JPH11250727A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JPH11250727A
JPH11250727A JP4797998A JP4797998A JPH11250727A JP H11250727 A JPH11250727 A JP H11250727A JP 4797998 A JP4797998 A JP 4797998A JP 4797998 A JP4797998 A JP 4797998A JP H11250727 A JPH11250727 A JP H11250727A
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socket
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Hiroshi Takemura
博士 竹村
Yutaka Onishi
豊 大西
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NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て工数がかからず、設備投資なしでソ
ケット取付具を器具本体に簡単かつ迅速に取り付け得る
照明器具を提供することにある。 【解決手段】 底板部22と側板部23を有する断面ほ
ぼコ字状の器具本体21と、2つの折曲片25,26か
らなる断面ほぼL字状の取付部27を有し、取付部27
の先端にソケット2が固着されたソケット取付具24と
を備え、ソケット取付具24を、取付部27の各折曲片
25,26を底板部22及び側板部23にそれぞれ装着
することにより器具本体21に取り付けた照明器具であ
って、器具本体21の底板部22にスリット29を穿設
すると共に側板部23に角孔30を穿設し、ソケット取
付具24の各折曲片25,26に舌片31と爪片33を
それぞれ設け、舌片31をスリット29に挿入し、爪片
33を側板部23を外側へ変形させながら角孔30に挿
入して係止することにより、ソケット取付具24を一定
の範囲の可動状態で器具本体21に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明器具に関し、詳
しくは、直管形蛍光ランプ用の天井直付型照明器具にお
いて、器具本体に対するソケット取付具の取り付け構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】直管形蛍光ランプ2灯用の天井直付型照
明器具は、例えば、図7に示すように天井に取り付けら
れた断面ほぼコ字状の器具本体1と、その器具本体1の
両端にそれぞれ配設されてソケット2が固着された2対
のソケット取付具3と、その器具本体1を覆うように器
具本体1に取り付けられた断面ほぼV形の反射板4とを
備えている。
【0003】1つのソケット取付具3の器具本体1への
取り付け構造は、例えば、図8に示すようなものがあ
る。
【0004】同図に示すように器具本体1は、底板部5
と側板部6を有する断面ほぼコ字状を有し、また、ソケ
ット取付具3は、取付部7の先端から屈曲して外側に延
びる延設部8にソケット2が固着されている。前述した
器具本体1の底板部5と側板部6との隅部には2つの取
付孔9が並んで穿設され、一方、ソケット取付具3の取
付部7の一辺に2つの取付片10が突設されると共に取
付部7に対してほぼ90°に折り曲げられた2つの屈曲
片11が突設され、更に、前述の取付部7の一辺と隣接
する直交辺に端片12が突設されている。
【0005】このソケット取付具3を器具本体1に取り
付けるに際しては、図9及び図10に示すようにソケッ
ト取付具3の取付部7に設けられた取付片10を器具本
体1の取付孔9に挿入する。これにより、取付部7に設
けられた屈曲片11が器具本体1の底板部5の表面に面
接触した状態となる。
【0006】この取付片10を挿入した上で、図11及
び図12に示すように前述の取付片10を内側にほぼ9
0°折り曲げる。これにより、器具本体1の底板部5が
その一方の面側に位置する取付片10と他方の面側に位
置する屈曲片11とに若干の隙間を介して挟み込まれた
状態となる。
【0007】更に、図13に示すようにソケット取付具
3の取付部7から延びる端片12をかしめにより外側に
ほぼ180°折り曲げて取付部7との間で器具本体1の
側板部6を挟み込む。この状態で、ソケット取付具3
は、一定の範囲の可動状態で器具本体1に取り付けられ
る。
【0008】このようにソケット取付具3を一定の範囲
の可動状態で器具本体1に取り付けるのは以下の理由に
基づく。即ち、図7に示すように照明器具ではソケット
