が流れるため、ケーブル全体の導通は遮断されない
が、導電性被膜の抵抗値が大きいときはパルス電流の伝
送が制限されるという問題点がある。
のような問題点を解決するため、ノイズの発生を防止し
て大電流を伝送することができ、また物理的な断線が起
こりにくく、断線が起こっても電流の伝送および検出が
可能な導電ケーブルを提供することである。
ルである。 (1) 絶縁コアの外周に沿って巻付けられたコイル状
の導線を有する複数のコイル部材を、コイル状の導線同
士が接触するようにより合わせたより線と、コイル状の
導線のピッチ間に形成される間隙を埋め、かつより合わ
されたコイル状の導線同士を接触状態で固着して一体化
する絶縁性の結合材と、結合材で一体化されたより線を
被覆する絶縁性被覆材とを有する導電ケーブル。 (2) 絶縁性被覆材の周囲を覆う補強用の編材および
/または編材の周囲を覆う絶縁性のシースを有する上記
(1)記載の導電ケーブル。 (3) より線を形成する複数のコイル状導線の一端に
接続する第1の端子および他端に接続する第2の端子を
有する上記(1)または(2)記載の導電ケーブル。 (4) 導電ケーブルが内燃機関の点火系用のものであ
る上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の導電ケー
ブル。
しては、銅、銅合金(例えばニッケル−銅合金)、ステ
ンレス鋼等があげられるが、ニッケル−銅合金、ステン
レス鋼など、電気抵抗が小さく、かつ機械的強度の大き
いものが好ましい。これらの導線は絶縁コアの外周に沿
って、ピッチ間に間隙を形成するようにコイル状に巻付
けてコイル部材が構成される。
で、可撓性、耐熱性を有するものが好ましい。このよう
な絶縁コアとしてはガラス繊維、アラミド繊維等の繊維
を束ねた紐状のものが好ましい。絶縁コアの横断面形状
は円形またはこれに近いものが好ましく、その直径は
0.5〜3mm程度が適当である。
ってピッチ間に間隙を保つようにコイル状に巻付けてコ
イル部材が構成されるが、繊維の束に巻付けるときは導
線で束を巻締めることにより可撓性を有するコイル部材
が形成される。巻数はコイル部材1cmあたり20〜6
0回巻きとするのが好ましい。
3本を、隣接するコイル状の導線同士が接触するように
スパイラル状により合わせて、より線が形成される。こ
の状態で絶縁性の結合材が各コイル状の導線のピッチ間
の間隙を埋めるとともに、より合わされたコイル状の導
線同士を接触状態で固着して一体化したより線が形成さ
れる。コイル部材のより回数は30cmあたり5〜25
回、好ましくは10〜20回程度が適当である。より線
を構成する各コイル部材における導線の巻き方向は異な
る方向でもよいが、同一方向とするのが好ましい。
部材をより合わせてより線を形成したのち、全体を結合
材で被覆することにより製造することができる。またこ
れとは逆にコイル部材を形成した段階で結合材により被
覆して間隙を埋めた状態で、結合材が未硬化の状態で複
数のコイル部材をより合わせてコイル状の導線同士を接
触させてより線を形成し、結合材を硬化させることによ
り製造することもできる。
エラストマーなど、絶縁性であって結合力を有するもの
が使用できるが、より線の動きに追随できるように可撓
性を有するものが好ましい。これらの結合剤は適当な溶
媒により液状として被覆したのち、溶媒除去等により硬
化させるものが好ましい。このような溶液型の結合材と
してはラテックス、樹脂系コーティング剤などがあげら
れる。
材で一体化されたより線を絶縁性被覆材で被覆したもの
である。絶縁性被覆材としては、ゴム、樹脂など従来か
ら被覆材として用いられていたものが使用可能であり、
特にシリコンゴム、EPDM等が好ましい。絶縁被覆材
による被覆は、より線が中で移動しないようにモールド
状に埋込んで封入一体化するのが好ましい。こうして得
られる導電ケーブルは円形の横断面形状を有し、その直
径は5〜10mmとするのが好ましい。
び/または絶縁性シースで被覆して補強および/または
保護するのが好ましい。編材としてはガラス繊維やアラ