2を断面V形の反射板4にほぼ直角に起立させて配置す
ることから、器具本体1に対してはソケット2が斜めに
配置されることになる。
【0009】一方、ソケット取付具3が装着された器具
本体1に対して反射板4を取り付ける際には、斜め配置
されたソケット2に対して反射板4を下方から鉛直上方
に向けてまっすぐ移動させ、その反射板4に設けられた
ソケット挿入孔13にソケット2を挿通させた上で反射
板4を器具本体1に固定するようにしている。
【0010】その結果、ソケット2が固定状態にある場
合では、反射板4に設けられたソケット挿入孔13をソ
ケット2の幅寸法より大きくしなければならず、ソケッ
ト2が反射板4から突出する部位でソケット2と反射板
4との間に隙間ができて外観が悪くなる。
【0011】そこで、前述したようにソケット取付具3
を一定の範囲の可動状態で器具本体1に取り付けておけ
ば、外側に張り出すように斜め配置されたソケット2を
一定の範囲で内側に可動させることができ、その分、ソ
ケット2が鉛直方向に沿わせることができる。
【0012】これにより、反射板4を器具本体1に取り
付ける際に必要とされる反射板4の孔13を前述の場合
より小さくすることができるので、ソケット2の幅寸法
に近づけることができ、ソケット2が反射板4から突出
する部位でソケット2と反射板4との間の隙間をできる
だけ小さくすることができて外観も良好となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うにソケット取付具3を器具本体1に取り付ける場合、
ソケット取付具3の取付部7に設けられた取付片10を
ほぼ90°折り曲げ成形したり、端片12をほぼ180
°折り曲げてかしめなければならず、その際に専用の治
具や設備が必要となり、組み立て工数がかかったり、設
備投資が必要となる等の問題があった。
【0014】そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提
案されたもので、その目的とするところは、組み立て工
数がかからず、設備投資なしでソケット取付具を器具本
体に簡単かつ迅速に取り付け得る照明器具を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための技術的手段として、本発明は、底板部と側板部を
有する断面ほぼコ字状の器具本体と、2つの折曲片から
なる断面ほぼL字状の取付部を有し、取付部の先端にソ
ケットが固着されたソケット取付具とを備え、ソケット
取付具を、取付部の各折曲片を底板部及び側板部にそれ
ぞれ装着することにより器具本体に取り付けた照明器具
であって、器具本体の底板部に第1の取付孔を穿設する
と共に側板部に第2の取付孔を穿設し、ソケット取付具
の各折曲片に第1と第2の取付片をそれぞれ設け、第1
の取付片を第1の取付孔に挿入し、第2の取付片を側板
部を外側へ変形させながら第2の取付孔に挿入して係止
することにより、ソケット取付具を一定の範囲の可動状
態で器具本体に取り付けたことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、底板部と側板部を有する
断面ほぼコ字状の器具本体と、2つの折曲片からなる断
面ほぼL字状の取付部を有し、前記取付部の先端にソケ
ットが固着されたソケット取付具と、前記器具本体を覆
い、かつ端部にソケット挿入孔を有する断面ほぼV形の
反射板とを備え、前記ソケット取付具を、取付部の各折
曲片を底板部及び側板部にそれぞれ装着した状態におい
て、反射板を器具本体に取り付ける際にソケット取付具
のソケットを反射板のソケット挿入孔から突出させる照
明器具であって、前記器具本体の底板部に第1の取付孔
を穿設すると共に側板部に第2の取付孔を穿設し、前記
ソケット取付具の各折曲片に第1と第2の取付片をそれ
ぞれ設け、第1の取付片を第1の取付孔に挿入し、第2
の取付片を側板部を外側へ変形させながら第2の取付孔
に挿入して係止することにより、ソケット取付具を一定
の範囲の可動状態で器具本体に取り付けたことを特徴と
する。
【0017】尚、第1の取付孔を細長状のスリットと
し、第2の取付孔を角孔とすると共に、第1の取付片を
ソケット取付具の折曲片から段差をもって突設した舌片
とし、第2の取付片を角孔に対して一定のクリアランス
をもたせて係止される爪片とすることが望ましい。ま
た、爪片は、ソケット取付具の各折曲片とほぼ直角をな
して設けられ、かつ角孔と対向する端面に切欠き部が形
成され、その切欠き部の突端が角孔の周縁部位に当たる
ことにより、一定のクリアランスによる一定の範囲の可
動状態を設定することが可能である。更に、切欠き部