ミド繊維等の繊維からなるものが好ましい。また絶縁性
シースとしては絶縁被覆材と同様のものが使用できる。
2の端子を取付け、それぞれにより線を構成する複数の
コイル部材に巻付けられた各導線を電気的に接続するこ
とにより、例えば内燃機関の点火系用の導電ケーブルと
して用いることができる。本発明の導電ケーブルは内燃
機関の点火系における導電ケーブルとして優れている
が、他の用途にも使用できる。
第1および第2の端子を接続して、パルス電流等の電流
の伝送に使用される。例えば内燃機関の点火系に使用す
る場合、点火コイル側に第1の端子を接続し、点火プラ
グ側に第2の端子を接続し、点火コイル側から点火プラ
グ側にパルス電流を伝送する。
に接続する複数のコイル状導線に分流し、第2の端子か
らスパークプラグに給電される。この場合、コイル状の
導線は並列に接続するため大電流の伝送が可能である。
のON−OFFの繰返しに伴って高周波のノイズ成分が
発生しやすいが、各導線はコイル状に巻付けられてコイ
ルを形成しているため、そのリアクタンスにより高周波
電流は遮断され、ノイズの発生が防止される。
ため、直線の場合に比べて断線しにくく、またコイル状
に巻かれた状態で結合材により結合されて一体化してい
るためさらに断線しにくくなっており、その傾向は絶縁
被覆材で埋込み封止することによりさらに大きくなる
が、1本の導線が断線しても隣接する他の導線と接触し
ているため、電流の遮断は防止される。
くなりそのまま使用すると全体が断線しやすくなるが、
抵抗の増加は定期点検時に検出できるから、断線をチェ
ックすることができ、早期に導電ケーブルの交換が可能
になる。
説明する。図1は内燃機関の点火系に適用した実施形態
の導電ケーブルを示し、(a)は全体の正面図、(b)
はそのA−A断面図である。
絶縁コア2a,2bの外周に沿って巻付けられたコイル
状の導線3a,3bを有する複数のコイル部材4a,4
bを、コイル状の導線3a,3b同士が接触するように
より合わせたより線5を、結合材6によりコイル状の導
線3a,3bのピッチ間に形成される間隙を埋め、かつ
より合わされたコイル状の導線3a,3b同士を接触状
態で固着して一体化し、この一体化されたより線を絶縁
性被覆材7で埋込んで被覆した構造となっている。
ものが完成品として使用できるが、この実施形態ではさ
らに絶縁性被覆材7の周囲を覆う補強用の編材8および
編材8の周囲を覆う絶縁性のシース9が設けられてい
る。
する複数のコイル状の導線3a,3bの一端に接続する
第1の端子11aおよび他端に接続する第2の端子11
bを両端に有する。これらの第1および第2の端子11
a,11bは、より線5のコイル状の導線3a,3bが
端子11a,11bに接触するようにかしめ部12a,
12bで導電ケーブル1の両端に取付けられ、ばね材1
3a,13bが接点14a,14bを押圧するように形
成されている。
a,3bとしては、ニッケル−銅合金、ステレンス鋼な
ど、電気抵抗が小さく、かつ機械的強度の大きいものが
用いられている。これらの導線は絶縁コア2a,2bの
外周に沿って、ピッチ間に間隙を形成するようにコイル
状に巻付けてコイル部材4a,4bが構成されている。
的に不活性で、可撓性、耐熱性を有するようにガラス繊
維、アラミド繊維等の繊維を束ねた紐状のものが用いら
れている。絶縁コア2a,2bの横断面形状は円形また
はこれに近い形状とされている。
2bの外周に沿ってピッチ間に間隙を保つように繊維の
束に巻付けるときは導線で束を巻締めることにより可撓
性を有するコイル部材4a,4bが形成されている。
隣接するコイル状の導線3a,3b同士が接触するよう
にスパイラル状により合わせて、より線5が形成されて
いる。この状態で絶縁性の結合材6が、各コイル状の導
線3a,3bのピッチ間の間隙を埋めるとともに、より
合わされたコイル状の導線3a,3b同士を接触状態で
固着して一体化したより線5が形成されている。絶縁性
の結合材6としては、ラテックス、樹脂系コーティング
剤などが用いられている。