は、ほぼV字状の凹溝とすることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る照明器具の実施形態
を以下に詳述する。尚、照明器具は、図6に示すように
直管形蛍光ランプ2灯用で器具本体21の両端に、後述
のソケット取付具24により2つのソケット2がそれぞ
れ配設されたものであるが、以下の説明では1つのソケ
ット取付具24の器具本体21への取り付け構造で説明
する。
【0019】この実施形態において、図1に示すように
器具本体21は、底板部22と側板部23を有する断面
ほぼコ字状を有し、また、ソケット取付具24は、2つ
の折曲片25,26からなる断面ほぼL字状の取付部2
7を有し、その取付部27の先端から屈曲して外側に延
びる延設部28にソケット2が固着されている。
【0020】前述した器具本体21の底板部22に第1
の取付孔である、例えば器具本体21の長手方向に細長
いスリット29を所定箇所に穿設すると共に、側板部2
3に第2の取付孔である角孔30(図では2つ)を所定
箇所に所定の間隔をあけて穿設する。
【0021】一方、ソケット取付具24の一方の折曲片
25(以下、底部折曲片と称す)に第1の取付片である
舌片31を段差32をもって突設し、また、前述した底
部折曲片25からほぼ90°折り曲げられて起立する他
方の折曲片26(以下、側部折曲片と称す)に第2の取
付片である爪片33を突設する。この爪片33は、側部
折曲片26とほぼ直角をなした状態で外側に突出し、前
述の底部折曲片25と直交する位置関係にある。また、
爪片33の角孔30と対向する反射板側端面にはV字状
の切欠き部34が形成されている。尚、この実施形態で
は、2つの角孔30及び爪片33を器具本体21の長手
方向に沿って所定の間隔でもって設けているが、爪片の
数及び位置については任意である。
【0022】このソケット取付具24を器具本体21に
取り付けるに際しては、まず、図2に示すように器具本
体21に対してソケット取付具24を斜め状態にしてそ
の取付部27の底部折曲片25から延びる舌片31を器
具本体21のスリット29に、前述の底部折曲片25と
舌片31間に位置する段差32を有する箇所まで挿入す
る。
【0023】そして、前述の舌片31を器具本体21に
引掛けた状態でソケット取付具24を移動させてその側
部折曲片26を器具本体21の側板部23に近づける。
これにより、図3に示すように側部折曲片26から突出
する爪片33が側板部23に当接し、側部折曲片26を
側板部23に押し付けることにより爪片33でもって側
板部23を外側へ変形させる。この時、側板部23があ
る程度外側へ変形すると、図4及び図5に示すように側
板部23に当接していた爪片33が外れて角孔30に挿
入され、側板部23は初期姿勢に復帰することにより、
ソケット取付具24の器具本体21への取り付けが完了
する。
【0024】このソケット取付具24の取り付け完了状
態では、爪片33の角孔30と対向する端面にほぼV字
状の切欠き部34を形成することにより一定のクリアラ
ンスa(図4参照)をもたせることができ、これによ
り、ソケット取付具24を一定の範囲の可動状態で器具
本体21に取り付けることができ、即ち、爪片33が角
孔30から抜け出ようとしても、その爪片33の切欠き
部34の突端部分が側板部23の角孔30の周縁部位に
当たることにより、この爪片33が角孔30から抜け出
ることはない。尚、前述の切欠き部34はほぼV字状の
凹溝であるが、これ以外の形状でも可能である。
【0025】その結果、前述したように断面ほぼV形の
反射板4を器具本体21に取り付ける際、外側に張り出
すように斜め配置されたソケット2(図6参照)を一定
の範囲で内側に可動させることができ、その分、ソケッ
ト2を鉛直方向に沿わせるように移動させた上で反射板
4を鉛直方向から器具本体21に取り付けることができ
る。必要とされる反射板4のソケット挿入孔13(図7
参照)を小さくしてソケット2の幅寸法に近づけること
ができ、ソケット2が反射板4から突出する部位でソケ
ット2と反射板4との間の隙間をできるだけ小さくする
ことができて外観も良好となる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ソケット取付具を器具
本体に取り付ける場合、折り曲げ加工やかしめ加工を行
う必要がなく、専用の治具や設備が不要となるので、組
み立て工数がかからず、設備投資なしでソケット取付具
を器具本体に簡単かつ迅速に取り付けることができ、そ
の実用的価値は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明器具の実施形態を示す要部拡
大斜視図
【図2】ソケット取付具の器具本体への取付要領を説明
するためのもので、舌片をスリットに挿入した状態を示