より線5を絶縁性被覆材7で被覆して形成されている。
絶縁性被覆材としては、シリコンゴム、EPDM等が用
いられている。絶縁性被覆材7による被覆は、より線5
を中で移動しないようにモールド状に埋込んで封入し、
より線5と一体化されている。
および絶縁性のシース9で被覆して補強および保護され
ている。編材8としてはガラス繊維やアラミド繊維等の
繊維からなるものが用いられている。また絶縁性のシー
ス9としては絶縁性被覆材7と同じものが使用されてい
る。
第2の端子11a,11bを取付け、それぞれかしめ部
12a,12bに、より線5を構成する複数のコイル部
材4a,4bに巻付けられた各導線3a,3bを電気的
に接続するように固着して内燃機関の点火系用の導電ケ
ーブルとされている。
第1および第2の端子11a,11bを接続して、パル
ス電流等の電流の伝送に使用される。すなわち内燃機関
の点火系に使用する場合、点火コイル側に第1の端子1
1aを接点14aで接続し、点火プラグ側に第2の端子
11bを接点14bで接続し、点火コイル側から点火プ
ラグ側にパルス電流を伝送する。
からこれに接続する複数のコイル状の導線3a,3bに
分流し、第2の端子11bからスパークプラグに給電さ
れる。この場合コイル状の導線3a,3bは並列に接続
するため大電流の伝送が可能である。
のON−OFFの繰返しに伴って高周波のノイズ成分が
発生しやすいが、各導線3a,3bはコイル状に巻付け
られてコイルを形成しているため、高周波電流は遮断さ
れ、ノイズの発生が防止される。
イル状に巻かれているため、直線の場合に比べて断線し
にくく、またコイル状に巻かれた状態で結合材6により
結合されて一体化しているためさらに断線しにくくなっ
ており、その傾向は絶縁性被覆材7で埋込み封止するこ
とによりさらに大きくなっている。この場合、1本の導
線3aが断線しても隣接する他の導線3bと接触してい
るため、電流の遮断は防止される。
きくなり、そのまま使用すると全体が断線しやすくなる
が、抵抗の増加は定期点検時に検出できるから断線をチ
ェックすることができ、早期に導電ケーブル1の交換が
可能になる。
るものであるが、他の用途のパルス電流その他の電流の
伝送用の導電ケーブルとして用いることができる。
部材をコイル状の導線同士が接触するようにより合わ
せ、絶縁性の結合材で結合したより線を絶縁性被覆材で
被覆したので、ノイズの発生を防止して大電流を伝送す
ることができ、また断線が起こりにくく、断線が起こっ
ても電流の伝送および検出が可能な導電ケーブルが得ら
れる。
または絶縁性のシースで被覆することにより、補強およ
び/または保護性が高まる。
の正面図、(b)はそのA−A断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁コアの外周に沿って巻付けられたコ
イル状の導線を有する複数のコイル部材を、コイル状の
導線同士が接触するようにより合わせたより線と、 コイル状の導線のピッチ間に形成される間隙を埋め、か
つより合わされたコイル状の導線同士を接触状態で固着
して一体化する絶縁性の結合材と、 結合材で一体化されたより線を被覆する絶縁性被覆材と
を有する導電ケーブル。 - 【請求項2】 絶縁性被覆材の周囲を覆う補強用の編材
および/または編材の周囲を覆う絶縁性のシースを有す
る請求項1記載の導電ケーブル。 - 【請求項3】 より線を形成する複数のコイル状導線の
一端に接続する第1の端子および他端に接続する第2の
端子を有する請求項1または2記載の導電ケーブル。 - 【請求項4】 導電ケーブルが内燃機関の点火系用のも
のである請求項1ないし3のいずれかに記載の導電ケー
ブル。
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- 1996-06-25 TW TW85107613A patent/TW417116B/zh not_active IP Right Cessation
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