す断面図
【図3】ソケット取付具の器具本体への取付要領を説明
するためのもので、爪片により器具本体の側板部を外側
へ変形させた状態を示す断面図
【図4】ソケット取付具の器具本体への取付要領を説明
するためのもので、ソケット取付具を器具本体に取付け
完了した状態を示す断面図
【図5】図4のA−A線に沿う断面図
【図6】器具本体にソケット取付具を取り付けた状態を
示す全体概略図
【図7】器具本体にソケット取付具及び反射板を取り付
けた全体概略構造を示す断面図
【図8】従来の照明器具におけるソケット取付具の器具
本体への取付構造を示す要部拡大斜視図
【図9】ソケット取付具の器具本体への取付要領を説明
するためのもので、ソケット取付具の取付片を挿入した
状態を示す正面図
【図10】図9のB−B線に沿う断面図
【図11】ソケット取付具の器具本体への取付要領を説
明するためのもので、ソケット取付具の取付片を折り曲
げ、端片をかしめた状態を示す正面図
【図12】図11のC−C線に沿う断面図
【図13】図11のD−D線に沿う断面図
【符号の説明】
21 器具本体 22 底板部 23 側板部 24 ソケット取付具 25 折曲片 26 折曲片 27 取付部 29 第1の取付孔(スリット) 30 第2の取付孔(角孔) 31 第1の取付片(舌片) 33 第2の取付片(爪片) 34 切欠き部 a クリアランス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板部と側板部を有する断面ほぼコ字状
    の器具本体と、2つの折曲片からなる断面ほぼL字状の
    取付部を有し、前記取付部の先端にソケットが固着され
    たソケット取付具とを備え、前記ソケット取付具を、取
    付部の各折曲片を底板部及び側板部にそれぞれ装着する
    ことにより器具本体に取り付けた照明器具であって、 前記器具本体の底板部に第1の取付孔を穿設すると共に
    側板部に第2の取付孔を穿設し、前記ソケット取付具の
    各折曲片に第1と第2の取付片をそれぞれ設け、 第1の取付片を第1の取付孔に挿入し、第2の取付片を
    側板部を外側へ変形させながら第2の取付孔に挿入して
    係止することにより、ソケット取付具を一定の範囲の可
    動状態で器具本体に取り付けたことを特徴とする照明器
    具。
  2. 【請求項2】 底板部と側板部を有する断面ほぼコ字状
    の器具本体と、2つの折曲片からなる断面ほぼL字状の
    取付部を有し、前記取付部の先端にソケットが固着され
    たソケット取付具と、前記器具本体を覆い、かつ端部に
    ソケット挿入孔を有する断面ほぼV形の反射板とを備
    え、前記ソケット取付具を、取付部の各折曲片を底板部
    及び側板部にそれぞれ装着した状態において、反射板を
    器具本体に取り付ける際にソケット取付具のソケットを
    反射板のソケット挿入孔から突出させる照明器具であっ
    て、 前記器具本体の底板部に第1の取付孔を穿設すると共に
    側板部に第2の取付孔を穿設し、前記ソケット取付具の
    各折曲片に第1と第2の取付片をそれぞれ設け、 第1の取付片を第1の取付孔に挿入し、第2の取付片を
    側板部を外側へ変形させながら第2の取付孔に挿入して
    係止することにより、ソケット取付具を一定の範囲の可
    動状態で器具本体に取り付けたことを特徴とする照明器
    具。
  3. 【請求項3】 前記第1の取付孔を細長状のスリットと
    し、第2の取付孔を角孔とすると共に、第1の取付片を
    ソケット取付具の折曲片から段差をもって突設した舌片
    とし、第2の取付片を角孔に対して一定のクリアランス
    をもたせて係止される爪片としたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の照明器具。
  4. 【請求項4】 前記爪片は、ソケット取付具の各折曲片
    とほぼ直角をなして設けられ、かつ角孔と対向する端面
    に切欠き部が形成され、その切欠き部の突端が角孔の周
    縁部位に当たることにより、一定のクリアランスによる
    一定の範囲の可動状態を設定したことを特徴とする請求
    項3記載の照明器具。
  5. 【請求項5】 前記切欠き部は、ほぼV字状の凹溝であ
    ることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010244988A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
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